ゼノンのパラドックスって

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>>85
>時間と空間が無限分割可能とすると、アキレスは亀に追いつけません。

無限回の思考行為を繰り返しても、追いつく状況に到らない、という意味ではそうなんでしょうね。

>それどころか、二分法によるとアキレスは一歩も動けません。

「動的なアキレス」よりも、「時刻に凍結されたアキレスの位置」を優先して思考するならそうなんでしょうなぁ。

>最小の長さがないものはアナログ、最小の長さが有るのはデジタルとなります。

んー・・・デジタルそのものは「長さの無い、点の分布」ですよね。「長さ」の想起には連続性が要請されてしまいますので。

>そうすると、第一第二のパラドックスから導かれる結論は、時間にも空間にも最小単位があり、世界はデジタルであるとなります。

時間と空間が差分的だとしても連続的だとしても、アキレスと亀との距離が1プランク長になるまでは
思考作業の内容はほぼ同じでしょう(初期での差が1プランク長の奇数倍だと最初から割り切れませんので 
どーするのか、って問題も発生しますが)。
しかし、アキレスが亀の後方1プランク長にまで迫った時点から「1プランク時間」後のアキレスと亀の状態を
いかように表記すれば、アキレスは無事に亀に追いつき、追い越すことができるのか、合理的に説明すべきでしょう。
不確定性原理という「言葉」だけでは解決してるとは思いません。貴方は納得してるのですか?