◇◇ ジャン=ジャック・ルソー ◇◇

このエントリーをはてなブックマークに追加
317考える名無しさん:2009/11/23(月) 16:43:23 0
wikiに少年時代強姦未遂で逮捕されかかったって書いてあるけど
正確には公然わいせつ罪だろう
洗濯娘達の前でちんこ出す行為にはまってた時
警官に捕まって池沼のふりして見逃してもらったと『告白』に書いてあった
318考える名無しさん:2009/11/23(月) 16:51:23 0
>>315
本当ですよ。彼は少年時代にはちんこを露出して捕まり、
老人になってからはちんこを露出して捕まった経験を露出するという、
根っからの露出狂でした。
319考える名無しさん:2009/11/23(月) 17:56:35 O
ジャン=ジャック最強伝説
320考える名無しさん:2009/11/23(月) 18:14:08 0
出したちんこが勃起していたか否かが明確でないのが『告白』の限界
321考える名無しさん:2009/11/24(火) 17:23:50 0
http://www.iwanami.co.jp/shiso/1027/shiso.html
「思想」 岩波書店
2009年第11号 No.1027 ジャン=ジャック・ルソー問題の現在(定価2000円)

目次
ジャン=ジャック・ルソー問題の現在 ――作品の臨界をめぐって
思想の言葉 長谷部恭男 (3)
《座談会》 ルソーの不在,ルソーの可能性
(8)
吉岡知哉・坂倉裕治・桑瀬章二郎・王寺賢太
― I 作品 ―
ルソーの「統一性」再考
  ──体系,全集,自伝── 桑瀬章二郎 (45)
ルソー:思考すること,させること ヤニック・セイテ (65)
黙秘の権利から高貴な嘘へ
  ──「第四の散歩」の理論的・文学的背景── ジャン=フランソワ・ペラン (91)
エミールとそら豆 吉岡知哉 (116)
― II 政治 ―
思想家ルソーの原点
  ──『学問芸術論』と啓蒙の逆説── 井田 尚 (132)
ルソーにおける「祖国への愛」と「人類への愛」 川出良枝 (151)
― III 受容 ―
必然性/偶然性
  ──ルイ・アルチュセールにおけるルソーと啓蒙── 王寺賢太 (172)
日本の近代化と『エミール』
  ──三浦關造の抄訳を中心に── 坂倉裕治 (194)
「植物学者」ルソー 小林拓也 (208)
― IV 自伝 ―
『告白』ヌーシャテル草稿序文 ジャン=ジャック・ルソー (229)
ルソー-アンリエット書簡 (241)
322考える名無しさん:2009/12/02(水) 23:55:08 0
岩波文庫の社会契約論を読んでるんですが、一編七章が恐ろしく難解で困ってます。

冒頭の説明は、
主権者と臣民が同じ一人の人間の中に同居しているからといって、
主権者が臣民に命じた事が、主権者にも当てはまると考えるのは間違いだ、
という解釈であってますでしょうか?

それと、次の言葉の意味もよくわかりません。

「いかなる種類の基本法(憲法)も、社会契約でさえも、全人民という団体に義務を負わすことはなく、また負わすことはできないことは明らかである。」
「主権者の権力は臣民に対してはどんな保証も必要としない。」

素直に読むと、主権者の権力を制限するような法律は
いらないという意味に読めるんですが、そうなんでしょうか?
ルソーは憲法を否定しているんでしょうか?
323考える名無しさん:2009/12/03(木) 00:27:02 O
社会契約論、学生の頃に
ゼミ形式の授業で読まされたな〜
内容はすっかり忘れてしまったがw
ルソーなら専門家がいるから、専門家に聞いたほうが
いいでしょうね
324考える名無しさん:2009/12/04(金) 04:40:29 0
>>322
冒頭ということでどの部分を示しているのかな?
第一段落?

後者は、ルソーの主権者は、絶対的なものであるがゆえに
憲法を改正し、政体を変えることも出来るという話で
それゆえに「秩序の破壊者」として、ルソーの思想が危険視された原因でもある話だね
325考える名無しさん:2009/12/21(月) 15:27:48 0
「自然に還れ」と「社会契約」はアンチノミーではないのか?

