1 :
エマヌエル坊屋三郎 :
04/01/11 22:16 解説本もそろってきましたが、解説本すらいきなり読むには難敵です。 みんなで解説しませう。
2
3 :
考える名無しさん :04/01/11 22:50
4 :
エマヌエル坊屋三郎 :04/01/11 23:38
テキストはなにがいいですかね。
観念に到来する
6 :
考える名無しさん :04/01/13 09:03
…ちょっと最初にしては難しすぎない?誰かの解説本から始めようよ。
7 :
考える名無しさん :04/01/13 10:45
「存在するとは別の仕方で、あるいは存在の彼方へ」 「全体性と無限」を読んだが、 今では内容がまったく思い出せない レヴィナスとはそういうもんだ
ユダヤ教の素養ぬきで読むのは無理かもな。。。バリバリ、ユダヤ教だぜ? レヴィナスって。
んじゃユダヤ教を勉強するってことで、タルムード五講話。 タルムードとかって、ヘブライ語以外に翻訳しちゃいけないから日本語のやつはない。 とかいいつつ実際はひっそりと専門家だけ持ってたりするらしい
10 :
考える名無しさん :04/01/13 16:25
すいません不勉強で…。五講話って「新五講話」のこと? 女は男のあばら骨からできたっていうユダヤの教えの引用からレヴィナスは 男性性と女性性が一人の人間のなかにあるって言って、薄っぺらなフェミニズム をコテンパンにけなしているらしい…ですよね? これってまるで男と女の合体で変身するウルトラマンエースみたい だなと思いますた。
12 :
考える名無しさん :04/01/13 17:55
そうそう、エースの基本設定と脚本は市川森一氏。有名なキリスト教徒だよ。
14 :
考える名無しさん :04/01/13 18:21
『実存から実存者へ』は在庫切れ…_| ̄|○
16 :
考える名無しさん :04/01/13 19:16
内田がこんなにブレークするとはな…
ユダヤ教に興味があって適当にネットで買ったら、わけのわからんユダヤ陰謀論の本だった・・・
>>16 の本は良さそうだけどユダヤ関係の本は一見まともそうだけど陰謀論みたいな本が多いから注意するべし。
合田が訳している『ユダヤ哲学』もよい。
顔が悪い人でも読める?
21 :
考える名無しさん :04/01/14 08:24
見たことない20さんの顔の相貌が頭をよぎって、おちょくることを 書くのができなかった。これもレヴィナス哲学の他者の思想?
ユダヤ教はいわば国家の代補だったわけだが、現実のイスラエル 国家ができてみると・・・、なにかエライ戦争の火種というか、 火薬庫になってしまった・・。イスラエル建国に反対したユダヤ 人たちもいる。いったいどちらが真の神の民なのだろうね。
23 :
考える名無しさん :04/01/14 12:56
19には悪いが、合田の翻訳は気取り過ぎている 「…存在の彼方へ」「全体性と無限」を読んでいていらいらした レビナスとユダヤ教との関係に言及した書き込みが多いが 俺には二つの関係がよく分からん 説明しなさい
24 :
考える名無しさん :04/01/14 14:29
25 :
ちくびぎゅーん :04/01/14 17:33
レヴィナスはキリスト教的愛には愛されるものと愛されないものとの 区別が必要で愛されないものには暴力が向けられると主張し ユダヤ的な倫理、律法こそが正しいと説いたのではなかったですか。 その上で存在論を第一に重要視するハイデッガーに対し 倫理学第一主義を主張したのではなかったですか。 うるおぼえなので間違ってたら指摘してもらいたいです。
26 :
ちくびぎゅーん :04/01/14 17:56
>>25 に補足
ユダヤ(教)的な素養を背景にした議論を展開するので
レヴィナスとユダヤ(教)の関係を指摘する人が多いのだと
思います。
27 :
考える名無しさん :04/01/14 18:01
ちくびぎゅーん ちんぽぎゅーん
28 :
考える名無しさん :04/01/14 18:01
ちくびぎゅーん
29 :
考える名無しさん :04/01/14 18:04
iヽ、 ミ ヽヽ、 ,,,ミ ),,,,\ ‐- ...,,__ カチカチ / ,,;;;;;;;;;; "''-、 ちくびぎゅーん・・・と ~""''' ‐- ...,,__ /,, ,,;;; ;;;;;;''''__,,_,.-'''"l、 ____,,,,,,,,,,,, -------/●);;;; ,;;''' 彡 l ,! ⌒ヽ、 _,,-‐‐‐f," ;; ;;; '' ;;;;彡三;_/ '' 彡 ノ ,,l ヽ、八 \`(,,,,,,,,,イ''''ー、,;;;;;;; ((,,,,,.. (●>, __/'';;;;! ヽ`---ー‐‐―‐ン '''-l ( ,.,., ,;;,, '';;;;;;,,,,/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l メ//l '';,,,;;'';; '';;; ';, '';:;/ "'''- .._ | / /メ、|';,,,,,'''';;;;;;;;;;;;;; ン;ヽ "'''- .._ ____,,,,,,,,,,,,,,-''''' ;;;;;;;;;;;`;-;;;-;;;;-;;-; ;;; ;;;l / , , "'''- .. f-'' ;; ;; '';;;;; ''' ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_ ;;;;;;;;;;;;;l / / / / // (⌒ ;; ;; '';;;;; ''' ;; ;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;| / / / // `''''-、;;;;,,,;;;,,,;;;;;,,;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;; ,,,, ;;;;;;;;;;l
30 :
ちくびぎゅーん :04/01/14 18:38
>>29 猫並の知能ということですか。すごくウィットに富んで面白いですねえ。
個人的には猫好きなので本望です。
猫大好き。超可愛い。
32 :
ちくびぎゅーん :04/01/14 20:57
しかしほんとにボチボチ語りださないのでしょうか。
正直、何でここ数年でいきなりこんなにレヴィナスブームになったんだろう? バックボーン的にも考え方的にも、最も理解しづらい部類の人だと思うんだが(特に日本人に)。
34 :
考える名無しさん :04/01/14 23:50
そんなブームあったんだw
35 :
考える名無しさん :04/01/15 08:10
>33 レヴィナスの他者性への気遣いは東洋的な感覚に似ていると偉い人がどこかで 書いてたよ。
>>33 デリダつながりだと思うな。デリダを理解したいひとがレヴィナスにも
興味を持つ。なんだか、だいぶ違うタイプにも見えるのだが。
サルトルと同世代なんだよな。
>>33 お堅い大学の哲学科だと、
どういうわけか20世紀フランス哲学で研究可なのが
ベルクソン
メルロ=ポンティ
レヴィナス
の三人だけだったりする。
よっぽどデリダやドゥルーズが嫌いに違いないが、
そういう哲学科教育の事情もありそうだよ。
39 :
考える名無しさん :04/01/17 04:09
おいおい。レヴィナス読んでる人ってそんなに少ないの? 何ゆえ書き込みが少ない?
>>39 だって難しいからなにもかけないんだもん。
サルトルが現象学を勉強するのに読んだのがレヴィナスの「フッサール現象学の直観理論」だった
レヴィナスの著作って、ちょっと覗いただけでも そのユダヤ臭のキツさに鼻白んでしまう…
レヴィナス以外の哲学者にも宗教は少なからずついてはくるけど、 ユダヤは情報が少ないから困る。
貨幣の哲学 はおもしろーいよー
44 :
考える名無しさん :04/01/18 21:41
読書会でもしようか。ぼちぼち。 テクストは『時間と他者』でどうだろうか。 簡単すぎ?
45 :
考える名無しさん :04/01/19 00:22
レヴィナスで論文をかけなかった漏れ 当然、院もあぼ〜ん
46 :
考える名無しさん :04/01/19 05:39
>>45 私が学生の時など『存在の彼方』が絶版だった。
留年中に講談社から新しい版が出たから何とかなった。
47 :
考える名無しさん :04/01/19 05:43
>>45 修士か博士であぼーん?
