中世思想

このエントリーをはてなブックマークに追加
229考える名無しさん:2009/02/09(月) 23:49:38 O
>>228
それはさすがにないわ
230考える名無しさん:2009/02/09(月) 23:54:24 0
211でアヴェロエスとアヴィセンナと書いている時点で
アラビアの哲学者としてのイブン・ルシュドやイブン・シーナーのことを
話題にしているようには読めないんだが。
231考える名無しさん:2009/02/10(火) 00:01:15 0
>>230
一概には言えない。じっさい欧米のイスラーム学者がAvicennaやAverroesと表記することだってある
232考える名無しさん:2009/02/10(火) 00:11:17 0
リベラの名前を挙げる以上、一応読んでるんだと思うけど
そういう人が、受容史こそが、その思想であるということを理解していない模様なのは少し不思議
233考える名無しさん:2009/02/10(火) 07:32:17 O
どういうこと?
234考える名無しさん:2009/02/10(火) 13:01:53 0
しょうゆうこと。
235考える名無しさん:2009/02/11(水) 00:12:00 0
ガザーリー「誤りから救うもの」も
236考える名無しさん:2009/02/17(火) 09:57:33 0
新書で入門によさそうなのってありますか?
237考える名無しさん:2009/04/17(金) 23:21:31 0
普遍論争 山内志郎
中世哲学への招待 八木 雄二
238考える名無しさん:2009/05/06(水) 01:03:28 0
エドワード・グラント『中世における科学の基礎づけ』誤訳リスト
http://ueeda.sakura.ne.jp/memo/fmm-j.html
239考える名無しさん:2009/05/06(水) 11:19:48 0
240考える名無しさん:2009/05/09(土) 21:35:48 O
238って何のつもりでのせたの?
241考える名無しさん:2009/05/15(金) 22:56:40 O
何も考えてないんだろ
242考える名無しさん:2009/05/31(日) 18:06:00 0
『天使とボナヴェントゥラ −ヨーロッパ十三世紀の思想劇−』(坂口ふみ、岩波書店)
四六版300頁
7月23日刊
243考える名無しさん:2009/08/09(日) 15:20:35 0
hage
244考える名無しさん:2009/09/17(木) 10:08:04 0
 普遍論争、実念論と唯名論の対立

実念論 アンセルムス(1033-1109)
    「人間」という普遍概念が存在する
 ↓                    概念論? 
 ×           ↓       →「田中某」という人間が存在する
 ↑           ↑        トマス・アクィナス(1225頃-1274)
                      (基本的には実念論の立場だが、
唯名論 オッカム(1285頃-1349頃)      唯名論との調停をはかった。)
    「田中某」という個人が存在する

(小須田健『萌える☆哲学入門』p47より)
245考える名無しさん:2009/09/23(水) 12:08:53 0
いまだに19世紀末の知識で書かれちゃう中世悲しいです
山内氏の本だってあるのに
246考える名無しさん:2009/09/28(月) 23:03:04 0
イスラム理解が鍵だ
247考える名無しさん:2009/10/09(金) 22:26:33 0
海外ではアラビア語が出来ない奴は中世哲学研究者として三流扱いになりつつあるって本当ですか?
248考える名無しさん:2009/10/10(土) 21:35:29 0
もともとそうだし、日本だってそうだ。
249考える名無しさん:2009/10/23(金) 00:08:17 0
11月10日
斎藤忍随/左近司祥子 『プロティノス「美について」』 価格未定 講談社学術文庫

稲垣良典 『トマス・アクィナス 『神学大全』』 価格未定 講談社選書メチエ
250あめのみやつこ:2009/10/23(金) 00:12:25 O
ガキになるなって
251考える名無しさん:2009/10/23(金) 22:26:23 0
稲垣先生、精力的ですね。
252考える名無しさん:2009/12/10(木) 23:01:04 0
ご冥福をお祈り申し上げます。
253考える名無しさん:2010/01/25(月) 05:57:10 0
特に新刊予定なしかな
254考える名無しさん:2010/02/09(火) 00:17:24 0
http://lastinghours.jugem.jp/?day=20100207
堕落が墜落になってるけど・・・
255考える名無しさん:2010/02/10(水) 04:25:05 0
>>206

