◆◆�A哲学最後の砦�A◆◆

人の脳の機構がこうなってるからこうなるんだ、
というお話も聞きたいです。

ただ、そこで脳の話に終始するんじゃなくて、
いわゆる「生物」全般にも意識を配って、
脳のない生物のあり方についても話を広げられたらいいななんて思ったりします。
脳のない生物には気分はないのかとか。

>>371
馬鹿だねおまいは、「気分のために思考する」んだろが。
気分悪くなるために思考してど〜する（大笑い

パチンコでも哲学でもそうだが、
やめられなくなって気分が悪くなるまで続けてしまうものだ。

>>371
手近なところでは柴田正良さんの「ロボットの心」を読むと感情（情動・気分）は記憶や計算、推論などの<第一階>の認知能力を調整する<第二階>の機能を持つのではないか？
という考察が提示されています。

更に続けて、もしかしたら「善・悪」は感情の機能を調整する<第三階>のクオリアでは？というアイディアも出しています。
あくまでクオリアについての話ですが。

>>373
あー、たしかにね。
いくら思考してもそれが気分のよさにつながらなかったら、
もう思考するのなんて嫌になっちゃうってことはある品。
得たい気分を得るための手段として思考があるんだとすれば、
目的にかなわない馬鹿馬鹿しい手段の持ち言い方をしてたってことだねぇ。。。

たださ、直接思考を気分のよさにつなげようとして思考するとは限らないじゃん？
考えようと思わなくたって惰性で自然と考えてしまうこともあるっしょ？
気分は果たして思考の目的なんだろうか？って疑問が出てきちゃう。

むしろ、思考という行為をするきっかけとして、契機として、
気分が先にあるんじゃないかって気がする。
という主張というか問題提起というか、そんなことをしてみたかったのでち。

>>375-376
ということは、ロボットに関しては、思考ありきってことなのね。
認知能力を調整してある一定のところに持っていく調節機能が感情だとすると、
感情ってのは、その「ある一定のところ」という目的地へ導くための、
いわば、目的論的ナビゲーターってことになりますね。

そしてその場合、「目的」がまずあるってことになるでしょうね。
そして、善悪の善ってのがまさにその「目的」に当たるんじゃないですかね。

そしてそうすると、
じゃあ、善悪の判断基準ありきってことになるでしょうが、
これは、その時々で目的地が変わるように、
やっぱり絶対的なものじゃないってことになるんでしょうかね。

とりあえず今日はここまで考えた、と。

手段の持ち言い方　→　手段の用い方

>>377
＜思考という行為をするきっかけとして、契機として、気分が先にある＞

気分は契機と言い捨てるにはあまりに大きすぎる。
人にとって最大のものだからね。
せめて「動機」ととらえてくれｗ
ついでに動機の先をたどってくと、いわゆる「目的」にぶち当たる。

＜考えようと思わなくたって惰性で自然と考えてしまうこともあるっしょ＞

思考は道具。道具は使い方を知り、使いこなせるよ〜になって初めて
便利をもたらす。訓練が必要ってことさ。
望む気分を手に入れられる人生とし得るか逆かは、そこで決まる。

つまり、アホでいたら幸せにはなれないってわけｗ

>>379
そうですか。
ご飯食べて気力がわいたらレスします。

>とりあえず今日はここまで考えた、と。
みたいなおざなりなレスならいらないぜ。

>>381
うおおおお！
かっちょいいなニイサン！

よーし、今夜は朝までこのスレだけにいるぞー！
いや、期待に応えられるようなレスをする自信はないけど、
どうかいさせてください。

朝までほかのスレは見ないしメッセもやらない。
ただ、ナッツ君は頭がよくないのでレスは遅いと思うけど、
こればっかりは勘弁してね。。。頭よくなりたい。。。

よっしゃ！たまにゃあageちまえ！


あ、そうそう、
あるスレで森田君が２ちゃん哲板を卒業するって書いてたんですよ。
森田君がいたからオイラもいつづけられた砦なのに。。。
どうなっちゃうんでしょうかこのスレ。。。