それだったら指導教官にも責任があるだろ。
48 :
考える名無しさん :04/01/19 07:23
>>44 発案者が頑張んないとすぐ終わりかねないけどね。
止まったな。
52 :
考える名無しさん :04/01/27 09:52
やっぱここでレヴィナスは難しいのかな。
『ブーバーに学ぶ』と『ブーバーを学ぶ人のために』が相次いで発売されたな。 これを機にユダヤ哲学ブームに…なるわけないな。
54 :
考える名無しさん :04/01/27 22:43
『レヴィナスを学ぶ人のために』『レヴィナスとラカン』が相次いで発売されね予定。 これを機にユダヤ哲学ブームに…なるわけないな。 ソースは内田の頁。
>>54 つか20冊(以上)も依頼来てるんじゃん、彼(w
生きてるうちに処理しきれるんかね?
56 :
考える名無しさん :04/01/28 00:26
どうでもいいけど「顔」とか「語ること/語られたこと」の議論とか なくない、ここって?前スレ見てもなかった。 やっぱ難しいのかね、レヴィナス。 結局は内田スレッドになる予感。
別に、情報だけで良いけどな。
貨幣の哲学レヴィナス本にしてはわかりやすくてィィ! っていってもまだレヴィナスの講演&論文に入ってないんだけど、 とりあえず解説と対談がわかりやすい。
貨幣の哲学というと、まずジンメルの方を思い浮かべてしまう自分。
レヴィナスはユダヤ=貨幣という連想を嫌っていると思ったけどな。 ところでジンメルが最近復権気味なのはなぜ?
>>61 ベンヤミン、アドルノ、ハイデガーなどなど多くの哲学者・思想家に与えた影響などから
生の哲学者としての側面に光が当てられつつあるからでは。>ジンメルの復権
かく言う私はジャンケレヴィッチから興味をもったんだが。
あと入門本などが出たのも大きいかも。
>>62 影響関係はそれでいいと思うが、
最近のジンメル受容は「生の哲学」という側面は、
実はそんなにクローズアップされてない気がするのは
漏れだけだろうか?
むしろ、「断片の哲学」「エッセイの哲学」「非体系の哲学」
といった具合に、反体系という方法的側面と、
都市、事物、廃墟、貨幣、芸術など、
これまで死角となっていた具体的対象に光を当てていた側面が
評価されている気がする。(これもアドルノからの逆照射か)
ジャンケのジンメル論は
『最初と最後のページ』のジンメル論っすか?
おっと、ここはレヴィナススレだったな。スマソ
話をちょいとレヴィナスに戻せば、 合田が既に手をつけつつあるが ジャンケ−レヴィナスの関係は、 まだまだ考えるネタがあると思ふ ジャンケは道徳哲学を第一哲学と考えた だから徳論になる。 そして、周知のとおり、レヴィナスは倫理学だった だから他者論になる。 この近さと遠さ。
レヴィナスがらみでブーバーも復権するのかな。…もうしてるか?
>>65 レヴィナス絡みでは、
ブーバーよりむしろ、ローゼンツヴァイクが来ると思う。
っていうか、既にフランスでは来まくっている
67 :
考える名無しさん :04/01/30 01:18
ついでにヘルマン・コーエンも復活 現象学が滅ぼした思想の鉱脈が再検討されている昨今
68 :
考える名無しさん :04/01/30 01:24
>>66 ローゼンツヴァイクについて詳述キボンヌ。
「フランスでは来まくっている」ってどゆこと?
教えれ?
>>68 フランス語訳のラッシュ。
amazo.frとかで調べるとわかるよ
>>68 もともとドイツではそこそこ知られていたローゼン
だが、フランスでは全然だったらしい
しかし、フランスでも、
レヴィナスがしばしば言及するので知名度が広まり、
1982年に、『贖いの星』の仏訳が出て、また同時期
ステファヌ・モーゼスが『体系と啓示』という
研究書を書き、どうにも近寄りがたかった
ローゼンの思想を、フランスに紹介した
(モーゼスは、法政から『歴史の天使』の訳も出てる)
その結果、ユダヤ思想ブームにも乗っかって、
ローゼンツヴァイクはかなり注目度高いらしい
とりあえず、こんなところでよろしいか?
>>70 ローゼンツヴァイクってっゆーのはどっちかってゆーどベンヤミン絡みで何となく
気になってたんだけど、レヴィナスが言及してるってのはどのへんで?
どうもオレはベンヤミンとかショーレムとかブーバーとかローゼンツヴァイクとか、っていった
話になると正直よく分からないんだけど、この辺について分かりやすい本ってないのかな?
>>71 『外の主体』に、丸々一本、ローゼンツヴァイクを
扱った論文が入ってる。これが、一番目につくものらしい。
ほか、諸々の著作でポロポロと。
せっかくなので、一つ対談から引用しておこう。
『われわれのあいだで』(法政)p.169-170から
−あなたの思想にローゼンツヴァイクはどのような影響を及ぼしたのでしょう
−レヴィナス 私にとってもっとも大きかったのは、
全体性に対する彼の批判であり、彼のヘーゲル批判です。
これこそローゼンツヴァイクの偉大な思想なのですが、
最初の知解可能性は〈創造〉、〈啓示〉、〈贖い〉の連繋であるという
考え方にも、私は深く感銘を受けました。(以下、半ページほど続くが略)
実は、漏れも20世紀前半のユダヤ系ドイツ思想家は苦手。
とりあえず、ユリウス・グッドマン『ユダヤ哲学』、
70の『歴史の天使』などかと思うが。
(全部、合田絡みの本だ…)
あぁ、やべぇ グッドマン『ユダヤ哲学』、 これ、20世紀にかかるのはヘルマン・コーエンと ローゼンしかいねーや。ショーレムはおろか、ブーバーさえない…。 読んでないのバレバレ 逝ってくるわ
逝ったつもりだったが、思い出して、二つほど棚から掘り起こしてきた サイモン・ノベック『二十世紀のユダヤ思想家』ミルトス なんかどことなく胡散臭さがあるが(ユダヤの宣伝っぽい)、 20世紀ドイツユダヤ思想家として、コーエン、ベック、 ローゼン、ブーバーが紹介されている。なかなか詳しいし、 総論もあるし、勉強になった覚えがある。 でも微かに胡散臭い…(装丁のせいか?) 徳永まこと(漢字出すの面倒)「アドルノのユダヤ的背景」 『アドルノ 批判のプリズム』平凡社 アドルノとベンヤミンのユダヤ性をかなり強引に 論じた論考。かなりの強引さを感じるが、 当時のユダヤ系知識人の空気はよくわかる。
ベンヤミンとショーレムって交友あったよね? 相互の影響関係ってどうだったんだい?
>>74 ミルトスはユダヤの宣伝御用会社だからね。>胡散臭い
ローゼンたむのイェフダ・ハレヴィ本や哲学神学論集買ったけど全然意味わかんなかった。 みなみなさまはどうやってローゼンたむやユダヤ教の勉強しているんでごわすか? ローゼンたむは難しいし、牛丼は2月でなくなるし・・・またはなまるうどんか〜
あとあとですね。 ごーださんが参考にしてたハンス・ヨナス君について誰か知っておる方おりますか?
80 :
考える名無しさん :04/01/30 20:43
内田さんのホムペで以前確か、 文春新書からユダヤ入門だすとかいってたような。 でもそのまえにレヴィナス全体性と無限 存在するとは別の仕方で を訳してほしい。内田のがわかりやすそう。
81 :
考える名無しさん :04/01/30 21:29
こんな奴、自分がパースベクティブの中心だということを前提にしている、 ただのエゴイストじゃん。 すっげえ差別的。
82 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆qpmo.OOqAo :04/01/30 21:43
哲板最強のカリスマ・☆キキ+キ゚Д゚♪が満を持して再登場!
物事に表面上の美しさを求めるな、
深く掘り下げれば真実が見えてくる、、、
そんな☆キキ+キ゚Д゚♪の哲学HPはココ↓ (キキキの即興ピアノ演奏あり!)
http://www.geocities.co.jp/HeartLand/8862/ 僕の哲学は、学問ではない。
人間が生きていく中、背負うべき道徳なのだ。(HPより抜粋)
孤独を越え、闇から光を見出した☆キキ+キ゚Д゚♪だからこそ言える!
もう何も迷う事は無い、、、
☆キキ+キ゚Д゚♪に触れ、明日への一歩を踏み出すのだ!
