1 :
考える名無しさん :
2005/09/18(日) 00:41:01
前スレは980越えで自動的にdat落ちしていたので立て直しました。
【3:2】【スラヴォイ・ジジェク】Part 2
1 名前:考える名無しさん 2005/09/18(日) 00:41:01
1949年、スロヴェニアのリュブリアナ生まれ。
哲学・精神分析。ジャック=アラン・ミレール
の指導のもとにまとめられた特異なヘーゲル論
をはじめ、ヒッチコックに代表される大衆文化
(ポピュラーカルチャー)、さらにはヴァーチャル
リアルティに至るまで多様な著作で知られる。
現在、リュブリアナ大学社会科学研究所上級研究員。
そんなジジェクについて語りましょう。
前スレ
【スラヴォイ・ジジェク】
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/philo/1030985921/ 2 名前:考える名無しさん :2005/09/18(日) 00:43:40
前スレは980越えで自動的にdat落ちしていたので立て直しました。
新スレ乙です
>1 乙ですー 落ちていたことすら知りませんでしたよー
自民圧勝で日本が完全にアメリカ化した今こそパウロ=レーニン的革命の好機到来(かもしれない)
即死防止
ハスミ映画批評経由でジジェクを馬鹿にしていたけど 実際に読んで見るとハスミの批判はすっごく狭いジジェク観だと思った。
9 :
考える名無しさん :2005/09/28(水) 03:41:03
>>8 激しく同意。つーか、もともと蓮実がなんであんなに噛みつくかわからん。
10 :
考える名無しさん :2005/09/28(水) 07:12:29
蓮實はジジェクにイエローモンキーよばわり されたからなぁ
11 :
考える名無しさん :2005/09/28(水) 11:49:21
>>10 そうなのか。でもモンキーぐらいで止まって良かったな、ハスミ氏は。
で、物知らずなオレに、そのハスミいぢりの文章が何で読めるか教えてください。マジお願い。
日本人にフローベル騙ってほしくないな。 みたいなこと言われたんだっけ?
ハスミなんかメじゃないのさ!
14 :
考える名無しさん :2005/10/08(土) 13:17:29
ジジェクノケツマンコage
15 :
考える名無しさん :2005/10/08(土) 22:39:15
イーグルトンのほうがわかりやすい ジジェクはやや難解。。。 どちらも毒舌で良し。
厄介なる主体は面白い
「厄介なる主体」は訳がどうしようもなくダメですね。 ジジェクの難解さの大半は日本語の訳文のダメさに起因するものだと言っていい。
18 :
考える名無しさん :2005/10/09(日) 16:04:29
ようやく盛り上がってきたな、この死にスレ。 17がなんかすごい剣幕だけど、個人的な恨みとかあんのか?(あったらそれは面白いから曝すように) オレも「厄介なる主体」読んだけど、面白く読めたぞ。文章も破綻がない。 長原のように変なルビですっぱい思いもしないし。
エクリの翻訳本読んだあとなら、多少の悪文くらいは許したくなるだろ
ジジェクが難解だと言っている時点でおしまい
21 :
考える名無しさん :2005/10/10(月) 04:07:36
ここのスレ主は事実上 ら なんだろ? もっと情報帝京汁
らって何者?
ジジェクはいつも同じこと言ってる、という批判もあるけど、 投げっぱなしの断片もたくさんあるから気にならないな。
厄介なる主体、ほとんど読み終わりました。 皆さんが言うようになかなかの力作ですね。しかしまだ続きが(w ジジェクにしては哲学的でした。否定的なもののもとへの滞留とか、為すところを知らざればなりとかと同様に。 ジジェクによるジジェクに書いてあったハイデガーから出発しているのが興味深かったです。
ジジェクはまず読んでて凄く面白い、これはとても大事なことだ。 時々論理が飛びすぎてて繋がりがよく分からないことがあるけど、ご愛嬌。
たしかに面白いね
そうでもないよ
ボクはおもしろかったデス
ジジェクは面白いです
>>30 君にそう言われると困る。
このスレにも世間体というものがあるのだから。
このスレはKuriharaとらの噛み合わない論争から始まったのである
引用されてくる論文が小ネタ効いていて面白いんだよな。 今月の「現代思想」に載ってたのも良かった。 まぁ、ホントは面白がっていられる話題じゃないこと 取り扱っているんだが。
引用されてくる論文が小ネタ効いていて面白いんだよな。 今月の「現代思想」に載ってたのも良かった。 まぁ、ホントは面白がっていられる話題じゃないこと 取り扱っているんだが。
35 :
考える名無しさん :2005/10/27(木) 15:22:40
ま た 長 原 か
柄谷行人、「厄介なる主体」の書評かいてたんだね。 柄谷スレで取り上げられてた。
柄谷に厄介なる書評は書けないよ
39 :
考える名無しさん :2005/11/04(金) 19:08:44
>>39 なんか中途半端に終わってるような気がするが、それで全文?
柄谷の書評は、見当外れだな 読めてないwww
38は正しかった
カラタニは死んだ
45 :
考える名無しさん :2005/11/16(水) 22:48:31
カラタニは生き返った
また死んだ
47 :
考える名無しさん :2005/11/17(木) 23:14:34
カラタニ、またよみがえり
48 :
考える名無しさん :2005/11/17(木) 23:19:42
>>39 ナンダこの文章は……
ついに柄谷ボケてしまったか?
49 :
考える名無しさん :2005/11/18(金) 10:36:14
柄谷さんの書評は、最初の数ページを読んで書いたとしか思えない。
50 :
考える名無しさん :2005/11/19(土) 02:58:17
全部読んだのにアホなことしか書けないらしいよ
51 :
考える名無しさん :2005/11/21(月) 23:10:45
柄谷ボケれば浅田がツッコむ。 それがポストモダン漫才。
【ちくま学芸文庫】 1/12 08931-4 c0110 シ-19-1 否定的なもののもとへの滞留 スラヴォイ・ジジェク著 酒井隆史・田崎英明訳
久し振りに「為すところを知らざればなり」を読んでます〜 これ、何度読んでもメチャおもろいですね〜 後期ヴィトとヘーゲルの関係や配列が興味深いです〜 しかしまあ、ちくまの文庫で「滞留」とは驚きました よりによって「滞留」が文庫ですか〜 ハードカバーは一昨日六本木で見ましたが、普通は置いてないですね〜 そういう理由で、来年ですけどこれは買いですね〜 これも久し振りに読もうと思ってましたから、ありがたい話です ありがたやありがたや〜南無阿弥陀仏〜
なぜ、ちくま学芸文庫なのだろうか?
今一番思想系に力入ってるから。
56 :
考える名無しさん :2005/12/10(土) 10:01:05
ジジェクノケツマンコage
57 :
考える名無しさん :2005/12/10(土) 19:25:48
スラヴォイ・ジジェク シリーズ現代思想ガイドブック トニー・マイヤーズ (著), 村山 敏勝 (翻訳) でましたね。
スレ違いかもしれんが・・・ 「オシム語録」を読んでるとジジェクを思い浮かべてしまう自分が居る。 旧ユーゴ人特有の含蓄というか。こういうくくりが正しいかどうか分からんが。 サッカー板じゃジジェクの話題出せないんでこちらに書かせてもらった。
ジジェクってサッカー好きかな?
「レーニンは、勉強して、勉強して、勉強しろ、と言った。 私は、選手に、走って、走って、走れと言っている。」 イビチャ・オシム:ユーゴ崩壊時のサッカー代表監督。現ジェフ千葉監督。
62 :
考える名無しさん :2005/12/20(火) 23:30:18
ジジェクノケツマンコage
後期ビトゲか。ヘーゲルやデリダと考えやすいのはそうかもね。 でも前期ビトゲでしょ。そこをなんとかするのがジジェクだと思うよ。 デリダとビトゲを言語ゲームというくくりでいっしょにするのは オレでも思い付くよ。 ヘーゲルは・・・ジジェクの得意技なんだけど。または池田晶子とか。 ビトゲを「形式パラノイア」と書いたのは池田だったか。 ジジェクは「死の欲動パラノイア」だね。
64 :
考える名無しさん :2005/12/21(水) 00:04:39
>>57 それかった、いまはじめて、ジュジェクを読み厨
でも漫画家なんだろ?
66 :
考える名無しさん :2005/12/31(土) 05:16:29
そろそろジジェクのベストヒッツまとめる時期にきていないか。 内容、訳ともに素晴らしい上位3冊あげてくれないか?
『斜めから見る』を推します
68 :
考える名無しさん :2005/12/31(土) 05:58:42
月並みだが『イデオロギーの崇高な対象』 最近のはフォローできてない。
『否定的なもののもとへの滞留』だと思う。 もうすぐ文庫化されるみたいだし。推す。
『厄介なる主体』の訳っていいの?
74 :
考える名無しさん :2006/01/12(木) 16:06:15
ラカンある程度読んだのでジジェクを読もうと思うんだけど、、 どの本が入門に相応しい?
76 :
(*゚ー゚)早織 ◆saori.phgk :2006/01/14(土) 00:18:18
age
77 :
ぴかぁ〜 ◆q5y3ccmqnw :2006/01/14(土) 01:17:17
>>75 まきなが去り、早織が来る。ラカニストは健在?
ラカニアン・・・本物のラカンを学習したラカン派
ラカニスト・・・ラカンヲタ
私はまきなさんとは面識ないですよ。 ラカンオタは自認します、そこは正解。 正直、ラカンには理解という言葉は相応しくないでしょう。 あえて否定神学的に言うけれども、ラカンはオタっとくぐらいが丁度よいよい。
>>75 「イデオロギーの崇高な対象」
あなたなら楽勝でしょ
80 :
考える名無しさん :2006/01/16(月) 19:13:40
『否定的なもののもとへの滞留』ちくま学芸文庫、購入age
81 :
考える名無しさん :2006/01/16(月) 23:20:39
上に同じく本日購入 単純計算で一ページあたり三円を切る高コストパフォーマンスに驚愕 でも、ページを数えただけでまだ読んでいない
82 :
考える名無しさん :2006/01/16(月) 23:29:54
>>81 ハードカバーで持っているのに、スマートな文庫版の仕上がりに感動して
思わず俺も買ってしまった。うーん、いい仕事するなあ、ちくまさん。
83 :
考える名無しさん :2006/01/16(月) 23:48:07
ねぇ、ジジェクの著書を読むのはじめてなんだけど 入門書として読めるもんなの、コレ? (ジジェクのインタヴューはいくつか読んだことがある) 哲学史は一通り押えてるけど、この異常な厚さの前に ちょっと心配になってきたよ
84 :
考える名無しさん :2006/01/17(火) 00:31:17
いま、現代思想のガイドブックのジジェクよんだあと 興味を引かれて、 イデオロギの崇高な対象よんでます。 現実界の哲学者っって感じですねほんとに。 でもこれって、でもラカンあまり知らないので、 どこまでがラカンなのかがよくわからない。
85 :
考える名無しさん :2006/01/22(日) 09:24:45
>>83 ああ、俺も。
昨日本屋で立ち読みして面白そうだと思ったんだけど
いかんせん量の多さに(字ぎっちり詰め&数百ページ)しり込みしてしまい
積読になりそうで怖いんで結局ひとまず買うのを保留してしまった…
その時は結局『全体性と無限』下巻を買ったんだけど。
86 :
考える名無しさん :2006/01/22(日) 11:51:24
初めて読むんなら、「イデオロギーの崇高な対象」だろw
でも『イデオロギー〜』の後は、 『否定的なもののもとへの滞留』でOKだと思う。 『否定的』は悪訳の多いジジェクの邦訳のなかでも 例外的に良い訳なので、熟読吟味するといい。
88 :
考える名無しさん :2006/01/22(日) 13:23:52
斜めからみるは初めて読むのに適してますか?
「全体性と無限」の難解さを読み込めるなら ジジェクなんて簡単簡単。 でも面白いよ。ま、読んでみ
90 :
考える名無しさん :2006/01/22(日) 17:26:28
ま、難解さからいうと ラカン〜高校3年微積分 ジジェク〜因数分解 ていどだけどね
>>88 まさに入門書
>>90 思想が生成されたときの著書と
その解説書だからね
おまえの頭が悪いんだよ。よかったな。
94 :
考える名無しさん :2006/01/24(火) 00:04:20
>>94 難しいかは人によるが、カント、ヘーゲル、ラカンを多少なりとも知ってないとほとんど意味ない。
96 :
考える名無しさん :2006/01/24(火) 00:43:46
>>95 イデオロギーの崇高な対象は一応読めました。
イマイチ意味がつかめないところはありましたが。
97 :
考える名無しさん :2006/01/24(火) 01:06:36
柄谷とその金魚の糞どもにつぎのことばをおくっておこう。 「畳の上の水練が面白い人はいない。空っぽのプールで魚釣りのまねをして、面白がる人はいない。 これは誰でもわかるが、言葉を操るだけの仕事となるとそうはいかない。 水がないところで泳ごうとする人は、いくらでも出てくる。 畳の上ならぬ一般観念の寝床の上で水泳の真似をする。 どんな泳ぎの型でも自由自在、やりたい放題に泳いで見せられる。無論こんなことは、それ自体として面白くはないが、 それに拍手喝さいする人がいるとなると話は別だw。当人も本当に泳いでいる気になる。 面白くもない本心を隠して、架空の泳ぎを続けることになる。これはこれで苦しいことに違いない。 架空の泳ぎに拍手喝さいする人が生まれるのはどうしてだろう。いうまでもない。彼らもまた、自分たちの架空の泳ぎに 一生懸命だからである。ここでは何もかもが抵抗物のない虚構で成り立っている。泳ぎの巧拙を決める尺度は、水の 抵抗でもそれに応じる身体でもない、互いの賞賛や罵倒である。 この世界は単に滑稽なだけではなく。人々を強く圧するやりきれない機構となる。この機構の中にさまざまな支配や 憎悪や嫉妬が生産される。するとこのことから、偽りの楽しみ、架空の快楽さえ生まれてきて、もう私たちは 苦しんでいるのか楽しんでいるのか、自分でもわからなくなるのだ。
じゃあ、柄谷のトランスクリティークを絶賛しちゃったジジェクも、「架空の泳ぎに拍手喝さいする人」なわけだw
99 :
考える名無しさん :2006/01/25(水) 08:32:57
いや柄谷みたいな小物に拍手喝さいすることが、 ジジェク自身の必死な架空の泳ぎの症候なんだよw
100 :
考える名無しさん :2006/01/25(水) 08:36:42
まさにジジェクのいうところのイデオロギー的享楽の構造 がここに見て取れるんだよ。 ジジェクも柄谷も低レベルだからきづいちゃいないけどねw
101 :
ぴかぁ〜 ◆q5y3ccmqnw :2006/01/25(水) 08:56:39
2ちゃねらーの享楽ね
>>101 見当違いのレスするのはやめてくれないかな。
君はコテだから頭悪いのが目立つんだよ。
103 :
考える名無しさん :2006/01/26(木) 01:16:42
『否定的なもののもとへの滞留』をひとまず読んでみたお まずは一章だけど コンピューターと人間のコギトとの差異があるなら 「何かが思考されないままに残っていなければならない」 というところへ、カントとヘーゲルそして映画のフィルムを通し ラカンの用語でもって運んでゆく力技は読みごたえあったお でも、正直、二章と五章は分からんところが沢山あったお 変な数式とオペラを持ち出されてもぼくちん困る 三章の「根源的<悪>」、論弁の全体性を破壊してしまう<悪> それなしでは有機的に生成する体系を描くことが不可能であるという ところなどは、バタイユなんかを読んでいたので結構ピンときたお 四章で展開される肯定理由と否定理由が実はお互いに その反対の理由として機能するという話から マルクスの「経済的土台」がどうして最終審級だと言えるか それの根拠はどこにあるのかという問いを通して 進化論的に捉えられたヘーゲル像を解体していく様は それなりに楽しい見物だお それから、六章の「享楽」の捉え方は興味深いものでつた ナショナリズムなどの排他的運動の根底にあるもの いや、奪われてそこにないものを他者の「享楽」とみるところは なかなか面白いなぁと思って読んだお まぁ、ざっと読んだだけなので、こんな陳腐なことしか書けないお じゃあ、そろそろ光ケーブルで根源的自己遂行中の己を吊ってくる ノシ
104 :
PLAYBOY ◆VGMdSbKWD6 :2006/01/26(木) 01:22:39
ほぅ。
105 :
考える名無しさん :2006/01/26(木) 09:30:25
>>103 なんだかわからないけど一章がいちばんおもしろすでつね。
106 :
考える名無しさん :2006/01/26(木) 21:20:56
107 :
考える名無しさん :2006/01/28(土) 03:46:59
ジジェクって思想哲学ヲタ以外の人が読んでも面白い? なんか流行ってるっぽいから読んでみようかな、と思うんだけど。
>>107 さすがにもう飽きられてるんじゃね?
福田と同じように、表面的多彩さとは裏腹にいってることは単調だから。
逆にいえば、単調だからこそあれだけジャンル選ばずあれこれしゃべれる
んだろうが。
らは何かいうことないのか?
>>109 いやーっはっははははーごめんなさいねー
仕事が忙しくて「滞留」をまだ読んでませんのでー
特に言うことなどありませんよー
皆さんどんどん感想書いて下さいねー
111 :
考える名無しさん :2006/02/08(水) 22:51:33
ジジェクノケツマンコage
113 :
考える名無しさん :2006/02/11(土) 10:38:02
デブ
デブーーーーーーーーーー!!
115 :
考える名無しさん :2006/02/26(日) 19:38:14
ジジェクって日本でいうと誰のポジション?カラタニ?
浅田彰。 あるいは宮台。
柄谷に言わせるとスガが日本のジジェクということになるらしいよ
118 :
考える名無しさん :2006/02/26(日) 20:36:55
スガ…浅田…ミヤダイ…つまり読まなくていいってことですね。本当にありがとうございました。
>宮台:ニューアカ的なものの中心はやっぱりなんと言っても 浅田彰さんと中沢新一 >さんでしょうね。 浅田さん的なもの、浅田彰的な匂いは僕にはよく分かっていて、 >それはやっぱりある種の「やな奴ごっこ」なんです。(笑) 浅田さんの言い方では >「チャート式」だけど、真に受けて読む奴を馬鹿にするというスタンス を一貫させて >いて、そういう感覚は僕にはよく分かるというか 浅田彰は蓮實との対談でジジェクについてやっぱり似たようなことをいってた。 しかし、東浩紀とかしろうとさんとか、引用する人はベタに信じている人が多い。 東は「構造と力」の巻末チャートも「あれは使える」とか言っちゃう人だから 仕方ないけど。
120 :
考える名無しさん :2006/02/26(日) 21:26:20
「あれはネタでした」とか後から言うなよ。
121 :
考える名無しさん :2006/03/04(土) 17:19:23
あれは妬んだのです
ネタニエフ外相
123 :
考える名無しさん :2006/03/32(土) 00:33:34
124 :
考える名無しさん :2006/03/32(土) 00:44:46
↑キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
朝日新聞私の視点に登場。
126 :
考える名無しさん :2006/03/32(土) 12:49:35
>>125 それ何日の?朝刊?夕刊?ネットでは出てないのかな。
今日の朝刊
128 :
考える名無しさん :2006/03/32(土) 13:47:17
129 :
考える名無しさん :2006/03/32(土) 14:51:28
スラヴォイ・ジジェク 『欧州とイスラム 他者の信仰を尊ぶ無神論』 (朝日新聞 2006年4月1日付 朝刊より転載) 宗教がなければ、人間は縄張りを争う動物以上のものでなく、 宗教のみが私たちの精神を高みに引き上げると何世紀も言われ続けてきた。 今日のように、宗教が世界中で流血の暴力を引き起こしていると、 キリスト教やイスラム教やヒンドゥー教の原理主義者たちが教義を悪用し、 ねじまげているという主張はむなしく響く。 一世紀以上前に、「カラマーゾフの兄弟」などでドストエフスキーは、 神が存在せねばすべてが許されてしまう、と神なき倫理的虚無主義の危険を警告した。 現代のテロリズムの教訓は、神が存在すれば、 神の代理として直接行動を主張するものには、 何千もの罪なき部外者を爆破することも含めすべてが許される、ということだ。 なぜなら神と直接結合することで、 人間ごときの抑制や考察を踏みにじることが正当化されるのだ。 第七回十字軍の最中、右手に火を、左手に水を携えた老女の存在が報告された。 火で天国を焼き尽くし、水で地獄の火を消すのだという。 「誰もが天国の恩寵や地獄の恐怖によってでなく、 ただ神の愛だけのために善をなすことを望むゆえに。」 今日、この本来のキリスト教の道徳的立場は、無神論に見られる。 宗教的原理主義者は神の意志を実現し救済を得るために彼らが善とみなすことをする。 無神論者は、それが正しいことだから善を行なう。
130 :
考える名無しさん :2006/03/32(土) 14:52:08
2年前、欧州憲法の前文に欧州の遺産の重要な要素として キリスト教を記述するかどうか議論になった。 だが、近代欧州で最も貴重な遺産である、あの無神論はどこに行ってしまったのだろうか。 近代欧州は、無神論を正当な選択と認め、 公職への障害でなくさせた最初で唯一の文明である。 憲法論争の時に、スロベニアで荒れ狂った議論を思い出す。 イスラム教徒のモスク建設を許可するべきかどうか。 保守派が文化的、政治的な理由から反対する一方、 リベラルな週刊誌ムラディナは一貫してモスクを支持、他者の権利の擁護に腐心し続けた。 はたしてムラディナは、預言者ムハンマドの悪名高き風刺画を載せた スロベニアのわずかな出版物のひとつになった。 このねじれた関係は、欧州のイスラム教徒には難しい選択だ。 イスラム教徒を二級市民とおとしめず、 彼らの宗教的アイデンティティー表現の空間を許す唯一の政治勢力は、 「神なき」無神論リベラルである。 イスラム教徒の唯一の味方は、ただ扇動のために風刺画を最初に載せた人々ではなく、 表現の自由の理想のために再掲載した人たちだったということである。 風刺画問題を他者の信仰の観点というだけに矮小化すべきではない。 他者の信仰を尊重する二つの方法がある。 相手の幻想を壊さず傷つけないように保護者の態度を取るか、 いかなる真実の主張も無理なきめつけとして 複数の「真実の体制」を認める相対主義者の立場を採用するか。 だがもうひとつ、イスラムを他の宗教と同様、尊敬すべきものとして、 だがそれゆえに厳しく真剣に分析対象にすることはできないか。 イスラム教徒を、みずからの信仰に責務を持つまじめな大人として扱うこと ―これこそ、イスラム教徒を真に尊敬していることを示す方法である。 (ニューヨーク・タイムズ特約)
「真の尊敬」がどれだけ効果をもたらすのか、なんて疑問に思っちゃならねえんだろうな。
132 :
考える名無しさん :2006/04/02(日) 15:43:13
あえてお説教ってのはジジェクのいつものスタンスだろ。
そういう言い方をすると宮台臭いな
134 :
考える名無しさん :2006/04/02(日) 17:05:35
実にやな奴らだな。
マルクス主義的な「選択」でしょ>無神論的説教
136 :
考える名無しさん :2006/04/04(火) 23:59:00
この説教という言葉は、厳密にはカント的な意味で解されなければならない。
137 :
字幕屋 :2006/04/10(月) 02:15:01
138 :
考える名無しさん :2006/05/10(水) 03:50:00
139 :
考える名無しさん :2006/05/10(水) 04:28:03
日本で言えば栗本慎一郎みたいなもんだよ。 議論もぜんぜん粗い。哲学にくわしい活動家なんだよねジジェクって。
140 :
考える名無しさん :2006/05/10(水) 10:28:44
ここの人たちに質問なんだけど、最近のジジェクが意図しているのは ラカンとデリダの間にある思想的対立を脱構築することじゃない? 『操り人形』なんかで対象aのことを〈最小限の差異〉と言い換えていたけど、 それはほぼデリダの原エクリチュールと同じような意味だよね。
141 :
考える名無しさん :2006/05/10(水) 12:24:20
>>140 ジジェクはラカニアン。基本的にはデリダには冷たいよ。
「対象a」=原エクリチュールというのは相当粗っぽい言い換えだと思う。
142 :
考える名無しさん :2006/05/11(木) 18:01:54
>>141 デリダに冷たいとは言っても、ジジェクが気に入らないのは
他者を超越化してしまった後期デリダに限定できると思う。
そういう絶対的なものとして捉えられた他者が、悪しきものとしての「崇高な」対象aでさ。
それで、崇高な対象ではなくnot-allを実現するものとしての対象aが、原エクリチュールに
通ずると思うんだ。
143 :
考える名無しさん :2006/05/11(木) 20:38:57
ジジェクの議論が粗いかどうかはジジェク自身はあまり気にしてない気がするなぁ。 ジジェクの本音は、象徴秩序と社会がガラッと革命的に変貌を遂げて、みんながそれなりに幸せになることだと俺は思ってたけど。
> 象徴秩序と社会がガラッと革命的に変貌を遂げて、みんながそれなりに幸せに ↑こんなことを本当に信じているのだろうか? ってのが激しく疑問なんだが。 (しかし信じてそうだな)
ジジェクのケツマンコage
僕は新世界の神となる
147 :
考える名無しさん :2006/05/11(木) 23:36:36
ここで話されてることのいくらも俺は理解できないしするつもりもないけどジジェクがバカだってわかるわ俺
148 :
考える名無しさん :2006/05/11(木) 23:53:32
>>147 いや、実際には頭いいんよ、ジジェクは。
少なくとも現代思想っぽい人々の中では圧倒的に頭いい。
でも何か抜けてるんだよね。
要はジジェクってのはきっと魂の熱い人で(笑)、
それが醒めた人からみると馬鹿みたいに見えるんだな。長島茂雄みたいなもん。
149 :
考える名無しさん :2006/05/12(金) 00:30:40
活動家だから主張が存分に政治的なんだろ。
150 :
考える名無しさん :2006/05/12(金) 00:46:36
おまえら馬鹿だろw
151 :
考える名無しさん :2006/05/12(金) 00:49:53
ラカン主義の時点でバカ決定。 今後どれだけ薦められても俺は読まない。
152 :
考える名無しさん :2006/05/12(金) 05:21:02
よくわからないアンチがつくほど有名なのか 何処で知ったのだろう
153 :
考える名無しさん :2006/05/12(金) 05:29:37
つーか魂が熱いって・・・ 転移でしょそれ、アガルマですよ
>>142 後期デリダが他者を超越化したというのはどういう意味?
