■ ジル・ドゥルーズ Gilles Deleuze 4 ■

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1考える名無しさん
Cinéma 1: L'image-mouvement (1983) はまだか?
河出は『差と反』『千プラ』『哲何』らを文庫化できるのか?

前スレ
■ ジル・ドゥルーズ Gilles Deleuze 3 ■
2考える名無しさん:2007/06/03(日) 16:26:05 0
『フーコー』は文庫化されるらしいな
3考える名無しさん:2007/06/03(日) 18:21:10 0
「シネマ1」は、どのような状況なんですの?
4考える名無しさん:2007/06/03(日) 19:03:04 0
法政大出版社の刊行予定はあてにできないよ
5考える名無しさん:2007/06/03(日) 21:24:17 0
ロレンスとミラーに対するドゥルーズの偏愛はいかがなものか?
6考える名無しさん:2007/06/03(日) 21:44:29 0
精神分析においてはヤスパース、ライヒ、レインを高く評価してるね。
7考える名無しさん:2007/06/03(日) 22:38:15 0
ドゥルーズ&ガタリのアンチオイディプスですが、
あれでフロイト=ラカンを乗り越えたつもりですかい?
8考える名無しさん:2007/06/03(日) 22:44:31 0
フロイト=ラカンを乗り越えるっていう簡単なもんじゃなくて
マルクス=アルチュセールさえも凌駕するというこのスタイル。
9考える名無しさん:2007/06/03(日) 23:01:48 0
それからソシュール=レヴィ・ストロースも
10考える名無しさん:2007/06/03(日) 23:34:59 0
本上まもるブログ
http://blog.livedoor.jp/rdk627/

本上まもるさんが書き込んだレビュー@Amazon
http://www.amazon.co.jp/gp/cdp/member-reviews/A1KPSKXUBEBNOB
11考える名無しさん:2007/06/03(日) 23:38:01 0
↑ oui bien su^r. pourquoi pas?

まじめな話。web上に公開されているDの講義録として、長らく
ピナスのものが知られてきたよね。最近たまたま見たのが、
Dの声とかいう、共同作業(日本人を含む)によるもの。少し比べたら、
ピナスのは要約的になっているようじゃないか。そういえば、CDになってる
のとピナスのとは、言い方が少しちがっているので、おや、思ってた。ピナス版の
ピナスは誠実なの? ドゥルージアンさん、教えて。
1210:2007/06/03(日) 23:38:35 0
誤爆失礼!
1311:2007/06/03(日) 23:55:12 0
ついでにカキコ(これ、古語?)。
あいかわらず、Dが可能性の中心ということは、
公平に言って認めざるを得ないようですよね。
フーコーの予言(「時代は…」)は正しかった。

それにしても、なんとかチューブとかによって、
例えばクレール・パルネの顔が(ほげやけだけど)無料でわかる
ようになるなんてのは、思いもつかなかったねえ。タバコ好きだねえ、
あの人々たちは。
14考える名無しさん:2007/06/04(月) 00:14:14 0
バカっぽいスレだな
15考える名無しさん:2007/06/04(月) 00:35:41 0
フーコーの予言は正しいYO!
16考える名無しさん:2007/06/04(月) 00:58:19 0

ドゥルーズの哲学はすがすがしい!
17考える名無しさん:2007/06/04(月) 04:35:23 O
そうか・・・?
網の目をかいくぐるような分析だから、何か読んでて吐き気がしてくるぜ。

たしかに面白いけど。
18考える名無しさん:2007/06/04(月) 21:58:49 0
問題はdialogueの正しい翻訳だね。
19考える名無しさん:2007/06/04(月) 22:16:58 0
ドゥルーズを読むとすがすがしいよ
ドゥルーズの部屋は風通しがいい

プラトンの部屋はかびくさい
デカルトの部屋はなまあたたかい
カントの部屋は窓と扉の区別がつきにくい
ヘーゲルの部屋は重苦しい
フッサール部屋はきゅうくつだ
ハイデガーの部屋はくらい
サルトルの部屋は空気がうすい
20考える名無しさん:2007/06/05(火) 14:37:48 0
俺の部屋はけっこう綺麗
21考える名無しさん:2007/06/06(水) 19:23:20 0
>>19
おもしろいね、それ。
22考える名無しさん:2007/06/06(水) 20:19:49 0
文庫全部買っているんだけど、読もうとしてもまったくわからん 
フーコーの『監獄〜』『狂気〜』なら読めるんだが、『快楽〜』『自己〜』とかは読めないのと関係しているんだろうか。
フーコーとドゥルーズの対談「知識人と権力」で、フーコーが「毛沢東派の活動家が「フーコーはわからんでもないが、ドゥルーズとなるとお手上げ」
とか抜かしてて驚いた」といってるが、正直活動家の気持ちがよくわかる・・・
なんかの解説書とかでドゥルーズの話が出るときは共感できたりするのに、いざ当人の書いたものを読むと途端にわからなくなる。
23考える名無しさん:2007/06/07(木) 12:14:24 0
ならまず記号と事件から読むべき
24大鴉 ◆uyEas83zJs :2007/06/07(木) 12:27:48 0
25考える名無しさん:2007/06/07(木) 13:32:00 0
デリダの部屋は家具の配置が変
26考える名無しさん:2007/06/07(木) 13:33:07 0
アリストテレスの部屋は男臭い
27考える名無しさん:2007/06/07(木) 17:31:14 0
フーコーの部屋は男くさい。
28考える名無しさん:2007/06/07(木) 19:41:51 0
鞭も置いてある
29考える名無しさん:2007/06/07(木) 22:01:11 0
ドゥルーズの部屋は機械だらけで油くさい

プラトンの部屋は部屋そのもの
デカルトの部屋は思考すると存在する
カントの部屋は無理やり定立させられている
ヘーゲルの部屋は逆立ちしている
フッサール部屋は籠に入れられている
ハイデガーの部屋は不安だらけ
サルトルの部屋は床がない
30考える名無しさん:2007/06/07(木) 22:32:29 0
ニーチェの部屋は本だらけ
31考える名無しさん:2007/06/07(木) 23:57:59 0
>>29
おもろいw
32考える名無しさん:2007/06/08(金) 00:04:53 0
ライプニッツの部屋には窓がない
ベルクソンの部屋はピンナップだらけ
フロイトの部屋はママのにおいがする
マルクスの部屋は膨張している
ヴィトゲンシュタインの部屋はガラス張り
33考える名無しさん:2007/06/08(金) 00:08:09 0
下らないテンプレで知識振り絞ってる奴は
哀れだと思う
34考える名無しさん:2007/06/08(金) 00:21:05 0
僕には部屋がない
35考える名無しさん:2007/06/08(金) 00:28:35 0
デリダの部屋は解体中か構築中か不明
36考える名無しさん:2007/06/08(金) 01:08:17 0
ドゥルーズには部屋がない。
37考える名無しさん:2007/06/08(金) 01:13:06 0
むしろ「家具なき部屋」こそドゥルーズ
38考える名無しさん:2007/06/08(金) 01:15:59 0
ラカンの部屋のドアはひらかん
39考える名無しさん:2007/06/08(金) 01:32:59 0
ロラン・バルトの部屋は明るい
40考える名無しさん:2007/06/08(金) 01:46:39 0
>>37
それはむしろアルトーだろ
ドゥルーズは窓から身を投げたのさ
41考える名無しさん:2007/06/08(金) 10:41:22 0
>>22
それは当たり前だと思うよ
そもそも難解な思想の人だってのは有名だし

でも、繰り返しじっくり読めば少しずつわかってくるよ

ただ、解説書とか、
日本の社会学系の人のわかりやすいものに慣れちゃうと大変だけどね
いちおう、哲学書だから、それらとは密度が違う

東浩紀あたりを読んで、ドゥルーズでも読んでみるか
てな感じだと、返り討ちにされます
42考える名無しさん:2007/06/08(金) 10:56:13 0
東でデリダなら分かるが、何故ドゥルーズ…
43考える名無しさん:2007/06/08(金) 11:29:07 0
いや、デリダもわかるけど
「存在論的〜」以外は明らかにドゥルーズのほうがたくさん使ってるからさ

ま、あと、東は有名だから、
そこからドゥルーズに入る人はそこそこいるんじゃないかなと思って
44考える名無しさん:2007/06/08(金) 12:25:23 0
いねーよ
ドゥルーズの読者増やしたのは浅田彰
45考える名無しさん:2007/06/08(金) 12:31:35 0
あーそー
46考える名無しさん:2007/06/09(土) 00:20:05 0
確かにアズマンから入る奴はいないだろ。
浅田か中沢か宇野ぐらいじゃないかな。
宇波から入る奴がいたらご愁傷さま。
47考える名無しさん:2007/06/09(土) 00:21:49 0
小泉から入門もいるよ

東からの奴もいるだろ多少は
環境環境言ってんだから
48考える名無しさん:2007/06/09(土) 00:29:55 0
東から現代思想一般に関心が出て読むってのは考えられるな
大半は挫折するだろうけどね
49考える名無しさん:2007/06/09(土) 00:50:01 0
浅田からでも挫折者は多数でるしな
東ならいっそうだね
50考える名無しさん:2007/06/09(土) 05:44:17 0
おれは辛抱強く食いついてるぜ
51:2007/06/09(土) 12:02:42 0
ジジェクとソーカルからドゥルーズに入った俺は神
52考える名無しさん:2007/06/09(土) 13:01:26 0
どっちも不当な叩きの典型だものな
53考える名無しさん:2007/06/09(土) 14:12:07 O
本当に不当か?
ソーカル事件に関しては叩かれても仕方ない面も大きいと思うよ。
54考える名無しさん:2007/06/09(土) 14:57:15 0
多少はそうだね
55:2007/06/09(土) 15:59:24 0
ジジェクとソーカルからドゥルーズに入った俺は
ジジェクとソーカルのつまらなさがわかった。
56:2007/06/09(土) 16:10:14 0
ドゥルーズに入った俺は そこからスピノザへ向かい
ライプニッツとスコトゥスを経由し
今ゴダールに向かっている
57考える名無しさん:2007/06/09(土) 16:43:13 0
ソーカルのドゥルーズ叩きは、
適当そのもの
ラカンとクリステヴァだけでやめればよかったのに
58考える名無しさん:2007/06/09(土) 16:44:51 0
あとイリガライか
59考える名無しさん:2007/06/09(土) 17:37:31 0
丹生谷貴志からドゥルーズに入った俺は珍しい方なのかな
60考える名無しさん:2007/06/09(土) 18:07:23 0
あ、そこがあったね
そんなに珍しくないと思う
「造成居住区〜」とかいいよね

澤野という入り口もある
61考える名無しさん:2007/06/09(土) 19:00:55 O
檜垣…いや何でもないです
62考える名無しさん:2007/06/09(土) 19:28:45 0
入り口はたくさんあるということか
63考える名無しさん:2007/06/09(土) 19:59:39 0
Do loose
64考える名無しさん:2007/06/09(土) 20:43:29 0
>>62
でも中に入ったやつは誰もいない
65考える名無しさん:2007/06/09(土) 22:16:13 0
バディウから入ったぜ!
66考える名無しさん:2007/06/10(日) 16:58:33 O
俺もそうだがソーカルからっていう人は意外と多いんじゃないかな?最初は何じゃこの電波wて思ってアンチ・オイディプスあたり読んでみるとだんだんはまっていく、というような感じ
67考える名無しさん:2007/06/10(日) 17:58:16 0
「ちまん」もそれなりに価値があるわけだ
68考える名無しさん:2007/06/10(日) 18:37:26 0
すんません素人なんですが、この人の思想を一言(もしくはニ、三言)で表すと
どうなるんですか?デカルトなら我思う、故に我在り、実存主義なら実存は本質に
先立つみたいに。それをきっかけに本を読んでみたいと思うので。
69考える名無しさん:2007/06/10(日) 21:17:23 0
女になることニグロになること
70考える名無しさん:2007/06/10(日) 21:42:46 O
ドゥルーズは好きなんだけど>>67みたいな、いかにもドゥルーズ読者みたいな奴は嫌い。
71考える名無しさん:2007/06/11(月) 09:58:36 0
へー
72考える名無しさん:2007/06/11(月) 15:18:40 0
>>68
何だろう?
「être(である)」ではなく「et(と)」、とかかな?

まあ、一言で言えってのが無理なんだけどな。
73考える名無しさん:2007/06/11(月) 16:45:58 0
>>68
二人もレスしたので
はい、読んで
74考える名無しさん:2007/06/11(月) 19:05:56 0
>>68
調和ではなく、それを影から支え、時に揺るがす"過剰"
75考える名無しさん:2007/06/11(月) 20:13:59 0
ドゥルーズの哲学をひとことで、というのは面白い。
みんながどう言い表すか興味ある。

発生とプロセスに関わるのはのまず第一に差異であり、
同一性は認識上の効果である。

人生哲学的には−
選別的永遠回帰がもたらす強度を生きろ。

76194 ◆JMEUe1jdXc :2007/06/11(月) 22:14:16 0
一言で言えば
中国人はドゥルーズを理解しなくとも中国はドゥルーズを理解する
77考える名無しさん:2007/06/11(月) 22:22:07 0
変なゲームに夢中になってる中学生みたいですね。。。
エサをやれば食いつくし
78194 ◆JMEUe1jdXc :2007/06/11(月) 22:36:01 0
夢中になってる人はいないと思う
ドゥルーズ自身も読者も物凄く醒めてるだろうね
熱さの無い思考だな 嫌いな人間は全く受け付けないだろうね
79考える名無しさん:2007/06/11(月) 23:48:01 0
変なゲームに夢中になってる中学生
を叱るオッサンあるいはオバハンが出てきた
80考える名無しさん:2007/06/12(火) 01:47:11 0
必死だなw
81考える名無しさん:2007/06/12(火) 09:38:43 0
>>80
どうした? 大丈夫かw
82考える名無しさん:2007/06/13(水) 00:54:17 O
リゾームですよ
83考える名無しさん:2007/06/13(水) 01:25:46 0
>>81
必死だなw
84考える名無しさん:2007/06/13(水) 04:16:28 0
難しくて読めない
日本語不自由な人は想定外らしい
85考える名無しさん:2007/06/13(水) 08:13:36 O
英語で嫁よ〜
86考える名無しさん:2007/06/13(水) 10:19:55 0
>>83
ダメだわこの子w
87考える名無しさん:2007/06/13(水) 10:52:08 0
リボソーム
88考える名無しさん:2007/06/13(水) 11:22:27 O
うろ覚えだけど、ドゥルーズって、日本人に自分の哲学は必要ないって言ったらしいじゃん
あれどういう意味なんだろう
89考える名無しさん:2007/06/13(水) 12:22:55 O
そんなこたいわんでしょ
90考える名無しさん:2007/06/13(水) 13:40:06 0
>>86
必死だなw
91考える名無しさん:2007/06/13(水) 14:28:54 0
>>90
やっぱりw
92考える名無しさん:2007/06/13(水) 14:40:29 0
この数十年間で日本の政治思想・評論業界は孤絶し、かなり立ち遅れてしまった。ドイツとフランスの
古色蒼然たる百年前、二百年前の政治思想の本を。訳も分からないまま読み続けてるのが現状だ。
全くヒドいものだの一語につきる。 日本の八十年代の言論を圧倒したフランスの構造主義の大家
ミシェル・フーコのような、現代ものでも、かなり癖のある思想・哲学なのであって、本当はフーコや、
ジル・ドゥールズらの思想は 「人文」である。文学あるいは文化研究なのだ。政治権力なるものを
生まで扱う学問ではない。現在のフランスやドイツの本当の最高の知識人たちとは「どうやったら、
自分たちが、アメリカの支配から脱却できる」を本気で考えている人々だ。日本知識人は文化研究
しかできない人々だ。

副島隆彦「日本の秘密」
93考える名無しさん:2007/06/13(水) 14:41:25 0
アメリカでは、学問(サイエンス)というのは、「自分の打ち立てた仮説(理論)を、実際の、現実の社会の中でみずから、ポリシーメイカー
(政策立案実行者)として実験してみて、その結果を冷酷に検査すること」なのである。これを、positivism (人為的実験証明主義とでも
訳すか)と言う。このポジティビズムを、「実証主義」などと、訳して、分かった気になるな。この世で、実証できるのは、自然学問(代表、
物理学)系の実験だけだ。こえは厳密に同じ条件で誰がやってみても同じ結果になるものだから、これは本当に学問(サイエンス)なのだ。
ところが、人間社会を対象にする学問、すなわち、ソシアル・サイエンス(私は、社会学者という訳語が嫌いだ)は、本当にサイエンスと
して成立しているか、ものすごく、今でも怪しいのだ。なぜなら、現実の人間社会を使って実験証明(ポジティビズム)するというようなこと
は、できないからだ。ソシアル・サイエンスとは、それでも、一応、次のようなものだ。人間社会を刺し貫く諸法則を発見すること。かつ
それは、個々の人為や願望から独立した客観であり、同一条件でなら、世界中どこにでも存在するものでなければならない。そして
それらを、冷酷に記述することである。だから、これは、文学即ち、=下等学問=夢の世界との混合=人文(じんぶん)=今の北朝鮮の
人間たちと同じ=カルトの世界=幼児の並みの人々=なのに自分を知識人だと勘違いしている日本の文芸愛好的読書人階級。これらの、
一切を排除したものの考え方のことである。ところが、このソシアル・サイエンス(政治学、経済学、社会学、サイコロジーの4つ)が
アメリカでも、1980年代に、どうも、うまく行かない、ということが、判明し始めて、それで、世界的に困った事になったのである。
アメリカ行動科学(ビヘイビアラル・サイエンス)という、壮大な学問体系は、50年代にアメリカで起こり、そして80年代には崩れ去ったのだ。
副島隆彦「属国日本論を超えて」P37〜38
94考える名無しさん:2007/06/13(水) 14:42:24 0
この人の思想使えるの?
95考える名無しさん:2007/06/13(水) 14:48:04 0
宮台真司(みやだいしんじ)君や、その他のまだ、ポストモダンを 言っている人たちがいるようですが、残念ながら、
もう世界規模では捨てられた思想です。今の 37歳ぐらいから上の人間が、感染している病気です。
東なんとか君の本など、どうせ何をいいたいのか、なにを、かいているのか、わけがわかりませんから、ご心配なく。
はじめから、この人たちは「読者にわけが分かるようには」書きません。

「 大正デモクラシー」のころの(ロシア・ボルシェビキ革命の世界的、影響です)からの「新カント学派」の影響で、
とにかく訳(わけ)が分からないように書く。読者より自分の方が頭がよいように思わせるように書く。
これが、この手の人たちの本性です。愚劣きわまりない伝統であり、日本知識人の劣勢遺伝子のかたまりです。
室町・鎌倉期の五山(ござん)の僧侶たちも、こうだったのでしょう。 かれらは、仏教の坊主(僧)だったのに、
何と朱子学(南宋学、儒学)の本をよんで、分かった振りをしていた、おもしろい人たちでした。
これと、今のおフランス思想かぶれの残党たちは、よく似ています。
じつは、フランスでも一番頭のいいのは、ドゴール主義者(ゴーリスト)の政治知識人たちです。ゴーリストたちは、
フーコーらのような、人文(じんぶん)主義の衒学(げんがく)趣味ではなく、本気で「どうやったら自分たちは
アメリカの支配から脱出できるのか」を国家戦略研究所に集まって、研究しつづけているのです。
日本人のような、東アジアのモンゴリアン・インディアンには、フーコーぐらいが、文化輸出するのに、丁度いい、と、
考えていたのです。フーコー自身が、来日したとき、「ク、ク、ク」とわらいながら、そういうことを、吐いています。
(副島隆彦「今日のぼやき」[2000.3.6]より引用)
96考える名無しさん:2007/06/13(水) 14:50:47 0
>>94

ポストモダンよりは使えるよ。
97考える名無しさん:2007/06/13(水) 14:53:46 0
>>94
使ったがさいごDQN扱い決定。地雷。
98考える名無しさん:2007/06/13(水) 14:59:28 0
他板でも貼り付けてる奴だ
99考える名無しさん:2007/06/13(水) 15:51:25 0
引っ越しがしたい
100ベルナール・カッシュ:2007/06/13(水) 18:01:32 O
100get
101考える名無しさん:2007/06/14(木) 18:19:58 O
ドゥルーズといえば
逃走ですよ
102考える名無しさん:2007/06/15(金) 00:21:58 0
まあ確かにドゥルーズからとっとと逃走しなくちゃいけないのは確かだが。
103考える名無しさん:2007/06/15(金) 02:55:02 O
アメリカの支配から脱却することなどできない。アメリカを対象にしている時点で。どこまでもアメリカを飲み込んで行くこと、その後の差別化、それはとんでもなく難しい。
ましてや、今僕らにはアメリカの科学の問題が到来しているのだから。
104考える名無しさん:2007/06/15(金) 10:34:40 0
哲板中に感染している副島厨
105考える名無しさん:2007/06/16(土) 14:49:36 0
ドゥルーズから「逃走」というキーワードを引っ張ってきたのが浅田で
その「逃走」に対して「闘争」を掲げたのが柄谷。
あくまで「表層」にこだわり続けたのが蓮實。
「60年代までのドゥルーズ」の蓮實に対して
宇野は浅田と同じく「70年代からのドゥルーズ」に重点をおき
「流動」とか多様体とかにスポットをあてた。
106考える名無しさん:2007/06/16(土) 16:04:13 0
それはただタイトルを並べただけじゃないのかw
107考える名無しさん:2007/06/17(日) 01:01:04 0
ドゥルーズは文学もかなり読んでるよな
108考える名無しさん:2007/06/17(日) 01:06:31 0
かーなり・・・よんでるんじゃないかなあ
109考える名無しさん:2007/06/17(日) 06:44:15 0
「809」 副島隆彦の「ミネルバの梟(ふくろう)は夜、飛び立つ」論。

私が原著は12年前に書いた本である「決然たる政治学への道」(弓立社=ゆだちしゃ=刊、2002年)の
P.174に、「本当は学問の体系はこのようになっているの表」で、私は、はっきりと、「フィロソフィー
(×哲学と訳すのは嫌いだ。知恵の学)と数学は、神学(セオロジー、テオロジー)の下女、はしためである」
そして、「サイエンス(ヨーロッパ近代学問)と、この神学が、大きく闘うのである」と書いた。
神学(セオロジー)は日本人には分からない。「神学論争」なる言葉は、日本語になっているが、その中身を
日本人で分かる者はいないだろう。そして、その下に、初級学問=下等学問としての、ヒューマニティーズ
(人文、じんぶん、人間の文字による記録、石碑、古文書の解読、文学部の世界)があるのだ、と書いている。 

「数学は、神学の下女」なのだ。これは、ヨーロッパの学問の体系の中では、はっきりしていることだ。
数学は、決して自然科学(しぜんかかく、ナチュラル・サイエンス)には、所属しないのだ。
ただ道具として多用される。私、副島隆彦がこのように書いて、まだ反論したり、何か異論を唱えることの
出来る、日本人は、誰でもいいから、名乗りを挙げて出来てください
110考える名無しさん:2007/06/17(日) 08:22:04 0
学問(サイエンス)というのは、世界性の別名であって、世界基準での思考の体系のことである。冷酷な事実からなる組み立てである。
その点、日本の理科系は世界基準で数学ができるから、少なくともテクノロジー(技術)やアプライド・サイエンス(生産技術)の場面
では、世界レベルに到達しているからたいしたものである。数学は、もう一つの世界言語である。彼ら日本の秀才達のことを、英語では
エンジニアとかテクニシャンというのである。彼らはけっしてサイエンティストとは呼ばれない。エンジニアやテクニシャンは理科系の
学者集団の中でも、下層の方に位置づけられている技術職人たちのことである。たとえば、ハーヴァード大学では、「サイエンティスト」
と呼ばれる一流学者達の層以外に、この上に、たった十二人だけ「フィロソファー(哲学者)」と呼ばれる人々がいる。私はこの事実を
以前ハーヴァード大学公衆衛生学準教授であった柳沢幸雄氏(現在、東京大学工学部教授)から、直接聞いた。柳沢氏は、「自分は
テクニシャンのレベルであった」そうだ。日本には「哲学者(フィロソファー)」をどと名乗る文学部哲学科の馬鹿教授が何百人かいる
だろうが、日本には、フィロソファーなど誰一人として、存在しないのである。馬鹿も休み休み言え。そもそもフィロソフィー
(知への愛)は、神学の下女(はしため)の位置にある。そして、大きくは、サイエンス(学問)=「自然界の事実を冷酷に、法則性
として記述すること」の体系と一千年にわたって戦い続けてきたのである。数学も、実はサイエンスの仲間ではなく、フィロソフィー
と出自がよく似ていて、神学の下女の方である。それにたいしてサイエンティストは、ガリレオ・ガリレイやアイザック・ニュートン
や、チャールズ・ダーウィンの例に見られるごとく「冷酷な諸事実からなる体系」としてしか世界を理解しない。だから今でも神の体系
(神学)と争い続けているのである。未だに、神学と近代学問(サイエンス)の戦いには、決着がついていない。この神学なるものの
大きさは東アジアの一種族である日本人にはとうてい分からない。別に自ら卑下して言っているのではい。学問の巨大な対立概念は、
実は神学なのだ、とはっきり言っているだけだ。サイエンティスト(科学者という言葉は私は嫌いである)からすれば「確実に事実証明
111考える名無しさん:2007/06/17(日) 10:19:59 0
あ、
「人類の月面着陸はなかったろう論」副島隆彦
で超弩級の赤っ恥をぶちかました副島さんですね

陰謀論が大好きな方のようで
トンデモ力を発揮して
がんばっていただきたいです
112考える名無しさん:2007/06/17(日) 13:44:52 0
ポモ発狂wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
113110の続き。:2007/06/17(日) 15:44:15 0
されないことは分からない。世界が予め神によって造られたという考えを自分は認めない。自分は、はっきりと分かったことだけを、
分かったこととして認めるだけだ」という態度をとる。もとよりサイエンスは、物理学、化学、生物学、などの自然学である。これ以外に
、ソシアル・サイエンス(社会科学?)として経済学、社会学、政治学、サイコロジー(心理学?)がある。しかし、これらが果たして、
サイエンスとして自立したか否か、今でも分からないのである。経済学だけが、かろうじて60%ほど、冷酷なサイエンスとして成功
している。あとは、全て大失敗らしい。だから今でも政治学者と政治評論家の区別や優劣がつかないのだ。これ以外に下等学問としての
人文がある。この人文というのはヒューマニティーズの日本語訳である。ヒューマニティーズとは、「人間、および記録された文学に
関わる事。という意味である。だから人文は、簡単に言えば現在で言う文学(部)の事である。他には歴史学があり、その内容である
古文書解説や石碑の文の解説などを行うことだ。これらは、学問としては下等学問である。これと、サイエンス(学問)の区別を
つけなければならない。これが、日本人にはできていない。すべてごちゃまぜなのが日本の大学制度である。これは国家的学問犯罪と
呼んでもいい。大欠陥学問観と呼んでもよい。このヒューマニティーズとサイエンスの区別がついてる日本知識人自体が、ほとんど
いない。すべてごちゃまぜである。さらには「文学部哲学科」や「文学部心理学科」などという恐るべき学問分類を行って恥だと
思っていない。あるいは「人文科学」などという奇怪な言葉を、すべての教育機関が使っている。人文が科学(サイエンス)のわけが
ないではないか。こういう大きな事実と凍りつくような事実について、もっと明確な本を書いて警報をならしたいのだが、私自身が
きちんとした世界基準の学問を学べなかったせいもあって、もう何年も作業に取りかかれなくて困っている(最近、私のしつこい
主張の影響だろう「人文科学が使われなくなった)。
副島隆彦「ハリウッド映画で読む世界覇権国アメリカ(上)」P321〜325
114110の続き。:2007/06/17(日) 16:15:12 0
ドゥルーズはフランスの太田光だよ。
115考える名無しさん:2007/06/17(日) 19:00:50 0
あ、
「人類の月面着陸はなかったろう論」副島隆彦
で超弩級の赤っ恥をぶちかました副島さんですね

陰謀論が大好きな方のようで
トンデモ力を発揮して
がんばっていただきたいです
116考える名無しさん:2007/06/17(日) 19:43:07 0
あちこちに副島隆彦コピペしてるバカまじうざいんだがアク禁申請するか
117考える名無しさん:2007/06/17(日) 23:35:25 0
さんせー
118考える名無しさん:2007/06/18(月) 05:19:18 0
しなくていいよ。
ぐだらん意見読むぐらいならコピペの方がまだマシ。
119考える名無しさん:2007/06/18(月) 05:35:33 0
あほな文章のコピペは糞尿より汚ねえ
120考える名無しさん:2007/06/18(月) 09:08:43 O
月に人類は行っていない。
121考える名無しさん:2007/06/18(月) 09:59:14 0
wwwwwww
122考える名無しさん:2007/06/18(月) 19:21:35 0
ソーカル事件を引き合いに出してるらしいけど
それなのに、あのトンデモ擬似科学本
『人類の月面着陸はなかったろう論』を出しちゃうところが
とてつもなく痛い副島隆彦

研究所とか道場とか言って陰謀論の信者集めてるページもすさまじい

プロフィール紹介ページに自分のでっかい顔写真六枚も載せてるし……

恐ろしい神経だねまったく
123考える名無しさん:2007/06/19(火) 00:43:52 0
>>122

やっと分かってきたようだな。
それを副島からドゥルーズに名前を変えれば、
君たちのやってることが客観的に分かるようになるよ。

124考える名無しさん:2007/06/19(火) 01:54:13 0
『人類の月面着陸はなかったろう論』を出しちゃうところが
とてつもなく痛いドゥルーズ


意味が分かりませんw
125考える名無しさん:2007/06/19(火) 05:13:46 O
副島とドゥルーズはどっちがより電波強いんですか?
126考える名無しさん:2007/06/19(火) 09:59:36 0
>>123
おい、会員
その変換ありえーねーだろw
127考える名無しさん:2007/06/21(木) 21:20:41 0
ドゥルーズって人は、ものすごく真っ当な哲学者なわけですが…。
いつから電波扱いされるようになったの?
128考える名無しさん:2007/06/22(金) 10:10:51 0
一千億円早く返してくれないか?
129考える名無しさん:2007/06/22(金) 10:49:53 0
>>127
特にガタリと組む前なんて、本当に堅実な仕事してるよね

読んだことない人とかソカ阿呆が勝手にデンパとか言い出してる

副島はやや電波と思うけどw
130考える名無しさん:2007/06/22(金) 12:02:37 0
砂漠。昼は照り付ける太陽でアルジェよりも暑いところ。
砂漠。夜はその温度差でアルプスよりも寒いところ。
権力。それを欲する者たちが砂漠に集う。
権力。それが欲しいならマドリードに行け。
権力。それが嫌なら、さあ!我が森に集え!狼たちよ!
砂漠は日々伸長する!
孤独もまた日々伸長する!
絶望もまた日々伸長するのか!

ツァラトゥストラはこのように語った。
131考える名無しさん:2007/06/22(金) 22:45:14 0
安倍晋三に聞きたいんだが、太田寿に身体障害者労働給付金は出ないのか?
132考える名無しさん:2007/06/23(土) 14:59:02 O
ぽ〜もも♪ぽもも♪ぽ〜もも♪
133考える名無しさん:2007/06/23(土) 15:30:53 0
ここじゃないだろ
134考える名無しさん:2007/06/23(土) 17:58:53 O
ガダリと組んだ後のドゥルーズについて
135考える名無しさん:2007/06/25(月) 14:04:42 0
 小さな女の子のように、条件法で話さなければなりません……。
 ね、私たちが出会ったことにして、それからこんなことがあって……というふうに。
 2年半ほど前になりますが、私はフェリックスと出会いました。
 (中略)
 ラカンは、自分は他人の助けを必要としない、と断言しています。
 それなら分裂病でラカンを助けてやったらどうだろう。
 (中略)
 そこでフェリックスと私は共同作業にとりかかる決心をしたのです。
 まず手紙のやりとりを始めました。
 それから時には会う機会をもうけて、相手の話を聞くようになりました。
 とても楽しかったこともあるし、とても退屈な思いをしたこともあります。
 いつも二人のうちどちらかが一方的にしゃべっていたからです。
 
 『記号と事件』
136考える名無しさん:2007/06/25(月) 19:44:38 O
キモい
137考える名無しさん:2007/06/25(月) 22:27:39 0
お前がな

と世界中がつっこんでいる
138考える名無しさん:2007/06/26(火) 09:45:37 0
■ おすすめ2ちゃんねる 開発中。。。 by FOX ★
このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20)
★各 国 の 女 の マ ン コ の 匂 い★ [危ない海外]

誰ですか?
139考える名無しさん:2007/06/26(火) 10:36:56 0
ていうか、そもそもおすすめ2ちゃんでスレ住人煽る手法が幼稚
専ブラ使うだろ
140考える名無しさん:2007/06/26(火) 13:42:18 0
千プラの文庫化はあるのだろうか
141考える名無しさん:2007/06/26(火) 19:26:24 0
今文庫化されてるのは初版が20年ちかく前
142考える名無しさん:2007/06/26(火) 20:23:59 O
おフランスおっぱいは偉大なり!!!!!!!!!
143考える名無しさん:2007/06/26(火) 21:27:22 0
邦訳を基準にすると
『記号と事件』が92年で
『差異と反復』が同年、『千のプラトー』が二年後だから
どっちも可能性としてはありうるということかな
144考える名無しさん:2007/06/27(水) 00:31:20 0
アホくさ
145考える名無しさん:2007/06/27(水) 05:24:20 0
この数十年間で日本の政治思想・評論業界は孤絶し、かなり立ち遅れてしまった。ドイツとフランスの
古色蒼然たる百年前、二百年前の政治思想の本を。訳も分からないまま読み続けてるのが現状だ。
全くヒドいものだの一語につきる。 日本の八十年代の言論を圧倒したフランスの構造主義の大家
ミシェル・フーコのような、現代ものでも、かなり癖のある思想・哲学なのであって、本当はフーコや、
ジル・ドゥールズらの思想は 「人文」である。文学あるいは文化研究なのだ。政治権力なるものを
生まで扱う学問ではない。現在のフランスやドイツの本当の最高の知識人たちとは「どうやったら、
自分たちが、アメリカの支配から脱却できる」を本気で考えている人々だ。日本知識人は文化研究
しかできない人々だ。

副島隆彦「日本の秘密」
146考える名無しさん:2007/06/27(水) 10:10:09 0
あ、
「人類の月面着陸はなかったろう論」副島隆彦
で超弩級の赤っ恥をぶちかました副島さんですね

陰謀論が大好きな方のようで
トンデモ力を発揮して
がんばっていただきたいです
147考える名無しさん:2007/06/27(水) 14:49:40 0
>>144
アホだw
148考える名無しさん:2007/06/27(水) 15:01:11 0
>>139
専用ブラウザのほとんどがデフォルトメール欄がsageなので、ageて書き込んでる
やつ(ほとんどが煽りか荒し)が怪しいとの推測は成り立つ。
149考える名無しさん:2007/06/27(水) 21:51:00 O
いまだにドゥルーズっすかwwwwwwww
150考える名無しさん:2007/06/28(木) 08:42:22 0
>>149
がんばりなー
151考える名無しさん:2007/06/29(金) 22:13:01 0
>>149
うん。他に誰がいるか言ってみてよ。
ソーカルとか言わないでねw
152考える名無しさん:2007/07/01(日) 02:34:19 O
少なくともポモは終わってるよね。
これからは分析哲学の時代だよね。
153考える名無しさん:2007/07/01(日) 04:27:51 0
ドゥルーズの著書は分析哲学とも親和性が強い訳だが
154考える名無しさん:2007/07/01(日) 05:28:46 0
ポストモダンみたいなトンでもなんかの目を通して分析哲学を学んでもしょうがないだろw
まったく役に立たないわけではないけどな。
155考える名無しさん:2007/07/01(日) 09:38:57 0
そのとおりだ!
だからどっかいけ
156考える名無しさん:2007/07/02(月) 21:56:41 0
「資本主義には恒常的に公理を追加する傾向がある」とか。
トンデモと呼んでも差支えがない。
157考える名無しさん:2007/07/02(月) 22:01:49 0
微分で差異だとか。あまりにトホホ。
158考える名無しさん:2007/07/02(月) 22:14:15 0
いやホントに恥ずかしくね。日本の高校生レベルだよ。
159考える名無しさん:2007/07/03(火) 14:05:10 0
数学偏執だいかつやく
160考える名無しさん:2007/07/03(火) 20:36:07 0
数学や論理学はモロに哲学。そしてここは哲学板。

ドゥルーズのような擬似哲学は哲学板でやるべきではなく、
オカルト板で扱うべきだといえよう。
161考える名無しさん:2007/07/03(火) 23:57:24 0
擬似哲学って使い回しの粗雑さときたら……
せいぜいヴァンサン・デコンブかブーヴレスの反復しかできまい
162考える名無しさん:2007/07/04(水) 08:19:43 0
ドゥルーズはライプニッツの時代のふいんきをリバイバルさせてるんだろ
哲学者が数学者で数学者が哲学者であるような時代の
そういうように原点に返ってみる意味はあると思うが
163考える名無しさん:2007/07/04(水) 11:54:20 O
それならきちんと数学を学んでからにしてください。
164考える名無しさん:2007/07/04(水) 11:58:17 0
ドゥルーズ単独での数学の間違いを指摘してほしいもんだな




できないんだろうがw
165考える名無しさん:2007/07/04(水) 12:18:16 0
樫村晴香しか思いつかない>ドゥルーズ批判
166考える名無しさん:2007/07/04(水) 17:25:44 0
http://geopoli.exblog.jp/ (地政学を英国で学ぶ)
プロパガンダで負けてはいけない:その2

ネオコンの思想的源泉となったとされている亡命ユダヤ系の知識人、レオ・シュトラウスという人物がおります。
現代のアメリカの保守系知識人に相当影響力を与えた人なんですが、彼の思想のエッセンスを私なりの独断的解釈
でいうと、「世の中には絶対の善があり、政治はこれを目指さなければならない」ということにつきます。
なぜこのようなシュトラウスの思想がこれほどアメリカで受けたのかというと、それはなんと言ってもその言論が
出てきた時代背景にあります。彼がアメリカでいろいろと本を書いていた時代は50年代から60年代末までなの
ですが、この時代の後半の特徴としてはベトナムなどが絡んできたこともあり、アメリカの左翼が復活してきた
時代でもあります。
もちろんアメリカ知識人の間でも「相対論」というか「真実なんてないんだ」という議論がまことしやかに
主張されたこともあるのですが、このような時代にシュトラウスは古代ギリシャやローマの話を持ち出して、
「理想の政治を目指さなくてはならない」
と言ったのです。これは一種の復古主義なんですが、この古典関係の知識がすごかったのでアメリカでは
誰も反論できずにブッチギリの存在感があったのです。
最近のこのシュトラウスの批判で必ず出てくるのが「ノーブル・ライ」というか、「支配階級は民衆をわざとだまして
コントロールしなければない」ということを彼が言っていたということです。このようなうがった見方をするのも確かに
「あり」なのかもしれませんが、真相はまだ闇の中。
それよりも私が重要だと思うのは、シュトラウスがアメリカの保守系の知識人たちに、リベラル側の相対主義や虚無主義、
それにマルクス/共産主義の思想に対して、ギリシャ/ローマの古典的な知識を縦横無尽に駆使すれば退治できるヒント
を教えた、という部分です。この伝統を意識的に継ごうとしているのが、現在の保守系知識人ではヴィクター・ディビス・
ハンソンということになると思われますが、シュトラウスと比べるとやっぱりちょっと見劣りしますね(苦笑
167考える名無しさん:2007/07/04(水) 17:33:34 0
最近、宣伝コピペ多いなー
168考える名無しさん:2007/07/04(水) 17:58:03 0
オカルト板というよりはやっぱり文学板では?
確かにまるで2ちゃんの哲学板みたいな擬似哲学そのものみたいなドゥルーズだけど、
文学として読めばまあちょっとは面白いんではないかな?

