カント『永遠平和のためにpart2』

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280考える名無しさん:2008/09/03(水) 19:37:18 O
カントは先駆者だわ。
現代の国際連合といい日本の憲法9条とか。
全部、永遠平和に書いてある。全国の学級文庫に置くべきだね。
281考える名無しさん:2008/10/01(水) 02:09:46 0
だね。
282考える名無しさん:2008/10/27(月) 06:15:52 0
可愛いふりしてあの子割とやるもんだね
283考える名無しさん:2008/10/29(水) 01:22:44 0
岩波文庫の復刻版が本屋にあった。
284考える名無しさん:2008/11/04(火) 20:31:33 O
「対外紛争のために国債を発行してはならない」の解釈の仕方を知っている方、いらっしゃったら教えて下さい。
285考える名無しさん:2008/11/09(日) 11:50:04 0
勝った奴と同じになっていく原理が統一とその後の繁栄を生み、真の平和が訪れるのです
286考える名無しさん:2008/11/20(木) 19:55:55 O
理論理性と純粋理性の違いをわかりやすく教えて
287考える名無しさん:2008/12/28(日) 18:32:30 0
マルクスに言わせれば国家があるうちは永遠平和なんてありえない、
だろうね。
288考える名無しさん:2008/12/29(月) 22:29:09 0
トロツキーの永続革命論に倣えば永遠平和どころか
年がら年中革命しとかなきゃ一般市民は幸せにならない。
これもしんどいな。
289考える名無しさん:2008/12/31(水) 03:30:24 0
丸山眞男の言う「永久革命」ってトロツキーの永続革命論を意識してたんだろうか
290考える名無しさん:2009/02/17(火) 02:48:11 0
国際連盟発足の際、永遠平和のためにの理念が生かされたと聞いたんですが、
その方は結果的に第二次大戦を抑止できなかったことで国際連盟のあり方と
カントの理念を批判しとりました。当時の国際情勢を含めて永遠平和のために
の実効性についてみなさんどうおもいます?
291考える名無しさん:2009/04/21(火) 00:57:56 0
カントは軍事に興味を持てと言っている。
一般市民が軍事に携われば自分の命が惜しいからおいそれと戦争など
起こしやしない、と。
決して無垢な性善説では導かれない考え方だ。
冒頭に「永遠平和のために」の看板の話が出てくるが、これはカントの本音。
どうせ人類なんぞ懲りない面々なんだから、と言わんばかり。
292考える名無しさん:2009/06/08(月) 12:47:02 0
sage
293考える名無しさん:2009/06/28(日) 10:16:57 0
この本しか読まずに
「カントは永遠平和実現可能と考えていたという"読み込み"も不可能ではないのではないか?」
などと北大紀要論文に無知無教養をさらけ出した憲法学者がいた。
深瀬忠一という[当時]北大教授だった。

彼はカントの主著を読んだこともないくせに
紀要論文では読んだふりだけをして平然と論文を書いていた。

三批判も読まず、Rechtslehreすら読まず、出鱈目の文章をフレームアップしていた。
しかしカントはハッキリと「恒久平和はもちろん実現不可能な理念である」と名言している。

そんな文章をよりによって朝日新聞は1995年のある日一面トップのコラムで持ち上げていた。
それを読んだ私は仰天した。
無知なマスコミを騙すのは、ひいては国民全体を騙す卑劣な行為である。



同じクリスチャンとして私は恥ずかしい。
294考える名無しさん:2009/06/28(日) 10:25:03 0
>>293
>「恒久平和はもちろん実現不可能な理念である」と名言している

これは言い過ぎでしょ。
すぐには実現不可能と考えていたとしても、
理念として永遠平和を立てた以上、
最終的には実現可能だとカントは考えていたと受け取るのが、
常識的なカントの読み方。