まさにその点をデリダはレヴィナスに対して批判していたはずだが。
それと「崇高な対象ではなくnot-allを実現するものとしての対象a」をもう少し説明してほしい。
not-allで万能でなくなったのなら、対象aとして機能しなくなるはずだ。
さらに、なぜそれが原エクリチュールに通ずると言えるのだろうか。いい加減なこと言わないでくれ。
対象aは穴をふさぐわけですからバイブ的なものですね。
156 :
考える名無しさん :2006/05/12(金) 15:59:41
>>154 他者を超越的に捉えている後期デリダとは『死を与える』辺りの
他者=死=絶対的・反復不可能なものという立場。
レヴィナス(キルケゴール)への姿勢は『エクリチュールと差異』より好意的になっていないか?
崇高な対象とはファルスと同義であって、現実界=象徴界の外部=超自我。
セミネール『精神分析の倫理』あたりで確立された考え。
一方not-allは後期ラカンの性の論理式における「〈全て〉ではない」、すなわち
象徴界に絶対的な外部は存在しないことを意味している。
あなたの言い方は、対象aを実体的なもの=ファルスとしてしか捉えていない。
対象aとは反復/反覆可能性それ自体をさす用語と考えられないだろうか?
去勢が象徴空間を創出するけれど、その不完全性の残滓として対象aがある。
このことを初期デリダの『ポジシオン』で〈去勢の端のほつれ〉と言われていた
原エクリチュールと重ね合わせるのがそれほど見当違いだろうか?
>>142 > デリダに冷たいとは言っても、ジジェクが気に入らないのは
> 他者を超越化してしまった後期デリダに限定できると思う。
そうでもないと思うよ。
ポスト構造主義(脱構築)の根本的な問題は、
それが実践を標榜するにも関わらず実質的には抽象的な理論的立場に過ぎないことだ、
みたいなことを言っている。
やっぱり基本的にデリダには冷たいとおもう。
完全性ならともかく不完全性の残滓なら原エクリチュールとは違うだろう
159 :
考える名無しさん :2006/05/19(金) 07:55:30
「ヒッチコックによるラカン」て面白いの? 他のを読んだほうがいい?
160 :
考える名無しさん :2006/05/19(金) 08:19:10
つーかマルキストでしょ、ジジェクは。 そっちの意味のほうが大きいよ。
しかし、一応ミレール系なんだからそれなりに「正統的」なラカン解釈をしてもいいはずなのに、 敢えて逸脱して楽しくしてしまうジジェクって可愛い・・・(嫁が) ジジェク絡みだとアルチュセールも読まないと・・・ と思いながらフロイトの「文化への不満」を読み直してみましたー タナトスの強調が、死の欲動を強調し続けるジシェクとの共通点と感じましたー 「文化への不満」はラカンもお勧めしてた(精神分析の倫理)から読んでねー
あら、文章が変ですなー アルチュセールでお勧めは 「マルクスのために」だけど、人によっては自伝が楽しいのかなー 基本の「再生産について」(昔の「国家とイデオロギー」)は普通に必要で、 マルクス主義と精神分析の共通点と相違点が明白になりますよー ここからジジェクの理解に入るのも面白いですよねー
164 :
考える名無しさん :2006/07/04(火) 22:59:27
アルチュセールのフロイトとラカンはどうよ。
>>164 それはジジェク好きなら当然常識ですよ〜
常識過ぎて忘れてました〜
ただ、晩期の反ラカン色の強い論文も載ってますので
それはそれとして読んでいただけると幸いです〜
らさんへ、たまにでいいからこのスレにまた来てくれると嬉しいな。
>>166 お互いにボケているから面白い論文だよね>反ラカン色の強い論文
"Parallax View"にカラカラじじいが出てくる件について 頭のいい皆様は何か言うことはないのか?
>>169 その部分は既に訳があったりする。
『思想』2004年第8号 No.964
【書評】 視差的視点
『定本 柄谷行人集 トランスクリティーク』
S. ジジェク(93)
カラカラ爺さんはもう思想的には終わっているから心配しなさんな もしそう考えられないのなら、君も終わっているということだよ
カラカラのケツマンコage
173 :
考える名無しさん :2006/08/18(金) 21:46:43
age
174 :
考える名無しさん :2006/08/25(金) 18:56:00
>>171 終わるどころか、最近になってようやく始まったと思うんだが。
ジジェクは、ユダヤ差別を題材にすることが多いけど 今のイスラエルにどんなスタンスを取るんだろな。
どのスレでもカラカラ信者ウザイなー
青土社版鈴木訳の『厄介なる主体』 p.199 12行目に 「シュミットが目指しているのは、政治的なものを功利=啓蒙主義に 即して基礎付けすることであり、・・・」 とあるんだけど、この一文って明らかに間違ってません? 原文当たってみたら、 Schmitt targets the utilitarian-enlightened ground of the political... とあるけど、この動詞targetは「〜を攻撃目標にする」の意味に解すべきじゃないの? カール・シュミットって、功利=啓蒙主義的な政治の基礎付けを目指してたんだっけ・・・?むしろ逆だったよーな
>>179 全く酷い誤訳だよな。
ちなみに青土社版鈴木・増田訳の『厄介なる主体』は
致命的な誤訳が沢山ある。一見訳文はこなれているんだが、
理解しないで訳しているから、酷い間違いを平気で犯す。
下巻が出てないのも、内容が分からず苦しんでいるからだろうね。
>>180 そうなんですか、他にも誤訳あるんですね
小難しい議論が延々と続くから、致命的な誤訳がいくつかあっても
大勢の読者(私も含む)は誤訳であることにすら気付かないってことなんですね・・・おそるべし
つーか、学者のくせしてジジェクも読めないなんて…。
183 :
age :2006/10/25(水) 22:18:19
「消える媒介者」という概念を誰か教えてください。
「現代思想ガイドブック ジジェク」p69〜71に 囲みコラムとして詳しく書いてあるよ。
185 :
183 :2006/10/26(木) 11:42:07
186 :
考える名無しさん :2006/10/27(金) 00:43:55
1日1分ででる「舌出し」小顔エクササイズの紹介です。 このエクササイズは、体のゆがみを治したり、 脳を活性化させたりする効果もあります。 1日1分、2週間も続ければ、顔がキュッとしまって、 小顔効果を実感できるはずです。 顔のまわりは脂肪がつきやすく、余分な水分もたまりやすいんです。 皮膚がたるんでくると二重あごとかにもなります。 首まわりの筋肉を鍛える ↓ ↓ ↓ 代謝がよくなる 脂肪を燃やす 水分の流れをスムーズにする 引き締まり皮膚のたるみをなくす 首のまわりの筋肉の鍛え方は、舌を動かすことです。 舌を動かすと舌骨という骨が動きます。 この骨は顔や首まわりのたくさんの筋肉とつながっているからです。 舌を動かす→舌骨が動く→筋肉が鍛えられる→小顔になる ではやってみましょう。 ●舌を前に出す 舌の先が自分で見えるぐらいまで舌を前にのばす。 両肩を下に引っ張られる感じで下げる。 これを5秒キープ!
187 :
考える名無しさん :2006/10/28(土) 14:57:11
ジジェク程度いまどきニュースキャスターでもよんでるよwwww まったくのエンタメ本w
188 :
184 :2006/10/29(日) 16:09:33
>>185 ちゃんと探したんですね。
そういう質問者は歓迎されますよ。お疲れさま。
189 :
考える名無しさん :2006/10/29(日) 23:27:12
馬鹿ばっかだな、青臭い学生や主婦をも引きつける現代のサルトルってだけのことはある >ジジェク程度いまどきニュースキャスターでもよんでるよwwww ソース提示しろ、雑魚
ジジェクスレってなんでこんな必死な奴ばっかり沸くんだろうね 「ジジェクぐらいバカでも読んでるよ」「ジジェク読んでる奴は馬鹿ばっかだな」云々 いちいちそうした発言を書き込まずにいられないところ見ると、(以下略
バカも手が届くくらい普及したってことだろうね。 バカは事後的に見いだされるものだからw
192 :
考える名無しさん :2006/11/12(日) 14:15:42
へえ、そんなに読まれてるのか。 なんか証拠でもあるのだろうか。あの有名人が読んでる、みたいな
193 :
新刊age :2006/11/20(月) 12:36:00
『人権と国家』
―世界の本質をめぐる考察
定価:756円(税込)
ISBN 4-08-720367-0
スラヴォイ・ジジェク
訳・インタビュー 岡崎玲子
Slavoj Zizek(スラヴォイ・ジジェク)
一九四九年スロヴェニア生まれ。哲学者。リュブリアナ大学で
博士号を取得したのち、パリで精神分析を学ぶ。『否定的なも
ののもとへの滞留』『イデオロギーの崇高な対象』『迫り来る
革命』『脆弱なる絶対』など著書多数。
岡崎玲子(おかざき れいこ)
一九八五年兵庫県生まれ。『レイコ@チョート校』でデビュー。
『9・11ジェネレーション』で黒田清・日本ジャーナリスト会
議新人賞を受賞。
ラカン、マルクス、ヘーゲル等の理論を援用しつつ、哲学、政
治、芸術などあらゆる分野で刺激的な論を展開している哲学者
スラヴォイ・ジジェク。倫理や政治に関する最近の論文と、故
郷リュブリアナで二日間にわたって行なわれた岡崎玲子による
ロングインタビューとを併せ、オリジナル編集でおくるジジェ
ク初の新書。その独特な視座からの挑発的な発言で、思想界に
衝撃を与え続けるジジェクの素顔が、はじめて明かされる。
http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0367-c/index.html
194 :
考える名無しさん :2006/11/22(水) 21:26:38
岡崎玲子って誰?
195 :
考える名無しさん :2006/11/22(水) 23:06:42
何か早熟のジャーナリストじゃなかった? まだ20くらいの子でしょ? 以前にチョムスキーのインタビュー本出していたと思うけど・・・ だからこの本には専門的なことは期待できないね。
玲子タソハアハア なの?
198 :
考える名無しさん :2006/11/23(木) 11:23:33
才気煥発とは思わないけど 無難は無難な印象。手堅いっていうか、 良くも悪くも控えめな感じだね。 でもまあチョムスキーといい、ジジェクといい、 ねらいは悪くないはず。 さらに有名人を攻めてもらいたい。 将来の批評空間の編集者にまで羽ばたけ!
批評空間って復活するの? 柄谷が復活!とか言ってたけどHP全然更新されないしw
集英社新書は期待はずれだった。 インタビューの部分はジジェクの饒舌に岡崎玲子が「そうですね」とか 「その通りだと思います」とか相槌を打ってるだけだし、内容はただの雑談。 ただジジェクの論文が2本入ってるのはよかった。 ジジェクファンなら750円の価値はあるかもしれない。
201 :
考える名無しさん :2006/11/23(木) 14:08:27
>>199 柄谷というか浅田が編集する雑誌のニーズはかなりあるだろうね。
いま似たような論壇誌が乱立しすぎだから。
それゃあ彼女に専門的なこと期待できないでしょ・・・
203 :
無邪ッ気ー :2006/11/23(木) 17:26:33
みたいな
新書おもしろかったよ。
ジジェクの香具師風味の論理展開がある一方で
それに対する律儀な自己注釈もあるから読みやすい。
写真もわりと多く、相変わらずのフランケンシュタイン顔が拝めるので
ジジェク入門書に向いているでしょう。
しかし岡崎さんの顔は
>>197 の写真とは随分違っているようですが…
俺もジジェクみたいに厳しい面構えになりたいよ。 もう自分のイケメンには飽き飽きしているんだよ!
顔怖い。けど嫁はめっちゃかわいい。
ジジェクは2冊くらい読めば、もういらないでしょ
なんで?いつも同じ主張だからと言うのなら、その主張を纏めてくださいね。
「?」→「!」 この循環
読みたくないやつは読まなくていいよw
211 :
考える名無しさん :2006/11/25(土) 22:50:25
ひていてきなものののののへのたいりゆう
サルトル>>>>ヂヂェク 小林>>>>>空谷
213 :
考える名無しさん :2006/11/26(日) 12:12:31
小林って? 小林何さん?
ふつう秀雄だろ
215 :
考える名無しさん :2006/11/26(日) 15:40:17
小林よしのり
小林康夫かとおもった
小林邦昭
218 :
考える名無しさん :2006/11/27(月) 21:31:13
小林といえば一茶に決っておるが
アホだな、少林寺に決まってるだろ
220 :
考える名無しさん :2006/12/01(金) 23:41:48
ジジェクに似ている思想家っている? ソースタイン・ヴェブレンなんてどう? 経済学者だけど。
>>220 中沢新一(レーニン・イスラムマンセー)
大澤真幸(第三者の審級=現実界・対象aで全てが解決)
宮台真司(トンデモ映画評論)
斎藤環 糸圭秀実 柄谷行人 かね〜・・・
223 :
考える名無しさん :2006/12/02(土) 13:58:06
大澤さんはジジェクの受け売りが多すぎるし当然ジジェクより質も低い たまきんはそもそもラカンが読めないから当然ジジェクの受け売りがメイン というわけでさすがにこの二人は外すべきではなかろうかw 残りはよく知らんから好きにして
224 :
考える名無しさん :2006/12/02(土) 17:31:57
ジジェクの英語を聞き取るのは最初つらかった
225 :
220 :2006/12/03(日) 00:05:28
みんなサンキュー♪ 今度読んでみます。
226 :
考える名無しさん :2006/12/05(火) 01:04:51
集英社新書、でましたね♪
227 :
考える名無しさん :2006/12/06(水) 12:55:01
ジジェクのケツマンコage
228 :
考える名無しさん :2006/12/06(水) 13:46:35
ジジェクは、ラカン派のヘーゲリアンとか吹いてるから、 スタンスがわかりづらいよね。 しかもポリティクスの人だから、だれが近い立場なのかむずかしい。 彼に憧れてる奴はわんさといるけど。 でも引用だの援用だのの切れ味でいえば、 ジジェクに匹敵するのは、日本では浅田彰しかいないと思う。
229 :
考える名無しさん :2006/12/06(水) 19:09:25
> ラカン派のヘーゲリアン これ確かに微妙。 ヘーゲル的立場からすれば「論理学」が全ての「先」にアプリオリにくるもののはずで 精神分析は後付のもの、という位置づけにしかならないとオモ だから少なくともその点では、根源的なヘーゲリアンではあり得ない、 とおもう。 (↑言ってることおかしかったら、誰か指摘してくれ)
230 :
考える名無しさん :2006/12/06(水) 19:13:01
斜めからつらい
231 :
228 :2006/12/06(水) 19:39:23
>>229 結局、ジジェクはバルカン半島をなんとかしたいだけなんだと思うw
思想だのなんだのは、そのための武器なんだろうね。
精神分析は「事後性」(アフターセックスじゃないよー)を強調する学問でもあるから、 ヘーゲルの論理学やらなんやら先見的なものを、 構造分析を終えた後の、ある種の「意味付け」の段階として捉え直したとき、 転倒したヘーゲリアンとしての可能性もあるわけで、 ジジェクの中の1人はそういうヤツなんじゃないすかねー あとは否定的なもののもとへと滞留してしまって、 死の欲動が加速度的に増殖していくとかも 新しいヘーゲル解釈とポジティブに(ウプププー)捉えてみるとかー とりあえず「厄介なる主体」の第2章なんかは それなりにヘーゲル感がまとまっているような気がースルー
233 :
考える名無しさん :2006/12/08(金) 13:51:18
>>233 それ読んだ。意外に面白かった。
インタビューの小賢しい女がムカツクけど、
結構うまくしゃべらせてるのは認めるw
ジジェクの邦訳単行本は全部持ってる。全部だ。 絶版本もだ。俺、一サラリーマンなのにだ。 でも、そろそろ次から買うのやめようかな。 金の無駄のような気が、ここ数年強くなるばかりだ。
238 :
考える名無しさん :2006/12/25(月) 15:03:28
ジジェクとデリダとドゥルーズあたりは全部持ってる。 資本家だから、か。 しかし翻訳が酷いものもあるね。
俺も勤め人だけどバタイユ全部持ってる。 面白いけど実生活とあんまり関係ないなー。 こないだ「中国古典1日1話」とかいう俗な本読んだら随分啓発されたよ。 結局この国の組織の中で生きるためには西欧の思想や哲学は有害無実かもね。
240 :
考える名無しさん :2006/12/28(木) 05:11:20
安岡氏の著作を読んでも面白い
241 :
考える名無しさん :2007/01/02(火) 14:37:23
新年あげ
DVD発売あげ、じゃないのか?
>>232 お久しぶりです。
本スレの救いは貴方だけなのでもっと書いてくださいよ。
244 :
考える名無しさん :2007/01/14(日) 00:58:12
ジジェクの『斜めから見る』を読んでみたんですが、 結局サントームってなんなのか分かりませんでした。 サントームってなんなんですか?
245 :
考える名無しさん :2007/01/14(日) 01:03:00
>>244 ラカンが自分のイチモツにつけた名前がTomだった。
自分の息子のことをラカンは「Son Tom」と呼んで毎日石鹸でゴシゴシ洗っていたんだ。
ジジェクはそれを踏襲し、サントームとしてシコシコ書いたんだ。
おれは、ラカンが太陽をトムと呼んでいたと聞きましたが、なにか?
247 :
考える名無しさん :2007/01/19(金) 01:50:33
現代で数少ないコギト的主体の擁護者だから期待したのに、ジジェクの論点はずれているのにガッカリした。
コギト・オルガ・スム
250 :
考える名無しさん :2007/01/20(土) 22:22:30
>>197 岡崎玲子って誰? と思いながら新書読んだんだけど、優秀な人なんだね〜。
俺とはくらべものにならないわ。
251 :
考える名無しさん :2007/01/20(土) 22:24:43
248 どう言う風に論点が外れているの?
252 :
考える名無しさん :2007/01/21(日) 14:15:25
なんでジジェクはマルクス主義なんだ。 もったいない。
スロベニアではそうするしかなかったのだよ。
254 :
考える名無しさん :2007/01/22(月) 21:06:31
>>250 そいつと同い年なんだ、俺。
やべー。追いつかなきゃ。
255 :
考える名無しさん :2007/01/23(火) 13:57:37
ジジェクの本の面白い論説とかしてるサイトないかなぁ〜?
ジジェクのたまごっち批判が面白かったな。
あー、ジジェクがエサやり忘れてしょっちゅう死なせたってやつだな。
最近ジジェクの邦訳、出てないような気がする。 今度はいつ何が出るんだろう
新刊の How to read Lacan 読んでる。いつもどおり ではあるけどラカン入門にはコンパクトでいいかも。 ジジェクの平易な英語に比べて、引用される Ecrits の英語訳はちとしんどい。日本語版より大分安いから Bruce Fink 訳買おうかと思ってたけどどうかわからん。
262 :
考える名無しさん :2007/02/18(日) 21:10:49
>>260 今度はこれ
厄介なる主体 2 ■ スラヴォイ・ジジェク/鈴木俊弘ほか 青土社 税込価格:2,520円 07.3
264 :
考える名無しさん :2007/03/04(日) 23:49:11
265 :
考える名無しさん :2007/03/12(月) 16:35:58
斎藤環を日本版ジジェクと見る向きもあるようだが、どうなんだろう?
266 :
考える名無しさん :2007/03/12(月) 19:38:14
なんぼなんでもあまりといえばあまりにジジェクに失礼 太陽も豆電球もどっちも光るじゃんってくらいの比較
267 :
考える名無しさん :2007/03/12(月) 19:58:42
迫り来る革命呼んだ人いたら、感想を教えてください。
268 :
wisteria-1 ◆3MvUSsmnEU :2007/03/12(月) 20:46:42
>>248 >現代で数少ないコギト的主体の擁護者だから期待したのに、ジジェクの論点はずれているのにガッカリした。
ジジェクは、コギトの人ではないですよ。
「私的な性質、欲望、トラウマ等の特異性の寄せ集めにすぎない特定の個人」に還元しえない「象徴的な」主体を措定している。
この主体が機能する「公的領域」において、個々の人間が対他的に交わる領域としての、いわば「世間内存在」というものに考える基軸を置いています。
なんだそりゃw
270 :
考える名無しさん :2007/03/14(水) 01:35:47
271 :
考える名無しさん :2007/03/14(水) 01:54:02
「世間」は働き、消費する人々が作り出す世界。子供や老人、専業主婦は 半分しか参加していない。 現代においては「資本主義が作り出す世界」でもある。
272 :
wisteria-1 ◆3MvUSsmnEU :2007/03/14(水) 11:26:49
>>270 では、ジジェクのどこに「コギト的主体」なるものを見出せるのでしょうか?
273 :
考える名無しさん :2007/03/14(水) 17:31:46
まず『厄介なる主体』を読んでみようよ。
「主体の壊乱と欲望の弁証法」だよねーだよねーだよねー
ラカンのセミネール「精神分析の四基本概念」の三講目にー 「確信の主体について」ってのがあってー ジジェクはそこから出発してデカルト的コギトってのを乱用してますよねー それから同じセミネールのあとの方にー 「存在(主体)か意味(他者)か」という選択が紹介されていますねー まーこのセミネールはなんちゅーかある意味基本ですからねー こんなこと知ってても自慢にはなりませんけどねー また、そのどちらを選択するのかについてはー その2年後のセミネール「幻想の論理」と対立してるってのがー ジジェクは何度も書いてますよねーよねーよねーよねー
276 :
考える名無しさん :2007/03/15(木) 01:11:00
らさん キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!!!
277 :
考える名無しさん :2007/03/16(金) 00:20:57
厄介なる主体は翻訳がイマイチですよね 今回、2の邦訳がようやく発売されますが、訳者が同じなのであまり期待はしてません
うん。1は訳がよくなかった。 いっけん読み易い訳文なのだが、 おそらく訳者が理解できてないのだろう、 意味の通らない文章がかなりあった。 哲学思想の専門用語や既存の邦訳なども あまり調べられておらず、不満だった。 これでは安心して読めない。 2では改善されているといいが・・・ あまり期待できないな
279 :
考える名無しさん :2007/03/16(金) 12:30:23
>>277 >278
昨日、アマゾンで注文しちゃった
ユーズドでも高かったぞ
じゃ英語で読め。 何が書いてあるかは翻訳をみないとわからないが(ww 一応人物と作品の索引はついているな。
281 :
考える名無しさん :2007/03/16(金) 23:25:15
ってかジジェクの英語って哲学書にしてはかなり読みやすい部類なのでは?
282 :
考える名無しさん :2007/03/16(金) 23:26:53
ジジェクはいい翻訳で楽しく読みたいね
283 :
考える名無しさん :2007/03/17(土) 00:01:03
ジジェクの英語自体は明快で難解ではないけど、 内容はそれなりに難しい。 正確に理解するには 哲学や精神分析の相当な知識が要る。
284 :
考える名無しさん :2007/03/26(月) 13:06:31
どうも初心者です。 ジジェクは享楽だけに縛られてるんじゃなかろうか。 象徴化されない感情には悲しみとかもあるんじゃないのか。 と思ったのです。はい。
素朴でよい質問だなあ。でもラカンでは悲しみは象徴界でしょ。享楽は異なる次元にある。
286 :
考える名無しさん :2007/03/27(火) 01:17:28
厄介なる主体2、もう読んだ人いる? 訳はどうだった?
287 :
考える名無しさん :2007/03/27(火) 01:34:56
訳は相変わらず日本語としていまいち フォント大きめの割に行間字間が狭すぎで読みにくい体裁も一緒 ただ訳者解説はスロヴェニアのジジェクという観点から結構気合いも入ってるし情報量も多い とはいえ全体にりきみかえりすぎてる割にたいしたこと言ってないけど 新しい情報もあるのでそこはいいんじゃないの
288 :
考える名無しさん :2007/03/28(水) 02:29:49
>>287 そうですか。ありがとうございました。
せっかく1を持っているので、2も買おうと思います。
訳注も結構がんばってるね とはいえ色々書こうとしすぎてちょっとそれは無理矢理な注釈じゃないのとか 思う箇所も無くはないけどw 訳文に関してはジジェクの原文が透けて見えるようなところがあって あのちょっとだらだらした長たらしいセンテンスをそのまま引きずってる感じ まあベンヤミン的主張なのかもしれないけど日本語は節の掛かり具合が はっきりしにくいからもうちょっと何とかした方が いくつかの文章はその曖昧さのせいで意図が正反対にとれる箇所もあったりする 全体としては待たせただけのことはあって1よりは大幅な成長が見られるよ
290 :
考える名無しさん :2007/04/19(木) 01:02:41
そろそろageとくか
291 :
考える名無しさん :2007/05/04(金) 13:40:18
保守age
293 :
考える名無しさん :2007/05/24(木) 15:52:01 0
あげとくか
294 :
考える名無しさん :2007/05/26(土) 23:34:15 0
現実界は永遠に達成されないもの現実界は想像界を常に裏切るものという説明は 分かるんだけど 例えば将来野球選手になりたいという夢を持った場合それは想像界のことだけど 実際にプロ野球選手になれたら現実界は想像界を常に裏切るという定式から 外れることになるんじゃないのか?誰か教えてくれ
カントの「もの自体」をラカン〜ジジェクの「現実界」だとして夜目
296 :
考える名無しさん :2007/05/27(日) 01:59:01 0
カントの「もの自体」をラカン〜ジジェクの「現実界」だとして夜目 カントの「もの自体」をラカン〜ジジェクの「現実界」だとして夜目 カントの「もの自体」をラカン〜ジジェクの「現実界」だとして夜目 カントの「もの自体」をラカン〜ジジェクの「現実界」だとして夜目 カントの「もの自体」をラカン〜ジジェクの「現実界」だとして夜目
順序が逆だな >ラカン〜ジジェクの「現実界」をカントの「もの自体」として読め 現実界というのは、「夢が現実になった」とかの「現実の世界」のことじゃないだろ。
現実界というのは、あまりにリアルすぎて説明がつかず 自己意識ではとらえられないような次元ですからね。
299 :
考える名無しさん :2007/05/27(日) 22:49:24 0
>>295-298 現実界は物自体的=不可知論的なものであるから不可能な対象であって
触れられないものである、というジジェクの説明は分かるけど一方で彼は
現実界は裏切るとか現実界は失望させるとかいう言い方をしてるだろう
裏切るとか失望なんていう言葉は対象が現実世界じゃないと成り立たなくないか?
現実界(物自体?)は常に裏切るってどういう意味?