残念だがおネエサンだ。

>>379
いああの、「契機」と言ったのは、切り捨てるつもりで言ったんじゃないんです。
わたしも気分は行為をするにあたってとても大きなものだと思ってますよー！！

ただ思うんですが、
きっかけや契機といっても、動機といっても、いずれにせよ、
人の思考という行為はそこから目的へと向かうという一方通行じゃないみたいです。

わたしたちが常にさらされている気分や感情ってものは、
ただ思考の条件である身体が、肉体的・生理的な条件を、
精神に向かって報告や連絡や相談や訴えみたいに発する、
信号も含まれてる気もします。

が、それだけじゃなくて、というか、たぶんわたしもみなさんもメインに考えてるのは、
精神的な条件のほうですね。てへ。。。

>>383
うそ！オネエサンだったの！？
ごめんなさい。。。

たとえば、人から褒められて気分がいいとか、スポーツで勝って気分がいいとか、
そういう気分の変化の理由がはっきり分かるものがあります。

こういう気分というのは、ぼんやりとではあっても、
行為する人の中になんらかの目的が設定されていて、
それに向けての行為が、目的にかなう行為であるか、とか、目的が実現されたか、
というふうに、目的との関係で出てくるもんなんだと思います。
それが自分でも傍目にも分かるから、理由がハッキリしていると感じられると。

目的と気分は、セットになってるんだと思うんですよ。
セットというか、システムとか秩序の系みたいなもんだと。

肉体の次元のシステム、生理的なシステムは、
目的や気分といった精神の次元のシステムとはまったく別物ですが、
精神のシステムが乗っかるための土台というか条件でもあるとおもいます。

うわ、変なとこで切っちゃった。。。

気分も思考という行為も、そういった条件の上出たり立っています。
物質がどんなきっかけだか知りませんが、生命というシステムに組織され、
生という目的の系の中で、それを実現しつづける器官としての意味づけがなされているように、
乗っかった上の次元の方からも働きかける流れがあるので、
一方通行ではなくて互いに流れが循環してフィードバックするような関係になってると思います。

道具に関してもけっこう同意です。
「けっこう」って言い方気に入らなかったらごめんなさい。
完全に同じ考えか分からないので、とりあえず「けっこう」で。
人間の思考も、生物一般の生理的活動も、
目的の系の中でそれにかなう行為をするための条件だと思います。

ただ、たとえば、
犬小屋を作るためにとか、
ハンマーやらのこぎりという道具をつかうのは、分かりやすいんですが、
何らかの気分を得るために思考をするというのはちとわかりにくいというか、
わたしの考えと違うかもです。

何らかの目的を達成するために行った行為が、
目的との関係でどういったものであるかが気分として現れてくると思うんですよ。

思考で言えば、問題に対する答えを得るためというのが目的で、
その目的にかなった思考になっているかが気分として現れてくるのかも。

問題を設定し、それに対する答えを導き出そうとするのが思考だとしても、
問題自体がはじめからはっきりしているわけじゃないです。

問題がハッキリしてしまっていれば、
答えなんて、一瞬でとは言いませんが、わりと簡単に出てしまいます。
人って、ぼんやりとした問題がだんだんハッキリしてくると、
その答えを出さずに入られなくなってきちゃいますよね。たぶん。

答えが出た瞬間も気分がいいんですが、
それだけじゃなくて、問題がだんだんハッキリしていく過程ってのもかなりいい気分ですよね。
なんでしょうあれは？

いままで経験してきたことの記憶、ばらばらな知識が、
ひとつの問題の元に組織されてきて明瞭な意味を持っていく感じが凄く気持ちいいです。

いやいやいや、ちゃんと起きてますって。
氷結果汁レモン飲んでいいっすか？

ですんでそうなると、気分を契機って書きましたけど、
ほんらい、目的の系のなかでの機構として、
賞罰のように行為の方向性を導いたりするものかなとおもうです。

ほんらいがそうであっても、たしかに気分はそれを得ようとする行為の動機にもなるとは思います。
「罰せられるのが嫌だから犯罪を犯さない」とか「奨励されているのでやる」という発想と同じように、
「嫌な気分にならないためにやらない」「褒められると気分がいいからやる」というふうに、
気分を目的としてやる行為もあるので。

