・雰囲気で読むエピゴーネン〜文体をそのままパクるkyrie〜
今回はこの↑論文をここで作ってみよう。
kyrieの登場は、まず、奇怪な自己主張から始まった。
『@命題は…A直線は…B現存在は…C芸術は…』と続いていく、
箇条書きの方法は、私純一には、なるほど、明らかに
ウィトゲンシュタインの論理哲学論考の構成『だけ』パクった、
という事を示していた。
なるほど、ウィトゲンシュタインの様に項目に番号を振って書く、
という書式は別に問題が無い。しかし、途中で見られる『現存在』
等の明らかにハイデガーからそのままパクりました、と言わんばかりの
このkyrieのパクリ癖は何なのか?
そこから私純一の疑問は始まった…。
なるほど、つまり、これは、『ウィトの論考の書式をパクリ、
更にハイデガーの用語をパクってミックスしました』という
形の哲学なのだな、と私は理解し、直接本人のkyrieにぶつけてみた。
ところが、kyrieから返ってきたのは予想外の返答だった。
『違うよ…これは俺の全くのオリジナルの思想だよ』と。
おいおい、と私は戸惑ってしまった。まあ、新聞で使われるかも
しれない命題とかいう用語ならともかく、現存在なんて明らかに
ハイデガー専用のジャーゴンじゃねえか、と。
よく抜け抜けと言えたもんだ、と純一は首をかしげざるを得なかった。
ところが、ふとした瞬間、このkyrieというエピゴーネンと
全く同じ事をしている人間を思い出したのだ。
『パロリチュールや!』とその馬鹿は言った。
その馬鹿はぴかぁ〜と言った、いくらなんでも『パロール+
エクリチュール』=パロリチュールで新しい概念や!という
主張はありえない、ところがこれはkyrieやぴかぁ〜の内面に
於いてはオリジナルとして存在している。