48 :
考える名無しさん:
世の中の人は自分のことでないかぎり悲劇が見たいのである。
強者が出て、誰かが転落するのを見たい。退屈しているからである。
「パンとサーカス」のうちパンは満たされているのでサーカスが見たい。
小泉純一郎はこういう頭だけは発達している。
彼は筋の通ったことを国民に要求しているような顔をして
――そしてそういうことで国民の喝采を得て――
じつはいろいろな処で筋の通らない矛盾したことをやっている。
それでも大衆は、「そうだ!それくらいきっぱりやれ!」と喜んでいる。
人が追いつめられたり、迷ったり、苦しんだりするのを見るのは快楽だからである。
が、いつの日かフッとこの空気が変わるときがくるかもしれない。
国民が日本社会の体質の異変に気がついて、不安になったときである。
その転機が9月11日までにくれば、自民党は敗北するだろう。
私は挫折した小泉純一郎の次の行動に注目している。
この精神タイプは自己破壊ではなく、必ず他者破壊に向かう。
彼は孤独の人である。恐しいことが起こるかもしれない。
(西尾幹二のインターネット日録から抜粋)