んで、森田君がこのスレを立てて、わたしがイソウロウをはじめて以来、
たくさんの書き込みをしてきた中で、うすらぼんやりと見えてきている問題ってのは、
やっぱりひとつのことなんじゃないかって気がします。

アポロン的秩序とデュオニソス的混沌を含みこんだ統一理論とか、階層とか、
存在と時間と語学参考書とか、裸の言語とか、考えようと思ってやらなかった他者とか、
気分と思考とかってのは、アプローチの仕方は違っても、
まとめてひとつの問題として明確にしていけそうな気がしてるんですよね。分からないけど。

森田君ほんとに卒業しちゃうのかなぁ。。。

ちゃんと起きてます！マジでマジで！！
誰かいますかぁー！？

お風呂入ってきます。。。

やばい。さっきまでのカキコ、自分で読み返してみたけど意味不明だ。
>>375-376さんの仰ってたのと同じようなことになるはずだったんですが、
なってないので整理します。

まず、「思考」というのは、ただ与えられた問題の答えを導き出すことで、
いわゆる思考回路みたいなものに通せる形に問題を明瞭にしてしまえば、
答えは自動的にでてくるのでしょう。
ただ、これは「狭い意味での思考」で、計算といってもいいかもしれません。
これは「広い意味での思考」とか「思索」という運動のエンジンみたいなものなな。

そのエンジンを積んだ車をなにに使うのか？
たしかに、目的地がハッキリしていないまま、ドライブ自体を楽しんで爽快感を味わうこともあります。
が、ハッキリした目的地があってそこへ向かって出来るだけ早く到着しようとすることのほうが多いでしょう。
その場合、信号待ちやら、前の車のノロノロ運転ででいらいらしたりすることもあるし、
道がすいていて予想以上に早くついて得した気分になったりもします。
って感じでここで気分がでてくる。

じゃあそもそも、なぜその目的地に向かって車を走らせるのか、
そこでまた高次の目的がおぼろげにでも設定されているはずです。
「どこに向かうべきか」「なにを思考すべきか」という、問題がそれにあたるものです。
この問題をより明瞭に見出していくために、下準備として、
その人の中に既存のいわゆる「道徳的価値観」のもとへと経験を組織立てて行く働きが、
「広い意味での思考」「思索」のなかにはあるんでしょう。

そして、はじめに戻り、目的地（問題）のハッキリした思考（計算）をなすことで答えを得て、
その答えは既存の道徳的価値観に変更を加えて、経験を新たな価値に組織化していく。
というような機構が思索の全体として働いてるんだと思います。

車があっても、運転手がいないと車は走らないし、
運転手がいても、目的地がないと、ドライブ自体を楽しむことは出来ても、
より高次の目的を達成することは出来ないです。
高次の目的の元に運転手や車がその条件として意味づけられます。

車、運転、目的地の順を逆に言うと、
目的地があっても、そこに向かう運転手がいないと目的はあってもしょうがないものになるし、
車がないと、運転手はいてもしょうがなくなってしまいます。

高次で抽象的な目的だけをのこして、
その条件となる下位の物を切り捨てて捉えようとすると、
目的が自滅していきますです。

たとえば、人の精神は肉体が条件であるのに、
精神だけ捉えて、肉体は邪魔なものだとする発想は、
自滅するしかないものだと思うんです。

んー、やっぱり意味不明かも。。。
思考がうまくいかないや。肉体が眠いといっているでち。
もう朝だし寝ます。
（´･∀･`）＜おやしみー

昨日は酔っ払いがくだ巻いてるような支離滅裂な文章でスマナンダ。。。
ゆるしてくれー！！

さあ、どうしたものか。
このスレは終わってますね。
有効利用の方法でも考えます。

話題がなくて困っているみたいですね。
ちょっと、一緒に考えてもらいたいことがあるんですけど。
哲学の話題です。自分ひとりには、手に余る問題なんです。
用意はいいですか？

