前視床下部間質核(INAH)は4つの亜核からなっていて、
その中でINAH‐2と3が男性は大きく女性は小さい。
しかし、ホモセクシャルの男性ではINAH‐3が小さく、女性と同じくらいしかない。
動物ではこの部分が性的二型核にあたり、
雄の性行動に関係しているところと考えられています。
同性愛者の男性は女性に対して性的衝動を感じないわけですから、
そういう意味ではこの細胞がなくても、困らないわけです。
ないから同性愛者になったのかもしれません。
もしそうだとすると、この部分は女好きのニューロンではないのかと考えられます。
しかし、女の人に男好きのニューロンがあるかどうかは、まだよくわかっていません。
男と女の性差はどこからくるのか? 新井康允(順天堂大学医学部教授)
http://www.hitachi-hitec.com/sapiens/002/ajsa0022.html