1 :
考える名無しさん :
2006/10/03(火) 15:33:14 これは,どうしてもそうでなくてはならないことなのである.
2 :
考える名無しさん :2006/10/03(火) 15:34:50
第2唯物論乙
3 :
考える名無しさん :2006/10/03(火) 16:03:22
期待AGE
4 :
考える名無しさん :2006/10/03(火) 18:05:52
興味あるな〜自分で話題提供できないのが悲しい
5 :
考える名無しさん :2006/10/03(火) 18:14:54
ここにいてもいいことがないどころか回りから変になっていく。出るか
ワクワク
7 :
考える名無しさん :2006/10/03(火) 22:03:22
タウラー
8 :
考える名無しさん :2006/10/03(火) 22:34:31
ゾイゼ
9 :
考える名無しさん :2006/10/03(火) 22:35:57
10 :
考える名無しさん :2006/10/03(火) 22:36:34
それは場所。出るぞ
11 :
考える名無しさん :2006/10/03(火) 22:43:37
?
で?
13 :
考える名無しさん :2006/10/04(水) 19:11:11
マギステル
了
15 :
考える名無しさん :2006/10/05(木) 01:00:19
理論的だけど論理的ではないよね?
16 :
考える名無しさん :2006/10/05(木) 12:16:26
17 :
考える名無しさん :2006/10/05(木) 22:13:54
さぁはじまりはじまり〜パチパチパチ
19 :
考える名無しさん :2006/10/23(月) 14:49:13
上田先生助けてください…
20 :
考える名無しさん :2006/10/23(月) 17:16:19
終了
前座終了
22 :
考える名無しさん :2006/10/24(火) 06:14:14
オレと一になりたいひと募集。
募集終了
24 :
考える名無しさん :2006/11/20(月) 00:18:04
ドイツ神秘主義叢書のドイツ語説教集がようやく出版されましたね
25 :
考える名無しさん :2006/11/20(月) 01:00:53
相変わらず高いね。欲しい。。
すさまじくダメなスレ
28 :
考える名無しさん :2007/03/05(月) 22:07:26
・・・・・・・・・・・・か・・・・み・・・・・・・を・・・・・・・・し・・・・・・ん・・・・・じ・・・・・・・・て・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
29 :
考える名無しさん :2007/03/07(水) 10:39:14
エックハルトに摂理(providentia)に関する記述ってありますか?
30 :
考える名無しさん :2007/03/22(木) 14:14:07
あげ
ドイツ神秘主義叢書は、「ドイツ神学」良いんでないか? ルターの 序文も付いてて歴史の重みがあるで。
32 :
考える名無しさん :2007/03/23(金) 13:35:19
あれ高いよね。 やっぱ購入者が限定されるから?
33 :
名無しさん@社会人 :2007/03/26(月) 13:36:35
『神をほんとうに有っている人は、あらゆる場所において、即ち街頭においても 人混みの中でも、聖堂や僧房や荒野におけるのと少しも変ることなく神を有っている のである』 『パート・タイム・クリスチャン』とかいう批判もありますね。 それから、キリスト教って、中世の田舎的な宗教だとも言われてるみたいです。 エックハルトが出てきた中世の後期って、だんだん都会が出来てきたころで ドイツの内陸でもそんな感じだったみたいです。従来の固定的な教義に縛られる ことなく自由に議論できる雰囲気が芽生えつつあったということでしょう。
エックハルトの生きた時代は、そんな牧歌的な雰囲気ではなかったでそ? 講談社学術文庫の「エックハルト」でしか知らないけど、 文庫の題に「エックハルト 異端と正統の間で」とあるように、 思索を極め、民衆を前に、狂おしく弁舌を奮い、 後の世のニーチェやハイデガーにも影響を与えた偉大な思想家だったのでそ?