そもそもカントがただの現実主義者だったら、
そんな理念を打ち出すはずはないだろう。
295考える名無しさん:2009/06/29(月) 01:44:21 0
>>294
ほれみろ、あんたもカント読んでないね。
私はカントから引用しただけだよ。日本語訳と原書で確認してるよ。
296考える名無しさん:2009/06/29(月) 02:19:19 0
でってゆう
297考える名無しさん:2009/06/29(月) 04:50:45 0
>>296
だから「理念」が実現するのだったら、それは
そもそもプラトン-カント系の論理ではないでしょと言ってるの。
298考える名無しさん:2009/06/29(月) 06:16:35 0
でも、あんたもどうかしてる。
常識的には、その北大のせんせいのいうことでいいんだよ。
恒久平和は実現可能であるという楽天的なあり方は悪くない。
理念は理念である以上現実ではないし現実的でもない。
ただ理性的なものは現実に対して作用する以上その働きは無視し得ず
ゆえに理念を掲げることには現実に意義のある姿勢だ。
世界が恒久平和となるべく準備するよう現実に働くのだから。
299考える名無しさん:2009/06/29(月) 06:33:53 0
>>293
>この本しか読まずに
>「カントは永遠平和実現可能と考えていたという"読み込み"も不可能ではないのではないか?」
>などと北大紀要論文に無知無教養をさらけ出した憲法学者がいた。

293は、"読み込み"の内容を、よく考えている?
私はその論文を読んでいないから、なんとも言えないけど、
おそらく"読み込み"というからには、カントの文脈を一歩も出ないという意味ではないだろう。
それは、"脱構築"という意味さえ含んでいるのかも知れない。

それに対して、293はあくまでもカントの文脈を出ずに考えているよね。
そもそもそれは、妥当なのかな?
300考える名無しさん:2009/06/29(月) 08:18:20 0
>>293は、その言葉の置かれているカントの文脈が
全く読めてない。
理念の意味も分かってない。
字句に囚われてカントが読めてないのは、>>293のほうだろう。
301考える名無しさん:2009/06/29(月) 10:03:49 0
>>298
「永遠平和の為に」というのが前訳者からの定訳になっているので、
世間ではそれで通っているが、カント的には「永遠平和へ向けて」と
訳すのがよりカント的な訳でしょう。
これは大学時代恩師(≠指導教授)にも確認を取った。
だからあなたの言っていることと私の言ってることはほぼ同じでしょう。


>>300
理念の意味も分からないのはそちらでしょ。
字句に囚われてるのも同じそちら。

>>299
当該深瀬論文でも読んでみたら良い。カントの三批判すら読んでいないことが
明らかに分かるから。それじゃぁ"読み込み"をして良い立場には彼はないでしょ。
そんな人間がどうして"脱構築"云々のレベルで考えたり書いたりしてるもんか。
あんな酷い"論文"がまかり通ってるから大学時代から私は怒ってるのだよ。
(南原繁氏は流石シッカリ読んでるね。)
302考える名無しさん:2009/06/29(月) 11:31:08 0
>>293
深瀬っていう人に恨みでもあるのか?w
くだらない論文なんて山のようにあるわけだが。。。

しかもクリスチャン。。。

隣人愛はどうした?
303考える名無しさん:2009/06/29(月) 11:52:32 0
>>301
>当該深瀬論文でも読んでみたら良い。カントの三批判すら読んでいないことが
>明らかに分かるから。

ここでその深瀬論文とやらを批判するのなら、
批判する根拠は君が示さなければだめだよ。
あたりまえのことだが。
304考える名無しさん:2009/06/29(月) 12:10:28 0
>>302
私はカント哲学を冒涜するのが赦せないだけだよ。
隣人愛?学問に関係ないでしょ?思いつきで物を言うなよ。
私がここで取り上げているのは「くだらない論文」ではなくて、
社会に悪影響を及ぼした罪の大きい出鱈目の"論文"ですよ。

>>303
それは三批判とRechtslehreのレクチャーをここであなたに行えという意味ですか?