Migneの全集とLoeb。
256考える名無しさん:2010/02/10(水) 06:08:32 0
http://book.asahi.com/review/TKY201002090173.html
柄谷行人 八木雄二「天使はなぜ堕落するのか―中世哲学の興亡」評

柄谷が読まずに書いてる可能性があるが三段落目の通りの内容が書かれてるなら
SIEPM禁書目録に入ってる「モン・サン・ミシェルのアリストテレス」並の電波本ですな
257考える名無しさん:2010/02/10(水) 07:34:34 0
中世研究といえば上智だけどキリスト教の素養がないと全くわからんね。
西洋の中世哲学は。
258考える名無しさん:2010/02/11(木) 01:37:27 0
>>256

柄谷さんはキリスト教や中世思想は素人ですな。

アンセルムスが重要なのは東西分裂時のフィリオクエ論争で西側の神学理論を構築する
役割を担ったという点にある。
つまり、アンセルムスは神の存在証明の専門家というよりは、
三位一体論の西方教会側の代表だったってこと。

アンセルムスがなぜ神の存在証明をしたのは、それが三位一体論の一部だから。
三位一体論をつきつめる過程で、神が三位一体である目的とは何かという問題とぶつかってくる。
答えを先にいうと、三位一体の神は被造物である人間と関係を持つために三位一体なんだけど、
ではその三位一体の神がどうやって人と関係を持つかを考察すると、
フィリオクエ論争に突入してしまう。

アンセルムスの論証の仕方は神と人とのかかわりを強く意識したものである点に注意が必要。

これが結果的に、デカルトの「認識している私」という概念にいたる。

>>257

日本だと、上智と南山。あと東京神学大学。

普通に聖書読んだら? それだけでもそうとう違うよ。
259考える名無しさん:2010/02/14(日) 07:19:19 0
>>258
で、八木の本はどうなの?
260考える名無しさん:2010/02/14(日) 22:06:00 0
朝日の柄谷の一週間前に出た読売の川上未映子の書評の方が哲学的にレベルが高かった。
スコトゥスが初めて様相を時制から独立させた(と八木が主張している)ことに注目していた!
この着眼は、ちょっとすごいと思った。
そして、八木がそう書いているのは事実なのだが、それは本当のことなの?
261考える名無しさん:2010/02/15(月) 07:35:34 0
>>259 >>260

八木って人の本を読んだことないのでわからん。

この分野で日本人の研究者の本なんて、まず滅多に読まないので。
柄谷さんの本は学生時代に読んだことがある程度。

>>247

学生さんですか?

研究する分野によるでしょう。
中世っていってもどこの、どの時代の、何を対象にするかでぜんぜんちがうから。

一応一般論を言っておくと、中世やるんだったら、
まず英語。時間があればドイツ語かフランス語も。
本屋で売ってる文法書を買ってきて、春休みに気合でやったら2週間でおわります。
そしたら『星の王子さま』みたいな簡単な本を英訳と並べて何回も読むんです。
それから、Lingoesを使ってネットで何か読むといいと思います。

ドイツ語かフランス語をやっておくと、古典語を学ぶのが楽になります。
参考書や辞書の選択肢が広がるってのもありますが、
文法を勉強するってのがどういうものか、何となくわかるから。

格変化とか、動詞の変化とかって概念がわかってきたら、
ラテン語でもギリシャ語でもヘブライ語でもアラビア語でも
大体なんとかなります。
262考える名無しさん:2010/02/16(火) 20:40:18 0
ダーウィンは『種の起源』を出版したら裁判所に呼び出しを食らって、
しおれて帰って来た。イギリス19世紀の半ばですらそうだった。

中東でイスラムの宗教警察が云々されるが、キリスト教圏だって、
そういうものが完全になくなったのはそう昔の話ではない。

カトリックの法王領が消滅したのは『種の起源』出版の間もなくだ。
それ以前の西欧世界の時間意識ってのが問題になるだろう。
263考える名無しさん:2010/02/16(火) 21:18:04 0
>ダーウィンは『種の起源』を出版したら裁判所に呼び出しを食らって、
>しおれて帰って来た。イギリス19世紀の半ばですらそうだった。

