520 :
純一:
そうか、分かったぞ。問題なのは原始的性質である。
これが机上の空論であることを証明できれば良い。
幽霊の背後はこの方法で解体できる。原始は差異であるのだから。
ならば、実行ではどうするのか?まず、流れを変える。
では実行してみるとしよう。まずは溜め込むことだ、ストックがなければ、
rhymeは成立しない。そうすると、フォネーが最後の砦か。
そこにロゴスがある限りは、詩は詩とはなりえないのだろう。
では、ロゴス無しの詩とは、それこそが即興であることへの意味。
分かったぞ。今の詩は古い、あるいは本物に見せかけた偽者のrhymeが横行している。
思った通り、ここに秘密が隠されていた。これが詩の本質。