プルードンに近くなるが、こうした視点からルソーの経済学というものが発展する余地があったと思う。
326考える名無しさん:2009/12/22(火) 22:15:25 0
>「自然に還れ」と「社会契約」はアンチノミーではないのか?

>プルードンに近くなるが、こうした視点からルソーの経済学というものが発展する余地があったと思う。

百科全書のために書かれた『政治経済論』はそうした見地から重要だとは思うが、結局のところ租税論だ。
327快晴 ◆4pDj9OfxcY :2010/01/19(火) 18:33:24 0
政治思想ではいうまでもなく有名なこの人。それのみならず、
作家として『告白』『孤独な散歩者の夢想』などの名文の作品を残しロマン主義文学の先駆となり、
生んだ子供5人を孤児院送りにしながら教育論の古典『エミール』を書き、
音楽家として音楽作品や『言語起源論』『音楽辞典』などの著作を書くかたわら時の大作曲家ラモーに論争を挑み、
ヴォルテール・ディドロ・ダランベール、ヒュームらと交友をしつつも結局みなと仲違いをし、…etc.

ラッセルの『西洋哲学史』では、「ヒトラーはルソーの所産」と言われつつも、彼に一章を割いたりもしている。
そんな一筋縄ではいかない多彩な面をもち後世に大きな影響を与えた思想家/哲学者、
ジャン=ジャック・ルソーについて語るスレ。
328快晴 ◆4pDj9OfxcY :2010/01/19(火) 18:34:15 0
政治思想ではいうまでもなく有名なこの人。それのみならず、
作家として『告白』『孤独な散歩者の夢想』などの名文の作品を残しロマン主義文学の先駆となり、
生んだ子供5人を孤児院送りにしながら教育論の古典『エミール』を書き、
音楽家として音楽作品や『言語起源論』『音楽辞典』などの著作を書くかたわら時の大作曲家ラモーに論争を挑み、
ヴォルテール・ディドロ・ダランベール、ヒュームらと交友をしつつも結局みなと仲違いをし、…etc.

ラッセルの『西洋哲学史』では、「ヒトラーはルソーの所産」と言われつつも、彼に一章を割いたりもしている。
そんな一筋縄ではいかない多彩な面をもち後世に大きな影響を与えた思想家/哲学者、
ジャン=ジャック・ルソーについて語るスレ。
329快晴 ◆4pDj9OfxcY :2010/01/19(火) 18:36:20 0
政治思想ではいうまでもなく有名なこの人。それのみならず、
作家として『告白』『孤独な散歩者の夢想』などの名文の作品を残しロマン主義文学の先駆となり、
生んだ子供5人を孤児院送りにしながら教育論の古典『エミール』を書き、
音楽家として音楽作品や『言語起源論』『音楽辞典』などの著作を書くかたわら時の大作曲家ラモーに論争を挑み、
ヴォルテール・ディドロ・ダランベール、ヒュームらと交友をしつつも結局みなと仲違いをし、…etc.

ラッセルの『西洋哲学史』では、「ヒトラーはルソーの所産」と言われつつも、彼に一章を割いたりもしている。
そんな一筋縄ではいかない多彩な面をもち後世に大きな影響を与えた思想家/哲学者、
ジャン=ジャック・ルソーについて語るスレ。
330考える名無しさん:2010/01/19(火) 18:37:18 0
翌日である
331考える名無しさん:2010/01/30(土) 17:02:40 0
社会契約論の要旨を誰か三行でまとめてくれないか
332考える名無しさん:2010/01/30(土) 17:18:49 O
みんなは一人のために
一人はみんなのために
みんなはみんなのために
333考える名無しさん:2010/01/30(土) 17:28:16 0
それ連帯保証人の精神…

http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20091219
* 今日ぶつぶつと呟いていたやつのフランス語原文。

*, * Si, quand le peuple suffisamment informé délibère, les citoyens n'avaient aucune communication entre eux, du grand nombre de petites différences résulterait toujours la
volonté générale.