-----------------------------------
さて、指導教授は法哲学者ではなく、憲法学者だった。
この人も深瀬氏に劣らず憲法学界の大御所だった。
だがカントを読んでいるとは言えるレベルではなかった。

酷かった。私が第一批判から引用したうちの「A版B版」を
「このA版B版とは何版かね?」と平然とのたもうた。

そして私が引用した「Metaphysik der Sitten」を「これはGlunglegung zur〜の間違いだ」
と朱筆を入れた。
つまりこの人はカントの著作名すら知らないのである。中身を知っているわけは
もちろんなかろう。


師匠(宗教哲学者・文博。大学一年時より弟子入り)からは
「憲法学者に向かってそんな話したって無駄だ。
とにかく(通りやすい)卒論を書いてさっさと出て、大学院で哲学へ入れ」
と叱責された。
305考える名無しさん:2009/06/29(月) 12:18:15 0
>>304
>それは三批判とRechtslehreのレクチャーをここであなたに行えという意味ですか?

まさか。 深瀬論文を批判する根拠が「明らかに三批判を読んでいない」なら、
「明らかに三批判を読んでいない」根拠も示さなければだめだという、当たり前のこと。

>酷かった。私が第一批判から引用したうちの「A版B版」を
>「このA版B版とは何版かね?」と平然とのたもうた。

支離滅裂だなあ。
関係ない人の話を書いても意味がない。
306考える名無しさん:2009/06/29(月) 12:18:28 O
憲法学者を選んだ己の過ちを恥じるのが先だろ
307考える名無しさん:2009/06/29(月) 12:20:40 0
私は>>294さんのいう、

すぐには実現不可能と考えていたとしても、
理念として永遠平和を立てた以上、
最終的には実現可能だとカントは考えていたと受け取るのが、
常識的なカントの読み方。

という説明に賛成する。
理念を立てることで悲惨な戦争ばかりの歴史的現実に対し
理性的なものを用いて異議を申し立て、
そのような現実に対し理性はしかし最終的には勝利し恒久平和が
訪れると啖呵を切ったこと。最終的には、という言葉の中に
統整的理念のニュアンスがある。ここからみてもくだんの先生のいうことには
一理あると思うな。永遠平和は不可能ではない、最終的にはね。
ただ、われわれが存命している間に実現できるかといえば違うだろうし
ずっと先のことだよ。
308考える名無しさん:2009/06/29(月) 12:23:40 0
>社会に悪影響を及ぼした罪の大きい出鱈目の"論文"ですよ。

その社会的悪影響について具体的に紹介・詳解してください。
この論文のおかげで人が殺されたとかありますか?
それともただの中傷ですか。
309考える名無しさん:2009/06/29(月) 12:36:48 0
指導教授であった憲法学者への恨み
  ↓
憲法学界一般への恨み
  ↓
憲法学界の大御所である深瀬氏への恨み
310考える名無しさん:2009/06/29(月) 17:02:13 0

(?)


(逆恨みから刺殺された中大教授事件が記憶に新しい・・・)
311考える名無しさん:2009/06/29(月) 22:35:11 0
>深瀬論文を批判する根拠が「明らかに三批判を読んでいない」なら、「明らかに三批判を読んでいない」根拠も示さなければだめ
卒論ではそれで一番苦しんだヨ。
>>306
その通りだね。
>>307
>301で回答済み
>>308
確かに潜在的な悪影響としか言えませんね。
>>309
指導教授は深瀬よりも大御所でしたよ。
>>310
4年の4月の時点で死を夢に見るほど憎んだ。
1995年以降徹底的な祈りによって克服した。
あと当時の指導教授は故人なので殺すことは不可能。
死を訃報欄で見た時、「100まで生きろと思っていたのに」と怒りの念を覚えた。
同じゼミの友人にメールで通知したら似たようなことを言っていた。
彼は語学が苦手なので院へは進学しなかったが。

まぁこの人生今に至るまで一流の先生に恵まれまくったが、たまに相性の悪い人
当たったのも今は天の思し召しと肯定的に捉えている。
おかげでサボる習慣を身につけてしまった祈りの原理から考察することができたから。
以上。おしまい。
312考える名無しさん:2009/06/30(火) 17:37:44 0
>>311
>1995年以降徹底的な祈りによって克服した。

