676 :
考える名無しさん:2010/05/24(月) 22:26:24 0
>>674
ほう。それは確かに興味深い話で、その資料を読んだのが、親鸞だという
のも意味深長。日本の思想のなかでは一番、キリスト教に近い可能性の
ある・・
「善人なおもて往生をとぐ。いわんや悪人をや」のひとですからね。
しかし、物知りだな。
しかし、
ああ、香港の神学系サイトに、『世尊布施論』の話題が出てるわ。
中国語なんだが、やはり山上の垂訓らしいな。
678 :
考える名無しさん:2010/05/24(月) 23:08:22 0
中国語、出来るの?
Yahoo翻訳を付けといちゃる。
福音書に、イエスは同様に何度も「すぐ必然的に捜し出すことができることを捜して、を強調するドアが必ずあなたたちに
与えることができて開を打って」(瑪の7:7−8;道の11:9−10;《景教経の文:1の神論の?の一生尊布施論三番目に》
145;どれだけか黙る福音の94)。イエス「有信徳がすぐ成就可能なことを求める」に対した訓が正義である上に、何度も
提示して、何度も解説する。もし私たちはただユダヤ人の心の態と理解によって奇跡を解読することへ行けば、あんなに
して答案は空けて、少なくともあれとイエスは求めて私たちは勉強した福音趣旨は違う。下に私は少しの福音書の引用を
抜粋して、しかし話法と穀の16:15−18にあることは少し相違を点けて、ただそれの精通した義は余程で接近する。
680 :
考える名無しさん:2010/05/24(月) 23:22:39 0
すると地方労働者さんの説に従うと、だいたいこういうまとめでいい?
日本におけるキリスト教の第一次ブームは鎌倉時代初期における
浄土真宗の成立。
第二次ブームは戦国時代から安土・桃山時代におけるイエズス会
による日本宣教。(ザビエル、フロイスら)
そして、明治時代における知識人たちによるキリスト教受容は
第三次ブームである・・と。
681 :
考える名無しさん:2010/05/24(月) 23:25:51 0
679は、変な文章で理解できないと思うが。
俺は、確度は高そうだけど一般には余り認知されていない知識を
ただ並べているだけだ。
683 :
考える名無しさん:2010/05/24(月) 23:45:33 0
悪人正機説は、確かにキリスト教に非常に近い内省の深さを感じさせる・・。
昔、そう思ったことがある。実際に、資料を見ていたという事が事実である
ならば、影響関係は否定し難い・・。
684 :
考える名無しさん:2010/05/25(火) 00:57:23 0
「世尊布施論」のはなしは確かに面白いが、「偽書」の可能性も否定できない。
私としては、「浄土真宗問題」はいちおうカッコに入れたい・・。
定説にはなっていないし、ケン・ジョセフ氏の本も(まだ読んではいないが)
トンデモ本扱いになっている。(なにしろ5次元文庫)
一応、定説化された最大のキリスト教ブームであるイエズス会の宣教に
ついて、勉強して行きたい。
685 :
考える名無しさん:2010/05/25(火) 01:04:37 0
世には多くの「偽書」が出まわっているので、あるからといって
それが「見かけ」通りのものであるかどうか、即断するのは危険だ。
それに「世尊布施論」というテキストを親鸞が読んだというのは
いったい、誰の証言であるのか明らかでない。
674の第三節目の冒頭の一行目だが、この情報の出どころがいっさい
記載されていない。
親鸞が景教の教典を読んだことがあると言う話は俺も聞いたことがあるが、
本当かどうかはまぁ今更どうでもいいかな
やはり、親鸞上人が読んだとされる「世尊布施論」と一言で片付けられて
いますね。というか、出典はおなじなのでしょう。肝心なのは、その情報の
確かな出処はどこなの?という事なのに。やはり「伝説」の域を出ていない。
・・しかしながら、景教・秦氏・聖徳太子・猿楽、能楽、雅楽の祖・親鸞
といったきわめて広範な要素を含んだ一大複合体をなしているこの話題に、
古代史・中世史マニアが、熱烈な関心をよせる理由はよく理解できる。
証明は出来ないが、なにか隠された真実があるに違いない・・と信じさせる
のだ。
とこで、地下労働者さんは「運命のボタン」というホラー映画を
ご存知でしょうか。いま上映中ですが・・。スレ違い!という声
が飛んできそうですが、わたしの考えは、ちと違う。このホラー
映画、かならずしもキルケゴールとまったく無関係とも言い切れ
ない・・と思ってるんです。興味ありましたら、御一見を。
西本願寺も非公開にはなってるけど、取り立てて
隠すつもりもなさそうだし、伝承として当たり前のこと
になってんじゃねえの? 疑う必要のあるほどの
