■ ウィトゲンシュタイン Wittgenstein 4 ■
行ってきた。面白かったな。鬼界さんが一番気合いが入っていた印象。
特に面白かったのは、質疑応答である学生が言葉に詰まって、「日本語で話します」
と宣言して日本語で話そうとした時、それを制して鬼界さんが「お前のいいたいことは
こういうことだろ」と日本語で質問させなかったこと。「使用言語は英語」というルールを
「計算」して庇いつつもインテンションとして従わせたこと。さすがの法文二号館。という印象w
ルールをめぐるウィトの議論は難しい。オレ的には法哲のハートのようにプライマリ・ルール
とそれを補完するセカンダリ・ルールの組み合わせとして区別した方が問題の見通しし易い
と思うんだが。計算実行とその正しさのある判断を言語ゲームという単一コンテキストの中で
分別しないで考えると、やっぱり、ややこしいw
がいして日本のパネリストは事前に用意した英作文を棒読みするだけなんだが、こんなものなのか?
お客様は外人だからさ、用意したレジュメに沿いつつ自由に話すのは自然なんだけど。でもって
ミスリーディングを放置していいのかって最後質疑の指摘は、ま、ナイフをちらつかせてもいいが
刺すなよなお前w。という印象もないではないが、良くも悪くも「使用言語は英語」というルールの
もたらした特質と弊害ということで。ちゃんちゃん。