35 :
考える名無しさん :2007/03/31(土) 18:26:10
ついでにナチスにも利用されたんだよね。 ドイツ的精神云々で。
36 :
名無しさん@社会人 :2007/04/18(水) 10:22:25
「外界で仕事をする場合、人はどうしても外に向かわざるをえないのではないか。 外部の固有な像(表象)を通してでなければいかなる仕事も出来ないのではないか」 とおまえは言いたいのであろう。 たしかにそうではある。しかしながら、像の外面性は、修練の積んだ人には 外面的ではないのである。なぜならば、一切の事物は内面的な人にとっては内面的 神的な様態にほかならないからである。 そのくらいに自分のものになるといいですね。信仰でも・・・ (p.324)
オイゲン・ヘリゲルの『禅と弓術』もためになるぞ。禅とエックハルトの類似性について著者は論じてる。
重要なのは知識を蓄えることではない、認識を深めることだ。 そうして、根源的な無知に突き当たる。
きんもー★
人はこの世界が何であるかを知り得ない。確かにそれは不気味な 話ではある。
この宇宙は、この惑星は一体、誰のものだ。 人間のものか? 人間がこの世界を創造したのか?
喋るモンキー★
俺に取りすがろうと必死だな。地を覆う害虫どもめ。
貴様たちは滅ぼしてやる。誰が見ても同情の余地はあるまい。
地を覆う醜悪なる害虫どもよ、汝らに災いあれ。
46 :
龍宮 :2007/04/29(日) 14:07:55
同感だ。私はこの世を離れ深い渓谷に囲まれた地に移り住んでから千五百年年。私たちはその地で多くのものを共有したくさんのものを培ってきた。みんながいる場所に戻ってきたらなんだこの有り様は。多くの仲間たちは死に血ぬられている世界は
他人に対して優越感を得るための知識、社会的地位を得るための知識、 書物を著して名声を得るための知識、これらは全て欲から生じるものだ。 すなわち知識欲は、人を賢明にすることはない。
神に近づかんとバベルの塔を築くように知識を積み重ね、偽りの光の中で人は 何者かになったつもりになる。神は神性の闇だ。人は己を虚しくすることでしか 神に近づき得ない、というのが神秘主義の基本。名前を残さない隠者の世界だ。
49 :
キキキ :2007/04/29(日) 14:39:14
ぬへへ
子供にゃ分からん世界さ。子供なままの大人にも。 江原のファンタジーは神秘というのとは違うんだぞ。
(。ω゚ )むっほっほ!!
>>33 「神の友」って異端運動の巻き添え食らって審問に掛けられてる最中に死んだんじゃなかったっけ?
(。ω゚ )むっほっほ!!
55 :
考える名無しさん :2007/04/30(月) 22:06:44
「神秘」という訳語が誤解の要素を多分に持っている。
そんなわけで、宗教は人類の糧であるってことで決着が付いてしまった。
悲しいときー 豆ちしきの書き込みで辛うじて自恃を保ってる低学歴を見たときー
(。ω゚ )むっほっほ!!
>>55 その心は? エクスタシー主義とでも訳せと?
60 :
考える名無しさん :2007/05/01(火) 01:38:03
心ならずも莫迦を発見してしまいました
61 :
考える名無しさん :2007/05/01(火) 02:07:15
_____ /∵∴∵∴∵\ /∴,zェェ.ュ'.:''::´zェェ.ュ:i ∧ ヽ. ヽニニソ l ぷえさんかね〜? /∵\ヽ / _,./‐' 、_ ヽ、_ ' ヽ、 ,r'´ `''‐ ニ= '´,..-‐' ``ー、 / ', ', ヽ l l l ', | 、 l l l ./ ヽ、 人 ノ l i | `ー ---‐''''´l `ー─‐i' l ', l ! / l
結局、宗教の根絶は浅はかな人類の抱く妄想だったな。
俗物どもの悲しいのは理解出来る。この世界は貴様らのために 創られたわけではない(ゲラゲラ
64 :
名無しさん@社会人 :2007/05/01(火) 13:02:24
>>52 中世は異端運動も盛んだったんですね。忘れてました。阿部謹也っていう一橋
の学長やった人の『中世の星の下』って本は結構面白かった。
禁欲とか聖地巡礼とかも行われたんですね。なんで あんなに異端が問題になった
のか?イベリア半島だとイスラムとの戦いってこともあったんだろうけど・・・
老子の雰囲気もこのスレには出てきましたね・・・
正統が無ければ異端も無い
(。ω゚ )むっほっほ!!
