1 :
考える名無しさん:
これは
他に家族の命を救う手段が
無い場合を想定した問いである
「火垂るの墓」に
こんな場面がある
主人公の妹が
栄養失調で体調不良になり
主人公は妹の健康を気遣い
近隣の畑などから食べ物等々を盗む
主人公は盗みの
現場を押さえられ
ボコボコにされた挙句
警察につれていかれる
果たして
主人公の為した行為は
悪だったのであろうか?
しかしこの状況において
「盗まない」を選択するということは
妹を見捨てるということである
もしも主人公が
血も涙もない人間なら
泥棒になるのがいやで
妹を見捨てたかもしれない
果たして主人公の為した行為は
悪だったのであろうか?
2 :
考える名無しさん:04/08/07 23:03
ていうか
悪って何?
亜 7
心ってイ可 ・
4 :
大佐 ◆ExgIncmqkM :04/08/07 23:36
>>1 法律を犯すことになるので、
法治国家としては、その行為は間違いなく悪である。
しかし、法律を超えた人道的な見地から見れば酌量の余地はあるので、
悪とは言えない。(しかし、善であるわけではない。)
5 :
考える名無しさん:04/08/08 00:26
どの視点から見るによるでしょ。
妹からすれば、主人公の行為は「善」とは言えないが「良いこと」ではある。
その行為への評価が人物評価、つまり主人公への評価に繋がるかどうかは、その妹の発想次第。
この場合の評価が肯定的評価になるか否定的評価になるかは、妹の社会観次第。
盗まれるほうからすれば悪に決まってる。
ただし、「妹を救う」という話を聞いて情にほだされ、「善」という評価に変質することはありうる。それはその人の感性次第。
警察官にしてみれば、善とか悪とか言う前に、突き出された主人公は容疑のかかった人間であり、取り調べるのは彼の仕事である。
「善」だと思っても逮捕しなければならないかもしれないし、「悪」だと思っても逮捕できない場合もある。
自分が、
主人公だったら盗む、
妹だったら主人公に感謝する、
農家の人だったら警察に突き出す、
警察官だったら取り調べる、
と思うね。
みんなそれぞれ、自分の立場で一所懸命なだけ。
それでも誰かが傷つき、誰かが割を食う。それが「社会」。
善人の悪ですね。
逆に悪人の善もあります。
他の手段を考えようとしないところがせつないよね
哲板のレベル下がったな・・・・
レ・ミゼラブル
11 :
しろうと ◆AUSirOutoE :04/08/08 12:05
>>1 家族の命を救うためなら善と定義すれば善
何であれ盗みは悪と定義すれば悪
後は共同体の実践的な善悪概念の運用があるだけ、終
12 :
しろうと ◆AUSirOutoE :04/08/08 12:06
哲学というか倫理学だと思いますが、
そもそも善とか悪とかをどう定義するのかが問題になるでしょう
13 :
しろうと ◆AUSirOutoE :04/08/08 12:07
自分は悪を全体利益を侵す部分利益と捉えます
文学的には共同体の道徳と個人の倫理の乖離が問題になるでしょうが
問いを整えれば囚人のジレンマと言い換えられるでしょう
14 :
しろうと ◆AUSirOutoE :04/08/08 12:09
あとその手の物語なら『自転車泥棒』とか色々な古典があるので
もう少し例を揃えると考えやすいでしょう
善でも悪でも、どうでもいーじゃん。
行為に冠せられる形容詞が変わると、一体何が変わるというの。
16 :
考える名無しさん:04/08/08 12:35
ここはしゃべり場ではありまへん
17 :
考える名無しさん:04/08/08 13:33
ま た ぴ か ぁ 〜 か ! !
18 :
考える名無しさん:04/08/08 15:11
>>1 普通、善悪と言えば第三者から見ての善悪だろう。
第三者から見て、
主人公の行為は悪でしょう。
これを善と考えるのは、
いわゆるヒューマニズムで偽善です。
19 :
考える名無しさん:04/08/08 15:13
20 :
考える名無しさん:04/08/08 15:15
しかし第四者から見れば異なる解釈もあろう
21 :
考える名無しさん:04/08/08 15:15
>>19 16は15に言ったんだろ。
善悪スレが無くなったからな。
誰か作れば?
22 :
考える名無しさん:04/08/08 15:18
>>20 立場を固定したって、各ケースで検討すれば、
善悪の答えは、そんなに違わないよ。
立場で異なるのは、善悪ではなく、実際に取る行動。
福祉社会という観点に立てば、
彼らの生活・医療費の面倒を見ないで放置しておく国が悪になるかも。
24 :
考える名無しさん:04/08/08 15:36
仲間同士で殺しあって食っても、緊急避難に相当する場合は悪ではないか?
25 :
考える名無しさん:04/08/08 16:26
コフートだったっけかな?
「道徳性のなんたら」という本に
面白いことのってるよ。
26 :
考える名無しさん:04/08/08 16:42
27 :
考える名無しさん:04/09/02 02:18
ほしゅ
28 :
考える名無しさん:04/10/28 20:33:55
僕らはまだ夢の途中。
手塚治虫も同じこと言ってたな。
オレも昔はそう考えてたし。