『千のプラトー』が文庫化されたら読んでみたい。『リゾーム』だけでもいい。
できれば新書サイズが雰囲気かな。
装丁はかつてのエピステーメー増刊のやつで。

http://urag.exblog.jp/2136786
169考える名無しさん:2007/07/04(水) 18:28:43 0
分析哲学しか認めない馬鹿が増えたな
ネットって理系多いから仕方ないか
170考える名無しさん:2007/07/04(水) 18:43:43 0
分析しか認めないんじゃなくてドゥルーズがまともな哲学とは認められないってだけでしょ。
ドゥルーズをカントやラッセル、ヒューム、フッサールやヘーゲルと一緒にはできないよ。
171考える名無しさん:2007/07/04(水) 18:54:13 0
数学云々の発言しているやつは、
差異と反復における存在論の契機とか興味なさげじゃね?
170はあの著作に匹敵する分析が出来るの?
ドゥルーズを安易に電波扱いするやり方としては、
ソーカルが先鞭を付けたと思うけど、
ドゥルーズの弱そうな部分を叩くんじゃなくて、
本人が最も重要だと考えている差異と反復の存在論を、
直に論駁しないと駄目だろ
172考える名無しさん:2007/07/04(水) 19:07:31 0
>>169

ここにいる文学部哲学科とかいう世界には存在しない
日本の左翼がやる学問?(呪い?あるいは翻訳?)をしている連中に言われなくないです。
失礼なことをいうと追い出しますよ。
173考える名無しさん:2007/07/04(水) 19:10:25 0
この手のドゥルーズ批判っていつまでも出てくるなー
174考える名無しさん:2007/07/04(水) 20:27:46 0
その批判が創造に結びつけばいいんだけどね・・・
175考える名無しさん:2007/07/04(水) 20:30:22 0
• ジル・ドゥルーズ『差異と反復』上巻、財津理訳、河出書房新社〈河出文庫〉、[刊行予定日未詳: 近刊 ?] ISBN: 9784309462967 < ttp://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309462967 >
• ジル・ドゥルーズ『差異と反復』下巻、財津理訳、河出書房新社〈河出文庫〉、[刊行予定日未詳: 近刊 ?] ISBN: 9784309462974 < ttp://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309462974 >
176考える名無しさん:2007/07/04(水) 20:43:09 0
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%84%E3%82%BC%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC
この人の自伝にハイデガーとの交流の話がいっぱい出てきたけど、ドゥルーズの時代には
そういう交流はなくなってしまったのかな。
177考える名無しさん:2007/07/04(水) 21:00:54 0
>>172
何研究してるのw
心の哲学かな?
178考える名無しさん:2007/07/04(水) 21:04:16 0
おお、『差異と反復』文庫化!
179考える名無しさん:2007/07/04(水) 22:59:24 0
おっ、キタ
180考える名無しさん:2007/07/05(木) 00:28:55 0
これはミルプラトーもくるなw
181考える名無しさん:2007/07/05(木) 14:53:39 0
助かるなー
182考える名無しさん:2007/07/05(木) 14:59:14 0
なんで執拗にドゥルーズを電波と呼ぶやつが現れるんだろう
183考える名無しさん:2007/07/05(木) 19:51:26 0
お!史上最強の哲学書「差異と反復」、文庫化おめ!
嬉しい。
184考える名無しさん:2007/07/05(木) 20:05:55 0
おまえ、バカにしてるだろww
185考える名無しさん:2007/07/05(木) 21:13:06 0
最後の偉大な哲学書とはいえると思う。
186考える名無しさん:2007/07/05(木) 22:40:36 O
ポモとしては最後だろうな。
187考える名無しさん:2007/07/06(金) 00:01:19 0
うるせえ奴がいるな
188考える名無しさん:2007/07/06(金) 00:01:46 0
微分が差異! ってアホですか?
189考える名無しさん:2007/07/06(金) 00:06:55 0
ソーカルが引用している部分だけ読んだが、相当ピーマン。
まぁピーマンなところを抜粋してるんだろうけどね。
全編あの調子だったらキツいね。
190考える名無しさん:2007/07/06(金) 00:49:05 O
どれだけのドゥルーズ読者がまともに微積出来るのだろうか。
191考える名無しさん:2007/07/06(金) 01:07:02 0
河出の経営状態が気になる
いや文庫化はうれしいんだけどさ
192考える名無しさん:2007/07/06(金) 01:30:49 0
>>190
微積くらい分かるよバカヤロー
193考える名無しさん:2007/07/06(金) 08:22:33 0
ドゥルーズは数学に基づいて思考しているわけではなく、数学を道具として
使用している。道具の使用方法が誤っていたとしても、創造的で価値のある
ものを提供してくれているのだから、ドゥルーズの偉業は輝きを失うもので
はない。
194考える名無しさん:2007/07/06(金) 10:23:48 0
>>185
とは蓮實の弁。
195考える名無しさん:2007/07/06(金) 10:25:34 0
>>194
蓮實の言葉だきけば
急に皮肉たっぷりに響くな。
196195:2007/07/06(金) 10:26:16 0
「蓮實の言葉だと聞けば」ね。
197考える名無しさん:2007/07/06(金) 10:26:24 0
なぜ文庫化が嬉しいんだ?
スレに書き込むくらいだから、みんな当然ハードカバー持ってるよな?
198考える名無しさん:2007/07/06(金) 10:29:02 0
俺は持ってないよー
千プラ、アンチ、襞、差異と反復、
は図書館から借りて読んだ
199考える名無しさん:2007/07/06(金) 10:37:17 0
ホームレスキタ━(゚∀゚)━!!
200考える名無しさん:2007/07/06(金) 10:38:25 0
>>198
途中で返却期限が来そう。
201考える名無しさん:2007/07/06(金) 10:38:38 0
新訳、改訳だし(差反はどうかしらんけど)
文庫はハンディだし、安いし
図書館銀行の人もいるし
だから喜んでるのだと思うよ
202考える名無しさん:2007/07/06(金) 12:11:06 0
文庫本ももちろん好きだが大型本も好きだ
海外のハードカバーの大きさが結構好きなんで
203考える名無しさん:2007/07/06(金) 20:17:05 0
数学を道具に使うってw
言葉遊びの道具、あるいは、数学苦手な子をケムにマクための道具、だろ。
大学初年程度の解析学の基礎知識がある人からは失笑されるだけ。
理系文系は関係ねぇな。

204考える名無しさん:2007/07/06(金) 21:03:40 0
数学偏執だいかつやく
205考える名無しさん:2007/07/06(金) 22:46:39 O
結局ドゥルーズなんぞにコロリと騙される様なのは、数学の出来ない私立文系ばかりってことさ。
206考える名無しさん:2007/07/06(金) 23:39:05 0
数学変質者
207考える名無しさん:2007/07/06(金) 23:39:15 0
だまされるもだまされないも、数理哲学としてドゥルーズに関心持つやついないだろ。

ハイデガー自身は自然科学の詳細に疎かった上での科学からの遠ざかりだったが、
自然科学の人間には強い関心をもたれたとか、そういうことを知らない人間が最近は多いようだね。
哲学は別に自然科学の統合を目的にして成立しているわけじゃないんだから、
数学物理学のヘゲモニーを唱えられてもその主張自体が筋違いだ。

単に知的ヘゲモニーにつられやすい権威主義者のためにする主張なんて、議論の精度すらないな。
208考える名無しさん:2007/07/06(金) 23:41:32 0
暇な数学偏執教信者は
定期的にドゥルーズスレにあらわれます
文句を言いに来るだけなので
微笑んで見守りましょう
209考える名無しさん:2007/07/06(金) 23:55:22 0
>>208 了解
210考える名無しさん:2007/07/07(土) 02:06:39 O
カルナップによるハイデガーの命題の無意味性の証明
211考える名無しさん:2007/07/07(土) 09:51:19 0
「数学物理学のヘゲモニー」などという大げさな(?)お話以前。
大学教養課程の基礎知識程度の問題。

ドゥールーズは、トンチンカンな数式をかまして、数学の「権威」を借ろうとした。
権威主義者なのはドゥールーズ。しかしその権威は高校生レベルにしか通じない。
212考える名無しさん:2007/07/07(土) 12:30:30 0
>>211に微笑みを送る。
213考える名無しさん:2007/07/07(土) 15:11:10 O
しかし私立文系ってことを誰も否定しないのなwwww
詩文が高等教育に向いて無いってことがよくわかった。
214考える名無しさん:2007/07/07(土) 16:48:18 0
そういう出身にコメントするのが不毛だって誰でも思ってるからだろ。
215考える名無しさん:2007/07/07(土) 16:54:20 0
あと、ドゥルーズに数式使ってるテキストが多いような騙りはやめてほしいね。
『意味の論理学』なんかじゃ数式なんて出てこない。
その頃から、たとえばリーマン空間に関する言及などがあるけど、
あくまでイメージで言ってるってのが、見れば誰でもわかるよ。
バディウも一応「あれはイメージだよ」って指摘しているしね。でも、それは周知のことでもある。
つまり、「(ドゥルーズは数式を濫用したから)読者が騙される」だなんて状況がそもそも成立してない。

数式や数学・物理学に関する逸脱的な言及はむしろ、ドゥルーズガタリコンビの方だろう。
そしてガタリのテキスト読んでれば、「これはもしかしてガタリなのかもしれない」ぐらいのことは考えるよな。
うろ覚えだけど、『カオスモーズ』や『三つのエコロジー』なんかじゃそういう箇所があった。
俺個人はガタリ嫌いにはなれないけど、ガタリの本だと、ドゥルーズガタリコンビの本よりそういう多用はある。

ソーカルしか読んでないのかな。事態の把握がきわめて素朴だ。
216考える名無しさん:2007/07/07(土) 17:57:10 0
自然科学の知を振り回すことしか頭にないんだろう
217考える名無しさん:2007/07/07(土) 18:59:38 O
あれあれ、ポモによれば、システムによって隠蔽され、重きを置かれず、見なかった事にされる部分にこそ、
そのシステムの弱点が潜んでるんじゃなかったっけ?

>>213はそれの論理に乗っただけなんだけど。
218考える名無しさん:2007/07/07(土) 19:03:56 0
「システムによって隠蔽され、重きを置かれず、見なかった事にされる部分」は、自分の発言への無責任なあんたにまず見受けられるんじゃないの?
ところで、「ポモによれば」ってのが意味不明なので、典拠を挙げてくれ。
一くくりに・一枚岩のように・雑に語ることは、議論の価値とは何の関係もない。
うまく皮肉ってかっこつけたつもりなんだろうが、支離滅裂さと議論の劣悪ぶりが顕著になってるじゃないか。
219考える名無しさん:2007/07/07(土) 19:18:40 0
>>215
横レスだけど、

> 数式や数学・物理学に関する逸脱的な言及はむしろ、ドゥルーズガタリコンビの方だろう。
そうすっと、>>211はドゥルーズをドゥルーズ・ガタリに置きかえれば成立するっつうことでよいわけね?↓

> 「数学物理学のヘゲモニー」などという大げさな(?)お話以前。
> 大学教養課程の基礎知識程度の問題。
>
> ドゥールーズとガタリは、トンチンカンな数式をかまして、数学の「権威」を借ろうとした。
> 権威主義者なのはドゥールーズとガタリ。しかしその権威は高校生レベルにしか通じない。
220考える名無しさん:2007/07/07(土) 19:34:25 0
>置換
部分的には。数式の話ばかりやってるわけでもないんだけど、共著の議論は。
でも、それは後期ラカンの変な数学用語と同じで、「誰でも知ってること」じゃなかったの?
読んでれば、そんなの誰でも知ってるわけで。
頭から信じてる人間なんて、見たことないよ。10年ぐらい前でもそういう感じだった気がする。

近藤和敬だったかな、カヴァイエスに関する論文のある人が、
ドゥルーズの『差異と反復』における当時のフランスエピステモロジーとの見えにくい関わりや、
おそらく意図的に数学の語彙を捏造的に使っている面、さらにはおそらく本当に誤解していた面、
などなどが混ざりながら成立している面もある、という指摘をブログで書いていたけど、
結構入り組んでるんだよこの問題は。

数式が正確ではない、比喩で使っている、などどころではない問題が、
戦後フランスのエピステモロジーの影響力のもとでいろいろあるわけで、
2ch哲学板でのソーカル流行とは裏腹に、厄介な問題はむしろどんどん放置されている。
わかりきった結論に向けた「ためにする議論」などより、重要なものがあると思うんだが。

あと、ラクー=ラバルトだと、ベルクソンはフランス哲学の伝統に近いと言い、
心理学や生物学への傾斜があることが気にかかるようで、ドゥルーズを認めながらも、
ちょっと距離をもってるんだよね。ラクーはハイデガーを重視してるから、
ドゥルーズの理論系はハイデガーに接続しにくいというのを実感してるんだろうと思う。
バディウは、いわばドゥルーズの理論をハイデガーにつなげなおしてるけれど。

そして、エピステモロジーと入り組んだ関係を持った哲学者はフランスに多く、
フーコー、アルチュセール、セール、などとたくさんいる。
デリダにしてもこの風土に関しては「これは相当大変な問題で、研究を要する」といった発言をしているしね。
ある意味で、よく自覚しているんだろうな。

ソーカルの二次流行が過ぎる割には、戦後フランス哲学における科学史・科学哲学でのエピステモロジーの影響力
がまるで省みられないこの風潮は一体何なんだろう。
221考える名無しさん:2007/07/07(土) 19:37:41 0
抜本的に基礎知識が足りないんだよ。
ネットで検索すると直ぐ分かる。みんなフワフワした感じでポストモダンを把握したつもりになっていて、
そこでソーカルを出せば革新的な批判をした気分になれる、と。ここまでが紋切型になっているんだよ。
この時点で恥ずかしいのに、今更「新発見」したつもりになって得意気に批判する奴もいてさ(笑)、どうしようもないね。
222考える名無しさん:2007/07/07(土) 20:26:57 O
>>218
デリダが『エクリチュールと差異』だったかで書いてた覚えがあるぞ。
たしかバタイ湯を援用しつつヘーゲルの明証性にいちゃもんつける内容だった。
223考える名無しさん:2007/07/07(土) 21:00:56 0
注意!
数学変質者による声かけが増えています
224考える名無しさん:2007/07/07(土) 21:04:09 0
>>213>>217
ダメだわこの子w
225考える名無しさん:2007/07/07(土) 21:26:44 0
いつまで繰り返してんだよ
226考える名無しさん:2007/07/07(土) 21:31:03 0
ドゥルーズスレの住人釣られ杉だろ。
スルーもできんのか。
227考える名無しさん:2007/07/07(土) 21:32:02 0
いや、ちょうど終わった頃なんじゃないw?
4スレ目に入ってからひどかったな。
228考える名無しさん:2007/07/07(土) 21:44:12 O
まあドゥルーズも終わってるし、丁度いいんじゃない?
229考える名無しさん:2007/07/07(土) 22:41:30 0
当スレでは数学の話は禁止します。
たった今決まりました。
230考える名無しさん:2007/07/07(土) 23:17:04 0
注意!
数学変質者出没中
231考える名無しさん:2007/07/07(土) 23:26:15 O
ピエールブルデュー買いました。よせばいいのに買いました。
232考える名無しさん:2007/07/09(月) 19:55:23 0
微分で差異がどうのこうの寝言いってるのは、ドゥルーズの単著だろ。
233考える名無しさん:2007/07/10(火) 20:19:46 0
『フーコー』はいつ出るのかな
234考える名無しさん:2007/07/12(木) 01:19:58 0
>>233
8月3日予定

河出文庫 『フーコー』 
ジル・ドゥルーズ/宇野邦一 ¥840 8/3
235考える名無しさん:2007/07/12(木) 11:22:28 0
おっ、せんくす
236考える名無しさん:2007/07/12(木) 18:33:09 0
アンチ・オイディプスの初版(1986年)は、原注のみで、訳注がないそうです。
それに訳注がつくのは第何版からでしょうか?
237考える名無しさん:2007/07/12(木) 19:02:24 0
そうなのか。どれどれ…と思って市倉訳版を手にしてみたけど、訳注が無いんだがw
俺の持ってるのは2003年版(20刷)。

昔、現在の戸田ツトム装丁じゃない旧装丁版があって、
ある時期で現在の装丁に変更されるんだけど、その移行期に改版されたのかな、とか思ったら、
そもそも改版してないじゃないか。

注: 87年(5刷)時点では旧装丁版だったようで、こんな感じね。
(5版と出品者は書いてるが、改版なしで20まで行ってるから、刷と版を混同しているのだと思う)
ttp://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e71623441

とりあえず、236は何か勘違いしてるのかな。そもそも市倉訳に訳注はないようだった。
238236:2007/07/12(木) 20:37:48 0
お手数をおかけしてすみません、恐らく私の勘違いだと思います。
どこかの掲示板で見たので、購入前に訊いてみたかったのです。
239考える名無しさん:2007/07/15(日) 12:36:03 0
>>220
近藤和敬だったかな、カヴァイエスに関する論文のある人が、
ドゥルーズの『差異と反復』における当時のフランスエピステモロジー
との見えにくい関わりや、 おそらく意図的に数学の語彙を捏造的に
使っている面、さらにはおそらく本当に誤解していた面、などなどが
混ざりながら成立している面もある、という指摘をブログで書いていたけど、結構入り組んでるんだよこの問題は。


たしかにそういう事書いてあったけど、実際それらを解きほぐすのは
無理だし、解きほぐしたところでなにがわかるのか
結局哲学の議論として残るのはヒューム論だけだろう
240考える名無しさん:2007/07/16(月) 08:56:12 0
またわかったふうな院生的雑感か……
241220:2007/07/16(月) 09:26:24 0
うーん。無理なのかな。
フランスにおけるハイデガー受容の諸局面をドミニク・ジャニコーがやってるけど、
そんな感じで論が成立するのが望ましい問題なんじゃないかなぁ、と思ってたんだけどね。

ニーチェとスピノザを融合させるのみならず、ベルクソンを持ち込む、というのが
ドゥルーズの、同時代の哲学者に比して特異なところだと思ってたので、
そうなると、エピステモロジーの検討ってのは大事なのかな、と当たりをつけてたんだけど。
242考える名無しさん:2007/07/17(火) 08:54:34 0
無理じゃないよ
日本でエピステモロジーやってる人は、
カンギレム経由でのアルチュセールやフーコーの議論への影響などを、
おそらく好まない人たちだから、
「科学性」に関しては本国以上に厳密にふるまいたがる傾向があると思う。
239もそのラインで、
ドゥルーズを亜流哲学者とみなしているんじゃないかな。
ヒューム論は正当な手続きに従っているけど、
あとは手前勝手な論理だから怪しいし、
ソーカルに叩かれても仕方がない、みたいな。
243考える名無しさん:2007/07/19(木) 23:26:34 0
カーソルは健気だけど、ソーカルは陰湿だようね。
244考える名無しさん:2007/07/19(木) 23:39:40 0
>>241
あなたの挙げてるブログで一断面だけど凄く具体的に解きほぐしてるよ
245考える名無しさん:2007/07/20(金) 00:17:36 0
>>244
最近、近藤さんのところ読んでなかったんだ。読みなおしてみるよ。
あそこ、たまたま検索して知ったんだけど、面白いでしょ。

私はそろそろニコニコ動画に何かドゥルーズ関連動画をアップすることを考えてみるかな…。
仏語力無いのはどうしようか。
246考える名無しさん:2007/07/20(金) 01:04:46 0
『差異と反復』については、
ソーカルは「捏造」とか「誤解」とか言っていない。
単に「古いいぃぃぃぃぃ! 何で今さら」と言っていただけ。

『哲学とは何か』については、





まあ、めちゃくちゃと言っていたわけだが。
247考える名無しさん:2007/07/20(金) 01:53:01 O
ドゥルッドゥ〜 ドゥルッドゥ〜♪
ドゥルッドゥ〜♪ ドゥッドゥッドゥルッドゥ〜♪
248考える名無しさん:2007/07/30(月) 18:44:37 0
『差異と反復』はいつでんの?
249考える名無しさん:2007/08/02(木) 22:12:27 0
どちらかというと、「差異と反復」より、「千のプラトー」が文庫化して欲しかった。
250考える名無しさん:2007/08/03(金) 10:33:50 0
そのうちなるんじゃないかな
251考える名無しさん:2007/08/03(金) 11:28:50 0
千のプラトーまで文庫化されたら、河出様に土下座する。

ついでに無人島、狂人の二つの体制も文庫化してくれたら、河出様の前で裸踊りする。
252考える名無しさん:2007/08/03(金) 21:47:08 0
フーコー
ジル・ドゥルーズ:著 宇野邦一:訳
河出文庫 07年8月 1050円 文庫判264頁 ISBN:978-4-309-46294
■帯文より:二大思想の遭遇が生んだ決定版フーコー論。
ミシェル・フーコーの軌跡と核心をたどりつつドゥルーズ哲学のエッセンスを示す孤高の名著。
■カバー表4紹介文より:ドゥルーズが盟友への敬愛をこめてまとめたフーコー論の決定版。
「知」「権力」「主体化」を指標に、フーコーの軌跡と核心を精緻に読みときながら、「外」「襞」「線」などドゥルーズ自身の哲学のエッセンスをあざやかにあかす。
二十世紀、最も重要な二つの哲学の出会いから生まれた思考のドラマをしるす比類なき名著。
■目次:
前書き
古文書〔アルシーヴ〕からダイアグラムへ
 新しい古文書学者(『知の考古学』)
 新しい地図作成者(『監獄の誕生』)
トポロジー、「別の仕方で考えること」
 地層あるいは歴史的形成物、可視的なものと言表可能なもの(知)
 戦略あるいは地層化されないもの、外の思考(権力)
 褶曲あるいは思考の内(主体化)
付記――人間の死と超人について
訳註
訳者後記
253ズールゥ・ドルジ:2007/08/04(土) 16:36:19 0
730 名前:待った名無しさん :2007/08/04(土) 15:44:02 0
貴乃花は大関時代、
舞の海から受けた力水を土俵に吐き出すわ、
その舞の海に負けて全く礼をせずに土俵を降りるわ、
濱の嶋に負けて降りた直後に土俵を蹴っ飛ばすわ、
負けたのに次の力士に力水を付けようとするわ、
巡業を重視する協会にとって神様に等しい客(しかも子供)を突き飛ばすわ、
大関どころか力士としてしてはいけない所作を
次々とやらかしていた。

土俵態度は何一つ褒められない失格力士だったんだよ





731 名前:待った名無しさん :2007/08/04(土) 15:48:36 0
>整体師洗脳。両親どろどろ不倫・熟年離婚。
>母親のヌード。
>葬儀中でも兄弟のドロドロ対立。名門相撲部屋崩壊。

これには目をつぶっていた奴らがなにをいまさらwwwwwwwwwwwwwwwwwww



732 名前:待った名無しさん :2007/08/04(土) 15:51:54 0
>>730
>>731
そんなもんみんな知ってる。
朝青龍の悪行に比べたらかわいいものだ。 ← はたしてそうかな????
254ズールゥ・ドルジ:2007/08/04(土) 16:37:05 0

ドルジ、ふぁいてぃんっ!!!
255考える名無しさん:2007/08/05(日) 16:25:18 0
ズールゥ・ドルジ

わるくない
256考える名無しさん:2007/08/15(水) 10:00:19 0
なんか、言語学や言語哲学や数学の用語をでたらめに使ってるところが、
超ウザく感じるようになってきた。この知ったかが!
257考える名無しさん:2007/08/15(水) 10:02:35 0
いまさらだが、多様体とかトポロジーとかさぁ。
実は全然わかってないだろ!
258考える名無しさん:2007/08/15(水) 10:21:47 0
もともとベルクソンの存在論として使ってるからいいじゃん
259考える名無しさん:2007/08/15(水) 10:46:58 0
いつの世もソカ厨はこの過疎スレでストレス解消

浅田や東のスレに行く勇気はないのね

そのしょぼさイイ
260考える名無しさん:2007/08/15(水) 13:15:42 0
浅田や東には別に突っ込みどころはないだろ。
無難で姑息な秀才なんだから。
豪快なトンデモさんに寄生するチマチマ辻褄合わせだけは器用なしょぼいお勉強家さんという図式。
261考える名無しさん:2007/08/15(水) 13:38:08 0
ゴメン、糞暑いし、『フーコー』読んでて相変わらずわけわからないので、
イラッとしてしまいました。。
しかしなんだよ斜めの線って!斜め上ならわかるけどよ!
262考える名無しさん:2007/08/15(水) 13:38:26 0
いつの世もソカ厨はこの過疎スレでストレス解消

浅田や東のスレに行く勇気はないのね

そのしょぼさイイ
263考える名無しさん:2007/08/15(水) 20:20:55 0
>>261
垂直線と水平線の対比、それを切り裂く斜めの線、って言い回しは若干他のテクストでも出てきていたような…。
なお、脱線的な余談ながら、浅田もこの語彙は好んで踏襲してる。
浅田スレとかではあまり語られない点だけど。
超越の垂直線と、歴史的な水平線に対して、暴風のように降り掛かる斜めの線、って感じだったかなぁ。
264考える名無しさん:2007/08/15(水) 20:52:46 0
結局ポエムかよw
265考える名無しさん:2007/08/15(水) 21:09:31 0
ポエムではない。現実であり物質性だ。ってか。
266考える名無しさん:2007/08/16(木) 02:13:54 0
>>263
>>浅田スレとかではあまり語られない点だけど

浅田スレはかなり腐ってるから…。
267考える名無しさん:2007/08/16(木) 07:12:58 0
いくらなんでもポエム扱いはひどいだろw
268考える名無しさん:2007/08/20(月) 00:59:30 0
「差と反」「千プラ」文庫化決定!
269考える名無しさん:2007/08/20(月) 10:58:50 0
え、「千プラ」も文庫になるの?
270考える名無しさん:2007/08/20(月) 13:46:17 0
>>268
それが本当なら、おれは河出書房新社様の方角を毎日拝むぞ。
271ズールゥドルジ 悪くない:2007/08/20(月) 17:54:29 0
730 名前:待った名無しさん :2007/08/04(土) 15:44:02 0
貴乃花は大関時代、
舞の海から受けた力水を土俵に吐き出すわ、
その舞の海に負けて全く礼をせずに土俵を降りるわ、
濱の嶋に負けて降りた直後に土俵を蹴っ飛ばすわ、
負けたのに次の力士に力水を付けようとするわ、
巡業を重視する協会にとって神様に等しい客(しかも子供)を突き飛ばすわ、
大関どころか力士としてしてはいけない所作を
次々とやらかしていた。

土俵態度は何一つ褒められない失格力士だったんだよ





731 名前:待った名無しさん :2007/08/04(土) 15:48:36 0
>整体師洗脳。両親どろどろ不倫・熟年離婚。
>母親のヌード。
>葬儀中でも兄弟のドロドロ対立。名門相撲部屋崩壊。

これには目をつぶっていた奴らがなにをいまさらwwwwwwwwwwwwwwwwwww



732 名前:待った名無しさん :2007/08/04(土) 15:51:54 0
>>730
>>731
そんなもんみんな知ってる。
朝青龍の悪行に比べたらかわいいものだ。 ← はたしてそうかな????
272考える名無しさん:2007/08/20(月) 23:20:17 0
「差反」十月発売は確実だけど

「千プラ」の情報はどうなの?
273考える名無しさん:2007/08/20(月) 23:27:02 0
内部情報では「千プラ」12月らしい
274考える名無しさん:2007/08/21(火) 11:24:45 0
年内かよ!
275考える名無しさん:2007/08/21(火) 12:00:18 0
>>273
まじでか?
276考える名無しさん:2007/08/22(水) 15:49:13 O
河出大丈夫なの?
277考える名無しさん:2007/08/22(水) 16:10:29 0
つーかドゥルーズ文庫売れてんだよ
278ズールゥドルジ 悪くない:2007/08/23(木) 05:01:04 0
一人横綱で無理してたが、いずれ肘は休んで治す必要がありタイミング測ってた。
二人横綱になり本場所で優勝したので、地方巡業は休んで肘を治そうと思い、
協会も大目に見る気はあって届を受理。無断帰国はいつもの事、親方が悪い。
サッカーも出る前に協会に話は通ってたのに、責任を押し付けられムクレた?!

http://www.nikkansports.com/sports/sumo/p-sp-tp3-20070727-233025.html
 >朝青龍は昇進後、巡業を休んだことがない。一人横綱としての責任を果たしてきた

http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1187775906/286
 >日本モンゴル親善サッカーのサプライズゲストとして朝青龍が出ることを
 >理事長と高砂は事前に知っていて、大統領要請ゆえに容認していた。
 >ところが、映像が大々的に流れてしまい、巡業部および一般ファンの手前
 >理事長と高砂は手に平を返した。 ドルジの怒りの原因はそこにある。
 >つまり協会は、朝青龍に休暇を与えたんだな。怪我を偽装して。本来
 >放送されるはずが無いのに、放送されてしまったため、帰国時には不満顔
279考える名無しさん:2007/08/23(木) 09:44:10 0
「千プラ」の文庫化は本当?
280考える名無しさん:2007/08/23(木) 11:23:45 0
>>268
を信じるか信じないか
281考える名無しさん:2007/08/23(木) 14:07:32 0
そこまで文庫化にこだわるヤシの心理を推理してみる

1.金が無くて単行本が買えない。
2.力が無くて単行本が持てない。
3.脳が無くて単行本が読めな
282考える名無しさん:2007/08/23(木) 14:28:57 0
1. 単行本の訳がヒドイので文庫化の際の新訳は歓迎
2. 低価格化
3. 版型の小型化により、携行性が向上。本棚でも場所を取らない

この程度のメリットも洞察できない281は脳が無く、糞訳の大型単行本を本棚に並べて悦に入ってる池沼であろう。
単行本と文庫の価格差(最大でも数千円)程度を「意に介さない」風なポーズをとったところで金持ちとして人に羨まれることなんてないのに……哀れ。
283考える名無しさん:2007/08/23(木) 18:49:39 0
ミルプラトーの原書っていくら?
アマゾンで調べたら売り切れでわからなかった
284考える名無しさん:2007/08/23(木) 20:45:29 0
千プラの単行本訳は定評あった筈だが・・・
285考える名無しさん:2007/08/23(木) 21:03:51 0
なんでおまえらそんなに翻訳の話が好きなんだ?
286考える名無しさん:2007/08/23(木) 22:08:00 0
俺は宇野邦一さんがらみの翻訳はあまり好きじゃない
原注以上の事はほとんど調べないし
287考える名無しさん:2007/08/24(金) 02:44:40 0
法哲学年報1999年号 小林和之

「どうして日本の法哲学界はこんなにも知的に貧困なんだろう。論文を読んで、 "他人の書いたものの切り貼りが
ほとんどで、まるでいやいや書かされた小学生の夏休み感想文のようだ"と思うことは珍しくない。」

(私は)「(日本の)法哲学界の頂点にいるという自覚はあって、そういう立場におかれた人間としての責任を
果たそうとしてはいるのだけれど、挑発の意味もこめて「業界トップ宣言」をしてみようかとも思ったけれど、
なんだかハズカシイからとりあえずはやめておこう。だって、(日本の)法哲学界の第一人者、なんて、
「三丁目でイチバンかけっこが速い」とか言っているようなものだからね。」

他にも、 日本法哲学会は知的に貧困である。 日本法哲学会には一流の研究者が一人も居ない。
日本には、法哲学会界の進歩に貢献したと言える者が一人も居ない。そもそも法哲学界において
日本人研究者は全く存在感がない。 貢献どころか島国を一歩出れば、個人的な知り合い以外に
名前を知られている者すら一人も居ないのではないだろうか。

さらに、 書いてる論文については、周知のとおり、 外国の研究者の引き写し 外国と日本の状況の
違いを考える事なく無批判に引き写す「発展途上国型輸入学問」
「他人の書いたものの単なる感想文は哲学ではない。」と言っております。
http://thinker.jp/tls/works.htm
288考える名無しさん:2007/08/24(金) 09:05:46 O
ドゥルーズって結局、どういうことを言ってるの?
289考える名無しさん:2007/08/24(金) 11:13:03 0
で、「千プラ」文庫化は本当なの?
290考える名無しさん:2007/08/24(金) 16:15:25 0
>>286
>原注以上の事はほとんど調べないし
その不満は俺も。なんというか、不勉強です・・・
291考える名無しさん:2007/08/24(金) 20:22:14 0
『意味の論理学』みたいな訳が好き。
292考える名無しさん:2007/08/24(金) 23:12:43 0
でも、ドゥルーズ本人に教えを受けたという意味では貴重な存在だよな>宇野
293考える名無しさん:2007/08/25(土) 00:45:51 0
ドゥルーズが注で引用しているのもね
uno kuriichiだけど
294考える名無しさん:2007/08/25(土) 01:57:55 O
ベルクソンを先に読んでおいたほうが理解しやすいですか?
295考える名無しさん:2007/08/25(土) 10:15:54 0
>>293
くりいちw
それどの本にあるの?
296考える名無しさん:2007/08/25(土) 11:31:25 0
『シネマ』下巻で、宇野のアルトー修士論文(指導教官ドゥルーズ)が注に挙げられてるんだよ。
精神自動機械に関する部分。その修士論文の発展形のが、『アルトー 思考と身体』(白水社,
1977)だったはず。
297考える名無しさん:2007/08/25(土) 11:32:08 0
1977→1997
298考える名無しさん:2007/08/25(土) 13:46:00 0
『狂人の二つの体制』にも「宇野への手紙」ってのがあるしね。

それにしても、ドゥルーズはずっと宇野栗一だと思ってたんだろうかw
299考える名無しさん:2007/08/25(土) 19:24:05 0
子供が生まれたら栗一と名づけよう
300考える名無しさん:2007/08/26(日) 00:58:54 0
つーか、宇野自分で訂正しろよw
301考える名無しさん:2007/08/26(日) 01:29:57 0
>>298
手紙はもともと、『現代思想』臨時総特集=ドゥルーズ&ガタリに載ったもので、
当時パリ大に留学してドゥルーズのもとで勉強していた宇野が、ドゥルーズに
「日本の雑誌に載せるので、これこれの質問状に答えて送っておくれ」
みたいな感じで送ってもらったものだと思う。
つまり、プライベートの関係が先行してるというよりは、雑誌の特集の力があるような。
ちなみに、その特集号には、小沢秋広だったか豊崎光一だったか、授業風景を描いたエッセーみたいなのが載ってたよ。
302考える名無しさん:2007/08/26(日) 06:10:17 0
あの手紙と全く同じ文章を、別の本でも見た。
質問に対する一種のテンプレだったような気がする。
303考える名無しさん:2007/08/26(日) 06:23:01 0
この数十年間で日本の政治思想・評論業界は孤絶し、かなり立ち遅れてしまった。ドイツとフランスの
古色蒼然たる百年前、二百年前の政治思想の本を。訳も分からないまま読み続けてるのが現状だ。
全くヒドいものだの一語につきる。 日本の八十年代の言論を圧倒したフランスの構造主義の大家
ミシェル・フーコのような、現代ものでも、かなり癖のある思想・哲学なのであって、本当はフーコや、
ジル・ドゥールズらの思想は 「人文」である。文学あるいは文化研究なのだ。政治権力なるものを
生まで扱う学問ではない。現在のフランスやドイツの本当の最高の知識人たちとは「どうやったら、
自分たちが、アメリカの支配から脱却できる」を本気で考えている人々だ。日本知識人は文化研究
しかできない人々だ。