* 英語で対応して言えば、ここでルソーははっきりと、十分に informed された people が communication なしに deliberate すると、小さな difference が集まって一般意志が生成する
と述べている。(『社会契約論』第2編第3章)

* ぼくの一般意志2.0論のエッセンスはすべてこの一文に含まれている。差異、情報、コミ
ュニケーション、熟慮(deliberate)という単語がここまで集約されている文章が、2世紀半前
に書かれていたことそのものが驚きではなかろうか。
ルソーが『社会契約論』の中でもまた
>『ダランベールへの手紙』の中でも疑念を抱いているのは、上演の内容がどうあろうとも、上演者(代表者)
>(representant)一般である。

>ルソーがその中で提案しているのは、上演にとってかわるべき、展示もスペクタクルもない公共の祭であり、
>そこでは《どんな見ものも》なく観客自体が俳優となるだろう。 
12:23am | URL: http://tokada.tumblr.com/post/219125405

http://fine.ap.teacup.com/whap/353.html
もちろん批判だけでは説得力に欠ける。民衆のための娯楽をルソーも提案している。
そして自分のアイデアが演劇よりも優れているということを示すのが「三」である。
ここでは、ダンスやスポーツの奨励が行われている。それは観客と役者が完全にわ
かれているスペクタクルではなく、観客が参加し自らがスペクタクルとなりえるも
のだからである。
336死 ◆VRJpC6Ca7. :2010/03/13(土) 11:16:11 0
政治思想ではいうまでもなく有名なこの人。それのみならず、
作家として『告白』『孤独な散歩者の夢想』などの名文の作品を残しロマン主義文学の先駆となり、
生んだ子供5人を孤児院送りにしながら教育論の古典『エミール』を書き、
音楽家として音楽作品や『言語起源論』『音楽辞典』などの著作を書くかたわら時の大作曲家ラモーに論争を挑み、
ヴォルテール・ディドロ・ダランベール、ヒュームらと交友をしつつも結局みなと仲違いをし、…etc.

ラッセルの『西洋哲学史』では、「ヒトラーはルソーの所産」と言われつつも、彼に一章を割いたりもしている。
そんな一筋縄ではいかない多彩な面をもち後世に大きな影響を与えた思想家/哲学者、
ジャン=ジャック・ルソーについて語るスレ。
337死 ◆VRJpC6Ca7. :2010/03/13(土) 11:17:06 0
政治思想ではいうまでもなく有名なこの人。それのみならず、
作家として『告白』『孤独な散歩者の夢想』などの名文の作品を残しロマン主義文学の先駆となり、
生んだ子供5人を孤児院送りにしながら教育論の古典『エミール』を書き、
音楽家として音楽作品や『言語起源論』『音楽辞典』などの著作を書くかたわら時の大作曲家ラモーに論争を挑み、
ヴォルテール・ディドロ・ダランベール、ヒュームらと交友をしつつも結局みなと仲違いをし、…etc.

ラッセルの『西洋哲学史』では、「ヒトラーはルソーの所産」と言われつつも、彼に一章を割いたりもしている。
そんな一筋縄ではいかない多彩な面をもち後世に大きな影響を与えた思想家/哲学者、
ジャン=ジャック・ルソーについて語るスレ。
338死 ◆VRJpC6Ca7. :2010/03/13(土) 11:18:05 0
政治思想ではいうまでもなく有名なこの人。それのみならず、
作家として『告白』『孤独な散歩者の夢想』などの名文の作品を残しロマン主義文学の先駆となり、
生んだ子供5人を孤児院送りにしながら教育論の古典『エミール』を書き、
音楽家として音楽作品や『言語起源論』『音楽辞典』などの著作を書くかたわら時の大作曲家ラモーに論争を挑み、
ヴォルテール・ディドロ・ダランベール、ヒュームらと交友をしつつも結局みなと仲違いをし、…etc.