人間は現実そのものを直接とらえることは出来ない。 必ず言語化してとらえる。言語という媒介を通してとらえる。 言語は、記号どうしがある一定の関係をもって、網の目のように つながりあっている。現実とは一致しない。 このような、言語という媒介を通すことで、言語そのものの持つ 関係性に縛られることになる。かならず現実のうちのいくつかは 取りこぼされることになる。 言語によって媒介された現実を「象徴界」という。たとえば交通法規は 身近な象徴界だ。 現実界とは、この現実の象徴化=言語化の前後にあらわれる。 つまり、直接とらえることのできない現実そのものとしてと、現実を 象徴化した際に取りこぼされる「残余」としてだ。この二つを押さえないと 理解がおかしくなる。
>>294 >>現実界は想像界を常に裏切るという定式
どこにそんな定式があるの?
「物自体」と「現実界」は対応していない。
詳しくは「イデ崇」のp318-321の反省運動の三幅対を
読むといいよ。
ジジェクはヘーゲルマンセーで、ヘーゲルはカントを批判している。
「現実界」は常に裏切る」というのは、
>>300 に書いたとおり、象徴界の
残余として存在する、という定式そのものにある。
常に予想外(予想できるものは象徴界の中にすでに書き込まれている)。
ブクオフで『いまだ妖怪は徘徊している! 』を105円で買いました。 長原豊の後書きが笑える。なんだこいつ?って感じw
303 :
考える名無しさん :2007/06/02(土) 06:21:32 0
新宮一茂の「ラカンの精神分析」 斉藤環の「生き延びるためのラカン」「文脈病」 ジジェクの「斜めから見る」「イデオロギーの崇高なる対象」 などを読んで、そろそろラカン自身の本を読みたいと思ってるんですが、 セミネールなら、何巻お勧めでしょうか? なんだか、ラカンのスレが2つともさびれてる感じなので こちらで質問してしまいます。
304 :
考える名無しさん :2007/06/02(土) 18:07:06 0
>>304 有難うございます。
『精神分析の四基本概念』ですね。
『無意識の形成物』や『対象関係』は大型書店で割と良く見かけるのですが、
『精神分析の四基本概念』はどこにも無かったので、
アマゾンあたりで注文してみます。
306 :
考える名無しさん :2007/06/04(月) 16:01:47 0
307 :
考える名無しさん :2007/06/06(水) 22:20:08 0
ヤニス・スタヴラカキス『ラカンと政治的なもの』はマジ良かったぞ。 ジジェク的ラカンに近い(何せ帯にジジェクの推薦文が載ってるぐらいだし)が、 分かりやすさは圧倒的にジジェク以上。 ラカン理論の明晰にして簡潔な解説書として非常にオススメ。
309 :
考える名無しさん :2007/06/11(月) 15:11:53 0
>>308 松浦よりも長原のほうがひどいと思うが・・・
まぁジジェクの翻訳で鈴木さんのが一番読みやすいのは間違いない。
310 :
考える名無しさん :2007/06/11(月) 17:27:21 0
とはいえ鈴木晶もかつかつの銭ゲバで、奴がギャラでごねまくったおかげで 「イデオロギーの崇高な対象」の出版があんなにも遅れたわけだ。 まあちゃんとした仕事してるならごねても良いけどねw
312 :
考える名無しさん :2007/06/11(月) 23:51:12 0
それはもう飽きた
313 :
考える名無しさん :2007/06/11(月) 23:52:27 0
>>310 あのー、素朴な疑問なんだけど、そういう内ネタを知っているあんたはだーれ?
315 :
考える名無しさん :2007/06/12(火) 09:42:16 0
>ジジェクの英語は易しいと書いたが、その割には日本語訳は読みやすくない。 >とくに青土社から出ている松浦なんとかさん訳は、どうしようもない。 >どうしてこんなに読みにくくなるのであろうか。
317 :
考える名無しさん :2007/06/26(火) 14:31:40 0
318 :
考える名無しさん :2007/06/27(水) 20:09:02 0
全部文庫にしたれ
319 :
考える名無しさん :2007/06/27(水) 22:13:10 0
とりあえず『仮想化しきれない残余』『為すところを知らざればなり』を なんとか復刊してもらいたいところだ
>>319 それどちらも、ジジェクの邦訳で代表的な悪訳。
復刊するなら、訳者を変えて、新訳で復刊すべき。
321 :
考える名無しさん :2007/06/28(木) 08:46:04 0
晶ちゃんの新訳で文庫化したれ
322 :
考える名無しさん :2007/07/01(日) 00:57:59 0
ジジェクの本では、やはり彼の思想の原点である『イデオロギーの崇高な対象』が一番だと思います これが鈴木晶さんの翻訳にて出版されていることが何よりの救いです
この数十年間で日本の政治思想・評論業界は孤絶し、かなり立ち遅れてしまった。ドイツとフランスの 古色蒼然たる百年前、二百年前の政治思想の本を。訳も分からないまま読み続けてるのが現状だ。 全くヒドいものだの一語につきる。 日本の八十年代の言論を圧倒したフランスの構造主義の大家 ミシェル・フーコのような、現代ものでも、かなり癖のある思想・哲学なのであって、本当はフーコや、 ジル・ドゥールズらの思想は 「人文」である。文学あるいは文化研究なのだ。政治権力なるものを 生まで扱う学問ではない。現在のフランスやドイツの本当の最高の知識人たちとは「どうやったら、 自分たちが、アメリカの支配から脱却できる」を本気で考えている人々だ。日本知識人は文化研究 しかできない人々だ。 副島隆彦「日本の秘密」
324 :
考える名無しさん :2007/07/01(日) 09:41:39 0
あ、 「人類の月面着陸はなかったろう論」副島隆彦 で超弩級の赤っ恥をぶちかました副島さんですね 陰謀論が大好きな方のようで トンデモ力を発揮して がんばっていただきたいです
325 :
考える名無しさん :2007/07/03(火) 16:15:38 0
Amazonの検索、何かおかしくない? 和書で「ジジェク」って検索しても12件しかヒットしないんだけど
326 :
考える名無しさん :2007/07/03(火) 20:08:26 O
アマゾンにも、ジジェク(笑)扱いされてんじゃないの?www
327 :
考える名無しさん :2007/07/03(火) 21:18:06 0
>>326 いや、それがジジェクだけじゃないんだ
いちいち名前は挙げないが、他の著者でも同じような現象が起こってる
しかもジジェクの場合には、和書に限定せずにアマゾン全体から検索すれば
ちゃんと全著作がひっかかってくるんでまだ良いんだが、
なかにはアマゾン全体から検索してもひっかかってこなくなってしまった著作もある
(著書名でググったらちゃんとアマゾン内のページが出てくるから、
アマゾンから消えたわけじゃなさそうなんだが・・・)
328 :
考える名無しさん :2007/07/03(火) 21:59:10 0
>>327 和書の一部が洋書に誤って分類されているのが原因と思われる
329 :
考える名無しさん :2007/07/05(木) 00:35:32 0
アマゾンの検索なおったな
330 :
考える名無しさん :2007/07/16(月) 04:05:52 0
このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20) 【シャベルマン】スンヨプ伝説192【スングサブ】 [ハングル] w
文庫化した『否定的なもののもとへの滞留』を読んだんですけど、 「対象小さなa」という訳語に違和感を覚えます。「対象a」でいいし、 あるいはせめて「対象小文字a」位でいいじゃないかと思いました。
あと巻末の注釈が(時に本文より)面白いのがジジェクの特徴ですね。
334 :
考える名無しさん :2007/07/21(土) 03:29:53 0
いろいろ大変なんだ 邪険にするなよ
335 :
考える名無しさん :2007/07/21(土) 15:04:05 0
>>331 べつに自分なりにしっくり来る訳語に置き換えて読めば良いんや
そしてできるなら原書にあたったほうがいいよな
337 :
考える名無しさん :2007/07/22(日) 01:10:08 0
そうだな まぁ鈴木晶のは訳も良いからあまり問題ないけど、それ以外のはなぁ とくに長原と松浦のは原書必須w
長原豊って、あんな語学力でどうして仕事来るんだ? 出版社のお偉いさんの息子だったりするのか?
339 :
考える名無しさん :2007/08/20(月) 22:06:55 0
ジジェクの次の新刊は何だ
そういや最近訳書も出てないな〜
新刊よりも、新訳のほうがまちどうしい。 (新刊が酷い訳でない、という保証は無いし)
342 :
考える名無しさん :2007/09/06(木) 09:59:08 0
松浦=トンデモ訳 長原=エゴエゴ訳 前者は内容がわかってない 後者は自分の考えを投影することしか頭に無い どちらも原著の内容を破壊する犯罪的行為 特にエゴエゴ訳は原著の内容を訳者に都合よくねじまげ 別の本にしてしまうという点ではタチが悪い
確かにあんな電波な文章を書いてて、なぜに長原に仕事を回すのかさっぱり分からん。 単純に編集者の見識を疑うよ。 ま、人文・思想系の業界全般のレベルが全体的に低いってこともあるんだろうが。
>>343 電波であるがゆえに、電波編集者を引きつける力もすごいんじゃね?
345 :
考える名無しさん :2007/09/06(木) 14:05:39 0
松浦の訳ってそんなにトンデモ? 快楽の転移と幻想の感染を読んだ限りでは、それほど悪い訳文でも無いと思うが。 長原訳のはまだ読んだこと無いから分からないけど。
346 :
考える名無しさん :2007/09/06(木) 16:43:20 0
キャサリン・ベルシー『文化と現実界』(青土社) この本に書かれてるベルシーのジジェク批判って妥当なのかな? 見解相違の最たる部分はラカンの〈現実界〉をどう捉えるかにあるような感じなんだけど。
>>345 松浦訳で最悪なのは「仮想化しきれない残余」だろうね
この人哲学の素養がほぼゼロなので、ジジェクが踏まえいる
ドイツ観念論の思想やそのニュアンスを全く取り損ねて訳してる。
長原と違って、訳文自体は「正しい日本語」なので、
訳で読む人は十分用心する必要あり。
348 :
考える名無しさん :2007/09/06(木) 21:42:39 0
たしかに 長原のは自分のあの変態文体そのまんまんだから 警戒できるんだよね だけど、松浦のは一見ふつーに見えるから そういう意味では危険 河出がついに『千プラ』を文庫化という噂があるけど それより『イデ崇』を文庫にしてくれないかなー
349 :
考える名無しさん :2007/09/07(金) 00:59:57 0
>>347-348 そうなのか・・・・
その感じだと、俺が読んだ快楽の転移と幻想の感染もヤバそうだなw
やはり原著に直接当たったほうが良いか。
『イデ崇』文庫化賛成!! 文庫化するなら今度こそ ラクラウの序文もちゃんと訳出してもらいたい。 (邦訳ではなぜか省かれている)
351 :
考える名無しさん :2007/09/07(金) 04:13:09 0
文庫化してくれ?? そんなこと言う以前に何で怒らないの? 『千プラ』を¥ 7,035 で売りつけていた連中に。 ヨーロッパで買えば10€なんだぞ?
352 :
考える名無しさん :2007/09/08(土) 11:19:14 0
いや、 『イデ崇』が文庫化されてから怒ることにしてるんだ それまでは河出拝跪
>>351 たしかに、(文庫化してほしい哲学書スレに書き込むべき内容だが)
日本の学術系・思想系その他のこのへんの本は、廉価化の動きが無さ過ぎる。
意地でも外国語覚えて、原著だけ買いたいと決意してしまいたいぐらいに酷いよな。
かといって、訳語や訳文のチェック機能やそれを徹底化するwebの動きもろくにないと来ている。
廉価化はできなくても、こうした工夫・努力・運動ぐらいあってもいいと思う。
長期的に見れば、出版社も読者も受容傾向も得をするはずなのだから。
354 :
考える名無しさん :2007/09/08(土) 15:02:01 O
ネットにラカンのセミナーとかどんどん公開されてるんだけど、 その日本語衛星サイトは出てくる気配もないね。 日本の人文系アカデミズムは出版社と構造的に癒着してるから むしろそういう動きを妨害する側にまわって翻訳を高値で売り続けようとしてる。
セミネールとか、ほとんど全部手に入っちまうよな。 仏語苦手だから対して読み進めてないけど。 あと、構造的癒着問題は結構深刻で、ミレールが版権管理してるんだよ。 だから、翻訳の許諾にも一枚噛んでる(昔、その件で赤間が指摘していたけど)。 ミレール権利関係の日本支部がいま岩波になってるってことね。
356 :
考える名無しさん :2007/09/08(土) 18:21:21 O
岩波かあ。。。
>>354 貴重なご意見として拝聴いたしました!
これからにご期待ください!
日本語化してどんだけ売れるのかよく考えてみ
>>355 で言ってたミレール問題ってのは、諸ラカンサークルvsミレール側での
ラカンのセミネール正規版のヘゲモニー争いにおいて、
フランス国内での修正版・充実した海賊版が前者から出されようとも、
翻訳権を与えることができるミレールが強く、アジア圏や英語への翻訳でミレールがいかに優位に立つのかを
考えていないことが不味い、国内的な問題にとどまりようがない、という赤間の指摘なんだけどね。
>>354 は日本国内研究者−版元−利益 という構造で考えてるけれど、
焦点は利益じゃなくて国内外の研究者人材が、重層決定的にw ミレール一極になってるじゃないかと。
あと、「利益を一切見込めず、書籍刊行の可能性も薄いですが、面倒な翻訳をしますか?」
と問われて、わざわざやる人はあまりいないだろうなぁ…。
簡単に翻訳できるテキストではないからなおさら。
360 :
考える名無しさん :2007/09/24(月) 01:22:44 0
『How to read Lacan』翻訳の企画は無いのか? 今ならけっこう売れると思うが
ジジェクの翻訳ラッシュもやっと終わったのかね
続きはWebで!
ジジェクはフランスではその他大勢の扱いに近いよ。 まあ、ラカン派の本が多いからなフランスでは。 それにジジェクは社会学者というくくりで捕らえられている。 実際、社会学者だけどね。
その他大勢の、らでございますー ジジェクは、デリダの脱構築以外の成果を 宗教的に「開かれて」いくこととして強調していますが ラカンとガタリの中間的に存在する「精神分析家」のデリダを やり損なっている印象がありますですねー そのへんがジジェクののりしろとしてありそうな気がしますますねー
365 :
考える名無しさん :2007/10/01(月) 00:42:52 0
>>359 ミレール一極とかどうでもいいんだが、
そういう話を持ち出すなら端的な事実を説明しないと。
いまじゃ英訳のエクリは16ドルで買えるのに、
日本だと合わせて2万近くもするってこと。
この差をミレール一極ヘゲモニーというので説明してもらわないと。
内外価格差15倍となると市場規模の問題じゃないでしょ。
>>358 その論理で回っていることが話題になってるのにバカでつね。
価格決定にミレールは関係してないだろう。馬鹿ですか。
369 :
考える名無しさん :2007/10/02(火) 23:05:20 0
宗教的に「開かれて」いくこととして強調していますが 無宗教の宗教的ということですよね?
370 :
考える名無しさん :2007/10/03(水) 21:00:23 0
ラカン、デリダのつなぎって、郵便論で、目的性についてですか?
371 :
考える名無しさん :2007/10/03(水) 21:21:09 O
坂本龍一で「アグア」
いや、宗教の宗教的です。むろん宗教としてではありません。
364(というよりジジェク)が言及してるのは『死を与える』でしょうね。 ってことは「死」とその向こうに見え隠れする「神」と「接続」する役割の重要性、 つまりは死んでも消えないカント的「責任」をもって 主体が「開かれていく」ってことじゃね?
なんでジジェクスレって伸びないのかねぇ。 ジジェクくらいわかりやすい思想家もいないだろうに。
375 :
考える名無しさん :2007/10/19(金) 01:22:18 0
ジジェクは英語で読めばいい。翻訳は訳にくせがあるし、出るのが遅くてダメ。
そうなんだよな。ジジェクはスピードが大事。
378 :
空談 :2007/10/26(金) 16:04:11 0
>>58 オシムの「肉でも魚でもない」は『精神現象学』序論にある言葉です。
379 :
考える名無しさん :2007/10/26(金) 21:12:15 0
へええ 向こうは教養の基礎レヴェルがちがうな
381 :
考える名無しさん :2007/11/01(木) 02:46:42 0
382 :
考える名無しさん :2007/11/01(木) 07:18:22 0
身体無き器官って読んだ人います? ドゥルーズ読みたいのだが、入門書になるでしょうか?
383 :
考える名無しさん :2007/11/01(木) 07:24:09 0
翻訳は訳者の意向に捻じ曲げられております まあ、冷静に読めばなんとかなるでしょうけど
ドゥルーズ=ヘーゲルって切り口はそれなりに面白かったしまぁアリかな、と思う そういやジジェクってベルクソンはどう評価してるんだろ?
385 :
考える名無しさん :2007/11/01(木) 13:19:15 0
>>382 ドゥルーズ論の入門書として読もうとしているなら、あんまり適してないかも
あれはあくまでジジェク的に読み替えたドゥルーズ論だからね
386 :
382 :2007/11/01(木) 16:20:32 0
ありがとう。まだちょっと敷居が高いかな。 ドゥルーズ=ヘーゲルって切り口なんだ。ドゥルーズって ヘーゲル大嫌いだった気がするんだが、面白い切り口だね。 もう少しジジェク自身の単著を読んでからにします。
387 :
考える名無しさん :2007/11/04(日) 15:35:22 0
よし
>>378 海のものとも山のものとも分かりませんな
389 :
考える名無しさん :2007/11/08(木) 15:06:46 0
「否定的なもののもとへの滞留」ってどうよ。 本屋で立ち読みしたけど意味がさっぱり分からんかった。 この本、解読できた人いる?
>>389 翻訳に多少難あるけど「イデ崇」に並んで初期の代表作だよ。
これが解読できないなら「厄介なる主体」まで辿り着けないから、頑張って読んで味噌。
391 :
考える名無しさん :2007/11/27(火) 11:55:08 0
ジジェクノケツマンコage
392 :
考える名無しさん :2007/12/13(木) 08:51:09 0
ジジェクノケツマンコage
>>381 How to Read Lacan の翻訳きたね。
近刊情報でてた。
『ラカンはこう読め!』
スラヴォイ・ジジェク
紀伊國屋書店 1/下 ¥1,890
>>393 マジ!?うおおー!
こりゃあ絶対に買いだぜ!
395 :
考える名無しさん :2007/12/13(木) 16:33:28 O
ジジェク(笑)
翻訳は鈴木晶か。変なのじゃなくてよかったw
鈴木晶さんの翻訳なら安心だな。 出版社も訳者の選定には気を付けたようだw
398 :
考える名無しさん :2007/12/21(金) 23:32:31 0
ジジェクはラカンや自己の哲学の説明として映画を分析してみせるけど 日本のゲームの方が相応しいのが多いぞと教えてあげたい メタルギアソリッド3でのボスは国家を裏切るがそれは国家への最大の忠誠の証だったり FF10のシンを倒すことが自分自身の滅亡を意味するなんてところは あなたの中にあるあなた以上のものを愛するが故にあなたを壊すや 愛の最大の表現方法は裏切りである、などを完璧に表現してると思う
399 :
考える名無しさん :2007/12/22(土) 00:20:30 0
個人的にはジジェクに新世紀エヴァンゲリオンを見せてみたい。 どんな分析をするか興味津々。
神学と精神分析の知識がちょっとでもある人間から見れば、エヴァなんて「お勉強しました」感が見え見えで恥ずかしい。
「庵野は確信犯だ」って斎藤も言ってたよね、たしか。
ラカン云々は別にしてエヴァはつまらない
>>39 なんか久々に柄谷の文章で腑に落ちたよ
>デカルト的主体の批判はポストモダニズムに共通する。
互いに一致するはずのなさそうな諸学派が、この点では一致している。
啓蒙(けいもう)的近代を否定するニューエイジ神秘主義者やエコロジストから、デカルト的主体から「存在」に向かったハイデガー、コギトを言説的虚構とみなす脱構築主義者、対話を通した間主体性を提唱するハーバーマス、コギトに男性的な支配を見いだすフェミニスト……。
(中略)では、こうした「反デカルト的主体」の大合唱は何を意味するのか。
端的にいって、「懐疑」の放棄である。
つまり、現在のグローバルな資本主義とともに生じた事態、あるいはリベラル民主主義に対する、懐疑の放棄である。
たとえば、多文化主義者は、「超越論的主体」に対抗して、女性という主体、ゲイという主体、民族という主体などの主体の多様化を歓迎する。
だが、多文化とは、グローバル資本主義による均質化の結果にすぎない。
多文化主義は、資本主義的現実を政治経済的な視点から考えることを放棄させる。
それこそ、「デカルト的主体」の放棄にほかならない。
均質空間とは柄谷の初期からのキーワードだが、昨今の唱えられる多様性が実は均質空間での無償の饒舌でしかないのを指摘しているのは鋭い。
ただ「超越論的統覚X」の具体性はなんなのかはよくわからない。
それは柄谷が頭が悪いのではなくてわれわれの問題でもあると思うのだが。
ジジェクスレとは無関係な話題だが、こんな雑駁さをジジェクは好むはずと思うのだが。
404 :
考える名無しさん :2008/01/04(金) 08:51:06 0
> 端的にいって、「懐疑」の放棄である。 現実には柄谷にとって、 懐疑の放棄=NAM だな。 言ってることの矛盾が話にならない。
>>404 そのNAMを放棄したのが柄谷なのだが。
NAMネタで柄谷の首を取ったつもりでいる奴らは是非NAM解散について1册の本を出してもらいたいものだ。
スレ違いなのでこの辺で。
406 :
考える名無しさん :2008/01/04(金) 15:54:59 0
全然放棄してねえだろう。 いまだに彼は妄想追ってる。 バカなのは全部会員で、自分一人だけ正しい、即ちNAMだと 傲慢に信じて疑わない。そこには人生賭けた妄想があるだけで 懐疑の微塵も見当たらない。一個の人間にとっては恐ろしい終末だ。 是非ともジジェクには、鉄パイプの一本でも見舞ってもらいたいw
ラカン云々は別にしてカラタニはつまらない
>>407 そんなことないと思うけどな。
世界的に見ても、ジジェクと同じくらい刺激的な人だと思うよ。
まあ、最近はどうもトラクリの焼き直しみたいのが多くてマンネリではあるけど。
少なくとも世界のほとんどの人はカラタニを刺激的だと思ってないよ
迫り来る革命の中で物心性が商品化されている究極の例として 日本では女子高生のパンツが自動販売機で買えるってことを上げてるけど この情報正しいのかよw見た事ないぞパンツ自販機なんてw もしあったとしても極一部のギミックとして存在してるだけで 日本にとって常識的なことじゃないだろ
411 :
考える名無しさん :2008/01/28(月) 21:49:08 0
>>410 記述する対象(この場合は日本)について一知半解なことから来るそういった勘違いは、
ジジェクの著作中の様々なところに散見される。
だがそれによってジジェク思想そのものが全くデタラメだという事にはならない。
ガチャガチャを知らんのか?
413 :
考える名無しさん :2008/01/29(火) 01:10:58 O
エピソード名 「沖縄で泥縄」 スピヴァクという偉いポスコロの大センセイが来日。沖縄とかいう辺境でも講演してくださることに ↓ 大センセイ、せっかくだからサービスでこの辺境(沖縄)についても触れるか ↓ でもそんな辺鄙な所のことよくわかんないから・・・ 盗作・剽窃しちゃお! ↓ 盗作した相手(英語の論文を書いた日本人)が当日参加するらしい。ガクブル ↓ 体調不良ってことにして、さぼっちゃえ w >>> スピヴァックとかジジェクとか、二昔前の日本の知識人だったら洟も引っ掛けないような「第三世界・二流」知識人でしょ。 いちばん笑わせてくれたのがこのくだり: 「彼女の仕事は「泥縄といえばそのようなところがある」と鵜飼さんは説明しました. (…)彼女のその日一日の様子が話されました.講演のためにサリーに着替え, メディテーションにはいったそのあと,彼女と電話連絡ができなくなったとのことでした.」 サリーに着替えてメディテーション……なんやねん。この人は、数十年欧米世界に 暮らしていて、いまだに「インド性」を拠り所にしてるのかね。
414 :
考える名無しさん :2008/01/29(火) 02:24:50 0
「ラカンはこう読め」、Amazonでも注文できるようになったね
>>413 スピヴァクをかばうわけじゃないけど、サボったのに何で盗作がばれたの?
>>413 まず、なぜスピヴァクとジジェクを並列しているのかが謎だな。
カルスタ・ポスコロの話題でジジェクの名前が唐突に出てくるというのも妙な話。
いったいどういう文脈でジジェクの名前がそこに出てきたのか。
そもそもスピヴァクをはじめとするカルスタ・ポスコロとジジェクとでは
レベルが違いすぎて話にもならんだろうに。
もちろんジジェク>>>>>>(超えられない壁)>>>>>>スピヴァク
やっと店頭に出ましたね。
418 :
第三の波平 ◆q5y3ccmqnw :2008/02/02(土) 00:21:41 0
でましたね
419 :
考える名無しさん :2008/02/02(土) 15:24:19 0
封印されしエクゾディアとコネクションがあるってスゲーな
おおおおおっ やっと出ましたなー とはいえ今は「否定的なもののもとへの滞留」を三度目の読み直し中でー なおかつ立木センセのも読み直し中でー さらにこれを読み始めると夜も寝られなくなっちゃいますなー てゆーか東京は大雪でんがなー、ぎゃー しかしやはり「こう読め」の鈴木晶センセの訳は相変わらず読みやすくてラブリーー これはきっと日本語の力の差でしょうねー
421 :
考える名無しさん :2008/02/03(日) 21:27:54 0
ジジェク「これがオレのオベリスクだ!ワハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
>>420 ご無沙汰
まあそうなんだけどね>>鈴木晶
本の性格上、ジジェクの論理がそれほどツイストしてないってのも
読みやすい要因だろうね。
で、新刊はいかが。買うか迷ってる。
ラカン入門というよりジジェク入門でしょ・・・。 判断はお好きなように・・・。 ご利用は計画的に・・・。 安いし読みやすいから、普通は買うと思うけどね・・・。 自己責任で・・・。
迷うくらいなら買わないほうがいいのでは?
427 :
考える名無しさん :2008/02/05(火) 21:18:05 0
なんか例えが逆にわかりにくくなってる 想像界と現実界
(笑)
429 :
考える名無しさん :2008/02/05(火) 23:37:27 0
ジジェクは社会学者で評論家だからね実際は 「ラカンはこう読め!」も精神分析の本ではないよ これ買って読んだ人は、またラカンを誤解するんだろうな まあ、本来はミレールが入門書を出す義務があると思うけれどね。 「ラカンはこう読め!」=部分的ラカン抽出本 だな
430 :
考える名無しさん :2008/02/05(火) 23:51:29 0
>>424 あんたほど知識のある人は特に買ってまで読む必要は無いんじゃないかな
ラカン入門かジジェク入門かはともかく、入門書であることは確かだからね
ラカンなんてどう使うかだろ そもそもラカンは誤解されて当然の書き方してる
>>430 お褒めにあずかりありがとう。
立ち読みした限りは、ラカン入門というか、いつものジジェク本。
ようは他の本と比べて、おもしろいかということです。
読んだ人がいれば、感想として。
目次とか見る限り、また過去本の繰り返し? と思わざるを得ないんだが、新しいネタはあるのかな?
