ディオニュソス賞候補 +(プラス投票)
生きるとは何なのか
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/philo/1125143954/261 理由:『死は常に生の付随物として初めて存在するもの』と言う言説、あらら
目から鱗、言われてみればそうだ(笑) 直線を切断して端が生まれるってな
デデキント切断ってなイメージも感じました。
261 名前:考える名無しさん[] 投稿日:2007/06/01(金) 04:14:42 0
>>258 「生きるとはなにか。巨大な理不尽である」とおっしゃるが、それほど大仰な
ものではないのではないか。もちろんそれを直接個として体験する個々人にと
っては大きなテーマかもしれないが。なぜなら、生きとし生けるものの中で、
死を直接それ自体として目指して生きるものはいないし、つまり生はそれ自体
無条件で成立するものであるのに対して、死は常に生の付随物として初めて存
在するものだろうから。死のない生は存在しないという以上に、生のない死は
存在しない。つまり人間も含めて生物は、平たく言えば生きるのが仕事だから、
単に生きるだけのことなのではないだろうか。それが本能だから生きるだけな
のではないだろうか。それを難しく考えるのは意識の領分における仕事であっ
て、意識が生にどのような姿を見たり、どのような形を好き勝手に与えようと
も、生物的(というか動物的というか)生という観点から見た場合には、他の
多くの動植物達と同じく、人間もまたただ単に生まれたから、そして生まれた
以上は生きねばならないのが生物的決まりだからということで、生きるだけの
ことではないのだろうか。死はその生きるエネルギーが燃焼しつくしてしまっ
た時に来る、単なるガス欠みたいなものと同じレベルの現象にすぎないのでは
ないのだろうか。