すいません。いま呼びかけに気付きましたです。

どうもオヒサです。リマールさんのレスのお陰で、
この砦、ギリギリdatの海に陥落しなかったんですねぇ。
救世主さまだ！！

お役に立てるかどうか分かりませんが、
わたしみたいなので良かったら何でも出来るだけご協力いたします。
特に何も意識して用意はしていませんが、いつでもどうぞ。

ホントは、話題はいろいろと皆さんから提供していただいていたんですが、
わたし、頭の回転がかなり遅いもんで、考えてるうちに時間画ばかり過ぎて、
そのうちどんどん人が離れていってしまい、さびしー状態になっておりました。。。

いやぁ、返事が遅くなってしまいました。
何の話しかというと、次のを読んでもらいたいんです。


楽聖べートーベンとか書聖王羲之という呼び方があります。
詩聖杜甫に対して詩仙李白とか。非凡と平凡が分かれています。
他にも、単なる敬称として画伯・画匠・画工とかがあります。

でも哲学の世界では、そんな呼び方を耳にしません。哲学者、哲学徒、哲人…、ちょっと味気ない感じがします。
これは、明治以降に西洋から日本へやって来たからなんでしょう。
それに上にあげたのは、どれも芸術の世界でのことなので、
学問としての性格が強い哲学には相応しくないのかもしれません。

以前、哲学が、形而上学（存在と認識）、科学、宗教と倫理、詩の四つに分類されると話しました。
人間の精神の根源を、知情意とした場合に、そのうちの知と情によって、四つに分けられると。

もし、哲学の一ど素人が、「楽聖とか詩仙のような呼び方が哲学にもないのかな？」というような
無茶な空想をはじめることが許されるなら、
そいつは、上の四つの分類にしたがって以下のように呼ぶことでしょう。

―形而上学に優れた人は、哲匠
「真」の理想を抱いて、尽きせぬ謎に向かって知を働かす姿が、真面目な職人の気質と重なります。
精密な章立てと、一字一句への細やかな気配りとから、「匠」の文字が相応しいと思います。
つまりプロフェッショナルということです。

―宗教家や倫理学者は、哲聖
「善」の理想を信奉する点から、「聖人」の名がぴったりです。

―詩人や美文家は、哲仙
「美」の理想に向かう人びとです。飄々とした態度で世俗と隔たっています。
一文字が、形而上学の本一冊分に匹敵するようなことを考えつく人びとです。
それで、「仙人」の名が相応しいと思いました。

科学的傾向の強い哲学については、ついぞ探し当てられませんでした。


芸術の世界での巨匠や聖人の区別と言われてもピンときませんが、
哲学ならばずっと明快であるような気がします。

…それで、一緒に考えてもらいたいことというのは、
「この人は科学の勉強に熱心でした」を表す漢字一文字のことです。
何とか完成させたくて…。

何かこう、科学的傾向の強い哲学にぴったりの衣装はないものでしょうか？？？
ちょっと個人的すぎる話しかもしれませんね。

うおおおおぉぉびっくり！！
ちょうどさっきまで漢和辞典みてたとこだったんすよ。
ふと思って、「万物斉同」の「斉」の字を引いてたんですわ。
ちなみに「斉」は、整えるとか、等しいとか、同じという意味らしいです。

ごめんなさい。「四つの分類」の話、憶えてませんでした。。。
砦で書いてらっしゃったんでしたっけ？他スレでの「テクノ歌謡」の話は覚えてました。
「四つ」をキーワードに砦を検索してみたら、
別の人による「熊田曜子は乳首が四つある」という話しか見つかりませんでした。。。