副島隆彦「日本の秘密」
304考える名無しさん:2007/08/26(日) 06:23:35 0
(「今日のぼやき」[2000.3.6]より引用)
宮台真司(みやだいしんじ)君や、その他のまだ、ポストモダンを 言っている人たちがいるようですが、残念ながら、
もう世界規模では捨てられた思想です。今の 37歳ぐらいから上の人間が、感染している病気です。
東なんとか君の本など、どうせ何をいいたいのか、なにを、かいているのか、わけがわかりませんから、ご心配なく。
はじめから、この人たちは「読者にわけが分かるようには」書きません。

「 大正デモクラシー」のころの(ロシア・ボルシェビキ革命の世界的、影響です)からの「新カント学派」の影響で、
とにかく訳(わけ)が分からないように書く。読者より自分の方が頭がよいように思わせるように書く。
これが、この手の人たちの本性です。愚劣きわまりない伝統であり、日本知識人の劣勢遺伝子のかたまりです。
室町・鎌倉期の五山(ござん)の僧侶たちも、こうだったのでしょう。 かれらは、仏教の坊主(僧)だったのに、
何と朱子学(南宋学、儒学)の本をよんで、分かった振りをしていた、おもしろい人たちでした。
これと、今のおフランス思想かぶれの残党たちは、よく似ています。
じつは、フランスでも一番頭のいいのは、ドゴール主義者(ゴーリスト)の政治知識人たちです。ゴーリストたちは、
フーコーらのような、人文(じんぶん)主義の衒学(げんがく)趣味ではなく、本気で「どうやったら自分たちは
アメリカの支配から脱出できるのか」を国家戦略研究所に集まって、研究しつづけているのです。

 日本人のような、東アジアのモンゴリアン・インディアンには、フーコーぐらいが、文化輸出するのに、丁度いい、と、
考えていたのです。フーコー自身が、来日したとき、「ク、ク、ク」とわらいながら、そういうことを、吐いています。
(引用おわり)
305考える名無しさん:2007/08/26(日) 11:00:28 0
頼むからアポロは消えてくれ

スレ汚して何が楽しいの?
306考える名無しさん:2007/08/26(日) 11:33:32 0
>>302
そう、テンプレ的な解答で、当時のいくつかの解答でも同じようなのがあるという指摘が、
たしか『狂人の二つの体制』邦訳でも注記されていたように思う。
307考える名無しさん:2007/08/26(日) 11:45:59 0
インタヴューとか対談嫌いで
手紙で済ますことがあったみたいだし
「宇野への手紙」はさほど重要ではないかと
308考える名無しさん:2007/08/26(日) 12:10:42 0
うん、そんな感じだね
309考える名無しさん:2007/08/26(日) 15:55:38 0
まあ、宇野と特別親しかったてわけでもないだろうけど、ドゥルーズは情に厚い人だったらしいから、生徒のことは大切にしてたんじゃね?
特に、日本からの留学生で翻訳までしてくれるってやつは、それなりにかわいがったんじゃないか。
ハイデガーにとっての九鬼周造みたいな存在、っていうと言い過ぎかもしれんが。
310考える名無しさん:2007/08/26(日) 16:39:27 0
九鬼も「いき」の構造の人に留まってしまった感がある。
まあ宇野だけじゃなく日本の哲学者全般に哲学的主著みたいなものがない事が多いね。
311考える名無しさん:2007/08/26(日) 17:21:27 0
そうなのかな。九鬼の『偶然性について』だっけ、あのへんは一度読もうかと思ってるんだけど。
312考える名無しさん:2007/08/26(日) 21:25:05 0
分析哲学以降の論理学と九鬼のカテゴリー論は調停が難しそうだよ
313考える名無しさん:2007/08/26(日) 21:32:45 0
>>312
言いたい事はわかるんだけど「分析哲学以降の論理学」はちょっと不用意ではw
314考える名無しさん:2007/08/31(金) 19:26:20 0
>「差反」十月発売は確実だけど
え・・・・今買って読んでるのに・・・・
がーM
315考える名無しさん:2007/08/31(金) 23:21:00 0
「差異と反復 上」
ジル・ドゥルーズ 著
財津理 訳 
定価1,575円
発売日 2007.10.06
316考える名無しさん:2007/08/31(金) 23:45:24 0
都会に住みながら遊牧民みたいに生きたいなーてこと?
317考える名無しさん:2007/08/31(金) 23:50:25 0
ノマドはヒキーですよ、動かない。
千プラで何度かそう言っている
318考える名無しさん:2007/09/01(土) 12:43:29 0
遊牧民みたいに生きたいって
昔からあるぺらい読みだな
319考える名無しさん:2007/09/01(土) 13:37:04 0
浅田彰センセイをばかにするのか!
320考える名無しさん:2007/09/01(土) 14:11:10 0
してないよw
321考える名無しさん:2007/09/01(土) 20:00:00 0
「千のプラトー リゾーム」
ジル・ドゥルーズ フェリックス・ガタリ 著
宇野邦一 訳 
定価1,490円
発売日 未定

「千のプラトー 上」
「千のプラトー 中」
「千のプラトー 下」
ジル・ドゥルーズ フェリックス・ガタリ 著
宇野邦一 訳 
定価1,675円
発売日 未定
322考える名無しさん:2007/09/01(土) 20:20:31 0
>>321
本当かw
全部宇野単独訳ってw

>「千のプラトー リゾーム」
これは、76年の「リゾーム」は版権が無いので、「千プラ」から抜き出すという意味か?
323考える名無しさん:2007/09/01(土) 21:11:10 0
『リゾーム』は文庫じゃないってことだよね?
324考える名無しさん:2007/09/01(土) 22:09:18 0
全部かったら、6000円超えるぜ。
ほとんど意味ないじゃん。
325考える名無しさん:2007/09/01(土) 22:40:31 0
>>322
「千のプラトー リゾーム」
これは、76年の「リゾーム」は版権が無いので、「千プラ」から抜き出すという意味か?

これってどういうこと?
詳しくないんで教えてくれ
「リゾーム」は千プラの一部ってことかい?
326考える名無しさん:2007/09/02(日) 01:14:32 0
>>324
たしかにw
文庫でこれは高すぎだろ。
千プラ文庫化は神の所行だが、さすがにもうちょっと値下げしろよw
327考える名無しさん:2007/09/02(日) 11:52:16 0
1200円でいいよな
売れるに決まってんだから
328考える名無しさん:2007/09/02(日) 11:54:34 0
あっと驚く仕掛けとかなにかが付いてんじゃね?

329考える名無しさん:2007/09/02(日) 12:45:23 0
開くと飛び出す二人の顔写真とかな
330考える名無しさん:2007/09/02(日) 13:14:54 0
初回限定特典CDとか
331考える名無しさん:2007/09/02(日) 13:56:10 0
序章のリゾームが上中下卷に含まれてないなら
4分冊6500円・・・
332考える名無しさん:2007/09/02(日) 13:58:25 0
MP,文庫化されたら読もうかと思ってたけどこれは高すぎ。
単行本といくらも違わない。
いくらなんでもたかがラノベに6000円は出せねー!
333考える名無しさん:2007/09/02(日) 15:36:41 0
>>301
> 手紙はもともと、『現代思想』臨時総特集=ドゥルーズ&ガタリに載ったもので、

懐かしいなw今でも押入れのダンボール箱の中に入ってるはずだが。
確か巻頭で大岡昇平がエッセイ書いてたような覚えがあるw

> ちなみに、その特集号には、小沢秋広だったか豊崎光一だったか、授業風景を描いたエッセーみたいなのが載ってたよ。

これはなかったような・・・。
翻訳を進めてるってリポートじゃなかったっけ?
334考える名無しさん:2007/09/02(日) 18:34:33 0
お前ら文庫サイズで読めるのが嬉しいって話じゃなかったのか?
結局、安いか高いかの問題だったのかよ。
335考える名無しさん:2007/09/02(日) 20:41:01 0
>>334
それもあるけど、金のない学生としてはもうちっと安くしてほしいっす。
336考える名無しさん:2007/09/02(日) 20:58:44 0
なんだかんだ言って買うけどな
337考える名無しさん:2007/09/02(日) 21:33:52 0
分裂分析的地図作成法ってどうでしょうか。
今から読んで、僕が理解できるでしょうか。
338考える名無しさん:2007/09/02(日) 21:36:14 0
Skitzo Dancer by Scenario (Remixed by Justice)
Sony Rolly - Full length Commercial
http://jp.youtube.com/watch?v=P9_zMUe71TE
339考える名無しさん:2007/09/02(日) 21:36:48 0
誰が読んでも理解できないから安心して読め。
340考える名無しさん:2007/09/02(日) 22:45:58 0
ガタリなら英語の入門書に良いのがあったよ
341322:2007/09/02(日) 23:25:17 0
>>325
76年「リゾーム」刊行。
80年「千のプラトー」刊行。上記リゾームに数十行加筆されたものが序章となる。

「リゾーム」(76年)はエピステーメー増刊号で雑誌として豊崎光一訳が出る。

その後「リゾーム」(76年)そのものが廃刊になり、日本での版権も消滅。

日本ではエピステーメー増刊版の復刻版が出るが、内容は、
「リゾーム」(76年)+「千のプラトー序章追加分」+豊崎×浅田対談(w)となる。

その後「千のプラトー」翻訳が出る。

したがって、>>321 で「千のプラトー リゾーム」ってわざわざ言ってるってことは、
「千のプラトー」の序章を抜き出すっていうことであって、
「リゾーム」(76年)では無いってことなのか、そうなのか?
という意味。長くてスマソ。

ちなみに俺は復刻版を持っている。俺の先輩は最初の増刊号版を古本で持っている(超高価)。
342考える名無しさん:2007/09/02(日) 23:34:54 0
エピステーメーは先駆的だったよな
浅田はエピステーメーを読んで勉強した世代だろ
343考える名無しさん:2007/09/03(月) 01:01:33 0
え?エピステーメーのリゾームってそんなに貴重なの?
俺持ってるけど、勝ち組?
344考える名無しさん:2007/09/03(月) 02:06:57 0
>>341
豊崎+浅田対談じゃなくて、豊崎+中野対談じゃなかったか?
組版の構成にかんする内容があったと思う。
俺も復刻版なら持ってるな。
345考える名無しさん:2007/09/03(月) 10:32:45 0
>>341
なーるほど。よくわかりました。
たしかに、序章を抜くという意味にとれますね。
ということは四分冊ですか……。
346考える名無しさん:2007/09/03(月) 10:39:12 0
四分冊は賛成だが、加えて

・註は各冊独立して読めるよう配置

・文庫で、一冊千円以内

もお願いするよ。
347考える名無しさん:2007/09/03(月) 13:00:18 0
他スレ(文庫化してほしい哲学書)では、
>>321の情報の信憑性が疑われてるようだけど
どうなんだろうね

確かに、他のドゥルーズ文庫に比べて値段が高すぎる気がするんだよな
『千のプラトー リゾーム』なんか特に高い
それにkuriichi単独訳ってのもひっかかるなー
348考える名無しさん:2007/09/03(月) 19:41:11 0
差異と反復は2分冊?
もう少し厚かったのを考慮してもせいぜい3分冊に収まりそうだが・・・
349考える名無しさん:2007/09/03(月) 21:52:58 0
Kuriichi単独訳、アンチ・オイディプスって
評判いいんですか。
アマゾンとかだと、そんなにいいようには書かれて
なかったけど。
昔の市倉訳は、あれでいい(修正するところはあるにせよ)
気もするけど。
350考える名無しさん:2007/09/03(月) 23:42:46 0
「カフカ」とか「プルーストとシーニュ」も新訳で出ないかなー
文庫かどうかは2の次だが、あの訳はそろそろ見直されていい

まあしかし、それを言ったら昔のは全部新訳出してほしいが。。。
351考える名無しさん:2007/09/04(火) 00:20:07 0
プルーストとシーニュは新訳出すべきだよなぁ
あれはひどいよ
できればドゥルーズ研究者とプルースト研究者が共訳してほしい

あとベルグソンの哲学も頼む
352考える名無しさん:2007/09/04(火) 01:40:45 0
市倉訳は精神分析もヘーゲル語にしてしまってる
353考える名無しさん:2007/09/04(火) 02:00:42 0
スピノザと表現の問題も…
354考える名無しさん:2007/09/04(火) 04:05:40 0
とりあえず、新訳刊行を待つ以外には、二つの調整の手があるね。

まずは、前スレで出ていたように、小沢秋広がズーラヴィクビリの翻訳巻末で付した、
これまでのドゥルーズ邦訳書の訳語対比リストをさらに充実させたような対応リストを作る。
単語レベルでの接続、一致はこれで大方解消できる。

もう一つは、明らかな誤訳や文意が誤解されやすい訳文を部分的に試訳文を作る。

この二つだけで、かなり問題は解消されると思うのだけど、どうだろう?

サイト「フロイト郵便」みたいなのがあればいい話なんだけど、
あそこにしても誰かがその面倒な役を買って出て実行していたわけであって、
結局、「wiki置いたから、みんなやってね☆」みたいなノリではうまくいかないのが難点ですが。
355考える名無しさん:2007/09/04(火) 05:20:46 0
どうして、大衆というのは、いつの世もアホなのだろう。奴隷なのだろう。
夢の中の、空想の世界に逃げ出さない事には、自分の現実の奴隷身分から、
抜け出せないからだろう。それが、ゲーム・センターに落ちこぼれたちが、
入り浸る背景だろう。
このように早くから、解明したのはニーチェだ。さすが大思想家ニーチェである。
「アテネが陥落して、ローマ帝国に、教養ある奴隷として連れてゆかれたギリシア人
たちが、文学なるものを作った」のだと書いた。
現実の過酷な自分の生活から逃れ出て、頭の中だけ開放されている。そういう連中だ。
私の周りに、そういうのが、たくさいいる。

副島隆彦「属国日本論を超えて」p46
356考える名無しさん:2007/09/04(火) 09:34:53 0
市倉訳はダメというのが一般的評価ですね

アマゾンの『驚くべき改悪』氏はおそらく私怨を抱いているとおもわれ

「カフカ」「プルーストとシーニュ」
この二冊も訳が悪いので評判ですね
でも、法政なんで新訳は難しそうですね
文庫化なんてさらに無理か
357考える名無しさん:2007/09/04(火) 10:04:51 0
Kuriichi氏主導で定めてる訳語も决して良いとは思わないんだよな。
アレンジメントとかそうで、ベルクソンのイマージュが結局イマージュに落ち着いてるように
アジャンスマンのままで良いんじゃないかって気がする。
文字数同じだしw
358考える名無しさん:2007/09/04(火) 10:46:24 0
イメージをわざわざ「イマージュ」って書く、
おフランス気取りだけの訳語に意味はなかろう。
「アジャンスマン」に至っては一般人にはわけわかめ。
359考える名無しさん:2007/09/04(火) 11:14:40 0
『差反』各巻1575円
これって、「意味の論理学」とか「記号と事件」より高めなんだけど
けっこう分厚いってことですかね?
360考える名無しさん:2007/09/04(火) 11:24:39 0
>>358
そんなん言い出したら切りがないだろ。シニフィエとかシニフィアンとかおフランス気取りに入るのか。
こういうのも所記とか記号表現とかいろいろ訳は当てられたんだがそのまま使うのが分りやすいな。
>>359
もともと厚いというか大部だよ。
361考える名無しさん:2007/09/04(火) 12:03:33 0
>>358
おフランス気取りじゃないんだよ。
イマージュはベルクソンのキーワードの1つで彼独自の意味合いやニュアンスを持ってる。
たんにイメージとすると語義が多すぎる(まさに「イメージ」が豊かすぎる)ので
ベルクソンのいうイマージュだよって喚起させてるわけでしょ。
362考える名無しさん:2007/09/04(火) 12:23:21 0
>>361
>イマージュはベルクソンのキーワードの1つで
>彼独自の意味合いやニュアンスを持ってる。

それはそうだけど、そんなこと言ったら、
なんでもそうじゃん? 
用語が哲学者ごとにニュアンスが違うのは当たり前だし。
image ってフランス語としても
別に特殊な言葉じゃない日常語でしょ。
363考える名無しさん:2007/09/04(火) 13:05:17 0
ベルクソン本人はあえて平凡な語彙を使う意図だったと思うしな
でもアレンジメントには俺も違和感
arrangementって言葉も出てくるから
英語風にするならアサンブラージュでいいのでは
364考える名無しさん:2007/09/04(火) 14:26:15 0
英語は初期の翻訳からassemblageで徹底してる。
365考える名無しさん:2007/09/04(火) 14:30:34 0
「アサンブラージュ」って訳語はかっこいいけどね。
おフランスで「イマージュ派」ベルクソンニアンの
ドゥルージアンたちが黙っていないと思うよ。

366考える名無しさん:2007/09/04(火) 14:41:11 0
あと多様体も気になるんだよね。原語知らない人はバラエティだと思うんじゃないかな。
多様体を残すなら豊崎さんの多数多様体がいいと思う。
367考える名無しさん:2007/09/04(火) 14:50:28 0
assemblageは日本人にはピンとこないかも知れないけど元になってるアセンブリなら
コンピュータなんかで聴いた事あるだろうね。数学の多様体程度には。
368考える名無しさん:2007/09/04(火) 15:10:45 0
multipliciteはたしか、<多>とも訳されていたっけ。
369考える名無しさん:2007/09/04(火) 15:51:58 0
>>364
本当?
昔kuriichiがアレンジメントにしたのは英訳がそうだから、
っていうのをどこかで読んだ記憶があるんだが。
370考える名無しさん:2007/09/04(火) 15:56:03 0
>>369
いやそれは独訳じゃないかな。
>>368
<一>と<多>という哲学的にはお馴染みの問題を立てる時の多は
大部分がmultipleって訳すだろうね。
多様性とか多様な〜を訳すと99%varietyになってしまう。
371考える名無しさん:2007/09/04(火) 16:25:14 0
>>369>>370
いや、俺もその宇野のあとがきは読んだ記憶がある。
で、訳書を漁ってみたら、『フーコー』訳者あとがき(1987)にその話があった。

(私たちはagencementという、編制、配置などを意味するフランス語を、
ガタリの書物の英訳にならって、アレンジメントと仮に訳してみた) 河出・1999年刊の新装版p.220

このときに「機械状アレンジメント」という訳語も前後に出ているね。
宇波が「機械状の鎖列」(『カフカ』1978)、豊崎が「機械状組み込み」(『リゾーム・序』1977)、
市倉が「機械的<仕組み>」(1986)とてんでばらばらに訳してきたあとで宇野が打ち出した感じか。
372考える名無しさん:2007/09/04(火) 16:29:28 0
それで思い出したけどアジャンスマンをそのまま使ってるのもあるね。ガタリの『機械状無意識』。
373考える名無しさん:2007/09/04(火) 16:31:22 0
>多様性とか多様な〜を訳すと
恥ずかしながら、スピノザの「様態」なんかの言葉と絡んでるのかと、昔は日本語内勘違いを起こしていたものです。
「情動」(affection)にしたって、触発とも訳されるから、いろいろ誤解されがちなのだろうか。emotionかとはじめは勘違いしてたな。

中高生の頃に俺は漢語のつながりで発想しがちだったんだけど、
哲学語彙の訳語というのはそういうもんじゃないから、最終的には
せめて英語であろうと原語を透かし見るような感じの読解になるよね。少なくとも単語レベルであっても。
374考える名無しさん:2007/09/04(火) 16:33:26 0
アンチオイディプスに「アランジュマン」という語が出てくる以上、
違和感は拭えない
375考える名無しさん:2007/09/04(火) 16:35:10 0
>>374
agencementとはまた別に、arrangementが原著中に出てくるってことか…。無闇に混乱しそうだな。
376考える名無しさん:2007/09/04(火) 16:35:58 0
>>375
まあたいした役割は演じてないんだけどさ
377考える名無しさん:2007/09/04(火) 16:39:03 0
>>373
いや一周回れば勿論スピノザの「様態」も無縁ではないね。みんな神という実体の様態だからね。

多様体の難しいところは「様」が多いというのが先行しちゃうところかな。「数」的にも多くて、しかも増え続けるというニュアンスがある。
YMOのアルバムにあるけど「増殖」を訳せば高確率でmultiplicityが出てくるはずだよ。
378考える名無しさん:2007/09/04(火) 16:42:15 0
YMOか……
アレンジメントも坂本龍一のシングルかと思ったよ
全般にあの時代の感性だよな
379373:2007/09/04(火) 16:46:26 0
>>377
潜在性を間接無限様態、直接無限様態などに絡める論文を読んだことがあるので、何となくいいたいことがわかる。
380考える名無しさん:2007/09/04(火) 16:58:57 0
>「増殖」を訳せば高確率でmultiplicityが出てくる

ミルプラトーの「序 リゾーム」の第一段落末尾の文では、
豊崎訳(p.14)
「われわれは援助され、吸い込まれ、産み殖やされたのである」
宇野ほか訳(p.15):
「われわれは援助され、吸い込まれ、多数化されたのである」

とあって、nous fumes... multiplite's. なんだろうな。
『リゾーム』版は、何気にのちに刊行されるミルプラトーとは訳文が違っている。
381考える名無しさん:2007/09/04(火) 17:02:36 0
あとドゥルーズ読みにはお馴染みの襞=pliにも繋がって行くわけだよね。
382考える名無しさん:2007/09/04(火) 17:10:50 0
impliquer(implicate), expliquer(explicate)....あたりの語彙系へとね。
383考える名無しさん:2007/09/04(火) 17:22:51 0
もしかして、「ポストモダン哲学用語辞典第一版」(仮題)定価2500円、
とか出して、訳語のブレも吸収できるような内容なら、需要があるのだろうか?



2000部くらいはw
384考える名無しさん:2007/09/04(火) 17:43:42 0
ヘーゲル辞典だのニーチェ辞典だのは存在するんだし
ドゥルーズ辞典が出ても不思議ではない。
ただ、まだ時間が必要だろう。
385考える名無しさん:2007/09/04(火) 19:17:48 0
翻訳と文庫化の話以外に話すことないのかおまえらは。
さすがドゥルーズスレw
386考える名無しさん:2007/09/05(水) 00:09:18 0
都会で引き篭りながら、遊牧民みたいに生きたいなーってことだね?
387考える名無しさん:2007/09/05(水) 01:46:29 0
受容はあると思うよ。訳語に関する網羅的な情報すら書籍単位では無いわけだしね。
シェママの『精神分析辞典』だってそれなりに必要とされていたのだろうし。
388考える名無しさん:2007/09/05(水) 12:31:10 0
>>383
出来がよければ、現代思想の研究者や院生はみんな買うだろ。
一県にそういうやつが50人はいるとして、47×50=2350部。
各市町村、大学の図書館などで一冊ずつ買ってもらえるとして、
1820市町村+600校=2420部。
2350+2420=4770部。
少なく見積もっても4000部は売れる!!!!

って、おれは何の計算してるんだ。
夏休み暇すぎ…。
389考える名無しさん:2007/09/05(水) 15:24:26 0
>>384
日本オリジナルは当分無理としても、
翻訳ならあり得る。
例えばこれとか。

ttp://www.amazon.co.uk/Deleuze-Dictionary-Adrian-Parr/dp/0748618996

英語だけどね。
仏語の事典があるかどうかは知らん。
390考える名無しさん:2007/09/05(水) 15:30:47 0
>>389
それ精度低いよ
買って泣いた
391考える名無しさん:2007/09/05(水) 17:12:29 0
どっか行ったと思ってたズーラヴィクビリの小沢訳本を本棚から見つけた。
巻末の訳語対比リスト、タイプし終わったらここにコピペしようか?
改良して、市倉→宇野の新訳変更まで対応したら、結構役に立つんじゃね?と。
392考える名無しさん:2007/09/05(水) 18:19:09 0
>>391
ここは2ちゃんだけど、でも、やっぱり、
著作権的に問題ないようにしたいなあ。
それがクリアできるならここで改良していくのもいいし、
まとめサイト作ってもいいが。。。
393考える名無しさん:2007/09/05(水) 20:26:47 0
>>388
こっちは雨に打たれながら床板加工してるのに、お前ときたら
394391:2007/09/05(水) 21:35:34 0
一応表記や改行位置、まとめ方は変えるんで、
「リストに載ってる情報」以外は原形がなくなるけどね。
だから大丈夫じゃないかなぁ。
4p程度のリストだから、実際に読むと「まだまだじゃねえか」って反応になると思うよ。
だが、改良するための雛形にするにはうってつけ。
「〜〜もリストに追加しようぜ、俺ざっと比較しててみる」って反応があったらいいな。

明日仕事休みだから、明日から明後日までにはタイプ終えて書き込むよ。
395訳語対照リスト 1/9:2007/09/06(木) 11:32:43 0
訳語対照リスト
(フランソワ・ズーラヴィクビリ『ドゥルーズ・ひとつの出来事の哲学』小沢秋広訳、河出書房新社、1997の巻末pp.i-ivに付された、小沢作成のリスト)
凡例
・ 小沢による注記を*、書式を若干変えた私による注記を※で付した(小沢の記述の多寡から判断して付したものを含む)。
・ 小沢訳は、自身がズーラビクヴィリの邦訳書に使用した訳語。
 類似語彙の訳語と区別をはっきりさせるために差をつける工夫を施された訳語もあるが、
 独特すぎる訳語ではないかと不評を買っている訳語もあり、必ずしもその創案を踏襲する必要はない。
・ もともとの巻末リストでは、まず小沢訳が記され、それとは異なる訳語がある場合は それを付しそれぞれの訳著を記すという書式をとっているため、
 小沢訳と同じ訳語が使用されている場合には他の訳著を逐一列記していないものと考えられるが、
 しかし小沢自身は網羅的な対照作業までにはこぎつけなかったとも書いているため、遺漏も考えられるという不明瞭なことになっている。
・ 小沢のリスト作成は訳書刊行の1997年2月なので、それ以後に刊行された邦訳
 (『批評と臨床』、〔テキストはベルクソンのものだがドゥルーズ編纂本であり、『ベルクソンの哲学』と語彙を同じくする〕『記憶と生』、『感覚の論理』、『シネマ2』、『無人島』、『狂人の二つの体制』など)や
 新訳(宇野版『アンチ・オイディプス』、小泉版『意味の論理学』、改訳版『フーコー』・『記号と事件』など)への対応がない。

≪distincte≫
 『差異と反復』・『意味の論理学』(宇波)・『スピノザと表現の問題』・『スピノザ、実践の哲学』:判明な
 『意味の論理学』(宇波):明晰
 小沢訳:判別される
≪distincte−obscure≫
 『差異と反復』:判明で−曖昧な
 小沢訳:杳として−判別される
≪distinguer≫
※他の邦訳:おそらく未検証
 小沢訳:区別する
≪disjonction≫
 『アンチ・オイディプス』(市倉):離接
 『消尽したもの』:選言命題
 小沢訳:分離
≪disjonstion exclusive−disjonction inclusive≫
 『アンチ・オイディプス』(市倉訳):包含的離接
 『消尽したもの』:排他的選言命題−包括的選言命題 
 小沢訳:排他的分離−包括的分離
396訳語対照リスト 2/9:2007/09/06(木) 11:33:44 0
≪acutel−virtuel≫
 『差異と反復』:アクチュエル・現実的−潜在的
 『スピノザと表現の問題』・『ベルクソンの哲学』:現実的−潜在的
 小沢訳:現勢的−潜勢的
≪reel−possible≫
 『差異と反復』:現実的−可能な
 『意味の論理学』(宇波):現実的な−可能な
 『スピノザ 実践の哲学』:X−可能的
 『フーコー』:現実的−可能的
 『ベルクソンの哲学』:実在的−可能的
 小沢訳:実在の−可能な
 ※ Xとはおそらく未検証か当該原著に不在の意だと思う。
≪effectuation≫
 『意味の論理学』(宇波):実現
 『ニーチェと哲学』:実現・現実化
 小沢訳:実現
 * actuel−virtuelとreel−possibleの連関と区別は、ドゥルーズ哲学の中心要素の一つだが、
 これは日本語に限らず、通常の言語が行う区別との交錯からも、これまでのところ満足に訳し分けられていない。
 またドゥルーズの著作において、actualisation、effectualisation、realisationは対象や文脈によって使い分けられているが、論理的には同じグループに属する語群である。
 ズーラビクヴィリは、realisationを避けeffectuationで一貫させている。

≪communication≫
 『差異と反復』:連絡
 『意味の論理学』(宇波)・『プルーストとシーニュ』:コミュニケーション
 『千のプラトー』:伝達・通じ合い
 小沢訳:通じ合い
≪compossible−incompossible≫
 『差異と反復』:共可能−非共可能
 『意味の論理学』(宇波):共通可能−共通不可能および両立可能−両立不可能
 小沢訳:共存可能−非共存可能
397訳語対照リスト 3/9:2007/09/06(木) 11:34:19 0
≪determination≫
 『差異と反復』・『スピノザと表現の問題』:規定・規定作用
 『スピノザ 実践の哲学』・『フーコー』:限定
 小沢訳:規定
≪discernable≫
※他の邦訳:未検証
 小沢訳:識別できる
≪separation≫
 『スピノザと表現の問題』:分離
 小沢訳:切り離し

≪affect≫
 『スピノザと表現の問題』:変様
 『スピノザ 実践の哲学』:変容・触発
 『フーコー』:情動・影響
 小沢訳:触発
≪aptitude≫
 『スピノザと表現の問題』:素質・能性
 『スピノザ 実践の哲学』:力量・有能さ
小沢訳:適性
398訳語対照リスト 4/9:2007/09/06(木) 11:34:58 0
(続)
≪capacite≫
 『差異と反復』:キャパシティー
 『意味の論理学』(宇波):能力
 小沢訳:有能性
≪faculte≫
※他の邦訳:おそらく未検証?
 小沢訳:能力
≪force≫
※他の邦訳:おそらく未検証?
 小沢訳:力
※ 上二つは別の訳語選択の可能性が低いために「?」を付したが、諸邦訳内で文脈を除外して完全統一までされているとは思えないので、注記した。
≪pouvoir≫
 『差異と反復』:権力・力能
 『意味の論理学』(宇波):力
 『スピノザと表現の問題』:能力
 『フーコー』:権力
 小沢訳:威力
≪puissance≫
 『差異と反復』:力・累乗・勢位
 『スピノザと表現の問題』・『ニーチェと哲学』:力
 『スピノザ 実践の哲学』・『千のプラトー』:力能
 小沢訳:強さ
≪ordre≫
 『差異と反復』:順序
 『スピノザと表現の問題』・『スピノザ 実践の哲学』:秩序
 小沢訳:序階
≪univocite≫
 『意味の論理学』(宇波):包括性
 小沢訳:一義性
※ スピノザ〜シモンドンに関連するこの項には、mode(様態・など)やmodulation(変調)なども加えるべきかもしれない。
399訳語対照リスト 5/9:2007/09/06(木) 11:35:29 0
≪chose≫
『意味の論理学』(宇波):事物
 『ニーチェと哲学』:事象
 小沢訳:もの
≪image≫
 『差異と反復』・『意味の論理学』(宇波)・『アンチ・オイディプス』(市倉):イマージュ
 『スピノザ 実践の哲学』・『ニーチェと哲学』:像
 小沢訳:イメージ
≪signe≫
 『差異と反復』・『スピノザと表現の問題』:しるし(ルビ:[シーニュ]あり・なし)
 『意味の論理学』(宇波)・『アンチ・オイディプス』(市倉)『千のプラトー』:記号
 『スピノザ 実践の哲学』:標徴・記号
 『プルーストとシーニュ』:シーニュ
 小沢訳:サイン

≪pensee−penser≫
 『差異と反復』・『プルーストとシーニュ』:思考−思考する
 『スピノザと表現の問題』・『ニーチェと哲学』:思惟−思惟する
 小沢訳:考え−考える
≪transcendantal≫
 『差異と反復』・『意味の論理学』(宇波):先験的
 小沢訳:超越論的
≪reconnaitre≫
 『差異と反復』:承認する・再認する
 小沢訳:再認する
≪verite≫
 『プルーストとシーニュ』:真実
 小沢訳:真理 (他の邦訳は大体「真理」か「真実」だろう)
≪betise≫
 『差異と反復』・『意味の論理学』(宇波)・『ニーチェと哲学』:愚劣
 『フーコー』:愚昧
 小沢訳:愚かさ
400訳語対照リスト 6/9:2007/09/06(木) 11:36:02 0
≪pli−expliquer−impliquer−compliquer≫
 『差異と反復』:襞−繰り広げる・説明する−巻き込む−併せ含む
 『意味の論理学』(宇波):X−X−内包する−包括する
 『スピノザと表現の問題』:X−説明する−内包する−包み込む
 『スピノザ 実践の哲学』:X−開展する・説明する−包含する−包摂する
 『プルーストとシーニュ』:X−展開する−X−包括する
小沢訳:折り(目)−折り解く−折り込む−折り合わせる
≪explicite−implicite≫
 『差異と反復』:顕在的な〔表立った〕−暗黙の〔含みこまれた〕
他の邦訳:未検証
※この項は関連するので追加した。『差異と反復』5章原注7の記述(邦訳p.474)や5章本文(邦訳p.356)に登場。
≪envelopper−developper≫
 『スピノザと表現の問題』:包含する−展開する
 『スピノザ 実践の哲学』:くりひろげる−うちに含む
 小沢訳:包み込む−包み開く

≪evenement≫
 『意味の論理学』(宇波):できごと
 『記号と事件』:事件
 小沢訳:出来事
※ この項にはsingularite(特異性・単独性)の訳語対照も加えた方がいいかもしれない。
401訳語対照リスト 7/9:2007/09/06(木) 11:36:39 0
≪milieu≫
 『差異と反復』:中間・媒体
 『スピノザ 実践の哲学』:ただなか
 『千のプラトー』:環境・中間
 小沢訳:なかば・環境
≪bon et mauvais≫
 『スピノザと表現の問題』:よいとわるい
『スピノザ 実践の哲学』:いいとわるい
小沢訳:うまいとまずい
≪habitude≫
 『差異と反復』:習慣
 小沢訳:住み持ち・習慣
≪contraction≫
 『差異と反復』:収縮・縮約
 『意味の論理学』(宇波):縮約
 小沢訳:収縮
≪selection≫
 『差異と反復』:選別・淘汰
 小沢訳:淘汰・選択
402訳語対照リスト 8/9:2007/09/06(木) 11:37:39 0
≪consistance≫
 『スピノザ 実践の哲学』:結構
 『千のプラトー』:存立・存立性
 小沢訳:コンシスタンス
≪insistance≫
 『差異と反復』:存続・内に立つ
 『意味の論理学』(宇波):自己主張・固執・固持・持続
 小沢訳:繰り返し・反復・気配・存続
≪persistance≫
 『差異と反復』:執拗な持続
 『意味の論理学』(宇波):自己主張・永続
 小沢訳:持続
≪perseverance≫
※他の邦訳:おそらく未検証?
 小沢訳:固執
 * この語群の連関については、insistanceを文脈によって訳し分けたり、consistanceを「コンシスタンス」と音表記にしたように、
 わたしたちは満足のいく整合性を持った訳語群を見つけることができなかった。
 しかしexistence、immanence、insistance、persistance、consistanceはドゥルーズ哲学の体系において重要な語群である。
 特に、『意味の論理学』で展開されているinsistanceやimmanenceを中心としたよりエチカルな姿勢への歩みは、ガタリとの共同作業という明々白々の進展の背後にある、ドゥルーズ哲学の生成における重要な側面である。
 ※ existence=実在・存在(etre(存在)と訳し分けられる際には「実在」)、immanence=内在・内在性
403訳語対照リスト 9/9:2007/09/06(木) 18:34:43 0
≪dispars−disparite−disparation≫
 『差異と反復』:齟齬をきたす−齟齬−齟齬の働き
 「ジルベール・シモンドン 個体とその物理−生物的な発生」(三脇訳)(『無人島』上巻所収):分離する−分離−?
小沢訳:雑位の−雑位−?
 * 日常語のdisparate(不揃いで雑多)とepars(散らばった)からの造語だが、同時に古代ローマの哲学者ボエチウスにおける、
 対立しない雑多なものを形容したり、ライプニッツにおける類と種の関係にはない二つの概念の関係を指す用法も踏まえている(齟齬・雑位・別位命題など)。
 ドゥルーズはこれに、生命科学における、システムの周辺におけるポテンシャリティーの違いから、個体化や特異化が進む準平衡状態の研究をつないでいる。
 後者に関し、『差異と反復』でドゥルーズが参照にしているのは主にジルベール・シモンドンの生命現象における個体化の研究だが、この分野での研究のもっともまとまった成果が、プリゴジンの「散逸構造」や「ゆらぎ」の理論であるのは知られている。
※ 『差異と反復』5章原注11(邦訳p.475)や本文(邦訳p.353, 368)の記述からdisparationをdisparsの項に加えた。
※ ドゥルーズの個体化論には、以下の邦語論文がある。田中敏彦「個体論」(1)・(2)、『神戸外大論叢』第40巻第2号、第51巻第5号;廣瀬浩司「個体化の作用からアナーキーな超越論的原理へ シモンドンとドゥルーズ」、『情況』2003年4月号

≪contradiction−vice-diction≫
 『差異と反復』:矛盾−副次的矛盾
 小沢訳:対言−副言
 * 通常、「矛盾」の意味の「コントラディクション」は、西欧語の語感では反対するとか対立して言うことをも指す。
 これを踏まえたドゥルーズの造語「(英語風に読めば)ヴァイス・ディクション」は、同じレベルで対立する反対命題の提示ではなく、
 一定の命題をその下部で支えるレベル(副レベル)に向かって掘り起こしていく傾向を表現しようとする。
 ※ 小沢とは別経路の情報だが、原著輪読をしていた掲示板で同様の財津訳語への疑義が示されていたのを以前見たことがある。
 「“より根本的な対立”に近いのではないか。副次的矛盾という訳語ではまずいのでは」といった主旨。

