1 :
野郎:
を中心に御願いします。
2 :
野郎:2005/05/23(月) 23:49:13
超越論的自我・マッハ的光景・直接的経験・志向性とは
感覚の突破による知覚の構成だそうです。
3 :
野郎:2005/05/23(月) 23:52:37
例えば、直接的に与えられている前面の側面的な感覚的体験から、
直接的には与えられていない背面等を予持しながら、
立体物を知覚することだそうです。
マッハの絵は全面がはっきりしているが、
実際の直接経験は一部だけはっきりして周辺は不明瞭である。
つまりその絵は直接経験を綜合したものだ。
5 :
野郎:2005/05/24(火) 00:23:55
あの絵はあくまでも自然的態度の二元論的構図と直接的経験の領野を
分かりやすく示す為の比喩では?
また、直接的経験は、現出の突破なのですから、はじめから綜合的なのでは?
その絵のような見え方は無くて、頭の中で再構成されたものだと
言ってるのですよ。
7 :
野郎:2005/05/24(火) 01:13:36
ですから自然的態度に「対する限りで」
直接的経験とは何かを「比喩として」示す為では?
『これが』であの絵がどのように使用されているか御存知ですか?
自然的態度を図示しその対比として、あの絵が用いられているのですが。
あの絵を初めて見た時は「そうか」と思いやすいのですが、よく考えると決して直接経験としては
あのようではなく、それも先入見だったことがわかるわけです。かと言って感覚要素まで
遡るのも先入見なのですが。
あの絵は部屋中を観察しないと描けないものですが、視覚の直接経験として一挙にあのように与えられる
ことはないのです。
9 :
考える名無しさん:2005/06/05(日) 23:25:31
いま読んでるけどさっぱり意味がわからない。
鬱だ死のう・・・。
10 :
考える名無しさん:2005/06/05(日) 23:38:20 BE:28194672-#
>>9 君だけに教えとくよ。
君が何か一つの病に陥っている証拠。だから理解できないのでつよ。
11 :
9:2005/06/06(月) 00:01:07
な、なんだってー!
12 :
10:2005/06/06(月) 00:25:03 BE:16111542-#
選んだ本が悪かったかな。w
解説本嫁。
13 :
1:2005/06/06(月) 01:00:27
>>9 斎藤慶典『フッサール 起源への哲学』講談社選書メチエ
山口一郎『現象学ことはじめ』日本評論社
とあわせて繰り返し参照するとよいと思います。
ただし、谷・斎藤氏と山口氏は時間論についての理解が
異なるので要注意。
14 :
考える名無しさん:2005/06/06(月) 01:56:31
屑本ばっかだなw
マーケッチングに踊らされんなよw
15 :
考える名無しさん:2005/06/07(火) 01:23:01
現象学は、結局のところ、知覚を認識論的に再構成することによって、
世界に対する私の関係の、他者との共有を目論むことだと思うのだけど、
谷徹がそこで特徴的なのは、彼の居る場所が、殺伐とした都会の雑踏でもなく、
自閉的な囲いの中でもなく、いつでも避暑地の森の中に居るという点だ。
そこで読者は、谷徹を読むことによって、少しほっとした、元気な気持ち
になれるのだ。そういうことが一番重要だと僕は思うのだ。
16 :
考える名無しさん:2005/06/07(火) 02:00:33
なにがつらいのか言語かせよ!
17 :
考える名無しさん:2005/06/29(水) 21:11:32
>>13 谷は以前図書新聞だかなんだがの書評で、斉藤のその著書を批判してなかったか?
18 :
竹田青嗣:2005/06/29(水) 23:01:18
ダメッダメッ
お前らぜんぜん読めてない。ダメだよ
19 :
考える名無しさん:2005/06/29(水) 23:39:11
モーツアルトの素晴らしさを認識論的に解明しても、分からない奴には
わからない。
20 :
考える名無しさん:2005/06/30(木) 13:47:02
>>18 お前が言うなああああああああああ!!!!!!