83 :
考える名無しさん :04/01/30 21:48
確かに合田氏の訳はむずかしすぎて…。ほかにも一見入門書風の 「レヴィナスを読む」も何がなにやら…。←逝ってよし? それでもレヴィナスの面白さの一端を垣間見せてもらったのは 内田氏の「レヴィナスと愛の現象学」です。だから悪く言わんでほすい。
>>79 ヨナスといえば
『グノーシスの宗教』と『責任という原理』
どうでもいいけどブランショのentretien infiniの翻訳が欲しいところだ。 あれがあればレヴィナスを読み解くのがかなり楽になるはずだ。
フランスから書きこしている人いますか?
87 :
考える名無しさん :04/01/31 05:30
さうだ。内田氏は駄本を著する暇があるのなら、『全体性と無限』や『存在の彼方』の 新訳を出すべきであらう。
88 :
Die Selbstverstaendlichkeit :04/01/31 06:39
内田の『レヴィナスを読む』を読んでるけど、なかなか面白い。 興味を持ったきっかけが笠井潔の『哲学者の密室』という俺はダメですか?
89 :
考える名無しさん :04/01/31 08:06
>>88 ダメじゃないよ。
マルカの『レヴィナスを読む』よりポワリエの方がわかりやすいかもな。
昔出てた内田訳・国文社刊のレヴィナス著作群はなぜ手に入らない!!!
あと内田は「高橋源一郎がブランショの翻訳をしたらいい」などと言っているが、
あんたが訳せよ。げんちゃんフランス語出来ないわけですし。
>>83 合田氏の『レヴィナスを読む』は何がしたいのかさっぱりわけが分からんねぇ。
研究書じゃないし、入門書でもないし。レヴィナスをだしにした合田流エッセイ?
あとがきで、合田氏が親父に論破されるところだけが面白かった(w
>>90 俺もそう思った。なんかレヴィナスの周りをぐるぐる回ってる感じ。
レヴィナス入門本で、よさげなものとして今挙がってるのは ポワリエ『暴力と聖性』(国文社) 内田樹 『レヴィナスと愛の現象学』(せりか書房) マルカ 『レヴィナスを読む』(国文社) このあたり?みんな内田樹絡みだが(w ちなみに、今Amazonで「レヴィナス」で検索して 1番目にヒットしたのは小泉義之のレヴィナス入門本。
93 :
考える名無しさん :04/02/09 22:16
小泉さんもレヴィナスの周りをグルグルしてるだけで、 さも難しげにあちこちで引っ張り出して語ってるけど あんまり意味を感じない漏れ。
94 :
考える名無しさん :04/02/09 22:26
熊野純彦の「レヴィナス入門」はとても読みやすかったので おすすめ!内田氏以外の取っ掛かりとしては最高の一冊です。
「暴力と聖性」最高
96 :
スレたてた本人 :04/02/14 10:41
なんで誰も解説してくんないのだ…。
レヴィナス関係のヲタ本、入門本、糞本を分類していきましょう。 ヲタ 『諸国民の時に』『聖句の彼方』『全体性と無限』 入門 『実存から実存者へ』『時間と他者』『暴力と聖性』『レヴィナス入門』『レヴィナスと愛の現象学』 糞 『レヴィナスを読む』(合田)
いや参考になればと思っただけで・・・ 悪気はなかったんです。ごめんなさい。
100 :
考える名無しさん :04/02/14 14:04
気持ちは一緒だったりして。
合田の『レヴィナスを読む』はウンコだと思うけど 学芸文庫の方はどうですか?
>>101 『レヴィナス 存在の革命へ向けて』の方?それとも『レヴィナス・コレクション』の方?
もちろん前者
104 :
考える名無しさん :04/02/21 16:35
熊野純彦『差異と隔たり』はそれとは明示されていないが、 レヴィナスの他者の思想を日本語で考え抜くことがモチーフに なっているようだ。(レヴィナス入門としてもいいかも) しかも、平易な日本語で、哲学の知識がなくても読めるのに、 レベルが少しも落ちていないのが凄い。初級者でも中級者でも、 専門外の人でも、興味深く読めると思います。
レヴィナスって他者の思想かなー なんかいまいちでごわす。
106 :
考える名無しさん :04/02/21 17:10
>>105 どゆこと? ユダヤ思想(宗教?)ってこと?
107 :
考える名無しさん :04/02/21 17:37
熊野タンは文章うま杉でつ。 『レヴィナス──移ろいゆくものへの視線』もシビレまくりでつ。 でも、こんなに平仮名が多くてみずみずしい文章でレヴィナスを語られるのは、 どこか違和感も覚えるのでつ。
108 :
ノマド ◆HAAd4wEbmI :04/02/21 18:43
「他者」を扱うにはレヴィナス抜きじゃ語れなくなった。 ただ、どうも倫理的かつ宗教的な方向に傾斜するのがどうも気に食わない。 レヴィナスの「無限」ってほとんど「神」じゃん、って思うんだけどさ。
109 :
考える名無しさん :04/02/21 18:52
そうだね。でも、レヴィナス自身は宗教的著作と哲学的著作を 別々に考えてて、後者の方は宗教性抜きで読まれることを望んでいたよ。 つまり、彼の言う「無限」とか「超越」とかいう概念が純粋に哲学的 批判に耐えうる妥当な概念かどうかということを読者に問いたかったようだ
110 :
ノマド ◆HAAd4wEbmI :04/02/21 22:34
>109 なるほど。ただ『時間と他者』『全体性と無限』『存在の彼方へ』などでも 8合目まではいいんだけどラストでどうも飛躍があるように思うんだけど。 それだけ表現しにくい領域を思考しているってことかもしれないけれど、 いささか否定神学的な超越を感じちゃうんだよなあ。 「イリヤ」とか「ヴィサージュ」なんてのはすごく興味はあるが・・・
熊野ファンが多いのはわかるが、 合田の研究ってそんなに変かな? ジャンケレヴィッチ本にしても思想史的アプローチとしてはまともだと思う。
112 :
考える名無しさん :04/02/22 03:26
>>111 合田さんは基本的に文学あるいは文学史(思想史?)の人のような気が…
だから多少電波的なことを言っても、テキストに忠実であれば、あるいは
文学的に豊かであればOK。
でも哲学的アプローチとしては、「それはどういう意味?」「その概念は
成立するの?」という問いに答えられなければならない。熊野さんは
変なジャーゴンでそれを誤魔化そうとせず、ちゃんと答えようとしてる
ところが受けているんだろうね。
>>111 合田は重要な存在、訳が糞呼ばわりしている人がいるけれども、合田以外だったらあんなに沢山訳す人いないし。
かくいう俺も熊のファン
合田の「レヴィナス」(ちくま)全く意味がわかりません。
115 :
考える名無しさん :04/02/22 20:03
>>111 そうだね。レヴィナスの哲学自体に曖昧な部分があるから。
それが合田のせいにされてるきらいがあるんじゃないかと。
熊野はそのへんの突っ込みが甘い分、すっと受け取れるんでは。
熊野はフランス語がさっぱりなかわりに、 和辻などの「日本哲学」(悪くすると俺様哲学)でカバー。 良くも悪くもクリアーカットな議論になる。 合田とは相補的な存在。 レヴィナスは二人の両側面を持つとみるべきか。
>>114 あれは初心者が読むもんじゃない。
レヴィナスヲタ向け。
>>113 >合田以外だったらあんなに沢山訳す人いないし。
つまり他に訳す人がいれば合田はいらねえってことじゃん
>>118 いやーまぁ多少は・・・でもジャンケレ関係はいいと思うよ。ごーださん
120 :
考える名無しさん :04/02/23 00:20
>>116 熊野はフランス語がさっぱりなかわりに、
何を根拠にそんなことを…(^^; 知ったか君か?
まあ、でも、熊野はドイツ関係の方がずば抜けているね。
例えば上級者向けだと、熊野のドイツ観念論関係の論文(カント・ヘーゲル)
は凄い(学術的にはレヴィナス関連より、こっちの方が専門家向き)
おまいら、知っていたか?