≪larve, larvaire≫
『差異と反復』:幼生、幼生の
 小沢訳:さなぎ、さなぎの
404考える名無しさん:2007/09/06(木) 18:36:05 0
やれやれ、バーボン食らって酷い目にあってた。
何か注記を増やしてしまったがとりあえずこれで完了。
≪agencement≫も入れた方がよかったかな。
405考える名無しさん:2007/09/06(木) 19:08:09 0
乙!
しかしここにアップするだけだとログが流れて終わり、
てことにもなりかねないな。
406391:2007/09/06(木) 19:55:57 0
うん。やりだす前は「できればテンプレ使用を希望」とか最後に書こうと思ってたんだけど、
ありえないねこれは。たかだか4pのリストですらこんなに長い投稿文章になってしまうんだな…
wikiとかで平行させて持続するしかないのかねぇ。
407考える名無しさん:2007/09/06(木) 20:10:00 0
とりあえずお疲れ様。
っていうか詳しいなぁ。
こうやってみるとまだまだ自分がドゥルーズを理解できていないことが痛感される。
まぁ、一杯くつろいでくれ

・ω・)つ 旦
408391:2007/09/06(木) 20:22:34 0
≪distincte≫
 『差異と反復』・『意味の論理学』(宇波)・『スピノザと表現の問題』・『スピノザ、実践の哲学』:判明な
 『意味の論理学』(宇波):明晰

ここの項で追記しておけばよかったな。
デカルトの訳語では通常、claire(英訳clear)=明晰な、distincte=判明な、と訳される。
『意味の論理学』の宇波の訳語はおかしいんじゃねーのって指摘が前スレであったね。
409考える名無しさん:2007/09/07(金) 02:57:20 0
宇波は本当に哲学科卒なんだろうか?
という疑問しか沸かない
息子ミュージシャンだし
410考える名無しさん:2007/09/07(金) 04:38:12 0
ちなみに、どうでもいいことを言うと、distincte関連の語彙は、『シネマ』でも出てくるので、割に反復されてるのだ。
識別不能のなんとか、って言い回しがあったように思う。
分割の主題は、rational/irrational cut(規則的/規則的ではないor合理的/非合理的カッティング、あるいは有理数的/無理数的カッティング)
とかでも出てくるし。
また、膜や水晶の主題系は、廣瀬論文でも指摘されているように露骨にシモンドン経由の概念で、
水晶イメージっていうのが出てくるね。
『シネマ』後半だと、ベルクソン理論からシモンドンへつながってきて、アルトーに関わりだす流れが、
2巻の後半章ではあったように思う。
411考える名無しさん:2007/09/07(金) 04:41:13 0
あとは、plan(平面/計画/ショット(の仏語対応語))の訳語問題もあるのかな。
内在平面っていうのは、plan d'immanenceだけど、
plan=計画 の方面では、フーコーとドゥルーズが関わる系譜として、ジュフロア・サンティエールやキュビジエの
生物におけるplanの議論がある。

内在平面の平面の語句が、『シネマ』だとショットの語彙に転用されて復活してくるような、
(訳し分けるべきなのか、まとめた方がいいのか)悩ましい展開を遂げる。
412考える名無しさん:2007/09/07(金) 16:31:21 0
>>391
今更だが乙
413考える名無しさん:2007/09/07(金) 18:27:12 0
ハイデッガー「哲学への寄与」は、DZ並みに電波だと思われるのですが、
あれを、読んでいる人って、どれくらいいるのでしょうか。
414考える名無しさん:2007/09/07(金) 19:43:09 0
宇波の息子ってあの早稲田出身のギタリスト?
415考える名無しさん:2007/09/07(金) 20:02:05 0
>>411
揚げ足取りのような質問でスマナイんだが、キュビエじゃないのか?
>>413
DZはそんなに電波でもないよ。
何のかんの言って、初期の哲学史研究はどれも分かりやすい名作だし、
それを踏まえて中期、後期、と読んでいけば結構言わんとすることは分かるようになってる。
416考える名無しさん:2007/09/07(金) 21:20:29 0
ドゥルーズは堅実ですよ
417考える名無しさん:2007/09/07(金) 23:35:45 0
consistentです
418考える名無しさん:2007/09/08(土) 00:47:17 0
>>415
>キュビエ
そうだ…。訂正ありがとう。うろ覚えで名前手繰りだして書いてたから、間違ってたな。

consistanceといえば、いま田中敏彦の「ドゥルーズ哲学の地図」(CiniiからpdfをDLできる)
を読んでるんだけど、共在性と訳してる。
ドゥルーズ独特の「概念」においては、諸概念が相互に分かちがたく結び付けられた多数多様体をなしている、
という指摘のときに、その連結のことをconsistanceと語って。
コンシステントってこういう意味合いだったのか…
419考える名無しさん:2007/09/08(土) 15:15:28 0
>宇波の息子ってあの早稲田出身のギタリスト?
どっかのミュージシャンが、
私は音楽をやってたので窓から飛び降りずに済んだ
というようなことを語っていた気がする。
420考える名無しさん:2007/09/12(水) 10:07:45 0
千プラ文庫化はガセだったのかな
421考える名無しさん:2007/09/14(金) 15:55:26 0
宇野訳の後書きで、ドゥルーズが自分の思想を「高次のプラグマティズムだ」って言ってたって書いてあるんだけど、
そんなこと、ドゥルーズはどの本で言ってんの?
422考える名無しさん:2007/09/14(金) 20:22:10 0
プラグマティズムとのつながりはよく知られてるけど
どこに書いてあるかはしらん
423考える名無しさん:2007/09/15(土) 00:15:21 0
「高次の経験論」を勘違いしたんじゃね
424考える名無しさん:2007/09/15(土) 08:17:55 0
>>421
ドゥルーズはパースを引いたりと、割にプラグマティズムが入ってる。
ただし、ローティとかのとはまた全然違うんじゃないかな。プラグマティズムと言ってもいろいろだし…
425考える名無しさん:2007/09/15(土) 08:44:17 0
ローティとは違うね

でも、プラグマティズムとの関連はいろんな人が言ってて
常識のように考えてたけど
よく考えると、どこかどう関連してるか難しい
426考える名無しさん:2007/09/15(土) 09:01:49 0
その軌跡をまとめただけの論文であっても、非常に読み甲斐があるあると思う。

近藤ブログでは20世紀初頭において、仏でおそらく広範に存在していただろう
<合理論と経験論の対立を超えて>といったスローガンがあり、
規約主義とプラグマティズムを導入し始め、アメリカ的なプラグマティズムとは違うものになっており、
「ブランシュビックにとっては、彼にとっての実践や規約の概念は、プラトン哲学やスピノザ哲学と矛盾するものではなかった。
 これも現在から見ると、非常に奇妙な印象を受ける。しかし、恐らくはこの奇妙な感じといったものが、
 その後のフランス哲学を特徴付ける重要な鍵を握っているのではないだろうか。
 その鍵は恐らくは、直観という概念の解釈とデカルトの哲学解釈との関係性(つまりは知識というものに対する根本的なスタンス)
 に帰着されるのではないか、と想像してみたりするが確証はまだない。」
と言い、
「この記述と世界の間の不可分な関係を意識せざるをえなくなったのが、この規約主義の次の世代にあたるのではないか。
 彼らの反応は様々だ。メルロ=ポンティのように現象学の考え方を導入したり、
 バシュラールやコイレ、カンギレムのように科学的記述と理解された世界との間の相互浸透を歴史的に記述したり、
 カヴァイエスのようにそのような関係を固定する現存する概念のほうに、その世界と記述という二項対立を解消させようとしたり、
 ロトマンのようにブランシュビックの<関係>概念を拡張させた構造の二重性(イデアルな関係とアクチュアルな理論構造)の間の弁証法によってそれを解決しようとしてみたりするのだろう。」
と続けている。

このような仏哲学の20世紀初頭における見えにくい系譜と暗黙に関わっているのか、そうでないのかが実にわかりにくい。
まあただ、「仏哲学特有の特異なプラグマティズム受容」があるというのはその通りなのだろう。
427考える名無しさん:2007/09/15(土) 10:55:29 0
そもそもベルクソンとプラグマティズムは並行関係だな
パースの記号論以外にもドゥルーズはジェイムズ兄弟を絶賛して弟子の課題にしてたりする
428考える名無しさん:2007/09/15(土) 19:06:25 0
パースにしろジェームズにしろ、ヨーロッパ哲学との格闘なしに彼らの哲学はありえなかったわけだけど、
後のプラグマティストたちが「プラグマティズムはアメリカオリジナルの哲学だ」って言って称揚し始めた。
たとえば、ローティなんかは、プラグマティズムはポストモダニズムを先取りしてるとか言って。
こんなだから、アメリカ人のプラグマティストは全然面白くない。

京都学派をやたらと持ち上げる日本の哲学者みたいなもんだ。
429考える名無しさん:2007/09/15(土) 21:14:37 0
428はデューイ以降が嫌いって事だろ?
ならドゥルーズも同意見だろう
430考える名無しさん:2007/09/15(土) 21:31:48 0
ドゥルーズはジェイムズをかなり持ち上げてるよね

関係ないですが
ニコニコにドゥルーズがしゃべってる動画あるんだけど
翻訳できる人いたらしてください

最後の、ひっひっひっという笑い方にワロタ
あとすきっ歯にもね
431考える名無しさん:2007/09/16(日) 02:53:07 0
>>429
っていうか、アメリカのプラグマティズムより、ドゥルーズみたいなヨーロッパのプラグマティズムの方が捻れてて面白いと言いたかった。
西田幾多郎を研究してるアメリカ人とかがいたら面白いかもしれない。
たぶん少しはいるんだろうけど、大学では虐げられてるんだろうなw
432考える名無しさん:2007/09/16(日) 12:04:40 0
そういや西田幾多郎とドゥルーズを繋げてた日本人がいたな
433考える名無しさん:2007/09/16(日) 12:27:04 0
小林敏明か。京大系の人間だったかな。
434考える名無しさん:2007/09/16(日) 17:30:44 0
>>431
最初からそういいなよ
でも今の日本人が北米プラグマティズムを持ち上げても、
分析哲学の一派に終わるのがオチだよ

ドゥルーズは、理念としてのアメリカに興味を持ってるのが重要かと。
その場合、文学者の方がより重んじられている。
435考える名無しさん:2007/09/16(日) 17:31:57 0
今のフランス人も、って付け加えるべきかな。
心の哲学やら認識論やらで、
「プラグマティズム」を標榜するフランスの分析哲学者も、
最近では多いだろうし。
436考える名無しさん:2007/09/18(火) 14:46:57 0
なんかシネマ1出るの延びたっぽいなー

まあ、予想はしていたわけだが
437考える名無しさん:2007/09/21(金) 19:13:25 0
「批評と臨床」読んだ人いる?
最初はさっぱりわからなかったんだけど
繰り返し読むうちになんとなく「クリステヴァと親和性高い?」と思い始めてきた。勘違い?
分裂症の人には分裂症なりの「既存言語外論理」みたいなのがあって
でも、そういうのがあるんだよ!とはっきり言っちゃうと、もう一つの「論理」になっちゃうから、わかりにくく書いてる-
つうか、わかりにくくなる以外にない!って読めるんだけど、どうなんでしょ。ちなみに千プラや差反は読んでません!
438考える名無しさん:2007/09/21(金) 21:38:28 0
クリちゃんは、もっと構造化というかカッチリはめて分析するけど

ジルは、ぐちゃっとしたものはそのままにして
そのぐちゃっとするものを産む場が大事という方向性

おおざっぱだけどそんな感じに読んだ
439考える名無しさん:2007/09/22(土) 13:03:31 0
>>437
クリステヴァとは全然違うだろ。
たとえば、クリステヴァは過去から現在にまで存在した「テクストの総体」を根底に据えた上で、それとの関係で個々のテクストを論じる。
根底にひとつの超越的次元を想定しているという点で、ドゥルーズ=ガタリ的に言えば、クリステヴァは「パラノイア」。
逆にドゥルーズは個々のテクストが他のテクストと結合したり、分裂したりを繰り返していくという考え方であって、根底に超越的な次元を置くことはしない。
だから、ドゥルーズは「スキゾフレニー」。
440考える名無しさん:2007/09/23(日) 12:15:59 0
どっちも単なる言葉遊びという点では似てるけどな。
441考える名無しさん:2007/09/26(水) 16:41:51 0
あまりにも粗雑
嫌い=言葉遊びとしか思えない
442考える名無しさん:2007/09/30(日) 10:51:14 0
ロレンスを高く評価してるのが未だによくわからん。。。
443考える名無しさん:2007/09/30(日) 11:09:16 0
言葉遊びとか言う人は読んでないしね
444考える名無しさん:2007/09/30(日) 13:28:45 0
言葉様遊び?
445考える名無しさん:2007/09/30(日) 14:01:55 0
血なまぐさいレスはやめて!
446考える名無しさん:2007/09/30(日) 14:37:37 0
『差反』がもうすぐ出ますね
値段が言われてたより安いみたいで

てことは千プラの情報も間違ってる可能性あるでしょうね
というか、文庫化じたい無い話なのかも
447考える名無しさん:2007/09/30(日) 16:06:06 0
アホか?どこも予価・発売日はコロコロ変わるじゃんか
1,575は取次が版元から発売予定データ受けた時点での値段だろ
448考える名無しさん:2007/09/30(日) 16:14:30 0
しかも>>175には河出のURLが書いてある
449考える名無しさん:2007/09/30(日) 16:15:19 0
なんでそんなにノリノリなんだお前w
450考える名無しさん:2007/09/30(日) 19:57:13 0
「構造主義の歴史」のおじさんがこんなの出したけど、
頭のいいみなさんは伝記なんかには興味ないでしょうな。
文章は平易。

Gilles Deleuze et Felix Guattari : Biographie croisee
de François Dosse
ttp://www.amazon.fr/dp/2707152951/
451考える名無しさん:2007/09/30(日) 20:14:44 0
フランス語とか読めるわけないだろ、せめて英語にしてくれ
452考える名無しさん:2007/10/01(月) 01:10:22 0
>>450
さんざん悪態ついたドッスが今頃何言ってんだって印象。
453考える名無しさん:2007/10/02(火) 03:49:33 0
「千のプラトー」の価格が高すぎて、貧乏人には手が届きません。
哲学書を安く手に入れる方法というのはないものでしょうか。
454考える名無しさん:2007/10/02(火) 09:15:42 0
・古書市場で格安購入
・図書館のをコピーする など。
数冊分の費用を投じれば買えると思うが。
455考える名無しさん:2007/10/02(火) 10:06:47 0
哲学書高いっていうけどさー
バイクとか車とかブランドの服とか海外旅行とか、
そういうのに比べたら遥かに安いものだと思うけどね。
せいぜい数千円だろ?
ホントに読みたかったら、そんくらい買えよって話
456考える名無しさん:2007/10/02(火) 10:38:43 0
>>455 まあねぇ。単価がいちいち気にかかるというよりも、俺なんかの場合は量を買うからきついという面もあるが。
一冊一冊の値段ぐらい我慢しろよと思う。『中世思想古典集成』に比べれば格安じゃないか。
457考える名無しさん:2007/10/02(火) 13:59:49 0
この数十年間で日本の政治思想・評論業界は孤絶し、かなり立ち遅れてしまった。ドイツとフランスの
古色蒼然たる百年前、二百年前の政治思想の本を。訳も分からないまま読み続けてるのが現状だ。
全くヒドいものだの一語につきる。 日本の八十年代の言論を圧倒したフランスの構造主義の大家
ミシェル・フーコのような、現代ものでも、かなり癖のある思想・哲学なのであって、本当はフーコや、
ジル・ドゥールズらの思想は 「人文」である。文学あるいは文化研究なのだ。政治権力なるものを
生まで扱う学問ではない。現在のフランスやドイツの本当の最高の知識人たちとは「どうやったら、
自分たちが、アメリカの支配から脱却できる」を本気で考えている人々だ。日本知識人は文化研究
しかできない人々だ。

副島隆彦「日本の秘密」
458考える名無しさん:2007/10/02(火) 14:01:17 0
私のような鋭い人間が日本にもいる、ということをCIAもそろそろ気付くだろう。さて、先ほどの、文学=夢の
世界との混合、についてだ。私はヒーローが何百人も次々に敵を殺すシーンとかいうのが嫌いだ。全て、馬鹿
大衆を操るための描写だ。馬鹿大衆は、自分が現実的には奴隷生活をしているものだから、英雄(ヒーロー)
に憧れるのだ。
(中略)
どうして、大衆というのは、いつの世もアホなのだろう。奴隷なのだろう。夢の中の、空想の世界に逃げ出さ
ない事には、自分の現実の奴隷身分から、抜け出せないからだろう。それが、ゲーム・センターに落ちこぼれ
たちが、入り浸る背景だろう。このように早くから、解明したのはニーチェだ。さすが大思想家ニーチェで
ある。「アテネが陥落して、ローマ帝国に、教養ある奴隷として連れてゆかれたギリシア人たちが、文学なる
ものを作った」のだと書いた。現実の過酷な自分の生活から逃れ出て、頭の中だけ開放されている。そういう
連中だ。私の周りに、そういうのが、たくさいいる。
ロマンティク romantic という言葉は、英語で「アホ」という意味である。同じくナイーブ naiveというのも、
「純朴な」とかいう意味ではなくて「脳足りんの、幼児のようなやつ」という意味だ。どうしていつまでたっても、
こういう基本事項さえ、日本国民の共通了解事項にならないのだろう。わかりたくないからなのだろう。
You are romantist 「あなたはロマンチストだね」というのは、「あなたは夢見る人だね」という意味で、
「お前は、本当にアホだね」という意味だ。夢の世界(アニメとゲームの世界)に浸りこんで、現実を嫌って
「夢の世界のお姫様(あるいは王子様)を捜し求めて、冒険物語を続けるのだ。
それが、中世ヨーロッパで成立した中世騎士道物語(アーサー王伝説)である。これを定型化すると、自分の
君主である人のお后に恋焦がれて、命を惜しまないという行動様式、これをロマン ROMANというのだ。今の北朝鮮
と同じだ。あるいは、5歳の幼児が、現実と夢(オバケや、英雄たちの住む世界)の違いがあまりはっきりしない
のと同じことだ。
副島隆彦「属国日本論を超えて」P46~47
459考える名無しさん:2007/10/02(火) 14:03:23 0
(「今日のぼやき」[2000.3.6]より引用)
宮台真司(みやだいしんじ)君や、その他のまだ、ポストモダンを 言っている人たちがいるようですが、残念ながら、
もう世界規模では捨てられた思想です。今の 37歳ぐらいから上の人間が、感染している病気です。
東なんとか君の本など、どうせ何をいいたいのか、なにを、かいているのか、わけがわかりませんから、ご心配なく。
はじめから、この人たちは「読者にわけが分かるようには」書きません。

「 大正デモクラシー」のころの(ロシア・ボルシェビキ革命の世界的、影響です)からの「新カント学派」の影響で、
とにかく訳(わけ)が分からないように書く。読者より自分の方が頭がよいように思わせるように書く。
これが、この手の人たちの本性です。愚劣きわまりない伝統であり、日本知識人の劣勢遺伝子のかたまりです。
室町・鎌倉期の五山(ござん)の僧侶たちも、こうだったのでしょう。 かれらは、仏教の坊主(僧)だったのに、
何と朱子学(南宋学、儒学)の本をよんで、分かった振りをしていた、おもしろい人たちでした。
これと、今のおフランス思想かぶれの残党たちは、よく似ています。
じつは、フランスでも一番頭のいいのは、ドゴール主義者(ゴーリスト)の政治知識人たちです。ゴーリストたちは、
フーコーらのような、人文(じんぶん)主義の衒学(げんがく)趣味ではなく、本気で「どうやったら自分たちは
アメリカの支配から脱出できるのか」を国家戦略研究所に集まって、研究しつづけているのです。

 日本人のような、東アジアのモンゴリアン・インディアンには、フーコーぐらいが、文化輸出するのに、丁度いい、と、
考えていたのです。フーコー自身が、来日したとき、「ク、ク、ク」とわらいながら、そういうことを、吐いています。
(引用おわり)
460考える名無しさん:2007/10/02(火) 14:55:23 0
ハイデガーやラカンやフーコーの講義集を普通に買っていくと数十万するぞ。
無駄にたけーよ。
千のプラトーのような本も、せいぜい3000円くらいにしてほしい。
7000円ってどうやったらそんな値段が妥当ってことになんの?
461考える名無しさん:2007/10/02(火) 18:54:23 0
パソコンなんて20万近くしても5年もすれば使い物にならなくなる。
でも良書との出会いは一生の価値がある。
年収の10%くらい本代でも別にいいと思うよ。
462考える名無しさん:2007/10/02(火) 18:59:39 0
良書ならね。
463考える名無しさん:2007/10/02(火) 19:04:35 O
『千プラ』千円で。文庫で。
464考える名無しさん:2007/10/02(火) 19:09:49 0
まとめて千円なら俺も買ってもいい。

>>460
7000円はすごいね。
デネットのダーウィン本はもっと厚かったと思うけど5000円だもんね。
465考える名無しさん:2007/10/02(火) 19:41:56 0
問題は一冊7000円だすなら、他の本を数冊買えるってことだ。
俺は結局そう考えてしまって千プラを今でも買えないでいるorz
466考える名無しさん:2007/10/02(火) 19:42:43 O
ドゥルーズ読んでるみんなはどういうプロフィールなの?
467考える名無しさん:2007/10/02(火) 20:11:32 0
漏れ、理系。
工学。
468考える名無しさん:2007/10/02(火) 21:57:09 O
理系でもドゥルーズ読めるの?
469考える名無しさん:2007/10/03(水) 01:09:56 0
この国は、学者と称する、土人のまじない師どもの国だ。その土人(原住民)のまじない師どもが支配している
愚か極まりない国だ。この土人のまじない師の体制を、かならす、事実 facts ファクツ の力で打ち倒してみせる」
と。私は、今でもあのときの苦汁を思い出す。何十年かかっても、私は、全てを明らかにし続けるぞ、と。私は、
あのとき自分の書いたものを、一行も訂正することなく、かならず、再び、この国民の前に、示してみせる。
私の深い決意に付き合ってくれる人などいなくてもよい。私は、鬼になってもやりとげる。

副島隆彦「属国日本論を超えて」P74
470467:2007/10/03(水) 19:20:10 0
>>468
言ってることが完全に分かることはまずないけど、
いろいろと読んでて思考の糧になったという経験はあるよ。
差異と反復第三章なんかはよかったね。
471考える名無しさん:2007/10/03(水) 23:38:51 0
そういえばもうすぐ「差違と反復」の文庫版が出る。
472考える名無しさん:2007/10/06(土) 01:25:06 0
タルドの模倣の法則も訳されたなー
高え!!
473考える名無しさん:2007/10/06(土) 11:37:51 0
差異と反復は買い直さなくていいか
474考える名無しさん:2007/10/06(土) 19:21:13 0
立ち読みしたかぎり、ほとんど訂正も無いまま移植されてる感じ。
怠惰だなぁ。
せめて解説くらい書きなおしても良かろうに、と思うんだが…。
475考える名無しさん:2007/10/06(土) 21:08:52 0
シネマIも止めてやがるしな
476考える名無しさん:2007/10/06(土) 21:40:51 0
持ちやすくはなったけどね
477考える名無しさん:2007/10/06(土) 22:18:04 0
文庫版では、事項索引はカットされたみたい
478考える名無しさん:2007/10/07(日) 20:08:26 0
上巻p57の「第三の事例」が本当に反復されてて吹いた
479考える名無しさん:2007/10/07(日) 20:52:45 0
「俺は同じ事は二度言わない俺は同じ事は二度言わない」
「言うとるやないか」
480考える名無しさん:2007/10/08(月) 01:51:47 0
差異と反復、
財津はシネマ1の訳が押してるせいで解説も書けない、
と文庫版あとがきに書いているが、
事項索引無しも押してるせいか?
人名はあるのに、なんて半端な。

出版社との関係もあるんだろうが、
まずはシネマ1を出してから既訳のある差異と反復に取り掛かって、
という風にできなかったのか?

っていうか、この人はドゥルーズの暗黒面に憑かれちゃってる感じで、
他人事ながら、何だか心配だ。
481考える名無しさん:2007/10/08(月) 03:00:40 0
河出さんは千プラを文庫化したら
フーコーの主著を文庫にしちゃってくだせい。
ラカンはちくまがやる予定なんで。
482考える名無しさん:2007/10/08(月) 09:29:13 0
音楽やら芸術の教養を積んだ日本人ならたくさんいる。相当な経験と知識量の人々がいる。ところが政治
思想が分からない。そもそも世界基準での政治思想の初歩さえ全く分かっていない人間の群れが、私たち
日本人なのである。世界基準での音楽の素質や各種の芸術に対する教養人が日本にはたくさんいる。
だから決して無教養ではない。ところが政治思想(ポリティカル・ソート)というのが全く理解できて
いないのが知識人、学者を含めて日本ののエリート階層である。だから、「深い教養がみについていれば
欧米人と対等に付き合える」という言い方だけは日本でも言われてきたが、ちっともうまくいってない。
「日本人は世界基準での政治思想なるものが系統だって分かってないから、アジア諸国の知識人たちほど
にも欧米人から対等に相手に扱われないのだ」とはっきり気づき、公言する日本人は私以外には、まだ
いないはずである。
少なくとも、十八、十九世紀のイギリスの大思想家であるジョン・ロック主義(ロッキアン)と、
エドマンド・バーク主義(バーキアン)と、ジェレミー・ベンサム主義(ベンサマイト)の、
この三派の大思想の大柄の対立ぐらい、しっかりと分かってないと、向こうの高校生並みにさえ
扱ってもらえないのである。日本の文科系の知識人の思考にはとにかく「論理に系統性」がないのである。

副島隆彦「ハリウッド映画で読む世界覇権国アメリカ」
483考える名無しさん:2007/10/08(月) 13:54:56 0
>>481
>ラカンはちくまがやる予定なんで。

エクリのこと? 改訳されないとむりだろ
セミは岩波だし
484考える名無しさん:2007/10/08(月) 18:09:48 0
>>480
>暗黒面
判る気がするww
っていうか、財津さんについて不肖漏れが抱いているイメージは、
ドゥルーズが気張りながら思考と格闘している身振りだけ染っちゃったってものなんだが…。
485考える名無しさん:2007/10/08(月) 18:16:32 0
暗黒面といわずに、「不当に無視されている面」とも言ってあげようよw
『差異と反復』『意味の論理学』〜『哲学とは何か』を貫いてるドゥルーズの論旨って、ややこしいからなぁ。
486考える名無しさん:2007/10/08(月) 20:08:27 0
>>480
>事項索引無し

っていうか、まあ、索引だってあるに越したことはないんだから、
財津には、索引作りを任せることのできる弟子の一人や二人いないのか?
河出には、文庫担当編集者が人を手配するとか自分でやるとか、できなかったのか?
と問い詰めたい。

某仏文系出版社は平の編集者が原書からチェックしとるぞ(効果のほどはともかくも)。
487考える名無しさん:2007/10/08(月) 20:20:32 0
ああ、白水社か。あそこは、
特定の学閥からしか社員を採らないとか(本当かどうか知らないけど)、
就職志望者との面接で編集者が研究者顔負けの文学の造詣を見せたとか、
いろいろすごい伝説は聞くなぁ。

財津の文庫化について、「そのぐらいの作業やってくれよ」っていうのは同意。
文庫の方が長く残るんだから、そのことを少しは配慮しろよと。
数年前、情況のドゥルーズ特集で「”来るべき人民”のためにドゥルーズ・ドゥルーズ関連系譜の邦語状況を整備したい」
などと大言していた当人が何やってんだと。
(何気に、「訳語対比リストをネットで公開します」なんて宣言していたのに、それもあっさり放棄してるし)
488考える名無しさん:2007/10/08(月) 21:52:47 O
財津には、率直に言って、ドゥルーズの哲学を咀嚼できる十分な知能がない。
厳しい言い方になるが、財津の知力の低さは努力してどうにかなるようなレベルではない。
頭の悪い人間はドゥルーズの専門家になろうとすべきではないのだ。
財津はダメなドゥルージアンの典型を示している。
489考える名無しさん:2007/10/08(月) 22:06:29 0
ここで >>490 が「betise」について一言!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
490考える名無しさん:2007/10/08(月) 23:21:37 0
>>頭の悪い人間はドゥルーズの専門家になろうとすべきではないのだ

しかし頭のいい人はドゥルーズの専門家などになるわけがない。
自分の思想をつくるからな。
491考える名無しさん:2007/10/08(月) 23:35:15 0
「良いインディアンは、死んだインディアン」

もう死んだ人の著作はいいんじゃない。
日本を含む世界の思想界で、狂おしく明晰な奴っていないのかな?
492考える名無しさん:2007/10/09(火) 01:06:29 0
>>488
でも、『差異と反復』の翻訳はかなり正確だよ。
493考える名無しさん:2007/10/09(火) 01:34:13 0
>>488
どこがどう「典型」なのか、全く「示して」ないんだがw
494考える名無しさん:2007/10/09(火) 01:38:18 0
でもまぁ頭の悪さは否定できない事実だな
495考える名無しさん:2007/10/09(火) 04:29:51 O
「丸山圭三郎の研究でもやってればよろしい」
496考える名無しさん:2007/10/09(火) 10:23:51 0
>>495
by柄谷行人
497考える名無しさん:2007/10/09(火) 11:21:19 0
『ドゥルーズ/ガタリの現在 達成と限界』
平凡社 小泉義之、檜垣立哉、鈴木泉 編著

没後10年以上を経た今でもなお、使える思想家の筆
頭であり続けるドゥルーズ。こうした俗流ドゥルーズ
主義の風潮を前に、哲学者としての到達点と限界を示
すべく、多様な30人の研究者により行われた共同研
究の成果。

A5判 728頁 予価5250円(本体5000円+税) 
11月刊行予定
498考える名無しさん:2007/10/09(火) 18:27:27 0
>>497
キター!
…でも高すぎる!
499考える名無しさん: :2007/10/10(水) 04:50:18 0
>>482 これコピペだけどまじそうだよ。政治とか文化に詳しくないと
相手にされない。
500考える名無しさん:2007/10/10(水) 19:35:05 0
図書館のドゥルーズの持ち出し率の高さは異常。おまえらいい加減にしろ
数カ月感ずっと貸し出し中だったシネマ2も
一度も館内で見掛けないウチにとうとう検索から消えた
こっそり返しておけよ!
501考える名無しさん:2007/10/10(水) 20:23:12 0
俺なんか、英仏邦購入して、揃い持ってるんだが・・・・<シネマ
502考える名無しさん:2007/10/10(水) 21:05:23 0
そりゃ偉いよ。専門研究するならまあそういうもんかもしれんがね
持ち出しや切り抜きはドゥルーズだけじゃないが、ホント酷いんだよ
千プラなんて2册あったのに全滅
503501:2007/10/10(水) 21:56:16 0
普通に社会人やってるわいっ しかし切り抜きとか持ち去りとかひどいな。
スキャンして自分で簡易製本でもすればいいのに。盗むとか論外だ。
504考える名無しさん:2007/10/11(木) 11:25:54 0
そうだよな。
同じ犯罪なら、人に迷惑かけないコピーの方にしとけよ。
図書館の本を盗むような奴は許せない。
お前なんかよりもドゥルーズの本を読みたいと思ってるやつはいっぱいいる!

かく言うおれは、いつも延滞しまくり…すんません。
505考える名無しさん:2007/10/11(木) 14:00:45 0
僕はいっつも図書館銀行
506考える名無しさん:2007/10/13(土) 00:39:32 0
Title: ジル・ドゥルーズと音楽
Date: 2007年10月23日(火)18:00〜20:00
http://www.utcp.jp/from/events/2007/09/gilles_deleuze_and_the_music/
507考える名無しさん:2007/10/14(日) 15:53:05 0
千プラ文庫化の話しは、完全にガセだったのか…

財津氏は、たしかに、あれですよね、
あまりぱっとしない頭脳ですけど、
彼くらいの人でも、書き散らしてる人は
多いと思うのですが…。

ラカンについて、ちくまがどうのこうの
というのは。もっと聞きたいのですが…
508考える名無しさん:2007/10/14(日) 16:12:29 0
>>507
AOが文庫化されたんだから、いつかはされるだろ。>千プラ文庫化

…その「いつか」が数年後か数十年後かは分からんが。
509考える名無しさん:2007/10/14(日) 16:36:29 0
おいおい俺はドゥルーズ役者のなかで財津さんを一番信頼してるよ
510考える名無しさん:2007/10/14(日) 16:58:26 0
痛い解説も訳の質ゆえに許される
511考える名無しさん:2007/10/14(日) 17:07:20 0
訳は丁寧だが性格は破綻。
512考える名無しさん:2007/10/14(日) 22:05:28 0
批評空間のドゥルーズ特集読み返したら、柄谷の「よくそんなレベルで質問に行ったね。おれだったら怒鳴り散らすよ」発言にわらたw
浅田がフォローしてるのもわらたw
513考える名無しさん:2007/10/15(月) 00:23:35 0
「よくそんなレベルで質問に行ったね。おれだったら怒鳴り散らすよ」
あちゃー、、、
でも、現代哲学の天才の謙虚さに、
しばし言葉を失ったね。
浅田はどうフォローしたんでしょうか。
514考える名無しさん:2007/10/15(月) 11:01:49 0
>>512
それはどうゆう文脈で言ったの?
財津に直で言ったの?
515考える名無しさん:2007/10/15(月) 15:29:30 0
何だかんだ言われてるが、
財津は恥を忍んでいたかどうかは別にして、
恥をかきながらドゥルーズにいろいろ聞いたおかげで、
あの差異と反復の訳や訳注が読めるわけで、
いい仕事を続けていると思う。

宇野は読みやすさを優先するとか言ってるが、
原書無しでは意味が取りずらいところも多い(補足が少ないんだよ)。
ドゥルーズにも細かな質問はしなさそうだしなあ。

まあ、今はもうドゥルーズに質問もできないわけだが、
それでも、正直、シネマ2も財津にがんばってほしかった。


天狗なころの柄谷の放言なんか、今頃持ち出すなよw
財津が質問したからこそ、
「へー、ドゥルーズにも若気の至りみたいなもんがあるのかなー」
と考えさせられるし、訳も正確になる。
柄谷が翻訳したとしても、奴はプライドが邪魔して、
ドゥルーズに質問なんかできないだろうし、まともな訳もできないだろう。
516考える名無しさん:2007/10/15(月) 15:38:06 0
財津がシネマ2やってたら完成しないだろ
映画見ていないんだから。
1も放置だし
517考える名無しさん:2007/10/15(月) 15:45:47 0
>>514
うん。直で言ってる。柄谷・浅田・蓮實・財津・前田の座談会で。
たぶん、財津が噛み合わないことばかり言ってたからだと思うけど、
途中から柄谷が財津にキレっぱなしw

財津が、ドゥルーズにある語のことを質問したら突然不機嫌になった、って話をしたら、
柄谷が「よくそんなレベルで質問に行ったね。おれだったら怒鳴り散らすよ」と発言。
そこで浅田が「日本からわざわざ翻訳者が来てくれてるんだから、そんなことはできませんよ。それに財津さんの訳は正確なんだから」とフォロー。
浅田いなかったら、どうなってたんだw 見直したぜw

ちなみに、引用は適当だからね。正確な発言はちゃんと調べて。
『批評空間』II期9号あるいは柄谷『シンポジウムV』。
518考える名無しさん:2007/10/15(月) 15:50:01 0
>>515
お前の言うとおりだが、あの座談会では柄谷がキレる理由もわからないではない。
財津は全然柄谷の話を理解してなかったしね。
まあ、「おれの考えを理解しないやつは黙れ」っていう態度もどうかとは思うけど。
しかし、柄谷の「おれだったら怒鳴り散らす」発言は、ただの恫喝だなw
519考える名無しさん:2007/10/15(月) 18:16:13 0
>>517
なるほど

探して読んでみよかな
520考える名無しさん:2007/10/16(火) 00:25:21 0
>映画見ていないんだから。
え、それで、シネマ訳すの?だいじょうぶなのか
521考える名無しさん:2007/10/16(火) 00:29:31 0
映画やってる院生に下訳やらせようとしてたことがある
522考える名無しさん:2007/10/16(火) 10:02:30 0
ウラゲツにシネマの記事出てるね
523考える名無しさん:2007/10/16(火) 12:44:05 0
財津氏は、デリダにおける鵜飼氏みたいなものかもしれない。
右のコップの水を左に移し変えるというだけのことが、出来ない人が
多い中、ひたすら正確な訳を心がけておられる。
524考える名無しさん:2007/10/17(水) 10:21:35 0
鵜飼は文章がつまらない
しゃべりからは知性を感じるのに
525考える名無しさん:2007/10/17(水) 16:19:23 0
抽象的すぎるのかな
526考える名無しさん:2007/10/17(水) 17:28:27 0
ていうか、文章だと教条的にしかみえない
527考える名無しさん:2007/10/17(水) 22:15:03 0
ドゥルーズって構造主義の人?
人間は変化し続ける世界の一部でしかありえなく、不安定こそが安定?
528考える名無しさん:2007/10/18(木) 19:50:53 0
no no ちがいまーす。
構造主義とかの明確な主義は主張してないです。
(これはいわゆる構造主義者にも然りの場合が多い)
何がリアルかを中心に読むと分かりやすくなります。
リアルでないものはリアルなものの効果とか影とかとして現れると考えると良いです。
肝心の何がリアルかということについては、
変化だけがリアルだという風に考えておけば、
入門地点としては十分だと思います。
(細かい概念は読んでいくうちにそのうち分かる。ていうかここ凄く重要)
で、あんまりリアルでないものとして(観念的に捉えられたところの)世界とか安定不安定とかは現れたものなのです。
例えば安定というのは、
目的論的世界観とは関係ないという点で無情で残酷だといえる変化が渦巻く中で、
(生老病死などはまぬがれ得ないという意味で)相対的
(大きなレベルで見ればエントロピーは増え続けているという点で)局所的
(調和は変化の本質ではないという点で)偶然的であり、
人間の解釈として現れたという点で主観的なのです。
しかもこの人間というのが相対的局所的偶然的産物なんですね。
で次に、ドゥルーズ哲学は倫理に向く。
こういった観念的なものの下でうごめく変化といった視点から見ると、いわゆる「醜い欲望」というのは欲望の本来的状態で無いと分かる。
(アンチオイディプス参照)
むしろ欲望というのは愛の喜びみたいなものなのです。
で、倫理とは喜びを増大させるものだということになる。
この方向をラディカルにすすめると、我々の身体がどうでもよくなる地点がやってくる。
これが器官なき身体。
以上、支離滅裂だけど、まずはこんなところでいいと思う。
間違っているところがあったら誰か訂正しておいてください。
529追加:2007/10/18(木) 19:53:06 0
まぁ、一行目の「違う」というのはいいすぎだったかも。
530考える名無しさん:2007/10/18(木) 20:11:41 0
>>528

……まあ、楽しそうだから、いいか
531528:2007/10/18(木) 20:14:53 0
>>530
頼む、訂正してくれ…。
正直ドゥルーズをゆがめてしまったという自覚はあるが、
入門者にどう説明すればいいかこれ以外に思いつかんのだ。
532考える名無しさん:2007/10/19(金) 01:02:57 0
ドゥルーズは「イズム」を否定しない人だろ
533考える名無しさん:2007/10/21(日) 00:30:19 0
>>528
>>リアルでないものはリアルなものの効果とか影とかとして現れる
これだと、ラカンっぽくなっちゃうけどね。
リアルでないものとリアルなものの区別を取っ払って、
いわばすべてをリアルなものと考えたのがドゥルーズ=ガタリ。
『記号と事件』でも「私たちはいわば現実界だけで考えた」みたいなことを言ってた気が。
534考える名無しさん:2007/10/21(日) 23:24:56 0
528はm分かりやすいでした。
ところで、財津氏「デカルトからドゥルーズへ」はどうなったの。
立ち消え?
535528:2007/10/22(月) 19:44:57 0
>>533
あ、そうだったな。
それは説明がどうこう以前に完全に忘れてた。
ていうか良くわかんない。
ドゥルーズ読んでてわかんないことがあったときにジジェク『身体なき器官』読んだからかな…。
ありがとう。
>>534
お役に立ててよかった。
536考える名無しさん:2007/10/23(火) 10:05:28 0
ジジェク本はわざと曲解してるからだめだろ
ガタリを排除するための本だし
537考える名無しさん:2007/10/27(土) 14:04:19 0
シネマ1、
12月発売予約受付していたサイトから消えた。
また延期か?
538考える名無しさん:2007/10/31(水) 00:01:36 0
DZせんせいは、潜在性の存在論を語ったとまとめられるようですが、
ひきこもりのせいか、「消尽したもの」を読んでみたのですが、
潜在性が消尽するとは? というのが、テーマのようでした。
それにしても、名詞が消尽し、声が消尽し、イメージが消尽し
ということですけど、やっぱり、言葉から入ってゆくものなんですね。
というか、言葉があって、それが消尽してイメージになるというのは、どういう
ことなのか…
539考える名無しさん:2007/11/13(火) 00:25:13 0
シネマ1延期だと〜!
540考える名無しさん:2007/11/13(火) 15:36:58 0
ミルプラトーは文庫化なんかするより月イチで一章ずつ雑誌判形式で出せばいいんだよ
デアゴスティーニから『月刊ミルプラトー』
創刊号はチャレンジャー博士フィギュア付き
541考える名無しさん:2007/11/13(火) 16:23:43 0
ドゥルーズ『シネマ』スレから転載

105 名前:考える名無しさん[] 投稿日:2007/10/31(水) 01:13:56 0
>>104
ひとつも見にいけなかった…
「ドゥルーズのABC」見た方どうでした?