貴方の書き込みを見れば、克服できたとは到底思えません。
さらなる精進(祈り)をおすすめします。
313考える名無しさん:2009/07/05(日) 23:35:40 0
>>286
理論理性は理論的認識にのみ関わる理性。
純粋理性は理論理性も実践理性も含むので、理論的認識だけでなく実践的認識にも関わる。
314考える名無しさん:2009/09/12(土) 13:29:22 0
age
315考える名無しさん:2009/09/12(土) 16:36:36 0
カントって誰だっけ?
316考える名無しさん:2010/01/13(水) 22:18:47 0
ドイツの大哲学者
317考える名無しさん:2010/02/14(日) 00:36:18 0
カントの永遠平和のためにも含めて原書がほしいんだけど、アマゾンで買えるヒゲ文字じゃないのってレクラム版かズーアカンプ版しか
ないかなあ?
318考える名無しさん:2010/02/24(水) 17:11:49 0
>>317
kant frieden で検索してみ。いくつか版が出てくる。

PhBもあるけど、これはIBSNの「3787310304」で検索すると一発で出るよ。
319考える名無しさん:2010/03/01(月) 00:39:32 0
>>318
なるほど、後者は緑の表紙のやつですね。
ありがとうございました
320考える名無しさん:2010/07/17(土) 14:08:20 0
sage
321考える名無しさん:2010/08/19(木) 22:34:55 O
322SPHERE ◆ZS5FJPpAlk :2010/08/20(金) 21:31:23 0
「平和は自然状態ではなく従って作り出さねばならない」

これはつまり対立する衝動相互の「同盟」のことであるが、カントのような
生理的特性を持つ個体はとりわけこの「同盟」という名の、

「相互の不本意な宥和状態」

を擁護せねばならない立場にある。なぜならカントのような生理的特性を
持った人間は「他者との距離」を出来る限り縮めなければならないからである。

策士的な偽善者であるカントは、建前上の相互扶助の状態の中で友愛の仮面
をかぶりつつ間合いを極力詰めて敵の懐深く潜り込み、敵が同情とためらいを
感じて苦悩している隙に毒針の一撃で刺し殺す「小さく弱い人間の戦闘本能」
を可能にするような状態でなければ自らの立場を優位にすることが出来ない
のである。


「永遠の平和のために」とは、

どどのつまり「永遠の我カントの如き小さく弱い者にとって有利な立場のために」


ということに他ならない。
323:2010/08/21(土) 01:01:32 O
将来において戦争を再開するための一時的な停戦条約は平和条約とは言えない


この本におけるカントの第一声だ

カントが戦おうとした相手こそ、まさにSHREEみたいな考えだ

「怜悧」が道徳に優位する、という思考を批判するために多くの補説を出している
324SPHERE ◆ZS5FJPpAlk :2010/08/21(土) 05:57:26 0
小さくて力の弱い人間が持つ愛想の良さと人あたりの良さにはくれぐれも気をつけろ。

実際の白兵戦においても、小さくて力の弱い人間は手足のリーチが相手より
短いので距離を詰めて相手の懐に入り込むしかなく、また力が弱いので
急所や傷口ばかりを毒針や短刀でチクリと狙ってくる。

これは小さくて力の弱い人間の他者との接し方や生き様においても言える。

つまり小さくて力の弱い人間はあからさまな敵対関係の下で互いに警戒して
距離を置くような状態が苦手なのであり、自分が少しでも優位に立つために
表向きだけは和気あいあいの平和的状態を必ず必要とするのである。
325SPHERE ◆ZS5FJPpAlk :2010/08/24(火) 20:41:31 0
民主主義あるいは万人平等という大勢多数の出来損ないがでっち上げた建前
の下でしか優位な立ち位置に立つことの出来ない者は、具体的物理的かつ総合的
に元々優れているという「貴族的性質」自体が許せなく思うのである。

つまり大勢多数の妬みの本音はこうだ。

「優れた者は平等の名の下にそれだけ損をするべきだ。劣った者は同じく
平等の名の下にそれだけいい思いをすべきだ。そうでなくては気に食わない。」

かくして民主化や平等主義の台頭が進めば進むほど「ガマガエルのように醜く
頭の悪い金満家」や「劣等感の塊のような英雄気取りの小男」が大勢多数の
妬みの傷の舐め合いの構造に助けられて頭角を現すことが可能となるのである。