レヴィナス関係は内田さんの訳が一番好きだな。
合田さんは本当に尊敬するが、訳が粗いし、早すぎる。学会などでもう少し
研究が進んだら、レヴィナスの訳は改訳しないといけなくなるだろうな。
「存在の彼方へ」ももう一度……。
ただ、あの精神的パワーは凄いよな…。ちくまが読めないのは、精神力で
負けてるからのような気がする。負けずに勢い(だけ?)でガンガン
読んでくだはい
>>114
>>120 お前弟子筋だな
根拠はいくらでもある。
俺はフランス語の基本的単語を立て続けに読み間違えるのを聞いた。
123 :
考える名無しさん :04/02/23 01:00
熊野タン萌え〜
124 :
考える名無しさん :04/02/23 01:14
“visage”といったらやっぱりイケメン萌え〜
>>122 哲学者に発音を期待するな!!(爆
漏れはドイツ観念論専門家達(熊野でない)がロギーク、ロギークって
連呼してるから、なんのことだ、と思ったら、ローギクのことだたーよ
これぞ哲学の基本中の基本単語だろ?(涙
あと、エステティークとかディアレクティークとかな。 これ、何語の発音のつもり?
>120 発音だけじゃなくて(ry まあいいけど。 とにかく熊野は「日本哲学」がフィールドなんだから 語学力を擁護しなくてもいいって。 たしかに実力は高いよ。 けどこいつの考えることにはきれい事が多すぎる
128 :
考える名無しさん :04/02/24 04:42
>>127 熊野さんの書いてるのをきれいごととしかとれない
君の読解力って…
あのアイロニーが読みとれないんだねw
129 :
考える名無しさん :04/02/24 10:31
熊野ヲタが現われた!!
130 :
考える名無しさん :04/02/24 12:36
とりあえず、内田だ、合田だ、熊野だというより レヴィナス自身のものを読んだほうがいい。 110のような感じは確かにおれも感じる。
レヴィナスってホントデブだよね〜デヴィナス。
熊野氏の著作は役立たせてもらってるが、文章がどうも鼻につくんだ。 みだりに漢字ひらきすぎなきがする。
>>130 >レヴィナス自身のものを読んだほうがいい。
まあ賛成(原書でガンガレ)
>>127 「日本哲学」ってなに? 西田とか宣長とか親鸞の研究とかじゃないでしょ?
まあ、確かに熊野は和辻を論じてるが、和辻プロパーではないでしょ?
「日本語で思考する」=「日本哲学」って、短絡したの?
ラヴィナス♪ とか歌ってるシャンプーのCMがあったね。
>>133 132が言っている部分とか、
「東大倫理学科」に対する帰属意識とか、
言うべきことはいくらでもある。
ていうか君も弟子なんだろ?
>>135 てか、レヴィナス関係の研究をある程度やってれば分かることだと
思ってたんだが…
なんで弟子やねんw
>「東大倫理学科」に対する帰属意識とか
これがいきなりでてきた意味もわからん
そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。 昨日、近所の日本現象学会行ったんです。日本現象学会。 そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。 で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、発生的現象学の現在、とか書いてあるんです。 もうね、アホかと。馬鹿かと。 お前らな、発生的分析如きで普段来てない日本現象学会に来てんじゃねーよ、ボケが。 発生的分析だよ、発生的分析。 なんか親子連れとかもいるし。一家4人で日本現象学会か。おめでてーな。 よーしパパ触発されちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。 お前らな、フッセリアーナ11巻やるからその席その席空けろと。 日本現象学会ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。 シンポジウムの他のパネラーの奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、 刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。 で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、オートポイエーシスで、とか言ってるんです。 そこでまたぶち切れですよ。 あのな、オートポイエーシスなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。 得意げな顔して何が、オートポイエーシスで、だ。 お前は本当にオートポイエーシスをやりたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。 お前、オートポイエーシスって言いたいだけちゃうんかと。 日本現象学会通の俺から言わせてもらえば今、日本現象学会通の間での最新流行はやっぱり、 フランス現象学、これだね。 レヴィナス以降のフランス現象学他者論。これが通の頼み方。 フランス現象学ってのは電波が多めに入ってる。そん代わり明晰さが少なめ。これ。 で、それにレヴィナス以降の他者論。これ最強。 しかしこれを頼むと次からフッサール右派にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。 素人にはお薦め出来ない。 まあお前らド素人は、竹田現象学で満足していなさいってこった。
すごいですね。吉野屋の現象学会版ですか。 感動しました。 「フランス現象学ってのは電波が多めに入ってる。そん代わり明晰さが少なめ。これ。」っていいですね。
よくねー(w そういや、レヴィナスってベルクソンからも影響受けたんだっけ。 あの世代はみんなベルクソンから受けた影響は大きいんだろうけど。
研究テーマとして面白そうですね。 表面的には、ベルクソンからの引用は非常に少ないです。 ただ、ネモとの対談だったかで、 『道徳と宗教の二源泉』を重要な哲学書として称揚している箇所があったような気がします。 うろ覚えで、手元にないので確認できませんが。 20年代にあえて誰も知らない現象学を専攻したことなどは、 少なくとも若いときには距離を置こうとしたと感じさせますね。
確か『暴力と聖性』だったかで『意識の直接所与に関する試論』を称揚してた気がする。>ベルクソン
ベルクソンはフランス現象学の土壌を作ったところがあるからな。
144 :
考える名無しさん :04/02/26 01:02
>>137 ワロタよ、でもね、…
>レヴィナス以降のフランス現象学他者論。これが通の頼み方。
それって、80-90年代だろ? マリオンとかクルティーヌとか?
でも、彼等もレヴィナスの注釈者の域を出てないような気が…^^;
(確かに電波は少なくなってるが…w
>しかしこれを頼むと次からフッサール右派にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
爆笑すますた、禿道(w
ゲラゲラ >隣の奴が、オートポイエーシスで、とか言ってるんです。 ここが(・∀・)イイ!!
今どき吉野家コピペの改変でリアクションしてくれるの哲板ぐらいだなw
148 :
考える名無しさん :04/02/26 22:49
150 :
考える名無しさん :04/03/02 01:32
少し前に「ベルクソンから受けた影響」ということでは もちろんジャンケレヴィッチという盟友のほうが濃厚だが・・・ レヴィナスにおける現象学はやはりフッサール、ハイデッガーだろう。 そのへんのバックボーンはデリダと似てるんじゃないかな。
151 :
考える名無しさん :04/03/02 01:49
まあ、20世紀フランスの哲学者は大抵、ヘーゲル(コジェーブ)、 フッサール、ハイデガー、フロイトの影響を受けているよね。 (フロイトを臆面もなく入れているところがフランスらしさ?(w ところで、ベルグソンはこれら4者とは違った独自の思想をもって いるから、別の意味で影響力はは大きいよね。
そういう面はあるだろうね。
ハンス・ヨナスとの関係で何か書いてる人いませんか?
>>151 20世紀はじめのフランスにおけるベルクソン受容が
その後のフランスで現象学を受け入れさせる素地を作ったっていうのはあるな。
155 :
考える名無しさん :04/03/02 11:52
ユダヤ教の入門書で、手ごろで内容的にも信頼できるものって どういうものがありますかね?
156 :
考える名無しさん :04/03/02 16:13
手塚治虫「旧約聖書物語」
157 :
考える名無しさん :04/03/02 19:33
ポワリエ フランスのなかであなたが賛美してやまないものの一つにベルクソンが あるわけですが。 レヴィナス 現在、彼はまったく、許しがたいまでに無視され、すべての人々が彼の 恩義を忘れてしまっています。彼はこの煉獄から出る日をじっと待っています。 けれども現代の、そしてポストモダンの時代の哲学で新しいものはすべて、とりわけ ハイデガーの尊敬すべき斬新さは、ベルクソンなしにはありえなかったことでしょう。
『貨幣の哲学』の訳者解説に書かれている。 エンリケ・ドゥッセルってなにものですか?
