+ The Ghost in the Machine +
SPCDHという頭文字は「死馬愛護協会(Society for the Prevention of
Cruelty to Dead Horses)」の略である。これは世界中に支部をもつ秘密
組織であって、私たちの現代の知的気候にかなりの影響を及ぼしている。
その活動の数例をあげておかなくてはならない。
大戦のあいだ、ドイツ政府は600万人の非戦闘員を死の工場で殺害し
た。これは最初は秘密にしておかれた。事実が洩れるとSPCDHは彼らのため
に一席弁じて、責任者たちを裁判にかけるのは不公正でありよくない趣味
だと論ずる方針を打ち出した。それは死馬を鞭うつものだというわけであ
る。(中略)
科学ではSPCDHがとりわけ活発であった。生物学、医学、心理学における
十九世紀の粗雑な機械論的観念論は死んだ、と私たちはたえず保証の言葉を
聞いている。それなのに私たちは、教科書や専門雑誌の一節でも講義室で
も、たえずそれらに出会う。
アーサー・ケストラー/『機械の中の幽霊』より
いいですか、
では、グルもそろそろそら豆を詰め込んできますかね。
どうかしましたか?
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─( ゚ ∀ ゚ )< ていせつていせつ!
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∩ ∧ ∧∩ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ∩∧ ∧∩\( ゚∀゚)< 定説!定説!定説!
ていせつ〜〜〜〜! >( ゚∀゚ )/ | / \__________
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 ̄
ホァットュ?
517 名前:考える名無し仔猫さん :04/03/31 17:57
物理学は物質の運動やエネルギーについての学だろ。
それが科学の分野の全てではないはずだ。物理学は
分子生物学に結びつくが、強いて言えば、それは生
体の物理構造に関する学問であって、生命/非生命の
区別の問題は手付かずだ。
俺にも台詞くれ
6 :
考える名無しさん:04/03/31 20:52
>>4 強いて言わなくても、分子生物学は物理学に還元される。
生命/非生命の境界は、ウイルスあたりじゃないの?
7 :
ナーガセーナ?:04/03/31 21:44
「複雑系」再読中。非生命からポジティブ・フィードバック、そして
生命へ。物理学、化学、経済学、情報学、心理学、現象学・・・・・
ワクワク ガクガク グングン 久しぶりにミリンダ王との対話をして
いる気分だわな!
ウィルスは結晶化するって言うしね。でも、生物なの、無生物なの?
例えば、分子構造を完全解明して、機械的メカニズムを人工的に完全
再現し、「生きている」のと全く同じ振る舞いをするなら、それは無
生物と見なしても良いわけで。
前に生物板かどっかで同じような議論したっけw
俺が二十歳の頃、上京して最初に買って読んだのは、
『機械の中の幽霊』だった。もう、十何年も昔の話。
学生時代に科学的唯物思想の虚無主義で慢性欝だった頃に、
ケストラーの『偶然の本質』に出会って、精神的にかなり
救われたことあってね。
↓これ思ったんだが、分子構造が解析できれば、
コンピューター・シミュレーションで再現は可能
だよな・・・。
75 名前:考える名無しさん :02/11/24 15:51
>>71 クマムシという多細胞生物がまったく代謝して
ない状態から代謝を再開して個体として再び
動きはじめるということは、極低温下で分子を
うまく配置し常温に戻すことでクマムシを
工作として作れる可能性を示唆している。
これは多細胞の生きている個体を工作できる
可能性なので、鞭毛モーターが作れるとか、
ウイルスが作れるとかというのとは意味が違う。
まだゲノムのシーケンシングもされてないので、
実現するのは激しく先の話ではあるけれど、
現在の工作精度は原子1つを配置するレベルに
来てるからクマムシ規模のものを配置する技術を
将来開発することはもはや不可能とはいえない。
代謝回路ならすでに in vitro でも作れるし、
自己複製は形式的な概念なので拘る価値はない。
いっぽう生きてるクマムシを工作できる可能性は、
対象と我々とのどのような関わりを以て
その対象が生きていると我々が見做せるか
という問題を改めて提示していると思う。
エンペラータマリン
皆さん小型サル舎の前を通る時チョッと足を止めてみて下さい。
平成15年10月に生まれたエンペラータマリンの2頭の赤ちゃんが
ようやく親から離れ自分達で木々を上手に飛び移り遊んでいる姿が
御覧になれます。立派に生えそろった白いヒゲが何とも愛らしいです。
同じく12月には久々にワタボウシパンシェの赤ちゃんが誕生しました。
生まれて間もなく小さな額に5o程の傷を負い先行きを案じていましたが、
今では傷も癒え頑張って親の背中から落ちないようにしがみついています
そういや、クマムシに限らず、金魚(犬もらしいがw)なんかでも
液体窒素で瞬間冷凍すると解凍しても蘇生するらしいな・・・。
>>19 ほんとに!?それは凄い。
昔読んでた子供の科学で苔の化石から見つかったクマムシに水を与えたところ
蘇生したって記事読んでびっくりしたけど、今日のこれはもっとびっくり。
面白そうなのでリサーチしてみまつ。
>>19 >液体窒素で瞬間冷凍すると解凍しても蘇生する
長時間経つと細胞が破壊されてダメらしい。(浸透圧の関係だったか?)
確かイギリスだかアメリカだったかで、
夫婦そろって液体窒素で保存されてる人間がいたような気がするが、
今の技術では蘇生不可能とか言ってたかな。
おそらく時間が経ちすぎて、今後も蘇生不可能なような気がするけどね。
ふーん、凍結による代謝の停止は生命の死を意味しないと断定するにしても、
充分に時間を置かないとな・・・。仮に技術的問題がクリアしたとして、長期間
凍結後に蘇生したらどうなるんだろね。完全氷漬け状態の人間は生きている
のか、死んでいるのか。
24 :
考える名無しさん:04/04/13 16:24
ライル(Gilbert Ryle,1900-1976) オックスフォード大学教授
『精神の概念』1949
この書の意図は、身体と精神とを分け、後者の存在や機能を他人の伺い
えぬ密室のなかの出来事とする伝統的な心身二元論を「デカルトの神話」
「機械のなかの幽霊のドグマ」として批判することにあった。この種の誤り
は「カレゴリー・ミステイク」に由来する。つまり、心を個々の肉体的運動や
精神の働きと同格化することに由来する。
コピペソース:
ttp://ningen.hus.osaka-u.ac.jp/kondou/HIS5.htm
主観という病から、そう易々と逃れられると思うのは、
あまりに楽観的な主知主義だと思うがな。
板違いとは思わないでち。。。
なんか、機械の中の怨念、って感じ?