キエティズムなんて言葉はオタクは知らないよな。関係ないけど。
また豆ちしきかw 静寂を破るものに永遠の呪いあれ
(。ω゚ )むっほっほ!!
事なかれ主義に陥ることなかれ、はケストラーの最期の言葉じゃ なかったかな。
(。ω゚ )むっほっほ!!
信なきものは自分についての他人の評価と自分自身を混同することを避けられない。
多少混同しないと基地外だと思われるよ?
なぜ、そう思う?
自分の評価と他人の評価とがかけ離れていくから。周囲の人はたぶん多少なりとも 他人の評価を基に自分の評価を修正しているはず。
処刑ライダーって、何者なんだろ? 詩文学板のランボースレから、ここのマルクススレ、神秘主義に、ベィユ、サルトル、etc 言葉が常にあふれ出す、2ch界のサンマ的おっさんなのか(w
>>75 心理的緊張関係に依存して、ルールは重んじないんだよな。
混同することと配慮することを混同するなよ?
(。ω゚ )むっほっほ!!
(。ω゚ )むっほっほ!!
(。ω゚ )むっほっほ!!
82 :
考える名無しさん :2007/05/15(火) 16:54:55 0
今の時代、エックハルトと言えば「エックハルト・トール」が思い浮かぶの は俺だけか?
83 :
考える名無しさん :2007/05/15(火) 21:37:38 0
「エックハルト」で検索すると↑が出てきて困るわw
84 :
考える名無しさん :2007/05/20(日) 18:45:00 0
放下せよ、離脱せよ。 神にその我身を愛せしめよ。
『ゾイゼの生涯』は91年出版、4500\です。検印にオブラートみたいな薄紙がはさんでありますね。
これはかなり真面目に読んだ。鞭打ち行者で、尾てい骨の骨が見えるまで、 やったとか。
87 :
考える名無しさん :2007/06/15(金) 11:22:56 0
離脱age
88 :
考える名無しさん :2007/07/17(火) 06:28:30 0
アセンションプリーズ!
90 :
考える名無しさん :2007/09/01(土) 20:03:19 0
中世末期は唯名論の論理学とエックハルトみたいな神秘思想が目玉なわけか? 妙に二極分裂してるな。 ルターも両方から影響を受けてたりするのかな。
エックハルトの聖書解釈って説教読んだ限りではかなり奇想天外だった 気がするんだが、彼の説教読んで聖書読みたくなる現代の読者はいるのかな。 比喩的神秘的解釈の限界を突破したような読みだった気がしたけど、 逆に言うとそのくらいしないと東洋思想との接点て生まれてこないのかな。
マイスター・ヨハン・エックハルト・・・、 キリスト教思想圏内にありながら、その独自の神秘修行体験で禅的無の悟りの境地に到達した珍奇なるひと。 神は絶対の無であるとする思想はヤコブ・ベーメの神智学とともに、大哲学者ヘーゲルの 理性の神秘主義の哲学体系に多大の影響を与えた・・・。 「論理学は世界創造以前の神の思惟である」ヘーゲル
ほほう
あぼーん
95 :
