◆決定論:脳は物質だから意識は必然に過ぎない92◆

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381考える名無しさん
>>296>>360
おお、最高位氏、すいません今手元に本がないもので引用はできかねます。
(必要なら後日探しておきますが)
覚えているのは「<子ども>のための哲学」ですが、随所で似たようなことを
書いていたと思います。
永井氏の基本的なスタンスは「根本的な問題は私と他者との断絶であって、
精神と物質の関係などというのはこの根本問題を捉え損ねた偽の問題である」
というものです。「私と他人の違いは、他人とロボットや郵便ポストの違いなどとは
比較にならないほど大きい」とかいうことも書いていました。
「問題は他者に心があるかどうかではなく、他者の心という概念に意味があるか
どうかである」とかいうセリフもどこかにありました。
ただし、引用にこだわっても余り意味はないですぞ。どんな哲学者でもそうですが、
永井氏は特に批判も多い人ですし権威付けの役には立ちません。
あと、一応名前を出してしまったのでお断りしておきますが、氏の思考は非常に
難解(半分くらいは混乱しているからだと思いますが)なので、私は三分の一も
理解できておりません。プロの哲学者でも完全に理解できている人はいないでしょうw
それに、氏は本を出すたびに考えが微妙に変わります。
ご本人が言っておりますが「私はその都度の自分の考えに全く愛着を持っていない」
そうです。あなたのように自分のたどりついた正しい考えを広める、というスタンス
とは対極の人なのです。それと、政治思想には一切何の興味も持っていない
(一応過去にはアナーキストっぽかったこともあるらしいですが)人です。
倫理に関する氏の言説を読めば、一目瞭然にわかります。この点では、
どうみてもあなたの対極にあるでしょう。