>>405 グレッグ・イーガンの名作SF「順列都市」を読め!
それだけじゃわからんから、エッセンスだけ説明しよう。
1+2の答えは3だが、3という数値は1+2が計算されるまでは
存在しないなんて事は無い。1+2という計算は3という結果を
探し出しているだけだ。
同じように、「世界の動きを計算する方法(情報処理)」があったとしても、
それは単に世界の次の瞬間の状態を『探し出している』だけなんだ。
そして重要なのは情報で表された世界の中に居る人にとっての
「次の瞬間」は、外の世界でどんなに時間をかけて探したものでも
次の瞬間に変わりない。
……ということは、宇宙の何十億という歴史の中で偶然の結果として
ある瞬間の分子の並びが「次の瞬間」情報になっていたとしても、
情報で表された世界の中にとっては「次の瞬間」が再生されるってことだ。
さらに言えばその情報が現れるのは、パラレルワールドの宇宙の
どこかでも構わない。
つまり計算なんてしなくても、情報で表された世界は
永遠にその続きが再生されるってこと。