>>477 次に疑問を持ったのは、日本国憲法第9条を巡るあれこれ。ものすごく素直に読めば、
「反戦平和、軍事力を持たない」ってな意味以外に読めないだろうって思うのに、解
釈により自衛隊を持っているという事実。んーっ、何か大人の事情があるのだろうが、
小学生がこの文章読んだら、どういう解釈したら自衛隊との並立が許されているのか
理解に苦しむんじゃないだろうか、ってね。まーっ、米軍の押し付け憲法だ、理想主
義すぎて現実世界が見えていないんだ、自衛権は否定されていないんだ、とかいろい
ろ言ってるけどね。しかし、小学生が読んだら、どう解釈するのか?
> 第2章 戦争の放棄
> 〔戦争の放棄と戦力及び交戦権の否認〕
> 第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
> 2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
日本国民は(中略)希求する。
(前略)戦争と、武力による威嚇/行使は、(限定条件)としては、永久に放棄する。
2 1項の目的実現のため、戦力は、(これを)保持しない。交戦権は、(これを)
認めない。
僕が感じるに、第1項の限定条件、第2項の2つの指示代名詞。これがいちゃもんつ
ける、というか他の解釈を生み出すための、何らかのマジックめいた原因だろう。
「国際紛争を解決する手段としては」という使い方だと、じゃあ、他の目的なら【戦
争/武力(威嚇/行使)】OKってな雰囲気を漂わせているしなぁ。他の手段ってど
んな手段?ってなことだが。
「理想を掲げつつも、現実には捻り伏せ踏みつけ無視してかかる。なんだかなぁ、文
字の力って無力じゃん」と。世界人権宣言とかアメリカ独立宣言とか水平社宣言とか
京都議定書とか、立派なこと書いてたり決めたりしてても、現実にはそーなってない
じゃん、古いのから見たらもう数百年経っているってのに人間って馬鹿じゃんってな。
(続く2/3)
>>478 『理想』>273 で書いた理想。
> 「理想」という言葉に、「きれいごと」を感じてしまうクオリア。しかたありません、
> こんな世の中だもの、こんな歴史をたどってきてしまった世界なんだもの。
>
> でも、これらを乗り越えて、「『ある』『理想』」。任意の「或る」ではなく、存在の
> 「在る」ではなく、「理想は有るんだ!」という認識を確固たるものとして持ちえ
> る「理想」。
それぞれが持っているであろう、理想を挫けることなく持ちつづけ、そしてそのため
には自らの良心というものをゆるぎなく信じきること。これが大事なんじゃねぇ?
と俺は言いたかったんだよな、このスレで。これを言っても「あは、おめぇのは単な
るお人よしの、それこそ『理想論』だべ。一人ほざいてろ」と言われないようにする
ためにはどうしたらよいのか? と考えつつ展開してきたつもりだが、いやはや、や
はり現実は甘くない。ま、それでも俺は俺の言いたいこと、訴えたいことをようやく
心の底から言い切ることができた、ってな満足感を持てた。
スレ住民のみなさん。本当にありがとう。2ちゃんでしか実現できない表現だったの
だ、少なくとも僕にとっては。
(了 3/3)