>>834 〔演繹ではない推論(広い意味での帰納 induction)〕
枚挙的帰納法(狭義の帰納)
・例 <前提1> a1はPである。
<前提2> a2もPである。
<結 論> (たぶん)全てのAはPである。
・情報量は増える。(結論は、前提に含まれていた内容を超える内容を持つ)
※前提が覆される・修正が要求されることもあると同時に、前提が強化され続ける可能性もある。
→そして科学的知見は、この修正・強化によって発展・確立されてきた。
→唯物論は、この点に於いて(今の所反証がないことによって)思考方法として支持されている。
・真理保存性がない。(【前提が正しくても】、結論の正しさは保障されない)
※【前提が正しくても】→【前提は「経験的事実」】 → 『この経験的事実を疑った時、何が確かなものとなるのか?』
アナロジー
・例 <前提1> aはPである。
<前提2> bはaと似ている。
<結 論> (たぶん)bはPである。
・情報量は増える。(結論は、前提に含まれていた内容を超える内容を持つ)
※前提が覆される・修正が要求されることもあると同時に、前提が強化され続ける可能性もある。
→そして科学的知見は、この修正・強化によって発展・確立されてきた。
→唯物論は、この点に於いて(今の所反証がないことによって)思考方法として支持されている。
・真理保存性がない。(【前提が正しくても】、結論の正しさは保障されない)
※【前提が正しくても】→【前提は「経験的事実」】 → 『この経験的事実を疑った時、何が確かなものとなるのか?』
>>834 アブダクション
・例 <前提1> aである。
<前提2> Hと仮定すると、aがうまく説明される。
<結 論> (たぶん)Hである。
・情報量は増える。(結論は、前提に含まれていた内容を超える内容を持つ)
※前提が覆される・修正が要求されることもあると同時に、前提が強化され続ける可能性もある。
→そして科学的知見は、この修正・強化によって発展・確立されてきた。
→唯物論は、この点に於いて(今の所反証がないことによって)思考方法として支持されている。
・真理保存性がない。(【前提が正しくても】、結論の正しさは保障されない)
※【前提が正しくても】→【前提は「経験的事実」】 → 『この経験的事実を疑った時、何が確かなものとなるのか?』
おそらく、人の思考の流れとしては、(双方を併用し)、
「経験的事実」をもとに、帰納によって導かれた結論(それは究極には「仮定」なのだが・・)を「前提」にして、
演繹的に更に先の結論を導くような感じではなかろうか。