◆決定論:脳は物質だから意識は必然にすぎない19◆
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「弁証法的唯物論」者 ◆JNKztSIsXI :
人間の脳が「物質」であることには、誰も異論がありません。
でも、脳内には物質以外の「何か」がある(筈)と考える人が居ます。
しかし、それは願望思考・自己欺瞞という「観念論的誤謬」です。
人間の脳を構成する一千億個のニューロンは軸索を伸ばし、突端から
分泌する神経伝達物質で、他のニューロンに情報を伝えるだけです。
勿論、脳内には核分裂や核融合のような原子核反応もありません。
分子生物学と細胞生理学の対象分野「分子レベルの現象」が全てです。
この「宇宙」で人間の脳だけが「特殊な物質」であるとする科学的根拠は
全くありません。人間の脳も地球上における「物質の進化」の一過程にすぎず、
人間の脳が造り出す『意識』も何ら「特別」ではありません。
『意識』は『統合クオリア』を持つ動物全部に生成する現象なのです。
「何を思うか何を意志するか」は、あらかじめ物理・化学法則により
決定されております。自由感は文字通り『感じ』にすぎません。
量子論の「不確定性」は意識には何の関係もない「単なる観測問題」です。
以上が「超・大統一理論」=量子論と相対性理論の統一後に残存し得る
『唯一の最終真理(思想)』の輪郭です。基督教の末裔「観念論」は頓死です。