ああ、
>
>>443,
>>444ですが、弁証法を批判する人、Hegel流のレトリックを十分承知の上での批判と思う。
と
>
>>444の分析ー総合の止揚についてexplicitな論理が示されていない理由は?
は別の文章なのね。
あなたが大論理学の「分析的認識−総合的認識」の部分をどのように読み、また
どのように明確に把握・保持したいのかわからないので、話をもっと具体的に
展開してもらわないと俺に答えられる能力があるかどうかすらわかりません。
たぶん俺にそんな能力はないと思う。
454 :
考える名無しさん:2005/10/16(日) 03:52:42
申し訳ない、ひとえに、ないものねだり、1語に拘っています。たとえば、有・無・成、質・量・限度(Das Mass),
反省・現象・現実性、のように。分析的認識・総合的認識・??
実は明日早いので寝なければなりません。もしお答えいただけるようでしたら明日返事いたします。
455 :
考える名無しさん:2005/10/16(日) 15:42:01
>>453 承前、よろしくお願いします。この分析―総合という対立2項は今日的に重要と思われるものですから。
大論理の該当箇所で、彼は、(分析―総合)の2項の悟性的分離・対置の状態は、ちょうど(有―無)の場合と同じように、それぞれが不完全であることを、解析学や幾何学などの例をとって縷々述べています。
次の順序として、本来なら、両概念がabsolute(自立)するには、(成)の概念のように両者が同時に成立する、「分析的であると同時に総合的でもある(小論理学)」哲学的方法(必然性)が重要だというHegel特有
のレトリックが顔を出すはずと思います。目次立てにも独立に、c項があってもよいように思います(3篇 理念、2章 認識の理念、A 真の理念、b総合的認識、3 定理、3 推移)。
でも、叙述はすぐに、善(意思)の理念に移ります。この辺の疑問です。
なお申し訳ないですが克明に読んだわけではありません。簡単な解説で結構です。
ヘーゲルに文句言う奴=分析哲学って偏見をどうにかして欲しい。
>>455 >分析―総合という対立2項は今日的に重要と思われるものですから。
ここはもうちょっと具体的に言ってもらわないとわからないです。
今日的に重要な問題とは何か。
>でも、叙述はすぐに、善(意思)の理念に移ります。この辺の疑問です。
あとはつまり目次項目(叙述形式)だけの問題ですよね。
>両概念がabsolute(自立)するには、(成)の概念のように両者が同時に成立する、
>「分析的であると同時に総合的でもある(小論理学)」哲学的方法(必然性)が重要だと
>いうHegel特有のレトリックが顔を出すはず
すいません、文意がいまいちよくわからないのですが、3.定理 の最後の[3.推移]から
B善の理念、へと移るところの叙述内容自体には唐突さは特にないと思うので、
別にHegel特有のレトリックが顔を出さなくてもいいんじゃないですか。
458 :
考える名無しさん:2005/10/17(月) 17:32:57
>>457 空けており失礼のほどお許しを。以下、一寸長くなり恐縮です。
1)今日的〜;内外情勢は、アングロサクソン主義と大陸主義の2元によって整理しやすいように思える。
ア主義は、その海洋国(アメリカも大きな島)ゆえに、自己の経験のみに基づき行動。すなわち現実重視。自由競争、市場原理、小さい政府、法的にも現実に行われるもの重視(先制攻撃容認)、
先例主義、などなど。周辺を気にしなくてよい。
後者は、近隣国と国境を接する大陸国(フランス、EU)がゆえに、普遍sollen理念重視、平等博愛福祉尊重、大きな政府、立法も学説・普遍根拠重視。周辺を気にしなければ生きていけない。
世界的国内的(2大政党)に現状では前者が強力。
たとえば止揚などの道がないかと思うわけです。
2)両主義の対立は、この「島か、大陸か」からくる、「個別・経験主義か、普遍主義か」の認識法の違いにあると見たい。哲学的には、2項対立的な、分析的認識と総合的認識、の違いに関係していないか。
3)分析―総合なる対立の弁証法ならHegelかと思って、該当箇所を調べましたら、私の求めていたものがないと思えたわけです。実はこの私の誤解?を糾していただきたいのです。