159 :
考える名無しさん :04/03/03 13:28
熊野はこういうところが素朴で駄目だ
161 :
考える名無しさん :04/03/03 15:05
>>159 こんなやつが作家だからな。こいつが原爆について書いたとしたら
取り返しのつかない失笑をあびるだけだ。
162 :
考える名無しさん :04/03/03 19:21
>>155 シュラキなど、フランスのユダヤ人が書いた解説書・歴史書で
有名なものはいくつかありますが、
ジャン・ボッテロという歴史家の『神の誕生』は、
一神教の成立過程を知るのには、非常に面白いです。
ユダヤ教そのものの勉強にはならないかな。
今のフランスのユダヤ系文化人でレヴィナスの影響を受けていない人は
皆無でしょうから(Misrahiのように反発する例も含めて)、
最近の歴史家(トゥリガノなど)を読むときはそのあたりのバイアスに注意が必要かも。
そういう点では、岩波の講座からでていた『ユダヤ思想』2巻はバランスがよいかもしれません。
163 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆ooOooooopo :04/03/03 21:07
164 :
考える名無しさん :04/03/03 21:53
↑お前はでてくるな
165 :
考える名無しさん :04/03/03 23:30
>>163 一度ネットを離れて普通に働いたほうがいいと思うよ。
ほんとマズいよ、君。
166 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆ooOooooopo :04/03/03 23:31
しょせん金≧(´▽`)≦アハハハ
>>159 田口ランディはどうしようもない人間の屑だが
恣意的に発言を誤解するのは止めろよ。
ランディが自分はレヴィナスと言っているのは
レーヴィ=地獄を見た人間
レヴィナス=安全な所にいた人間
という2つのタイプのどちらだと言えば、自分はレヴィナスだ、
と言ってるんだろう。
レーヴィは証言できる証言者。 証言できない証言者こそが地獄を見た人間だろ。 とアウシュヴィッツの残りものぶってみる。
>>169 それはアガンベンを曲解しているだろ
レーヴィが自殺に至ったことを無にしかねない読みだ
171 :
考える名無しさん :04/03/05 21:18
ここまでナナメ読みして思ったけど、レヴィナス本人の哲学の解説には 一向にならないね。 もちろん自分もふくめてだけど、うかつなことを書いてフクロにされたく ないのかのう。
172 :
考える名無しさん :04/03/05 22:05
自分の顔に自信がないんだろ
173 :
◆mhYa6ucRGU :04/03/05 22:16
>>150 :考える名無しさん :04/03/02 01:32
>少し前に「ベルクソンから受けた影響」ということでは
>もちろんジャンケレヴィッチという盟友のほうが濃厚だが・・・
>レヴィナスにおける現象学はやはりフッサール、ハイデッガーだろう。
レヴィナス『外の主体』でジャンケについてのエッセイがあった。
その中でもジャンケレのベルクソン論を高く評価していた。
174 :
◆mhYa6ucRGU :04/03/05 22:16
>>151 :考える名無しさん :04/03/02 01:49
>まあ、20世紀フランスの哲学者は大抵、ヘーゲル(コジェーブ)、
>フッサール、ハイデガー、フロイトの影響を受けているよね。
>(フロイトを臆面もなく入れているところがフランスらしさ?(w
フランスでは戦後にコジェーブ・ブームがあってヘーゲルがかなり読まれた。
まあそれだけ戦前はいい紹介者に恵まれなかったということだろう。
>>151 そのリストにニーチェも入っていいと思う。
176 :
考える名無しさん :04/03/06 00:49
「一神教は〈他なるものへの愛〉と人種差別への反対を訴える一つの潮流なのです。」 とレヴィナスはこう言っているが、これには同意できない。
177 :
考える名無しさん :04/03/06 01:01
「イスラエルが間違うはずがない」byレヴィナス
178 :
考える名無しさん :04/03/06 01:54
>>176 そういう読み方してると同意できないことだらけになりそう
179 :
考える名無しさん :04/03/06 01:57
>>178 「一神教は〈他なるものへの愛〉と人種差別への反対を訴える一つの潮流なのです。」
に同意できるの?
>>173 >レヴィナス『外の主体』でジャンケについてのエッセイがあった。
最後の方でジャンケをユダヤの側に強引に取り込もうとしているのにちょっと閉口した。
まあ初出がユダヤ人対象メディアに載ったものだから仕方ないし、
こういうふうに書くところがいかにもレヴィナスらしいのだが(w
「私は自分のことを無信仰とは規定してはおりません。(中略)…たしかに、私は無信仰かもしれない。
しかしそれは、私が宗教団体に属しておらず、宗教的行為を行わず、信条を抱くこともなく、
いかなる種類の礼拝をも認めず、そうしたもの一切から無縁であるということにすぎません。
その意味では、私は不可知論者、つまりあらゆる問題を理性的反省によってのみ
検討する者だと言ったほうがいいでしょう。…」
(ジャンケレヴィッチ『死とはなにか』(青弓社)より)
※このジャンケのインタビューは1970年に行われたもの。
なお、ジャンケが『ベルクソンとユダヤ教』を発表したのが1956年。
この翌年から彼は「フランス語圏ユダヤ知識人会議」に関わるようになる。
181 :
考える名無しさん :04/03/06 12:15
確かにジャンケレヴィッチにはレヴィナスほどの宗教性がないと思う。 同じようなところを思考しながらも、両者の姿勢に差があるのはそこかな。 死や無や無限といった概念を扱う際のスタンスの取り方といっていいかも。 レヴィナスの倫理性は「あちらがわ=無限」を中心になるのに対し、 ジャンケレの倫理性は「こちらがわ」にとどまるという印象がある。 どうでしょうか?
182 :
考える名無しさん :04/03/06 12:18
だから、レヴィナスのほうがジャンケレヴィッチより上だと言いたい訳では ないんでしょうな?
いやいや、どちらが上とか良いとかの話ではなくて 両者の同一性と差異性を考えてみたかったわけで。
上とか下とか区別しても全然意味無いし・・・
185 :
考える名無しさん :04/03/06 13:16
確かに両者は非常に似ていて 似ているがゆえに両者の差異を考える事は それぞれの思想の核心に迫るんじゃないかな。
186 :
考える名無しさん :04/03/06 13:19
なるほど・・・・。
つーか、ジャンケレヴィッチなんて面白いの? あんなん哲学じゃないじゃん。エッセイストぐらいにしか思えない。
188 :
考える名無しさん :04/03/06 13:51
少なくとも「イロニーの精神」は面白いよ。
189 :
考える名無しさん :04/03/06 13:53
なにか、文体のなかで本気でカンドーしてるな、と思うのは、ジャンケレヴィッチ くらいだな・・・。
190 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆ooOooooopo :04/03/06 13:58
うひょ
ここでは全然出ないけど、 小泉義之「レヴィナス」はどう?
小泉さんどんどんあほになっていってる気がする。
194 :
考える名無しさん :04/03/07 06:51
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 次でボケて!!! | |________| || . (,,゚ω゚)|| / づΦ
,. ,. ''''''''''' ‐-,.,,._ ,....;.;.' ,-." .::::::::::::::::::::::::::::`::::::::::::.::;;:,:' ,':::::: .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,;"ヽ.., i::::: .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.;;:'' ヽ、 し、信じてたのにぃ i::: .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::、 . ,;>, i .:::::::::::::::::::::::::::::::::::`:`:、`` ,,/ `:、 ヽ;`、`:、''T~` ``iヽ:ヾ、::::、 ,/ `:、 小泉… ``:、` `.!::: l、 `:、;`:、;/ ヽ、 i:: .!_ ヽ、`、::` :.. `,> │ :l `` ヽ`、::::::::: :::.../》、 アホになるなんて… │ .:l ,,.,.-‐rヽヽ:::::: ;//ヽ`ヽ, │ ::::l''´ i´ リ ヽ、::: /....ヘ i i i ‐,r‐r-r‐、 │ ::::l-‐‐- 、ゝ ノ / /`''''''´';'~ i i i j(,_l_l,l,l,l,l,ノ │::::::l レ ノ ノ ハ \ i i `v' ,_E=ョ ‐-,-`;., ノ ノ i l i i/ i 三__y`:'、,;" `゛`'''''‐,-r¬、__!,.,,..'''' `‐-- ..,、,,,,,,,, i,,キニニ`:、
どういう風にアホになったの? ていうか、アホとはどういうこと? 小泉は結構優れているところもあると思うけど。
197 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆ooOooooopo :04/03/07 17:39
しょせん、みんな地球の意思。 宇宙という更に上の存在には遠く及ばない。 でしゃばれば引力という魔法で地に植え付けられるであろう、、、 例え人がどれほどの血を流したとしても、 全て地球の涙であり、 人々の涙ではないのだ、、、
俺は知らん。
>>192 で書いてあったからボケてみただけだ。
ユーモアのセンスが限りなく無に近い俺があんなに一生懸命がんばったのに、反応がないなんて!
