【ゼロアカ】東浩紀スレッド109【レベル低過ぎ】

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112Bランク全員評価してみる
 白石昇
論文の内容は、川上未映子とリリー・フランキーの著作が両方とも
生物学的性差に基づく言説で構成されているという主張。
『東京タワー』のオカンに対して何の例示もないことから説得力がない。
それにもしこの主張をするなら他のどんな著作であっても「これはオス、メスの言説だ」
で終わってしまうため思考停止状態に陥っている。加えて論自体に何の建設性もない。
それを言ったからといって、だからどうしたと言われれば返答に窮するだろう。
しかし、問題はそれ以前の所にある。
「すべての人にあらがうことができない絶対的な属性が存在するのだとしたら、それはまず生物学的な性差です。身体器官の形状と機能に人はあらがうことができません。」
この部分を見てもらえば一目瞭然だが、白石はバトラーのジェンダー論、セックス論を通過していない。
このようにセックス(生物学的性差)が自明のものだとする思考は
バトラーによって90年代まさにその「生物学的」という点を逆手にとって染色体異変を例に括弧に入れられており、
迂闊に断定することはできないのである。ゼロ年代の評論なのだから90年代の評論を
踏まえたうえでそれを乗り越えなくてはならない。
不合格かB−が限度。本当に勉強不足な人間が多く、残念である。