ラッセルの『西洋哲学史』では、「ヒトラーはルソーの所産」と言われつつも、彼に一章を割いたりもしている。
そんな一筋縄ではいかない多彩な面をもち後世に大きな影響を与えた思想家/哲学者、
ジャン=ジャック・ルソーについて語るスレ。
339考える名無しさん:2010/03/13(土) 11:19:10 0
今そんな気持になった
340考える名無しさん:2010/03/29(月) 01:47:31 0
よかった、ここにいる
341ルソー『告白録』第九巻より:2010/04/16(金) 22:13:24 O
やりかけているいくつかの著作の中で、他のものよりも長く熟考し、一番関心を
持って従事し、終生の仕事にしたいと思い、これで自分の名声が完全になると
いうつもりでいたのは、『制度論』である。

初めてこの着想を得たのは、13、4年前、ヴェネチアにいた時で、あんなに
賞賛されていたその政府に、やはり色々の欠陥があることを実地に見聞する機会
を持ってからであった。

以来、私の視野は、人間の倫理というものの史的研究によって大いに広がった。

私の知ったのは、すべては根本的に政治につながっていること、どんな方法を
とっても、あらゆる国民はその政府の性格のしからしめるものにしかなれない
ことであった。

したがって、ありうべき最良の政府とは何か、という大問題は、次の問いに帰する
と思われるようになった。

最も道徳的な、最も見識ある、最も賢明な、要するに、最良の、というこの意味
の範囲の最も広い言葉を冠することのできる国民を作り上げるにふさわしい政府
の性格とはどのようなものであるか?

この問いは、言い方は違っても、また次の問いと非常に緊密な関係を持つように
思われた。

その性格上常に法律と最も緊密につながる政府とはどのようなものであるか?

ここから、法律とは何か?その他、重要な問題がいくらでもつながって出てくる。

そうした問題は、どれも人類の幸福、わけても私の祖国〔ジュネーヴ〕の幸福
にとって、有用な、偉大な真理の数々に私を導くものと考えられるのだ。

ジャン・ジャック・ルソー著『告白録』(1770年) 河出書房(1967年)p.357より
342考える名無しさん:2010/04/17(土) 13:25:57 O
test
343考える名無しさん:2010/04/18(日) 11:23:14 0
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=325457&log=200306
J.J.ルソーは『告白』の中で「植物学の研究ほど、私の生来の趣味に一致するものはない」
と語っています。音楽家ルソーについては、以前(6/3)簡単に紹介しましたが、ルソーは晩年、
植物の世界にも沈潜していたのです。
ユニークなのは、「親しいいとこ」と呼びかけるある夫人への手紙[夫人がその令嬢に植物学
を体系的に教えることができるようにという配慮を想定した8通の手紙]の形で植物学を体系
的に語った入門書です。これは死後(1781)ルソー全集の一部として発表されましたが、後に
ルドゥーテの素晴らしい植物画を付してルソー『植物学』(1805)として多色刷で再刊され
話題を呼ぶことになりました。ゲーテも愛蔵していたという有名な本です。

http://butterflybooks.jp/modules/items/index.php?content_id=393
La Botanique de J. J. Rousseau ornée de Soixante-Cinq Planches de P. J. Redouté
(J. J. ルソーの植物学、P. J. ルドゥーテの65枚の図版付き)
344考える名無しさん:2010/04/18(日) 19:35:53 O
age
345考える名無しさん:2010/04/22(木) 10:16:01 O
age
346考える名無しさん:2010/04/24(土) 05:44:26 O
age
347考える名無しさん:2010/04/25(日) 18:27:10 O
「人間性の感情は、全地上に広がることによって稀薄になり、弱くなるようで
あって、我々はダッタンや日本の災難について、ヨーロッパの人民の災難の時
ほどには、動かされることはあり得ないようだ。

利害や同情に活動性を与えるためには、何らかの方法で、それを限定し、圧縮
しなければならない」

ルソー『政治経済論』

桑原武夫編『ルソー』岩波新書(1978年) p. 26. より
348ルソー『告白録』第三巻より:2010/04/27(火) 17:31:21 O
自分と向かい合って独りでいる時でも、精神が思うように働かない私である。