それでもここはレヴィナススレか!
>>191 100ページでレヴィナスについて語るのは無理があった。以上。
それだけではあまりに酷いかもしれないので付け加えれば、
この本では100ページしかない中でレヴィナスについて語るため
小泉氏がレヴィナスで一番惹かれた「繁殖性」の概念に絞って語られてるが、
とても成功したとは言いがたい。
入門ということなら、ちくま新書の熊野氏のものの方が入門書として形になっていると思う。
飛躍しすぎなんだよ。小泉さん。
201 :
考える名無しさん :04/03/08 00:20
内田さんはどう?デリダさんは?
デリダさんの古典的な批判は本人も意識していた 「存在の彼方へ」はデリダに対する回答を含むとのこと
203 :
レヴィナスの愛人 :04/03/08 14:45
突然お邪魔します。レヴィナスに関する解説書は、 あの謎めいた言葉を平易な日本語にしようとするあまり、 かえってカオスに迷い込ませていると思います。 一番良いのは、旧約聖書のイメージに慣れるのがまず先決ではない かと思います。 ユダヤ教徒たちは、聖書の言葉を「言葉」として読んでおらず、 インスピレーションを呼び起こす「声」として読んでいますが、 レヴィナスの語り口にも、それに似たような手法が感じられます。 「言葉は他者である」とは「やって来る者」であり、語り掛ける「声」 なのですから、レヴィナスを読む者もそのように読まなければ、 恐らくレヴィナスの声は聞き取れないのではないでしょうか。
必修だったから、ある程度読んだよ。 まぁキリスト教の勉強ですから読み方が違うかも・・・
>>203 みんなこういう方向に読もうとしたもんだから(特にヨーロッパでは)、
ろくな二次文献が生まれないし、
結局レヴィナス研究者はエピゴーネンあるいはレヴィナス信者になってしまったんだ。
ユダヤ教に距離を置いたスタンスでレヴィナスについて語ることすら難しい雰囲気がある。
最近の日本のに時文献は読んでいませんが、もしユダヤの文脈から
離れようとしているんだったら、むしろいいことじゃないかな。
ちなみに今のフランス知識人のユダヤ教理解は
基本的にレヴィナスの影響を強く受けているので
(80年代以降の日本のユダヤブームもレヴィナス紹介の文脈で入っているので同じ)、
旧約聖書のイメージすなわちレヴィナスの影響を受けたイメージで循環してしまう。
むしろどうやってユダヤ教の文脈から解放しながら意味を見いだせるかどうかが問題。
207 :
考える名無しさん :04/03/08 20:27
>>203 たしかにレヴィナスの言葉を「声」として読むという方法はよいと思うが、
理屈的に読み解こうといろんな人が四苦八苦してきたからこそ今のレヴィナス
への高い評価があるようにも思うけどな。でも↓
>>171 この掲示板に集う人たちが他の思想家板と違って、レヴィナスの思想を具体的に
解説したがらないのは、あの文体と同じように、レヴィナス本人が「解釈」の狭隘さ
を拒否しつづけたことと同じなのかもしれない。だから「声」として読むというのも
決して間違いではないということだね。
>>205 いえ。ミッション系の大学なのでとらないといけないのです。
209 :
考える名無しさん :04/03/08 22:55
研究法はどちらでもよいですが、 ユダヤ教の文脈から解放するなら尚のこと、 ユダヤ教に精通していなければいけないのでは? ヘブライ語原点からあたった合田氏はすごいと思う。
210 :
考える名無しさん :04/03/08 22:56
あ、「原点」じゃなくて「原典」でした。
211 :
考える名無しさん :04/03/09 07:05
恐れil y aの鬼子母神
212 :
考える名無しさん :04/03/09 14:50
レヴィナスには二面があって、「哲学者」としての顔と、「タルムード研究者」 としての顔だ。で、後者の観点から研究するなら、トーラーやタルムードを ヘブライ語で読まんといかん気もするが…。 でも、哲学としてはどうだろ?それに関しては、レヴィナスが望んだように、 純粋に「哲学」として(つまり「ロゴスのみに照らして」w)読んだ方がいい気がする。 (まあ、レヴィナスが言っていたように、ギリシャ語でなければホントの哲学は 困難なのか、日本語では哲学できんのか、とは言え、そもそも所詮母語でないと ホントの思考はできないのか(もしそうだとすると、結局日本人は日本語で 思考せざるをえんわけだが)、わからんが… 個人的には、日本人がヘブライズム、ヘブライズムって言ったて、 所詮、隣家の夫婦喧嘩に口出しするようなものだと思うが… (まあ、異文化研究としては学問的に興味深く、重要だと思うが、 その問題の深刻さをユダヤ教徒達と共有できるのか、という意味で)
ユダヤ教徒になれば全て解決する
割礼してもらえるのか…
>>212 隣りの夫婦に関心がないよりは、説教でもたれたほうがいい。
隣りの夫婦に関心がないということは、他者に対して門が閉じられていると言うこと、
児童虐待は隣りの夫婦に関心がないからではないのか?
隣りの夫婦と交流があれば、子供もこっちに逃げてこれるのではないか?(勿論そう単純なものではないと思う。現実に部屋に監禁されてたら、どうしようもない)
だが、常に他者に関心をはらうことは無駄で鼻息がする。
>その問題の深刻さをユダヤ教徒達と共有できるのか、という意味で
問題の深刻さを共有できないから他者であるのではないかと・・・
217 :
考える名無しさん :04/03/10 20:15
どっかで見たような議論だな
>>211 池袋の近くにありますよね。鬼子母神。
ただ、それだけなんです。すいません。自制します。
219 :
考える名無しさん :04/03/11 02:00
>>216 おいおい、もちつけ、いつの間に児童虐待の話に…w
なんか、問題がスレかわってるぞ(最後の2行もな
220 :
考える名無しさん :04/03/11 13:52
ジャバ・ザ・ハットに似てるよね。
着ぐるみっぽいのは同意。 CGで書き直さない方がいいですね。
222 :
考える名無しさん :04/03/12 09:58
あんだけ暑苦しく存在してれば、そりゃ、存在していてごめんなさい、 ていう気持ちになるよな
223 :
考える名無しさん :04/03/15 01:51
昔はやせてて、そこそこだったが
224 :
考える名無しさん :04/03/15 05:20
レヴィナスって一番難しくないか?
ハイデガーよりは簡単
「ヒトラー主義哲学についての若干の絞殺」って笑えるな。
228 :
考える名無しさん :04/03/17 13:39
>>226 「絞殺」なら、確かに笑えるな。
でも、出版年('34)の時代状況を考えてみなよ
229 :
考える名無しさん :04/03/17 13:41
みすずってどこでてにはいるの?
231 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆ooOooooopo :04/03/17 14:30
そうか、、、
232 :
考える名無しさん :04/03/17 14:35
>>226 レヴィナスはその著作なかった事にしたかったみたいだな。
233 :
考える名無しさん :04/03/17 15:23
人間以外は顔を持たないので何をしてもいいらしいよ。
234 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆HBM/WBAAAA :04/03/17 15:27
どうだ
235 :
考える名無しさん :04/03/17 16:53
>>233 別に、ある存在者を人間か人間でないかを区別して、その後に
人間の方のみを「顔」として捉えるわけではなかろう。
むしろ、「顔」(応答すべきもの)が最初に与えられる。自己はそれに思わず、
反射的に応答する。恐らく、その後、その応答にたいし、相手から応答が返ってくる
か来ないかで、それが尊重するべきもの(倫理的対象)とそうでないもの
(非倫理的対象)が事後的に区別されるのだと思われる。
ちなみに、ヘブライズムなどでは非人格的なものを人格として尊重するのは
偶像崇拝(タブー)と同一視されえ、レヴィナスもそう考えていたと思われる。
ただし、レヴィナスの思想において、動物が、「愛玩」動物以上の「顔」を
もった存在と捉えられる可能性が排除されている訳ではない。
新生都立大学になった、合田氏職失ってしまうかもしれん。がんばれ合田氏。
合田氏、明治に逝きたもうた
238 :
考える名無しさん :04/03/20 19:06
>>237 それってマジ!?
