【言論弾圧】東浩紀スレッド79【文化庁】

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461純一
郵便的不安は関係無いと思いますが、
インディビジュアルプロジェクトは初めて聞いた題名なので、調べてみました。

>本書の主人公・オヌマ。彼はこの世界に生きていながら(生きざるを得ないのに、というべきか)、
>どこかこの世界と結びついていない。現実に足がついていない、という言葉で言い表せるような、
>そういう結びつきのなさではなく、どこにも存在していないかのような存在の希薄さ。彼はまた感情も希薄だ。
>それは主人公に限らず、登場人物全員に共通している。感情を持った人間としてではなく、
>カタカナでのみ表記された、記号化されている人物たち。その感じが作品の底辺に流れ、
>この独特な醒めた世界を形成している。乾いたモノクロの世界。>
>こうした主人公が世界を結びつくためには、一人の自分だけでは不可能だったということか。
>錯綜する自己と他者。み・ん・な/じ・ぶ・ん。そして、この、自分が他者でもあったのかもしれない
>という混乱の中で、初めて彼は自分の感情=混乱をあらわにする。その主人公の混乱に巻き込まれ、
>読者であるわれわれも混乱の中に入り込む。しかし、その混乱はあっけないほど簡単に収束し、
>その混乱の収束と同時に、いったんはスピードをあげたかのようにみえた物語もまたガクンとスピードを落とす。
>この存在の希薄さ(世界との結びつきのなさも、自分=他者というのも、自己が希薄だからに他ならない)こそ、
>現代という時代の特徴なのかもしれない。その意味で阿部和重は、現代を描く文学者の一人であると思う。

皆さんには私純一がこう見えているということなんでしょうね。