4)どういうことかと申しますと、該当箇所では、個→普、普(定義)→個(定理としての)の循環的に思える記述はありますが、⇔としての独立の新概念がexplicitに示されていないように思えるのです。
どういいましょうか、たとえば、有→無、無→有なる消滅・生起のモメントに相当するものは独立的に語られていても、相互にexcessなしの両モメントの合成・化合(止揚)によって与えられる新概念、有/無の場合なら「成」、これに相当するものが語られてないという印象なのです。
本来 c項として登場すべきものです。
換言すれば、質問の要点は、「生起」と「消滅」さえ与えれば、何等かの+αなしに、自動的に「成」が生成するのかといってもよいかと思います。
この辺について、是非、是非、御教示を頂きたのです。
>>458 まず、御教示という言い方はやめてください。一緒に考えましょう。
1)2)3)超巨視的にきましたね。思想が現実政治を規定するまでには無数の要素
(あなたが言われているような地政学的条件、他にも歴史、経済etcなど)が絡むので、
ちょっと単純化しすぎで危ないような気もします。現実の全てを認識方法や世界観の
違いに還元してしまい思考停止するのは避けたいです。(冷戦時のイデオロギー論争から
ハンチントンの文明の対立史観、はては2ちゃんねるのウヨサヨ論争がその究極でしょうね(笑)。
特に全てを変化・生成の過程としてとらえるヘーゲルからは最も遠いと思います。
とりあえずの話の取っ掛かりとしてはいいと思いますが。
そのテーマでヘーゲルなら「論理学」よりも「歴史哲学」や「法哲学」という気がします。
周知のようにヘーゲルはその内に戦争や階級対立すら内包し、発展のモメントとする
家族-市民社会-人倫国家というトリアーデ(政体としては立憲君主制)を示し、歴史の終焉すら
自負したのですが、今やマルキストならずともこのような見方はナイーヴすぎて使い物にならない
と考えるでしょう。
4)そこの部分は有限な認識(経験が所与のものとしてある認識)の理念としての二様、分析的認識、総合的認識
を考察する(抽象的悟性的段階)と、総合的認識の最終段階においては、真理が主観にとって必然的なもので
あるということがはからずも要請され(弁証法的否定的理性の段階)、当初の有限な認識(経験が所与のものとして
ある認識)という前提を廃棄・止揚して実践的意思の理念に移行してしまう(思弁的肯定的理性の段階)ということ
ではないでしょうか。このへんはもっと専門家に聞かれたほうが・・・汗
460 :
考える名無しさん:2005/10/19(水) 11:41:13
(1)
>>459でご指摘の、>>ちょっと単純化しすぎで危ないような気もします。現実の全てを認識方法や世界観の 違いに還元してしまい思考停止するのは避けたいです>。
近代合理精神の罠につい嵌ってしまう理系の厨房への貴重な批判。
(2)
>>458の4)の+αについて;その後に進展あり。生起・消滅の両モメントを、「同時に把握」する、という意識上の操作(
>>443)であろうことにあらためて気が付きました。別々にそれまで独立して把握していた両モメントを。
当然、両モメントは、有、無という共通成分を介して、新しい一つの結合状態を生成する。そして、この状態に相当する概念に、名前が既存であればそれをつければよいし、簡潔な名前が無ければ、その説明だけで十分で(
>>457)、
次に移る必要のあることに気が付けばよい(成の止揚)。
なお、
>>459 での該当部分の、簡潔で極めて解りやすい説明、多謝です。
(3)したがって、該当部分で、 a 分析的認識 b 総合的認識 で十分。c項は省略。了解しました。
461 :
考える名無しさん:2005/12/09(金) 21:35:21
age
正:書き込み
反:書き込みが途絶えてスレが下がること
合:age
『使える弁証法』(田坂 広志)って面白いですか?
464 :
考える名無しさん:2005/12/30(金) 07:01:19
物凄くくだらなくて申し訳ないんだが
1.私は学生服のスカート丈を短くしたい。
2.しかしパンツが見えるのは嫌だ。
3.下にブルマを履く事にした。
これって弁証法?