ことでもあるまい。
鈴木大拙は『浄土系思想論』で真宗とキリスト教の
類似と相違を論じているが、たとえ真宗の背後に
キリスト教の思想が影響していても、親鸞という
一宗教者の達した信仰があればこそ真宗が生まれ
たという事実に代わりはないだろ。
その本、読んでみたいと思って検索してみたけど、ど高い本でとても購入
できる代物じゃないな。大きな図書館に行くしかなさそうだが、自分のいま
の環境は、手軽に大きな図書館に行けるような環境じゃないのが残念だ。
伝承は伝承以上のものではなく、事実の保証にはなりえない。
親鸞の時代から、長い長い年月がたっている。その間ずっと
そのテキストの存在が隠されていた、などと信ずるよりも、
そのどこかの時点で本願寺のだれかが、かのテキストを入手し、
親鸞の教えとの類似に気づき、伝説を作りあげた・・と信ずる
ほうが、はるかにたやすい。
気づく。
どうも入力ミスが多くて嫌になる。わたしのパソコンは役立たずだ・・。
とは言え。
690で言ったとおり、ひとりの古代史・中世史マニアとして
(と言うか、いまは日本思想史におけるキリスト教受容の過程
全般に関心があるのですが)
このテーマの関連本を何冊か読んでみたい・・と願っているのも
ほんとうの所。
・・ところで、地下労働者さんが何歳くらいの方なのか。大学では何を
まなばれていたか。お聞きしてはいけませんか。どうも気になるので。
ちなみにわたしは現在、55歳で大学では哲学科でした。
・・でも、ぐうたらだったのでロクに勉強もせず、授業をさぼっては
クラブ活動で将棋ばかり指してるダメ人間だったんですけどね。
地下労働者さんじゃなくて、地方労働者さんでしたね・・。どうも失礼。
ドストエフスキーの「地下生活者の手記」が頭にあったもんですから・・。
>>693 公立図書館で予約すればどこからか取り寄せてくれるだろう
時間はかかるが
キルケゴールと親鸞の比較研究は、やってる人は多いし
その手の本は結構あるよな
特に真宗系の大学で熱心にやってるはずだが・・・
「キリストからブルジョワジーへ」を含む『ドゥルーズ初期』入手しました。
一読して、正直言って理解できない点が多かったので、そのうち読書会スレを
たちあげようかな?と思っています。その際には、地方労働者さんもぜひ、
参加して下さいね。
ひとつだけ、質問させてください。『ドゥルーズ初期』の230頁以下の
[注]にしばしば、ibid何頁という項が出てきますが、ibidの説明がどこにも
見当たらない気がするのです。お分かりの方は御教示お願いします。
ibid. = ibidem = 同書
705 :
白髭:2010/05/29(土) 19:43:34 0
>>704 つまり直前の<注>に出てくる本と同じものを指す、という事ですか。
どうも、ありがとうございました。
706 :
横レス:2010/06/02(水) 03:38:38 0
創成期日本への景教の影響は歴史的事実だし、同祖説は大げさだがユダヤ教の影響も
実証的に説明できる(たとえば諏訪大社の儀式。秦氏の末裔=南郷氏のユダヤルーツ
もDNA検査すれば明白なのだが)。
キルケゴールの場合に重要なのは、後者のユダヤ思想の系譜だ(『不安の概念』でも
ユダヤ教に好意的だし)。
彼がスピノザ(『知性改善論』に言及している)を読んでいたのは大きいと思う。
ちなみにニーチェもスピノザの影響を受けている。
単独者という概念は「単独」で現れたわけではない。
親鸞に関しても法然を無視すると動機がよくわからなくなる(悪人正機説の原型も
あたりまえだが法然にある)。
ドゥルーズの初期論文はウェーバー+ニーチェといった感じ。
よく勉強しているから書けたのであって、これまた「単独」に成立したわけではない。
そういえば「悪人正機」は元々法然の言葉だったという研究結果が出たとか
以前ニュースがあったような
708 :
考える名無しさん:2010/06/06(日) 00:57:12 0
で、『原典訳記念版 キェルケゴール著作全集』(創言社) の訳は
どうなんだろう。 書店に寄るたびにチラチラ読んでるんだけど、
チラ読みだとどうにも判断がつかない。 しかし高価だなぁ・・・・・。
つーかまだ完結してなかったのか
去年の秋辺りに13巻が出るとかサイトで言ってた気がするが
710 :
考える名無しさん:2010/06/07(月) 21:18:25 0
その 『原典訳』 の12巻に 『死にいたる病』 が収められているんだが、
「序」 の冒頭 「教化的でありうるためにはあまりに厳密にすぎ」 の
「教化的」 というところに 「建徳的」 という訳語が使われている。
「建徳的」 なんて日本語あったっけ? 大体 訳語として妥当か?