それはせておき、本題に入ります。

とりあえず哲学に四つの分類があるとして、
聖や仙に並ぶような、科学的傾向の偉い人を呼ぶ漢字一字は、
「慧（けい）」なんてどうでそ？

「智慧（ちえ）」の「え」以外の使い方は普段あまり見ませんが、
「え」だと印象としてなんか人の呼び方っぽくない感じだし呼びにくいので、「けい」で。
で、意味は、「賢者」の「賢」とおなじで、「かしこい」ことを表すらしいです。

科学は、世界全体ではなく自然や社会のなかの特定の対象に関して、
そのあり方をより厳密に説明する理論を求め、
まず仮説を立て、そのあとその仮説からの演繹で導き出した命題を、対象と照らして検証することで、
それぞれの理論を構築したり、法則を見出したりするものですよね。

ものごとの理をもとめる智慧ある者ってことで、
「理慧（りけい）」てな感じはどうでそ？

それと、上述のように、
科学には新しい仮説の構築と、その検証や精密化という二つの方向があるので、
アインシュタインのような創造的理論を興すのに優れた人を「理興慧（りこうけい）」、
既成の理論とその創造者に敬意を払い精密化に努める人を「理崇慧（りすうけい）」、
なんてのもどうでそ？


りけい、りこうけい、りすうけい・・・
単なるダジャレじゃん。。。(´・ω・`)

すいません、もうちょっと真面目に考え直してみます。ではまた。

副乳？
割と多いよね

俺、この砦にお邪魔するのは、今回が初めてですよ。
「四つの分類」については、秋頃に「哲学とは何か」というスレで話したことです。
俺がそれを明かさなかったので、混乱させてしまったみたいでした。

「斉唱」という言い方とかに、荘子斉物論の「斉」の使い方が表れてますよね。

それで「慧」ということでした。哲慧。テツケイ。理慧。リケイ。
ふ〜む、一体どんなもんなんでしょう？

マッドサイエンティストとかの説明がつかないので、正直、腑に落ちませんでした。
この「哲○」っていう呼び方は、
匠だったり聖人だったりする上での悪い面も説明できるものであってもらいたいんです。

例えば、
読む人はおろか書いている本人でも内容を全く理解していないのではないか、
と思えるほど難解な形而上学とか、
浮世離れした、とぼけた態度で、節操のない、辛うじて麗句の光だけで許せるような詩的言動とかも、
「それは彼がプロ志向だから」または「仙人志向だから」という理由で、
そういう批判に耐えうるようであってもらいたいわけです。

形而上学も宗教的哲学も詩的哲学も、功罪を併せ持っていると思います。
科学の場合、マッドサイエンスや"とんでも科学"が罪の役目を担っていると思います。
それで、
「この人の哲学は、てんで出鱈目だけど、"慧いから"科学的な哲学として認める」とは、なり難いなと思いました。

自分の中での第一候補は、「通」です。「食通」とかの「通」です。
「もの知り」、極端に走ると「マニア」ということですね。

哲学の職人/プロ…形而上学者
哲学の聖人…宗教家や倫理学者
哲学の仙人…叙事詩とか寓話に長けた人、美文家
で、
哲学に関する物知り…科学的知識が豊富な人

ん〜、一体どんなもんでしょう？？？

でも、アインシュタインが哲学通っていうイメージは湧かないんですよね〜。
「新しい仮説の構築」と「通」が、どうしても結びつかないんですよね〜。

悪いけど上げと来ます。

一ヶ月ぶりでございます。

またしても人を表すのには不適当な気もするんですが、
今度は音からアプローチして、
「悉（しつ）」
なんてどうかなぁ、なんて考えてみますた。

科学は英語で「サイエンス」ですよね。
サイエンスの語源は何かというと、
ラテン語で知識や知恵を意味した「スチ（キ）エンティア」なんだそうです。
ちなみに、ギリシャ語で「スチエンティア」にあたるのが、
哲学と訳されるフィロソフィアの「ソフィア」だとも書いてありました。

