イスラーム哲学を語る

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28考える名無しさん:2005/07/24(日) 01:38:17
>>26
機械的唯物論者なら、おまいの言説はすべて物理的に決められてるって
ことだろう。しょせん唯物論は全ての言説に意味なんかないってこと
なんだからさ、くだらないこと書いてないで糞して寝ろ
29考える名無しさん:2005/07/24(日) 22:50:44
ムータジラ派って現代にはもういないの?
30考える名無しさん:2005/07/25(月) 23:26:17
イマーム・ル・ハラマイン
31考える名無しさん:2005/07/25(月) 23:46:32
>>25
似てるか?
ヒュームと似てるってんならわかるが。
32考える名無しさん:2005/07/26(火) 13:36:07
>>30
ガザーリーのお師匠さんだっけ?
33考える名無しさん:2005/07/26(火) 14:30:42
歴史序説に哲学についてかかれているページがあるぞ
34考える名無しさん:2005/07/26(火) 14:47:04
>>33
詳しく
35考える名無しさん:2005/07/27(水) 11:27:58
これもオススメ。

井筒俊彦「アヴィセンナ・ガザーリー・アヴェロエス『崩落』論争――『哲学の崩落』と『崩落の崩落』をめぐって」
『イスラーム思想2』岩波講座東洋思想第4巻、岩波書店、1988年、162-203頁。

井筒さんはなんとなくガザーリーびいきなような希ガス。
36史的唯物論:2005/07/27(水) 16:12:48
>>28 テロが活発化するのは、今の世界における石油の使われ方にも大きな原因がある

 というのが唯物論の一部、唯物論は真理と心理を語る
石油が重要な生活必需物資だからなんだけどね、先進国には麻薬のようになってるそれは先進国の相当の堕落とうつるんだろう
石油が麻薬になってる度合いはひどいもんだ、このままではこのさきえらいことになるぞ
37考える名無しさん:2005/07/27(水) 16:59:19
どうして石油を湧かしてしまったのか、湧かす前に止めよと思わなかったのか。
38史的唯物論:2005/07/27(水) 17:58:24
  誰が??
39考える名無しさん:2005/07/27(水) 19:26:08
イブン・シーナーといえば『医学典範』
としか習わない高校世界史の段階では、
誰も彼がイスラム世界に名を轟かせた哲学者だとは思うまい。
…何のためにラテン語名アヴィセンナを習うんだか。
主著『治癒』と「空中浮遊人間」説はもっと知られてしかるべきだと思う。
40史的唯物論:2005/07/27(水) 22:00:47
>>37 石油が沸いたのは本来は非常にいいこと.ところが先進国は次第にそれをあんまりいいことに出来なかった
そうなったのは先進国の責任、つまり堕落の始まり

 それを責任を石油が湧いたことにしようなんてのは堕落の局地だ、というか00

 一部過激派が見たらすごい怒るかも、というよりなにいいたいかわからないか
41考える名無しさん:2005/07/28(木) 19:32:51
イスラーム哲学を語る上で欠かせない「偽書」
は『アリストテレスの神学』ともう一つなんだっけ?
42考える名無しさん:2005/08/08(月) 21:09:57
『アリストテレスの神学』はプロティノスの「エンネアデース」第4巻から第6巻までの抜粋、補綴で、
もう一冊の『純粋善論』はプロクロスの「神学綱要」の抜粋、補足。
いずれもアリストテレスの著作として、もてはやされ、
イスラムの哲学者は誰一人として偽作であることに気付かなかった。
ちなみに後者はトマス・アクィナスによって見破られた。
〔井筒俊彦『イスラーム思想史(改版)』中央公論新社(中公文庫)、2005年、225-227頁〕

勘違いといえばそうであるが、「偽書」がイスラーム哲学の発展に寄与したというのは、なかなかおもしろい。
43象 ◆GUGENiOq0w :2005/10/02(日) 12:43:27
タイフーン、ハリケーン、サイクロン
やらねばなるまい
44考える名無しさん:2005/10/14(金) 15:21:38
あるパキスタン人にハーリド木場先生のことを
「ガイコツ博士」といったらエライ受けていた。
4544:2005/10/14(金) 21:29:16
ハーリド木場先生じゃなくて、アシュラフ安井先生だった。すまん、ガイコツ博士。
46考える名無しさん:2005/10/14(金) 22:08:16
イスラムは天使の考え方がある
47考える名無しさん:2005/11/15(火) 21:40:13
あまりにも翻訳が少ないんだよな、この分野
どっちかっていうと童話作家がファンタジーで
現代社会を批判するのに使っちゃう感じの文学エリア
48処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2005/11/15(火) 22:16:26
>>42
ローマ・カトリックのアリストテレス発見が十字軍の予期せぬ収穫だった
というのも面白い。
49処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2005/11/15(火) 22:30:55
アルガゼルでも読みたいもんだが。
50考える名無しさん:2005/11/15(火) 23:28:26
>>47
意味わかんねー。
51処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2005/11/16(水) 22:49:12
自伝が読めるな、アマゾーンで取り敢えず注文。後二冊だぞ、おまいら。
52考える名無しさん:2005/11/20(日) 00:04:15
>>処刑ライダー氏
ガザーリーの思想が知りたいなら、邦文では>>22,35の他に取りあえず下記を参照。
中村廣治郎『イスラムの宗教思想――ガザーリーとその周辺』岩波書店、2002年。
オリバー・リーマン、中村廣治郎訳『イスラム哲学への扉――理性と啓示をめぐって』ちくま学芸文庫、2002年。