21 :
考える名無しさん:2005/07/10(日) 22:53:22
谷先生はとてもいい人なの。
ブサ面
23 :
考える名無しさん:2005/09/24(土) 21:09:44
あげてみる
24 :
考える名無しさん:2005/09/27(火) 04:12:51
静態的現象学から発生的現象学へ
自然的態度→(還元)→直接経験→(還元?)→受動性→(還元?)→原受動性
↓ ↓ ↓ ↓
主観と独立した 志向性の発見 時間・空間の地平 原初的世界
客観の存在を |
確信(構成) 現出を突破して現出者を知覚
25 :
考える名無しさん:2005/09/27(火) 04:13:44
>24
すまん↓がずれた。
26 :
考える名無しさん:2005/09/27(火) 11:46:18
現出者−(志向性)−現出
主題的 非主題的
現出者−(志向性)−自我(超越論的自我)
27 :
考える名無しさん:2005/09/27(火) 11:53:10
こうまとめた方がいいよ。
現出 ←(外的把持)
志向性 →現出者
超越論的自我 ←(内的把持)
非主題的 主題的
感覚・体験 知覚・経験
28 :
考える名無しさん:2005/09/27(火) 12:03:08
空間 ← キネステーゼ(運動感覚)意識+時間意識 →空間的対象
現出 志向性 現出者
感覚・体験 知覚・経験
29 :
考える名無しさん:2005/09/27(火) 12:08:38
触覚的キネステーゼ意識が触覚的におのれ自身を感覚するシステム全体が、
主観的でも客観的でもある身体として構成されてくる。
ということは、身体は触覚的キネステーゼ意識が構成した現出者?
30 :
考える名無しさん:2005/09/27(火) 18:15:13
矢印で結んで何の意味があるんだw
31 :
考える名無しさん:2005/09/27(火) 18:19:41
黒板じゃね。
32 :
考える名無しさん:2005/09/27(火) 22:39:27
ところで、原初的世界、見た人いる?
33 :
考える名無しさん:2005/09/28(水) 02:22:32
フッサールが想像した世界では?
現象学者って皆フッサールと同じ世界を見たの?
単に論理的にそうなるはずだってだけの話?
可能性の話?
34 :
考える名無しさん:2005/09/28(水) 02:49:54
私は見た。
遡及的に思考停止を行っていき、行き着いた先に
原受動性の原初的な世界を。
現ヒュレーが、原キネステーゼ、原本能等とともにあるのを。
35 :
考える名無しさん:2005/09/28(水) 11:12:46
>>34 見たのならどうやったら見れるのか教えてくれ
36 :
考える名無しさん:2005/11/28(月) 20:54:10
>>34 いや、それは見るっていうか意識以前の段階なわけでしょ
37 :
考える名無しさん:2005/12/03(土) 15:10:16
あげ
38 :
考える名無しさん:2006/02/11(土) 22:21:10
新年あげ
この人どっかの聞いたことないような大学の先生だよな
もう終わらせてやれよこのスレ
40 :
考える名無しさん:2006/02/11(土) 23:41:15
立命館の教授だよ
41 :
考える名無しさん:2006/02/13(月) 15:58:29
>>40 え?俺が持ってる新書のプロフには城西国際大学の助教授とあるが、
立命館に移っちゃったの?
42 :
考える名無しさん:2006/02/13(月) 17:54:39
これを読んでも現象学が何なのか
いまいち分からなかった
書き方が悪いからね
44 :
考える名無しさん:2006/02/13(月) 21:56:51
そうか?わかりやすかったが(少なくともフッサールの原典or邦訳書よりは)
45 :
考える名無しさん:2006/02/13(月) 22:03:21
竹田がわかりやすいよ
46 :
考える名無しさん:2006/02/14(火) 00:37:42
竹田青磁は論外
現出者ってどう見ても客観のことだよね。なら超越論的還元とは結局、判断や
言表で「客観」という言葉を使うのをやめますってことじゃないの?