異動するんじゃないかと思ってたが、やはりか…
都立出が誇りだったんだがな〜
合田ほどの実績と力量があれば、都立にとどまり続けること自体がおかしい ぐらいだ。結果的にはちょうど良かったんでは。
他の都立人文の先生たちもいろいろ移籍したりしたの?
宮台が同志社とか
院生悲惨だな
チャーリー、宮台の弟子ってのが唯一の売りだったのに
>>237 路頭ではないのね。よかった。
>>240 まぁそうだよね。合田氏だったらすぐ見つかるよね。
保守
248 :
考える名無しさん :04/03/30 22:43
他者とは死者のことである
249 :
考える名無しさん :04/03/30 22:45
腐臭がする
251 :
考える名無しさん :04/04/03 01:41
>>248 レヴィナスってこういう断定調が多いけど、よく読むと、そうか?
と思う記述あり。死んでない他者だってあるでしょ、なんてツッコミは
だめぼ?
252 :
考える名無しさん :04/04/03 01:56
他者とは犠牲者のことである。
253 :
考える名無しさん :04/04/03 09:27
猫だって犬だって「他者」になりうると思うのはだめぼ?
254 :
考える名無しさん :04/04/03 14:44
ありえる。特に、猫の他者性はかんじるね。
>>251 >>248 は内田樹が言ってたこと
俺はレヴィナスは読んだことないw
レヴィナスは他者とは死者であると言ってるのか?
256 :
考える名無しさん :04/04/04 00:17
逆で、死者とは他者になりうる、の間違いなんじゃないの?
257 :
考える名無しさん :04/04/05 20:55
めんどくせーについて真面目に哲学したのレヴィナシくらいだろ・・・ ところで、めんどくせー・スレってあったような気がするのだが、気のせいかな。
259 :
考える名無しさん :04/04/05 21:44
レヴィナスを原文で読めるつわものはいる?
260 :
考える名無しさん :04/04/05 21:45
おお、ありがとさん。探すのめんどくさくてな。。。。
261 :
考える名無しさん :04/04/05 21:47
>>259 つか読めないやつもいるのか?
──と煽ってみる
>>259 そのためにフラ語学んだ奴知ってるよ
サラリーマンなのにアテネフランセに通っていた。
レヴィナスの場合、読めても何言ってるかさっぱり分からんことが多いから困る。
ダイレクトすぎる物言いはよせw
265 :
考える名無しさん :04/04/08 22:49
邦人3人が誘拐され、自衛隊の撤退を要求。 レヴィナスがもし生きていたら、このイラク情勢についてなんとコメント しただろうか?
撤退しまくろー って言っただろうな。
267 :
考える名無しさん :04/04/10 09:16
産経と朝日の社説を切り抜いて、記事に赤鉛筆で濃い下線を引きまくる と思いまつ。
warota
リンギスとレヴィナスの比較思想は面白そうでいてつまらなさそうだよね。 このテーマで研究するのはやめよう。
というか、翻訳者の割にはリンギスってレヴィナスとの関連がそんなに強くないよね。 それともそこまで読めてないのか、はたまた、日本の翻訳者が影響されまくりなのか・・・ 面白いテーマ探さないと・・・
271 :
考える名無しさん :04/04/14 12:56
リンギスアスパラガス
>>272 こんなところに貼ったらガンガン値上がりするだけだっての(w
やっとローゼンツヴァイクのイェフダ・ハレヴィ論読了。
275 :
考える名無しさん :04/04/19 21:11
おはようレヴィナス
277 :
考える名無しさん :04/05/03 03:59
ffff
278 :
考える名無しさん :04/05/03 23:17
外国人の名前は覚えにくい
279 :
考える名無しさん :04/05/06 22:34
物語とレヴィナスの「顔」 「顔」からの倫理に向けて 佐藤義之(さとう・よしゆき)著 晃洋書房 本体2500円 20cm 226 3p 4-7710-1548-1 / 2004.04
280 :
考える名無しさん :04/05/06 23:04
顔顔うるせ〜な
ブサイクな顔だから、レヴィナス読むとなんか気分悪くなる。 もちろん、レヴィナスの「顔」と一般的な顔は違うけどさ
282 :
考える名無しさん :04/05/07 20:50
>>281 違いがわかってんなら、なんで気分が悪くなるわけ?と一応突っ込んでおくか。
283 :
考える名無しさん :04/05/08 00:29
>>282 お前にとってブサイクな奴は他者なんだろうな
>>282 顔という言葉に敏感に反応してまうんですよ。それがなにを指していようとね。
顔々言われるとなんかね・・・自分の顔を思い出すんですよ。
285 :
考える名無しさん :04/05/08 15:21
象徴界の模範囚ですね
286 :
考える名無しさん :04/05/13 18:12
内田訳「困難な自由」が版権の問題で出せなくなったらしい
287 :
考える名無しさん :04/05/13 19:41
レヴィナスが難しいなんて言っているヤシは食わず嫌いなだけ。
288 :
考える名無しさん :04/05/13 22:08
食ってみたら吐き出してしまいますた
>>286 え。じゃあもう手に入らないってことか。
近くの古本屋で見かけたような気がするなぁ…買った方がいいかな。
もとい。誤解してた。 改訳版の訳作ってたのに、翻訳権を他に取られてて それが出版できなくなったってことか。
291 :
考える名無しさん :04/05/15 16:22
本人が死んだらもう版権なんかどうでもいいじゃねえか 偉大な思想家は著作権をフリーにすべき
292 :
考える名無しさん :04/05/15 18:49
んだんだ
293 :
考える名無しさん :04/05/25 22:41
フランス語を勉強汁
レヴィナスの不羅語読みにくい
295 :
考える名無しさん :04/05/31 19:01
>>294 おじさんが学生のときは翻訳も二次文献もほとんどなかったんだぞ。
296 :
考える名無しさん :04/05/31 20:33
フラ語勉強したところで、結局翻訳とつきっきりになりそう。
297 :
考える名無しさん :04/06/11 22:37
レヴィナスが流行ったのって ハイデガーがナチ事件で糾弾されたから、って本当? つまりハイデガーには倫理が欠けているが レヴィナスは倫理を問うから、政治的に正しい、と。
298 :
考える名無しさん :04/06/11 22:47
うそ
299 :
考える名無しさん :04/06/11 22:53
>>297 それなりに説得力あるかも。
ハイデガー事件は80年代後半でレヴィナス流行は90年代だから。
300 :
考える名無しさん :04/06/11 22:54
うそうそ大うそ だいたい「政治的に正しい」てどゆこと?
レヴィナスにも倫理が欠けている。 合田氏によると、レヴィナスは「イスラエルが間違うはずがない」と言ったとか、 レヴィナスは後で訂正したみたいだけど。
302 :
考える名無しさん :04/06/11 22:57
ポリティカル・コレクトネスのことだろ。 ハイデガーは倫理に無自覚だったから、ナチの罠に嵌まり、 政治的に間違った選択をした、みたいな。
303 :
考える名無しさん :04/06/11 23:53
レヴィナスはイスラエル寄り。現在だとパレスチナ人迫害の観点から 非難されるべきだな
アホか
305 :
考える名無しさん :04/06/12 00:23
>>303 すでにレヴィナス研究でそういうのは出ている。
ま、アメリカが擁護しているかぎり
ハイデガー問題みたいなスキャンダルにはならないだろうが。
大変なめにあったんなら、パレスチナの人が大変なのきづいてあげてよ。 それとも大変なめにあったから、きづけなかったのかな。
なにせイスラエル建国はユダヤ民族にとって3000年来の悲願だからなぁ。 おまけにユダヤ教は敵対する異教徒に対する寛恕は乏しいし。 「パレスチナ人?知ったことか!」ってことなんだろうな。
308 :
考える名無しさん :04/06/12 11:16
ポッシュ
>>307 あそこまでものを考える人が、単純にそんな思考に陥ってしまうんだろうか・・・
そういう思考になるんだとしたら、やっぱり宗教、民族の力ってすごいなぁ。いろんな意味で
310 :
考える名無しさん :04/06/14 19:28
つーか未訳のテキストをここで訳しませんか。 家に無ければフナックで買ってくるよ。
311 :
考える名無しさん :04/06/14 21:46
訳せるもんなら訳してみやがれ!