考える名無しさん :2007/11/06(火) 15:30:26 0
96 :
考える名無しさん :2007/11/07(水) 06:56:15 0
『説教集』は吉本の自慰サマもご推薦だよな。
97 :
考える名無しさん :2007/11/07(水) 07:07:58 O
神は絶対の無ですか。さもありなんでしょうね。
98 :
考える名無しさん :2007/11/10(土) 23:23:09 0
西谷啓治「神と絶対無」読了!!! エックハルト研究書では世界的レベルであり、西谷先生自身の禅による 深い宗教的体験の立場からのエックハルト解釈は実に魅力的・・・。 まさに竹のことは竹に習い、花のことは花に習え・・・、ですね。 さすが大哲学者西田幾多郎のいちばん弟子。
キリストは敢えて受難しました。 それでも救済なのだ絶対者の慈悲なのだと教えました。 さらにまたキリストはその神と触れ合う境地に人々を導こうとはなさいませんでした。逆に妨げようとなさいました。 愛故でしょう。 エックハルトはキリストの境地に至ろうとし、その道をも説いたのでしょう。
現象と安楽、存在と苦悩に対応するものとして無と不安、畏怖というものがあります。 第三者が第二者を救済します。 キリストは第三者に属します。 第三者は第二者を肯定するだけでなく第一者に導きます。 エックハルトは基本的に第二者に属し、第三者に自他を導こうとしたのでしょう。
西洋はキリストに導かれるままに、 いかに存在を忘却するかというニヒリズム、現実主義に支配されてきたといえるでしょう。 信仰を持たない近・現代の人々の中にはニヒリズムに支配された生存のあまりの虚しさに逆に耐えかね、 アンチ・キリストを唱え、無神論者として苦悩を耐え忍びつつ、 結局、大地の意義を自ら確かめるに至るような人も出てきましたし、 これからもキリスト教主導のニヒリズムの影響化の下に、 そのような人の出現が頻繁になっていくことでしょう。
無に立脚したキリスト教の存在、苦しみの認容とニヒリズム、リアリズムを、 ニーチェは哲学者として自らその教えの根拠を確かめて肯定するに至りました。 彼は上記の第三者に属す西洋の代表的ニヒリストです。
ニーチェはアンチ・キリストと唱えながらもキリストに最も近づいた西洋人かもしれません。 これについてツァラトゥストラでも確か同じ様な記述がありました: ツァラトゥストラに背を向ける人間がツァラトゥストラに接近する。 これはまた親に反抗する子供こそが皮肉にも蛙の子は蛙という事態に直面してしまうのと同様なんですね。
104 :
考える名無しさん :2007/11/11(日) 13:56:30 0
ニーチェもエックハルトを深く尊敬してるよ、 エックハルトはニーチェの愛読書!!! 断片集のいたるところにエックハルトを引用してるしね。
日本のエックハルト研究の権威(第一人者)ってだれ?
106 :
考える名無しさん :2007/12/09(日) 05:01:14 0
上田閑照?中山善樹?田島照久?とか?