フッサールは「イデーン」で還元を物凄く困難な事のように書いてるけど。
還元をバーバルな問題としか思えないのは理解が浅い?
48 :
考える名無しさん:2006/02/14(火) 03:15:43
41名前: 考える名無しさん投稿日: 2006/02/13(月) 15:58:29
>>40 え?俺が持ってる新書のプロフには城西国際大学の助教授とあるが、
立命館に移っちゃったの?
立命館のホームページ見ると哲学科にいるよ。
この人の「意識の自然」てかなりいい本だよ
49 :
考える名無しさん:2006/03/08(水) 01:17:04
48 :考える名無しさん :2006/02/14(火) 03:15:43
41名前: 考える名無しさん投稿日: 2006/02/13(月) 15:58:29
>>40 え?俺が持ってる新書のプロフには城西国際大学の助教授とあるが、
立命館に移っちゃったの?
立命館のホームページ見ると哲学科にいるよ。
この人の「意識の自然」てかなりいい本だよ
本屋で見たけど結構値段が高いなorz
面白そうではあったが
50 :
考える名無しさん:2006/04/02(日) 11:57:50
今田50
52 :
考える名無しさん:2006/05/16(火) 01:23:50
51じゃないけど俺も知りたいage
53 :
考える名無しさん:2006/05/23(火) 13:51:46
>>51 気になるなら図書館でかりて読めば?
どうせ買う気ないんだろ
54 :
考える名無しさん:2006/05/23(火) 14:54:47
こいつのスレたったのか。
講義が面白いという噂聞いてモグリにいってたなぁ懐かしい
55 :
考える名無しさん:2006/05/23(火) 15:00:02
>>54 で、当時講義を聴いてどうだったの? 面白かった?
56 :
考える名無しさん:2006/05/23(火) 21:13:59
現象学のいい入門書出たじゃん。
竹田と勝負だな。
57 :
考える名無しさん:2006/05/24(水) 00:21:53
>>55 野矢茂樹ほどは面白くはなかったが、分かりやすかったよ
(V)∧_∧(V)
ヽ(^u^)ノ フォッフォッフォッ
. / /
ノ ̄ゝ
この本読んだけど、ゴミ本だよね
永井均の「これがニーチェだ」は素晴らしかったけど、
似たようなタイトル付けないで欲しい
谷さんの本は現象学初心者にはちょうど良い
61 :
考える名無しさん:2006/08/12(土) 00:19:47
>>59 書く目的とかも違うから簡単に比較できないよ。
谷徹は、現象学をわかりやすく説明することに徹した本。
永井均は、ニーチェを借りて、自分の考えをまとめたもの。
書き手としては、前者のタイプの方が、技量を必要とするんだな。
ゴミとか言うならお前書いてみ。多分書けないだろうな。
とはいえ、たいしたことない本であることは確かだよな。
大体現象学の入門書なんて掃いて捨てるほどある。
ゴミとは言わんが数あるうちの入門書の一つに過ぎない。
読んでも読まなくてもいいような本。
そうかね。たとえば山口氏のやつは後期に偏ってた気がするし、
谷氏のが手短にバランス良くまとめてるんじゃないの。
現代英米系の哲学に親しんだひとには評判いい感じだけど。
⊂二( ^ω^)⊃ブーン
発生的現象学を論じた本ある?
66 :
考える名無しさん:2006/11/25(土) 18:55:35
身体論的現象学って誰か書いてる?
67 :
考える名無しさん:2007/01/07(日) 10:34:31
今日読了したけど、入門書としてはひどいもんだ。
重要な術語が定義なしにいきなり出てきてるところがいくつかあるし、
話題の提示の仕方やつなぎがぎこちなくて読みにくいし、
「コーヒーブレーク」の内容もチラシの裏レベルの与太話ばっかだし、
なによりぶっとんだのは、ある箇所で
「わかりにくいかもしれないが、そういうことだ」
とか書いてあったこと。
わかりにくいと思ったらわかりやすく説明しろよ!
