意味の理解った人は「あーなるほど」とレスを入れる事
お前等は少し理解できたかあーなるほど
あなるほど
4 :
考える名無しさん:05/01/04 21:16:56
あ
えー、ちょっと計算の確認をさせてくださいね。
微分方程式の変数分離形とは 導関数 y' が
y だけの関数と、 x だけの関数の積になっている。 と、
で、その式は d y / d x = P (x) Q (y) の形である。 うん、
この形式の解き方は、変数を分離して
1 / Q(y) ・ d y / d x = P (x) と変形すると この左辺は
y の関数 ∫ 1/ Q (y) d y を、x で微分したものになっている。
というのは、合成関数の微分法によって
d / d x ∫ 1 / Q (y) d y = d / d y ( ∫ 1 / Q (y) d y ) d y / d x
= 1 / Q (y) ・ d y / d x となるからなので
1 / Q (y) ・ d y / d x = P (x) は
d / d x ∫ 1 / Q (y) d y = P (x) したがって
∫ 1 / Q (y) d y = ∫ P (x) d x + C なーるほどっ !
え、それとですね、みなさんがよく勘違いしていることをひとつ。
( t a n θ ) ' つまりタンジェントの微分なんですぅ
t a n θ = s i n θ / c o s θ と覚えているので
タンジェントの微分は ( s i n θ / c o s θ ) ' であり
つまり ( s i n θ ) ' / ( c o s θ ) '
そうすると c o s θ / −s i n θ と してしまいます。
じつは 分数の微分の公式を忘れているんですぅ
( A / B ) ' = ( A ' B − A B' ) / B ^ 2
でたよね。 すると タンジェントの微分は ( t a n θ ) '
=( s i n θ ) ' c o s θ − s i n θ ( c o s θ ) ' / ( c o s θ ) ^ 2
= c o s θ・c o s θ − s i n θ・( − s i n θ ) / ( c o s θ ) ^ 2
= ( c o s θ ) ^ 2 + ( s i n θ ) ^ 2 / ( c o s θ ) ^ 2
となり、三平方の定理から
( c o s θ ) ^ 2 + ( s i n θ ) ^ 2 = 1
なので ( t a n θ ) ' = 1 / ( c o s θ ) ^ 2
となり ( t a n θ ) ' = ( s e c θ ) ^ 2 と なります。
あー なるほど
でたよね→ でしたよね
「し」 が抜けちゃいま た。
ついでに、おまけとして
∫ t a n x d x の不定積分を求める計算をしましょう。
これは、置換積分法で計算できるのです。解き方は
まず、∫ t a n x d x = ∫ s i n x / c o s x d x
なので ここで z = c o s x とおきます。
そして この式の両辺を x で微分しますと
d z / d x = − s i n x となり
d x = d z / − s i n x です。すると
∫ t a n x d x = ∫ s i n x / c o s x d x
= ∫ ( s i n x / z )・( d z / − s i n x ) となり
= −∫ 1 / z d z = − l o g ( c o s x ) + C
( C は、積分定数 ) どうです、簡単な計算ですねっ
えー、寝る前に もひとつおまけとして、
y = l o g x の不定積分の計算を思い出してみましょう。
∫ l o g x d x の不定積分を求める場合、この場合は
部分積分を用いましょう。
部分積分とは、積の微分の公式を移項して公式化したものでしたよねっ
それは、 ∫ A ' B d x = A B − ∫ A B ' d x ですよね。
積の微分公式は ( A B ) ' = A ' B + A B ' だったねっ !
この両辺を積分して 項を移動させれば この部分積分の公式が
導かれるんだよっ。
∫( A B ) ' d x = ∫{ A ' B + A B ' } d x
= ∫ A ' B d x + ∫ A B ' d x
そして、∫( A B ) ' d x は、微分したものを積分したものだから
もとにもどり、 A B になってしまうよね。 そして項を移動させると
そうすると この式は
∫ A ' B d x = A B − ∫ A B ' d x と、なります。
( 注 )あのー、私の場合、A とかB を用いてわかりやすくしています。
テキストなんかでは、 u とか v とか書いていますが、ノートに
書くと、まぎらわしいので、自分にとってわかりやすい記号を用いれば
いいと思います。たとえば ○△☆とかね。
では、計算しましょう。
∫ l o g x d x あっそのまえに この場合ひと工夫するのです、
l o g x = 1 × l o g x とするのです。 すると
1 は、 x の微分 ( x ) ' = 1 ですよね。
つまり、公式での A ' にあたります。 そして A = x ですね。
そして、 l o g x は、公式での B にあたります。そして
B ' つまり ( l o g x ) ' = 1 / x ですね。
以上を、公式にあてはめてみましょう。
∫ l o g x = ∫ 1 ・ l o g x d x
= x ・ l o g x − ∫ x ・ 1 / x d x
= x ・ l o g x − ∫ 1 d x
= x ・ l o g x − x + C ( C は、積分定数 )
はい、解けました。
では、おやすみ って、もう深夜の二時かよっ !
あっ、たいへん たいへん 対辺
>>6 での 表記に誤解が五回きそうなので 訂正、帝政ロシア。
( c o s θ ) ^ 2 などの表記 は、
c o s ^ 2 θ の誤りでした。
つまり、コサイン2乗のシータ、サイン2乗のシータ
と するのが正しいのです。
俺とシータことが・・・
なんちって
何、遣ってんだか。」