107 :
考える名無しさん :2007/12/09(日) 11:17:02 0
なんといっても西谷啓治先生だろうね・・・、 大哲学者西田幾多郎の直弟子のね。
キリスト教に興味なくとも読めてしまうという不思議な神学者だよな、エックハルトは。 キリスト教のひとはキリスト教的に、仏教のひとは仏教的に、哲学系のひとはドイツ 観念論やニーチェなどに、関係させて読めるという感じ。
109 :
jack frisby :2008/02/22(金) 15:01:41 0
110 :
考える名無しさん :2008/02/22(金) 15:06:11 0
まあイメージ能力があればが紙無しで済ませられることも多いが。 便所は紙無しじゃすまないし。食い物は噛み無しじゃすまない。
112 :
考える名無しさん :2008/02/22(金) 23:55:42 O
とりあえず西谷が第一人者ではないだろう‥先鞭をつけたこと自体は否定しないが。だが扱ってるのは、ほぼドイツ語著作でラテン語著作読めてないしね。
113 :
考える名無しさん :2008/02/23(土) 18:13:17 0
やっぱり中山善樹氏がいまの第一人者ではないでしょうか? ヨハネ註解の翻訳なり、やっていることからしても。
誰が第一人者かを無理に決定しなくてもいいような気が・・・
西谷先生の「神と絶対無」読めば分かると思うけど、 禅の立場からの深い宗教的体験と鋭い哲学的解釈による最高のエックハルト研究だ。
トマス・アクィナスとエックハルトは、二人ともアルベルトゥス・マグヌスの 弟子だけど、トマスはアリストテレス哲学を基にして体系を構築したのに対して、 エックハルトは新プラトン主義の哲学をアルベルトゥスから受け継いで発展させ たみたいだね。 もちろん、トマスも新プラトン主義を受容しているし、エックハルトもアリストテレス を深く理解していただろうけど。 読んだことないけど、ラテン語の著作も読むとエックハルトのそういう思想的 背景も見えてきたりするのかもしれない。
117 :
考える名無しさん :2008/03/10(月) 09:12:56 0
エックハルトを大乗仏教的に解釈するなど時代遅れもいいところだ。
じゃあ、どんな解釈が最先端なの?
119 :
考える名無しさん :2008/03/10(月) 16:13:04 0
アルベルトゥスの弟子でマイスター・エックハルトに影響を与えたマイスター・エックハルト ほどには有名ではない思想家がいるんです。グリュンディッヒのエックハルトとか フライベルクのディートリヒといった。 アルベルトゥスやアクィノのトマスも含めて、こうした大小の思想家のエックハルト に対する影響を研究するのが正道でしょう。
西谷先生の『神と絶対無』にはアルベルトゥスやトマス・アクィナスとの 思想関係や女流神秘家ディートリヒの深い論及もなされている。 全然新解釈じゃあないじゃん・・・。 それに大乗仏教的解釈と言うよりも、西谷先生が師の西田幾多郎の影響で 若い頃より修行した禅による生きた宗教的体験による共鳴的解釈と言った方がよい。 生きた体験による共鳴的解釈はいつまでも新鮮で時代を超越したものだ。
121 :
考える名無しさん :2008/03/10(月) 18:33:00 0
鈴木大拙や西谷啓治博士のような東西の思想のいささか安直な比較研究は感心しない。 つい先日、亡くなった山田晶先生は中山善樹氏にラテン語著作をトマスの観点から研究してみる ように勧めたそうだ。 学問てものはもっと厳密にやるものでしょう。 だいたいドイツをはじめヨーロッパじゃ、禅仏教とエックハルトがどうたらなんて研究は 評価されていないらしいじゃないですか。 創文社のPR誌『創文』に載っていましたよ。
エックハルトも文献学的な学問研究だけしていれば異端扱いはされなかったのかな。
123 :
考える名無しさん :2008/03/12(水) 10:51:43 0
西谷自身は恐らくエックハルトを研究・解説しようと思っていた のではなくて、むしろエックハルトを通して自身の思想を展開しようとして いた、と見るべきではないのでしょうか? だから、彼自身、研究者より思想家といった名称のほうが相応しい気がします。
124 :
考える名無しさん :2008/03/12(水) 11:43:33 0
>>122 異端にかけられたのはドイツ語説教の方でしたっけ?
マイスター・エックハルトの本は異端審問にかかった為、 だいぶん散逸してんだろ・・・?