106 名前:考える名無しさん[sage] 投稿日:2007/10/31(水) 18:32:35 0
今日行って来たら、アベセデール上映は28日がラストだったw

アベセデール採録の翻訳冊子でもあれば、と思ってつぶさに見てきたけど、そういうのは作らなかったみたいだね。
壁に貼ってあったドゥルーズのテキストの主題別抜粋集(を写真と一緒にデザインしたもの)は、
『adpf. ministere des Affaires etranges』のドゥルーズ特集号(? なのだろうか。号数なかったけど。ラプージャッドが監修した薄い冊子)
をパネルで拡大再現したもののようだった。一冊だけadpfは陳列してあったけど、非売品。
その抜粋集の壁面のそばに、小さいパネル使って、廣瀬純+芳川優希が邦訳文を対応させてあったね。
邦訳書のページ数指定も対応させてたけど、たぶんある程度訳しなおしたり、訳語を統一したのかもしれない。
ISBNは2-914935-13-7、13ユーロだと記されてあったので、興味がある人は探す手立てとしてくれ。

日仏学院の図書館もじっくり見てきたけど、アベセデールのビデオカセットもあった
(今はたしかDVDがamazon.frなどから買えるけども)。上記のadpfも貸し出し枠にあったよ。
なお、ここの図書館はショアーDVDはあるわ、リヴェットの『Out 1』はあるわ、
シヴァン+クレイフィのルート181のDVDはあるわ、デリダ『盲者の記憶』のビデオカセット版はあるわ(監督はファルジエ)、
アルトーのガリマール版全集1〜21巻揃ってるわ、スペースの割にはなかなか凄いところではある。
個人的には、Robert PengetやMichel Butorがゴロゴロしてたことが嬉しかった。

講演やシンポジウムは私も見れなかったので、レポがあったら読んでみたいorz

アベセデールは動画ファイルなら持ってるけど、聞き取りできないから今ひとつ何言ってるかわかんないな。
さすがにニコニコ動画などにupするだけで字幕はつけてもらえんだろうし…。
今回が苦労せずして内容を把握できる数少ないチャンスだったが、結局逃してしまった。
542考える名無しさん:2007/11/15(木) 11:52:32 0
【文化】仏哲学者、ドゥルーズ 再び脚光、若者に人気
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1195094617/

543考える名無しさん:2007/11/15(木) 12:39:31 0
そんなスレは貼らなくてもいいよ。見慣れた批判口調のクリシェが出てくるばかりだし。
544考える名無しさん:2007/11/15(木) 14:46:45 0
ソーカル貼られてるしな
ネットって情報系の奴が多いから人文はそれだけで批判されやすい
545考える名無しさん:2007/11/15(木) 14:52:22 0
哲学板の英知を結集してN速の無知蒙昧な暴言に徹底抗戦しる!
546考える名無しさん:2007/11/15(木) 19:07:13 O
リゾームについて、400字以内で簡潔に誰か説明しろ
547考える名無しさん:2007/11/15(木) 19:16:44 0

以上
548考える名無しさん:2007/11/15(木) 19:33:13 0
>>545
別にあれくらいの暴言は昔っから君ら現代思想畑の人間なら、
ラカニアンだろうがドゥルージアンだろうが慣れっこなんじゃないかい?
泰然と構えていればいいと思う。
見れば連中がドゥルーズが嫌悪したような、
相手の言説の発生プロセスを追わない怠惰な人々だというのは見当が付くと思う。
掲示板の慣例として、一歩引いて放置するのがいいのではないか?
>>546の書き込みはこの騒ぎの一部なのだろうか?
まぁ、関係の無いことだ。
いまだドゥルーズ初心者の俺でよければ>>546の質問について答えてみるよ。

リゾームとは事象と事象のあいだの関係のあり方のパターンを表した概念である。
対立概念であるツリーは上位事象と下位事象が明確に区分されているあり方のことを表し、
リゾームはそのような区別の無いまま事象が錯綜した状態でつながりあっているあり方を表す。
提唱者のドゥルーズとガタリによると、無意識における事象のつながり方はリゾーム状である。
西洋近代の資本主義社会においてはそのようなリゾームを多くの社会装置を通じて、
適宜切断したり接続したりということが行われる。
この過程によって社会の担い手たる「人間」に我々は加工されるわけだ。
ドゥルーズとガタリが『資本主義と分裂症』で論じたのはこのような実情の分析、こうなった過程、より良い社会の模索、なのである。

間違いあったら訂正キボン
549考える名無しさん:2007/11/15(木) 20:26:34 O
池田学会の食い物にされないようにね
550考える名無しさん:2007/11/15(木) 22:57:30 O
>>548
文章下手糞だね。
学部生クラスならまだしも、それ以上の年齢でそれでは、ちょっと恥ずかしいよ。
551考える名無しさん:2007/11/15(木) 23:10:37 0
ドゥルーズの次はブランショの文庫化
頼みますよ、河出さん
552考える名無しさん:2007/11/15(木) 23:22:29 O
スイーツ(笑) ドゥールズ(笑) ガタリ(笑) フーコー(笑) レディースプラン(笑)
ボードリヤール(笑) デリダ(笑) くつろぎインテリア(笑) ニューアカ(笑)
哲学徒(笑) ポストモダン(笑) 知の欺瞞(笑) カルチャレス(笑) 

Wハッピー婚(笑) 現代思想(笑) ヴィトゲンシュタイン(笑)
ベルクソン(笑) 哲学(笑) 構造主義(笑) ポモ(笑)  動物化(笑) 
言説(笑) サブカル(笑) ヘーゲル(笑) テクスト(笑) エポケー(笑)
フッサール(笑) 郵便的(笑) 脱構築(笑) 精神分析(笑) ラカン(笑)

ソーカル(笑) 分析哲学(笑) 垂直の大騒ぎ(笑) リゾーム(笑)
カキコ(笑) バタイユ(笑) マーケティング業界(笑) 批評(笑) 
知的スリル(笑) 幻想性(笑)
553考える名無しさん:2007/11/16(金) 00:57:15 0
この数十年間で日本の政治思想・評論業界は孤絶し、かなり立ち遅れてしまった。ドイツとフランスの
古色蒼然たる百年前、二百年前の政治思想の本を。訳も分からないまま読み続けてるのが現状だ。
全くヒドいものだの一語につきる。
日本の八十年代の言論を圧倒したフランスの構造主義の大家ミシェル・フーコのような、現代もの
でも、かなり癖のある思想・哲学なのであって、本当はフーコや、ジル・ドゥールズらの思想は
「人文」である。文学あるいは文化研究なのだ。政治権力なるものを生まで扱う学問ではない。
現在のフランスやドイツの本当の最高の知識人たちとは「どうやったら、自分たちが、アメリカ
の支配から脱却できる」を本気で考えている人々だ。日本知識人は文化研究しかできない人々だ。
副島隆彦「日本の秘密」 P148~149


これ以外に下等学問としての 「人文」というのがある。この人文というのはヒューマニティーズの
日本語訳である。 ヒューマニティーズとは「人間、および記録された文学に関わること」という
意味である。 簡単に言えば現在で言う文学(部)のことである。他に歴史学があり、その内容は
古文書や石碑の文の解説などを行う。これらは、学問としては下等学問である。
これとサイエンス(学問)の区別をつけなければならない。これが日本人にはできていない。
すべてごちゃまぜなのが日本の大学制度である。国家的学問犯罪と呼んでもいい。
大欠陥学問観と呼んでもいい。日本の大学は、世界基準では高等学校程度であろう。
このヒューマニティーズとサイエンスの区別がついてる日本知識人がほとんど
いない。すべてごちゃまぜである。
副島隆彦「ハリウッド映画で読む世界覇権国アメリカ(上)」P324
554考える名無しさん:2007/11/16(金) 01:14:32 0
>>548
それだと、リゾームって全然おもろない。
すっげー概念なのによーw
なにしろ、全体性もなければ統一性もない、
とらえどころなき、(にもかかわらず)
それらしい、といったものなのだからな。
ちょうど、自己同一性なき自己同一性といったところだ。
あの人が語ると何でもそれらしく聞こえる、
けれど、じゃあ何を語ったか、何を主張したかといえば
すべてが明晰ではあるのだが単純ではなく、
むしろアンヴィギュアス(酸いも甘いもあるよ?)である、といったような。
555考える名無しさん:2007/11/16(金) 07:03:04 0
>>553









   「それはもう語られてしまったこと」なんだが

   「すでに語られた文字群になんの意味があるか」書いてみ?

      (判ってるだろうが「コピペをする意味」じゃないぞ)








すでに語られてしまった文言はオマエの落書き以下だと言ってるわけだが
この意味判るかな?
556考える名無しさん:2007/11/16(金) 18:36:32 0
>>550
>>554
じゃあお手本見せてみ?
557考える名無しさん:2007/11/16(金) 19:01:56 0
なんか
長々と通りがかりの人に律儀に返答する奴が定期的に来るようだが
そいつの「間違いがあったら訂正してくれ」って言葉には誰も訂正加えてやらないんだな
門外漢の漏れにはこいつの言葉が正しいか否かは知ったこっちゃ無いが
これはこいつの言葉があまりに間違いまくっているからなのか?
それとも住人の怠惰(あるいはクールさ)ゆえか?
そうでなければ誰もドゥルーズのことを理解していないからなのか?
558考える名無しさん:2007/11/16(金) 19:03:34 0
「間違いがあったら訂正してくれ」って言葉には誰も反応してやら無いんだな
の間違いだ、スマン
559考える名無しさん:2007/11/16(金) 20:33:42 0
トンでもちゃんの思想って本当?
560考える名無しさん:2007/11/16(金) 21:17:30 0
定期的にこの手の書き込みくるなー

読んで自分で判断しよーよ
561考える名無しさん:2007/11/16(金) 22:15:36 0
ドゥルーズの著作が手もとにあれば、一生退屈せずに生きていける
自信がおれにはある。
562考える名無しさん:2007/11/17(土) 00:31:42 0
「間違いがあったら訂正してくれ」と書き込む人間の存在自体が間違いなのだから放置だろ
563考える名無しさん:2007/11/17(土) 08:29:20 0
なんで?
少しの間違いも許されない場とは思えないけど??
564考える名無しさん:2007/11/17(土) 16:31:00 0
シネマ1、延期決定orz
一月には出せよなあ
565考える名無しさん:2007/11/22(木) 01:40:06 0
カントの批判哲学
ジル・ドゥルーズ 著
國分 功一郎 翻訳

ちくま学芸文庫 文庫判 224頁 刊行 01/09
ISBN 9784480091307
定価924 円(税込)
566考える名無しさん:2007/11/22(木) 08:39:52 0
ついに宇波訳が撤廃されようとしているな。よろこばしいことだ。
残るは、『カフカ』と『ベルクソンの哲学』だろうか。
567考える名無しさん:2007/11/22(木) 08:40:34 0
って、旧訳は中島訳か…。これはきっちりチェックしてないからミスの量は知らないや。
568考える名無しさん:2007/11/22(木) 09:59:27 0
>>566
プルーストとシーニュも忘れてもらっちゃ困る
569考える名無しさん:2007/11/22(木) 10:38:28 0
>>568
スマンカッタ 俺、ドゥルーズ訳本でそれだけ持ってないんだ・・・
って、いや、『ドゥルーズ初期』とかあのへん無いか(無人島持ってるから要らんが)。
数えてみると意外に多いんだよな。
570考える名無しさん:2007/11/22(木) 17:57:52 0
國分さん最近仕事してんなぁ…。
571考える名無しさん:2007/11/23(金) 22:14:23 0
572考える名無しさん:2007/11/23(金) 23:28:03 0
カントの批判哲学 マジうれしい
573考える名無しさん:2007/11/24(土) 09:57:47 0
バディウの本って評判あんましよくないけど、どうなん?
読む価値はある?
574考える名無しさん:2007/11/24(土) 11:06:46 0
ない
でもバデュウ哲学を知りたいなら参考になる
そこはジジェクの本と似ている
575考える名無しさん:2007/11/24(土) 16:09:08 0
>>574
じゃあ、読む価値あるじゃんw

バディウもジジェクも徹底してアンチガタリだから、そこだけ用心して読めば面白い本だよ。
ただし、ジジェクのは翻訳があの長原豊…orz
576考える名無しさん:2007/11/24(土) 17:54:19 0
>>575
いや、ドゥルーズをここから知るのは害毒だろ
ドゥルーズ解説本としては全く使えない
577考える名無しさん:2007/11/24(土) 19:25:15 0
では、ドゥルーズの解説として良い本は?
クレア・コールブルックのはあかんかった。
ドゥルーズの"主張"は繰り返し多面的に書かれていたが、
その主張に至るまでの過程や哲学史的な位置づけがほとんど書かれていなかった記憶がある。
(少なくとも印象には残っていない)
578考える名無しさん:2007/11/24(土) 19:42:34 0
>>576
害毒かどうかはその人次第じゃないの?
害悪だって言うんなら、入門書なんてどれも害悪だろ。
結局は著者の解釈にすぎないんだから。

>>577
ドゥルーズはスピノザやニーチェについて素晴らしい解説書を書いてるから、これらを読めばいいんじゃない?
どっちも文庫になってるしね。
「千のプラトー」は普通に読み物として面白いから、ここから入ってもいいと思う。
あえてドゥルーズ以外の書いたものを挙げるなら、宇野邦一の入門書かな。
浅田彰の逃走論も悪くないよ。
579考える名無しさん:2007/11/24(土) 19:42:59 0
訳が悪いけど故ズーラビクヴィリの奴じゃね?
580考える名無しさん:2007/11/24(土) 19:44:32 0
>>578
バデュウやジジェクのは、
自分の体系の役に立つところを抽出するための本だから、
はじめから解説を狙っていない
日本で出版社が売るためにそれっぽい意匠をほどこしているけど
581考える名無しさん:2007/11/25(日) 00:21:49 0
ドゥルーズは「ニーチェ」で永劫回帰を「選択的な永劫回帰」「同一なものの回帰ではない」と湾曲している。
ニーチェの永劫回帰は「選択的なものではない」し、「同一なものの回帰」と言っている。
他にニーチェの「力」を「差異」とすることも問題があるように思える。
私はドゥルージアンを批判する者である。
582考える名無しさん:2007/11/25(日) 01:09:06 0
ドゥルーズの入門書なら
河出書房新社の「ドゥルーズ 没後10年、入門のために」
でキマリじぇね?

>581

そうか?
ニーチェは「すべては解釈だ」ってなこといってるし、
永遠回帰が同一なものの回帰とは思えないがな。
583577:2007/11/25(日) 16:16:17 0
>>578
ドゥルーズの『スピノザ』は面白かったけど
(自分でもなぜか分からないが)途中で放り投げちゃったなぁ。
また読んでみるよ。
ありがとう。
宇野の解説は持ってる。
精読はまだしてない(しないとなぁ)が、
何でドゥルーズの時間論の解説の段となるとみんなお決まりの、
「点」「円環」「直線」を持ち出すんだろう?
全然イメージのわかない分かりにくい比喩だと思うんだけど。
『千のプラトー』はどの章も分量が多い…。
でも読んでてすごく勇気付けられる。
(『逃走論』(やはり、持ってる)にも書いてあったけど。器官なき身体をチビ黒サンボにたとえる比喩はよう分からんかった)
こうして書いてて気づいたことは、やっぱ解説だろうとドゥルーズは精読せにゃならんということですね。
『ドゥルーズ 没後10年、入門のために』も持ってマース…。
ほとんど読んでませーん…。

『ニーチェと哲学』は持ってない。
『差異と反復』の時間論はほとんどこの本の使いまわしだと聞いたけどどうなんだろう?
>>581
『差異と反復』の結論には確か、
ニーチェは「ツァラトゥストラは最初永劫回帰を誤解していた」というつもりで『ツァラトゥストラ』を書いたんだ、
見たいな事書いてたけど。
584考える名無しさん:2007/11/25(日) 17:10:47 0
ドゥルーズは永劫回帰を車輪に例えるけど、それは割と凡庸なイメージだと思う。
車輪の遠心力が中途半端な然り、ニヒリズムを放逐し、自ずと最高の然りを意欲する。
ただ、この程度の理解でいいのなら、ニーチェ本人がさらりと言えていたはずだ。
しかし、そこまで簡単には言っていない。そこに何かがあるような気がする。
585考える名無しさん:2007/11/26(月) 01:42:19 O
ドゥルーズっていわゆる抽象語に語らせていて抽象語を人格化してる感があります。
その心はなんなんでしょうか。
人格化されるものといえば神ですが、
概念の人格化というのは何を意味するのでしょうか?
586考える名無しさん:2007/11/26(月) 03:46:09 0
>>585
>ドゥルーズっていわゆる抽象語に語らせていて抽象語を人格化してる感があります。

具体的に指摘してくれると助かる。〜(本の名前)の…ページとか。
587考える名無しさん:2007/11/26(月) 05:05:42 0
登場人物的概念 のことを暗に言ってるのかな
588考える名無しさん:2007/11/26(月) 14:57:23 0
585は哲学全般に向いてないのでは
589考える名無しさん:2007/11/28(水) 23:17:09 0
590考える名無しさん:2007/11/28(水) 23:34:14 0
>>585
司る力、意志、法則性を擬人化したのが神でしょう。
風神、雷神とか転輪王とか
591考える名無しさん:2007/11/30(金) 20:19:03 0
ところで、小生は、意味の論理学をパクり
炉理の論理学を始めてみた。
http://rorino.blog23.fc2.com/

とはいえ、意味の論理学の要旨くらいは
知っておきたいものです。そこで、
それを書いていただけないでしょうか。
だれか…
592考える名無しさん:2007/11/30(金) 21:54:53 0
はいきえた
593考える名無しさん:2007/11/30(金) 23:13:19 0
>>592
きんきんナツカシス
594考える名無しさん:2007/12/01(土) 09:41:14 0
本人がきえたね
595考える名無しさん:2007/12/10(月) 13:35:02 0
なぜ非共可能性という基礎概念が、けっして矛盾に帰着せず、実在的な対立すらも含意しないかは、すでに明らかである。
つまり、その基礎概念は、〔セリーの〕発散しか含意していないからであり、そして共可能性は、〔セリーの〕解析接続としての
副次的矛盾のプロセスの独自性しか表していないからである。したがって、共可能的な世界と言う連続体においては、
差異的=微分的な関係=比と特別な点が、もろもろの表現的な中心(個体的な本質つまり実体)を規定しているのであって、
それらの中心のなかにこそ、そのつど或るひとつの観点から、その世界全体が包み込まれているのである。 − ドゥルーズ『差異と反復』 −

こんなに言葉の意匠を駆使した文を読まされたら、そりゃソーカルも怒るだろw
哲学バカじゃない限り、こんなの読めんわ。
596考える名無しさん:2007/12/10(月) 17:41:53 0
肝心の中身が空っぽでも、
解釈が難しければ難しいほど讃えられる。
宗教と同じだな。
597考える名無しさん:2007/12/10(月) 18:39:08 0
>>595
ドゥルーズどころかソーカルも読めないんだなwww

>こんなに言葉の意匠を駆使した文を読まされたら、そりゃソーカルも怒るだろw

大爆笑なんですけどwwwww
解説希望w
598考える名無しさん:2007/12/10(月) 20:02:38 0
別に笑えるほどのことでもないが
599考える名無しさん:2007/12/10(月) 20:38:19 0
それなら解説してみろってw


できないんだろうがwwwww
600考える名無しさん:2007/12/11(火) 03:38:51 0
解説希望ってなんの解説を希望しているのかが分からんね。
とにかく俺は「解析接続」という数学用語と、「副次的矛盾」というドゥルーズ用語が接続された時点で吹いたわw
601考える名無しさん:2007/12/11(火) 03:51:50 0
むしろ、>>597>>599>>595の内容を「要するにこういうことだろ」と説明するべきなんだが。
このままだとドゥルージアンはただのファッションだと思われたままになるよ。
602考える名無しさん:2007/12/11(火) 09:20:26 0
>>595 の出典箇所きぼん
603考える名無しさん:2007/12/11(火) 12:24:47 0
>>600
なぜ「吹いたわw」というほどおかしいのか解説希望w

それができないから、こっちは大爆笑www
604考える名無しさん:2007/12/11(火) 12:38:14 0
>>601
違うね。バーカw
論旨をすり替えようとしてんのかwww
馬鹿で答えられないんだろw

ソーカルが批判していることだけを根拠にドゥルーズを批判している馬鹿レスに、
じゃあ、ソーカルはドゥルーズの引用箇所の何を批判しているのか、と聞いているんだよ。

「言葉の意匠」って、ソーカルから引いてるんだが、わかってんのか馬鹿とねw

605考える名無しさん:2007/12/11(火) 13:22:42 0
少なくとも、>>603-604はファッションだったようだなw
ファッションであるがゆえに、「ソーカル」という単語を見ただけで慌てちゃう。そんなところでしょ。
606考える名無しさん:2007/12/11(火) 19:57:33 0
>>605
馬鹿確定wwwww
また話を逸らして逃げを打っても馬鹿見え見えなんだよw
くやしかったらなあ、
ソーカルがドゥルーズの何を批判しているのか指摘してみろw
できないんだろwww
ソーカルも読めないのに持ち出したのが馬鹿なんだよwwwww
607考える名無しさん:2007/12/12(水) 03:58:21 0
>>606のような一人で盛り上がっているバカがはともかく、
ドゥルーズを愛読する人が肝心のドゥルーズの著書の内容について説明できない、という事実を免れることはできない。今のところは、ね。
608考える名無しさん:2007/12/12(水) 04:20:10 0
>ソーカルがドゥルーズの何を批判しているのか指摘してみろw

@なぜそのような再確認をする必要があるのか。
Aその再確認をした結果、ドゥルーズ読解のなんの助けになるのか。

話を逸らすって、こいつ自身だろ。
結局、できるだけ「ドゥルーズ読解」という最終問題をできるだけ遅らせたいという幼稚な意図しか感じられない。
609考える名無しさん:2007/12/12(水) 13:12:13 0
ソーカルは哲学の歴史を無視しまくり
分析哲学だけでokって発想だから、
一見数学用語の誤用と見える数多くのタームの含意をわざと曲解
610考える名無しさん:2007/12/12(水) 14:27:49 0
>>607
馬鹿www
話を逸らすなよwwwww

>>608
もっと馬鹿www
>>595が発端で、>>595の馬鹿っぷりを指摘しているんだがwww
馬鹿でないなら説明してみろとw

だから
>@なぜそのような再確認をする必要があるのか。
>>595やその賛同者が馬鹿でないことを明かすためだwww
>Aその再確認をした結果、ドゥルーズ読解のなんの助けになるのか。
それでドゥルーズが「言葉の意匠を駆使」していることがわかる(らしいwww)。

何度も言うが、話を逸らすなよwwwww
611考える名無しさん:2007/12/12(水) 14:30:49 0
>ソーカルがドゥルーズの何を批判しているのか指摘してみろw
ソーカルの本に書いてあるんじゃない?
612考える名無しさん:2007/12/12(水) 15:33:31 0
ソーカルの本にも書いてあるし、ネットで検索すればそのような文脈はいくらでもでてくる。
要するにこいつ(>>610)自身が努力して勝手に知ればいいだけのこと。
613考える名無しさん:2007/12/12(水) 16:07:20 0
>>610
では順を追って説明しますね。
まずvice-dictionはヘーゲルのcontradicitonと区別するための造語ですが、
なぜこのような造語を使う必要があったのか、簡単に纏めてください。
614考える名無しさん:2007/12/12(水) 16:24:33 0
>>613
そういう初歩的なことすら答えられない相手のような気がするが・・・w
しかし、「説明しろ」「解説しろ」と言うからには、ソクラテスの対話のような確認のし合いが前提となることは確かだな。
相手が物事を理解していない限り、説明もクソもない、ということは理解できる。
615考える名無しさん:2007/12/12(水) 16:27:44 0
「大陸哲学」って呼称自体、
アングロサクソンの傲慢だろ
616考える名無しさん:2007/12/12(水) 22:18:00 0
不毛なのはフーコーの頭だけで十分ですよ皆さま
617考える名無しさん:2007/12/13(木) 10:06:50 0
ソーカルなんて陰湿な奴の話題はやめて、ドゥルーズについて楽しく
語り合おうじゃないか、諸君。
618考える名無しさん:2007/12/13(木) 11:37:21 0
見え透いた馬鹿どもwww

>>612
馬鹿www日本語読めないのかw
ソーカルの本に書いてあることを知りたいんじゃない(お前と違って読んでるしwww)
>>595やその賛同者が馬鹿だと言ってるだけwww

>>613
結局自分で説明できないために、説明するふりをして説明を求める馬鹿
話を逸らしてwwwお前ソーカル読んでないんだろwww

>>614
ソクラテス(w)など持ち出して対話が確認が必要と言い訳する馬鹿
初歩的www上から目線で言いたかったんだねwww全くの間違い。
「なぜこのような造語を使う必要があったのか、簡単に纏めて」いる論文等は現在存在しないwww
あるんだったら引用してみろwww絶対できないwww
初歩的なら自分でここで説明してみろ馬鹿wwwこれも絶対できないwww
619考える名無しさん:2007/12/13(木) 11:50:39 0
>>618
落ち着きなさい。
君が「説明しろ」と言っているから説明しようとしているだけでしょう。
こちらは君がなにをどこまで理解しているのか知らないんだから、最低限聞くべきことはある。
話を逸らすどころか完全にこちらが君に合わせている。いい加減理解しなさい。
もう1つ、論文は必要ない。そんな次元の話じゃない。
620考える名無しさん:2007/12/13(木) 11:58:42 0
超絶バカ晒しあげ

>>618

今のうちに謝っておけ。見え透いたのはお前のバカさ加減だけだぞ。
621考える名無しさん:2007/12/13(木) 12:07:29 0
            ∩_ 
           〈〈〈 ヽ
          〈⊃  }
            |   |
     /::::\   !   !
   (::●::::::●::) !   !    
  (:::::::( _●_):::::::)|  /   >>618こいつ最高にウンコ
 (::::::::::::|∪|:::::::::::::)      
(:::::::::::::::ヽノ::::::::::::::::)
/ __     /
(___)   /
622考える名無しさん:2007/12/13(木) 13:19:27 0
>>619
>こちらは君がなにをどこまで理解しているのか知らないんだから、最低限聞くべきことはある。
馬鹿ww必要ないねwww >>595についてお前が説明すればいいだけ。
どんなに難しい言葉を使っても問題ないwwwなんだったらフランス語でどうぞwww

説明する気配がないので、話を逸らしているのは確定だなwww

>もう1つ、論文は必要ない。そんな次元の話じゃない。
だから初歩的でもなく、論文次元の話でもないんなら、説明してみろといってるだろwww
何回言わせるんだwできないんだろwww馬鹿がwww
623考える名無しさん:2007/12/13(木) 13:25:37 0
まあ、勘違いしている奴はいないと思うが、
単に>>595のドゥルーズの引用の説明をしろと言ってるわけじゃないぞw
俺は一貫して、その引用について、
>こんなに言葉の意匠を駆使した文を読まされたら、そりゃソーカルも怒るだろw
と言うような馬鹿に対して説明を求めている。
ドゥルーズのその文章のどこが「言葉の意匠を駆使した文」(www)なんだよとな。
早く説明してみろ馬鹿がwww
624考える名無しさん:2007/12/13(木) 13:42:33 0
ソーカルはドゥルーズ叩きに関しては失敗してるだろ
イリガライはどうにもならないけど
625考える名無しさん:2007/12/13(木) 13:52:52 0
>>622-623
だから、その説明に既に入っている。何度も言わせないように。
では>>613の問いについて答えるように。
626考える名無しさん:2007/12/13(木) 14:29:50 0
>>622-623
錯乱しているようなので、簡単に整理してあげますね。

@>ドゥルーズのその文章のどこが「言葉の意匠を駆使した文」(www)なんだよとな。
A↑の説明の一段階>>613
B(どうやらこれが分からないようなので破れかぶれで)「お前が説明すればいいだけ。」発言
C前提知識がない限りこの先の説明も無駄になる。

こういう流れになっているんですよ。あなたは「説明」を要求しながら拒絶している。
生徒が先生に説明を求める場合、先生が生徒に対して「どこが分からないの?」と質問するのは自然ですよね。
それを拒否しながら説明を求めるというのは論理が破綻している。
あと、幼稚な妄想を基調とした断定もいい加減意味がないので止めてくれませんか。相手に対して失礼ですよ。
627考える名無しさん:2007/12/13(木) 15:21:32 0
馬鹿の詭弁に付き合うのは疲れるなwww

何度も言うが>>613は馬鹿だから、問いの後半が間違っているwww
簡単にまとめられない問題を簡単にまとめられると主張しているwww

だから答えはこうなんだよw

解はない。

解はないという答えくらい理解しろ馬鹿がwww
あるんなら説明してみろと何度も言っているwww

ちなみに答えても、説明しないんだろwwwできないからなwww
いや、また詭弁を弄して馬鹿レスが来るだけかwww

話を逸らす馬鹿決定だなwwwレベル低過ぎwww
628考える名無しさん:2007/12/13(木) 17:03:14 0
>>627
おいおい。
じゃあ、なんで解(?)もないような造語をわざわざ使わなきゃいけないんだよw
言葉の意匠だからか?違うだろ?少なくともお前は違うと言い張らなきゃいけない立場だよな?
お前自身が既に矛盾し始めていることに気付けや(プゲラw
629考える名無しさん:2007/12/13(木) 17:05:54 0
>>627
>ちなみに答えても、説明しないんだろwwwできないからなwww

解はない。
630考える名無しさん:2007/12/13(木) 17:23:38 0
だから、ドゥルーズは「議論は不毛だ」って言ってるのに…
631考える名無しさん:2007/12/13(木) 18:29:27 0
>不毛だ
草はいっぱい生えてるけどなwww
草じゃなくて襞なのかな?ドゥルーズだけにwwwww
632考える名無しさん:2007/12/13(木) 21:18:57 0
>>628
話を逸らしてるのかと思ってたんだが、本当に馬鹿なんだなw
>じゃあ、なんで解(?)もないような造語をわざわざ使わなきゃいけないんだよw

超馬鹿www決定的www
ドゥルーズの造語に解が無いなどとは一言も言っていない。
>>613の馬鹿の
>なぜこのような造語を使う必要があったのか、簡単に纏めてください。
という問いの立て方が馬鹿なんだよw
何度も言ってるだろ、簡単にまとめるというのが間違いだと。
この馬鹿の立てた問いに解はない。
馬鹿な問いではないなら説明してみろw

>>629
単純な馬鹿
こちらは答えた。解がないとな。

それに対して問いを立てた馬鹿は自分が馬鹿だった、解のない問しかたてられませんでしたとみとめるか、
もしくは、解を示す、つまり、自分が答えることで解のある問であることを説明するしかないんだよwwwww

わかってるかwww自分が追い込まれた袋小路がwwwwwww(プゲラw(プゲラw(プゲラw

しかし、問や解について無知なところを見ると、ドゥルーズもソーカルも読んでないな。馬鹿らしw
633考える名無しさん:2007/12/13(木) 22:31:10 0
端から見てると、誰が誰に何を怒ってるのかさっぱりわからん…。

595は単純に「ドゥルーズの文章はややこしくて簡単には理解できない。こんなだから、ソーカルも怒ったんだな」って意味だと思うんだが、違うのか?
おれも確かにソーカルの批判はドゥルーズに関しては的はずれだと思うし、ソーカルの名を出すのはスレが荒れるもとだから自重しろとも思うけど、595の文章がややこしいというのも事実だろ。
(もちろん、文脈を押さえれば決して読めない文章ではないが。)
597は過剰反応しすぎなんじゃないか?
あと、「w」が多すぎて文章が読みにくいぞ。
634考える名無しさん:2007/12/14(金) 00:03:45 0
今『知の欺瞞』が手元に無いので、うろ覚えになるんだけど、
ソーカルの『差異と反復』に対する批判は、特に微分概念について論じて
いる箇所を「数学専攻の学生に読ませたら、理解が出来ないと言っていた。
だからダメだ」という、論証になっていないものだったと思う。
そもそもドゥルーズの場合、微分概念の歴史的変遷を念頭に置いた上で、
議論を進めているわけで、単に現代的に整理された微分概念に合致しない
(理解出来ない)からといって、批判したことにはならないでしょう。

『知の欺瞞』では、例えばクリステヴァなんかが、ゲーデルの不完全性定理を
正反対の意味合いで使っている箇所への批判とかは正当だと思うけどね。
いわゆる「サイエンス・ウォーズ」には、アメリカの大学のポストを巡る
政治的背景もあるから、個々の思想家に対する批判の程度にもバラつきが
あるしね。例えば、フーコーは微分幾何学の用語をかなり「濫用」しているけど、
なぜか全く触れられていないのが、当初不思議だった。
635考える名無しさん:2007/12/14(金) 00:08:57 0
分からんとこは分からんまま措いときゃいいだろ。
レポートでまとめなきゃいかんのなら話は別だが。

俺的に『差異と反復』読んでて面白かったトコは生物学関係の箇所。
キュヴィエとジョフロワ・サンティレールとの大論争に触れたトコ(文庫版下巻129-131頁)なんか
買って良かったと思うほど面白かった。

ただ文庫版は訳注がところどころ間違ってるんだよな…
例えば、「はじめに」の訳注(1)に、「表象=再現前化」については本書34頁、98頁などを参照と書いてあるが(上巻470頁)、
当該頁を見ても書いてない。42頁辺り、103-106頁辺りが正しいのでは。

同頁訳注(2)にある「見せかけ(ルビ:シミュラクル)」についても、参照すべきは198頁以下じゃなくて、188頁以下だと思う。

他にもあるだろうが、キリがないので指摘するのはこの辺で。
単行本版から変わってなかったりするのか?
636考える名無しさん:2007/12/14(金) 00:28:06 0
>>635
まさか文庫化の際に、訳注のページ数を書き直してないんじゃ…?
637考える名無しさん:2007/12/14(金) 01:09:31 0
>>633
「w」が多くて悪かったなwww
しかし「馬鹿」と「w」を連呼する文体でレスが同定できただろwww
馬鹿をいじめるのが面白くて煽ってたんだよwww

ドゥルーズを読んでもわからなかった馬鹿が、
ソーカルがドゥルーズを批判してるから安心してドゥルーズを批判する。
ああ、自分は馬鹿じゃなかったんだ、ドゥルーズが馬鹿だったんだとねw
自己を回復するわけだwww
ところが、そいつはソーカルすら読めていないwww
つまりそいつはやっぱり馬鹿だったわけだwww

だから俺は、
馬鹿じゃないならソーカルの言っていることくらい説明してみろ、と言っているだけ。
案の定、その馬鹿どもは説明できないわけだwww

もちろん、ソーカルを使ったって、ドゥルーズを批判するためには、
実はドゥルーズを精読できなければならない、という矛盾があるわけだwww
結局、批判の対象にどっぷりつからないと批判できない。
ドゥルーズとカントのような危うい関係になるわけだ。

それができない馬鹿は黙って引っ込んでいろと。
まあ、出てきて迂闊なことを書きこんだんだからもう氏ねと。

それだけの話だ。
638考える名無しさん:2007/12/14(金) 01:44:20 0
>>637
要するに、ソーカルがどういう文脈でドゥルーズに対して「言葉の意匠」という批判を行ったのか説明せよ、ってことでおk?
お前を批判するわけじゃないが、お前の文章は何を言いたいのかちょっとわからん。
そのせいで、中には誤解してお前とケンカしてるドゥルージアンもいると思われw
639考える名無しさん:2007/12/14(金) 02:18:10 0
640考える名無しさん:2007/12/14(金) 05:14:26 0
>>627
どう見てもお前の負けだよ(プゲラw
無意味な長文が恥ずかしいでぇ〜〜〜(ゲラゲラwww
641考える名無しさん:2007/12/14(金) 09:18:03 0
>>635

>単行本版から変わってなかったりするのか?