で、「スチ」みたいな音で意味も近そうなもの、
とは言っても「スチ」そのまんまは無いんで、「シチ」か「シツ」を捜そうと思いまして、
前回と同じく小学校の卒業記念でもらった『三省堂漢和辞典第三版』をめくってみましたところ、
「悉」がわたくしの目にとまったわけでございます。

「悉」は、名詞的に使われることはなさそうなんですが、
訓読みとして、「コトゴトく」「ツくす」「シる」があるので、
科学や哲学と方向性的には合ってるかなと思います。

マッドサイエンティストの件については、これまた音からのアプローチなんですが、
「音通」というやつで（正式には違うかもですが、現代の日本語の発音では区別されてないので）、
「悉」は、、執拗の「執」、陰湿の「湿」、疾病の「疾」、過失の「失」、嫉妬の「嫉」と通じるので、
マッドな部分がが裏に潜んでいる可能性を臭わせていている感じがします。

がんばってみたけどちょっと今回のも苦しいですね。
自己採点で３８点ぐらいです。むずかしい。。。

いろいろ考えてもらってありがとうございます。
「音通」は漢詩でよく使われていますよね。面白い。

科学、形而上学、宗教や倫理、詩の四つの構成のことは、
夏目漱石の『文芸の哲学的基礎』と『創作家の態度』、
及びW.ジェームズの『哲学の根本問題』の序から、閃いたことなんです。

ちょっとやそっとでは人に譲れぬ、とっておきの個人的な知的財産、
…の、つもりなんですね。
過去や未来や場所に関わらずに、誰にとっても通用するものになるよう、日々暖めているんです。

でもこの四つだけだと、哲学に打ち込む人は、ただ考えるのみで、
自分が属する社会に対して、何の行動も起こさないことになって、、、
という点を問題視してもいます。

だから、実践的で実際的な哲学も、一勢力として認めないと、
時間と空間に関わらずに、哲学徒は一人一人、社会と絶望的な齟齬をきたしても全然構わない、ということになります。
（俺の、その、ご大層に腹部で暖めている考え方に従った場合）

マルクスの言葉に
「哲学者たちは世界をさまざまに解釈したにすぎない。大切なことは、世界を変えることである」
というのがあります。

つまり、こういう勢力を表す漢字一文字も、探しているんですけど、何かありませんかね。

ageてみよ

>>413
あいがと。

＞リマさん
ほったらかしでスマナンダ。。。


私もやっぱりこのスレにはもうしばらく厄介になりたいんでホシュるっす。
たまにはアゲ！！１！

単なるからあげもなんだから、書くことないかな。。。
ん〜。。。


リマさんの四つの分類も興味深いんですが、
昔からある哲学の分類で、

　　　存在論　　認識論　　価値論

というものがありますよね。

それぞれが何についてどのように考えることなのか、
中途半端にちょっこすだけ考えてたら、
なんだかその違いというか境界線がよくわかんなくなってきました。

さらに深く考えたら分かってくるのかもしんないけど、
いかんせん賢くないもんで、考えるヒントが欲しいです｡

ヒントとか解説、募集中。。。

俺はこう考えています。

存在論は、無と有の関係について考えるのが主の分野であり、
一枚のカードの表裏として、宇宙物理学と対比させると、その姿が急に引き立ってきます。
片方が示すのは形而上、もう片方が示すのは形而下というふうに、つまり"裏返された宇宙物理学"ということですね。
認識論は、時間と空間の認識の仕組みや、主観と客観の関係を扱う分野であり、
やはりカードの表裏の感じで、今度は脳科学と対比させると、その姿が鮮明に浮き彫りになってきます。
片方が示すのは形而上、もう片方が示すのは形而下というふうに。

形而上というのは、時間や空間の規定を受けず、物質で構成されておらず、形を離れていて、
因果律と呼ばれる仕組みで物質が変化することがない世界のことです。
真そのものとか善そのものに代表される、あるのかないのかもわからぬ、概念の世界のことです。