126 :
考える名無しさん :2008/03/13(木) 21:27:19 0
>>125 枢機卿ニコラウス・クザーヌスがエックハルトの写本を
自分の図書館に隠匿していました。
でもかなりの部分が失われたって話。
上田閑照氏の『人類の知的遺産 マイスター・エックハルト』に詳しいと思う。
127 :
考える名無しさん :2008/03/31(月) 20:35:24 0
西谷といえば、主著は『宗教とは何か』だよね。あそこでもエックハルトを 論じてたな。いわゆる研究者的な論じ方ではなくて、宗教についての哲学的な 考察の過程でエックハルトも論じるというスタイルだったな。
「神と重い石」の話は十字軍で流入したイスラム哲学者の 影響らしいね。 トマス・アクゥナスって異端で断罪されたこともある、と。 エックハルトよりちょっとだけ前の時代の人で、「神の友」 運動もこの流れかな。
エックハルトの著作には「神の友」って言葉はないはず。著者不肖でルターも 序文を載せてる「ドイツ神学」にはある。 シモーヌ・ヴェーユもこの言葉を使ってしまってる。グノーシス主義的で、案外と パウロ主義と相性が良い。ヴェーユの場合はパウロ書簡じゃなくヨハネ書の 影響か知らんが。
ああ、アクィナスの学説が異端の嫌疑にかけられたのは死後まもなくだ。 カトリックがアリストテレス主義を受容する過程のゆらぎの強い時代だな。
131 :
考える名無しさん :2008/04/14(月) 21:44:45 O
>>128 幼稚な質問ですいません、神の友運動ってどのような運動なのでしょうか?
名前からして少し興味あるのですが、文献など教えて頂けると嬉しいです。
俺も知りたくてエッゲベルトの『ドイツ神秘主義』をゲッツしたんだが、 大した資料にはならん。自由信仰運動らしいんだが。
この本だと14世紀に集中する著名な神秘家は皆、偉大なる神の友に なるらしい。
イベリア半島十字軍でイスラムから持ち込まれたアリストテレスの 哲学の人間主義的な性質が影響してるとは思うんだがね。
「神の友」で有名なのはルールマン・メルスヴィン、自由心霊派って 集団もいた。エックハルトの説教にはこういう層が多くて異端扇動の 嫌疑をかけられたわけだ。カタリ派も沢山いたらしいな。
岩文説教集など虚心で読むと2ちゃんねるの汚れた空気に染まって しまってる自分を自覚しちまったりするな。壁を感じてしまう。
聖トマス・ア・ケンビスの「キリストにならいて」よんでごらん・・・。 もっと壁を感じるからwww あれは正に天使の歌声だね。
トマス・ア・ケンピスは列聖されてたっけ? 『キリストにならいて』は霊的な指導書の傑作だね。 ドイツ神秘主義の影響もうけていたみたいだ。
エックハルトって、個人的な体験談は残ってないな。
神秘体験の火を青白いと表現するのは俺だけじゃないようだが。
火は赤いよwww
142 :
考える名無しさん :2008/04/30(水) 20:03:44 0
_, ─── 、 /エ \ (_ (ヽ _ (ヽ _( \ ヽ 「魂の根底って l / ヽ / ヽ\ヽ l なあに。」 | |゚) | |゚) | | ! (/ ー、 ー′ ⌒Y l 、___ _ノ\ /ヽ \ ノ /ヽ ヽ / ノ ヽ、 _ ーエ イ `ー`  ̄ ,l ̄ __ ゝ、 //  ̄ /^ヽ l l | l , ─── 、 ゝ/ ________\ 「すごいんだよ!! / | / ─ 、 ─ 、l 魂の根底において / | / l l 神が誕生するんだよ! | |─| (・|< | (⌒ヽ 神性の闇の中に没入するのさ!!」 Y⌒` ヽ_ ノっ_ ノ 三 ) ヽ_ 、____つ l (、_ ノ \ \−、-、_/ノ _ _ /` ー | l |‐ エ l l//)、 /エ \/ `ーエ \ l ) ヽエノ | ヽ |/\/ __ / ├─┤ | 、 /
143 :
考える名無しさん :2008/04/30(水) 20:04:34 0