>>430 馬鹿か? 波平程度の無知が見抜けない奴のための入門書だ
436 :
考える名無しさん :2008/02/06(水) 17:46:54 0
>>433 >>435 こんな所に来てる暇があったら本読んで勉強したらどうかな?
波平の議論についていけずに必死な初心者さんたちよw
>436 気味悪い・・・
439 :
考える名無しさん :2008/02/11(月) 11:23:58 0
440 :
考える名無しさん :2008/02/12(火) 01:14:36 0
私はむしろ、あの新書では、巻末付近にある、 ジジェクがイラクに好意的に受け入れられているとか、 中東のハイクラスのエリート層がハイデガーやアレント読んで対抗言説組もうとしてるとかいう 逸話の話とかが面白かったな。爆笑しながら読める本なんだけど。 というか、二人に混ざって「おいおい、そりゃねーだろ、こう考えた方がもっとおもろい!」とかジジェクに話しかけたくなる本。 で、kagamiが言うような「政治・哲学系統の話もつっこめないインタヴュアなら、せめてオタク話でも対応しろよ」 というのは、(そういう視点で見てなかったので)なるほどね、とは思ったけど、 それはどうなんだろうねぇ。オタクにとってはそういう言説が欲しいんだろうけどさ、 ジジェクのスノッブなテクノロジー文化洗練論と、現状のオタク言説ってそんなに交差するんだろうか。
全体としてみればあのインタビュアー聞くべきところをバランス良く突っ込んだ有能な女だったと思うよ まだ若いのに ヲタクはそういうバランス感覚や全体的構成に目がいかないよねっていうか いったらヲタクじゃないよねっていうかw
443 :
441 :2008/02/12(火) 07:56:25 0
うん、全体としてみれば割といいインタヴュアだったっていうのは、同感。 むしろkagamiの記事見て、「あれ、そんなにひどかったっけなぁ」とか思ってしまって。
むしろ、こういうツッコミをするのがオタクの常道なのだと思われ (彼らの大文字の他者はそういうものらしい)
446 :
考える名無しさん :2008/02/13(水) 18:48:34 0
>>439 反応を見ていて「嘲笑しないのが俺の主義。笑わないでマジレスさ」と思っていた。
読む前は。
ぎゃははははwww
これはひどい!
本田透とジジェクを同じ机に並べるあたりが底の浅さを感じさせるね!
で、最後に森ひろしですか!
浅田彰≒ジジェク
で、どうなの? 「羅漢はこう嫁」の感想は?
446ってかなり痛いねw
451 :
考える名無しさん :2008/02/21(木) 09:22:14 0
ジジェクノケツマンコage
欲望が裏切られることが幸せの名称である、とジジェクはいうけど それは挫折や失敗を幸福だと価値転換するルサンチマン的な所業じゃないの? 幸せは対象aに属していて手に入れることができないのならつまり 全ての人間の人生が結果的に幸福な人生だということになるし むしろ幸せではない人間というものが存在しないことになると思うけど
「幸せ」なんてどこで言っとるんじゃ。 enjoymentのことか?
456 :
考える名無しさん :2008/02/22(金) 02:12:17 0
> 欲望が裏切られることが幸せの名称である、 キリスト教的な意味の構造ならば、そういうこともあるかもね。
>454 それじゃ答えられないので、引用元を教えてください。 前後の文脈でその「意味」が180度変わる可能性があります。
どうなんでしょう。 「ラカンはこう読め!」の感想はいかがですか。
459 :
考える名無しさん :2008/02/27(水) 01:56:25 0
ジジェク入門書がまた1冊加わったって感じかな? 『ジジェク自身によるジジェク』それにトニー・マイヤーズの『スラヴォイ・ジジェク』に加えて
ジジェク自身が語る〜で自分は不遇だったが今から考えるとだからこそ今に 繋がったから良かった的なことを言ってるけど、迫り来る革命では自分自身を 精神分析することは絶対できない!と言ってる。してんじゃん! それにジジェクが語る〜のラストの章でイデオロギー批判のためには苦難を正当化 してはいけないと言ってるけど 自分がこうなる為には不遇の20代が必要だったと言って、自分の苦難を正当化 してんじゃんw自分の20代の時の苦労には何の意味もないって言えよ!
>460 すまん。日本語で書いてくれ。
460 よくわからんなあ。 前段は「今から考える」イコール「精神分析」と考えているのか? 後段は「苦難を正当化しないこと」と「苦難が必要なこと」が矛盾すると考えているのか? 自分で少し整理してから書いて欲しいな。
463 :
考える名無しさん :2008/02/27(水) 16:33:48 0
ジジェクの何が凄いのか教えて。 何でもかんでも三界と対象aに落とし込むだけの素朴な還元論者にしか見えない。 全てを抑圧された性欲で説明しようとするフロイトの一番悪いところがラカン経由で伝わってるような。 まだフロイトには、そこからいろんなものが生まれ育つような土壌の豊饒さがあったけど。
つまり得意のジエンがでたんだww
>>463 のジジェク批判自体が門切り型な点について(ry
468 :
考える名無しさん :2008/02/27(水) 21:50:48 0
あほか。 なおさら波平じゃないかw
470 :
考える名無しさん :2008/02/27(水) 22:19:15 0
ホント、ひどいなこいつ
471 :
第三の波平 ◆q5y3ccmqnw :2008/02/27(水) 22:47:23 0
このスレには、らさんがいるではないか。 らさんに聞きな。 だがくれぐれもしろうとには聞かないように。 いじめになるから。
>>420 自分も今『否定的〜』文庫版読んでるんですが、
誤植多くないですか?
表象を表彰とか、オランダ人とユダヤ人が逆じゃないかとか、
まず、あからさまな奴が多い。
そうなると、あからさまで無い奴がどれだけあるのか。。。
かなり気になりますよ、文章が複雑なだけに。
内容も絡むとさらにややこしくて、
ここの「それ」ってエスのことじゃないかとかならまだましで、
ここ、読点じゃなくて句点じゃないのかとか思った日にはもう。。。orz
>471 >472 い い 加 減 に し ろ w
475 :
考える名無しさん :2008/02/29(金) 01:18:59 0
>>473 ジジェクの翻訳は鈴木晶さん以外はイマイチだからな。
とくに長原は危険すぎるww
476 :
考える名無しさん :2008/02/29(金) 22:23:45 0
>>473 どもどもどもー、らでございますー
あー誤植ですかー、誤植ねー、誤植ですねー、誤植ですよねー
「こう読め」にも、単純な誤植が結構あるような気がしますねー
ただ、ジジェクを読む場合は「大学的言説」として読む必要はありませんのでー
変だと思った箇所は自分なりの解釈で読み替えればいーと思いますよー
印刷物が正しいなんて保証はどこにもありませんしー
むしろ、自信を持って間違える、ってなことが大切じゃないですかねー
デリダを読むのと同じ姿勢ではいけないと思いますー
「誤らない者は彷徨う」ってラカンも言ってますしねー
どんどん誤りましょー
そーやって人間は成長するもんですよー
常に正解は一つ、というわけじゃないしねー
そーいや昔『エクリ』というとんでもない訳書がありましたがー
・・・なんつーか、ノーコメントというコメントですねー
477 :
考える名無しさん :2008/02/29(金) 22:24:31 0
誤植の問題はジジェクや訳者のせいではなくー 編集チームの皆さんに責任ありますよねー とはいえ、ジジェクのロジックは突然爆発的にぶっ飛びますので 分析哲学系に比べれば、編集さんの仕事は、極めて大変だとは思いますがー お気の毒ですー あと自演ていうのは自作自演でそれらしくスレのレスを構成することですよねー あー「スレのレス」ってなかなか素敵ですねー、カバのバカー、うひうひうひひー いーんじゃないですかー、どんどんやればー 2ちゃんねるというのは元々そーいう存在だったし それを実践するしないはともかく、否定することはないと思いますねー 荒れない程度なら、空虚でも盛り上がるってのも大切ですしー おのれの自演をあきらめるなーってラカンも言って・・・ないですねー まー気にせず、またーりいきましょー
あら失敗しましたー 失礼失礼ー
検閲の役割は見かけよりもはるかに両義的なのだ。
480 :
考える名無しさん :2008/03/02(日) 16:00:23 0
「ら = ぴかぁ〜」説が匂わないか?
481 :
考える名無しさん :2008/03/03(月) 02:54:53 0
匂うような匂わないような
ぴかぁ〜てだれよ?
らは臭いんだなw
>482 ぴかぁ〜=波平
485 :
考える名無しさん :2008/03/04(火) 01:11:18 0
,.-==…- 、 ,. ィ.:;;ィイニ三ミミy'ミヽ、 __ _ ,.ィイ ``ヽく ,/;;;ィ彡三三ミミ'ィ彡ミ,  ̄`` .〃 ; j〈;;;ィ彡三三ミミ'゙,ィ彡ミ', り; ,′ ,r<ミシ jいミy彡'´`ヾシ彡ミミミ;;ト、 }1;,' ``ー-y'´ ',::::jソミ' ,'´ )^)ノ;シ′ >….::;; ,′;;', ,入 V''7r' ,:',,z-、、,,, /′,r'" .::;'´ i; ;;~`ヽ i ,.イ ,;;;; `ー=''` ,r==7 / .;;' l; ;; ', i、_ノ i ;;;;;;、 ,::;' ,'゙゙゙゙7"´1 .:;;' .V/ ` , .::′ `ヾi ';;;;;;;;;、,,r彡、_ノ,,/ 1 .:;;' i1 ,..イ `ヽヾ;;;;;;;;;;;:`ー'シ′ 1ィイ彡;;;;. i1 ミミy′ `ヾ;;:;;;;;r'゙ j毟彡;;;/ i1 `ミミy'′ jミミミヲ´ .i1 .:;ィ毟;:. i ;. ,′`y′ i1:::::. '゙゙゙'`1::::::. ! ;;. ,′ ,′ .l.::::::::. 1::::::.;;。;; ! ;;. ;;。;;i ,.′ スラヴォイ・ジジェク(1949年 - )
486 :
考える名無しさん :2008/03/04(火) 10:17:53 0
「ら = ぴかぁ〜 = 波平」 vs 「しろうと = 純一」 ってことでいいですか?
487 :
考える名無しさん :2008/03/04(火) 13:44:51 O
ら>波平>>>しろうと>>>>>>>>>>じゅんなんとか
488 :
考える名無しさん :2008/03/05(水) 23:26:54 0
ジジェクはイデオロギー批判のやり方や重要性を強調してるけど そもそも何でイデオロギー批判をする必要があるの?
アルチュセールの影響
>>488 そりゃ、イデオロギーに無自覚なまま、ユダヤ人大量虐殺しちゃった連中とか、
しょぼい島国のくせに勘違いしてアジアの王様になろうとした連中がいるからじゃないの?
最近では、共産主義なのに貧富の格差がすごい国とか、世界の警察を自称して大量虐殺を行ってる国なんてのもあるしね。
二度とこんなもんに騙されないようにしましょうってことだ。
彼氏彼女のジジェク
はいはいはいー なんだか知らないうちに三位一体の1部になってしまったらでございますー、どもどもー さてさていろんな人と同一化しつつも、ってホントかよー まー、やはり一人ひとりの個性が必要でしょーからー 皆さんがよく知っていることを含んでますがー、チラ裏を書きますねー ジジェクの功績の一つはー 精神分析なんか古くなって無効だと思われている、快楽主義的な現代社会においてー 「今こそ精神分析が有効なんだーっ!!ファッキューッ!!」とー 大声で叫んだことなんじゃないですかねー まーそれはもともとラカンが言っていたっつーよりー ミレールなど一部の弟子以外、あまり理解していなかったっつーかねー それをジジェクがミレールから受け取って持ち前のぶっ飛び変態論理に乗せて展開したおかげでー (さあさあさあ寄ってらっしゃい見てらっしゃいー親の因果が子に報いー さー、かわいそうなのはこの子でございー、と言ってエレファントマンを見せるがごとくですねー) 庶民的ラカン派の語り部になってしまったっつーかー それからですねー、 ラカンから遡行したフロイトが本来のフロイトではないようにー ジジェクから遡行したラカンは真のラカンとは言いがたいですよねー なんつーか真のラカンではなく新しいラカンの創出とでも言いましょーかー (その創出されたものを「真だ」というか「新だ」というか「死んだ」というかはー われわれ読み手に委ねられていますけどねー) このよーにいま世界で流行の原理主義から抜け出す一つのサンプルとしてもー ジジェクは楽しいですよー、うきうきうききー、うきうききー
493 :
メタピ ◆p1AdJ397o. :2008/03/08(土) 09:54:29 0
ジジェクの海外の評価は知らないのだけれど、 日本のポスモダ思想、いわゆる浅田回りにはとてもよく受けいれられたよね。 東が反ラカン、デリダ、動物化なら、ジジェクはラカン回帰 みごとにはまった。
日本版ジジェクはマサチさんで決まりですね
>494 決まってないと思うよ
斎藤環だろ!!
いや、やはりどう考えてもタマキよりマサチですよ 理論構成といい話の運び方といい
なぜ「日本版ジジェク」が必要なのか、よくわからない
内田樹は? タマキ・マサチ・タツルって語呂がいいな。
三人とも名前が読みにくい共通点が
トリオ漫才
三人ともボケでツッコミがいないな
一応マサチがツッコミかな? 第三の審級ということで。
笑い飯の三人版、 トリプルボケのトリプル突っ込みで漫才界を席巻だな
タツルがぼけて、タマキがつっこむ、マサチはおいてけぼり、ってのはどう?w
タツル「ラカンはんが言ってまっせ。「女なんて存在せーへん」。せやから、フェミニストなんておりまへんのや」 タマキ「何でやねん。そーいう意味ちゃうわ。お前ラカン読んでへんやろ」 マサチ「第三の審級が…」 タツル&タマキ「お前は黙っとけ」
マサチってよく知らんな >506 それオモロイやんw
マサチ「マサチでーす」 タマキ「タマキでーす」 タツル「タツルチャンでーす」 三人「三人揃って「ラカン・カンカン」でーす」 タツル「なあなあ、こないだオレ、友達から「ラカンはこう読め!」という本を贈ってもろたんや」 タマキ「まーそれは凄いなー。でも入門書ならオレの書いたやつの方が先やしオモロイやろ」 タツル「アホ抜かすな。タマキン君の入門書は存在しないんや」 タマキ「いや存在しとるで。現に、ここに、今持ってるし」 タツル「わからんやっちゃなー。それは幻想や」 タマキ「ほー、これが幻想なら、なにが現実なんか言うてみな」 タツル「「寝ながら学べる構造主義」なんかは確実に現実やで」 タマキ「あたー。それは現実じゃなくて現実界。タツルチャンの本は日本思想界の外傷なんや」 タツル「外傷とはエライ言われようやな」 タマキ「そうそうトラウマは虎と馬になって逃走するって坂田明が」 マサチ「浅田彰がどうしたの」 二人「なんや、お前おったんかい!」 マサチ「第三審級から愛を語ると・・・」 タツル「そいでな、「ラカンはこう読め!」には自分をタネだと思う患者の話があってな」 タマキ「知ってる。治ったのにまた病院に戻ってきたんやろ」 タツル「そうそう。「オレは自分がタネじゃなくて人間だと知ってるけど、外の鶏はそれを知っとるんやろか」と言うオチね」 マサチ「すいませーん。オレの話をちょっと聞いてもらえますかー」 タマキ「あれはタネってことを無意識にも知られなければならないというラカン派のジョークらしいやん」 タツル「さすが日本一やさしいラカン入門を書いたという評判のタマキン君なかなかよく知ってるじゃないの」
タマキ「へっへっへー、常識の範疇やん」 タツル「非常識な本いっぱい書いとるのになあ」 タマキ「なんか言うたか、おっさん」 マサチ「あの、なんで二人して俺のこと無視するのよ」 二人「嫌いだから」 マサチ「んなこと言ったら泣くから」 タツル「泣きたいときは泣けばええやん。泣きたいという欲望をあきらめるのはいかん」 タマキ「んー。まるでラカンやね。感動した」 タツル「感動して泣いたらええわ」 マサチ「泣かない女はいない」 タマキ「それってボブ・マーリーか」 タツル「つまり女は存在しないってことか」 マサチ「それはどういうこと」 タマキ「それ言うなら」 タツル「ああそうだったな」 二人「マサチは存在しない」 マサチ「はい、おっぱっぴー」 三人「ほな、しゃいならー」
510 :
考える名無しさん :2008/03/11(火) 18:15:21 0
ジジェクノオッパッピーage
マサチしかとファロスw
タツルなんていうクズがどっからどうからんでくるんだよ
>>512 マサチだのタマキだのジジェクだって五十歩百歩だろう。
個人的にはこの中ではタマキが一番好感持てる。
タツルは一番嫌いだが。
「バックラッシュ!」って本で、タマキはタツルをぼろくそに叩いてたけどな。
515 :
考える名無しさん :2008/03/12(水) 09:00:14 0
三人とも小物。だから漫才師。 小物が小物を叩いたところで何の影響もない。
516 :
考える名無しさん :2008/03/12(水) 17:35:16 0
>>513 > マサチだのタマキだのジジェクだって五十歩百歩だろう。
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) | ないない
\ ` ⌒´ ,/ それはない
r、 r、/ ヘ
ヽヾ 三 |:l1 ヽ
\>ヽ/ |` } | |
ヘ lノ `'ソ | |
/´ / |. |
\. ィ | |
| | |
「想像的な現実界」が一番解りにくいな
518 :
近刊 :2008/03/14(金) 12:35:50 0
今日のぼやき「722」 副島隆彦の言うことは信じられない、などど逃げ回ることができなくしてやろうと思います。すくなくとも 私たちのまわり(周囲)にまとわりついて、私たちから知識、情報の泥棒をしに来ている薄汚い連中の脳に、 大きな真実のばい菌(ウイルス、virus ヴァイラス)を注入してやろうと思います。発病まで何年かかかる でしょうが、それでも、私たちが見舞う真実爆弾は、「現実はこのままであり、受け入れるしか仕方がない ものだ論者」どもの脳を侵蝕してゆくでしょう。ざまあみろ、ということです。 (中略) 過去150年間の、日本の政治知識人たちの、能力の低劣と、思わせぶりの嘘八百理解と、意味不明文をあり がたがって、それで、「自分は、これでも、日本では政治知識人だ」と思いこめた、土人のまじない師たちの 哀れな姿の問題を、何とか、継承して、表に出して、そして、「少しでも克服する」ではなくて、本当に、 大幅前進させなければならない。これは、私の決意だ。私の人生に遺された重要な、コトバ研究の分野の仕事だ。 (中略) 急いで、弟子たちに、『政治思想の本の真実読み破りと、なめらか訳の技術の伝授』をやってしまいたい。 そうすれば、以後は、私の弟子たちが、すぐれた翻訳をやって、むずかしいがしかし定評のある外国書を 日本人知識層が、嘘つきではなく、知ったかぶりではなく、いいかっこしいではない、西欧の最先端思想 を自分だけ知っている、分かっている風の、だましの思想の嘘輸入がなくなる。これを、なんとしても、 はやく実現しなければ、いけない。
なんだべ?長原より副島の方がひどいと言いたいのか?
たしかに、副島は長原どころじゃねーなwww
ジジェクって日本語に翻訳されてない著書もまだまだいっぱいあるんだな こりゃあ是非とも原著で読まねばなるまい
河出文庫の新作、バディウみたいな感じかな。
よく考えたら文庫で初訳なんだな。 単行本じゃ売れないと読んだのか。 まあ、MAOだからかなあw
>527 常識的に考えれば対象aだろ
529 :
考える名無しさん :2008/03/26(水) 22:30:54 0
ジジェクノケツマンコage
530 :
考える名無しさん :2008/03/26(水) 22:35:40 0
youtubeにジジェクの動画けっこう沢山うpされてるな
『ラカンはこう読め』を、電車内でちょっと可愛い女子中学生が読んでた。 何を読んでるのかと思って背後に回り込んで確認したから間違いない
↑不審者
534 :
考える名無しさん :2008/03/27(木) 13:17:13 0
さすがに中学生にはむつかしいとおも 俺が中学生のときの脳味噌だったらあんなの読みきれないわ
535 :
考える名無しさん :2008/03/27(木) 16:10:12 0
>>531 すごい女子中学生ですなw
お付き合いしたい
父親に挿入されたのさ
537 :
考える名無しさん :2008/03/27(木) 21:15:36 0
逆にそんな中学生とは付き合いたくないわ
凄テク女子中学生の登場
539 :
考える名無しさん :2008/04/01(火) 22:28:07 0
ジジェクノジョシチュウガクセイダイスキage
540 :
考える名無しさん :2008/04/03(木) 22:35:54 0
ジジェクノケツマンコage
『ラカンはこう読め』を読んでた女子中学生が、昨日は『否定弁証法』読んでた。 何を読んでるのかと思って背後に回り込んで確認したから間違いない
そろそろそのネタ厭きた
ジジェクは人間の本質としてラカンの「人間の本性は何も知りたくない」 を押してるけどそもそも何で「何も知りたくない」が人間の本性なの? どうして知りたくないんだ?
544 :
考える名無しさん :2008/04/09(水) 20:38:18 0
それは、自我というのは、本質的に他者を持たないからでしょう
とりあえず邦訳で出ているジジェクの単著は全て買い揃えた。 『イデオロギーの崇高な対象』から、改めて順に読んでいこうと思う。 しばらくは退屈せずに済みそうだ。
547 :
考える名無しさん :2008/04/09(水) 23:17:08 0
自我=構造的なモノローグ そこには「願望充足」という本質的なメカニズムしかない
オナニーが一番キモチイイってことか
rの発音が巻き舌だ
552 :
考える名無しさん :2008/04/16(水) 21:59:37 0
ジジェクノケツマンコage
553 :
考える名無しさん :2008/04/22(火) 21:23:26 0
「イメージ・フォーラム・フェスティバル2008」
4月27日(日)〜5月6日(火)。パークタワーホールで開催。
ドリーム・マシーン
欲望装置の精神分析
“映画は、我々が欲情するものを与えはしない。我らが何に欲情すべきかを教えるものなのだ。
”思想家であり現代随一のラカン派精神分析家であるスラヴォイ・ジジェクが、ヒッチコック、
デイヴィッド・リンチ、ウォシャウスキー兄弟などのさまざまな作品を引用して、映画の隠された
言語を掘りおこす。引用作品:『鳥』『サイコ』『めまい』『エクソシスト』『ドクトル・マブゼ』
『博士の異常な愛情』『カンバセーション…盗聴』『ブルー・ベルベット』『ソラリス』『ピアニスト』『オズの魔法使い』『十戒』『イワン雷帝』
* スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド [ソフィー・ファインズ/ビデオ/150分/2006/アメリカ]
http://www.imageforum.co.jp/festival/special.html
その映画、DVDは売ってるね。
555 :
考える名無しさん :2008/04/29(火) 07:30:53 0
ジジェクノケツマンコage
557 :
考える名無しさん :2008/05/12(月) 21:19:35 0
とりあえず文庫出たな
558 :
考える名無しさん :2008/05/12(月) 23:37:11 0
タイトルがタイトルだけに、あまり興味を引かれないw 大澤真幸の新刊のほうが面白そう。
559 :
考える名無しさん :2008/05/13(火) 23:15:36 0
それはない
そうだな
河出文庫のあれ、長原豊の解説文立ち読みしたら買う気なくした。 日本語でおk。 解説ぐらい普通の日本語で書けないのかよ?
562 :
考える名無しさん :2008/05/14(水) 18:39:30 0
わかりやすい英文もわざわざわかりにくく訳す天才
天才じゃしょうがないか。。
自己満足的なルビは読んでてこっちが恥ずかしくなる
慣れれば一種の芸として楽しめるのかもな。。 しかし廣松渉の漢字使いにはそんなに違和感ない俺でも、 長原さんの文章には拒否反応を禁じえないわw 頭おかしいの?
566 :
考える名無しさん :2008/05/19(月) 20:36:06 0
買って開いて唖然とした
「挙措」と書いて「かくめい」と読む
基地外だな
この人社会主義者だったんだ〜
例えば原語を翻訳する際に複数の候補があり、 一つを漢字で、補足でルビで、というだけならまだわかる。 しかし、「深刻」に「マジ」とルビふるとか馬鹿としか思えない。
p.22「革命」に「てんぷく」とルビ p.40「事件」に「ぐうぜん」 p.48「復活」に「ぎゃくりゅう」 p.49-50「ダラ幹」に「ノーメンクラツーラ」 p.55「ショボイ」に「パセティック」 以下略
おもすれーw 珍本好きの俺としては買うっきゃないな。
あほなルビは自分の著書でやればいいわけで、 人の本の翻訳でやるのは否定されて当然。
それにしても「ダラ幹」なんて訳して今どき通じるのか? 完全に全共闘世代のオナニー訳だな。
ライトノベルでもこんなルビふらねえよなぁ
長原ってTOEIC200くらいかな?(´・ω・`)
今回の翻訳やばすぎじゃないか? バディウの本になるけど「倫理」とかは結構読めた気がするんだよな・・・ しかしまぁ、出版社は何で長原に翻訳させるのか? 仮に長原だとしても、こんな翻訳で出版するかなぁ・・・
長原って若い頃小説家でも目指してたんじゃないか?w あの文体w
あの文体の小説は読みたくないなw
ビンラディンと対談? 米紙、オバマ氏をオサマと誤植
2008年06月07日11時29分
【ワシントン=小村田義之】米紙デトロイト・ニューズが6日、民主党のヒラリー・クリントン、
オバマ両上院議員の会談の記事に「クリントン氏とオサマ氏が団結を話し合うため会談」という
誤った見出しをつけてしまった。
AP通信によると、輪転機が回り始めて20分後に誤植部分を直した。だが4万5千部は、
見出し上でオバマ氏が国際テロ組織アルカイダのオサマ・ビンラディン容疑者に化けた形になった。
オバマ氏はインドネシアで小学生時代を過ごしたため、イスラム教徒ではないか、との誤解が
一部にある。同紙の編集・発行責任者は6日、オバマ陣営に平謝り。7日に訂正を出す。
オバマ陣営側は謝罪を受け入れた。
報じられた会談は、米大統領選の候補者指名レースで生じた民主党内の亀裂を修復するため
5日夜に開かれた。ちなみにオサマ・ビンラディン容疑者も「分裂を避け、団結すべきである」と、
イラクの反米勢力に音声テープで呼びかけたことがある。
朝日新聞社
http://www.asahi.com/international/update/0607/TKY200806070092.htm なんという『日常生活の精神病理』
さすがのジジェクもベタすぎてこれは分析できないだろう
ジジェクは他の哲学者や思想家の言葉をよく引用してるけど ジジェクをよく引用してる哲学者や思想家って誰かいる? ボードリヤールの本に一箇所だけ引用されてたけど。
イーグルトンがジジェクについてけっこう言及してなかったっけ? どの本かは忘れたけど。
584 :
考える名無しさん :2008/07/02(水) 21:15:31 0
ようつべにジジェクの動画たくさんあるけど 英語が聴き取れないから何を言ってるのか分からない
私のラカンはジジェクのそれだ、みたいなことを言った社会学者がいるそうな 誰だか知らないけど
586 :
考える名無しさん :2008/07/03(木) 13:56:32 0
真幸はペーなんかに似てないよ全然!
