197 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/12/15(土) 17:52:59
始めは革命を夢想する者の、素朴なロマン主義が生んだ運動だったのだろう。
しかし運動は、しだいに生活費を稼ぐ事を第一に考えるようになり、営利目的と変転していくのである。
社会運動の指導者として見るのは誤りで、講演業者として見るのが正しく、これが運動の正体である。
そして、これら偽史やオカルト運動や陰謀論が、捏造され量産される背景を知らずに妄信して、
右往左往させられて来た人物の一人が、副島隆彦なのである。
共産主義者同盟から始まった、右翼団体への加入、神道系と仏教系の宗教運動への加入、オカルトの宣伝などは、
全て左翼革命家が主導してきた事であって、この事実は運動体の指導者層の経歴を見れば一目瞭然であり、
一見、宗教と無縁と思われがちだが、宗教者による社会運動とて、主導している宗教指導者は左翼革命家なのである。
そして例外無く、革命運動が営利目的に変転していき、社会運動に偽装された商売に帰着しているのである。
生産されるオカルト話や陰謀話も、生み出される背景を知り、
出版業界の騙しの構図を知れば、どうという事も無いが、
これらオカルト陰謀論革命運動の稚拙さを、狂気の妄想と笑ってはいられない。
陰謀論自体が人を狂気の淵に叩き込み、精神を破壊する魔術に他ならない。
そして、オカルト運動や陰謀論運動が、捏造され生産される過程と背景、経緯を知らないまま、
ひたすら妄信する人は、「どこかに自分を導く指導者がいる」などと渇望し、
いもしない、「救世主探し」「教祖様探し」を生涯つづけ、騙され続けるのである。
http://www.asyura.com/sora/bd12/msg/67.html 『学理的厳正批判大本教の解剖』
http://www.mars.dti.ne.jp/~techno/text/text2.htm http://www.mars.dti.ne.jp/~techno/text/text1.htm 「レーニン礼賛」の驚くべき虚構
http://www.hh.iij4u.or.jp/~iwakami/nakazawa.htm 共産主義者同盟から始まり、革命家が右翼団体に加入しながら浸透し、
神道系と仏教系の宗教組織まで主導しつつ、革命ロマン主義の集団幻想が展開していった。
副島が第二の武田、学問道場が第二の霊的ボルシェヴィキに、変転しない事を切に願う。
198 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/12/15(土) 17:54:36
副島の元に集まる人々も、船井本を妄信する者が多数を占めているのであるが、
出版業界の販売術と一体と成った、騙しの構図に気づかない純朴な人ばかりなのだろう。
出版社も所詮商売なのであって、部数を延ばすため、売り上げを伸ばすためなら、
なんでもする仕事なのであるし、営利事業である以上これは当然の事といえる。
ところが、消費者たる読者の方が、出版業を正義をなす聖職だと、勘違いしている者も少なくない。
体制側も嘘を付くが、反体制側も嘘を付く。という正常な常識に立ち返らなければいけない。
体制と反体制、双方の嘘を取り除かなければ、事の真相は見えてこない。
真相究明とは思想や立場とは無関係に、あらゆる嘘を取り除く作業であって、
安易に手先だの工作員だのといった、敵味方の二元論に囚われると見えてこなくなるのだ。
また、顔を出し名を明かしていれば信用できる、というのもでもない。
ねずみ講、その他、各種の悪徳商法の主催者は、表に出て利益活動するけども、
この理由は「顔と名前さえだせば信用できる」と無邪気に考える人が多いからである。
顔と名を晒さなければ悪徳商法などできはしない。したがって、過去の事例を直視しても、
本を出版して講演するなど、表に出る事が、何ら事実性を保証するものでない事は判るだろう。
杜撰な陰謀論について撹乱工作などと思い込む者もいるが、いい加減な妄想を書きなぐって出版しているだけでしかなく、
自発的に自主的に珍説を発表しているだけであり、意図的な撹乱本などという代物はない。
199 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/12/15(土) 17:56:55
話は少し変わるが、ベンジャミンはかつてヤクザと政治の癒着構造を告発するなど、
ジャーナリストとして良い仕事をしてきた実績があるのだが、最近、ベンジャミンが異常なほど低質化している。
俺が思うに、またぞろ彼の元にオカルト陰謀論の元革命家が押し掛け、いろいろ吹き込んでいるのではあるまいか。
そうでなければ、あのような杜撰な陰謀論を語ったりしないだろう。
支持者も、日月神示、日ユ同祖論、各種宗教家、スピリチュアリズム、などの関係者が多いように見受けられる。
偽史運動を信じてしまった被害者といえるが、本人に騙された自覚が無いので救いようが無い。
副島の元に集まる者なども老人ばかりで、革命運動、オカルト運動に、ロマン主義に何十年も踊らされてきた年寄りばかりだ。
全共闘世代を中心として、この前後十五年程度に属する世代の、あまりの知的水準の低さに驚かされる。
彼らほど思い込みが激しく、運動家の宣伝に弱く、意のままに操られてきた世代は無いが、
現在でもこの悪習傾向は維持され、死ぬまでこの性質を改める事は無いだろう。
俺の見るところ陰謀論者の九割は、精神に問題を抱えてる者ばかりであって、狂気の集団といえるが、
狂気を帯びた者ほど運動にのめり込み、熱心に宣伝活動に参加する傾向がある。
しかし、禍々しい者が宣伝しても、「禍々しい者のいう事」という一般認識が広がるだけで、
信憑性に疑問符がつき、逆効果の社会的評価に帰着するだけだろう。