>>464 違う。
真の弁証法は>パンツが見えるのは嫌だ。
ということの誤りを知ることだ。
つまり、結論は
「パンツ」を見せることは嫌なことではない。
ので、スカート丈を短くし、堂々と「パンツ」を見せた。
が正しい。
466 :
考える名無しさん:2006/02/25(土) 05:23:34
三浦つとむ『弁証法はどういう科学か』
内容が古いにも関わらずいまだに売れていることに驚愕
467 :
考える名無しさん:2006/03/19(日) 07:48:03
つかフランクフルト学派あたりの時代でもう弁証法なんて言葉は使わない。
現代哲学で使うには、いいかげん古い。
同様に「社会科学」なんて言葉まだ使ってる奴って終わってるね。
468 :
考える名無しさん:2006/03/24(金) 20:50:16
弁証法十講 柳田謙十郎 角川文庫。これって、
哲学者の皆さんの視点から見るとどうなんでしょうか?
469 :
考える名無しさん:2006/04/17(月) 00:15:54
自分ちで農業従事者に社会主義を教えてた人だよ
勉強会とかしてマルクスとか読んでたの
もちろん本の内容は古いよ
470 :
考える名無しさん:2006/04/17(月) 07:53:23
言ってんじゃん
弁証法なんて言葉を使ってんのはもはや一部の「主義者」だけだって
471 :
考える名無しさん:2006/04/17(月) 10:21:34
論法の一種だから、その意味で使っていいんでない?
使うな、なんて、左翼お花畑 と変わらんじゃない?
472 :
考える名無しさん:2006/04/17(月) 10:32:42
お釈迦様の立場からはヘーゲルもマルクスも
誤まっています。
473 :
考える名無しさん:2006/04/17(月) 10:34:07
主義者かよ。w
けっきょく論理そのものの性格が弁証法の根拠なんだよ。
それ以上でもそれ以下でもない。
1. 俺は童貞で女が怖い
2. でも性欲はある、彼女が欲しい
3.を答えてください
475 :
考える名無しさん:2006/04/17(月) 19:55:08
3. リアルドールを購入
476 :
考える名無しさん:2006/04/18(火) 23:15:23
>>470 例えばジジェクも「主義者」?
いや、まあ確かに主義者かも知らんけどね(w ジジェクは。
いずれにせよ、もしジジェクとかが「主義者」で自分は「主義者」でない、と思っているのなら
あなたはたぶん、分析哲学系の人か、ヘーゲル以前の哲学者の専門家か、
何か「現代思想」というものそのものに敵意を燃やす種類の人なんだろうな。
477 :
考える名無しさん:2006/04/19(水) 12:02:47
>>476 〜主義や、お花畑に敵意を燃やすと言う点でかな? 単に分析対象に過ぎないのに。
478 :
考える名無しさん:2006/04/25(火) 17:07:19
知識の整理法(3分法)としても秀逸。
479 :
考える名無しさん:2006/06/14(水) 20:27:00
>>477 そんなに単純じゃないでしょう。
すくなくとも弁証法は
ヘーゲルに還元されるのですし。
480 :
考える名無しさん:2006/06/16(金) 11:24:00
>弁証法により絶対意志が求められるというアイデアが経済学やゲーム理論における
均衡概念に
となりますと、主流派経済学は弁証法によって基礎付けられるわけですね。どうなるマルクス経済学ww
481 :
考える名無しさん:2006/08/06(日) 19:18:40
ジジェクが現代の弁証法家であるのは同意
482 :
母性:2006/08/17(木) 12:09:02
みんなご飯よ〜!
483 :
考える名無しさん:2006/08/17(木) 12:13:35
語りえぬものを語る愚
その典型としての弁証法
484 :
考える名無しさん:2006/08/17(木) 12:19:40
自分が語りえぬものと思ってるものは人類がみな語りえぬだろうと妄想する馬鹿
自分って普遍的だと勘違いする香具師のおおいの何の
485 :
考える名無しさん:2006/08/17(木) 12:25:53
語れていないのに語っている気になっている厨坊
486 :
考える名無しさん:2006/08/18(金) 08:25:31
といい気になっているヴォケ爺。
487 :
考える名無しさん:2006/08/18(金) 10:36:02
最近の流行は量子弁証法ですが、国内の大学で研究しているところはありますか?