588 :
考える名無しさん :2008/07/03(木) 19:43:41 0
ジジェク読んだことないんだけど ジジェクの映画話って分かりやすい? 哲学よりどっちかというと映画に興味がある人にオススメの本とかある?
>>588 いやー、そういう人にはオススメできない。
ラカンはこう読めの33Pに拒絶される身振り(象徴的交換)を行う事によって (親友との昇進争いに勝ったとき昇進を譲ると申し出て、友人が拒否を することで)私と君は社会的絆を強めることができる。と書いてあるけど、 8Pには「知らない振りをして起きたことを起きなかったかのように振舞うことが 大事だ。私の側にいる人が騒音を立てたとき、私が取るべき正しい行動は無視を することであって、気にしてないから大丈夫などと言うべきではない」と 言ってる。 これは要はお約束をするべきかどうかという話だと思うけど矛盾してないの? 前者が正しいなら象徴的交換の為にあえて「私は気にしていないよ」 「それならよかった、ごめん」と言うようなやり取りをするべきだし、 後者が正しいなら一方が昇進したことなど起きなかったかのように 無視し合って、いつも通りに振る舞うべきなんじゃないのか。
>>589 いや、なら哲学にもそれなりに耐性があるってことで
とにかく哲学者による映画の話が多い本が読みたい
>>590 友人が昇進して何も言わないのは、後々関係にしこりを残すことになる。
騒音に対して敢えて言及するのは、「本当は気にしてるんじゃないか?」って思わせることになる。
前者で言いたいのは、社会性とは嘘を重視することで真実となること。
後者で言いたいのは、当人はコンスタティブな発言をしているつもりでも、
パフォーマティブな効果を発揮することがあるから、沈黙すべき時があるということ。
多分、この二つはどっちかが普遍的正解を持つようなものではなく、
文脈によって使い分けられるべきなものだと思うよ。
『身体なき器官』一日かけて読了したけど凄まじい本だな。 しかし蓮實が暗殺指令だす理由がおぼろげながら(想像的に?)分かったよ。 狂気が意識化(言語化?)されれば正常とされるかの如きジジェクの分析の慎みのなさは蓮實には耐え難いだろうと想像してみたり。
そんなことよりも、「日本人がフローベル?プププ」って言われたことを根に持っているんだろ。 はすみんプライド高いからなぁ。
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クサ・ウンチマンの提供ではないのかね?
要するに子安貝はまんこであった(笑) なーなーのりるいじゃなー(笑) 実に豊穣な味わい(笑) 純一統一理論(笑) 日本サルカルチャー(笑) 斎藤性人格障害(笑) 杜玖椀構造(笑) 堵虞慧螺(笑) コラおまいっちょえー(笑) 内なる堵手饅(笑) 天才的おえッぷり知能(笑) 砧麺麭覆拿彙螺子(笑) 痲璽彙螺禰(笑) 基本中の基本(笑) 運知饅(笑) 知的ルサンチマン(=ルサウンチマン)(笑) これらはほとんど同類(笑) 砧麺麭麩玖拿痲璽彙螺禰(笑) 無理しないで堵愚慧螺読めよ(笑) 砧麺麭(笑) オマイッチョオマンジャ外部問題(笑) 白痴(笑) 業績(笑) 知識自慢(笑) れっきとした学者同士の議論の場(笑) しかしの青体はガガと震えだしていた(笑) かわりがあの(笑) 文献学に基づく実証的な哲学の管轄(笑) リアルアカデミストには一切届かぬ戯言(笑) 空なるもに形を与えてこれを可能性のうちに絵延々と先送りするシニフィアンの機能(笑) 脳内睡眠物質の蓄積により就寝(笑) 杜玖椀テクノロジー(笑) 人間椀椀オランウータンビーツ(笑) 宇宙創生意味論運知(笑) 人間椀椀構造(笑) 堕落した共同体(笑) 手マン(笑) 言っておくが一度もしてないのだけど?(笑) 現代思想の再設定に尽力(笑) のりマょ・・という評価のもとで滅裂くさい(笑) 尻の穴をほじくった手でツッパリ(笑) 負けたのに次の力士に力水(笑) 現代女子高生の小便臭さ(笑) 於万湖運動についての近代的な理解(笑) ホアどぶちゃドエズットコち^゚)^゚)゚。プ。フぢっぷぷらだお!(笑) gorillas聞くヤツは人生終わり(笑) 俺はインターネットにいる (笑) 商業メディアの縁の下の力持ちなんかやるつもりはサラサラない (笑) 業界関係の薄汚い内輪意識とかバカ丸だし(爆笑) 「ル・サウンチマン」って、自分の「ル・サンチマン(=知的ルサンチマン)」を直視できない人間が、 自分の「ル・サンチマン(=知的ルサンチマン)」を誤魔化すときに使う欺瞞的な言葉だよね。(爆笑) ル・サンチマン™ はコピペのホームラン王です(爆笑)
602 :
考える名無しさん :2008/09/02(火) 15:43:36 0
58 :考える名無しさん :2007/11/23(金) 22:52:39 0
>>56 杜玖椀はポモなどのような一時的流行思想ではありません
この世の真理なのです
真理は普遍なのです
飽きるとか飽きないとか、そういう次元のものではないのです
59 :考える名無しさん :2007/11/24(土) 09:12:53 0
トゥックワンだろ?
60 :考える名無しさん :2007/11/24(土) 09:50:11 0
杜玖椀はポストモダンに分類されるが、
哲学ではない。
>>602 しようと思ったんだがすでにコピペしてる人がいたか
ジジェク入門としてお勧めのものありますか? 「ジジェク自身によるジジェク」を読んで関心持ちました。 ラカンを出されるとちょっと困った気分になってしまったので、 そのへんをわかりやすく触れているものがあれば助かるのですが。
>>605 ジジェク自身の本で、ジジェク入門的かつラカン入門的なのは
「ラカンはこう読め!」じゃないかな。
ちなみにジジェク以外の人のラカン本としては、
@「生き延びるためのラカン」 斎藤環
A「ラカンの精神分析」 新宮一成
B「ラカン」 フィリップ・ヒル
C「鏡像段階 ラカン」 福原泰平
D「知の教科書 フロイト=ラカン」 新宮一成・編
ここらへんが一般に入門書として勧められてる。
@は一冊目として優れている。Bはイラスト多用で好みがわかれる本。
ここらへんのやつを立ち読みでもして、良さそうなのを読めば良いと思う。
ジジェクの奴と福原泰平のはわかりやすかったよ。 新宮のはあんまり好きになれなかった。
>>607 福原のラカン本、酷評もけっこう聞くが実際新宮のよりはるかに良いよな。
記述はけっこう散漫だけど、何度も通読していると意外と理解できてくる感じ。
新宮のは何ていうか、妙な電波を随所で強く感じるw
609 :
考える名無しさん :2008/10/04(土) 01:16:50 0
610 :
ラプラスの悪魔 ◆daemontaDA :2008/10/04(土) 01:19:06 0
なんだかんだ言ってみても、その概念の延長線を語れんだろうにw。 乙w。 とりあえず、お前等、シネポ。
611 :
考える名無しさん :2008/10/05(日) 12:03:47 0
「その概念」を言えるのかwww
ラプラスの悪魔は「その概念」も「その延長」も語ることなく スレを荒らすだけだな。
いやー、ネタがありませんねー 「ロベスピエール/毛沢東」があまり評判にならないからですかねー 個人的には「厄介な主体」でお腹いっぱいになったあとー 「ラカンはこう読め」という絶好のデザートをいただいちゃった関係でー これ以上の快楽がなくなっちゃった(「享楽せよ」が聞こえなくなった)ような気がしてたんですがー 皆さんも同じ感覚なんでしょーかねー まー、ここ数年の流れもそうでしたがー あせらずまったりいきましょーねー
614 :
考える名無しさん :2008/10/10(金) 00:25:54 0
ジジェクって同じことの繰り返しじゃね?
615 :
考える名無しさん :2008/10/10(金) 13:32:04 0
>>614 実質的にラカンの三界概念と対象aでどんな話題でも辻褄合わせて分析できるからなぁ。
まぁ全てを説明可能っていうことは何も説明してないに等しいっていう見方もあるが。
616 :
考える名無しさん :2008/10/11(土) 01:54:48 0
事後的なつじつま合わせこそはラカン理論の最大の武器ですよw 斎藤環もハッキリそう言ってます
>>615 なんたってラカン自身がそう言ってるからなw
ジジェクで一番高揚感のある著作ってなにですか? みなさんの個人的な感想でよいんですが。
身体なき器官って、原文は英語?
620 :
考える名無しさん :2008/10/11(土) 22:49:19 0
まぁ電通の社員がドゥルーズを語った本が出る時代ですから
622 :
考える名無しさん :2008/10/11(土) 23:09:22 0
>>621 電通の人がドゥルーズですかw
想像しただけでもやばそうですねw
>>620 > ブランド価値の構造は、商品の現実界=「物理機能的価値」、
> 想像界=「情緒的価値」、象徴界=「精神的価値」の堅固な建築的構造によって
> 成立しているものと考えられる。
確かにこれはアフォすぎるwww
現代思想がマーケティングに利用されてるってところは興味深いけどねw
627 :
考える名無しさん :2008/10/14(火) 00:49:14 0
>>621 ドゥルーズについて電通社員と茂木健一郎が対談してるヤツかwww
628 :
考える名無しさん :2008/10/14(火) 02:12:42 0
茂木健一郎は絶対信用しないことにしている
>>629 > まず、現実界というのは、知覚された世界のことだ。
/' ! ━━┓┃┃
-‐'―ニ二二二二ニ>ヽ、 ┃ ━━━━━━━━
ァ /,,ィ=-;;,,, , ,,_ ト-、 ) ┃ ┃┃┃
' Y ー==j 〈,,二,゙ ! ) 。 ┛
ゝ. {、 - ,. ヾ "^ } } ゚ 。
) ,. ‘-,,' ≦ 三
ゞ, ∧ヾ ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚
'=-/ ヽ゚ 。≧ 三 ==-
/ |ヽ \-ァ, ≧=- 。
! \ イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
| >≦`Vヾ ヾ ≧
〉 ,く 。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
ジジェクに日本のアニメ批評してほしい
ガンダムとかエヴァとかギアスとかやって欲しいもんだ
そろそろアニメ好きの思想家・批評家とか欧米でも出てくるんじゃないかな?
635 :
考える名無しさん :2008/10/24(金) 00:20:43 0
ヒロキ・アズマがいるじゃないか
たまごっちの批評はやってたけどな
>>635 作品の批評とかジジェクの方が圧倒的に上手いじゃないか
638 :
考える名無しさん :2008/10/25(土) 19:48:09 0
ネタにマジレスすんなよ。
ネタにしちゃ笑えねえよ。 東浩紀がジジェクより面白くない批評をしてるのは事実なんだから。
ジジェクのアニメ評とかは別に見たいとは思わないな。 どうせ、攻殻とかなんだろ? ゼロ使とかくらい誰が見てもカスで中身がないものを相手にして欲しいな。
恋姫無双の批評をしてほしい。
643 :
考える名無しさん :2008/10/26(日) 17:11:31 0
ジジェクのくぎゅう批評
644 :
考える名無しさん :2008/10/26(日) 17:46:31 0
ジジェクって肉が焼ける音みたいでおいしそうだね くぎゅうとかも重なるとドンブリ三杯いけそうな感じ
釘宮病を精神分析を使って説明するのか・・・
646 :
考える名無しさん :2008/10/26(日) 23:08:33 0
ジジェクの最近の著作では柄谷がかなり言及されてるらしいね。
なわけない
ジジェクのトランスクリティーク, 2008/7/24
By yojisekimoto (神奈川県横浜市) - レビューをすべて見る
題名自体が柄谷行人のカント論
((3) トランスクリティーク -カントとマルクス- (定本 柄谷行人集) Transcritique: On Kant And Marx)
を連想させるが*、実際柄谷からの引用もかなり見られる。
本書が翻訳されれば、国を越えて互いに影響し合うという本来の知のあり方が垣間みられて有益だろう。
海外崇拝から脱するためにも、本書の邦訳によって日本と欧米との間に見られる
今の間違ったパララックスビュー(視差)は解消されるべきだろう。
http://www.amazon.co.jp/dp/0262240513/
>>648 ジジェクが柄谷引用したのは、トランスクリティークの
書評をしたその本に入っている論文だけ。
勘違いをしてはいけない。
トラクリ評論したのって随分前だよねw
しかも柄谷本人はジジェクをコテンパンにけなしているという…w ジジェクはそのこと知ってるのかな?
ジジェクの日本論が読める本ってある?
日本論なんてしてないし。
>>654 >インタビュー「鏡像としての日本/スロヴェニア――メディアと政治、そして映画をめぐって」
http://www.ntticc.or.jp/pub/ic_mag/ic014/zizek/zizek_j.html 「(略)
わたしが一番好きな日本映画は溝口健二の『山椒太夫』です.それはこの映画が失われた母の問題,息子に到達する
母の声の問題についての,よくできたラカン的読解を提示しているからです.アメリカではヒッチコックの『サイコ』
のように狂気が現われる同じ場面で,日本では普通の家族が出てくる. いまやバルカンは,日本がさまざまな空
想の投影場所であるように,西欧が自分自身の空想を投影する場所になっています.繰り返しますが,これは大変に
矛盾したことでもある.『ライジング・サン』という映画もこの種の両義性をかかえている.つまり,日本にはハリ
ウッドを取り込み,買収しようとする計画があるというのですからね.その見方はこういうものでしょう,日本人は
われわれのファクトリーも土地も欲しがってはいない,彼らはわれわれの夢を望んでいる,と.この裏には,メディ
アや制度を握ることで思考をコントロールできるという考え方があります.それはハードウェアから映画館まで,チ
ェーン全体を買い占めるといった古びたマルキスト風の考え方です.日本が興味深いのは,何らかの進化論的な段階
を経なくてはならないといった,俗流でニセのマルクス主義の進歩主義的観念に対抗できる論理がある点です.とい
うのは,(文脈に関係なく複数の段階に属するものをぶつける)直接的なショートサーキットを作ることができ
ることを日本は証明しているからです.古いヒエラルキーにもとづく上部構造の要素を持ったままで,それを思うま
まに資本主義の最も効率的な形にとてもうまく結びつけている.これは人間中心主義でないという意味ではよい経験
です.よき資本主義のためにはプロテスタントの倫理が必要だという西欧の社会主義者たちにとって,これは一つの
ミステリーです.
わたしが日本に見るもの,それは多分わたし自身の神話なのでしょうが,あらゆるものの裏にある,礼儀やスノビ
ズムなどに関するこういった観念なのです.日本人は表層的かつ必然的でないように見える何かが,もっと深層では
構造的な機能を持っていることを自覚している.
(略) 日本では,たとえ何かがうわべだけのことであっても礼儀は単に偽りでない,このことがただの神話でないことをわ たしは望みます.「こんにちは,ごきげんいかがですか?」と言うことと,ニューヨークのタクシー運転手の罵り の間には違いがあります.表層=うわべこそが大事なのです.もしこの表層をぐらつかせれば,ひとは自分が思う以 上に多くを失うことになるでしょう.儀礼的なもので遊ぶべきではない.仮面は決して単純に仮面にすぎないのでは ない.おそらく,こういうわけでブレヒトは日本に接近するようになった.仮面を剥いで本当の顔を示すという西欧 の典型的な身振りのなかに本当に解放的なものは何もない,とするこの考え方を彼も好んだのです.ひとが発見する ものは,自己が絶対的に嫌っている何かなのだ.この見かけを保持しよう,これがわたし自身の日本に対する空想な のです.(略)」
お疲れ。後でゆっくり、リンク先を読んでみる。
「イエスマン」、ブレヒトの能「谷行」の翻案に関しては、『ミシェル・フー コーの世紀』のジジェクの論考が日本にも触れていて簡潔にまとまっている。
日本人は表層を大事にしていると言われるけど、それをまったく意識してないから そう言われて初めてああそう言われれば・・みたいに感じることになる。 ここ20年くらいで日本も西洋的な考え方が主流になってきてみんな仮面の下の 本当の自分を探そうとやっきになってるけど、自分達が意識することがない 表層に浸っている(浸らざるをえない?)限り、日本人は変わることはない。 でも、それは表層の重要さを日本人は日本人である限り永遠に実感できないってことか。
ジジェクを通してラカンや大文字の他者の存在を知り、大文字の他者って何だろう? と不思議に思いながらもでもそれが重要なんだと理解した後に、 唐突にジジェクから「日本人は大文字の他者の真理と重要性を誰よりも知ってる」 と言われて日本人は驚く。え?そうなの?俺知ってたのかよ・・・みたいなw
大文字の他者ね。少なくともアメリカ人よりは知ってるでしょ。
ジジェク「現実界は3種類あります」とか超ややこしいんですけどー。
108種類あるよりマシ
666 :
考える名無しさん :2008/11/22(土) 01:46:19 0
ジジェク「ワシの現実界は108界まであるぞ!!!」
ネットで悪口や叩きが横行するのは、大文字の他者にバレないように 大文字の他者に内在した不埒なことを楽しめ!という超自我の命令が あるからなのか。 そうだったのCAR〜
668 :
考える名無しさん :2008/12/11(木) 01:35:14 0
来年もジジェクの翻訳出るかな〜 次は何かな〜
現実界マジシャン、ジジェク!
数学が実際できるかどうかは、あまり批評能力とは関係がない。 でもいまの時代それじゃ言論できない。 数学できないやつは馬鹿という時代だもん。 問題は、数学ができないと思われると馬鹿にされてしまう、という社会状況があるということ。 つまり、「このセンセ、何だかんだいっておりますけど、数学できるんですか?」と読者に思われ、 「結局、このセンセ、科学もよう知らん、トンデモさんなんやろうか。ソーカル事件」と総括される。 読者は多岐にわたるようになった。たとえば、理系研究者や技術者も批評を読む。 インターネットによって言論がなされる時代とは、つまりそういうことなのだ。 そのとき、基本的な数学も知らないような知性は、見た目で排除されてしまう。 ジジェクがダメになっているのは、こういうこと。
671 :
考える名無しさん :2008/12/11(木) 14:09:07 0
英語圏ではジジェク思想の入門書や解説書もけっこう出てるね。 他ならぬジジェクの本自体がラカン思想の解説書みたいなものなのにw なんか注釈に対する注釈みたいな感じw ジジェクとハイデガーの比較をやってるっぽい研究書(?)まで出てる。
>>671 ジジェク自体が分かるようでイマイチわかんないからでしょ
ジジェクの文章は平易に見えるし、例えも分かり易いから一気に読めるけど、
でも話自体は例えが次から次へと出てきて論点が素早くどんどん変わっていくから
読み終わってみると結局何を言いたいのか分からない・・みたいな。
673 :
考える名無しさん :2008/12/14(日) 12:29:53 0
毛沢東読んでみた。 初ジジェク。 さっぱり意味が分からない。
674 :
考える名無しさん :2008/12/14(日) 15:12:10 0
>>673 それはたぶん訳が悪いせい(長原と松本だしw)。
初めてジジェクを読むならイデ崇が良いよ。
675 :
考える名無しさん :2008/12/14(日) 16:06:15 O
ジジェクは面白いんだけど、結論がないというか、 けっきょく彼が「世の中をどうしたい」のかが分からない。 世の中のことについて語っているにも関わらず、だ。 精神分析の手法としては、分析するしか手立てがないのか、 あるいはジジェク自身が、他の理由から、結論のない語り口を心掛けているのだろうか。
676 :
考える名無しさん :2008/12/14(日) 19:49:13 0
結局は社会主義にしたいんでしょ。
今のジジェクは世の中をどうしたいかというより世の中(大文字の他者など>
に対して個人はどうすればいいかってことに重点を置いてるんじゃね
政治家やってた頃のマニフェストとかは知らないけども。
>>676 ジジェクはこのままグローバル資本主義が確実に続くと言ってるし
その中で個人はどうするかっていう感じの事をよく言ってるよ。
楽しければ何でもいいんじゃない? 主張とは裏腹に本人はそんな感じに見える。
ジジェクは中欧スロベニア*からの移民だが、アンディ・ウォホール(東欧スロバキア系移民の子)の存在とダブる。 両者とも基本的に資本主義社会の中で、毛沢東や政治を如何にポップに描くかでサバイバルしようとしている。 国家や経済が破綻すれば、移民というのは人類のひとりひとりの将来の姿かも知れないのであって他人事でない。 (作品が残るか残らないかは別にして) ジジェクのヘーゲルやラカンの反動的な部分ですら裏返しにして商品化する手腕は評価できる。 *以下wikiより 俗説の一つにスロベニアの語源はスラヴ (Slav) で、これはスロバキアと同じであるため似たような国名になってい るというものがあるが、スロベニアとしての公式的な見解ではない。現在、スロベニアの語源については諸説あり、 定説というものはない。
>>678 ジジェクが読者にこうすべきだと勧めてるのは楽しいとは真逆のことだと思うよ
それに、もしそうだとしても表面の主張こそがより多くの真実があって
より大事なわけだけど。
681 :
考える名無しさん :2008/12/15(月) 01:49:41 0
キーワード【 長原 もの 分析 ジジェク タマキ ラカン 主体 】
なんというか、人間て奥深いね。
683 :
考える名無しさん :2008/12/19(金) 23:57:14 0
「信じるということ」日本語訳p103 トリノの聖骸布について 「それをめぐる論争は、想像界(そこに識別できる像は、キリストの忠実な再現か) 現実界(その布ができたのはいつか、その布が織られたのは十四世紀であることを明らかにした検査は決定的なもの) 象徴界(何世紀にもわたる聖骸布の複雑な運命の説話)の三つの枠組みに、ほとんどおさまってしまう」 とあるんだけど、現実界の解釈ってこれでいいのか?