邦訳されている原典は、自伝の『誤りから救うもの』と
黒田壽郎訳『哲学者の意図――イスラーム哲学の基礎概念――』岩波書店、1985年。(ただし絶版)
ほかに>>21で紹介されている文献に『神学綱要』と『光の壁龕』があったはず(手元にないのでうろ覚え)。

以上で十分なのだが、邦訳がない原典をどうしても読みたい場合は、最低でも英訳を頼ることになる。
とりあえず、比較的入手が容易な下記のものがオススメ。
Richard, Joseph McCarthy(tran.). Deliverance from error, Fons Vitae, 1999.
表題の Deliverance from error はすでに邦訳:『誤りから救うもの』が出ているが、
『五つの秤』や『イスラームとザンダカ主義の判別基準』など小著の訳が所収されている。

有名な『哲学者の自己矛盾』は英訳でも入手が困難。
Sabih Ahmad Kamali (tran.). Al-Ghazali's Tahafut al-Falasifah, Pakistan Philosophical Congress, 1958.

上のように書いてみて、岩波文庫などでやすやすと原典を読める西洋思想は恵まれているなと思った。


53考える名無しさん:2005/11/20(日) 00:37:24
>有名な『哲学者の自己矛盾』は英訳でも入手が困難。
うへえ。
それは知らなかった。
54処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2005/11/20(日) 22:46:41
>>52
おお、感謝。

『誤りから救う者』、なかなか面白いぞ。バランス感覚溢れる物言いは
若き日の俺を彷彿とさせるw
55考える名無しさん:2005/11/21(月) 06:14:45
>>20哲学者ではないが、ガザーリーも重要だろう。

一応「哲学者」として区分されてるよ。

>>42勘違いといえばそうであるが、「偽書」がイスラーム哲学
の発展に寄与したというのは、なかなかおもしろい。

偽書かどうかというのは、あまり重要な問題とはいえない。ハイ
デガーのアリストテレス解釈を皆読んで大小の影響を受ける
けど、(彼の解釈に問題があるとしても)重要だと考えられて
いるよね、一般的に。それと似ていると思う。

56処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2005/11/21(月) 20:13:35
つまるところ、イスラムにおいても「哲学」とはギリシャ哲学なのだなと、
そう思ったんだが。「キリスト教哲学」なるものがあり得たとしても、それは
哲学というより神学の一部であるのと同じで。

ガザーリーはスーフィーズムから考えるせいだろうが。
57処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2005/11/23(水) 22:44:15
スーフィーの部分の記述読みながら、神秘体験した頃のことを、
深々と思い出した。個人的には、こういう書物は精神衛生に
良いなw
58処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2005/11/23(水) 22:55:05
酒を飲むとどうなるかを知識で知ることと、実際に酔っ払うこととの
違い。人類社会において稀に起きる現象。多少、見聞の広い人なら、
ひょっとしたら一度は聞いたことのあるかも知れない言葉。
59梅毒斎 ◆Xx4dmR0X3. :2005/11/23(水) 23:00:25
>>58
イスラムの言葉なんですか?どういう文献にそう言う言葉があるのでしょうか?
禅で言う「冷暖自知」に似てますね。
60処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2005/11/23(水) 23:02:39
だからイスラムを馬鹿にするなってw
61梅毒斎 ◆Xx4dmR0X3. :2005/11/23(水) 23:05:44
>>60
いや、別にバカにしてませんから後学のために教えてつかーさいよ。
62処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2005/11/23(水) 23:07:33
酒の話は件の本、それ以降は俺の景色。文体はシモーヌ・ヴェーユ、
という風だがw
63梅毒斎 ◆Xx4dmR0X3. :2005/11/23(水) 23:10:03
>>62
件の本てどれなんでつか(泣)
64処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2005/11/23(水) 23:14:08
貴様はオマル・ハイヤームでも読んでれ。
65梅毒斎 ◆Xx4dmR0X3. :2005/11/23(水) 23:17:30
なんかこの板名無しには親切な人が多いのにコテハンは・・・・・・・・。
66処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2005/11/23(水) 23:21:55
お前見てると、性病で死んだ江戸時代の変形した頭蓋骨思い出す。
67梅毒斎 ◆Xx4dmR0X3. :2005/11/23(水) 23:26:26
>>66
なんか、何もしてないのにいきなり暴言ですか。そんな病んだ心でなんの哲学を語るのやら・・・。
68処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2005/11/23(水) 23:30:05
哲学を絶対視するのは蛭の小腸と大腸の区別が知りたい馬鹿だけだなw
69梅毒斎 ◆Xx4dmR0X3. :2005/11/23(水) 23:35:31
そうか。心が矮小で国語能力に問題があるのか。
これじゃ議論は不可能だね。

