★まなざしの快楽 PART17★

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297純一
それは丁度こんな感じです

>昔むかしあるところに、一匹の狐がいました。
>この狐は悪智恵を働かせることがまったくできないために、
>いつも罠にかかってしまうのです。それはなんと、この狐は
>罠と罠でないものの区別ができないからです。この狐には他にも
>大きな欠陥がありました。毛皮に問題があって、狐につきものの
>厳しい生活から、狐を保護してくれる自然の力を借りることが、
>まったくできなかったのです。そして人々の罠の回りをうろつき
>ながら若い時代のすべてを費やしてしまったこの狐の毛皮には、
>いわば無傷なところがもはやまったく残っていませんでした。