684 :
考える名無しさん :2008/12/20(土) 01:15:30 0
中沢新一の「三位一体モデル」並みの胡散臭さw
685 :
考える名無しさん :2008/12/30(火) 21:43:53 0
>>683 ジジェクが通常対象にしてる対象aに等しい現実界はそれとは違う。
でも現実界は3種類あるからその文の現実界はその内の1つという解釈だと思う。
その本のどっかに3種類の現実界の違いについての説明があるはず。
686 :
考える名無しさん :2009/01/09(金) 17:19:18 0
★作品社2009年7月刊行予定の本
スラヴォイ・ジジェク 『複眼的思考』 宇波彰監訳 山本耕一、伊吹浩一訳 予価:4000円(税別)
paralax viewの訳かな? もともとは映画のタイトルなんだから、 邦題のカタカナタイトル「パララックス・ビュー」で行くか、 せめて柄谷の使う訳語「視差」を使って、 「視差的思考の眺望」にするとか、うまい手もあったろうに、 『複眼的思考』っすか。 しかも宇波彰監訳とか、超萎える
688 :
考える名無しさん :2009/01/10(土) 00:11:05 0
しかし、シェリング論の松浦俊輔訳に シェリング研究者監訳がついて第2版が出るとかなら嬉しいんだがな
http://www.asahi.com/business/update/0111/TKY200901110152_01.html 世界を揺るがす地殻変動はなぜ起きたのか。時代の潮流は、どこへ向かいつつあるのか。欧州の哲学者スラボイ・ジジェク氏と、米国の歴史家エリック・フォーナー氏に聞いた。
■信頼再生へ政治の出番
――今回の金融危機をどう受け止めますか。
スラボイ・ジジェク氏「89年にベルリンの壁が崩れた時『社会主義』という夢が終わった。代わって登場した
のが『自由市場』と『リベラル民主主義』の結びつきという新しい夢だった。90年代のグローバル化を通して、
この夢が世界に広がった」
「今世紀のほぼ10年で明らかになったのは、この新ユートピアも終わったということだ。まず01年9月11
日に(米国への同時多発テロで)『世界に広がるリベラル民主主義』という側面が、象徴的な意味で終わりを迎
えた。世界中で国々や人々を隔てる新しい『壁』が生まれた。イスラエルとガザの間には文字通りの壁が建てら
れ、米国とメキシコの間には、不法移民を防ぐフェンスが築かれた」
http://www.asahi.com/business/update/0111/TKY200901110152_02.html 「第二に、08年の金融危機が教えたことは『市場万能の資本主義』という他の半面も破綻(はたん)したという
ことだ。私たちは、市場を維持するためにさえ、強大な国家の介入が必要という現実を目にしている。グローバル
化で市場が統合され、国家の役割は縮小するという説は正しくない」
――成熟した資本主義でも国家の役割は消えない、と。
「米国では、規制緩和を推し進めたレーガン政権、最近のブッシュ政権下でも、いつも政治が経済に介入してき
た。『政治から中立な市場』というのは幻想に過ぎない」
「たとえばアフリカのマリでは、南部の綿栽培と北部の牛飼育が2大産業だったが、『市場開放』で大きな打撃
を受けた。米国は自国の綿栽培業者にマリの国家財政を上回る補助を与えて、EU(欧州連合)は牛1頭ごとに年
500ユーロ(約6万円)の財政支援をしている。マリ政府は『援助や助言はいらない。ただ、われわれに求めた
市場開放を、欧米にもあてはめてほしい』と訴えている。自由市場というのは幻想で、
これまでも各国は、自国優先の原則で行動してきた」
――この危機にあたって、何が必要とお考えですか。
「90年代、政治家が何かを決断するより、市場に任せた方が賢明だという風潮が支配的だった。しかし危機に際
しては、『重大な政治決定』が必要だ。経済危機だけでなく、この10年の間に環境、食糧、貧困などをめぐる問題
は急速に悪化している。再び政治の出番が来ている」
「その際、1929年からの世界大恐慌の後に、ヒトラーが危機の原因を『ユダヤ人の陰謀』などと解釈し、不
幸にも人々がそれを受け入れた歴史を忘れてはならない。同時に、中央に権限を集中させる社会主義システムが、資
本主義より機能しなかった歴史も忘れてはならない」
――オバマ米新政権への期待が高まっています。
「ブッシュ大統領は、今回の金融危機で、9・11の時と同じレトリックの演説をした。米国は
国家的な危機にあり、今は団結しよう、と。今はこうした軍隊式の国民動員は無意味だ。『敵』は、
われわれのシステム自体かもしれないのだから。それに対し、オバマ氏は、問題が単純には解決し
ないことを伝え、『政治の再生』を訴えようとしている。より賢明だ」
――金融規制などで国際協調の必要はありませんか。
「今回の危機で明らかになったのは、資本主義の全システムが『信頼』の一点に支えられている
ということだ。信頼が崩れたら資本主義は破局を迎える。(戦後の国際金融の基本になった)『ブ
レトンウッズ体制』に代わる仕組みが必要だが、それはより政治的なシステムであるべきだ。人々
に信頼を与え、市場を組織化し、制御可能なものとするべきだろう」
「世界システムは、米国の一極支配から、多極化に向けて変わりつつある。今は、冷戦時代のよ
うな明確なルールがない。ここでも、国際社会には政治決定による信頼性の回復が必要だ」
(聞き手・外岡秀俊編集委員)
◇
〈略歴〉旧ユーゴスラビアのスロベニア生まれ、59歳。リュブリャナ大で哲学博士号、パリ第8
大学で精神分析学博士号。政治や映画など多彩な発言で知られる。著書に「厄介なる主体」(邦訳、
青土社)など。
2009年1月12日朝日新聞朝刊およびasahi.com
http://www.asahi.com/business/update/0111/TKY200901110152_03.html
693 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/01/13(火) 00:25:57 0
いつになく当たり障りがない発言だな。
何でも食い尽くして無すらも貪欲に獲物に変える資本主義が滅びるわけないから 単に新自由主義的な資本主義が頓挫しただけで資本主義そのものは変わらず 継続していくとジジェクは言ってるだけだな でもこの考え方や見通しは全然新規なものじゃない
ジジェクは今回の金融危機をけっこう味方にしてる思想家だな。 前々から強力な政治的決断と、大きな政府論みたいなのを展開していたから。 目論みが当たったといえる。 しかし、この記事は前々から言ってることの反復で、ちょっと爆発力に欠けるな。 なんかもう一言ほしい。
696 :
考える名無しさん :2009/01/17(土) 22:30:31 0
はっきりしない奴だ。 多極化するシステムをどうやってコントロール可能にするのか 何も語ってない。
「人権と国家」を読んで、今ジジェクに興味があるのですが カント、ヘーゲル、マルクスのことはほとんど知りません…・ カントは柄谷が「倫理21」で取り上げていたのを読んだだけ、 「人権と国家」収録の論文でも、ヘーゲルの用語使われると「地球語でおk」ってなりました。 マルクスも基礎的な部分しか知りません。 そんなわけでジジェク読者的におすすめの カント、ヘーゲル、マルクス本を教えてください。
698 :
697 :2009/01/18(日) 21:58:59 0
すみません……。 マルクスじゃなくてフロイトですね。 まあマルクスも基礎知識しかありませんが、 僕の学部からして嫌でもやることになると思います。 よろしくお願いします。
>>697 >カント、ヘーゲル、マルクス本
多すぎて迷うけど、主著なら
カントは『純粋理性批判』
ヘーゲルは『精神現象学』
マルクスは『資本論』
フロイトは『夢判断』
です。
>>699 フロイトなら「精神分析学入門」じゃね?
>>697 >柄谷
『トランスクリティーク』(定本第3巻)はジジェクも批評を書いており(既出)、
>カント、ヘーゲル、マルクス
の解説本としておすすめです。
フロイトに関しては第4巻が詳しいですが、、、
だいたい講談社などから、思想家のわかりやすい解説書が出ているので 最初はそういうショートカット的な方法で、おおまかに考え方や用語を理解してくといいのではないかな。 はなから主著や小難しい解説書を選んだら、面倒だからね。
703 :
考える名無しさん :2009/01/20(火) 11:04:15 0
ジジェクは『斜めから見る』が一番わかりやすいと思う
704 :
697 :2009/01/23(金) 13:53:15 0
規制食らってました。
>>699-703 解説書を読んでから、皆さんが挙げた主著に挑戦しようと思います。
ありがとうございました〜。
705 :
考える名無しさん :2009/01/27(火) 16:07:34 0
初めまして。 ジジェクはまだ数冊しか読んでいない若輩者です。 質問してよろしいでしょうか? 本当は東浩紀スレとかでするべき質問かもしれませんが、こっちの方が、親切そうなので・・・ 東浩紀と自称ラカニアン斉藤環の対談『網状言論F改』(p.186)で、 東 自慰行為と実際の性行為の間には無限の差がある 斉藤 差異がありうるとしても、それは完全に想像的な差異であって、象徴的にはまったく同一の享楽と考えられる 東 いやいや、性関係には他者が出てくるわけでオートエロティシズムとは違う 斉藤 そもそも、性関係は存在しないから…(以上、要約) という会話がありました。 無学な私は、「斉藤環の言っていることは絶対におかしい」と思うのですが、 では、「生身の女」と「二次元美少女キャラ」の区別を、どうすれば論理的にうまく説明できるのか、分かりません。 たとえば、斉藤環の言っているのは「グノーシス主義」のことであり、 他方、ジジェクにおける「性関係の不可能」は、「生起した不可能なもの」であって、 「性関係は不可能ではあるが生起する」ことだ、と考えたりするのですが、 この理屈はべつに、「生身の女」と「二次元キャラ」の区別を説明したことになっていないようにも思います。 「生身の女」との関係を「敵対」、「二次元キャラ」との(自慰的)関係を「差異」・「多文化寛容主義」と結びつけて考えても、どうもピンときません。 「生身の女」と「二次元」を、私の中でもっと明確に区別できなければ、 たとえば心理カウンセラーが言うような「貧乏でも幸せになれる」的理屈や 依存症治療の際に出てくる「ハイヤーパワー」に対処できない気がするのです。 だって、ある意味、「貧乏でも幸せ」は「生身じゃなくても幸せ」に変換できますから。 阿呆でキモオタな質問かもしれませんが、その辺の問題について、何かアドバイスをいただけないでしょうか。 よろしくお願いします。
「生身の女」と「二次元キャラ」の区別はない 他者には二種類あって、単なる他者ともう一つは「他者A」 東の「他者」は前者でタマキンのは後者 タマキンは、 「第三者的」である「他者A」は性関係に介在しないため 性関係は存在しない、という精神分析の立場をとった そもそも男女の性は同次元にない 性関係は「存在」と「言語」の対立だから、成立しない 存在が男で言語が女ね、念のため
707 :
考える名無しさん :2009/01/28(水) 00:05:45 0
>>706 どうもありがとうございます。
う〜む。
たとえばジジェクは「民主主義は、抽象的な市民と、個別的で「病的な」関心の持ち主であるブルジョワとの分離を含んでおり、
この両者の間のいかなる和解も構造的に不可能である」(『斜めから見る』p305)といっていますが、
もちろんジジェクは、「民主主義を放棄する勇気」(『テロルと戦争』p111)へと突き進むわけですよね。
このことを、「生身」と「二次元」に当てはめると、女性への関心は「生身」「二次元」共に「個別的で病的な関心」になるのですか?
そして、秋葉原連続殺傷事件の犯人みたいな「貧乏非モテ」連中は、そんなことで劣等感を感じてないで、
欲望の失われた対象=原因(強引かもしれませんが生身の女のこと)と交換に、主体自らが対象(つまりプロレタリア)になるという意味で「純粋な主体性」を引き受けろ!(『汝の症候…』p254)
それこそが「二次元」に閉じこもったり、下らん殺人をしたりしないで、(民主主義では不可能な)政治的行為を可能にすることなのだ、ってことになるのですか?
…我ながらかなり雑な読解に思えて、恥ずかしい限りですが、もしそうなのだとしたら、秋葉原連続殺傷事件の予備軍みたいな人たちにむけてあまりに無理難題を押しつけているだけに思えてしまいます。
なんか結局、グノーシス主義的・エーテル的身体によるパーフェクトな享楽(二次コンの人は、生身女との性関係をそう思ってる)を妄想しつつ禁欲主義を科せられるだけの話というか…
708 :
考える名無しさん :2009/01/28(水) 07:28:38 O
斎藤環と東浩紀という組み合わせでピンとこなければならないのは、 ジジェクじゃなくてラカンという繋がりであり、 つまり思い起こさなければならないのは、ジジェクによるラカン読解ではない。 ラカンの基礎、すなわち想像界、象徴界、現実界の「関係」を、女性にたいする男性の視点にあてはめて考えれば、ものが見えてくる。 ここで必要なのはジジェクではなく、ラカンによる「シェーマL」の図。
709 :
考える名無しさん :2009/01/28(水) 23:01:52 0
>>708 どうもありがとうございます。
なんか、うまく自分の疑問点を言葉にできませんが、
斉藤環(≒ラカン)はそれでよいとして、ではジジェクはどう考えているのだろう、という疑問が残ります。
当分、私はこの問題について考えていますので、参考になることがありましたら、何でも教えてください。
また私から似たような質問をすることが(すぐにでも)あるかもしれませんが、そのときはご指摘のほど、よろしくお願いいたしします。
では。
東スレはひどいことになってるよなぁ
711 :
考える名無しさん :2009/01/29(木) 16:12:10 0
最近の東スレに集まる東ファンの顔が見えないな。 以前のようなオタクネタがなくなって、オタクでもないようだし、 ゼロアカ以後に増えたのは大学生?
712 :
考える名無しさん :2009/01/29(木) 17:45:23 O
東のオタから思想への転校についてきた子たちだろう。いかにも馬鹿ぞろい。そりゃ宮台もキレるよ。
別に東は転向したわけじゃないと思うけどな むしろ昔から一貫してるよ
>>707 自分に好きな人がいた場合、自分がその人に惹きつけられる原因は
自分の意志ではどうにもできない(好きになろうとして好きになるわけじゃない)、
それはまるで不気味で病的な何か(対象a)に引き寄せられるかのように。
自分が求める答えのようなものは対象aに属していて、そして対象aは存在しないから
つまり答えもまた存在しないのだと分かる。
政治的行為というのは実際にそれをしたら自分が死ぬような破滅的な事、
自分自身の基礎を破壊するような行為の事だから簡単にできることじゃないんだ。
貧者も富者も自分の理想を求めるという点で同じ病気に悩まされているので
それをどうにかしましょうって感じ。
まぁどうにかするには破滅するしかないんだけどねw。
ジジェクはどうにもできない人間の愚かさを感じて絶対ニヤニヤしてると思うw。
でもジジェクをよく読めばヒントもたくさんあるしためになるよ。
715 :
考える名無しさん :2009/01/31(土) 22:57:06 0
>>714 どうもありがとうございます。
すごく初歩的な質問ですが、つまり対象aって、「欲望の原因」ですよね。
でも、ジジェクは、あるところでは「欲望の対象=原因」と書いてたり
他の場所では、「欲望の対象と欲望の原因は違う」と書いてたりするのですが、
これらは、どのように使い分けられているのでしょうか?
また、「欲望の対象=原因」?に関してですが、
『斜めから見る』p.319に「フィールド・オブ・ドリームス」が出てきますよね。
この前たまたまBSで放送していたので観たのですが、
なぜ「溌剌とした父親」を見る(純粋・不可能な視線)ことが
欲望されなければならないのですか?
「純粋な視線として、自分自身が受胎される以前の場面に立ち会う、より正確に言えば
自分自身が受胎されるまさにその行為に立ち会う」(p.319)とあり、
それに続いて、「ブルー・ベルベット」を例にして、
「純粋な視線の現前へと還元された主人公自身が対象である」(p.320)
さらには、
「フランケンシュタイン」を例にして、
「自分自身の両親の享楽、致命的な享楽を反映する視線になること」(同上)
とありますが、
なぜそのような「視線」が欲望されるのですか?
また、その際、「幻想の『対象』は、…不可能な視線である」(同上)
という書き方がされていますが、
このとき、「幻想(欲望?)の原因」は何になるのですか?
あまり整理せずに、いろいろ書いてしまいましたが、よろしくお願いいたします。
対象aは欲望の原因=欲望の対象で正解 存在論的には対象a(具体的な対象)は無い われわれは具体的に欲望の対象aを「これだ」と誤解することがある その場合の具体的な(誤解された)対象と原因は違う場合が多い これ、ジジェクというよりラカンだからしっかり勉強しよう。
ただラカンの言ってることを鵜呑みにするのもどうかと思うけどね
>>715 欲望の対象と欲望の対象=原因の違いは、欲望の対象は自分の好きな人(モノ)のこと、
対象=原因はその人を好きにさせている理由、または条件のこと。その条件があるから
自分はその人を好きになっているし、その条件が消えたら恋もまた消えるというような。
欲望の対象=原因つまり対象aを生み出す構造はいくつかあるのだけれど、
ジジェクはその中の1つとして恋の成就を阻んでいる障害を説明する。
自分と相手の立場が違うとか遠距離だとか相手に恋人がいるとかもう死んでるとか
「もしこの障害がなければ、自分とあの子は恋人になれるのに」と思わせる何か、
この場合、その障害が自分がその人の事を好きな理由(原因)として機能している。
「自分の欲望は他者の欲望である」から他者の視線が欲望される。
自分が何かを求めるとき、それは常に他者が望んでいる(と自分が考える)ものを
自分は求めている。
父親が望む自分を自分は欲望している。両親や他者が自分を見て喜びや
満足を感じることを望んでいる為、そういう自分を自分は欲望している。
つまり、欲望は常に(自分の想像する)他者の視線があってこそ成立する。
そしてその他者の視線は「・・・不可能な視線」(現実には存在しない視線)である。
719 :
考える名無しさん :2009/02/02(月) 05:03:56 0
>>716 >>718 どうもありがとうございます。
対象aを単純に「欲望の原因」と書かずに、「欲望の対象=原因」と書くのは、
欲望の原因(対象a)それ自体が、欲望の対象となりうるから(例えばフェティシズムの場合において)
という解釈でいいのでしょうか?
するとこの、対象と原因が一致する場合と、異なる場合というのは、
ヒステリー、強迫神経症、倒錯、統合失調症……等に対応しているのですか?
また、視線に関してですが、具体的に「フィールド・オブ・ドリームス」の場合、
主人公は「自分が『父の二の舞』(生活に疲れた敗北者)になるのでは?」と怖れているわけですよね。
溌剌とした父を見る視線=「純粋な視線」(自分自身が受胎されるまさにその行為に立ち会う視線)によって、
主人公は「父の役割(シニフィアン)を引き受ける」ことへの強い自信や意志を回復する、
という構造になっているはずだと思います。
でも別に、ラストシーンで「溌剌とした父」を見て、キャッチ・ボールをしたからって、
「父との和解」は成就するかもしれませんが、
主人公の抱えている問題が解決するようには思えないのですが…。
>>719 主人公の(問題を含む)現実を生み出す構造があって、人はある意味それに支配されている。
だから、主人公のその構造が変化した事が重要なんだと思う。
主人公にとって父との和解は不可能という意味で対象aであったし、同時にそれはトラウマ的な
対象(現実界的)でもあった。主人公は現実界から逃げるのではなく、現実界に近づくという
選択をしたことで、自分の現実のパースペクティブ(座標)を変化させることができたと。
自分は他者の視線として自分を見るからこの父親の視線は自分自身の視線なわけだね。
つまり、父との和解が意味しているのは自分を判定する大文字の他者が変化(更新)したこと。
大文字の他者が変化した事で自分の現実(問題の座標も)が以前とは変わったってことかと。
何かの答えが欲しいなんていう場合、対象aが欲望の対象になってると言えると思う。
でもそのあたりは門外漢なのでなんとも言えません。
ただ自分の欲望や認識と他者の欲望や認識を混同することが神経症やヒステリーに繋がる
というような書き方をジジェクはしてる。
721 :
考える名無しさん :2009/02/04(水) 16:16:02 0
池さん、こんにちは!
なかなかレベルの高い議論ですね。 質問している方も答えている方もけっこう勉強しておられるのが分かります。 自分ももっと頑張らないと!
723 :
考える名無しさん :2009/02/04(水) 23:02:55 0
>>720 どうもありがとうございます。
なるほどなるほど。
ただし、「こんなので大他者が本当に変化するのか?」という気持ちがないでもありません。
というのも、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のように、過去に戻って、
実際の父の性格や行動を、根本的に作り替えてしまうのとは異なり、
「フィールド…」の場合は、あくまで主人公が、父のことを幽霊だと自覚しているわけですから。
老医師の態度(野球を続けるという自分の夢をすぱっと切り捨て、主人公の娘を救う)が
「アメリカがかつて持っていたはずのモラル=父親(男性)象」を体現しているとは言えますが…。
でも父に関しては、その後の人生における「父の無力」を知ってしまっているわけですよね。
でも、そしたら今現在、子供を持ち、「その後の人生」を生きている自分の無力は…?
ちなみに、冒頭からある、あの「声」ってジジェク≒ラカン的には
「享楽せよ!」の声(超自我の声?)ということにでもなるんでしょうか?
>自分は他者の視線として自分を見るからこの父親の視線は自分自身の視線なわけだね。
おそらく私は、この辺がうまく理解できていないのだと思います。
自分がどこでつまづいているのかが見えて、大変参考になりました。
この点に関しては、頭を整理してから、あらためて質問させていただきたいと思います。
その際も、有意義なアドバイスを、どうかよろしくお願いいたします。
ラカンはこう読め!を読んで、面白かったんですが、これ以外でジジェクの読みやすい著作ってありますか? イデオロギーの崇高な対象は序文で挫折しました……
現代思想ガイドブック
>>725 それは読んだことあります
解りやすかったです
727 :
考える名無しさん :2009/02/17(火) 01:43:23 0
>>724 『イデオロギーの崇高な対象』はまだ読みやすいほうだと思うが…
まぁ序文はいきなり読んでも確かに分かりにくいだろうから、
そこは飛ばして第一部から読んでいけば良いと思うよ。
柔らかめのものなら『斜めから見る』『汝の症候を楽しめ』あたりかな?
>>727 なるほど。
まずは斜めから見るを読んでみようと思います。
ありがとうございました。
哲学書の場合、序文やら序論やらは最初に読まなくてもいいと思うよ。 基本的に、概論とまとめだから、議論が何にも無いのに結論が述べられていてわけわかんなくなる。 最後に読むと、なるほどね。ってことが多い気がする。
730 :
考える名無しさん :2009/04/20(月) 21:19:45 0
ジジェクの新しい翻訳なかなか出ないね。
次訳が出るとしたらどの本かな?
732 :
考える名無しさん :2009/04/22(水) 01:30:27 0
宇野が何かジジェクの邦訳を出すとかいう話なかったっけ?
733 :
考える名無しさん :2009/04/22(水) 01:31:52 0
734 :
考える名無しさん :2009/05/22(金) 00:16:28 0
>しかしジジェクの映画評論は、ラカン論を読者にイメージを伴って理解させるために述べているのか、
>臨床の拡大版として述べているのか。映画ひいては芸術作品だってディスクールだかんね。
>小説なんかはわかりやすい。私小説ならなおさら。
>ラカン派じゃないけれど文学畑であるクリステヴァの仕事は非常に分析的だ。
>もし後者のつもりで述べてるなら誰か注意してやんなよ。
>彼がやってるのは「分析家のディスクール」じゃなくて「大学のディスクール」だぜ?
>映画という対象aを他者に置いている。
>映画という幻想に語りかけて「全ては幻想である」というS/を生産している。
>まあ「実際の臨床じゃねえもーん」なんて反論されたら「そうですねじゃあいいや」ってなるけれど。
(中略)
>要するにわたしから見たらジジェクも「えんえんとラカン理論の」
>「注釈に腐心し続けている」ように見える、っつー話。
>少なくとも彼の映画評論は(文中の十川幸司言うところの)臨床とは言えない。
(中略)
>日本のラカン論を用いての評論が全く分析になっていないように思えるのは
>ジジェク(の著作)のせいじゃないか、というキチガイの妄想です。
>「分析と評論は別物だ」とか反論されたら「そうですねじゃあいいや」ってなるけれど。
>ジジェク派っつかこの界隈はほんとどうでもいいな。
http://aburax.blog80.fc2.com/blog-date-20090423.html
735 :
考える名無しさん :2009/05/22(金) 00:24:41 0
一ヶ月・・・一ヶ月だと・・・
ジジェクが最近の「反-○○運動」の意味を認めないのはどうしてなのでしょうか? 彼の言う「行為からの撤退」とは? よく分からないのでどなたが教えていただけるとありがたいです。
ジジェクは、ある体制側勢力に対して反対する勢力がある状況においては、 反対勢力の行う運動こそが、体制側勢力の活動を活気づける場合があることを指摘している。 このスレにもURLが貼られているけれど、彼がインタビュー映像のなかで述べているのは、 イギリスでのイラク戦争反対運動が、かえってイギリスの民主制を内外に知らしめ、 そのことによって「イラク民主化のための戦争」という大義を推し進めてしまったことだ。 ジジェクのモデルでは、権力は「自らの失敗を計算にいれて」作動している。 安易な反対運動が、権力にとって都合がよいように動く場合がある、と。 たしか彼の考えはこんな感じだったはずだ。
>>737 失敬。
件のインタビュー映像はこのスレには貼られていなかった。
でもWikipediaにリンクが貼られているはず。デモクラシー・ナウのインタビューだ。
739 :
736 :2009/06/19(金) 08:49:04 0
ありがとうございます。 wikipediaにありました!
740 :
考える名無しさん :2009/06/19(金) 11:19:22 0
英訳でフロイトの主要な論文が一冊で読めるみたいなのないですかね?
なぜアングロサクソン化されたフロイトを批判し続けたラカンの 遠い弟子筋にあたるジジェクのスレで英語のフロイト?
今やフロイトもラカンも英語版が中心 ジジェクも英語だし ドイツ語とかフランス語とか田舎の土人語w 大体アングロサクソン化されたのが駄目って言語の問題じゃないでしょwwwww ドイツ語ででもフランス語ででもアングロサクソン化された精神分析なんていくらでもできるしwwwww
743 :
考える名無しさん :2009/06/19(金) 19:13:47 0
q
ドイツ語もフランス語も読めないことがまるわかりの恥ずかしいレス
じゃあ日本語で書かなくていいよ
ウムラウトどうすんだよ
747 :
考える名無しさん :2009/07/11(土) 00:07:20 0
>>736 正確には行動からの撤退だと思うけど、
自分が日常的に行っている行動(例えば毎日2chに来るとか)は
今の自分を維持するために行われている。
それは自分の現実界を遠ざけるための行動であって、だからジジェクは
そういった自分を維持する習慣的な行動から、今の自分を変えないために
行っている行動から撤退すべきだと言っている。
だから、特に何もしていない人間に対しては、逆に行為を起すようにすることが
「行動からの撤退」となる。
あと
>>737 が言う意味もある。
>>737 遅レスですが、ジジェクはそれに対してどのような処方箋を出しているのか
もしお分かりでしたら教えていただけませんか?
まだジジェクは5冊ぐらいしか読んでいない初心者で、最近の主張を理解していないもので。
>>749 ジジェクにおいては、行為からの撤退そのものがすでに処方箋でもあるんじゃないか。
彼は「行為より理論を」としきりに言う。同時にそれは彼自身の使命を意味する。
つまり、マルクスとヘーゲルの理論によって、「撤退後の」資本主義の自動的な臨海点を探るという。
彼にとっては、現状を変えるのがまず第一の優先事項なんだろう。
>>749 こんにちは。
独学で読んでいるだけの者なので、最近の主張を知らないし、
大したアドバイスは出来ませんが、
750の通りだと思います。
ジジェクの考えというより、私の勝手な意見かもしれませんが、
行為からの撤退という身振りそれ自体が、
少なくともそれが連帯というかたちを採るならば
すでに宗教的な共同体(聖霊)を現前させていると思うのです。
逆に、安易に行為してしまうと、それは超自我の悪循環に落ち込みます。
たとえば、性的倒錯がそうですよね。
反社会的なつもりでも、ちっとも反社会的じゃありません。
そこで女性的身振りが大事ということになるのです(「脆弱なる絶対」の後半)。
(ん? 女性的身振り=行為からの撤退なのかな…?)
ちなみに私は、この女性的身振りを、
「議論せよ、だが従え」と明確に区別する理屈が、よく分かっていません。
あと、私からも質問があります。
「テロルと戦争」を読んだのですが、
根源的幻想=相互受動性=他者の場面という理解で良いのですよね。
そこで質問なのですが、なぜ「他者の場面」という表現になるのでしょうか?
どうしてこういう言い方にするのか、よく分かりません。
どなたか、アドバイスをお願いします。
752 :
考える名無しさん :2009/07/23(木) 05:09:46 0
753 :
た :2009/07/23(木) 23:19:11 O
(・ω・)/
草占い
755 :
考える名無しさん :2009/08/11(火) 02:08:45 0
>>751 自由に見えても他者によって完全に操作されている
従業員の運命を決めている高級幹部たちも規律的メカニズムの手の内にある
他者に依存しているという意味での他者の場面なんじゃないかと
ファルスと対象aの区別がよく分かりません 親切なかた、教えて下さい
アガルマと対象aならともかく……
ぇ アガルマと対象aって同じじゃないの?
ファルスは象徴界で、対象aは現実界
>>756 俺もたまに混乱する
「ラカンはこう読め」程度の本でなら区別できるが
少し難しい本になると
なんでここは対象aじゃなくてファルスと表記されているんだ?
と思うことがある
かえってアガルマと対象aの区別の方がシンプルで分かりやすい
ていうか基本的に同じと捉えても全く困らない
アガルマは「魅惑的なもの」(女の魅力)、対象aは「ちょっとした違い」(人間そっくりのエイリアンのとんがり耳みたいな)
という区別があるだけだと思う
誰かファルスと対象aの区別をもう少し分かりやすく教えてください
というかここのスレ、情報を出し惜しみし過ぎていて、あまり役に立たない
お互いにとってマイナスだと思うのだが……
761 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/08/19(水) 07:29:58 0
ファルスは主体(の同一化)、 対象aは欲望の対象
春樹の新作が精神分析で読めそうな内容だった
春樹なんて最近読んでないな というか哲学読むようになってから小説読まなくなった 小説に共感できない自分に気づいたから 哲学をするようになったというべきか…… みなさんはどうですか
ファルスは説明されるものじゃないからな。 その「説明」の源だ。 ま、対象aを「対象」とする論理の源と言ってももいい。 対象aってのは、目的のない欲動に与えられた目標であり対象。 それによって欲望が登場する。
つまり原因がファルス?
