哲学は難しすぎる

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312E2 ◆igyenga13c
>>311
えっと、発言番号を書き出してくださってありがとうございます。
311さんのようにしてもらうと、僕にとってはものすごく助かります。

>なんか哲学は○○だ。にしても皆さんそれぞれの意見があるんですね。
>おそらくこれも答えがないのでしょうか。

持論は脇に置いといて、強いて言えば「哲学は考察する学問だ」ということを筆頭に
あげておけばいいかな? 他の学問分野は「何某」について「観察/観測/実験/
その他の方法」を用いた上で考察するので、「『何某学』とは(何某の意味内容)を考
察する学問です」、「『なんたら方法』を用いて(何某の意味内容)している分野の学
問です」という分かりやすい説明が可能です。例をあげれば『天文学とは宇宙につい
て考察する学問です』ってなことなんだけど。
これを踏まえて考えてみると、「哲学は(○○について)(△△方法論を用いて)考察
する学問だ」という言い方ができます。括弧内に何が入るのかは各々の目的意識に
よって違ってくるわけです。括弧内に入る目標を考察する人々がある程度まとまり、
それなりの学問分野として充実してくると、その分野は「○○(△△)学」として独立し
ていくわけです、哲学者の見地からするとね。現在ではかなりの分野が充実し、それ
ぞれ独立していったので、一見、隙間産業的な感じに見えちゃいますが。

>皆さんの意見を読んだ限りでは「自分の興味の有る対象についてそれが何であるのかを
>とことん論理的に追及して行くもの。」のようにも思えますが、、、。
>そしてその過程が面白いんでしょうね。

ええ、そうです。でもって、追究していった挙句「『論理的』ってなんだ?」ってなことを
考えはじめた人も現れてきます。自分が武器にしている「論理」、この論理そのものを
まで考察対象にしてしまったわけですね。有名な本にウィトゲンシュタインの『論理哲
学論考』というものがあります。最後の文章、しびれちゃいます。

  語り得ぬものについては沈黙しなければならない

かっこよく感じてしまうのです。少なくとも僕にとっては。