___ /⌒ `\ 「具体的にどうすればいいの? ( ( ( (\ ヽ 神をとらえようとしてはいけないということなの l`ヘ `ヘヽヽ l それじゃ普段と変わらないんじゃない」 | |) | |) l | ! / ー、 ー ′ ⌒Y、 _ l ー─┐ _ノ ヽ | | / \ \_ノ / \(ヽ (、ヽ l _ノ ` ー┬ エノヽ、 ヽ _ソ /  ̄ /⌒\/ / / | ヽ / , ─── 、 ゝ/______\ 「まあね / | // ⌒ヽ ⌒ヽl それを言ったら | |─ | ・|< | おしまいなんだけどさ。 Y ⌒ ` ー oーヽ、 要するに、神はわたしであった ヽ_ ┌───┘l | ということだよ…。」 ヽ \ // \ >ー── く `\ ヽ / \ /\l  ̄| ̄ ノ / | ├‐┴−エ
144 :
考える名無しさん :2008/04/30(水) 20:05:19 0
_____ /エ `\ \\\ | | | / / / ゝ/ _________ヽ ヽ / / | ヘ、 ノ⌒ | − …! − | | /  ̄`ヽ /  ̄`ヽl / ヽ l | l lj | lj l // / / | | \\ ヽ |_| | | /⌒` ヽ l ノ、 | ) ` ー─ エ っー エ l ヽ__ /⌒\____つ ノ \ ( ______ ノ / >ー───、─ エ / \ / \/ \ l l |/\ ├─┤ |、
エックハルトは自分個人については語らなかったが、 どんな被造物も神の中に存在していると語っていたな。 神である光にエックハルトが充たされることがエックハルトの 神秘体験かな。
143みたいなのは、エックハルトも「悪魔の所業である」と言って否定してるよ。 自我の絶対否定、空化が必要。
147 :
考える名無しさん :2008/05/09(金) 02:47:34 0
だから、神が子を魂の中に産んでくれる、という言い方をするんじゃないかな・・・
148 :
考える名無しさん :2008/05/09(金) 02:55:03 0
自分がすごい、じゃなくて・・・
sage
150 :
考える名無しさん :2008/06/22(日) 03:53:42 0
エックハルトも面白いが、イブン・アラビーも新プラトン主義の発展として興味深いな。 コルバンの本は翻訳されないのが残念だ。
.
153 :
考える名無しさん :2008/08/10(日) 22:30:04 0
あげ
154 :
考える名無しさん :2008/08/13(水) 20:32:55 0
137 信仰について という本見るといいよ その本の序文も忘れなく
【このスレッドは ル・サンチマン™ の提供でお送りしております】
エックハルトの生きた時代状況、制約を離れて、エックハルトが残した言葉から彼の思想を追うことはできないだろう。
157 :
考える名無しさん :2008/08/20(水) 00:57:05 0
ギリシャ哲学で、世界は有るか無いかのどっちかで、無いということはないのだから有る、 という議論があったと思われます。そういう意味で、世界ひいてはその究極の根拠は有るのです。 よって、仏教の空もニーチェのニヒリズムもエックハルトも、有るものを無いといっているのであって、 面白い思いつきなのですが結局異端なのではないでしょうか。
158 :
考える名無しさん :2008/08/20(水) 01:36:10 0
「色即是空、空即是色」 物事の二面性、多面性を端的に表現している。 色とは、関係性を言い、空とは、単独性を言う。 同時に、色とは、単独性を言い、空とは、関係性を言う。
>>157 中観帰謬論証派によれば、仏教の空は、常識的な次元で有るものが有ることを
認めない思想ではない。
>>157 仏教の空にしろ、エックハルトの「無の無」にしろ、なんにも無いと言ってるんじゃなくて
純粋な充溢が「有る」と言ってる思想だ。
その点でニーチェなんかのニヒリズムとは全然違う
空は空ではない、故に空である。 尋智・・・、深い智慧である。 呆れた、エックハルトのスレで空や絶対無の如き尋智を面白い思いつきだって!!! 157がいかにヨーガや瞑想をやってないかわかるねwww エックハルトを云々するなら瞑想ぐらいかじっておけよwww