そういうことだ、って、どういうことやねん!!
そうですか?
木田元の岩波新書より相当分かりやすかった気がしたけど。
あれは読んでも意味不明で全然分からなかった。
70年代に書かれた本だからか木田元が戦前に教育を受けた人だからか、
哲学の基本用語は知ってて当然、という書き方だった。
>>63 それなりに英米の哲学に関しても言及してるしね。
ちょっとHilbertの形式主義の書き方が気になる、
とamazonのレビューに書いてあったけどね。確かにそう思う。
まあ三ヶ月以上前のレスに対して言うのもなんだけど
69 :
考える名無しさん:2007/04/05(木) 13:19:23
>>67 その感想、まんま池田さんの本にあてはまりますね。
70 :
考える名無しさん:2007/04/15(日) 00:40:03
入門書が入門書としてよく出来ているかどうか、なんて話は、
本の書評としては重要かもしれんが、哲学的には、重要性がないぞなもし。
だから、やっぱ、こんな本より『意識の自然』を読まないと、始まらんぞなもし。
竹田青嗣先生はフッサールより現象学がわかっているって聞いて驚いたが、
こんなのは物理学ではあたりまえで、
ちょっとましな物理学者ならアインシュタインより相対性理論がわかっているそうだ。
だから哲学ってのはそういうもんでないの?
歴史に名を残すような哲学者が、必死の思いで到達した地平が実は、そこらへんの普通の人のごく当たり前の世界認識とさして変わらないものだった、なんてのは、よくあることなんでないの?
と、これは永井均の受け売り。
だから、哲学において、同時代の誰某が歴史に名を残すような誰某より何をわかっている(が本当かどうか知らないけど)からといって、そんなことは実はよくあることではないんでないの?
その「よくあること」を、その同時代の誰某を支持する立場から発するなら、たとえどんなに真意からのものであっても、それを「宣伝」と受け取られても仕方がないと思うよ。
その誰某を支持する以外の「他者」がいるんだからさ。
つい書いちまったです。
スレ違い、すまんです。
訳の分からない気取りで、わざと難解そうな文章を書く人はどうせみんなから捨てられる。
このことは、肝に銘じておいたほうがよい。
日本の知識業界は、長く1920年代からの、昭和初期の新カント学派と呼ばれる、「ドイツ哲学の学者達」の
悪弊に始まって、やたらと難解な文章を書くことが、偉い事だとだという巨大な思い違いをしている。
この病気は今でもなかなか治らない。本当は自分の頭が良く無いだけのくせに、やたらと、象徴語と、
ドイツ式観念語(本当は禅用語を無理やり当てはめただけ。観念とか本質とか根本とか意識とか。500語)を使いたがる。
読んでいる方はいやになる。こんな下手な誰も説得できないような文章を、苦しみながら書いてるとあとあと大変だろうな。
どうせ誰も読んで分かることは無いのだから。当たり前のことを、はっきりと書くことができない。
やたらとこねくり回してそれが「するどい批評になっていなければいけないと、勝手に思い込む。
副島隆彦「属国日本論を超えて」
(副島隆彦「今日のぼやき」2001.5.21より抜粋)
私の頭の中は、今でもこのように、雑然とした理解で成り立っている。生活実感で理解できないと「理解」と
いうのはそもそも成り立たない。私はもの書き言論人としては、素人さん(一般大衆)レベルでの実感での理解、
というのをものすごく重視する。わけの分らないことを書く人や、その文章を毛嫌いする。
このことは、私は、「オッカムの刃」 Occam’s razor と言う考えを自分の思考原理に置いているからだ。
全ての事柄(事象)を徹底的に明晰にしようとする 思考方法であるオッカムの刃 については、そのうち書く。
この日本語という限界言語によってでも、私は、明確なものをぎりぎりまで追究して、死んで行こうと思っている。
(抜粋おわり)
谷現象学vs竹田現象学