それが人との対談となると、どうなるかはお察し願いたい。

そういう時、時宜に適った話をするには、千のことを同時に、即座に、頭に置か
なくてはならない。

少なくともどれかをうっかり忘れるに違いないそんな多くのその場その場の
言葉など、考えただけでも私を尻込みさせるに十分だ。

社交の集まりなどで、よくもみんながあれだけしゃべれるものだと不審にさえ思う。

なぜなら、一言しゃべるたびにその場の全員に一渡り目を配らなくてはならない。

誰かの気に障るようなことを一つも言うまいとすれば、全部の人の性格に通じ、
全部の人の身の上を知っていなくてはならない。

その点、明け暮れ社交界にいる人々にはかなわない。口をつぐむべき場合を
よく心得ているだけに、言うことに自信を持っている。それでも、うっかり
へまな口を滑らすことがよくあるのだ。

ましてそんな場所にふってわいたように突然に現れる[私のような]人間を考えて
いただきたい!

ぼろを出さずに話すことなど一分間も出来ようはずはない。対談の場合は場合で、
また困ることがある。絶えず話し続けなくてはならないので、この方がもっと
つらい。

話しかけられると、答えなくてはならず、相手が何も言わなければ、こちらから
会話を引き立てて行かなくてはならない。

ジャン=ジャック・ルソー著『告白録』(1770年)河出書房(1967年) p. 100.より
349考える名無しさん:2010/04/29(木) 19:52:17 O
age
350考える名無しさん:2010/06/05(土) 10:05:06 0
社会契約論を読みました。
ずいぶんと極端な説で、あれをそのまま実現したら
ほとんどナチスだと思います。

ルソーの極端な説が、歴史的にどのような形で
訂正されていって、今の穏当な形の民主主義に
落ち着いたのか、その変遷をたどりたいのですが、
次に読む本は何を読んだらいいですかね?
351考える名無しさん:2010/06/05(土) 12:06:46 0
ホッブズ、ロック、ヒューム、…、つまり英国系が重要。
352考える名無しさん:2010/06/06(日) 05:20:05 O
>>350
タルモン『フランス革命と左翼全体主義の源流』
353考える名無しさん:2010/06/06(日) 06:57:01 0
>>350
てか、某東の影響でルソーが民主主義の原点とか勘違いしたのかも知れないけど
当時から批判は沢山あったし、フランスならモンテスキューとかの方が重要

元々「現代の」民主主義との関係では、基本的にはマイナーなテキストです
354考える名無しさん:2010/06/06(日) 07:57:10 0
>>351
ありがとございます。
昔「リヴァイアサン」を古本屋で買って本棚の肥やしになってるので、
それから読んでみます。

>>352
残念ながら絶版みたいですね。
図書館にあるかなあ?

>>353
外国人参政権が政治の課題になっていて、
なんとなく違和感があったのだけど
理論的にはどういう理屈になるのかわからなかったので、
じゃあルソーでも読んでみるか、という流れです。

ルソーの理論では、国民は自分の全て(命も財産も)を差し出す代わりに
主権を受け取るという事なので、外国人参政権はありえない事になりますね。
(自分の全てを2つの国に差し出す事はできない)

モンテスキューも読んでみます。
355考える名無しさん:2010/06/08(火) 01:02:12 O
test
356考える名無しさん:2010/06/11(金) 14:15:30 0
ゴドウィン、プルードンのルソー批判が重要だと思うが、入手しやすいのは
中公バックス所収のプルードン『19世紀における革命の一般理念』くらいか、、、
357考える名無しさん:2010/06/15(火) 23:01:43 0
まずルソーは普遍国家や世界国家のモデル理論を自分の本で証明してやろうとか
そういう「大それたこと」は考えてないから
それはとんでもないことで自分の出来る仕事の範囲を超えていると判断していた