488 :
考える名無しさん:2006/08/18(金) 11:28:45
おまいその「最近の流行」ってのをどっかで聞きかじったんだろ?
そこで聞きゃいいんじゃね?
489 :
考える名無しさん:2006/08/18(金) 11:37:01
聞いたことないなら黙っていればいいのに・・・
490 :
考える名無しさん:2006/08/18(金) 11:53:19
当たり前のことも分からない阿呆のようだから教えてやっただけなんだが、
おせっかいだったかな?
491 :
考える名無しさん:2006/08/18(金) 14:05:15
量子弁証法ってなによw
492 :
考える名無しさん:2006/08/18(金) 14:13:35
西洋思想が今いる場所は仏教・儒教が2000年前に通過した場所だ。
仏教・儒教の伝統を捨てて西洋思想に傾倒した軽佻浮薄な連中は
バカにされて当然。
日本の自然科学者の中には仏教・儒教などの東洋思想への造詣が
深い者が少なくない。また、欧米の哲学者・科学者が東洋思想に注目し始めて
既に100年以上たつというのに、未だに西洋思想の受け売りをする人は
学問の大きな流れを見る目が無い。東洋思想を学ぶ企業経営者は多いが、
西洋思想は完全に無視されている。東洋思想よりも格段に劣っていることが
素人の目にも明らかだからだ。
数学や理論物理は教科書を読めば誰だってロジックを理解できる。でも、直観が
働くレベルまでイメージを膨らませて理解するには、並外れた修練が必要だし、
そのレベルまで理解しないと研究を始められない。高校から大学、修士までは
大天才と呼ばれていても、研究レベルでは雑魚扱いされるし、その多くが
崩れ去っていくのが数学と理論物理。
量子弁証法は少なくともこれらを赤子の手をひねるように扱える人間だけが
正しく理解し運用できるもの。
493 :
考える名無しさん:2006/08/18(金) 19:22:30
エンゲルスも仏教を称えてるね
494 :
考える名無しさん:2006/08/19(土) 12:53:24
ハーツホーンも読まずに哲学を語る奴は痛いなぁ
ハーツホーンを読むというからには、文字の一つ一つがなければなるまい。
一つ一つの文字を読み進めるうちに、その行間を読むことになる。すると、
もはや読むとはいえないことになる。しかし、行間なんて彼の著書のどこに
もないのだから、ハーツホーンをどこを読んだとも言えず、自分の意見を確
認しただけなのである。
496 :
考える名無しさん:2006/08/19(土) 17:25:20
494はハハーツホーンをみんなに読んでほしいんだね。
俺にはそう言ってるように感じる.
497 :
考える名無しさん:2006/08/19(土) 18:24:24
/,,,, - ヽ.
(´ 6 、 i
/{ 〉 、 6 ,ノ
{ `>' -‐ァ、__`__ノ
〉´ -‐ ' !
. ,ノ // ,ノ ;
/// / ∠
. / ' / ノ / ヽ
.′ / / /
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` T ー- 、_/ 〈
l / { /
 ̄ ` ̄
498 :
考える名無しさん:2006/08/19(土) 20:08:15
数学書を読む=演習問題を全部解く
ハーツホーンの演習問題は結構むずい orz
哲学科向きの教科書ではないように思える・・・
待ってますよ
500 :
考える名無しさん:2006/08/20(日) 18:33:42
ハーツホーンより上野健爾のほうがいい。
ハーツホーンは練習問題に重要項目を回しすぎ、かつ本文も粗雑。
ところでハーツホーンを読んで哲学畑相手に威張っているという事実によって、
かなりのパープリーンであることを自ら証明している恥ずかしいやつがひとりいるみたいね。
501 :
考える名無しさん:2006/08/24(木) 14:28:47
だから量子弁証法ってなんなのよ?
幻