文庫と単行本比べた。修正されてない。手抜きだな。


642考える名無しさん:2007/12/14(金) 10:25:26 0
>>641
手抜きにもほどがあるな…。
643考える名無しさん:2007/12/14(金) 11:06:52 0
これはひどい

編集やったの河出の誰だよ
644考える名無しさん:2007/12/14(金) 18:00:04 0
ドゥルーズの絵って
アウトサイダーアートみたいな感じです。
7枚のデッサンという、ガタリ追悼のやつを
みたんだけど。
645考える名無しさん:2007/12/14(金) 18:49:12 0
>>641
ひでぇw
文庫やめとこw
646考える名無しさん:2007/12/14(金) 19:02:59 0
今日のぼやき「722」

副島隆彦の言うことは信じられない、などど逃げ回ることができなくしてやろうと思います。すくなくとも
私たちのまわり(周囲)にまとわりついて、私たちから知識、情報の泥棒をしに来ている薄汚い連中の脳に、
大きな真実のばい菌(ウイルス、virus ヴァイラス)を注入してやろうと思います。発病まで何年かかかる
でしょうが、それでも、私たちが見舞う真実爆弾は、「現実はこのままであり、受け入れるしか仕方がない
ものだ論者」どもの脳を侵蝕してゆくでしょう。ざまあみろ、ということです。
(中略)
過去150年間の、日本の政治知識人たちの、能力の低劣と、思わせぶりの嘘八百理解と、意味不明文をあり
がたがって、それで、「自分は、これでも、日本では政治知識人だ」と思いこめた、土人のまじない師たちの
哀れな姿の問題を、何とか、継承して、表に出して、そして、「少しでも克服する」ではなくて、本当に、
大幅前進させなければならない。これは、私の決意だ。私の人生に遺された重要な、コトバ研究の分野の仕事だ。
(中略)
急いで、弟子たちに、『政治思想の本の真実読み破りと、なめらか訳の技術の伝授』をやってしまいたい。
そうすれば、以後は、私の弟子たちが、すぐれた翻訳をやって、むずかしいがしかし定評のある外国書を
日本人知識層が、嘘つきではなく、知ったかぶりではなく、いいかっこしいではない、西欧の最先端思想
を自分だけ知っている、分かっている風の、だましの思想の嘘輸入がなくなる。これを、なんとしても、
はやく実現しなければ、いけない。
647考える名無しさん:2007/12/14(金) 21:16:48 0
副島に弟子とかいるのか…怖っ
648考える名無しさん:2007/12/14(金) 21:39:57 0
単行本買った直後に文庫化決定で涙眼だったんだが…むむむ…
649641:2007/12/14(金) 22:12:55 0
ごめん。完全に未修正ではない。
修正されいる部分と未修正が混在しているもよう。
650考える名無しさん:2007/12/15(土) 08:06:51 0
この数十年間で日本の政治思想・評論業界は孤絶し、かなり立ち遅れてしまった。ドイツとフランスの
古色蒼然たる百年前、二百年前の政治思想の本を。訳も分からないまま読み続けてるのが現状だ。
全くヒドいものだの一語につきる。
日本の八十年代の言論を圧倒したフランスの構造主義の大家ミシェル・フーコのような、現代もの
でも、かなり癖のある思想・哲学なのであって、本当はフーコや、ジル・ドゥールズらの思想は
「人文」である。文学あるいは文化研究なのだ。政治権力なるものを生まで扱う学問ではない。
現在のフランスやドイツの本当の最高の知識人たちとは「どうやったら、自分たちが、アメリカ
の支配から脱却できる」を本気で考えている人々だ。日本知識人は文化研究しかできない人々だ。
副島隆彦「日本の秘密」 P148~149


これ以外に下等学問としての 「人文」というのがある。この人文というのはヒューマニティーズの
日本語訳である。 ヒューマニティーズとは「人間、および記録された文学に関わること」という
意味である。 簡単に言えば現在で言う文学(部)のことである。他に歴史学があり、その内容は
古文書や石碑の文の解説などを行う。これらは、学問としては下等学問である。
これとサイエンス(学問)の区別をつけなければならない。これが日本人にはできていない。
すべてごちゃまぜなのが日本の大学制度である。国家的学問犯罪と呼んでもいい。
大欠陥学問観と呼んでもいい。日本の大学は、世界基準では高等学校程度であろう。
このヒューマニティーズとサイエンスの区別がついてる日本知識人がほとんどいない。
すべてごちゃまぜである。
副島隆彦「ハリウッド映画で読む世界覇権国アメリカ(上)」P324
651考える名無しさん:2007/12/15(土) 08:08:33 0
「809」 副島隆彦の「ミネルバの梟(ふくろう)は夜、飛び立つ」論。

私が原著は12年前に書いた本である「決然たる政治学への道」(弓立社=ゆだちしゃ=刊、2002年)の
P.174に、「本当は学問の体系はこのようになっているの表」で、私は、はっきりと、「フィロソフィー
(×哲学と訳すのは嫌いだ。知恵の学)と数学は、神学(セオロジー、テオロジー)の下女、はしためである」
そして、「サイエンス(ヨーロッパ近代学問)と、この神学が、大きく闘うのである」と書いた。
神学(セオロジー)は日本人には分からない。「神学論争」なる言葉は、日本語になっているが、その中身を
日本人で分かる者はいないだろう。そして、その下に、初級学問=下等学問としての、ヒューマニティーズ
(人文、じんぶん、人間の文字による記録、石碑、古文書の解読、文学部の世界)があるのだ、と書いている。 

「数学は、神学の下女」なのだ。これは、ヨーロッパの学問の体系の中では、はっきりしていることだ。
数学は、決して自然科学(しぜんかかく、ナチュラル・サイエンス)には、所属しないのだ。
ただ道具として多用される。私、副島隆彦がこのように書いて、まだ反論したり、何か異論を唱えることの
出来る、日本人は、誰でもいいから、名乗りを挙げて出来てください
652考える名無しさん:2007/12/16(日) 20:30:49 0
えーと…ハタから見ていると何がなんだか分からん論争が続いているみたいだが…ちょっと首を突っ込んでみるか。
まず話題になった文章をドゥルーズ読み始めてまもない漏れが解釈して叩き台として提出してみる。
「答えろ」「いや、お前が答えるべきなんだ」みたいな話しなくても、ドゥルーズが何を言いたかったのかについて議論すれば、
果たして誰が間違っていたのか、あるいは誰も間違っていなかったのか、等の帰結も見えてくるだろうからね。
話題がどこかに発散せずに問題となった文章に絶えず帰還すればうまく収束するかもねということ。

さて、ドゥルーズの例の文章は、いま『差異と反復』が手元にない以上なんともいえないけど多分第四章か第五章だろうね。
ここでの議論は、結論の中にあるヘーゲルとライプニッツ批判に対応していると思う。
そこで言われていることというのは一言で言いなおせば「ヘーゲルとライプニッツは差異と矛盾(対立)を混同している」となるだろうね。
ヘーゲルやライプニッツは瞬間のようなもの(これをドゥルーズは差異的=微分的と言っている)のレベルを間違えている、といえば分かりやすいかも。
高校でやったと思うけど、導関数でもとめた曲線の傾きっていうのは、曲線状の二点を結んだ直線の傾きとはレベルが違うんだよ、って意味ね。
曲線の傾きはイメージすることしか出来ないのに対して、二点を結んで出来る線の傾きは目に見えるってことだ。
この議論が重要なのは、瞬間の正体に迫る上でこの議論が欠かせないからだ。
モノが実際に生成変化するということを考えると、我々の日常的な考えというのは網目が粗すぎるってことだね。
そうやって微分の基本的な発想に常に返りながら何を言っているのか考えると結構簡単だと思うよ。
653考える名無しさん:2007/12/16(日) 21:11:40 0
>>595の箇所は、
文庫版だと上巻の141頁(第1章「それ自身における差異」)だな。

単行本持ちの人のために小見出しを挙げとく。
「ライプニッツによる差異の論理学と存在論――副次的矛盾(連続性と不可識別者)」

解析接続の訳注(上巻484頁)から辿ると早い。
654考える名無しさん:2007/12/18(火) 10:27:09 0
音楽やら芸術の教養を積んだ日本人ならたくさんいる。相当な経験と知識量の人々がいる。ところが政治
思想が分からない。そもそも世界基準での政治思想の初歩さえ全く分かっていない人間の群れが、私たち
日本人なのである。世界基準での音楽の素質や各種の芸術に対する教養人が日本にはたくさんいる。
だから決して無教養ではない。ところが政治思想(ポリティカル・ソート)というのが全く理解できて
いないのが知識人、学者を含めて日本ののエリート階層である。だから、「深い教養がみについていれば
欧米人と対等に付き合える」という言い方だけは日本でも言われてきたが、ちっともうまくいってない。
「日本人は世界基準での政治思想なるものが系統だって分かってないから、アジア諸国の知識人たちほど
にも欧米人から対等に相手に扱われないのだ」とはっきり気づき、公言する日本人は私以外には、まだ
いないはずである。
少なくとも、十八、十九世紀のイギリスの大思想家であるジョン・ロック主義(ロッキアン)と、
エドマンド・バーク主義(バーキアン)と、ジェレミー・ベンサム主義(ベンサマイト)の、
この三派の大思想の大柄の対立ぐらい、しっかりと分かってないと、向こうの高校生並みにさえ
扱ってもらえないのである。日本の文科系の知識人の思考にはとにかく「論理に系統性」がないのである。

副島隆彦「ハリウッド映画で読む世界覇権国アメリカ」
655考える名無しさん:2007/12/18(火) 10:27:53 0
アメリカでは、学問(サイエンス)というのは、「自分の打ち立てた仮説(理論)を、実際の、現実の社会の中でみずから、
ポリシーメイカー(政策立案実行者)として実験してみて、その結果を冷酷に検査すること」なのである。
これを、positivism (人為的実験証明主義とでも訳すか)と言う。このポジティビズムを、「実証主義」などと、訳して、
分かった気になるな。この世で、実証できるのは、自然学問(代表、物理学)系の実験だけだ。こえは厳密に同じ条件で
誰がやってみても同じ結果になるものだから、これは本当に学問(サイエンス)なのだ。
ところが、人間社会を対象にする学問、すなわち、ソシアル・サイエンス(私は、社会学者という訳語が嫌いだ)は、本当に
サイエンスとして成立しているか、ものすごく、今でも怪しいのだ。なぜなら、現実の人間社会を使って実験証明(ポジティ
ビズム)するというようなことは、できないからだ。ソシアル・サイエンスとは、それでも、一応、次のようなものだ。
人間社会を刺し貫く諸法則を発見すること。かつそれは、個々の人為や願望から独立した客観であり、同一条件でなら、
世界中どこにでも存在するものでなければならない。そしてそれらを、冷酷に記述することである。
だから、これは、文学即ち、=下等学問=夢の世界との混合=人文(じんぶん)=今の北朝鮮の人間たちと同じ
=カルトの世界=幼児の並みの人々=なのに自分を知識人だと勘違いしている日本の文芸愛好的読書人階級。
これらの、一切を排除したものの考え方のことである。ところが、このソシアル・サイエンス(政治学、経済学、社会学、
サイコロジーの4つ)がアメリカでも、1980年代に、どうも、うまく行かない、ということが、判明し始めて、それで、
世界的に困った事になったのである。アメリカ行動科学(ビヘイビアラル・サイエンス)という、壮大な学問体系は、
50年代にアメリカで起こり、そして80年代には崩れ去ったのだ。

副島隆彦「属国日本論を超えて」P37〜38
656考える名無しさん:2007/12/18(火) 18:30:13 0
千プラの文庫はガセだったのか
657考える名無しさん:2007/12/19(水) 01:14:55 0
理系の俺には上のところ結構うなるんだがな
文系のドゥルーズにしてはよく知ってるなってフランスが数学教育熱心なところもあるけど
セリー=級数なんで級数で定義された解析関数を特異点の向こうへ接続していくって日本の文系の語彙にはないわな
658考える名無しさん:2007/12/20(木) 19:07:23 0
まだきっちり120頁しか読んでないものです
これがドゥルーズ初挑戦です
「器官なき身体」という概念ですが、自分ではなんとなく「貨幣」「商品」「(文学・芸術)作品」と解釈して読み勧めてますが間違ってるでしょうか?
エロイ人教えてください

ジャック・デリダ『精神分析の抵抗』、スラヴォイ・ジジェク『身体なき器官』も買ってきてあるので、まず『アンチ・オイディプス』を読了したいと思います。
私は1時間20頁くらいのペースで鉛筆で傍線引いて考えながら読んでます。
なんとか冬休みの間に読了したいです。

659658:2007/12/20(木) 19:40:17 0
>>658
読んでいるのは単行本版『アンチ・オイディプス』です
書き忘れてすみません。
660考える名無しさん:2007/12/20(木) 21:20:47 0
>>659
エロくも何ともありませんが、
「器官なき身体」≒「スピノザ的実体/様態の本質としての実体の強度
(内包量)的部分」と捉えるのが分かり易いと思うよ。
実際『アンチ・オイディプス』にもそういった記述があるしね。
661658:2007/12/23(日) 00:21:56 0
>>660
スピノザは未読なためなんともいえないのだけど、
「スピノザ的実体/様態の本質としての実体の強度 (内包量)的部分」をマルクスを介して理解するとなると、
強度たらんとする条件とは「存在」とか「実存」ではなく「表現」あるいはマルクス=柄谷的に解すれば「交換」という概念と近似的に思えます。
その時「強度」とはスガ秀実『小説的強度』で述べられてるように「難解さ」たらんとする「表現」「商品」を流通(柄谷的な語彙を使えば「交通」)させようとする意志(ニーチェ的にいえば力への意志?)を措いて語る事はできないとも思われます。
私はマルクス『資本論』は未読なため(柄谷経由で理解している)細かいニュアンスは分からないけれど、
「器官なき身体」を存在論的に解釈するのではなく、
「交換」というタームからあえて誤読したいと思っています。
果たして低レベルな誤読やもしれませんが、
なんとか『アンチ・オイディプス』を完読してマルクス読解の可能性の中心を見極めたいと思います。

>>660さんアドバイスありがとうございます。
662考える名無しさん:2007/12/27(木) 02:10:38 0
カントの批判哲学、早く出ないかな
663考える名無しさん:2007/12/27(木) 19:57:51 0
『ドゥルーズ/ガタリの現在』
平凡社、2008年1月10日刊行、本体価格5800円
720頁
664考える名無しさん:2007/12/27(木) 20:10:48 0
>>663
結局、年内刊は無理だったか…
>>497氏が報告してくれたとき(10月9日)には11月刊の予定だったのになー。
まぁ内容が良ければ延びてもかまわんが。
665考える名無しさん:2007/12/27(木) 20:21:14 0
シネマを思えば11月→1月なら延期とは思えない
666考える名無しさん:2007/12/31(月) 00:52:26 0
来年はミルプラに挑戦します
667:2007/12/31(月) 09:10:25 0
>>666
プw
668考える名無しさん:2008/01/01(火) 09:27:21 0
669考える名無しさん:2008/01/01(火) 10:46:15 0
>>686
泡食ってアマゾンに予約かけようとしたら、検索に引っかからなくて泣いた。
2週間ほど待つかな。
670考える名無しさん:2008/01/01(火) 16:39:03 0
>>686に期待。

冗談はともかく、財津さんの名前がないな。やっぱ『シネマ 1』の翻訳で論文執筆どころじゃなかっただろうな。
671考える名無しさん:2008/01/06(日) 06:46:30 O
河出文庫のアンチ・オイディプスで原注(24)(25)ってどこにありますか?
ご存知の方がいらしたら教えてください
672考える名無しさん:2008/01/06(日) 11:43:01 0
>>671
何章の原注? 原注・訳注は下巻巻末に一まとめにあるよ。
もしや文庫化に伴う脱落でもあるかと思って確認したが、各章の原注24,25の脱落はなかった。
一体何の質問なんだ?
673考える名無しさん:2008/01/06(日) 22:22:56 O
第一章の原注(24)(25)です
原注は載ってるんですが、本文中のどこにあるのか分かりません
><
674考える名無しさん:2008/01/07(月) 00:01:05 0
>>673
確かについてないですねw
ひどい脱落だw
675考える名無しさん:2008/01/07(月) 01:00:15 0
>672はバカ?wwwww
676672:2008/01/07(月) 04:20:20 0
なんだ、そういう質問だったのか。本文中かぁ。
677ドゥルージアンみな親切:2008/01/07(月) 17:31:32 0
60ページ

・・・・囚人の足かせを引きずってあることである(原注24)

61ページ

・・・居座り、空包化し、増殖するのである。(原注25)
678ドゥルージアンみな親切:2008/01/07(月) 17:35:23 0
訂正

60ページ

・・・・囚人の足枷を引きずって歩くことである(原注24)
679考える名無しさん:2008/01/07(月) 18:31:53 O
詩文3科目軽量入試脳の馬鹿田生は、哲学専攻のくせに、「記号論理学は抽象的すぎてわからん」などとほざき、
ポモや、自分の数学ル・サウンチ鏝を晴らすためだけの浅薄な相対主義・反自然科学に熱を揚げるww
あわれ滑り止め馬鹿田生www

878 考える名無しさん sage 2008/01/07(月) 02:16:16 0
確かに早稲田生は頭悪いヤツ多いと思うよ。
しかし、ルサンチマンの塊は教員の方だよw

ポストモダンマンセー厨はほとんどがフランス哲学、
フランス文学のヤシだ。
難解な言葉いじくって思想してるかっこいいオサレな俺様的な
自己陶酔オナニー臭しか感じられなくて、
私もこいつらは不愉快だ。
ポストモダン厨は頼むから、仏文行ってくれ。
680考える名無しさん:2008/01/07(月) 19:40:45 0
確かに脱落してるな。
>>677-678氏の報告は多分合ってるだろうが、
なにぶん、手元の当該箇所に載ってないので(苦笑)
真偽のほどを確かめようがない。
単行本を参照するほか無いな(マンドクセ)。
681考える名無しさん:2008/01/08(火) 02:21:01 O
>>677-678
ありがとうございます
682考える名無しさん:2008/01/08(火) 20:49:07 0
ドゥルージアンうそつかなーい
683考える名無しさん:2008/01/08(火) 23:58:56 0
ただ間違いをするだけなのです
684考える名無しさん:2008/01/09(水) 00:45:14 0
また河出か!
685考える名無しさん:2008/01/10(木) 23:45:07 0
カントの批判哲学買った
686考える名無しさん:2008/01/11(金) 17:18:53 O
解説が気合いはいってたね
687考える名無しさん:2008/01/12(土) 17:11:55 0
本文の三分の一くらいの解説
『ヒューム』も解説多かったな
688考える名無しさん:2008/01/12(土) 20:29:56 0
初めて人前でドゥルーズって言った
689考える名無しさん:2008/01/12(土) 23:48:08 0
>>686
実にいい解説だった。
690考える名無しさん:2008/01/13(日) 09:03:11 0
國分の解説が頑張ってるのならば、購入予定はなかったが、買おう。決めた。
691考える名無しさん:2008/01/13(日) 15:52:05 O
755 考える名無しさん 2008/01/13(日) 14:09:47 0
「現代思想」系の人って数理的アプローチに対する方法論が
決定的に間違っていると思わざるを得ないね。というか科学
というものが何かって全くわかってないよね。無意味に位相
空間だの連続体仮説だのの言葉遊びに没頭するのが「科学」
だなんて勘違いしているんじゃない?大体、数理的な表現を
使うのは厳密な議論を展開していこうという確たる動機が伴
うんだけど、「現代思想」系の連中は逆に曖昧な泥沼に嵌め
ようとしてるんだもーん。それじゃー駄目なのよ。


しっかし、これだけいかがわしいことが判明しているにもかかわらず、
それでも擁護しようとする連中の頭の構造ってどうなってんだろうね。
学問に向いてないんじゃないの?
692考える名無しさん:2008/01/13(日) 16:54:42 0
カントの批判哲学買ったが、
確かに解説がんばってるな。
訳注も結構長々と書いてある。

短い本だから単純に比較はできないが、
河出の編集ももう少し文庫化の仕方をがんばってほしいものだ。
693考える名無しさん:2008/01/13(日) 17:09:35 0
これちくまか
河出だと思ってさがしまくってた
694考える名無しさん:2008/01/13(日) 20:36:33 0
解説面白かったんだけど、
かつて訳者はこの点について詳しく論じたことがある、
って挙げてるのが二つとも雑誌掲載論文なところが悲しいのお。
図書館行かないと読めないよ。
695考える名無しさん:2008/01/14(月) 00:22:35 0
この解説で初めて『哲学とは何か?』についての衝撃的なエピソードを知ったんだが。。。
もしかして既に有名な話?
要求したガタリもガタリだが応じたドゥルーズもドゥルーズだな。
二人の間には一体何があったのだろう。。。

某訳者などは『哲学とは何か?』がああいう形で出たのは残念だとか言ってたが、
思いっきり外してたわけで、それで今落ち込んでるのかw

エピソードの内容については、知らない人は文庫買いましょうw
696考える名無しさん:2008/01/14(月) 02:04:27 0
ポストモダンは馬鹿の集まりのくせに生意気。
数だけは多い。
群れて行動するな。
697考える名無しさん:2008/01/14(月) 02:18:41 0
>>695
評伝の翻訳待ちだな、俺は。
仏語堪能な人がうらやましい
698考える名無しさん:2008/01/14(月) 11:05:36 0
>某訳者などは『哲学とは何か?』がああいう形で出たのは残念だとか言ってたが、
>思いっきり外してたわけで、それで今落ち込んでるのかw

kwsk
699考える名無しさん:2008/01/14(月) 13:38:04 0
>>695
信憑性には疑問もある伝記らしいけど。
ガタリ本人は当時テンパっていて、
要求したのはガタリのパートナーの女だという話だが。
まあ、怪しい話ではある。
しかし、本当の話なら、いろいろ言ってしまって「思いっきり外してた」人は、
一人ならず存在するわけで、
これからみんな言い訳するのか?
まあ、言い訳するほどの間違いでもないか。
700考える名無しさん:2008/01/14(月) 16:20:30 O
1月 北の富士、琴桜、輪島 / 清国、大麒麟、貴ノ花、大受
3月 北の富士、琴桜、輪島 / 大麒麟、貴ノ花、大受、北の湖
5月 北の富士、琴桜、輪島 / 大麒麟、貴ノ花、大受、北の湖
7月 北の富士、輪島 / 大麒麟、貴ノ花、北の湖
9月 輪島、北の湖 / 大麒麟、貴ノ花
11月 輪島、北の湖 / 大麒麟、貴ノ花

S50年
1月 輪島、北の湖 / 貴ノ花

北の湖昇進に合わせて上位陣の総入れ替え。ここから黄金時代は始まった。
701考える名無しさん:2008/02/10(日) 19:05:50 O
ウンコがパンツについてた
702考える名無しさん:2008/02/11(月) 02:38:17 0
ドゥルーズを分析哲学の立場から論じたものってありますか?
703考える名無しさん:2008/02/12(火) 00:08:58 O
大分前に古本屋で手に入れたリゾームの復刻版に
日付け入りでMAETAと読めるサインがあります
704考える名無しさん:2008/02/12(火) 02:12:45 0
>>702
知らんなぁ。少なくとも邦語・邦訳で読めるものには無いんじゃないだろうか。
ある程度網羅的にドゥルーズ関連論文をチェック(必ずしも読了してない)してるけど、その手のは邦語では見たことない。
未邦訳のものなら、英語圏にはあるかもしれないけど、どうやってつなぐんだろうなこれ。
705考える名無しさん:2008/02/12(火) 11:47:22 0
「ドゥルーズ/ガタリの現在」にも残念ながら載ってなかった
706考える名無しさん:2008/02/16(土) 17:32:05 0
>>704
>>705
ありがとうございます
返信が遅くなって済みません

やっぱりありませんか…
意味の論理学と併せて読んでみようと思ったのですが…
707704:2008/02/16(土) 18:40:34 0
『ドゥルーズ/ガタリの現在』の巻末にある鈴木泉のドゥルーズ研究書ガイドみたいな文章で言うと、
C. V. Boundas編のDeleuze and Philosophy(Edinburgh U.P., 2006)とかなら、
あるいはそうした論文もあるのかもしれないが・・
あ、amazon.comで目次みたかぎりでは、そうした論文タイトルはないな。

Patton編の『Deleuze: A Critical Reader』(Blackwell、1996)の目次にもそういうの見当たらないな。
グーグルスカラーで分析哲学+ドゥルーズで調べてもぱっと見それらしいものは見当たらない。
英米の哲学者一人を選んで、それと一緒にドゥルーズを検索すればまた違うかもしれないが。

分析哲学には不勉強だから何ともいえないが、分析哲学といってもいろいろだろうし、
どの哲学者のどの仕事とつながるかというのは様々なのかな、とか思った。
708考える名無しさん:2008/02/16(土) 22:58:19 0
「意味の論理学」とディビッドソンの出来事概念には果たして共振するところがあるのかどうか…
というテーマについては、鈴木泉と小泉義之が仄めかす程度に発言したことがあったね。
(意味の論理学と、「行為と出来事」収録の主要論文執筆は共に1969年だ)

「D/Gの現在」の一番最初に収録されている上野修の「意味の論理学」論で
ディビッドソンの名が注解で1回だけ出てきたけど、2人の「出来事」概念には
通じるところはないという評価だった。
709704:2008/02/17(日) 11:44:06 0
>>708
ああ、分析哲学+ドゥルーズで調べたら、割とディビットソンの名前が見え隠れするケースが多かったと思う。
ディビットソン+ドゥルーズでスカラー検索すると、結構あるかもしれない。
710考える名無しさん:2008/02/17(日) 14:34:11 0
鈴木泉さんのブログに拠れば、James Williams 『The Transversal Thought of Gilles Deleuze. Encounters & Influences』( Clinamen Press Ltd, 2005)が
可能世界に関してルイスとの関係を論じてるそうですね。
http://diary.jp.aol.com/w3xt6fwhv2/26.html

もっともこの著者は分析哲学の人ではないようなので>>702さんの求めるものとはちょっと違うようですが。
ヒュームを媒介にして因果性についての比較分析とかあってもいいんでしょうけどね。
711704:2008/02/17(日) 15:23:52 0
>>710
ああ、鈴木泉氏のブログは一通り読んだと思っていたが、そんな記事があったか。
『ドゥルーズ/ガタリの現在』巻末のガイド、鈴木泉「ドゥルーズ/ガタリ研究・活用の現在」を
ざっと目を通した後で読むと、各書に関するコメント補遺って感じの記事が多いね。
「今後の基本図書になりそう」とまで言われているAlberto Toscano, The Theatre of Production.(Palgrave Macmillan, 2006)は面白そうだ。

ヒューム/ドゥルーズに関する論文は、Deleuze and Philosophy(Edinburgh U.P., 2006)の中に
Davide Panagia, "Inconsistencies of Character: David Hume on Sympathy, Intensy and Artifice"ってのがある。
712考える名無しさん:2008/02/25(月) 00:13:51 O
アンチオイディプスを邦訳で読んでいるのですが、
「離接」の意味がわかりません
誰か教えてください
713考える名無しさん:2008/02/25(月) 00:23:07 0
≪disjonction≫
 『アンチ・オイディプス』(市倉):離接
 『消尽したもの』:選言命題
 小沢訳:分離
≪disjonstion exclusive−disjonction inclusive≫
 『アンチ・オイディプス』(市倉訳):包含的離接
 『消尽したもの』:排他的選言命題−包括的選言命題 
 小沢訳:排他的分離−包括的分離

714考える名無しさん:2008/02/25(月) 00:41:44 0
差異と反復の糞訳本が座布団になってる俺って。w

ドゥルーズ概念厨を目指そうぜ。

結局のところ、概念なんてものは解釈学の範疇だがな。

>>7
フロイトチンチン還元主義厨はお呼びじゃありません。w
715考える名無しさん:2008/02/25(月) 05:42:05 0
>>712
私が以前貼った訳語対比表が張られてるけど、これだけじゃわかんないだろうから、
不勉強ながらに書いてみる。

離接的(選言的)総合でいうと、DGにはまさにこういうタイトルの短い文があったと思う。
あれは狂人の二つの体制に入ったのかな。昔、現代思想に訳されてた。
あ、、調べてみたらAO刊行以前に仏の雑誌で掲載されたの一部分だった。


disjonctiveってのは、英直訳すると disjunctiveで、
こう・・二つの輪っかのつなぎめがつながってるような分離してるような語感なんだけど。
論理学でいう離接(選言)の意味はこういう解説でも見てみて。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%96%E7%90%86%E5%92%8C

で、DGの言う離接的総合という概念は、ひねりがあって、
こんなorで繋がってる二項でありながら総合されている、という状態なのね。
DGのこの時期のテキストはきちんと読んでないけど、相矛盾する二つの言明が同居しているような感じをイメージしてた。
キャロルの言葉遊びみたいなね。

市田良彦もこの種のjonctive、conjonctin云々の語彙を好んでて、
アルチュセールの弁証法への姿勢を語る際に昔使ってたな(98年の現代思想のアルチュセール特集号で)。
ちなみに、デリダの『マルクスの亡霊たち』でもこのjonction系統の語彙が出てきたりする。
716考える名無しさん:2008/02/25(月) 11:47:24 O
>>713>>715
ありがとうございました
英語でなんとなく
離す+接続する=離接
なんて無理に読んでたので、助かりました
総合する、というのが大事なんですね
717考える名無しさん:2008/02/25(月) 12:39:57 0
総合だとヘーゲルになってしまう。
やはりあくまで「離接」が重要。
718考える名無しさん:2008/02/25(月) 14:15:34 0
非弁証法的-総合
719考える名無しさん:2008/02/25(月) 14:28:09 0
>>718
弁証法的でない総合など理解できない
720考える名無しさん:2008/03/07(金) 07:00:44 0
清水書院・船木亨「ドゥルーズ」は、初学者向けだが、
すげいい本だ。今でも、感動の余韻が残る。
200頁足らずの本で、よくまとめあげてる。
721考える名無しさん:2008/03/07(金) 20:40:18 0
ちくま学芸文庫の『カントの批判哲学』の解説もえらくわかりやすいね。
もしかしてドゥルーズってわかりやすいもんなの?w
722考える名無しさん:2008/03/08(土) 01:59:20 0
ドゥルーズ自身が書いた哲学解説書はわかりやすいみたいだね。
ドゥルーズの「スピノザ」も確かにふつうに読めたww
それに反し、「アンチオイディプス」などの独自のガチンコ思想になると、
いきなり様変わりして難解になるようだけどww
まだ読んでないからなんともいえんがw

723考える名無しさん:2008/03/08(土) 02:19:45 0
月刊百科2008年3月号 ◎通巻545号◎
http://www.heibonsha.co.jp/gekkan_hyakka/

今月の読みもの
ドゥルーズ/ガタリの過去・現在・未来 小泉義之
724考える名無しさん:2008/03/08(土) 22:40:39 0
視線とか「まなざし」とか言い出すと大体、話はgdgdになるけどな。
文学とか哲学の人がそーゆーののメタファーに光学用語とか使うと
理科の得意な中学生なら間違えないような間違い平気で書くし、
じゃあそれはポエムで、文脈から推論しなきゃいけなくなって面倒くさかったりするからヤなんだよな。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/robun/bulletin38/38_mouri.pdf

↑でも「映画はネガに光を当てることによって投射される」とかあって。
ネガじゃねえよポジだよ。気取らないでフィルムって書きゃいいのに。

ふと「虚像 実像 実体」でgoogle検索してみて、最上位に表示されたのが、

http://www.satoshi-nitta.com/nemuri5/nemuri-852.htm

うあー。なんだこれ。
725考える名無しさん:2008/03/08(土) 23:00:41 0
>>724
>↑でも「映画はネガに光を当てることによって投射される」とかあって。
>ネガじゃねえよポジだよ。気取らないでフィルムって書きゃいいのに。

もう一度よく読み直してみなwwwwwwwwww
726考える名無しさん:2008/03/08(土) 23:05:14 0
スレ違いうざ
727考える名無しさん:2008/03/09(日) 00:19:18 0
ここでもう一つ、キリスト教の聖書とアリストテレスの学問体系の違いという問題がある。アリストテレスは
二五〇〇年前の人である。キリストは、二〇〇〇年前の人である。キリスト教よりもギリシア古典学問の方が
ずっと古いのである。しかも、アリストテレスやソクラテス、プラトンのおいては、神は神でも、キリスト教の
神ではない。古代ギリシアの神である。ところが、中世ヨーロッパ全体は、ヘブライズムとしてのキリスト教の
神によって支配された神である。ギリシアというよりも、現在に至るヨーロッパ古典学問全体の体系を築いた
アリストテレスの学問は、たとえその解釈がキリスト教の中に多く取り込まれたとしても、やはり相互に矛盾を
起こすはずなのである。
簡単に言おう。十五世紀頃から、ヨーロッパでは、学問の諸結果を内心で信じるようになった者たちは、教会の
修道院の立場でありながら、神 Godの体系に対する疑いを抱き始めた。すなわち、神が世界を創造creat:genesis
したという考えを疑いだしたのである。
たとえば、ポーランド人のコペルニクスも神学者でありかつ修道僧である。彼が天動説を疑い、地動説を唱えだした。
これがいわゆるコペルニクス的回転Copernican Revolutionである。ガリレオ・ガリレイはどれよりも百年遅い人だが、
彼はその事実を、自分で作った望遠鏡で、木星の第六惑星タイタンの姿を観察し、自分の目で観察し、自分の目で
確かめた。この瞬間に、「全宇宙」universeという考えが滅び、世界は「空間」spaceであることが発見されたのである。
ただし教会はこの事を断じてめとめず、サイエンティスト達を弾圧した。この十七世紀初期には、学者たちはもう
修道士として修道院で暮らさなくても生きていけるようになっていた。
728考える名無しさん:2008/03/09(日) 00:19:50 0
都市の産業が発達していたために、俗人のまま生きられるようになった。ガリレオやオランダのスピノザが、
そのような人々の代表で、彼らはレンズ磨き職人であった。レンズ磨き職人とは、今で言えば、ハイテク・
コンピューター・エンジニアリングであろう。当時の最先端のテクノロジーを開発し続けた人々でもある。
このようにして、神の体系を打ち破ろうとした人々のことを、「アリストテレスの学徒」と呼び、これが学問
(サイエンス)の系譜に連なる。ヨーロッパの知識人は、大体十五歳の頃「自分は神を信じない」という
声明を発表して、自らサイエンティストになっていくのである。このように近代学問の系譜は、神の体系を
信じる神学セオロジーとの戦いに入っていく。
学問(サイエンス)と神学(セオロジー)の激しい闘争を中心にして、この五百年間のヨーロッパ人の学問の
歴史は進んだのだ。ちなみにフィロソファーphilosophyを、日本人は「哲学」などというワケの分からない
言葉に訳すした。サイエンスを「科学」などと意味不明に訳した。近代学問の体系のことを初めから何にも
分かっていないに等しい。日本人はいまだにすべてが前近代の人間たちなのである。
極めて簡単に言えば、ヨーロッパ世界とは、未だにこの学問と神学の戦いの中にある。そして、この神学の
下女あるいは「はしため」と位置づけられているのがフィロソフィー(知を愛すること)と呼ばれ、これが
実は神学と同盟を結んでいるのである。
そして、サイエンスと激しく争いあうのだ。この大きな理解がなければ、日本人が欧米の大学で本当に学ぶ
ことなどできない。「文学部心理学科」「文学部哲学科」などとやっている馬鹿げた国は日本だけだ。この
「文学」というのは、サイエンスから見れば下等学問あるいは初級学問のことだ。
文学とはヒューマニティーズのことである。
「ハリウッド映画で読む世界覇権国アメリカ(下)」P212~214
729考える名無しさん:2008/03/09(日) 00:50:04 0
わかりやすw