75 :
考える名無しさん:2007/07/03(火) 10:07:15 0
age
76 :
考える名無しさん:2007/07/03(火) 23:48:22 0
現代日本の現象学で、辛うじて言えるのは、
斎藤現象学vs山口現象学。
谷はただの解説屋だし、竹田は素人騙しで哲学といえる水準に達してない。
77 :
考える名無しさん:2007/07/04(水) 00:09:05 0
竹田青嗣の『現象学入門』は最後まで読めたけど、この先生の本は中々読めない。
竹田の本が素人の思想への関心に応えているのに対して、この本は応えていない感じがする。
いくらやさしく書かれていても自分の志向(嗜好)性に合わないものは読む気になれないものだ。
78 :
考える名無しさん:2007/07/05(木) 00:10:10 0
「思想への関心」なんて言ってる時点で、もう現象学から外れてるけどね。
79 :
考える名無しさん:2007/07/05(木) 08:31:58 0
>>78 そうかもしれないが、ハイデッガーやメルロ・ポンティ、デリダへの関心から
現象学に興味を持つ人もいるからね。フッサール入門という書名ならまだ
納得がいくのだけどな。
80 :
考える名無しさん:2007/07/07(土) 04:38:12 0
81 :
考える名無しさん:2007/09/05(水) 19:59:22 O
>>63 英米系専攻ですが、現象学にも興味が出て読んでみました。
確かに馴染みやすかったです。竹田さんのよりいいと思いました。
他にお勧めはありませんか?
あぼーん
83 :
考える名無しさん:2007/11/27(火) 05:20:00 0
uge
84 :
考える名無しさん:2008/01/17(木) 23:35:50 0
こないだ学校(医療系の専門学校)で哲学と数学に傾倒している先生が
3時間ひたすらこの本の自分がアンダーライン引いた場所を棒読みだけして
じゃ〜2週間後までに
世界とは何なのか? を現象学的に的確に捕らえ、その上で精神疾患者の世界観を論ずる
レポートを書いてきて
と言われ哲学の勉強をしたことがないみんなは「きょとん」としています。
先生は現象学でこんなにやさし過ぎる本はね〜ぞ。と言ってますが内容が全く理解できません。
そもそも現象学という単語の意味を調べても解説の意味が分からずでして・・。
さてどういうレポートを書けばいいのやら。
85 :
考える名無しさん:2008/01/18(金) 01:06:16 0
そんな糞授業はボイコットすることを薦める
86 :
考える名無しさん:2008/02/18(月) 02:44:34 O
谷さんの文は( )が多すぎて読みにくいんだよな(笑)
中身はさほど難しくないじゃん
現象学って
「カントの純理を表面的に厳密にした」
だけだよ。
独創性がない。
>>87 カントと比べたら、誰だって阿呆になっちゃうよ。
この人「悔しいです!」の人に似てるよね
90 :
考える名無しさん:2008/05/15(木) 02:21:54 0
この人の『意識の自然』はものすごく分厚いけど、
説明が詳しいぶんむしろスレタイの本よりも分かりやすいという意見もあるようだな。
分厚くて大変でも、意識の自然のほうをじっくり読んだほうが良いのかな。
91 :
考える名無しさん:2008/05/15(木) 02:29:47 O
買いたいけど高すぎる;;
外は雨だった。傘をさして暗い夜道を歩いていると突如強い風がボクの背中を押した。
まるで何か背中と同じサイズのエアバッグのようなものに押されているような感覚だった。
不思議だったのはその感覚がとても生々しかったからで、なんと言うか、
そのボクの背中サイズの風とボクの背中が一体になっているようで、
そのいつもと違う背中が意志をもって空間を滑るような感覚があった。
そこにはまるで地表を吹き荒れるいつもの風は存在せず、ボクが風になっていたかのようだった。