【マルクスその可能性の中心】Round2

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>実力もないのに「自由な芸術」「自由な生き方」を賞揚するやつに対して「論理的には正しい
>がなんだかムカツクなあ」と感じるのはそのためですね。

これはほとんどの場合人間の嫉妬心からですけどね。
「必然性」を掲げる政治運動の悲惨な歴史において人間の嫉妬心の果たした
役割も、けして軽視してはならない。
みんなに「実力もないのに」といわれていた人間が、実際に成功してしまう。
そうして、みんなが驚き、隠れていた「必然性」に初めて気づく、こういう
実践によって、人間の歴史は作られて来たし、これからも作られていくでしょう。
結局、試金石は、頭の中で作り上げる理論でなく、実践、歴史的実験でしかない。
何度も実験して同じような悲惨を結果した「考え方の傾向」があるとすれば、
なによりもその事実を直視し、そこから教訓を汲み取って出発するのが「科学的
態度」といわざるをえない。
あなたが「ありふれたマルクス主義批判」にたいして、ルサンチマンだの
話を腰を折るだのといって、誠実に対応しようとしないことこそまさに、あなた
の「科学的な態度」の欠如を示すものだといわざるをえない。