広辞苑には南朝の長慶天皇朝の年号とある。
昔 白水社から全集出てたよなあ。
建徳ってのは教会用語だね
徳を高めるだの、徳を建てるだのそういう意味のオイコドメオーから来ているらしい
デンマーク語はさっぱりわからんが、その原典訳曰く、
英訳ではedifcationとかupbuildingと訳されている部分らしいから、
ニュアンス的には間違ってはないと思うんだけど、英語もあんまり自信ないからえらそうな事は言えない
原語のopbyggeは建てるという意味のbyggeと上へという副詞opとからなっているらしい
で、日本の文語訳聖書では徳を建てると訳されている
こうなると教化的って訳す方が直感的には分かりやすいが、原語には忠実じゃない気がするな
713 :
690:2010/06/28(月) 21:59:16 0
山田繁夫「法然と秦氏」(学研)がでましたね!
秦氏はチベット系の後秦の末裔とか、色々な説があるから面白いよな
ただ、さすがにキルケゴールスレでは微妙な話題だがw
715 :
考える名無しさん:2010/07/01(木) 21:08:09 0
どうい
716 :
690:2010/07/02(金) 01:17:46 0
>>714 ええ、でも私たち日本人がキリスト教思想家であるキルケゴールを読もうと
いうのですから、日本におけるキリスト教受容史を振り返ってみることは
けっして無意味なことではない、と考えます。
そんなオカルトじみたキリスト教受容史と
キルケゴールの目指したキリスト教は繋がらないと断言できる
んなもん読むくらいだったら、キルケゴールの著作を読んで、
聖書と真摯に向き合った方がよっぽど有益だわな
いいね、まっとうな意見
親鸞と景教の関連性を研究するなら無駄ではないが、キルケゴールはちっと無理があるかもわからんね
721 :
690:2010/07/05(月) 23:15:03 0
スレ違いだというのでしょう。それならそれで、秦氏スレなり、
イエズス会スレ(そんなのあるかな)に行けばいいんでしょ。そうしますよ。
ただ、話は変わりますが、みなさん映画「告白」はもう観られたのかな?
あれこそ、キルケゴールスレにふさわしい映画なんですよ。お見逃しのなき
ように。
この人の婚約破棄の理由って同性愛?
厳格で信仰熱い父親が神を呪った、父親が前妻生きてる間にキルケゴールの母と姦通した、
家族が次々死に35まで生きられない。キルケゴールは放蕩し、売春婦と純潔汚した。
これらの理由なら別に婚約破棄する理由、あそこまで悩む理由には思えない。
しかし、同性愛者でそのことを婚約者に包み隠さず言えるかといったら無理だろう。
童貞失った話も同性愛者だってそれくらいあるだろうし、
恩師が放蕩を注意したというのも、若者が酒や女で羽目外すのはむしろ当たり前だが同性愛なら辻褄あう。
それはないかな
ただのロリコンだろ
ただのメイド萌え
EDでしょ