つまり例えばナポレオンという愚にもつかない男はフランス革命による民主化
の波がヨーロッパ全土の隅々にまで影響を及ぼした後だったからこそ逆説的に
一時的勝利を収めることが出来たのである。

しかしそのチビ英雄ナポレオンも、民主化の波を回避することに成功した
「のっぽの英国貴族」と「毛むくじゃら大男のロシア人」の挟み撃ちにあい、

地理的に例えればまさに文字通りに、

「男女男」り殺されたような格好となったのである・・。
326SPHERE ◆ZS5FJPpAlk :2010/09/05(日) 22:09:08 0
本当に美しく気高い秩序とは「高きは高きに、低きは低きに」つまり事の
順逆があべこべに顛倒することのない位階序列の下に成立する秩序である。

そこではむしろ低いものは高いものに擁かれることで自分自身もまた気高く
美しい愛と憧れそして畏敬の念に満たされ、生きること自体に価値を見出
せるような完璧に整えられたシステムがはたらいている。

目も眩むほど強靭で壮麗な王や貴族が万民をあまねく恩恵と慈しみと厳父の
厳しさをもった眼差しで照らし出す時、そこに居合わせる誰もが金色に輝く
のである。

事の順逆が正された健全な社会システムは天国をこの世の彼岸から連れ戻す。

美しく壮麗でより一層完璧な個人が支配する社会は、戦争や死すらも気高く
誇り高いものにする。そこでは上出来な者であろうと不出来な者もであろうと、
全ての者がひとしく時宜を得た「ふさわしい死」を死ぬ。


そこでは誰もが生に感謝し生を祝福しつつ胸を張って生涯の幕を閉じる!!
327SPHERE ◆ZS5FJPpAlk :2010/09/05(日) 23:08:57 0
大勢多数のものは、強者が同情とためらいの病気にかかることで彼に対する
「恐怖と畏敬」から解放されるや否やたちまち「妬み」が幅を利かすように
なりついには自らの墓穴を掘る運命を辿る。

そこでは大勢多数の総意そのものが大勢多数にとっての暴君になり下がる。
大勢多数は畢竟、自分で自分の手綱を引き締めるにはあまりに弱いのである。

そのようにして人間種が存続し続ける意義自体の喪失、つまり忌まわしい
ニヒリスムがやって来る。

つまり優れたものが同情とためらいの病気に罹ることで人類全体の頭上に暗雲
が垂れ込めるのである・・。

カントの求める意味における「永遠の平和」とは、所詮は病的なアナーキズム
の一変種でしかない。そこでは蛆の湧いたような心の牙でいがみ合いつつ、
しかも大勢多数の弱さそのものから肩を摺り寄せあわなければならない羽目
に陥るような「絶望的に無価値な状態」が永遠に存続することが要請されて
いるのである。
328ンドール:2010/09/06(月) 09:11:24 O
カントの本のどこを見ても
「永遠平和でなければならない」とは書いてなかったように思うが?


カントはこうも書いていた
「永遠平和」
これが、哲学者の問題か、政治学者の問題か、それともいっこうに戦争をやめようとしない政治家の問題なのか
それはここでは置いておくことにしよう
329
カントとははなれるが
愚かな大衆が政治を治めることを嫌がったプラトンは
哲人政治を唱えた
「善のイデアを知る者が政治を治めるべきである」


ただ欠点は、善のイデアを知るような哲人は
独裁を善がなされないシステムと考えて民衆制を由とするところだ


「誰が政治を治めるべきか」
この問題に対して
「治めるべき支配者が治めるべきである」と答えようが
「多数派が治めるべきである」と答えようが、
権力争いの枠を越えない


「多数派」という名の権力による支配をどれだけの哲学者が支持したのだろうか?
カントが言う「永遠平和」は、そのような支配を支持しただろうか?