>>765 原因じゃないよ。
普通は「枠組」みたいなもんだろ。
何を読んだ? それによって説明は変わると思うが。
対象aはあの映画とかに出てくる宇宙人のピンと立った、あの耳先みたいなアレでしょ。
ファルスって「医者」とか「官僚」といった資格みたいなものじゃないの? つまり自然のペニスじゃなくて、権力によって保証された権威みたいな。 んで、それと対象aとがどのように結びつくのだ? あえて愚問を言うが、 たとえば女子高生(宇宙人じゃなくて)の耳たぶをぺろぺろ舐めるのが好きな医者が居たとして、 それとファルスと何の関係が?
1人1人言ってることが違うのが笑えるw
>>768 象徴的去勢によって生じた裂け目を覆いにやってくるのが対象aじゃなかったけか
ジジェクというよりラカンかもしれないが
>>770 そういえばそうだね
象徴的去勢って、ファルス(医者などの資格)を受け取ることという理解でおk?
お前らそれじゃ質問に答えたことにならないぞ 質問は対象aとファルスの違いだろ 対象aとは宇宙人の耳そのものではなく、宇宙人の耳が内に秘める何ものか。 外に現れた形ではなく、外に現れたその形が未然に主張するそれ以上の何か。 ファルスとは役職が与える権力と同義であり、 自然とそれはその人個人とその人が背負う役職の差異を示すことになる。 麻生首相で言えば首相という肩書きとそれに伴う権力がファルスであり、 対象aは麻生支持者が麻生個人に感じる何かである、それは麻生のステータスや 姿形、経歴、話し方などが表すそれ以上の何かであり、麻生が実際に示す 行動とは関係のないもの。
ファルス(首相という肩書き)と麻生太郎との関係が正当であると保証する (麻生支持者が「麻生こそ首相に相応しい」と感じる)根拠となるものが 対象aということかな。 ところでその場合、対象aを失った麻生太郎が「対象の残滓」なの? それとも対象aこそが「対象の残滓」なの? なんか、この辺でジジェクの表記が曖昧な気がしてしまうのですが…
775 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/08/30(日) 02:45:12 0
>ファルスは主体(の同一化)、 >対象aは欲望の対象 ファルスは主体が主体としてあろうとする(不可能の)象徴的同一性 S(/A) そしてこの他者の欠如、穴(現実界)を隠すために/S◇aという幻想をみる。 このaが対象a。欲望の対象であり原因であり、幻想を作り出す。 主体は主体たろうとファルスと同一化しようとするが、 欠如しているゆえに、対象aという対象を欲望しつづけることでごますみたいな。
776 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/08/30(日) 02:59:45 0
ファルスの特別性は、母の欲望の対象(=父のちんこ)だから。 それになろうとする。そこでこそ主体になれる。 対象aはこれが不可能で、穴(現実界)が開いた後に、 その穴を埋めようとする対象で(誰でもよい)他者の欲望の対象
んまー、みなさんごぶさたですー 一応参考までにポンタリス君の著作からご紹介しますー 「ファルスの役割をよく認識すべきである。 ファルスとは、さまざまな様態をとって表れる欲望のシニフィアンであって、 対象ではない」 「対象ではない」というのがポイントですかねー つまり「欲望に意味を与えるもの」と「欲望の対象」は違うってことですかねー まー解釈の一つですので、正解ではないでしょうが、 あくまでも参考までですよー あとはよろしくねー
あ、エクリの「ファルスの意味作用」でも似たようなこと言ってますねー ラカンのエクリは、仏語が読めなければ英語で頑張ってくださいよー
どーもー、らでございますー たびたびお邪魔しますー 一日たって、なぜか「ファルスの意味作用」の訳を見つけましたよー エクリ原著のp690辺りらしいですー お節介ですが、引用しますねー 「フロイト理論におけるファルスは、想像的効果だと解釈するべきだとしても、幻想ではない。 そのようなものとしてのファルスは、 もはや(部分対象、内的対象、良い対象、悪い対象というような)対象でさえない。 その理由は、このファルスという項が目指すのは、ひとつの関係の中で、 重要な現実(心的現実)に判定(評価)をくだすことだからである。 もちろんそれが象徴しているのは、ペニスやクリトリスといった器官などではない。」 その後に「ファルスはシニフィアンである」とも言ってますねー ではまたー、ごきげんよー
>>774 だと、aは主体(麻生太郎)の欠如を隠すもの
>>775 だと、aは他者の欠如を隠すもの
という違いがありますね
どちらが正しいのでしょうか?
>>777-
>>779 は、私には難しくて分かりません
「欲望のシニフィアン」と「欲望の対象」の違いって簡単に言って何だ?
781 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/02(水) 21:51:37 0
>>774 だと、aは主体(麻生太郎)の欠如を隠すもの
>>775 だと、aは他者の欠如を隠すもの
という違いがありますね
S(/A)なんだから主体であり他者でしょ。
>「欲望のシニフィアン」と「欲望の対象」の違いって簡単に言って何だ?
このように考えると難しい。
ファルスは、母親になく母親が欲望する父のちんこ。
それになりたいと言うこと。でもなれない。それがファルス。
ファルスというシニフィアンに次々シニフィアンを入れるという
シニフィアンのモデル。
それでも欠如するところに現れる部分対象が対象a。
782 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/02(水) 22:01:12 0
ファルスは主体はいかに主体たり得るかという中期の象徴界の中で 思考されたので、とにかくシニフィアンとして思考された。 シニフィアンの連鎖の大元の特別なシニフィアンとして。 対象aは後期の現実界の中で思考された。 それでも主体たり得えず開いた穴を以下に塞ぐか。 それが対象a だからファルスは象徴界に位置し、対象aは現実界に位置する。
なかなか結論出ないね
784 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/02(水) 23:07:11 0
そろそろ勘弁してください。
>>782 いつも思うけど、君の説明は不十分で曖昧すぎるね。
対象aは「私から逃れ去る、この幻想的で享楽的な部分」なんだよ。
言うならば、ジジェクもよく引用する「剰余享楽」。
もっと厳密にいえば、「享楽の現実的なものを包み込む幻想」だよ。
元々フロイト的心的成長の中で、対象aは想像界の概念の中からスタートしたってこと、
君、わかってる?
786 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/02(水) 23:52:41 0
>>785 そんな知識で、ガキみたいにつかかるな。
萎えるよ。
>>775 はわかるか?
同じこといってんだぞ。おい。
787 :
考える名無しさん :2009/09/02(水) 23:57:41 0
ジジェクの新刊10月に出るみたいね。『一度目は悲劇として、二度目はファルスとして』。 『現実界の砂漠へようこそ』に似た文明論らしい。 あとジジェク論『あなたがジジェクについて知りたいと思いながらあえてヒッチコックに尋ねなかったこと』 も出る。これタイトル自体ジジェクのパロディだ
788 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/03(木) 00:01:16 0
>>775 「私から逃れ去る、この幻想的で享楽的な部分」
「享楽の現実的なものを包み込む幻想」
「剰余享楽」
わからないならこんな曖昧な表現、写さなくても
>>775 がわかりやすいだろう。
なんでラカンがマーテムつかったとおもってんだ。
>元々フロイト的心的成長の中で、対象aは想像界の概念の中からスタートしたってこと、
>君、わかってる?
どの教科書で読んだのかな。それ余りよくない教科書だな。
ようするに、ラカンは他者についての思考だから、
想像的なものa
象徴的なものA
現実的なもの(対象)a
と遷移してるということな。
それぞれの時代の思考の整合性は曖昧なことがおおい。
>>782 はそういうことな。
そろそろ勘弁してください。あとは自主勉強してきてくれ。
789 :
考える名無しさん :2009/09/03(木) 00:04:37 0
>なんでラカンがマーテムつかったとおもってんだ。 ラカンのマーテムって何?
790 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/03(木) 00:07:55 0
マテームの大阪弁
791 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/03(木) 00:16:05 0
792 :
考える名無しさん :2009/09/03(木) 00:22:38 0
793 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/03(木) 00:25:20 0
794 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/03(木) 00:28:36 0
ワンパターンである。 ネオリベの破綻の今、左翼でも、幻想でもないだろう。 というところ?
この前、森田療法の医者に「あるがままを受け入れる」についていろいろ質問しました。 もちろん「無を欲望する」と「何も欲望しない」は違うという言葉をベースにして。 すると「今時、マルクスやフロイトなんて超アナクロ」ってバッサリ斬られました。 「書を捨てて、便器を磨こう!」だって。 森田療法に対して(あるいは「書を捨てて…」的な言葉に対して)、みなさんはどう思いますか? ま、どうせ障害持ち・低学歴のおいらが何を言ったところで、 「お前は便器を磨きたくないからホザいてるだけだろ!」と返されるだけなんだが…(`・ω・´)
わかりやすいキチガイだよ 誇りを持って良い
はあ、波平って言い訳番長だったということね・・・ アホらしww
798 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/03(木) 09:16:14 0
>麻生首相で言えば首相という肩書きとそれに伴う権力がファルスであり、 >対象aは麻生支持者が麻生個人に感じる何かである、それは麻生のステータスや >姿形、経歴、話し方などが表すそれ以上の何かであり、麻生が実際に示す >行動とは関係のないもの。 ちょっときびしいこといったかな。この例をもとに、 首相はファルスではないよ。シニフィアン。 ファルスはシニフィアンのシニフィアン。シニフィアンのモデル。 主体は主体たろうと社会的に自らを誇示できる立場をのぞむ。 要するに巨大ちんこを押っ立てて、みろこれがオレ様だ!ということを望む。 そのためにちんこ(ファルス)というシニフィアンに、いろいろなシニフィアンを 代替させていく。首相もそうだろうし、社長でもいいし、教師でもいいし、 あるいは一家の大黒柱でもよい・・・でもファルスはそもそも去勢されているので、 どのシニフィアンだろうが満足することがない。 それで、このファルスの位置には、現実界という穴が開いている。 この穴が享楽に繋がっている。享楽とはファルスとして社会的にシニフィアンを 求めるような欲望ではなく、もっと自己破壊的、社会破壊(タブーを犯す)ようなこと。 このために現実界の穴には、対象aという欲望の対象であり、原因が現れて、 幻想を魅せて享楽による崩壊を回避する。 具体的には対象aには次々と具体的な欲望の対象が現れる。 OLのブランド品だったり、オタクのフィギアだったり、オヤジの高給ゴルフクラブ だったり・・・ とりあえず、こんな感じではどうかね。
799 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/03(木) 09:42:54 0
「私から逃れ去る、この幻想的で享楽的な部分」 「剰余享楽」。 「享楽の現実的なものを包み込む幻想」だよ。 対象aは単に欲望の対象ではなく、享楽に関係する点で、 狂気に近接している。 たとえばOLがブランド品を求めるのは、そのブランド品が 欲しいと言うよりも、そこに何かがあるように錯覚する。 されにいえば、買った時点で飽きて、質屋にもっていく。 そして買い物中毒、カード破産で、社会生活そのものも 崩壊に至る・・・というような。
800 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/03(木) 10:00:53 0
ラカン自体は、ファルスと対象aの関係を明確に語ってはいない。
というのは
>>782 のように、思考した時期が違うから。
時期が違うと、全体の考え方自体がかわっているから。
ファルスと対象aの関係を整合よく、繋ぐことはむずかしい。
一説では、ファルスをシニフィアンとして語りすぎて、
現実界について考えるときに、もはやファルスだけでは
つじつまが合わなくなって、対象aをひねり出したとも言われる。
ある種のダブルスタンダードのような感じになっている。
>そのためにちんこ(ファルス)というシニフィアンに、いろいろなシニフィアンを >代替させていく。首相もそうだろうし、社長でもいいし、教師でもいいし、 >あるいは一家の大黒柱でもよい・・・でもファルスはそもそも去勢されているので、 >どのシニフィアンだろうが満足することがない そしたらファルスに代替するシニフィアン(首相、社長…)が ファルスに値すると保証してくれる(勘違いさせてくれる)存在が (つまり「首相になったら自分を誇示できる」と主体に思わせる存在が) 「主人のシニフィアン」ってことになるのかな? 見当外れだったらゴメン
802 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/03(木) 12:26:53 O
主人のシニフィアンってなんだっけ? ここでいうファルスはシニフィアンだから象徴的ファルスなわけだ。 象徴界とはなにか? ランガージュのように構造化された無意識、シニフィアンの連鎖、そして大文字の他者。 なにが勘違いさせてくれるといえば大文字の他者。無意識でしょ。そこに価値(掟)は刻まれているわけで。
見当外れだったゴメン 頭の中が混乱してきた
804 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/03(木) 21:07:18 O
ラカンの特殊でおもしろいのは「主体」論ですね。精神分析なのに主体? 主体といえば哲学。自立した理性的な人間像。 なんで?これだけで異端でしょう。
805 :
考える名無しさん :2009/09/03(木) 21:33:07 0
>>804 ジジェクブームは去った(キリッ
と言っておきながらこのスレで雄弁に語り続けてるのはなぜ?
キミに必要なのは精神分析の知識よりも自己分析じゃないか?w
ほっとけ。バカがうつるぞ。
807 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/03(木) 22:09:16 0
808 :
し :2009/09/03(木) 22:11:06 0
時間が経てば状況が変わるものだ。また近いうちに例のとこいくよ。
ラカン的形態において、死は、ファロスへと中心化されたシニフィアンに結ばれているのである。
ラカンはともかく、ジジェクはファルス的なものを越えることを意図しているね。
811 :
ネオマトリクス :2009/09/03(木) 23:21:59 0
根拠の無い愛があるから無駄な作業労働に強制従属させられる 幻想だ 苦しい!! たすけて!!!
812 :
ネオマトリクス :2009/09/03(木) 23:23:28 0
しねしねしねしねしねしね 増殖するな 死ねしねしねしねしねしねしねしね しねしねしねしねしねねしねしねしねしねしねしねしね しねしね
813 :
NAS6 :2009/09/03(木) 23:27:56 0
神が苦痛を感じる細胞を増殖させてるんです
スレを上げるから変なのが……
815 :
考える名無しさん :2009/09/04(金) 00:30:27 O
神系男子(笑) フリーメーソン(笑)
誰だよアゲたの
ジジェクスレは多少荒れていても彼らしい。
荒れない良スレだったのに
>>802 「首相、社長…といったシニフィアンこそがファルスだ!」と
決めつけてくれる(勘違いさせてくれる)存在が
大文字の他者であるということは、要するに、
@「首相こそが巨大ちんこだ!」と決めるのが大文字の他者
ってことでしょう。
その一方で、大文字の他者の欠如を隠蔽し、一貫性の外見を維持するのが
「空虚なシニフィアン=主人のシニフィアン」ですよね(厄介な主体p.96)。つまり、
A「大文字の他者は一貫している!」と保証する役割を担うのが主人のシニフィアン(空虚なシニフィアン)
ということですよね。正直、私はこれまで、
ファルス=欠如のシニフィアン=空虚なシニフィアン
と考えていたのですが、@Aの理屈によると
Bファルス≠空虚なシニフィアン
ってことになりますよね。
一体、どのように考えればよいのでしょうか。
820 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/04(金) 21:59:46 O
よい質問ですね。再度、大文字の他者とはなにか?象徴界であり、シニフィアンの宝庫です。 だからシニフィアンはすべて大文字の他者の元にあります。 大文字の他者(シニフィアンの宝庫)がシニフィアンを保障するのです。これがすごく重要です。 シニフィアンは他のなにものにも基礎付け去れません。たたシニフィアンには共時的、通時的な法則(大文字の他者)のみがシニフィアンを位置付けます。 それは去勢というインストール(言語獲得)により一気に埋め込まれるわけです。 そしてそのときに同時にファルス=欠如のシニフィアン=空虚なシニフィアンも埋め込まれるのです。 これはまさに言語論的です。たとえば後期ウィトには「規則のパラドクス」というのがあり、規則はなにものにも基礎付けられていないのになず作動するのか。
821 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/04(金) 22:09:42 O
たとえば原理的に作動するはずがない数学はなぜ真理のように振る舞えるのか。 その言語論的な答えの一つが超越論的な「共同体」です。人の認識を越えて、みなが価値をともにしている信じる共同体に属しているからということです。 これはまさに大文字の他者他者です。シニフィアンの法則性でしかないところに人は超越論的他者(神)を見るのです。
822 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/04(金) 22:16:33 O
ジシェクだけだと、ラカンは好きかって言っていると思うかも知れませんが、 最先端の言語論でできています。最新の分析哲学より先をいっているぐらいです。 ほんとすごいのです。
どうやったらこんなアホな文章を自信満々に書けるのか…永遠の謎である
みんなどんな「現実界」から逃れているの?
えええ
826 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/04(金) 23:02:30 0
続けると、言語論には「自己言及のパラドックス」というものがあります。 言語体系において自己に言及するとパラドクスが生じる。 これをファルス=欠如のシニフィアンにつなげることができます。 ファルスとは私は〜だ!とちんこを押っ立てて叫ぶことです。 しかし去勢(言語のインストール=大文字の他者を内面化する) によって、自己に言及するとパラドクスが生まれる=欠如するしかないのです。 去勢(言語のインストール)とは、ファルス(欠如)も抱え込むことです。 そしてつぎつぎに大文字の他者に導かれて、シニフィアンをとっかえるのですが、 決してうまりません。なぜなら大文字の他者そのものが欠如している (パラドクスをかかえてる)からです。
827 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/04(金) 23:14:19 0
シニフィアンは他のなにものにも基礎付けられない。大文字の他者のみがシニフィアンを位置付ける。 これをラカンのテーゼでいえば、「大文字の他者の大文字の他者は存在しない。」 「メタ言語は存在しない。」ですね。
828 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/04(金) 23:15:45 0
まとめましょう ■象徴界=大文字の他者=シニフィアンの宝庫 大文字の他者とはなにか?象徴界であり、シニフィアンの宝庫です。だからシニフィアンは すべて大文字の他者の元にあります。大文字の他者(シニフィアンの宝庫)がシニフィアン を保障するのです。これがすごく重要です。シニフィアンは他のなにものにも基礎付け去れ ません。これをラカンのテーゼでいえば、「大文字の他者の大文字の他者は存在しない。」 「メタ言語は存在しない。」ですね。 たたシニフィアンには共時的、通時的な法則(大文字の他者)のみがシニフィアンを位置付 けます。それは去勢というインストール(言語獲得)により一気に埋め込まれるわけです。 そしてそのときに同時にファルス=欠如のシニフィアン=空虚なシニフィアンも埋め込まれ るのです。 これはまさに言語論的です。たとえば後期ウィトには「規則のパラドクス」というのがあり、 規則はなにものにも基礎付けられていないのになず作動するのか。たとえば原理的に作 動するはずがない数学はなぜ真理のように振る舞えるのか。その言語論的な答えの一つ が超越論的な「共同体」です。人の認識を越えて、みなが価値をともにしている信じる共同 体に属しているからということです。これはまさに大文字の他者他者です。シニフィアンの 法則性でしかないところに人は超越論的他者(神)を見るのです。
829 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/04(金) 23:17:32 0
続けると、言語論には「自己言及のパラドックス」というものがあります。言語体系において 自己に言及するとパラドクスが生じる。これをファルス=欠如のシニフィアンにつなげること ができます。ファルスとは私は〜だ!とちんこを押っ立てて叫ぶことです。しかし去勢(言語 のインストール=大文字の他者を内面化する)によって、自己に言及するとパラドクスが生 まれる=欠如するしかないのです。 去勢(言語のインストール)とは、ファルス(欠如)も抱え込むことです。そしてつぎつぎに大 文字の他者に導かれて、シニフィアンをとっかえるのですが、決してうまりません。なぜなら 大文字の他者そのものが欠如している(パラドクスをかかえてる)からです。 ジシェクだけだと、ラカンは好きかって言っていると思うかも知れませんが、最先端の言語論 でできています。最新の分析哲学より先をいっているぐらいです。ほんとすごいのです。
830 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/04(金) 23:45:11 0
このことに関するジジェクを引用しましょう。 >> われわれのいう「社会的現実」とは、究極的に倫理的構成物である。それは、ある種の「あ たかも・・・のように」に支えられている。その信念(ここでふたたび思い出さねばならない。 信念は絶対に「心理的」レベルで捉えてはならない。それは社会的領域の実際的機能の 中に具現化・具体化されているのだ)が失われるや、社会的領域の全体構造そのものが崩 壊してしまう。このことはすでにパスカルによって明快に表現されていた。・・・パスカルによ れば、われわれの理性の内性は意味をもたない外的な「機械」によって決定されている。そ の機械とはシニフィアン、すなわち主体がその中に捕らえられているところの象徴的ネット ワークの、自動機械である− なぜなら、われわれは自分を誤解してはならない。われわれは精神であると同程度に自動 機械である。・・・証拠は精神しか納得させない。習慣こそが、もっとも強力な、いちばん信 頼できる証拠となる。習慣は自動機械の動きを左右する。自動機械は、知らず知らずのう ちに精神を引っ張っていく(パスカル) ここでパスカルは、無意識にたいしてきわめてラカン的な定義を下している。「無意識のう ちに精神を誘導している自動機械(すなわち、死んだ、意味のない文字)」。法には本質的 に意味がないというこの性質から、論理的に、次のようになる。われわれが法に従わなけ ればならないのは、それが正しく、良く、われわれに利益をもたらすからなどではなく、たん にそれが法だからである。P59-60 「イデオロギーの崇高な対象」 スラヴォイ ジジェク <<
831 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/04(金) 23:59:38 0
ここで、いっていることは、 「信念を支えているのは、無意識というシニフィアンの自動機械である。」 これはまさに大文字の他者ですね。 「法に従わなければならないのは、それが正しく、良く、われわれに利益を もたらすからなどではなく、たんにそれが法だからである。」 法の正しさはなにものに基礎づけられない。ただ法は法だから、 すなわちインストールされた無意識というシニフィアンの自動機械として作動している。 それがなにか正しいと報償されているように錯覚する。これが大文字の他者効果である。
上げんなハゲ
なぜ、あぼ〜んがこんなにww
この手の理屈と、 ファルスを所有する男と、ファルスという存在である女ってのは どのように結びつくのかな(`・ω・´)
835 :
考える名無しさん :2009/09/05(土) 10:32:37 O
ファルスという存在である女?
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY というコテは嫌われてるようだが、ちゃんと反論がないと判断がつかない
反論できない奴が判断?
ファルスという存在である女って言い方はおかしいかな なんて書けば良かったんだ?
英語版wikiにジジェクに対する批判が簡単にまとめられてるね。既出かな?
http://en.wikipedia.org/wiki/Critiques_of_Slavoj_%C5%BDi%C5%BEek 以下要約
「ジジェクのマルクス主義的政治スタンスとラカニアン的な精神分析の概念が齟齬を起こしている。
ラカンを用いて現代社会のイデオロギー分析を行えたとしても、政治的な思考は伝統的なカテゴリー
に固定されたままになっている」(Laclau)
「ラカンの精神分析を政治的に読み替えることの困難。特にジジェクがよく引く『精神分析の倫理』の
中のアンチゴネーに対するラカンの読解を、ジジェクは誤読している」(Ian Parker)
「ラカンをヘーゲルと近づけて読むことの困難。ラカンの無意識の概念とヘーゲルの無意識の概念は
まったく異なる」(Horwitz)
「ジジェクが定義するファシズムは、ジジェク自身に当てはまる特徴だ。
反ユダヤ主義に関しては、ポップカルチャーの例と混ぜることでその脅威を薄めている」(Adam Kirsch)
そもそもコテの長文を読んでる奴はいるのか?
くだらないのは無視>コテ
学術論文とか書くときにリファーするのがちょっと恥ずかしいよなジジェクは。 日本で言うと柄谷とか大澤真幸あたりにリファーするのと同じような感覚かもしれん。 香具師的だからというより、あまりに独自の世界を構築しすぎてるので引用しようとすると どうしても自分に都合のいい部分だけ引っ張ってきたみたいな感じになりやすいw まあジジェクに限って言えば自分の本を「出来損ないのCDーR」だのコピペで作ってるだの 言ってるし、色モノ扱いなのは承知の上で本書いてるんだろうけど。
でも柄谷とかジジェクの方が、よっぽど面白いんだよなぁ
ジジェクの最近の講演とかYoutubeに上がってるけど 訛りがひどくて聴き取りづらいことこの上なし…ちくしょう。 要するにrの発音がおかしいんだよな、と頭ではわかってるけどダメだ。
大澤もいつの間にかイロモノになっちまったのか
ラカンやフロイトだって自信を持って引用する対象じゃないでしょ 精神分析そのものが恥ずかしいこの時代
どうして柄谷や大澤や精神分析が恥ずかしい時代になっちゃったのでしょうか なぜ彼らの思想は受け継がれなかったのだと思いますか?
現実界に沈んだ。沈められた。
対象aは、カントの言う物自体のように理解不可能なものとして偏在するが、 ファロス=Φは去勢され、空虚であるがゆえに機能(=function)する。 aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaa aaaaaa aaaaaa aaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaa aaaaaaa aaaaaaa aaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaa aaaaaaa aaaaaaa aaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaa aaaaaa aaaaaa aaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa ジジェクや柄谷は政治主義を引きずっているが故に今日陳腐に見えるが、 同じ理由で消費社会、資本主義に効力を持つ。
(続き) この場合、言説の場である西欧と日本の市民社会の成熟度が彼らの言説を理解する鍵になる。 柄谷は日本ではファロス中心主義的に見られるが、西欧から見れば、女性的言説、東洋的 弱者の言説(ファロス=去勢そのもの)として見られてしまう。 そのような状況論的な差異がなくならない限り彼らの言説は有効だろう。 ただしジジェクの方は、あまりにヘーゲル寄りに見える。これもあえて復古的に振る舞う ことでバランスをとっているのだが、あからさまな経済最優先の(財界と癒着した)政治 状況(S◇a)がそうした言説を凌駕してしまっているようにも思える。 ジジェクは対象aを偏在する現象としてではなく、思考がループするその結節点として捉えて いるのだが、この対象aは(消費社会においては)ジジェクそのものとも言えなくはないし、ジジェク の言説が機能する限りにおいて(政治的には)ジジェク自身がファロスそのものと言えなくもない。
あえて復古的に振る舞う ↑ここは違うよ 「ヘーゲル寄り」というのは、教条主義的に断定することを厭わないからだね。 それはラカンもそう。 そしてそれはポスト構造主義に対する、 「現代的」「ポスト=ポスト構造主義的」な挑戦状ってことだよ。 ただ、ご指摘の通り、ジジェクはラカンと違って 「精神分析家のディスクール」の立場を担わないという特徴がある。 しかしそれは「主人のディスクール」ではなく 「ヒステリー者のディスクール」なんだよね。しかもそれを狙ってやってる。 それがジジェクの長所であり短所だと思うね。
852 :
考える名無しさん :2009/09/08(火) 16:36:15 0
ええぃ、ジジェクの新翻訳はまだか!