>>724の無知を>>725で指摘されて逆切れ。
>>727-728と誤魔化す目的でコピペ作戦。
コピペ以外できない馬鹿なのであった。。。

だがな、残念なことだが、何をやっても>>724の赤っ恥が消え去るわけではない。

くやしかろうwww
730考える名無しさん:2008/03/09(日) 02:59:29 0
副島コピペ野郎はニーチェスレにはコピペをしない。
731考える名無しさん:2008/03/12(水) 12:57:25 0
まあ排他的論理和と論理和勘違いして使ってるようなところはあるよね
排他的論理和ならしっくり来る意味で使ってると思う
732考える名無しさん:2008/03/12(水) 17:07:42 O
>>729
こうも出来すぎた成行だと、この流れ全体が、
理系をおとしめるためにぶち上げられた自演、という見方も可能だな。
733考える名無しさん:2008/03/13(木) 23:18:48 0
>>724 はまちがってないけれど? 問題の部分は以下の通り。

> 『賜物』において,語り手フョードルは作品世界を記録するカメラとして,
> また作品世界を読者に提示してみせる映写機として機
> 能している。写真や映画などの映像は光の記録であり,
> 映画はネガに光を当てることによって投射される。光
> がなければ映像は存在しえない。

724の指摘通りまちがってるじゃない。725は、具体的に724のどこがまちがってるのか指摘して
みれば? それに便乗したつもりでいる729も。
734考える名無しさん:2008/03/14(金) 01:55:54 0
>>733
確かにネガはポジかフィルムの方が正しい。

しかしだからといって
>>724 はまちがってないけれど?
とはならない。

「文学とか哲学の人が」
「理科の得意な中学生なら間違えないような間違い平気で書く」
という揶揄の証拠でもなんでもないし(理科の問題でもないし何かを証明しているわけでもない)、
そもそもドゥルーズスレに全く無関係の724の小児的な勘違い自己優越感の満足に加担する733は、
724と同罪で死ねとしか言えないなあ。

まあ、724=733なんだろうがw
馬鹿をスルーできない725や729が釣れたからさらに優越感(という勘違い)に浸りたい。。。
そんなところだろ。
みじめな奴。
735考える名無しさん:2008/03/14(金) 15:25:11 0
>>734
>馬鹿をスルーできない
お前もな
736考える名無しさん:2008/03/15(土) 00:12:59 0
かくてこの世はルサンチマンまみれ
737考える名無しさん:2008/03/15(土) 12:25:30 0
>>734
いや「自分でもロクに理解していない言葉を、意味不明の例え話に使う悪癖」は、
恥ずかしいだろ。
738考える名無しさん:2008/03/15(土) 15:27:19 0
文庫化ラッシュも一段落してしまったのかな。
まだいくつか出てほしいものがあるけど。
739考える名無しさん:2008/03/15(土) 15:48:45 0
「河出文庫はこのドゥルーズの文庫化への皆様の支持にこたえるべく、
思想・人文関係書の文庫化をさらにすすめていきます。どうぞご期待ください。」
740考える名無しさん:2008/03/15(土) 21:25:44 0
フーコースレで文庫化プリーズのレスがあったけど
もしかして期待できる?
…イヤまあするだけならタダだし…
741考える名無しさん:2008/03/15(土) 21:57:39 0
タダっておまい・・・世の中にはいろいろあるんだぜ。
742考える名無しさん:2008/03/15(土) 23:49:15 0
千のプラトーは出してもらわんと・・・
743考える名無しさん:2008/03/16(日) 01:36:59 0
ドゥルーズの最高傑作というとやはり千プラになるのだろうか
744考える名無しさん:2008/03/16(日) 15:18:35 0
ミル貝の天麩羅すなわちミルプラか
745考える名無しさん:2008/03/16(日) 16:32:27 0
>>744
バーカ。そこはミル天。
746考える名無しさん:2008/03/16(日) 20:26:10 0
主著が「差異と反復」なのは堅いが、案外「意味の論理学」のほうが後のスタイルの元になってる気がする。
747考える名無しさん:2008/03/16(日) 22:42:34 0
>>741
すんません「期待するのはタダ」と言いたかったっす
748考える名無しさん:2008/03/21(金) 21:11:54 0
千プラだけはおあずけかな
749考える名無しさん:2008/04/02(水) 22:45:11 0
くりいちさんの新刊「映像身体論」買ってきた〜

「これがあったから千ぷら棚上げ状態だったんだよ」ってことにしておくよ
750考える名無しさん:2008/04/02(水) 23:02:32 0
>>749
それって、「みすず」で一時連載してた、『シネマ』の注釈みたいなイメージ論の単行本化なの?
751考える名無しさん:2008/04/03(木) 00:32:49 0
そのようです。みすずは読んでなかったからどの程度の改稿かはわからんが。

あとがきから少し引くと

第T部「みすず」に隔月で連載した「映像身体論ノート」をもとに改稿し、その他の部分を書き下ろした
第U部ではドゥルーズの映画論に引用されているフランスの批評家たちを読みなおしながら、
とくに映画と時間という問題を再考…「時間」はとてつもなく複雑な課題でまだ考えるべきことは多い
752750:2008/04/03(木) 01:07:59 0
>>751
なるほど。あまり改稿しなくても、そのまま本にできるような文章だったけどね。
小津論の箇所なんかは、前田の小津本を介しながら書いていたような。
宇野の論はあまり興味もてないから、すまんが俺はスルーかな…。
753考える名無しさん:2008/04/03(木) 01:40:06 0
前田英樹は結構好きだな
754考える名無しさん:2008/04/03(木) 02:02:26 0
多少高くなってもいいから、千のプラトーは章ごとに冊子をわけてほしい。
カバンに入れっぱなしで持ち歩いて暇な時に読む、というスタイルには
アンチオイディプスや差異と反復の厚さでは不便。

ジーンズのケツポケに入る薄さでよろしく>河出さん。
755考える名無しさん:2008/04/03(木) 02:13:25 0
小津やソクーロフをやってた頃はシネフィルの蓮實と比べると学者的映画趣味みたいでどうかなと思ってたんだが、
倫理学や宮本武蔵あたりから面白い仕事してる。最近のパースの記号学と空海の本も良かった。
756考える名無しさん:2008/04/03(木) 12:21:19 0
>>754
アンチオイディプスがフランスで刊行当時ベストセラーになったとき、
哲学とは無縁そうな連中が背表紙を縦に割くように切って、
好きなページを持ち歩いてた、
とドゥルーズかガタリかが自慢してるインタヴューを読んだ記憶がある。
757考える名無しさん:2008/04/03(木) 12:51:57 0
>>754
ミル・プラトーの邦訳が出たとき、丹生谷貴志も同じようなことを言ってたよ。
あんな分厚いハードカバーで出すんじゃなくて、ハンディな分冊にしてだせば
良かったと。文庫化は、これを実現する絶好のチャンスだね。
758考える名無しさん:2008/04/03(木) 17:08:27 0
原因と欲望
――実在的区別の技芸の観点から―― 江川 隆男
 例えば、身体は様態である。つまり、身体は存在の仕方であって、存在そのも
のではない。では、存在そのものとは何か。それは、存在の仕方なしに存在する
ものだと言えるだろう。言い方を換えれば、それはいかなる属性もなしに存在し、
またわれわれが認識しうる、あるいは考えうるようなもののことである。これが
西洋哲学において古代から考えられてきた「実体」という概念である。多くの哲
学者が次のように考えてきたのである。実体はいくつかの属性をもつが、しかし
それらは実体の限定された存在の仕方を示すにすぎないのであって、本体論とし
てはそれら属性をすべて排除して考えなければならない、と。そして、これは日
常におけるわれわれの常識的な考え方と多くの点で合致している。
 しかし、神から身近な事物に到るまでのこうした考え方を徹底的に批判して、
新たな〈実体‐属性〉論を展開したのがスピノザである。実体は属性によってそ
の本質が構成されるものであり、属性なしにはいかなる実体も存在しないし、ま
たわれわれに認識されることもない。また、実体と属性は思考的に区別されるだ
けであって、存在論的には唯一同一のものである。したがって、無限実体を考え
るとすれば、それは無限に多くの属性によってその本質が構成的に表現されるも
のだと言えるのである。属性とは相互にいかなる関係もなしに実在的に区別され
るもののことであり、したがって、実体は無数の実在的区別によって構成される
ことになる。まさに実体はそれら差異についてのみ肯定されるのである。つまり、
実在的区別は肯定的な差異の論理を内含しているということである。さて、スピ
ノザは実体においてこの区別を考え抜いたが、ドゥルーズ=ガタリは、スピノザ
に倣いつつ、この区別をとくに身体について、つまり無限実体に代わって器官な
き身体について用いたのである。それは、実体の特性としての〈原因〉から身体
の特性としての〈欲望〉へとあらゆる価値の価値転換を図ることにつながってい
る。
 今回の発表では、「実在的区別」という概念を起点として、スピノザの無限実
体からドゥルーズ=ガタリにおける器官なき身体へと論考を展開するつもりでい
る。
759考える名無しさん:2008/04/03(木) 23:27:34 0
>>756
ドルーズガタリブームもあったのかwwwwwー
彰がそれにのっかったら、それもまたブームになったというわけか
760考える名無しさん:2008/04/04(金) 05:08:05 0
有名な話じゃん…。その当時の熱狂的な受容に対して
学生からのやや支離滅裂な批判文書があり(「現代思想」ドゥルーズ特集号に訳されてる)、
ドゥルーズが返答したのが、『記号と事件』に入ってる
「口さがない批評家への手紙」であって。
761考える名無しさん:2008/04/06(日) 01:36:35 0
哲学崩れ→副島廚/ネット右翼のスレか。。。
762考える名無しさん:2008/04/06(日) 02:14:08 0
>>756
なんか格好いいなw俺もやってみようかしら
763考える名無しさん:2008/04/06(日) 14:05:32 0
俺も快癒不能の病気になったらドゥルーズの最期を真似してみよう。
カッコイイから。
764考える名無しさん:2008/04/12(土) 07:49:58 0
ドゥルーズはどこの万年筆使っていたか知っている?
765考える名無しさん:2008/04/15(火) 12:33:11 0
前スレが見たいんですけど見つかりませんorz
766考える名無しさん:2008/04/15(火) 14:19:09 0
767考える名無しさん:2008/04/15(火) 14:34:08 0
>>766のリンクをふむとURLがくずれてエラーになるので、
URLのみ選択、コピー。
ウェブブラウザの空欄ページのアドレス欄に貼り付けて[enter]
768765:2008/04/15(火) 16:04:18 0
>>766,767
ありがとうございます!
769考える名無しさん:2008/04/20(日) 06:49:38 0
川崎市民だけど、市内のどこの図書館にもシネマがない。
どこかのアホな学生が盗んだのか?
770考える名無しさん:2008/04/20(日) 06:55:00 0
ごめん。一冊あった。
771考える名無しさん:2008/04/23(水) 03:36:34 0
ドゥルーズとデリダは交流あったの?
772考える名無しさん:2008/04/23(水) 23:46:57 0
ドゥルーズのような哲学者のスレが、
1年近く立っても消費されないのか。。

もっとも俺はドゥルーズのことを論じられるほど頭良くないから、
呆れる資格はないけれども。
773考える名無しさん:2008/04/24(木) 00:02:33 0
ドゥルーズ読破までもう10冊は切ってるんだが
他にも読んでるのでなかなか手が付けられない。
774考える名無しさん:2008/04/24(木) 02:40:35 0
[852]下の「850」番の自文を 補足・説明しておきましょう。 投稿者:副島隆彦投稿日:2008/04/21(Mon) 07:23:02

再度、人類の政治思想の大きな流れを説明する。私、副島隆彦は、これを何十度でもしなければいけない。学問道場に
集まる人の、まだ、大多数が、私がたどり着いて、日本国内に、導入して、世界水準の知識として広めようとしている
ことの中身を、まだ、多くの人が素朴にさえ理解していない。だから私は、これから、以下の説明を、何十度でもやる。
もう遠慮などしていられない。 いくら、私の主著をちゃんと読みなさい、と言っても、なかなか、その水準には到達
していない。
さて、それで、まず、ナチュラル・ラー(natural law 自然法、素朴な自然界の掟を守ろうとする思想)派がある。
これを微分(びぶん)して、ナチュラル・ライツ(自然権、natural rights ジョン・ロックやルソー)派が生まれた。

 ナチュラル・ラー派と、ナチュラル・ライツ派の思想の対立を知っている、日本人知識人層(政治学者、法学者を
含めて)は、まだ、まだ、今でもほとんどいない。私の本から何とか学んだ、今の30台から下の、これから、
政治学者や政治思想研究者になる者たち、数百人に、私が、外側世界から持ち込んだ、この「世界の思想の流れの
理解の仕方」が、ようやく理解され始めた段階である。 私の本も読まない、40台から上の、日本の知識人相は、
ほとんどは、アホのままである。

 私の本をかじり読みして、私と同世代か少し上の、朝日新聞(に書かせてもらう)知識人たち(私は、彼らのこと
をよく知っている)は、「副島隆彦は、右翼なのか、自分たちと同じ左翼リベラルなのか、判別できない」などど、
言いあいながら、困惑しているそうだ。自分たちが、日本土人(どじん、原住民)のまじない師階級であり、かつて
のお坊様のような存在なのだという自覚がなかなか生まれない。その段階にも到達しない。そういう自己認識さえがない。

775考える名無しさん:2008/04/24(木) 02:48:05 0
776考える名無しさん:2008/04/28(月) 06:07:55 0
ドゥルーズ読もうと思っているんだけど、
どんな順番で読めばよいと思いますか?
今まで『ニーチェ』だけ読んだことがあります。
あれは一番分かりやすいそうですが。
あとは、何冊かの解説書も。

予定では、
『記号と事件』を読んだ後に、
『差異と反復』を読もうと思っているのですが、
挫折しないためには、もうちょっと地ならししたほうがよいかな?
『スピノザ』は読んでおくと、『差異と反復』の理解に役立ちますか?
あとは、ベルクソンもちゃんと読んでないので、その点が不安です。
777考える名無しさん:2008/04/28(月) 10:28:39 0
図書館から無人島とか狂人の二つの体制を借りてきて
モノグラフィーとか英語版序文とかを読むとかどうでしょうか
短めですし差異と反復から記号と事件までの期間を埋める意味でも
778考える名無しさん:2008/04/28(月) 13:44:19 0
>>772
いや、そこは、「ドゥルーズを好き!」という層は多いけれども、
彼の哲学的な問題設定を吟味したり書くのは躊躇してしまうとか、どうも自分の読みに確信がもてない、とか、
哲学史的に読者としての自分の力量不足に悩むとかの、結果だと思うよ。
下手にスレが無闇に伸びるよりは今の状態ぐらいがいいと思う。

>>776
ほとんどドゥルーズを読みこなせていない立場から言うと、
『ニーチェ』読んだのなら、『ニーチェと哲学』が良いような。
『記号と事件』→『差異と反復』はオススメできないかも。
というか、『差異と反復』は超手ごわい気が。差異と反復は意味の論理学と平行読みすりょうなのがいいのかなぁ・・

>〜もちゃんと読んでないので、その点が不安です。
まあ、この点については、後からでも大丈夫! と思ってひたすら咀嚼しておくと、
後からベルクソン論などを読むと腑に落ちたりすることもあるように思うので、
必ずしも、あれを知ってないと〜 って物怖じはしなくてもいいような…。
知っててもわからんという気もしないでもない。
むしろ個人的にはジルベール・シモンドンとジルソンの訳がもっと出てほしい。
779考える名無しさん:2008/04/28(月) 18:48:57 0
ありがとうございます。

>>777
『無人島』と『狂人の二つの体制』もインタビューや対談、短い論文を集めたものなんですね。
いきなり『差異と反復』にあたるより、
それらでおおまかなドゥルーズを知っておいたほうが、たしかによさそうですね。
そういえば、フーコー読んでたときも、そんなふうにして挫折を回避してました。
しかし、文庫化されてないのが残念だ・・・

>>776
『差異と反復』と『意味の論理学』を読むのが最終目標なんですが、
併読したほうが分かりやすいのか。なるほど。
しかし、やっぱり超難解なんですね。う〜む。
明日、『差異と反復』を買いに行くので、
太刀打ちできないと思ったら、
>>777と合わせて、ドゥルーズの思想史研究的な著作から攻めてみるかもしれません。

780考える名無しさん:2008/04/28(月) 21:57:35 0
「スピノザ」は比較的ドゥルーズ色薄い気が…
自分も最初に読んだのはこれだったんですが
781考える名無しさん:2008/04/29(火) 00:02:13 0
>>779
>
>>>777と合わせて、ドゥルーズの思想史研究的な著作から攻めてみるかもしれません。

横レスですが、上記意見に賛成です。
『差異と反復』は暴力的にまとめると、

(単独/普遍の思想家、差異と反復の主題)
スピノザ、ライプニッツA、ヒューム、カントA、キルケゴール?、ショーペンハウアー?、ニーチェ、ベルグソン
VS

(特殊/一般の思想家、同一性の主題)
プラトン、アリストテレス、デカルト、ライプニッツB、カントB、ヘーゲル、ハイデガー?

という対立の構図なので、結果的に思想史的知識が必要になると思います
(カント、スピノザ、ベルグソン論がドゥルーズでは成功しているのでピックアップして読めばいいと思います)。
ただし、プラトン、アリストテレス、ヘーゲル、特にハイデガーに関しては独自に読む必要があると思います。
782考える名無しさん:2008/04/29(火) 00:49:26 0
フロイトやラカン抜きで大丈夫?
ソシュールからレヴィ=ストロースまでの流れとか抜きで大丈夫?
フッサール抜きで大丈夫?
マルクス抜きで(ry
783考える名無しさん:2008/04/29(火) 04:53:19 0
〜抜きで大丈夫? という点で言うと、
『無人島』に入ってる「構造主義はなぜそう呼ばれるか」(だったかな)
がドゥルーズの構造主義理解としては一応読んでおいたほうがいいのかもしれない。
意外にベルクソン理解と重なってる印象があって、興味深かった。
784考える名無しさん:2008/04/29(火) 10:56:50 0
シモンドン誰も訳さないから原書買ったけどさすがにフランス語は時間がかかるんで積んでる。
785考える名無しさん:2008/04/29(火) 18:44:26 0
お前は俺か。

この数年でずっと稀購本だったシモンドンが復刊したもんね、フランスで。
ヴィルノの最近出た新しい翻訳で、シモンドンの主著が2001年にすでに訳されてるのを巻末文献リストで知って嫉妬した。
ヴィルノの論にまで超個体性と潜在能力の議論が出てくるのを見て、
シモンドンを超読みたくなったよ。
786考える名無しさん:2008/04/29(火) 19:01:43 0
無人島が図書館にな〜い

さすが川崎市だ。
787考える名無しさん:2008/05/02(金) 03:04:41 0
アベセデールの字幕DVD出せや、河出書房!
788考える名無しさん:2008/05/02(金) 06:40:20 0
ドゥルーズはマクタガートにどう応えるだろう
789考える名無しさん:2008/05/03(土) 21:20:29 0
ドゥルーズの本で、読んでて一番高揚感のあるのはどれでしょうか?

790考える名無しさん:2008/05/04(日) 01:32:01 0
アドバイスどおりに、
無人島の「何を構造主義と認めるか」を読んでいるところだけど、
目から鱗だ。
791考える名無しさん:2008/05/04(日) 06:36:21 0
>>789
「口さがない批評家への手紙」だっけな?
記号と事件に収められているやつ。
どういう経緯で書かれたものか、
完全なプライベートな私信として書かれたものなのか、
その辺のことはよく知らないけれど、
ドゥルーズがどういうふうに考え、生きていたのかが
ダイレクトに伝わってくるような感じがして、とても好きだ。
792考える名無しさん:2008/05/04(日) 22:27:50 0
>>791
ありがとうございます!
私もあれ好きです。なんかお茶目ですよねw

ところで、『差異と反復』と『アンチ・オイディプス』、
ドゥルーズの大著をどちらから読み始めるか迷っているのですが、
「高揚感」という観点からすると、どちらがおすすめですか?

前者がドゥルーズの原理的な思考、後者が実践の思考という印象があるのですが、
一般には後者が多く読まれているらしいし、やはり後者のほう?

793考える名無しさん:2008/05/04(日) 22:37:32 0
なんでそんなに高揚感にこだわるんだよw
794考える名無しさん:2008/05/04(日) 22:46:32 0
>>792
ハイになりたいならやっぱり『アンチ・オイディプス』じゃないですかね?
個人的には『意味の論理学』の「磁器と火山」(あと『シネマ2』の「現代的な事態とは〜」のくだり)なんですがw

自分は哲学プロパーじゃないんであんまり参考にはならないと思いますが
795考える名無しさん:2008/05/05(月) 08:19:19 0
リゾームかな。初読がそれだったのでワケワカメだったけどこれが哲学書かという衝撃はすごかった。
796考える名無しさん:2008/05/05(月) 15:27:04 0
とりあえず「千のプラトー」から読んでみろと勧められた覚えがある
797考える名無しさん:2008/05/06(火) 02:40:12 0
どうもです。
やっぱり人それぞれというところなんですね。
昨日、『アンチ・オイディプス』と『差異と反復』を買ってきました。

『シネマ2』や『リゾーム』、『千のプラトー』は文庫化されてないのが・・・

学生のときに何度もドゥルーズを読もうと思うも、
そのたびに値段の高さに恐れをなして、結局読まずじまいで今日まで。
だから最近の文庫化は本当に助かる。
他の作品もどんどん文庫化お願いしたいところです。

798考える名無しさん:2008/05/06(火) 16:08:37 0
>>797
図書館で借りればいいじゃん。

まぁ2週間かそこら(貸出期間)で読める内容でもないが、
一章だけでも読むとか、
ここは締め切りと捉えて集中的に読み込むとか。

値段の高さを嘆く気持ちは分かるが、
読まない理由にはならんぞ。
とは大学時代の指導教官の弁。
799考える名無しさん:2008/05/07(水) 00:04:47 0
延長すれば実質ひと月貸してもらえるしー
でも大きめの図書館じゃないとお目当てのなかったりするんだよね…
うちの住んでる市はアガンベンが一冊も無い
800考える名無しさん:2008/05/07(水) 01:36:52 0
>>799
図書館の相互貸借とか利用すれば?
最悪、国会図書館からも借りてくれるから、
時間さえ目をつむれば出版済みの本で借りられないものはない。

図書館は職員さんたちをコキ使ってナンボ。
大学ならなおさら。
801考える名無しさん:2008/05/07(水) 21:00:42 0
>>797
なぜ『意味の論理学』を買わなかったの?
もう持ってるのかな?
『アンチ・オイディプス』より前に(あるいはせめて一緒に)読んでおいた方がいいかもよ。
802考える名無しさん:2008/05/07(水) 22:38:36 0
千のプラトーから読み始めるのも悪くないですよね?
803考える名無しさん:2008/05/07(水) 22:50:32 0
>>802
もちろん悪くないよ。
ただ、わけのわからなさには大変なものがあるとは思うけど。

結局、読み終われないままに、他のに手を出していくことになるから、
最終的には、全ての著書が読みかけ状態になる。

ある意味当たり前の話ではあるが。
804考える名無しさん:2008/05/07(水) 22:53:52 0
もちろん、読みかけとか読み終われないとかは、
最後のページまで読んでも不明な部分が多々あるという意味でね。
805考える名無しさん:2008/05/08(木) 03:26:05 0
ドゥルーズの概念事典とかあればいいのにね

初読者は独特な概念につまづいて挫折しがちだし。
806考える名無しさん:2008/05/08(木) 04:38:15 0
>>805
それはズーラビクヴィリのを早く訳せということかい?
807考える名無しさん:2008/05/08(木) 21:17:54 0
アレンジメントというのがよく分からないのですが、
ドゥルーズの本あるいは解説本で、
分かりやすく説明してくれている箇所はないでしょうか?
808考える名無しさん:2008/05/08(木) 22:55:31 0
って、私も千のプラトーから読み始めているのですが、
結論に語句解説みたいなものがあり、
そこでアレンジメントについての記述がありますね。

「結論は最後に読むべきである」とあったもんだから、
結論は見ないようにしてたんだけれど、
これはDGなりのギャグなんでしょうか?
それとも、言葉通りに、最後に読んだほうがよいですか?

809考える名無しさん:2008/05/08(木) 23:20:01 0
と、ちょうどリゾームを読み終わったので、
結論におけるリゾームに関する記述を読んでみましたが、
読んでも全然意味わからない。
やはり最後に読むべきですね。

とりあえず、
「この本はリゾームのように書かれている」とのDGの言葉を信じて、
分からないなら分からないなりにも読み進めていこうと思います。

お騒がせしました。

810考える名無しさん:2008/05/11(日) 08:03:38 0
2008/5/10 15:31
ベルクソンのドゥルーズ宛未公刊書簡三通  哲学
 「貴兄がお送り下さった著作に対して、それを読む時間が出来てから御礼を申
し上げようと思っておりました。名誉なことに貴兄が私に割いて下さった研究は、
とても密度の濃いものですし、仕事で手一杯で、それをじっくりと読んで検討す
るためには先週まで待たねばなりませんでした。今でも表面的な仕方でしか出来
ていませんが。読み返すつもりです。ですが、まずは、貴兄が私の哲学に対して
描いて下さった<忠実な>肖像画がどんなに私の関心を引いたかということを、
お伝えしたいと強く望むものです。」
 ベルクソンがドゥルーズに宛てて送った未公刊書簡の冒頭である。
811考える名無しさん:2008/05/11(日) 08:15:59 0
ネタじゃなくて?
ドゥルーズとベルクソンの生が重なった時間って16年だけだよ。
凡人の尺度でドゥルーズを測っちゃダメということなんでしょうか?
812考える名無しさん:2008/05/11(日) 08:25:37 0
ネタ元見つけたよ。

交流でっちあげて、両者の哲学を絡ませるというのは面白い手法だね。
これは読んでみたいよ。
813考える名無しさん:2008/05/11(日) 09:07:57 0
まず手紙が宛先に届くかどうかが問題だ
814考える名無しさん:2008/05/11(日) 13:52:52 0
だいにっほん、ろりりべしんでけ録
著者: 笙野頼子

世界市場をこけにして堂々完結、一部マスコミ知識人の面子も割って、祝・三部作!!
近代に大発生!
世界に蔓延した「おんたこ」の正体とは?
笙野の戦いは今日も続く!

みなさん、ドイツイデオロギーは間違っているよ。
文学は続く。そして哲学の誤適用が世界を誤解させる。ブルデューよ、フォイエルバッハよ、ドゥルーズよ、バブルにも消費されなかった奇跡の観点達が笙野文学に生かされ今、21世紀を救う。

http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2146444
815考える名無しさん:2008/05/12(月) 22:11:00 0
批評空間のドゥルーズ追悼座談会をわざわざネットで取り寄せて読んだが、
時間の無駄だった。
816考える名無しさん:2008/05/12(月) 22:26:44 0
芳川泰久・堀千晶『ドゥルーズ入門――キーワード92(仮)』せりか書房、
2008年5月刊行予定。
http://www9.ocn.ne.jp/%7Echikusas/index.files/tetsugaku-f.html

> リゾーム/プラトー/戦争機械/逃走線/強度/マイナー文学/平滑空間/
> 欲望する機械/アレンジメント/差異/反復/ノマド/観念など
> ドゥルーズ哲学のキーワードを簡潔・明快に説明する。
> 詳細なビブリオグラフィーを付す。
817考える名無しさん:2008/05/12(月) 23:34:27 0
おぉドゥルーズの概念事典か。
818考える名無しさん:2008/05/13(火) 17:32:14 0
>>815
「追悼」を期待すると、あれはつまらんよね。

浅田柄谷蓮見の知の三馬鹿トリオですからw
819考える名無しさん:2008/05/15(木) 17:59:01 0
>>815
あの号は、スプリンカーによるデリダインタヴューがいいよ(資料的に)。
座談の柄谷・蓮実の発言は無視。
面白いといっても浅田が、潜在性-実在性の流出という議論の構図に対して警戒を呼びかけていることぐらいか。
記述が雑すぎるからあれじゃあだめだけど。
あとはドゥルーズの「思い出すこと」が単行本邦訳がない(よね?)から貴重ってぐらいかな。
II-15とII-18にドゥルーズ関係の小特集があって翻訳論文が載ってるけど、
古本で一冊千円前後を出して買うほどのものか? という気持ちも。
820考える名無しさん:2008/05/16(金) 18:05:49 0
アベセデールの字幕つき動画見つけました。
http://www.youtube.com/watch?v=AcaEOZ0tDBs&eurl
821考える名無しさん:2008/05/19(月) 09:11:46 0
視線とか「まなざし」とか言い出すと大体、話はgdgdになるけどな。
文学とか哲学の人がそーゆーののメタファーに光学用語とか使うと
理科の得意な中学生なら間違えないような間違い平気で書くし、
じゃあそれはポエムで、文脈から推論しなきゃいけなくなって面倒くさかったりするからヤなんだよな。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/robun/bulletin38/38_mouri.pdf

↑でも「映画はネガに光を当てることによって投射される」とかあって。
ネガじゃねえよポジだよ。気取らないでフィルムって書きゃいいのに。

ふと「虚像 実像 実体」でgoogle検索してみて、最上位に表示されたのが、

http://www.satoshi-nitta.com/nemuri5/nemuri-852.htm

うあー。なんだこれ。
822考える名無しさん:2008/05/19(月) 23:51:08 0
うっせえよコピペ厨。
823考える名無しさん:2008/05/20(火) 17:06:32 0
ドゥルーズの思想は、『スピノザと表現の問題』で完成した。
あとは蛇足。
824考える名無しさん:2008/05/21(水) 00:39:38 0
韓国人が書いた事件の哲学って本なんかドゥルーズ入門っぽいね。
読みやすいしオススメだよ。
ただ字が無駄にでかくて、分厚いし高いのが良くない。
あれならペーパーバックで十分。
825考える名無しさん:2008/05/21(水) 00:42:34 0

Romanticism and the New Deleuze (January 2008)

This volume summarizes and utilizes the arc of Gilles Deleuze's work
while turning it towards Romantic writers, providing a thoughtful intervention
in Romantic criticism, opening up new terrain on travel, the sublime, and the
revolutionary. This volume is edited by Ron Broglio, with an introduction by
Robert Mitchell and Ron Broglio, and essays by Robert Mitchell, Ron Broglio,
David Baulch, and David Collings.

http://www.rc.umd.edu/praxis/deleuze/index.html
826考える名無しさん:2008/05/21(水) 22:26:42 0
識者に質問。今中央公論新社『哲学の歴史12』所収の
鈴木泉氏による「ドゥルーズ」の解説論文を読んでます。

P642に「齟齬する(disparat)諸系列」というのが出てきますが、
「disparat」というのは、フランス語でいう disparate のことですか?
disparate なら「離散的」ととう訳語が定訳かと思っていたのですが。
それともドゥルーズ用語としてこういう言葉があるのでしょうか。
827考える名無しさん:2008/05/21(水) 22:45:58 0
記号と事件、よかったな。
828考える名無しさん:2008/05/21(水) 23:41:27 0
>>826
このスレを検索しろ。
829考える名無しさん:2008/05/22(木) 00:12:00 0
>>828
>>430か。なるほど。ドゥルーズの造語でしたか。

dispars−disparite−disparation

この系列だと disparat はどうなるのかな。dispars と同じでいいの?
830考える名無しさん:2008/05/22(木) 00:24:08 0
>>403のことか。430を踏んでちょっと戸惑った。
831訳語対照リスト転載者:2008/05/22(木) 00:25:43 0
disparatに関しては、どこで使われているか調べなかったので、
対応訳語はちょっとわかんない。
832訳語対照リスト転載者:2008/05/22(木) 00:29:11 0
単純に、disparate→「離散的」というのは知らなかったので、リストでは言及できなかった。
ドゥルーズ著作以外の訳語の定訳って意味合いなのかな。
833829:2008/05/22(木) 00:29:12 0
>>830
失礼。>>403だった。
834829:2008/05/22(木) 00:36:09 0
>>832
辞書調べ直してみた。

「離散的」が定訳になるのは、discret だったわ。
一人で混同・混乱してた。orz...

ただ、disparat という言葉には興味があるので、
更に分かることがあれば教示してもらえるとありがたいっす。
835訳語対照リスト転載者:2008/05/22(木) 00:40:07 0
>>834=829
お馬鹿なことに私はdigitalの定訳語だと思っていたなあw <離散的

齟齬に関してはシモンドンがガンガン議論していたらしいのだが、
いかんせんシモンドンの主著が訳されてないので(たしか英訳もない。伊訳はあるが)、
私がこの概念について知ってるのは、>>803で挙げた廣瀬論文での記述。
齟齬を論文の主線に据えていて、とても興味深かった…とともに難解でした。
836考える名無しさん:2008/05/22(木) 01:17:45 0
お前ら、アンカーくらいまともに使えや。
837考える名無しさん:2008/05/22(木) 01:22:46 0
まったくだw

838考える名無しさん:2008/05/22(木) 02:03:16 0
>>820
これ、おもしろかった。
やっぱりアベセデールは日本語字幕つきDVD出せよな。
3万でも買うよ。
839訳語対照リスト転載者:2008/05/22(木) 10:15:34 0
廣瀬論文は面白かったんで、齟齬に関する部分を要約・抜粋でもしようかと思ってたんだけど、
混雑した本棚から見つからなかった…。

まあ、大学図書館級の図書館を利用できる立場の人なら、コピーとって読む価値あると思うよ。
不勉強な私見からの評価だけど。
840考える名無しさん:2008/05/24(土) 00:06:22 0
ドゥルーズって死ぬ前にマルクスについて書こうとしてたらしいんだけど、
その断片とかは公開される予定はないの?
ドゥルーズの読解って余りにも見事だから、マルクスをどう読み解いたか、読み解こうとしたのかが非常に気になる。
841考える名無しさん:2008/05/24(土) 03:25:18 0
>>840
それは、6年ぐらい前に月曜社の小林浩がすでに追跡して軽くまとめている。
小林がまだ作品社勤務で月曜社を設立していなかった頃。
ttp://biblia.hp.infoseek.co.jp/g/gs28.htm
結論から言うと、草稿も含めてテキストは存在しないらしい。

このテキストとは別に、ドゥルーズにおけるマルクス的なものは
どんなものなのかという論点はありうるし、面白いだろうね。
842考える名無しさん:2008/05/24(土) 04:50:28 0
ガタりのほうがマルキストだね。
843考える名無しさん:2008/05/24(土) 05:10:43 0
なんかドゥルーズ哲学ってカント三批判みたいな歩みだなあって思った
そんだけ
844考える名無しさん:2008/05/24(土) 05:51:21 0
ドゥルーズの死後に公開されたテキストとかはあるの?
「内在:ひとつの生」が最後のもの?