--------------------------------逃亡-------------------------------
7020:2005/11/24(木) 22:13:03
>>55
「哲学者」の意味するところは、ここでは
1.哲学的方法論に基づき思惟する人。
2.イスラム哲学者=新プラトン主義的アリストテレス主義者。
の二つに大別される。

ガザーリーは哲学の分野の内、
方法論的な論理学や数学などは積極的に評価し、採用したので、
1.の意味では確かに哲学者といえるが、
形而上学的分野に関しては激烈な攻撃を加えた。
よってガザーリーを2.の意味に区分するのは明らかな誤り。

>>20の、哲学者ではない。は、2.の意味での哲学者ではない、と言うこと。
これに関しては言葉足らずだった。
>>55氏の、一応「哲学者」、という言い方は、少々乱暴。
2.の意味に取られないよう、「一応」のところを具体的にいうべき。

もし、2.の意味にガザーリー像を位置づけてしまうと、
ガザーリーはアヴィセンナやアヴェロエスと同じ立場の思想家になってしまい、
>>35の文献で紹介されている、
アヴィセンナ流の哲学を批判したガザーリーの『哲学者の自己矛盾*』、
それに対する再批判としてのアヴェロエスの『自己矛盾の自己矛盾』
という三者間の一連の論争が理解できなくなる。
*>>35の『哲学の崩落』、『崩落の崩落』という書名は井筒俊彦独自の訳。
 定訳がまだなく、>>52で『哲学者の自己矛盾』としてしまっているのでこの訳で統一した。

さらに中世から19世紀にかけて、西欧でガザーリーが、2.の意味するところの
「哲学者アルガゼル」
として誤解され、人々に知られた経緯を鑑みると、
安易にガザーリーを哲学者だと区分することはかつての間違いを蒸し返しかねない。

ガザーリーと哲学との微妙な関係については『誤りから救うもの』の訳者解説に詳しい。
71考える名無しさん:2005/11/24(木) 22:22:35
>形而上学的分野に関しては激烈な攻撃を加えた。
よってガザーリーを2.の意味に区分するのは明らかな誤り。

13世紀において、ラテン語訳されたガザーリーのMetaphysicaは、
アヴィセンナの著作群とほぼ同じ主張をしているものとして読ま
れたようです。イスラーム内部の文脈と西欧で受容された後の文脈
は、幾分異なっていたということだと思われます。
72スライマーン・ビン・アブドゥルハキーム ◆EUrIm32/Zk :2006/02/15(水) 01:58:07
イスラム情勢板から遊びに来ました。
73考える名無しさん:2006/03/28(火) 14:42:13
ageてみる
74考える名無しさん:2006/03/28(火) 16:59:35
http://tekipaki.jp/~clock/software/index.html

オマル・ハイヤームの成分解析結果 :

オマル・ハイヤームの48%はやさしさで出来ています。
オマル・ハイヤームの47%は厳しさで出来ています。
オマル・ハイヤームの5%は不思議で出来ています。
75考える名無しさん:2006/04/25(火) 00:33:45
そういう書き込みしてて、楽しいの?
76考える名無しさん:2006/06/12(月) 18:32:19
イスラームはスーフィズムが有名どこかな
77考える名無しさん
フランスのマスィニヨンが「我は神なり」と叫んで処刑されたスーフィーのハッラージュ研究で有名。
すくなくとも井筒の『イスラーム思想史』やサイードの『オリエンタリズム』では触れられていた。
ハッラージュと言えば、ペルシャの詩人・思想家ルーミーも言及してた。
井筒訳の『ルーミー語録』(岩波書店)を参照のこと。