【ゼロアカ】東浩紀スレッド109【レベル低過ぎ】

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金城正信

『ネガティブ・ハッピーチェーンソーエッジ』と『恋空』は前者が恋愛市場に参入できず
悶々とする恋愛資本主義の敗者。後者は彼に愛を奉げ続ける恋愛市場における勝者。
そしてこの両極端な価値観は現代の若者の間に蔓延している。
これは問題提起から結論までほぼ全てに×をつけなくてはならない。
結論部から先に扱う。
「価値観の二極化」を標榜する筆者だが、その実どちらも恋愛市場での強者たらんとする
共通の価値観を持っているのであり、「価値観が二極化」しているわけではない。
そしてさらに結論部、「その両者はどちらも特別な存在ではない。同じ高校の同じクラス、隣同士の席に座っていてもおかしくないほどにありふれた価値観だ。」という部分はその通りだが、「それは社会格差、地方格差に由来している」と言ったら唐突に思うだろうか。
Aランクの誰かも参照していた本田透の『ケータイ小説はなぜ売れるのか』において、
「ケータイ小説読者は大概田舎モノか都会のキャバ嬢であり、それは地方格差によって暮らしにハプニングがないために
過激かつ身近に起こりうるイベント満載のケータイ小説を求めるのだ。」という
論が見られる。
これはこの筆者が前半で「かたや田舎の男子学生」などと切り出していた部分の再考を迫るものだ。
要は価値観の両極化では断じてないのである。あらゆる意味でゼロ年代の社会を同じく反映している
という路線に持っていくしかないのである。