批評空間の座談会で、
柄谷が「ドゥルーズはデリダみたいに遠まわしなことはせずに、
ストレートに「マルクスは偉大である」と言ってくれただろうから読みたかったね」
とポツリともらしていたのが印象的だったけど、
>>841にあるような、音楽について語るドゥルーズも読みたかったな。
845考える名無しさん:2008/05/24(土) 06:49:58 0
フーコー、ドゥルーズ、デリダと死ぬの早かったなぁと
しみじみしながらwiki見てたら、
レヴィ=ストロースはまだ生きてたのか。
今年で100歳だよ。
846考える名無しさん:2008/05/24(土) 11:19:11 0
>>845
フーコーはゲイでハードSMとドラッグに興じ、
ドゥルーズは肺が弱いくせにヘビースモーカーかつアル中だったからな。
デリダはあちこちの女と子供作りすぎ。これは早死にとは関係ないかw
まあ、フーコーやドゥルーズの哲学は生を全面肯定しましょうってとこがあるから早死にも仕方ない。
847考える名無しさん:2008/05/24(土) 11:26:11 0
>>846
だからデリダは「私の哲学は種まきだ」って言ってたのか…
848考える名無しさん:2008/05/24(土) 12:53:59 0
6月下旬発売予定
定価4200円(本体4000円+税)四六判
ジル・ドゥルーズ 著/財津 理・齋藤 範 訳
《叢書・ウニベルシタス855》
シネマ1*運動イメージ
ISBN978-4-588-00855-9 C1310
849考える名無しさん:2008/05/24(土) 13:30:44 0
ついに出るか
850考える名無しさん:2008/05/24(土) 13:31:44 0
また出る出る詐欺じゃないだろうな
851考える名無しさん:2008/05/27(火) 15:36:46 0
デリダは別に早死にじゃないと思うけど、70過ぎてたしさ。
デリダはやりちんだから、共感できないんだね。
ドゥルーズはヲタクだから共感できる。
852考える名無しさん:2008/05/28(水) 15:40:35 0
初学者です。
ドゥルーズのあれこれを併行的につまみ食いしてたけど、挫折しそうになったので、
ズーラビクヴィリの「ドゥルーズ・ひとつの出来事の哲学」読んだ。
おもろい。
おかげで、もう一度、『差異と反復』を手に取るようになったし、
『意味の論理学』も買ってきた。千プラも再読している。

翻訳あるいは英語で読めるもので、
他におすすめなドゥルーズ研究の本はありませんか?
できればDGとしての仕事を対象に扱ったものが望ましいです。
あの独特な概念群がどうも明瞭になってくれないので。

853考える名無しさん:2008/05/28(水) 18:43:00 0
>>852
>>816は如何
854考える名無しさん:2008/05/28(水) 23:40:19 0
>>853
それ、いつ出るの?
正式な書名は分かる?
ずっと気になっているけど、一向に情報がひっかからないんだよね。
855考える名無しさん:2008/05/29(木) 00:49:36 0
差異と反復 むずかしい。たすけてけれ。
何を先に読むべき?
856考える名無しさん:2008/05/29(木) 01:55:00 0
ドゥルーズを読むためのブックガイド、で検索すればどういうのを読めばいいか載ってるよ。
857考える名無しさん:2008/05/29(木) 02:03:16 0
>>856
郡司ペギ夫ってドゥルーズの影響受けてんだ?
ソーカル事件を持ち出してポストモダンを葬ろうとする連中に比べれば、
ずっと信頼できるな。
858考える名無しさん:2008/05/29(木) 03:41:30 0
フーコーなんかに比べて、ドゥルーズの翻訳が遅れたのは何故?
859考える名無しさん:2008/05/29(木) 05:29:28 0
>>858
確か、少なくとも千プラに限っては、訳者あとがき辺りで触れてたような気がする。
「本書が日本で紹介されてから、邦訳が刊行されるまでに間があったが(大意)」ってなことは覚えてるが、肝心の理由は失念w
図書館で借りた際にメモっときゃよかったな。
860考える名無しさん:2008/05/29(木) 11:19:55 0
>>852
『帝国』の著者でもあるマイケル・ハートの『ドゥルーズの哲学』がいいよ。
後はバディウのドゥルーズ論かな。
861考える名無しさん:2008/05/29(木) 18:43:19 0
>>854
版元のサイトもまだ情報ないみたいですね
862852:2008/05/30(金) 04:56:04 0
>>816
出るの待ち望んでいるんですが、
たしかに全然追加情報が出てきませんね。

>>860
ハートのは図書館で予約しました。
ネグリのwikiに『帝国』の原著pdfがあったので読み始めたところでもあります。

河出書房の『ドゥルーズ 没後10年、入門のために』を昨日買って来ました。
パルネのインタビューが読みたくて。
ドゥルーズ・パルネの『ドゥルーズの思想』も読みたいけど、絶版なんですね。
これはおもしろいですか?
863考える名無しさん:2008/05/30(金) 12:25:10 0
そんなに大したことないよ<『思想』
読む込むなら『記号と事件』の方がいいんじゃないか。
哲学者ドゥルーズ、と焦点を合わせて著書を読んでいくうちに、
『思想』のような本をドゥルーズがなぜだしたのか、今となっては不思議感がある。
ところで、『DGの現在』に入ってる藤本論文はなかなか良いよ。デリダ寄りの視点で書いてるけど。
864考える名無しさん:2008/05/30(金) 12:28:20 0
藤本の文章って電波臭強くて読めねえ
865考える名無しさん:2008/05/30(金) 22:17:29 0
長原の怪文よりははるかにマシだろ。
866考える名無しさん:2008/05/31(土) 21:42:09 0
長原はひどい
867考える名無しさん:2008/06/01(日) 00:13:51 0
長原ってあれで評価されてるわけでしょ?アカデミズムって狂ってるな。
あいつの文章理解出来るやついるんだ?
868考える名無しさん:2008/06/01(日) 00:15:32 0
長原ほんと迷惑
869考える名無しさん:2008/06/01(日) 01:10:37 0
長原を評価してる人間なんていないでしょ。
中小出版社に、全共闘崩れのオヤジ達に一部シンパがいるだけで。
870考える名無しさん:2008/06/01(日) 04:10:11 0
いや、マジで長原は微妙な存在なんだから無視して触れるなって。
雑誌に載りやすいのは、編集者か編集長がシンパとかだと思うよ。
871考える名無しさん:2008/06/01(日) 09:02:32 0
ジジェク読者(´・ω・) カワイソス
872考える名無しさん:2008/06/01(日) 09:58:09 0
とりあえず、藤本そんなに酷くねえよ、という結論にしておく。
873考える名無しさん:2008/06/01(日) 11:31:47 0
6月下旬発売予定
定価4200円(本体4000円+税)四六判
ジル・ドゥルーズ 著/財津 理・齋藤 範 訳
《叢書・ウニベルシタス855》
シネマ1*運動イメージ
ISBN978-4-588-00855-9 C1310
戦後ばかりでなく戦前の数多くの映画作品を自由に踏査しながら、
「運動イメージ」の詳細な分析を通して「映画的イメージにおける思考」
にいたるドゥルーズの真に創造的な傑作。『シネマ2』にたいしてその必
然的な前提である『シネマ1』は、物語的内容を論じる映画論や、たんな
る映画史としてではなく、「映画に現れるかぎりでのイメージと記号の分
類の試み」の原理を明確に提示する。〔哲学・映画論〕
874考える名無しさん:2008/06/01(日) 16:08:56 0
>>873
既出
875考える名無しさん:2008/06/02(月) 22:06:24 0
差異と反復の第三章を読んでいるところだけれど目から鱗だ。
876考える名無しさん:2008/06/03(火) 01:25:29 0
アベセデール見たいから、フランス語勉強している。
しんどい。
聞き取りできる日がはたして来るんだろうか・・・

みなさんはどうしてるんですか?
877考える名無しさん:2008/06/03(火) 10:43:17 0
仏語採録テキストがあれば、がんばって読むんだが…。
聞き取りなんてできねえよママン!
878考える名無しさん:2008/06/03(火) 17:30:12 0
つーかインタヴューを『記号と事件』とかに収録したみたいにテープ(DVDかw)起こし・翻訳・出版してくれよ。
映像には映像にしかない価値があるだろうが(ドゥルーズの肉声とか)、文字・翻訳でも通じるもんあるだろうに。
879考える名無しさん:2008/06/03(火) 17:48:13 0
もちろん何もないよりは文字媒体のみの出版を歓迎するけど、
やはり、あれは映像あってのもんだとも思う。
ニコニコやyoutubeで見れるいくつかの字幕つきの映像見てると、
ドゥルーズの仕草や表情、声のトーンあってのアベセデールだと心底思うよ。
哲学者の思考する姿って格好良いもんだ。

880考える名無しさん:2008/06/03(火) 19:54:15 0
最近ドゥルーズをまとめて読んでいます。
浅田彰ってほんと恥知らずなことしてだんだなあ、と思いました。
881考える名無しさん:2008/06/03(火) 19:56:06 0
と思いました
882考える名無しさん:2008/06/03(火) 19:57:49 0
いや、恥知らずこそ浅田彰の十八番。
余裕の批評家、浅田彰は自分だけが可能なミスを
わざとやってのけて、状況に論争を巻き起こす天才。
本人だけが笑ってるんだ。
883考える名無しさん:2008/06/03(火) 20:01:05 0
>>880
そうは言っても浅田(等)がいなかったら、ドゥルーズはこれほど人口に膾炙しなかったろうし。
まぁ俺はニューアカ世代じゃないが、その恩恵で読めてる文献があると考えると、バカに出来ない。
884考える名無しさん:2008/06/03(火) 20:29:55 0
浅田彰の話題が出たので。

中沢新一の『チベットのモーツァルト』を今さら読んでいるところだが、
これって、いくつかの文章はドゥルーズ入門にも使えるね。
逆に言えば、ドゥルーズ知らない人がこれを読んでも、
いくつかの概念でつまづくいてしまうかもしれない。


885考える名無しさん:2008/06/03(火) 22:59:49 0
中沢を全肯定するわけではないがドゥルーズとチベットは近い。
886考える名無しさん:2008/06/03(火) 23:29:02 0
浅田より中沢の方が恥知らずだろ。
ドゥルーズだのクリステヴァだのラカンだの、よく理解せずに概念使い放題w
まあ、その適当さが面白いと言えば面白いわけだが。

浅田は今読むと粗も目立つが、ドゥルーズどころかフランス現代思想がほとんど訳されていなかった時代に、
あれだけ整理整頓してみせたってのは見事じゃないか?しかも26歳で。
英独仏語ができないと無理な仕事なわけで、30過ぎて英語もロクにできないおれには考えられないw
887考える名無しさん:2008/06/04(水) 02:05:49 0
その程度の理由で浅田持ち上げるのか。
888考える名無しさん:2008/06/04(水) 02:32:18 0
事後的には何とでも言えるわなー。
まぁ翻訳書が揃ってなかった頃だからこそ、大胆/適当なパラフレーズが通用したのかも知れんが。
889考える名無しさん:2008/06/04(水) 02:45:51 0
浅田も中沢も馬鹿と一言で済ます馬鹿を馬鹿呼ばわりする馬鹿な俺
890考える名無しさん:2008/06/04(水) 09:58:45 O
というか、ドゥルーズの言葉やいい回しをさも自分の考えみたいにのたまってたのが恥ずかしいですな。そーゆうハレンチなことをしない、というのが哲学者、思想家でしょ?まー浅田は学者でしょうけど。
891考える名無しさん:2008/06/04(水) 11:23:09 0
フーコー・ドゥルーズ・デリダに関してはニューアカが来なくともconsistentに受容されてると思う。
とりわけ70年代のエピステーメー誌周辺の貢献はおおきい。豊崎のリゾーム訳、財津のヒューム論訳。
そして処女批評集ですでにドゥルーズ本人にインタビューに行ってる蓮實、等々。
浅田はその読者世代、言わば第二世代で、学際的なスタイルにも同誌の影響が垣間見れる。
892考える名無しさん:2008/06/04(水) 12:04:41 0
豊崎のリゾーム訳、それに注釈みたいな対談もついててよかったんだなぁ
893考える名無しさん:2008/06/04(水) 12:56:50 0
>>885
チベットを全肯定するわけではないがうさんくささにおいてドゥルーズと中沢は近い。
894考える名無しさん:2008/06/04(水) 14:20:34 0
>>890
>>ドゥルーズの言葉やいい回しをさも自分の考えみたいにのたまってたのが恥ずかしい
のたまってないだろ?ドゥルーズ=ガタリ、ドゥルーズ=ガタリって言いまくってんじゃん。

>>891
どうだろうなぁ。そればっかりはわかんないけどね。
でも、浅田のおかげで現代思想業界がある程度潤ったってのはあったんじゃね?
良い意味でも悪い意味でも。
895考える名無しさん:2008/06/04(水) 22:09:07 0
密教とドゥルーズは似てるよなぁ〜
どっちもよく分かってないけど
896考える名無しさん:2008/06/04(水) 22:17:36 0
ドゥルーズ入門いつ出んの
897考える名無しさん:2008/06/04(水) 23:19:11 0
>>895
ドゥルージアン(と括っていいのかどうか)では去年も前田英樹がパースの記号論と空海論の本出してたり、
篠原資明もベルクソン論のなかで密教についてページを割いてたりね。
これは偶然じゃない。
898考える名無しさん:2008/06/05(木) 02:59:08 0
>>897
河出の入門でもちょろっと言及がありましたね

そうそうルイスの「世界の複数性について」買いました
意味の論理学を軸に読み比べてみようと思・・・・・・ったのですが
インクがすごい臭くて読む気がしません
899考える名無しさん:2008/06/05(木) 06:55:55 0
>>898
器官なき身体=即身成仏というやつか。
密教の密とは潜在性、とも言ってたな。
随分乱暴だなと思ったけど、
うちの宗派は真言密教なのでちょっと嬉しかった。

本が出てるのなら読んでみよう。
900考える名無しさん:2008/06/05(木) 08:38:58 0
>>897
中沢新一もそういう文脈で出てきたと思う。
ドゥルーズ的に密教、仏教を語るという形式。
チベットのモーツァルトはそれが顕著だね。
もっとも知の詐欺師とも呼ばれる新ちゃんだから、
さすがにその後は徐々にドゥルージアン的な言葉使いは控えてきたが、
基本的には今もあの頃の発想に基づいて仕事しているように読める。
カイエソバージュシリーズを読んで、そう思ったなぁ。
901考える名無しさん:2008/06/06(金) 23:54:15 0
風の谷のナウシカを観たところだけど、
ナウシカは風の姫にして密教的だし、
蟲になることによってドゥルージアンでもあるね!
902考える名無しさん:2008/06/07(土) 01:05:06 0
はやく千プラ、文庫化されないかな〜

ハードカバーのは恐れ多くて、線引いたり書き込みしたりしにくい。
でも、スペース考えると、ハードカバーこそ、そういう用途向きだとも言えるけど。
903考える名無しさん:2008/06/07(土) 02:05:59 0
>>902
ハードカバーの余白は書き込み用だろjk。

ってなことを、指導教官が学生時代使ってた本見て思った。
新品より書き込み入りのヤツ欲しいw
904考える名無しさん:2008/06/07(土) 04:12:44 0
一度、研究者の本とかノートとか見てみたいな。
研究の方法論を知りたい。

そういうのを惜しげもなく公開してくれている人、いないかな?


905考える名無しさん:2008/06/07(土) 04:24:28 0
図書館で借りた身体なき器官に書き込みあったなあ
ドゥルージアンのそれだったよ
906考える名無しさん:2008/06/07(土) 09:26:55 0
ただ、千プラは分厚すぎて困る。分冊だったらバリバリ書き込みするんだが、
あのニ段組&厚さだと、どうもなあ。
文庫よりハードカバーの方が書き込み向きだろという意見は同感。

>>903
俺は傍線部の選択や、荒っぽく読む参考にしたよ。
傍線+書き込みのある教官のテキストを見る経験って、その内容のみならず、
いろいろ触発されるところがあった。
(ちなみに俺が立てたニコニコ動画活用スレももともとそういう、
「見えにくいが見えるようにできるような、読みのプロセスの可視化」
みたいなのを狙って提案してたんだけどね。まあ提案だけでは誰も動かないというのを痛感する羽目になったが)

ところで、バディウの新刊翻訳『世紀』が割とドゥルーズ@バディウなところがあって面白いよ。
<一>の潜在性=概念を産出する一義性=離接的総合
 =非弁証法的な「世紀」(歴史的必然/(それに対して決断主義的に切断をもちこむ)主意主義的な主体化の)の動力
みたいな感じになってる。
907考える名無しさん:2008/06/07(土) 12:04:24 0
しかし、ハードカバーはとにかく高いからな…
学生のおれにはなかなか買えないし、買ってももったいなくて書き込みできない。
学術書の9割は国で負担とかやってくれないものか。
実現したら、日本の知的レベルは世界一になると思う。

とか言うと、自称国士様が湧いてきて怒られるかもしれんがw
908考える名無しさん:2008/06/07(土) 13:07:06 0
それは知的エリートを国が優遇するという政策だから、
ある種の保守主義者はむしろ賛成するだろう。
909考える名無しさん:2008/06/07(土) 13:23:08 0
たかが7千円ぽっちを理由に千プラ読まないでいるのは、あまりにももったいない。
いくらでも融通の利く金額じゃないですか。
910考える名無しさん:2008/06/07(土) 13:29:07 0
フーコーとか読んでいるやつに限って、平気で>>907みたいなこと言うよなw
愚かな大衆から税金絞りとって知識人に貢げってことなのに、
反権力気分でいるのがすごいわ。
どこの貴族様?
911考える名無しさん:2008/06/07(土) 13:31:07 0
バディウってツンデレだよね。

今はそこまで手が回らないけど、そのうち読んでみる。
912考える名無しさん:2008/06/07(土) 14:59:36 0
>>909
母子家庭で兄弟が20人もいる上、両手両足を失って労働もできないおれには、7000円なんて超大金だな。

>>910
日本語堪能なイギリス貴族ですけど何か?
913考える名無しさん:2008/06/07(土) 15:57:17 0
痛い子
914考える名無しさん:2008/06/07(土) 15:57:52 0
図書館のものに書き込むのはさすがに個人的にはやって欲しくない。
時間があればベストは抜き書きしたり要約することだと思う。
やはり手を動かしたら違う。
915考える名無しさん:2008/06/07(土) 19:50:20 0
下衆な関心だけど、
フーコーとドゥルーズはどうして晩年は交流しなかったの?
いろんなインタビューで、ドゥルーズ自身がそのことを後悔しているので、
気になってしまいます。

916考える名無しさん:2008/06/07(土) 20:08:23 0
>>915
パレスチナ問題を巡る政治的立場の違いから疎遠になったんじゃなかった?
917考える名無しさん:2008/06/07(土) 20:59:14 0
>>916
ありがとう。
パレスチナに関するドゥルーズのテキストはいくつか読んだけど、
フーコーのは読んだことないや。
その観点から、ちょっと読み比べてみます。
918考える名無しさん:2008/06/07(土) 21:47:16 0
>>916
二人はそれぞれどういう立場だったの?
919考える名無しさん:2008/06/07(土) 21:54:17 0
>>918
フーコーは知らないけど、ドゥルーズはパレスチナ寄り。
『狂人の二つの体制』にそれに関するテキストがあったはず。
920考える名無しさん:2008/06/07(土) 21:59:39 0
英語版のウィキは外部リンクが豊富でよいね。
http://www.webdeleuze.com/php/pics/deleuze6.jpg
壁紙にしました。

あっちの大学の講義って、こんなふうなの?
921考える名無しさん:2008/06/07(土) 22:17:40 0
フェリックス・ガタリ・・・結局、哲学というものは、ホモ学なんだろ。w

理系な俺には理解ができない。特に、
>フーコーとドゥルーズはどうして晩年は交流しなかったの?

何ゆえに交流する意味があるのか。w
922考える名無しさん:2008/06/07(土) 22:22:33 0
日本語でおk
923考える名無しさん:2008/06/07(土) 23:46:59 0
>>915
「フランスへの政治亡命を望むドイツ人弁護士クラウス=クロワッサンを
めぐる外交上の処遇に関して、(中略)それまで思想的な盟友関係にあった
ドゥル−ズとフーコーの間に亀裂が走ったのである。その原因は次のような
ものであった。このクロワッサンという弁護士には司法上のいきすぎた行為が
あるとして、フランス政府は彼をドイツ本国へと強制送還しようとする。
そうした政府の方針に抗議を申し入れるうえで、フーコーがその送還の拒否と
弁護士の権利を擁護することに闘争の照準を定めるのに対し、ドゥルーズと
フェリックス=ガタリは当時の西ドイツを警察独裁国家へと逸脱しつつある
国として告発しようとしていた。フーコーはどうしてもこの見解には
賛同できない。彼は政治戦略上の理由から、この支援運動を法律上の限定された
問題として展開したかったのである。」
        (今村仁司・栗原仁「人と思想158フーコー」清水書院より)
924考える名無しさん:2008/06/07(土) 23:49:41 0
うむ。
925考える名無しさん:2008/06/08(日) 00:26:13 0
>>923
どうでもいいが、クロワッサン(仏語)なのにドイツ人なのか。
フランス語読みなのか?フランス系なのか?同発音(?)の独語なのか?
なんか無知を晒してるようだが気になったもので。
926考える名無しさん:2008/06/08(日) 02:47:16 0
>>925
日本語よみだろ(爆ww。

927考える名無しさん:2008/06/08(日) 15:12:10 0
道徳の地質学、難しいね。
928考える名無しさん:2008/06/09(月) 22:06:22 0
ドゥルーズは、スピノザ哲学に
身体に対する精神の切り下げを見出したって主張してるけど、
デカルトも『情念論』で精神の優位を否定してるぞ。
929考える名無しさん:2008/06/10(火) 05:52:36 0
皆さんは、どのプラトーが一番好き?
930考える名無しさん:2008/06/10(火) 23:41:26 0
wikiのドゥルーズ、加筆されているね。
931考える名無しさん:2008/06/13(金) 09:13:47 0
シネマの発売日が7月上旬に延びてる件wwwwww
932考える名無しさん:2008/06/13(金) 09:16:48 0
財津さん、神経質になりすぎて病んでそう。
なにかで、
シネマ1の翻訳やってて自分の言語感覚が狂ってきたような気がすると書いてたなぁ。
933考える名無しさん:2008/06/13(金) 22:19:39 0
>>932
デリダとかならわかるが、シネマで言語狂うってどういうことよw
言語感覚狂うようなテクストじゃないぞw
934考える名無しさん:2008/06/13(金) 23:49:00 0
法政は装丁が嫌いだ。
あと草使うやつも嫌いだ。
935考える名無しさん:2008/06/14(土) 15:34:04 0
いや、俺も昔英訳-仏原本でシネマ読んで、言語感覚ちょっと混乱したよ。
formula, circuit, layerをどう訳すべきかとか、
plan, cutをどの程度訳し分けるべきかとか。
ベルクソン用語としての比重が高いのか、記述してる映画について荒っぽく語る口調なのか
わかんなかったりする。なんというか、概念としての輪郭がばらつくんだ。

シネマ2の邦訳読んで、あれ、こんな言葉だったっけと思ったりしたよ。
936考える名無しさん:2008/06/14(土) 16:55:30 0
訳者ですら言語感覚がおかしくなるんだ。
なるほど、門外漢の俺の感覚が狂うのも至極当然だろう。

ところで、VOL2巻のシネマ論集って買う価値ありそうですか?
937考える名無しさん:2008/06/15(日) 14:05:08 0
アベセデールの英訳の字幕おこしって、どこかにないかな?
探してみたけど、全然見当たらない。
探し方が悪いのか、ネット上には存在しないのか。
938考える名無しさん:2008/06/15(日) 19:50:24 0
知り限りでは、字幕採録文章はないよ。英語仏語どっちもなかったと思う。
要旨を英文で書いてあるサイトならあったと思うけど。
939考える名無しさん:2008/06/15(日) 20:08:32 0
>>938
やっぱりないか。
英語で要旨のサイトはここだね。
http://www.langlab.wayne.edu/CStivale/D-G/ABC1.html

英語圏でドゥルーズって意外と需要ないのかな?
youtubeでも英語字幕のアベセデールは見当たらない。
あちらの人でドゥルーズに興味持つような輩はフランス語もできて当然なんだろうか?
940考える名無しさん:2008/06/15(日) 21:27:03 0
大陸よりは英国よりな印象なんですが
941考える名無しさん:2008/06/16(月) 21:36:47 0
>>939-940
アングロ=サクソン圏で人気だよね。
イギリスはいざ知らず、アメリカの大学なんかは
2〜3ヶ国語やんのは当たり前みたいな空気あんじゃないの?
たぶん。
942考える名無しさん:2008/06/19(木) 22:41:53 0
ドゥルーズの全論文・全書籍のリストを知りたいのだけど、
ネット上にある?
943考える名無しさん:2008/06/19(木) 22:53:00 0
英語wikiか、そこのリンク辿っていけば。
944考える名無しさん:2008/06/19(木) 23:21:14 0
>>942
wikiぺでも探ってみろ。あるだろ。
945考える名無しさん:2008/06/19(木) 23:42:22 0
まぁ無人島とか狂人とか記号と事件とかに、
どういう論文が収められているのか
ひと目で分からないのは確かに不便かな。
946考える名無しさん:2008/06/20(金) 03:03:35 0
5年前に作ったリストならあげるよ。
ttp://tool-ya.ddo.jp/webfs/~enigma/%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%88%e3%80%80Deleuze%ef%bc%88%2b%e9%82%a6%e8%a8%b3%e3%80%81%e9%82%a6%e8%aa%9e%e8%ab%96%e6%96%87%ef%bc%89.doc
passは、deleuzeで。

不足を感じる人は、勝手に補完どおぞ。英仏の参考文献欄は、全然網羅的ではない。
また、2003年までの邦語論文はほぼ網羅できていると思うが、この数年は未対応。
ドゥルーズ自身の著作の一覧には役立つんじゃないかな。
あ、『狂人の二つの体制』邦訳上巻は持ってないから、訳者部分は埋めてない。
947考える名無しさん:2008/06/20(金) 05:03:19 0
研究論文まで網羅しているのはすごいな
948946:2008/06/20(金) 05:55:33 0
今見て気づいたこと&一応説明すると:
・* *<〜>って論文は、単行本や無人島などに入ってないもの。
・<〜>. Repris, modifié〜(著書)ってのは、書き足したバージョンが
 以下の単行本にはいってますよ、って意味。
・改行し、小さい黒丸で区切って邦訳版を指示している箇所があったり、
 同一行内で→〜訳『』と書き足してる箇所もあるが、単に不統一になってるだけなので、気にしないこと。
・フランス語の掲載雑誌をイタリック処理にしてあったりしてなかったり
 不統一だが、これはただの遺漏。
・「?」で一旦埋めてあるだけの箇所(版元とか原題とか訳者名とか)は未調査ゆえに放置箇所だった部分。
・表示を「印刷レイアウト」に切り替えるとわかるだろうけど、p.8あたりでは、
 ページ下端部に邦訳論文の原文テキストの注記を加えてある。
・小泉新訳『意味の論理学』とかもろもろの加筆すべきこともあるんだけど、この頃はまだ出てなかったので書いてない。
・鈴木泉をこの頃あんまり知らなかったので、あまり載ってない。
 江川隆男の後の本・論文も同様。最近の若手研究者の本・文章も同じ理由で網羅し切れていない

文字サイズや書式は、テキストファイルを使う人によって好みがあるだろうから、好きに改変どうぞ。
文字色が薄い灰色なのは、印刷した場合、ボールペンなどでの修正・加筆箇所が判明しやすいから
ってのと、インク節約のためなので、気に入らない人は黒に変更すればいいと思う。
見ればわかると思うけど、「哲学の劇場」にあったドゥルーズリストを
下敷きに増やしたものなので、そこかしこにその痕跡がある。
(2000年前後はまだ、このサイトは活動が目立っていたのだ)

まあ、単純に記されている論文の数や網羅度でいったら、
邦訳版への目配せもしているリストの中では、
オンライン媒体のものでは一番充実してたんじゃないかな。少なくとも当時では。
949考える名無しさん:2008/06/20(金) 06:56:59 0
>>946
>>942じゃないけどありがとうございます
950942:2008/06/20(金) 07:45:36 0
>>946 おぉ、13頁にも及ぶリストなんですね。
どうも有難うございました。
951考える名無しさん:2008/06/20(金) 22:40:22 0
>>946
見えないぞ。
952考える名無しさん:2008/06/20(金) 22:54:36 0
見えました。
953考える名無しさん:2008/06/21(土) 00:56:58 0
先日久方ぶりに浅田彰『逃走論』読んだら余りの秀逸っぷりに腰抜かした(これ嫌味抜きで)
特にドゥルーズをめぐる今村仁司との対談は阿呆な俺には鋭すぎてめちゃくちゃ勉強になった
いま一度ドゥルーズを読みなおすよ
954考える名無しさん:2008/06/21(土) 01:21:08 0
たしかに、あの対談は参考になったなぁ。
今村さんもよかった。

できれば、あの調子で、
千プラを解説する入門本の類でも書いて欲しかったが、
今となってはもう無理か。
955考える名無しさん:2008/06/22(日) 01:25:54 0
むしろあの対談読んで「ほほうドゥルーズってわかりやすそう」
と思って意味の論理学とか読んだら全然わかんなくて腰抜かした。
956考える名無しさん:2008/06/22(日) 02:29:17 0
意味の論理学読んで(というかパラ見して)、
改めてルイス・キャロルとか読みなおしてる俺。
てか『鏡の国のアリス』なんて読んだことなかった。
『不思議の国のアリス』もディズニーとかのアレンジしたヤツしか知らんかったし。

さらに言えば、ストア派だのルクレティウスだのも厄介。
名前しか知らん哲学ネタ持ってこられるとパニックに陥るw
そういやスピノザもドゥルーズ経由で読み直したんだっけな。

気がつけば書棚に古典がズラッと…
お、俺はドゥルーズを読んでたつもりだったが気がつくとry
957考える名無しさん:2008/06/22(日) 03:06:48 0
ドゥルージアンがドゥルーズ的に映画や文学、社会を批評するものを読んで、
ドゥルーズが分かったような気がするものの、
ドゥルーズに戻ってみればやっぱり難解で分からない。
958考える名無しさん:2008/06/22(日) 12:34:00 0
本人のを読むのが一番近道だ
959考える名無しさん:2008/06/22(日) 12:35:01 0
ドゥルーズは哲学だけでなく、文学や科学も引用するから難しいな。
960考える名無しさん:2008/06/22(日) 20:03:04 0
シモンドン
翻訳されないかなあ・・・
961考える名無しさん:2008/06/22(日) 22:14:42 0
タルドで我慢しなさい
962考える名無しさん:2008/06/23(月) 01:43:23 0
つーかシネマ1はよ出せ
963考える名無しさん:2008/06/23(月) 03:35:53 0
千プラ文庫版の望みは消えちゃったん?
964考える名無しさん:2008/06/23(月) 03:38:27 0
たしかに、文庫ラッシュも止まっちゃったね。

できれば、千プラは、新訳でお願いしたい。
965考える名無しさん:2008/06/23(月) 12:03:21 0
差と反は、結局今も単行本の方を重用している。
966考える名無しさん:2008/06/23(月) 15:19:00 0
文庫本は存在感が虚ろであります。
967考える名無しさん:2008/06/23(月) 18:22:28 0
ミルフィーユは美味い
968考える名無しさん:2008/06/23(月) 23:09:20 0
河出文庫
ニーチェと哲学
ジル・ドゥルーズ 著 江川 隆男 訳
文庫 ● 2008.08.06発売 ● ISBN:978-4-309-46310-0
定価1,575円(本体1,500円)
969考える名無しさん:2008/06/23(月) 23:21:11 0
>>968
Σ(゚д゚;)ガーン
文庫版、しかも新訳かよ!

ついこの前、古本で足立和浩訳買ったばかりだorz
970考える名無しさん:2008/06/23(月) 23:22:38 0
そういうこともあるさ・・・俺だって差異と反復買ったばっかだったのに、文庫本でたんだよ・・・
971考える名無しさん:2008/06/23(月) 23:23:04 0
マジで?
972考える名無しさん:2008/06/23(月) 23:28:21 0
おぉ。河出文庫さん、がんばってるね。
973考える名無しさん:2008/06/23(月) 23:44:34 0
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  `ヽ、i (、i´ノ     ´い,, ノ '    |;;;::::::::::::::/   なんで、
  .   i ^~~~ー==--  ー'-+、     / ゙-、;;;;/   アベセデールのDVDは出えへんの?
     {      ヽゝ          '-'~ノ
    λ   ''゙゙゙'''-''---、       /-'^
     ヽ,    ^~^         (
     /  `丶 、     , -   /^l
     |   /( ノ `''''''´~  __, - '  ゙i、
    {  / /| ̄ ̄ ̄ ̄   _,- '¨ }
    {/ /  ゙ー────'~   \|
    /               ヽ  \
974考える名無しさん:2008/06/24(火) 06:46:51 0
>>970
兄弟よ、心の友よ…
975考える名無しさん:2008/06/24(火) 12:46:27 0
まあいいじゃねえか、文庫出るだけよ…。ドゥルーズなんか恵まれたもんだよ。
基本的に5000円前後の大台ばかりになってる全集でしか訳がない著者とかなんて、辛すぎるんだぜ?
むしろこう言おう、「こうも続々と文庫になるとは、さすがドゥルーズだ」と。

いや、俺もかぶりまくりですけどね!
『ニーチェと哲学』を積読にしてるうちに新訳が出るとか目も当てられんわ。
江川には参考文献の邦訳指示と訳注をきっちりやってほしいな〜。
976考える名無しさん:2008/06/24(火) 13:22:43 0
『意味の論理学』文庫p.129の
「余現前[=共現前]」
って、原語わかる方いらっしゃいますか?

conpresentationかなと思うんですが原書がないものでorz

他にもいくつか「余-」ってあるんですけど、
自分の勉強不足なのでしょうけど、何かの接頭辞の定訳なんですかね?
977考える名無しさん:2008/06/24(火) 13:26:14 0
>>976
すいません。上巻のp.129でした。
978考える名無しさん:2008/06/24(火) 13:58:06 0
976です。連投すいません。
copresentationですね。
ハーバーマスに "copresentation et cotraduction" っていう著作がありました。
「余-」は余弦とかのcosineから持ってきたのかも。。。
979考える名無しさん:2008/06/24(火) 14:09:58 0
チェックしてみた。文章単位で抜き出すよ。

該当箇所の邦訳:
 意味の論理は、意味と無−意味の間に、独特なタイプの内在的な関係、
 余現前[=共現前]の様式を定立するように必ず決定されているのである。
 当面のところ、われわれとしては、無−意味を自己自身の意味を語る語として
 取り扱うことで、その内在的な関係と余現前の様式を示唆できるだけである。
 (小泉訳、下巻pp.129-130)

原文:
 La logique du sens est nécessairement déterminée à poser entre le sens et le non-sens
 un type original de rapport intrinsèque, un mode de coprésense,
 que nous pouvons seulement suggérer pour le moment
 en traitant le non-sens comme un mot qui dit son propre sens.
 (Logique du sens, Minuit, p.85)

coprésenseでした。なんで余現前ってしたんだろうね。
coにはそういう意味も通常無いようだし、
文字遊びにしたのかと思ったけど他にcopreナントカって言葉もなかった。
議論にそって、共現前と直訳するよりは余現前とでも言った方がいいニュアンスがあるってことなのかな。
980考える名無しさん:2008/06/24(火) 22:56:23 0
>>979
976です。ありがとうございます。
文章の引用までしてもらって恐縮です。

第17セリーの注3には『差異と反復』でもお馴染みの円周の式が出てきますし、
ドゥルーズはともかく訳者は、余弦cosine、余割cosecant、余接cotangent
なんかを意識したのではないかと推測します。
副次的矛盾のvice-と一緒で、co-には補足的というような意味合いがあるようです。
まあ、viceと一緒で訳語だけでなく文脈を見ないと勘違いしそうですが。
981考える名無しさん:2008/06/24(火) 23:14:40 0
これは自分(976)の勝手な読みですが。。。

三角比とかで余弦は今問題になっている角でも直角でもない余りの角のことですが、
しかしその余りの角はそれ自体で自律しているわけではなく、
今問題になっている角と直角との関係で決定されます。
つまり、余りの角は他の角との「間に、独特なタイプの内在的な関係」
「を定立するように必ず決定されている」ことになります。

まあ、ここではあまり数学に深入りしたくはありませんがw
982979:2008/06/25(水) 03:04:09 0
いや、私の理解も脇が大甘なので、実に助かりました。積まないで読まないと〜。
983考える名無しさん:2008/06/25(水) 08:35:31 0
ドゥルーズを読みこんでいる方々にはもっと語ってもらいたいです。
984考える名無しさん:2008/06/25(水) 12:41:23 0
単行本
タイワ
対話(仮)
ジル・ドゥルーズ 著
江川 隆男 訳

定価2,310円(本体2,200円)
ISBN 978-4-309-24450-1 ● Cコード 0010
985考える名無しさん:2008/06/25(水) 15:20:13 0
>>984
パルネとの共著のやつかな?

読みたくても絶版状態だったんで助かるな。

しかし、ドゥルーズが盛り上がってきてるね。
986考える名無しさん:2008/06/25(水) 16:07:16 0
>>984
出版先が書かれてないのが気になる
987考える名無しさん:2008/06/25(水) 18:01:19 0
>>986
ttp://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309244501
河出みたいだね。
パルネとの本は原題が"Dialogues"だから、たぶんこれのことでは?
どうせなら文庫にしてほしかった。
988考える名無しさん:2008/06/25(水) 18:08:55 0
河出には本当にいくら感謝してもしきれない。
あとは「ベルクソンの哲学」「プルーストとシーニュ」「カフカ」辺りが
出れば完璧か?
989考える名無しさん:2008/06/25(水) 18:21:52 0
あと、アベセデール!
河出さん、よろしくお願い頼んます!
990考える名無しさん:2008/06/25(水) 22:39:45 0
>>988
ミルプラも
991979:2008/06/25(水) 22:54:40 0
新スレ立てておいたよ。

■ジル・ドゥルーズ Gilles Deleuze 5 ■
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/philo/1214401989/l50
992考える名無しさん:2008/06/25(水) 23:24:01 0
そこまでされたら、本屋行くたびに河出様のコーナーに手を合わせなきゃいけなくなるなw
993考える名無しさん:2008/06/26(木) 00:06:21 0
>>991
君、このスレ立てたのと同じ人?
つまらん煽り文句はスレ立て人の特権として我慢するが、
どうしていつも前スレのリンクを書き込まないんだよ!
994考える名無しさん:2008/06/26(木) 00:53:05 0
>>993
君が書き込めばいいだけでは?
995考える名無しさん:2008/06/26(木) 01:31:59 0
>>994
そういう問題じゃねえよ。馬鹿?
996考える名無しさん:2008/06/26(木) 01:43:03 0
>>991
新スレありがとよ!

>>995
そう感情的になりなさんな。みっともないよ。
997979:2008/06/26(木) 07:38:51 0
>>993
俺はこの4スレ目は立ててないよ。
テンプレが何なのかわからなかったので、1の文章を踏襲した。
たとえこのスレで議論が何も進まなかったとしても、
1の口上でそのスレの期間が文庫化・翻訳刊行でいうとどのへんなのかの目安になるかと思ってね。
URLを張らなかったのは1を踏襲したのと、過去ログ行きすると
URLから結局たどれなくなるし、あってもなくてもいいのかなと。

1の口上が気に入らない云々の指摘は、このスレで言われていた印象がなかったので、
踏襲することに不満が生じるとは予想していなかった。
まあいろいろすまん。
998考える名無しさん:2008/06/26(木) 07:48:15 0
荒らしを呼び込む口上ではないんで問題なんてないでしょう。

むしろ、アベセデールが待望されていることを明記したのはとてもよいと思う。
河出書房の社員さんが覗いているかもしれないしw
999993:2008/06/26(木) 13:55:04 0
>>997
なるほどわかったよ。

>URLを張らなかったのは1を踏襲したのと、過去ログ行きすると
>URLから結局たどれなくなるし、あってもなくてもいいのかなと。

ここが間違ってるんだよ。
君がたどれないだけだ。
1000993:2008/06/26(木) 14:04:15 0
リンクの方が気になったので、
口上(w)については蛇足だったんだがな。

>>998みたいな奴は、
内容が正しければ場所をわきまえずに口にしてもいい、
っていうようなタイプだな。

スレの1で主張すべきことかよ。
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