【ゼロアカ】東浩紀スレッド109【レベル低過ぎ】

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31Aランク全員評価してみる
 築井真奈
峯尾氏同様、引用の仕方がまずい。次回までの課題である。
重力を振り切ることのできない過去のメタファーとして、ピエロのようにそれをひらりと交わしつつ、あるいは風に舞う花びらのように時に舞い上がりながら過去と向き合いつつ生きるというテーマを二つの作品に読み取っている。

しかし、『重力ピエロ』の主人公が実の父親を殺してしまうというなんとも残酷な結末部を
「過去を土台として未来を切り開く」と何とも前向きに評価しているが、
これこそ重力に抗えずに踊らされる「悲しき道化師」としてのピエロの側面だとは言えまいか。
「重力をひらりと交わす」イメージはタイトルの「身体性から身をかわすこと」において
明らかだが、その一方でどうしようもなく逃れられない過去を背負っているというアイロニー
を無視している。父を殺すという行為は「身体性から身をかわ」したと言えるだろうか。ピエロは「身軽な業師」としての側面と「悲しき道化師」としての側面を同時に持つ。
「身体に埋め込まれた過去や重力を土台とし、それから逃亡するでもなく従順になるでもなく、」
とあるが、レイプ犯である父を殺すのはいかにも共同幻想(重力)に従順な行為である。
過去から逃亡し(育ての父との握手)、かつ従順であること(実の父を殺害する)。
これが重力に逆らい(花びらが時折舞い上がる)、同時に従順であること(しかし確実に地に落ちる)
こととパラレルを成すという構成をしっかりと作るべきだ。
Aランクは他の参加者の出来次第。