形而下というのは逆に、時間や空間の規定を受けて、物質で構成されていて、形を伴っていて、
感覚で把握することができて、というより、意識ある限り「自分はその内部にいる」という感覚から
片時も離れることができない世界のことです。"この世"のことです。

存在論認識論の双方とも、世間での科学の足音が盛んになると、
消滅の憂き目に遭う傾向にある学問だと思います。

価値論は、経済学でいう価格決定の仕組みを問う際の手掛かりの一つであったり、
それから十九世紀の新カント学派が勃興の役目を担っていたものであったり、
辞書で調べてみたんですけど、よく分かりませんでした。
「真善美」という言い方がありますけど、これらの単語の個々の意味を考えたりする分野じゃないでしょうか。

ほったらかしだなんで、俺は超気まぐれな性格で、
このスレに対して熱意があったり冷めていたり、
とにかく返事があれば必ずレスするつもりですけど、
でも突然、板全体に熱意をなくして遊び呆けたりすることもあって、
…そんな人間なんで、こんなペースでも全然構いませんよ。

科学ってどういう営為なんでしょうね？
夏目漱石曰く、
―およそ科学の目的とするところは叙述にして説明にあらずとは科学者の自白により明らかなり。
　語を換えていえば科学は"How"の疑問を解けども"Why"に応うるあたわず、
　いなこれに応ずる権利なしと自認するものなり。
　すなわち一つの与えられたる現象はいかにして生じたるものなるかを説きうれば
　科学者の権能ここに一段落を告ぐるものなり。（『文学論』より）
…ということらしい。

なるほど、人間の「どのように？」という関心に対して、
集めたデータから客観的な事実として帰納法で観測できたものを答案とする、
けれども、「なぜ？」という関心、特に第一原因への関心に対しては言を失する、という気がします。
この世の始まりに対して、ビッグ・バンを述べて「どのように？」という問いに答えられるけれど、
「ビッグ・バンがなぜ？」と質問を絞ってみると、もう科学的な答えが期待できなくなります。
科学という営為の、権能の範囲外に関心が移ってしまっている気がします。

でも、「なぜ？」という疑問が先にあって、そこに「このように」と科学が答えると、
権能の範囲内で、営為の本領という気がします。
「水に指したストローが曲がって見えるのはなぜ？」…例えばこういう問いですね。

実存的な生の問題を扱ったスレを覗いてみると、こんな傾向が目につきます。
「人はなぜ生きるの？ なんのために？ 生きる意味とは？」という問いがあって、
「人間は、端的に言ってDNAの操り人形だから、理由はないし、意味もない」と答えが返ってくる。
でもDNAを始めとした諸々の知識は、「どのように生きているの？」という問いに対する名答なのであって、
客観を念頭に置いてみれば、DNAだの物理法則だのの操り人形で間違いないのだけれど、
最初に掲げた関心は、これらの知識が果たし得る権能の範囲外なのでは？
…と思うんですけどね〜。

科学の知識は、何をとっても面白いし、揺るぎようがないのであり難いけれど、
それは外界の、形而下の世界に通用することであって、
内界の、自分自身に関する疑問、実存的な生の問題等には、突如として役立たなくなるどころか、
当人を破滅的な観点にまで導いてしまうな、と考えたのでした。
破滅的な人生を過ごしたいのなら、科学的に自分の人生を解剖すればよい、とさえ言えるほどに、と。

　　　　　 キ　　　 　 　 //　　　/::::://O/,|　　 　 　/
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　| ＼／､／　　 　 　 　 　 ﾞ′
　|＼ ／|＼￣
　　　＼|

いいですか、
ずいぶん下がっているんで、
上げておくんです。
どうかしましたか？

保守してもらったり、あげてもらったりするだけでは寂しいです。
感想や批判を述べたり、新しい話題を振ったりしないんですか。