>>698 >単純に≪『私』が「肉体」を支配している≫という一方通行かどうか?
>もし、相互に関係し合うならば、『私』の優位性は完全ではなくなります。
相互に関係している。一方通行ではない。コントロールし、コントロールさせられている。
感知された体内状況に応じ、調整を行うのが中枢神経系のはたらきだ。
全く何も感知できないならば、コントロールする必要も無く、コントロールしている事も判らない。
無意識下でも相互作用は途切れない。
「私」ではない対象は次々と入れ替わってゆくが、
休む事無く感知され続ける自身の身体は一貫して常に同一のものである。
>最高位氏は「主語述語、主語動詞、或いは主語と述部」という関係性を重視します。
これは説明(説得?)に使っているだけで、彼の言いたい事は別のところにあるのだと思いますよ。
>>699 >「いったい何が、“この肉体”を“私のもの”だと思わせているのか?」
「私」が知り得るのは自らの身体の変化のみ。対象は身体状況に変化を与えるが、
対象自体を感知しているわけではない。身体の変化を通して知覚しているだけだ。
この常に感知されている脳を含めた身体が「私」という意識を創り出す。対象「他」に対する「自」。
意識には志向性があるが、人間はその出所を「私」であると感じるのだ。