162 :
考える名無しさん :2008/08/20(水) 21:28:08 0
深い瞑想体験から現実的に帰ってきても、結局言語的に大したものを生み出せなかった所に無の思想の問題があると思います。 どんな言葉や対象に集中しても瞑想は可能ですが、悟りを体験して返って来た後に生み出される言語的な豊かさは、案外瞑想に用いる 言葉に左右されるものだと思います。宇宙の究極の有り様が無であった、というのでははならか言葉の上で矛盾するので、 いくら深い体験にそれが根ざしていても、我々の生きる普通の世界を豊かにするのにはあまり貢献できないのではないでしょうか。
163 :
考える名無しさん :2008/08/21(木) 01:07:01 0
>>161 横レスだが、「瞑想」について、付言されたし。
sage
165 :
考える名無しさん :2008/10/03(金) 20:39:57 0
ラテン語著作集、完成間近か…。 恐るべし、同志社の先生。 次はドイツ語著作なのだろうか。
あの先生はドイツ語著作は訳さないんじゃないかな
167 :
考える名無しさん :2008/10/04(土) 17:19:23 0
マイスター・ヨハン・エックハルトは曰く「わたくしに愛が無ければ、たとえ聖ヨハネの 如き深い観想と幻視があったとしてもそれが何になろうか」。
エックハルトと禅仏教・・・。
禅的悟りとエックハルトの神は絶対の無であるというのは同じもの?
岩波文庫の「説教集」読んでます。
この人よりベーメの方が面白い。
173 :
考える名無しさん :2008/10/07(火) 19:40:08 0
>>172 アレクサンドル・コイレの『ヤーコプ・ベーメの哲学』(水声社)、予告されて、
もう20年以上経つぞ。諦めた方がよいのか。
174 :
考える名無しさん :2008/10/18(土) 21:37:34 0
ラテン語著作集3が出てますよ
sage
176 :
考える名無しさん :2009/02/08(日) 03:48:40 0
上田訳とかと比べると 岩波のって、ちょっと読みにくくない?
上田訳のほうが禅用語を多用しすぎて読みにくいと思うが
岩波のは、文脈に応じて訳すと言うよりは 辞書的に間違いを少なくすることを重視しすぎているような・・・
「神秘」この意味が理解できていれば、論理も理屈も、説明も解釈も不要だろ。 すべてはこの一言で終わる。 そんなもんさ、深い何かが潜んでいる、だが論でも理でもそれは解決できない 領域にある、世界が回り流れる大きな体系の中で連鎖する秩序は、論でも理でも 説明できるものではない、無限に拡散する法則は科学では扱えない。 何故なら法則が法則を生み複雑に変化してゆくからである。
180 :
考える名無しさん :2009/04/05(日) 02:45:26 0
>>180 コピペなら元があるだろ?まるで自分では考えない愚者
182 :
考える名無しさん :2009/04/10(金) 15:37:30 0
>>182 なんでつまんない書き込みを引きずるかな、アワレ
184 :
考える名無しさん :2009/04/21(火) 00:08:45 0
お前ほどではないけどな
sage
sage
age
sage
191 :
考える名無しさん :2010/01/22(金) 15:18:34 0
神秘だ
192 :
ななこSOS :2010/01/22(金) 21:18:42 0
ニーチェ全集の第何巻にエックハルトからの引用が多いのか教えてください。 お願いします。 グロイター版でも白水社版でもかまいません。
神秘や超自然は…何だろう
194 :
考える名無しさん :2010/01/27(水) 17:25:51 0
鈴木大拙が「禅とは何か」で取り上げてるエクハルトのこと?
195 :
考える名無しさん :2010/03/26(金) 12:17:20 0
エックハルトトールの本とおもて注文したらこれだった。
>>195 マイスターエックハルトの方がいいよ。よかったね。