853 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/08(火) 19:04:31 0
>学術論文とか書くときにリファーするのがちょっと恥ずかしいよなジジェクは。 >日本で言うと柄谷とか大澤真幸あたりにリファーするのと同じような感覚かもしれん。 そういうのはあるな。東浩紀とか。 みんなラカンに呪われているのが笑う。 >しかしそれは「主人のディスクール」ではなく >「ヒステリー者のディスクール」なんだよね。しかもそれを狙ってやってる。 >それがジジェクの長所であり短所だと思うね。 ふ〜ん、むずかしいね。
どうしてラカニアンのジジェクがコギトを支持できるのかよく分からない
855 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/09(水) 18:41:21 O
フロイト、ラカンはデカルト主義者だよ。
果たしてそうかな?
そんなぴかぁ〜さんの2003年時の勇姿を見よ!↓ これ↓2003年時の波平(ぴかぁ〜)の知的レベルな 38 :ぴかぁ〜 :03/02/17 23:11 SELENEわしに返事くれたっていいじゃないか! こんなにも好きなのに 画面越しに愛を送りつづけているのに なんで恐いとか狂ってるとか 客観的なの 43 :ぴかぁ〜 :03/02/17 23:18 ソフィア、マンコ舐めさせて。 70 :ぴかぁ〜 :03/02/18 00:36 ソフィアのおっぱい飲みたいからいったんわしの子をはらんで 乳だけ出したら堕胎しろ!わかったか! ソフィア世界で一番愛してるよ
これ↓が2004年時の波平(ぴかぁ〜)の知的レベルな 1 名前:Я ◆wMDHqGPerU :04/04/15 01:29 ネットコミュニケーション(パロリチュール)でわれわれは再び、疑似現前の他者と遭遇する。 ここではもはやロゴスはコミュニケーションゲーム上のアイテムでしかない。 マスメディアによるリアルは弄ばれ解体され、 近代の理性的主体さえも解体され「野蛮」な主体となる。 その先も待っているものはなにか・・・ * 解説 ぴかぁ〜はパロール+エクリチュール=パロリチュールという 怪しげな造語をこの当時作り得意満面でした。
で、2009年の例の池沼のレベル↓
50 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/08/18(火) 20:02:15 0
♪ ∧__,∧.∩
r( ^ω^ )ノ _ 親の年期食いつぶす♪
55 :純一 ◆QzuB1xeuck :2009/08/18(火) 20:10:26 0
>>50 ぴかぁ〜年期じゃなくて、年金な。
そしてそれはお前の事だと思うぞ〜純一兄さんはな、少なくとも。
279 名前:第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/08/19(水) 01:37:52 0
性格分析的には、寂しがりや、体育会計、親分肌・・・か
280 :純一 ◆QzuB1xeuck :2009/08/19(水) 01:40:00 0
体育会計じゃなくて、体育会系、な?
このスレ終わった……
>>854 ラカン「精神分析の倫理」の
「確信の主体について」を読んでください
>>861 間違いでした。「精神分析の四基本概念」でした。スマソ・・
そんな難しいことをここで聞いちゃいかん!\(*`∧´)/
ラカンにおける隠喩と換喩って、どんな意味ですか。 父性的隠喩って、どうして隠喩って表現がされているのでしょうか? そして換喩とはラカン理論において何を意味するのでしょうか?
\(*`∧´)/
\(*`∧´)/ ……。
/(*`∧´)\
ジジェクとかイタリア現代思想とか読んでると 日本の思想界には泣けてくるな…
ジジェクはけっこう適当だけどな。 ネタ的で面白いから良いけど。
日本の哲学は心理学に占領されちゃったんだよ 奴らはニーチェも知らんし 心理学なんてニューエイジみたいなもんだから 「我を捨てましょう。無を欲望することが大切です」てなことになってしまう そして「社会批判する者はすべて現実逃避のネトウヨ」なんだとさ
奴らって例えば誰?
心理学部の学生のことだけど
873 :
考える名無しさん :2009/09/18(金) 16:55:46 0
心理学とラカンの根本的な違いって何だろうな
874 :
や :2009/09/18(金) 17:16:17 O
やみ
876 :
考える名無しさん :2009/09/20(日) 01:46:07 0
社会適応するためにどうしたらよいかを考えるのが心理学 ラカンというか哲学は……なんだ?
877 :
水瓶座 :2009/09/20(日) 05:10:33 O
天秤座
批評家と思想家の違い
879 :
考える名無しさん :2009/09/21(月) 01:18:48 0
マルクスやバタイユあたりは 興味ない人は完全に黙殺、もしくは拒絶反応するよね レーニンを繰り返すなんて言ったら、それこそ革マル派呼ばわりされるよ 存在者についての学問と存在についての学問の違いってのはどう?
880 :
考える名無しさん :2009/09/21(月) 01:55:49 0
存在者としてのマルクス→偉大 存在としてのマルクス→グータラ
逆以前に、よく意味が通じるな 俺にはさっぱり分からん
実際何一つ説明してない。ハイデガーのコスプレでオナニーしてるだけ
でもマルクスも拒絶、バタイユも拒絶ったら どんな哲学ならOKなのだ? バタイユはアンチ・マルクスだろ
ジジェクはSF小説やハリウッド映画を 理論を説明するための「例」として示しているけど、 日本でアニメやエロゲを分析して理論を抽出するってのは説得力的にどうなんだろう
なぜアニメやエロゲに興味を持ってるかを まず説明しなくてはイカンだろうな なんだかんだ言って、おたくはキモくて 市民権を得ていないから
そういうのは東浩紀がやってるやつ。
ジジェクとSMと映画について勉強したい 大学院に行きたいけど どこがオヌヌメですか?
889 :
青土社近刊 :2009/09/26(土) 00:16:50 0
大義を忘れるな (仮) 解放闘争と救済者の位置 スラヴォイ・ジジェク 著 中山 徹 訳 加藤 英明 訳 200911刊/四六判/520頁 定価5040 円(本体4800 円) ISBN978-4-7917-6491-4 ハイデガーの政治学、ロベスピエールから毛沢東にいたる革命的テロル、 スターリン主義、プロレタリアート独裁など、「失敗に終った大義」――。 それらに対置されるものとして提示される、安易な自由民主的な代替案の 数々。すなわち、人権擁護、反人種主義、マルチチュード論など、今日支配 的なポストモダン的思潮を根源から疑問に付し、「失敗した大義」 を照射し 「再発見」 する、ジジェク渾身の大作。
ジジェクの本もう買わない どうせ金太郎飴だし うちに13冊ぐらいあるから それを繰り返し読んだ方が役に立つ だいたい革命的テロルだのプロレタリアート独裁とか 恥ずかしくて人に言えない まー、本当はそれらについて語ると すぐにネトウヨ呼ばわりされるこの社会が いちばん恥ずかしいんだけどね
値段高っ!!
版元どこよ
>>890 ジジェクの話をしたら精神科医から革マル派と言われたお(・∀・)
別にいいじゃん革マルで。
15年近く引きこもって、女の子とデートはおろか、 飲み会さえ経験したこと無いのに 医者から革マル派として活動してたんじゃないかと疑われたんだぞ 医者とのやりとりが一日中、フラッシュバックして頭が割れそうだよ
896 :
考える名無しさん :2009/10/06(火) 01:43:44 0
泣いた
なんで過疎ってんのよ・・・ 打ち明け話をした俺が馬鹿みたいじゃん
作品社12月近刊 『複眼的思考』 スラヴォイ・ジジェク 山本耕一 予価:3800円(税別)
内田や養老並に本だしてるな
コピペの便利さを舐めちゃいけない。
ジジェクジェネレーター簡単に作れるな
スレチで申し訳ないが、この前、石原千秋の夏目漱石論を読んでたら 「ハビトゥス」という言葉が出てきた 石原千秋って、あまり漱石に政治的なアプローチ(たとえば柄谷的な) をしない人というイメージがあるんだが 「ハビトゥス」って、ピエール・ブルデューの有名なタームだよね もしかして、こっそりこんな言葉を忍び込ませることで、分かる人にだけ政治性を暗示したのかな? だとしたら、暗黙の検閲機構のすさまじさを感じる ジジェクも同じだな ジジェクみたいに露骨に政治的だと 日本では、「自分の阿呆さを棚に上げて、社会のせいにしてる」 って言われるだけ
超自我の卑猥な命令
904 :
考える名無しさん :2009/10/17(土) 03:32:27 0
ラカン−ジジェクが政治理論として参照される時代はもう終わった。 これからはマーケティング・ツールの一種として 電通や博報堂あたりに悪用されていく以外に用途はあるまい。
正確な表現は忘れたけど「抑圧されたポリティクスの現実界における回帰」 みたいなことをジジェクは言ってたよね。 考えてみたら、そもそもなんでポリティクスが前提されているんだっけ? 回帰もなにも、最初の状態にポリティクスが備わっていて それが抑圧されていると言える根拠って何ですか?
正直、一時期この近辺の人たち(コプチェク、ジュパンチッチ…)にはまってたのが恥ずかしい
907 :
考える名無しさん :2009/10/17(土) 11:33:38 0
>>906 べつに恥ずかしくもなんともない
恥ずかしいと思ってるおまえのほうが恥ずかしい
>>906 何でジジェク等から卒業するというか読むの辞めようと思ったわけ?
ジジェク以上の哲学でも見つけたのか?
俺も一時期ジジェクから離れかけてたけど、この人の社会理論に関しては、 哲学界のなかでもかなり洗練された位置にあると思うよ。 哲学、社会学、経済学、精神分析をこんだけうまく組み合わせて齟齬のないようにしてる人は、まずいない。 金太郎アメとか言われてるけど、十分参考になるレベルじゃないか。
910 :
考える名無しさん :2009/10/28(水) 22:28:58 0
日曜日の読売新聞に出てたんでビックリした
なんて言ってたの?
樫村愛子氏の「ネオリベラリズムの精神分析」読んでたら、セックスとオナニーは同質だとジジェクは言う、とあったが、そんなこと書かれてる本あったか?
ジジェクはいっぱい本書いてるから詳細は分からないけど、 どの本でもテンプレ的に出てくるのは、「性行為は本質的にはトラウマ体験であり、それゆえ人は性行為においては現実界を見ないようにするために幻想する」というような話だよな。 それを説明するために、ウィトゲンシュタインが数式を考えながらオナニーした話や、 映画のラブシーン中に流れる滝の音の話をしたりする。 あわれな性行為の現実界を見ないために、それを覆い隠す幕として幻想が必要なんだみたいなことをよく言ってる。
915 :
913 :2009/11/06(金) 09:13:18 O
>>914 なるほど、今度読み直してみる。ありがとう。
916 :
考える名無しさん :2009/12/07(月) 18:18:01 0
質問でも疑問でも感想でも日記でもいいからお前ら何かレスしてくれよ
URLのhttpsだけを張りつけるという行為のパフォーマティブな側面。
と思ったら携帯からURLが取得できないだけだった。
>>916 じゃあ、「象徴界から排除されたものは現実界に回帰する。」「エンテレケイアから排除されたデュナミス、はエネルゲイアに現れる。」
・上記二つの定言の差異
・なぜ回帰するのか
を詳しく教えてくださいな
目的論的のない世界では潜在性は可能性と同義にならないし、 無意識は独自の論理構造を持つから抑圧されたものは回帰し たように感じ取られる。 ただし、象徴界はそれほど強固なものではないし、そのように 機能するだけだから、想像界と紙一重だ。 むしろすべては(潜在性を持ちつつも)現実界にあると言うべきだろう。 その点、象徴界を自明視することの危険性を指摘した ジュディス・バトラーのラカン、ジジェク批判は正しかった。
なんで読売がジジェク出してんの? 敵の敵は味方みたいなもの?
もし想像界と象徴界が紙一重なら なぜ象徴界の機能不全(「大きな物語の死」 でもいいけど)が問題になるのさ?
俺の中では 個人の思い込み=想像界 その最大公約数=象徴界
x
ジジェク読む人ってどんな人なんだ? いくらジジェクが簡単と言っても 哲学の基礎教養がないと読めないよね。 みなさんはこの御時世に哲学科を専攻する武者なの? それとも趣味で読んだの?
人生に行き詰まりと疑問を感じ哲学を独学した果てにジジェク先生に辿り着きました さまざまな困難な疑問に答えとヒントを与えてくれます 人生の目的とは自己実現や理想の自分になることではないというお言葉が 最も衝撃的でした
928 :
考える名無しさん :2010/01/16(土) 14:20:45 P BE:1109225849-2BP(3555)
それはジジェクによる「偽りのファストフード的宗教体験」だよ。
ジジェクに限らず精神分析の人たちって 討論ってぶっちゃけ特にいいことないよねー的な考え持ってる人多いよね
スターリニストを自称してロベスピエール・レーニン・毛沢東を評価 日本にいたら基地外認定間違いなし
>>929 それちょっと分かるわ
精神分析っていうよりフランス・ドイツ系の哲学全般に言える感じだけどね
それに哲学の知識がある相手じゃないと通じないものがあるしね
そうなのか? ハバーマス辺りは討議デモクラシー万歳なんだと思ってた
https://www.tssplaza.co.jp/sakuhinsha/book/jinbun/tanpin/22766.htm 『パララックス・ヴュー』
スラヴォイ・ジジェク
山本耕一
本体6,800円
ISBN 978-4-86182-276-6 発行2010.1
「この書こそ私の《magnum opus 最高傑作》」待望の書、ついに刊行!
「イデオロギーの両端に位置する人間をともに挑発し、刺激せずにはおかない」
――フレドリック・ジェイムソン
カント、シェリング、ヘーゲルらのドイツ観念論の伝統を基底に、ラカンの精神分析のみならず、
脳科学、量子力学を駆使して光彩陸離たる議論を展開するとともに、“死せる”マルクス・レーニン
主義/弁証法的唯物論の復活をもくろむ思想的死闘を凝縮した世界的思想家の代表作。
1/25配本予定
質問します ジジェクは人間の二面性について結局どうしろと言っているのですか? たとえば立派な親の子供が非行に走る現象を説明するのに、心理学では「黒い羊の仮説」があります 「黒い羊の仮説」はこういうものです。 人間には社会的な仮面(ペルソナ)とその裏面(シャドー)があります 立派な親のなかには、この裏面を完全に抑圧している者もいます すると時として、その親の裏面が無意識的に子供に投影されるわけです ジジェクの「身に享けることになっている主体」に似ていますが 親の無意識の欲望を子供が「代理」して実現してくれるわけです こうしたことから心理学では単純に「人間には光と陰の両面が必要」って結論になります 二面性を抑圧することがいけないんだってことになり たとえばその二面性を抑圧するのが「超自我」ってことになるわけです 私が質問したいのは「超自我」云々ではなくて、もっとシンプルに ジジェクがこの二面性を肯定したか否定したか、そしてその理由です ジジェクを何冊か読んだのですが、イマイチぴんと来ません 親切な方、どうか教えてください
935 :
考える名無しさん :2010/01/25(月) 00:46:39 P BE:1109225849-2BP(3555)
ジジェクはユング心理学は「ニューエイジ的」で「他人を手段としか見ていなく」て、嫌いみたいだよ。
936 :
考える名無しさん :2010/01/25(月) 00:49:53 O
自己心像の投影にすぎないからな
937 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2010/01/25(月) 01:03:31 0
>>934 >人間には社会的な仮面(ペルソナ)とその裏面(シャドー)があります
そもそも表と裏という考えが、おかしいでしょ。
ようするに、無意識もまた言語で構造化されているわけで。
みなさん、ありがとうございます。 ここで言っている表と裏とは、たとえば 表の顔は尊敬される裁判官だけど裏の顔はSMクラブの常連 みたいなことです。 ユングに特有の二面性とかではなくて もっと下世話なレベルでの二面性です。
大文字の他者とその裏面としての猥褻な超自我、 とかいってなかったっけ?
940 :
考える名無しさん :2010/01/26(火) 00:24:34 P BE:554613629-2BP(3555)
ジジェクによる区分では、大文字の他者の法と超自我の法の関係は、 大文字の他者の法は「公のルール」であって、超自我の法は「大文字の法に抵触しない範囲で行為を行うように促す法」だよね。
こんなスレで質問すんなよ これまで質問にまともに答えた試しないだろ
たしかに mixiのが断然マシっていう
新刊の話題なしか?
ジジェク新刊どころか香山リカや斎藤環読む能力すら無いだろ、あんたら
945 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2010/01/30(土) 17:01:06 0
本が売れない時代とはいえ、なんでも1冊にしすぎだろう。 通勤でも読めやしない。で、新作どう?
946 :
考える名無しさん :2010/01/31(日) 02:49:55 O BE:1478967168-2BP(3555)
こんなときキンドルがあれば・・・
アガンベンの新作と迷ったがこちらを買った。電車の中で読んでいたら、本を持った左手首を痛めた。 精読できていないが、ざっと見渡すと1、2章が哲学、3、4章が精神分析、5、6章が社会的な ものを扱っている。これらは近年の書評や映画評を解体し、再び大きな構造にまとめあげたものだ。 こうした解体,再統合の統合の成功はところどころにはさまる映画評に負っているが、理論的には フラクタルに再解釈されたヘーゲル理論に基づいている。むろんラカン、マルクス主義もそこに組 み込まれている。 新たな決定的な個有名の登場はカント=柄谷以外には特にない(柄谷のカント評価は蓮実編集の フーコー論集所収のジジェクの論考以降だから、カント評価は再び柄谷から逆輸入された形だ)。 邦訳101頁に柄谷にひっぱられるような形でプルードンの名前が出ているが、この名前の重要性を ジジェクは認識できていないようだ(ラカンはプルードンを絶賛しているのに)。 今回ジジェクは意識的に政治主義的なバディウと距離をとっており、社会革命寄りのスタンスに近く なったと見られるが、基本的にはヘーゲリアンのままであり、相変わらず懲りていない過剰な人である。 「‥…この行きづまりから脱出する唯一の途は、「経済的」領域に<真理>の尊厳を返還すること、 <出来事>の潜勢力を返還することである。」(585頁) 追記: ただし、 『ジジェク自身によるジジェク』(わかりやすい) 『為すところを知らざればなり』(理論的基礎) 『イデオロギーの崇高な対象』(最高傑作) DVD『スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド』 (amazon.ukで入手可能。日本語字幕付き。ジジェク映画論に興味があれば必携。買って損なし。) ジジェクを知らない人にはこれらを先に薦める。
948 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2010/01/31(日) 05:03:07 0
>>947 乙です。
一番興味があるのは、今回もワンパターンかということですね。
『パララックス・ヴュー』本屋でぱらぱら眺めてみたけれど 頑張って作り込まれた造本は評価したいけど、なんか装丁とか フォントとかの使い方とかいろいろデザインがダサイと思ったので 買うのは今回スルーした。
問題は訳がまともかどうかだ
>>950 確かに。
訳者に山本耕一なんて人選は意外だ。もともと廣松周辺にいたアナクロな人でしょ。
ジジェクってヘーゲル=ラカン譲りの、弁証法的なひねりや逆説を随所に
効かせた文章を書くから、英語が達者な人でも、そうしたアクロバティッ
クな文章の論理的展開が正確に読めていないと、直ぐに糞訳になってしまう。
で実際、ジジェクの邦訳には糞訳が多い。
訳はまとも。文学書の引用などは他の訳者の訳を律儀に参照している。 長原さんでなくてよかった、、、
まだ全部読めてないですけどー雑感ですー これ、重くて読みにくいですよー 小熊センセの「民主と愛国」よりは薄いんですが背が高いんですねー カントをきちんと述べたのは「否定的なものの・・・」以来ですかねー 翻訳はまあまあ、いーんじゃないですかー まー代表作ってゆーからには、ラカンにならって 「代表」という以外の意味は、あまりないということにしておきましょー てゆーか、「厄介なる主体」もあまり読まれてないみたいだから 大作(notイケダ)は似合わないのかもねー
954 :
考える名無しさん :2010/01/31(日) 18:54:25 0
2月には「大儀を忘れるな」も出るんだよな こっちのほうもかなりの大部なようだ 今年はまたジジェクラッシュになるかな?
宣伝文句のmagnum opusを最高傑作って訳すのは若干語弊があるような 多分、日本語だと「これまでの集大成」とかの方が文脈にはあってる
ジジェク・クラーッシュ!!!!
読みたいけど、まだジジェクの入口にも立っていないから大分先になりそうだ
本出しすぎの反動で、数年前のやつでさえ古く感じてしまうな
959 :
考える名無しさん :2010/02/07(日) 13:19:06 0
>>951 もし、ラカンやフロイトの知識はそれなりにあるジジェク初心者に勧める日本語
で書かれたジジェクについての入門書があったら、教えてもらえませんか?
>>959 横レス失礼。青土社のシリーズ現代思想ガイドブック「スラヴォイ・ジジェク」
トニー・マイヤーズ著は、とてもいい入門書だと思う。
次がジジェク自身の「斜めから見る」かな。鈴木晶の訳はいい。
「ジジェク自身によるジジェク」は意外と使えない。訳もよくない。
961 :
考える名無しさん :2010/02/07(日) 14:47:50 0
>>960 推薦ありがとうございます
質問しといてなんなんですが、質問した後に自分のみたいな質問がないか、
この板を読み直したら、既に同じよう質問が見つかりました。
それで、その質問の回答にわりかし「ジジェク自身によるジジェク」と書か
れていたんですが、どして「ジジェク自身によるジジェク」があまり良くな
のか教えてもらえませんか?
ジジェクの思想のとらえ方がいけないのでしょうか?
>>961 端的に「ジジェク自身によるジジェク」は、訳文が、日本語としての論理的な
整合性が取れていない箇所が多すぎて、分かりにくいと思うから、そして、
ジジェクの来歴に関心があるならいい本だけど、ジジェクの思想内容に関心が
あるなら、あまりまとまっているとは言えない(インタビュー本だから、話題が
あちこちに飛ぶ)から、です。
963 :
考える名無しさん :2010/02/07(日) 16:08:40 0
>>962 詳しく書いていただき、ありがとうございます
しっかし何年経っても初心者に斜めから見るを勧める以外に何の役にも立たないスレだな〜
>>964 いっそもう「パララックス・ヴュー(半分くらい読んだ)」一本槍でもいいかもね。
そのくらい「集大成」してるわ。文字通りの意味で。初心者へのお薦めに「パララックス・ヴュー」、
うるさ片の質問にも「パララックス・ヴュー」。これで、あと5年はいけるね。
>>947 これまで見た中で最高に役に立たない感想だ
ジジェクの立ち位置なんてジジェクを理解してなくたって阿呆でも分かるっつの
んなことより、せめて初歩的な質問に答える力を身につけたら?
じゃあ一つ初歩的な質問を作ってみんなで考えてみようか そういうことが大事だ
>>967 初歩的な質問レス。
"Žižek"のスロベニアでの正確な発音を、出来る限りカタカナ表記すると、
どうなるの?
そのまんまジジェク ズィジュェクでもいいけど(plesureとかのsの音)
>>969 俺には、Zeit≠ツァイトみたいな感じで、ツィジュエックに思えるが
訂正:Zeit≒ツァイト
>>970 はい?
最初のZにもハーチェクついてるでしょ?
仮に両方にハーチェクついてなくてもスロヴェニア語ならズィゼ(ッ)クだな
ズィと書くととZiとŽiの区別が出来ないな 素直にジジェクのŽiはジでいいかも
セラヴォイ・シシェクという説もあるけど、やっぱ濁音なのかな
>>976 おお、素晴らしい!よく分かりました。ありがとうございます。
>>966 >ジジェクの立ち位置なんてジジェクを理解してなくたって阿呆でも分かるっつの
プルードン読んでます?
979 :
追記 :2010/02/12(金) 02:01:28 0
西欧の知識人は政治革命の失敗を誰も自覚していない。それを認めると発言権がなくなると思っ ているのかも知れない。 政治革命の失敗をごまかすための文化主義は毛沢東をはじめありふれた現象にすぎない。 だから『パララックス・ヴュー』においてはじめてジジェクの著作に出現したプルードン=社会 革命の名は、ジジェクにとっての無意識の象徴であり、読者が無知につけこまれないための武器 なのだ(とりあえずプルードンを知るためには『トランスクリティーク』を薦める)。 「プルードンを読まれることを薦めます。この人は揺るぎない精神の持ち主で、教父のような確かな 語調で語る人です。彼は人間の条件についてほんの少し身を引いて考察し、一般に考えられているよ りずっと手を焼かされると同時に繊細なこの事柄、つまり貞節に接近しようとしました。(中略)プ ルードンの思考はことごとくロマンティックな幻想に刃向かうものですが、一見したところ神秘主義 的とも見えるような文体で結婚における貞節を規定しようとします。そして彼が解答を見いだすのは 象徴的契約としてしか認識できない何ものかにおいてなのです。」 (ラカン『フロイト理論と精神分析技法における自我―1954- 1955 (下) 』岩波書店pp146−7)
『イデ崇』のP74-75の荘子の「胡蝶の夢」のくだりで質問です P75の 「彼は、象徴的現実界(リアル)においては荘子だったが、 彼の欲望の現実(リアリティ)においては蝶々だったのである」 って、現実界と現実が逆になっていませんか? そもそも象徴的現実界の意味が分かりません。 どなたか解説をお願いいたします。
>>980 そこの原文な
>In the symbolic reality he was Zhuang Zi, but in the real of his desire he was a butterfly.
というわけで原書で読みましょうw
982 :
考える名無しさん :2010/02/24(水) 08:48:49 0
なんか訳が逆になってるところが何箇所かあるって前に出てなかったっけ?
983 :
考える名無しさん :2010/02/24(水) 15:53:33 0
鈴木晶さんは訳文が読みやすくて良いんだが、 それでもやっぱりミスはあるんだな。 長原あたりはミス以前に訳文がそもそも論外なわけだが。
>>981 やっぱり……
ありがとうございます。
先日読み終わったんですが、最後のヘーゲルをこねくり回すところは相当きつかったです。