より正確にいえば、
「言語哲学から」でしたね。失礼しました。
deonticをどう訳すか語りましょう。
(広義の)権利づけ・義務づけ、なんてどうでしょう?
Making the social worldについて、いくつか感想を。
・社会制度を論理命題に還元するこころみは見事なんだけど、
一つの制度的事実は権利の側から表現した命題と義務の側から
表現した命題の2種類に構成されることになるんでしょうか?
・政教分離は哲学的に必然だとした箇所、なんか普通の政治哲学
の本になってない?w
前者は第8章を読んで自己解決しました。
Making the social world、たった今読了しました。
といっても、英語力と哲学力の欠如から精読ならぬ粗読ですが。
【豆知識】
サールの愛犬の名前はウィトゲンシュタイン。
Positive rightに冷淡なことと、学生運動について消極的な記述があったのが
ひっかかったなぁ。Campus warって本書いてたはずなのに。
スレ立て乙
俺はMSWの読了まであと半年以上かかる予定なので当分ろくなことは書けないがw
いくつか
>>3 それだと「deontic power」の訳がくどくならないか?
俺は今んとこdeonticは権利義務的、deontic powerを権利義務力
deontologyは権利義務論と訳してみている
>>8 アメリカの大学教授については冷淡どころか辛辣なこと書いてるよw
「極端な大勢順応主義者の集団の見本だ」って
あと、MSWのあちこちで参照されてるAsa Andersenという女性哲学者(らしい)について
知ってる人がいたら教えてほしい。ググってもほとんど何もわからん
>>9 「権利義務」と訳すと、ちょっと狭すぎると思います。
もうすこし緩やかな意味の日本語があるといいのですがね。
12 :
考える名無しさん:2010/03/12(金) 10:25:05 0
MSWの私訳が載ってるブログを見つけて読んでみようとしたら
いきなり「集中キャンプ」って訳語にでくわした……
>>12 ああ、そこ面倒くさいから辞書引かなかったんだよ。だいたいその種のもんだということは判るしな
正しくは「強制収容所」な。いま直してきた
俺は英語力なんかまったくないんだから、いたるところ誤訳だらけなのは勘弁してくれ
つか、できればここでも話題にはしないでほしい
14 :
考える名無しさん:2010/03/13(土) 03:03:44 0
春秋社の現代哲学への招待シリーズの「哲学者は何を考えているのか」に、
サールの実在論(External realism)についてのインタビューが載ってました。
邦訳がまだない著書で展開されている議論なので非常に参考になりました。
"Mind Language and Society"読んでるんですが、これは入門向けにいいですね。
MINDあたりから入った人にはうってつけの入門書ですね。
『言語行為』訳本157ページ13行目の「依存する」ってindependentの誤訳ですよね。
意味が正反対なんだから、誰も気付かないことはありえないでしょう。
10回も増刷してるんだから、さっさと修正すればいいのに。
deontic(power)の訳ですが、「背負わせ」というのはどうでしょうか?
あげ
訳本なのにタイトル変えるのってどうなんだろ?
ディスカバー・マインド!はないよなぁ。
行為における合理性にすべきだよなぁ。
21 :
考える名無しさん:2010/05/19(水) 19:34:42 0
サールの実在論について質問です。
サールは、Pain(痛み)は存在論的に主観的であるとしていますが、
(Social ontology: some basic principlesより)
サールの生物学的自然主義の観点からすると、痛みを引き起こす
生物学的反応は客観的に存在しているのだから、
認識論的には主観的だけれども存在論的には客観的ではないでしょうか?
根本的に思い違いをしていたらすみません。
同じ言葉でも発話者によって意味が180度変わります。
( ´∀`)< 人の嫌がる事を進んでやります
<丶`∀´>< 人の嫌がる事を進んでやります
24 :
22:
22の質問をした者です。
"Philosophy in a New Century"収録の"Why I am not a property dualist"を
読んである程度理解できました。要するに従来のカテゴリーづけに問題がある
という主張なのですね。