ルソーが理想としたのは自分の故郷であるジュネーブのような小さな都市国家であって
まず覇権の野心とか植民地として魅力的だとか
そういうのとは無縁の共同体であることが大前提なんだよ
人類の進歩とか文明の拡張とかには批判的な人だったからねえ
ただし「自然に帰れ」なんてのは主張したことは無い
358考える名無しさん:2010/06/20(日) 21:38:11 0
「自由が、やりたいことをすることだなどと私は一度も思ったことが無い
それはしたくないことを決してしないことにある。
(中略)
またそのために私は同時代人からいちばんヒンシュクを買うことになったのであった」

「孤独な散歩者の夢想」より

359考える名無しさん:2010/06/20(日) 21:51:50 0
ルソーの言う社会契約はルソーが何と言おうと片務的契約であり双務的ではない。
それは経済的基盤がないからだ。プルードンのルソー批判の主旨はそこに有る。
360考える名無しさん:2010/06/21(月) 13:43:50 0
個人的にはルソーという人を政治思想家に限定して語ること自体が不本意だ
「社会契約論」よりも本人のほうが面白いのに
それはそれとして社会契約論にも社会への無条件の服従など書いていない
社会契約が破られるならば各人は原初の権利を取り戻すまでだと言っている

・人間が本来自由な存在であり他人に服従する義務などないこと
・人間を奴隷にするもっともらしい権威や理屈があったとしても、それは全てまやかしであること

これを断言した上での「各人の利益として」であり、この二つを未だ誰も否定できてないからこそ
ルソーの政治思想の欠陥がいくら指摘されてもルソーがただの気狂いとして
歴史の中に消え去らない理由でもある
361考える名無しさん:2010/06/21(月) 13:57:53 0
ただ俺がルソーの著作で一番重要なのは『告白』だと思ってる
アレやルソーの評伝とか読むとどの著作より本人が一番面白い
362考える名無しさん:2010/07/12(月) 21:31:36 0
ルソーは哲学者でないという人がいる
しかし哲学者である
363考える名無しさん:2010/07/22(木) 01:48:43 0
>>360
社会契約によって個々の市民は命から財産から自分の全てを国家に全面譲渡するって言ってるじゃん
だから国家が求めるなら命も差し出さないといけない
これは無条件の服従を意味しないの?

ルソーの社会契約論では
人は市民として服従し且つ同時に支配する(社会状態の自由)か
都市住民あるいは外国人として単に服従するかの二つしかない
もちろん市民も社会契約から離脱する(=市民権を放棄する)ことは可能だが
そのときはその土地(国)に留まり続ける限り外国人としてその土地の法に服従しなければならないし
契約の埒外にある(市民権を持たない)外国人といえど、(外国人じゃなくてその国の市民でも)
法を犯せばその社会の敵として攻撃される
服従が要求されているからこそ法を犯すと攻撃されるのではないの?

官憲の手の及ばない森の中で独り隠棲でもしない限り(自然状態の自由)
かならずどこかの国の法に服従する必要がある
364考える名無しさん:2010/07/22(木) 22:40:29 0
上記のルソー批判は大筋で正しい。
でも一方でルソーは直接民主政を模索している。
広場があればいいと、、、、
2万人くらい集まれる広場での直接政治がルソーの理想だったろう。

東浩紀がネットでやろうと提案しているが、生命地域主義的なリア厨的発想がないと
「直接」民主主義にはならないだろう。
365考える名無しさん:2010/08/10(火) 13:34:37 0
ルソーは誰の訳がいい?
366考える名無しさん
ルソーの主張からすると国家は構成員の一般意志の具現化だから
それは「自分自身に従う」という形になる
あと力による征服と人間を奴隷にする契約は無効だともちゃんと言ってる
ホッブズは国家の存在意義を安全保障に求めたわけだが
ルソー説では国家とは国民自身(の一般意志)であるため自分のために命をかけるのは
当たり前ということである

ただしこの国家の条件は国民の一般意志の具現化であることが絶対条件である
ここが議論の焦点になるところだがルソーは「一般意志は誤らない」としていた
そして代議制に批判的だった。もっと言うと文明に批判的だった
社会契約論だけ読むと分からないがあんなもんはルソーにとって「消極的解決法」以外の何者でもない

だから政治思想向きの人じゃなかったんだよ「哲学的文学者」が正しい