初めてきいた話。本当かな?
ソースは?
264考える名無しさん:2010/02/16(火) 22:09:56 0
イギリス人研究者の書いた論争についての解説書を
適当に選んで読んだら出てたが。

極度に単純化した表現を取るなら、一つの文明には一つの時間軸がある。
それが直線的であろうが円環であろうが。進歩主義の近代世界もしかりだ。
265考える名無しさん:2010/02/16(火) 22:22:43 0
日本社会も近代化以前は民衆レベルでは仏教がずっと強かったから、
故なき不幸があると前世の因縁で説明するのが常だった。今時の仏教に
ついてのイメージとはまるで違う。
266考える名無しさん:2010/02/17(水) 03:35:30 0
>>264

『種の起源』のもうちょっと前あたりから
キリスト教と矛盾する出版物がわんさかでてる。
いちいち裁判所に呼び出されたりするかなあ?
267考える名無しさん:2010/02/17(水) 08:29:41 0
『種の起源』が出版された時点では、我らが正義の合衆国も
奴隷売買をやっていた。

足下の氷は意外に薄いというわけだ。いつまでもこの世界が
続くとは限らないかも知らない。
268考える名無しさん:2010/02/20(土) 09:51:33 0
>>260
スコトゥスが初めて様相を時制から独立させたというのは本当のことだと思う。
過去における可能性という論点を行為に絡めて、
過去における他行為可能性と考えると、
それは自由意志論の基礎でもあるからきわめて重大な議論だといえるはず。
269考える名無しさん:2010/02/20(土) 15:39:18 0
>>260

Scotusの可能・必然様相が、それまでとは違って共時的な性格を持ち始めているということは、Simo Kunuuttilaが30年くらい前に指摘していて、業界内ではそれなりに有名。

ただし過去は必然だと言っているので、時制と様相が完全に分離していると言えるかどうかは微妙。
270考える名無しさん:2010/02/27(土) 00:18:58 0
時制からの独立というよりは、単純にスコトゥスが(様相の強調される)唯名論に対して一義的な実在論
をとったということでしょう(実はスコトゥスは一義性の徹底によって個別主義に道を開いたが)。
また、大学の重要性を指摘することは神学の確立と矛盾しないから「電波」ということにはならないと思う。
つまり、ある時期(12世紀前半)から神学を論争によって発展させる大学というインフラが整ったということ。
これは西側カトリック、東側正教会の対立から、西側内部の対立(普遍論争)へと力点が移ったことに対応している。

例えばポールロワイヤルの重要性は学校としてのそれだし、そこは別に殺菌され密閉された空間ではなく、
その論理学の発展は当時の科学の発展に対応していた。

ちなみにイスラムからの文化流入は経済活動の一環として認識する必要が歴史的にはあると思う。
271考える名無しさん:2010/03/11(木) 01:37:59 0
ミクロコスモス買った?
272考える名無しさん:2010/03/12(金) 02:32:35 0
バルトークの曲のことなら当然譜面も持ってる
273考える名無しさん:2010/03/25(木) 00:21:15 0
>>271
編者の人は製本について自画自賛されているようですが
・インクの色が黒以外だと読みにくい(特に目が悪い人間には)
・変な判型を採用したにも関わらず、綴じの側のマージンを十分に取っていないので
 綴じの部分が非常に読みにくい
以上の点は次号以降でなんとかして欲しいです
274考える名無しさん:2010/04/10(土) 09:36:54 0
あの判型は、フランスのポッシュと同じ縦横比。

しかるに、あの比率での横書きは、ローマンアルファベットが縦長なので成り立つもの。
文字の基本的な枠が正方形である日本語では、一行の情報量が減るので不向き。

欧米のスタイルを形だけ輸入するのでなく、理由を理解し、日本語の事情も考慮すべきでは?
275考える名無しさん:2010/05/25(火) 09:03:56 0
中堅の方が沢山亡くなられてしまったようですね。
276考える名無しさん:2010/06/23(水) 02:49:21 0
>>275
最近知って、驚きました
277名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 05:37:01 0
今道先生の大著が・・・
278考える名無しさん
出たけど、やはり今の研究状況だと
一人で通史書くのは大変だね