312 :
明らかな板ちがい :04/06/14 21:47
レヴィナスは哲学なんかじゃない、 文学、宗教、オカルトorネタ板へいけ!
313 :
考える名無しさん :04/06/14 21:48
314 :
ヨ?ツ?ツ?ツ?ヤ?ツ?ツ?ツ? :04/06/14 21:49
変態のルソーとか
>>311 レヴィナスの場合、逐語訳できたとしても、内容がチンプンカンプンなんだよな…
316 :
考える名無しさん :04/06/15 02:08
レヴィナスのプロパおらんの?
レヴィナスの新著まだぁ?
320 :
考える名無しさん :04/06/26 07:55
あげます。
レヴィナスはデブだったから体臭きつかっただろうなー。
322 :
考える名無しさん :04/06/27 07:49
Marc-Alain Ouakninのレヴィナス試論について話さないか? あとこの間France3にデリダが出たけど見た人いる?
323 :
考える名無しさん :04/07/05 04:16
ここまで「顔」とか「LE DIRE/LE DIT」とかの議論がなされていないとは・・。 呆れました。
結局、ここにいる誰一人として、レヴィナスのテクストを読んだことがないってことだろうね… そりゃいきなり『全体性と無限』読むのはきついかもしれんが、 ちくま学芸文庫の『レヴィナス・コレクション』に収められてるような小論からでもいいから レヴィナス自身の文章に触れんことにはどうしようもない。
>>323 呆れるのではなく、「責任」を感じてはもらえないだろうか
326 :
考える名無しさん :04/07/05 14:26
ひょっとしてフランス語の原書を読んだことのない人ばかりか。。。(僕もそんなすらすらは読めへんけど) こまったな。。。 Noms propres探してるんだけど、なかなかなくてね。。。
327 :
考える名無しさん :04/07/05 14:53
>>323 人気ないからな
じゃあお前がふれや!!糞カス包茎野郎死ね!
328 :
考える名無しさん :04/07/05 15:46
330 :
考える名無しさん :04/07/05 18:55
合田の糞訳で理解できる奴がいたら奇跡
合田は神!
332 :
考える名無しさん :04/07/05 21:09
レヴィナスいうところの神ね
333 :
考える名無しさん :04/07/06 01:44
333
結局みんなレヴィナスについて語れないのね。 つかさ、レヴィナス自身も悪くない?あんなわけわからん文章かいてさ。 と私のようなDQNが何を言ってもしょうがないわけですが
335 :
考える名無しさん :04/07/07 23:45
レヴィナスとラカン、どっちのほうがムズイ?
どちらも難解だが、 ラカンの方が論理的に明晰。 レヴィナスは文章が駄目。
337 :
考える名無しさん :04/07/08 11:00
>ラカンの方が論理的に明晰。 冗談よせよ
うんにゃ。ラカンの思想は論理的な核があって 現にラカンの解説書に明晰なのが多いのはその論理性を押さえているから。 レヴィナスは合田正人によるような晦渋な解説書ばかり。
339 :
考える名無しさん :04/07/08 12:16
それは合田が馬鹿なだけだ
それはそうかもね。 ま、でもレヴィナス論って、たんに詰まらないか レヴィナスと同じぐらいわけわかめのものばかりだから、 レヴィナス研究者にはもっとがんがれと言いたい。
341 :
考える名無しさん :04/07/08 12:24
>>339 うーん、合田氏のどの辺がわかりにくいのかな?
ちょっと読んだけど、わかりやすかったけど。
レヴィナスの思想的には受け入れられない部分は
たしかにあると思う。ハイデカー批判の部分ななんて
論理的に、かなりむちゃくちゃだもの。
レヴィナスがハイデガーを批判しているのはレヴィナスがユダヤ人だからだろ。 ハイデガーがナチに加担していなかったら、単なるフッサール、ハイデガーの紹介者の現象学者にとどまっていたかも。
343 :
考える名無しさん :04/07/08 16:22
お前らも平明な文章を書くよう心がけろ。
344 :
考える名無しさん :04/07/08 16:37
レヴィナスの研究者としての仕事は比較的明晰なんだから、 レヴィナスの文体の難解さはレヴィナス思想の難解さに由来する。
>>342 >レヴィナスがハイデガーを批判しているのはレヴィナスがユダヤ人だからだろ。
そうなんだけど、その批判の仕方にかなり無理が感じるのは俺だけ?
ハイデカー(哲学者)にナチス被害の全てを押しつけるような理不尽さを感じた
んだけど。思想状況的にしょうがないといったら、まあそれまでなんだけど。
>>345 あなただけじゃないと思う。彼は強引な男性ですよ。
ハイデガーに限らず、フッサールやヘーゲルについても 批判している部分については とんちんかんなことも多いので真に受けない方がいいですし、 レヴィナスの哲学者批判を批判することはそれほど生産的ではないです。 ところで、フランス語的にはレヴィナスの文章は美文です。 古くさいほどレトリックも多い。たとえば A moins que-(もしーでなければ)として、 本来あるべき主文をつなげない言い方を多用します。 従属節しかない文章で、10行以上続くこともある。 語学的には、ラカンのセミネールの方が圧倒的に読みやすいです。 『存在するとは別の仕方で』が反復を多用しているのは、わざとだと思うので、 それをさして論理的でないという批判はあまり意味がないでしょう。 むこうの友人は、そうは言ってもやっぱり変な文体だといってました。
348 :
考える名無しさん :04/07/09 03:03
>レヴィナスは合田正人によるような晦渋な解説書ばかり。 憑依っていうんですか? しかし息子のダニエルも不細工だよな。 あっ。息子といっても合田の息子じゃないよ>ダニエル あと何度かここで聞いているのですが、合田氏のゼミでラカンのセミネールの 七巻を読んだらしいんですけど、どうだったんですか。 ラカンのどこをどうレヴィナスとつなげたのですか。 教えてタンですまない。
349 :
考える名無しさん :04/07/09 04:26
test
>>348 息子って、ミカエルじゃないの?他には娘がいるだけだよね。
ミカエルはゲソヲソでは有名な作曲家。
ミカエルの奥さんがダニエル=コーエン。
彼女は音楽学者で、ドゥルーズなんかを使ったゲソヲソの解説書を書いている。
352 :
考える名無しさん :04/07/09 18:53
>ミカエルの奥さんがダニエル=コーエン
そこら辺で
>>348 は混乱したのだと。
>>347 うーむ、あなたの言う「美文」の内容にもよるのだけれど、
漏れは、やっぱあの文体、苦手。
条件法、否定疑問文、譲歩表現などによって「真意」を
これでもかというくらいに先延ばしにしようとするあの文体。
他方で、突然、その藪の中で断言的にズサーーーーッと
直説法現在の肯定文や名詞句の挿入で核心的なことが言われる。
その一撃に(良くも悪くも)眩暈を感じてしまう。
確かに
>>344 のいうとおり
この文体自体が、レヴィナスの思想に由来するのだろうけど。
>>353 よくわかります。俺もそれほど好きなわけではない。
ただ哲学書とは思えないドラマチックな文章だとは思う。
でも、よく美文といわれるメルロ=ポンティの粘着質の文体よりは、
俺には読みやすいし好きです。
あるいはメーヌ・ド・ビランなどと比べても読みやすい。
たとえばベルクソンは別格の明晰な美しいフランス語だと思うけれど。
別に彼はごまかそうとしたわけではないと思うんですよね。
内容は論理的に全く一貫していて破綻がないですし。
で、「顔」についてはどうなったんだ?
356 :
考える名無しさん :04/07/09 23:17
レヴィナス:里見浩太郎 ブランショ:クリストファー・ウォーケン デリダ:ピーター・フォーク ポワリエ:国分太一 フィンケルクロート:生瀬勝久 マリオン:細川俊之 フェリー:近藤正臣 リクール:大滝秀治 合田:西田敏行(語り部) フッサール:山本学 ハイデガー:長門裕之 ヒトラー:石坂浩二 サルトル:田村高広 シュシャーニ師:森繁久弥(特別出演)
357 :
考える名無しさん :04/07/09 23:43
>>356 レヴィナスは坂上二郎だろ。
シュシャーニは榊莫山。
>>354 そういう意味であれば、激しく同意
確かに、内容的には一貫しているのは疑い得ない。
(ただ、ところどころに飛躍は感じるけど)
文体は、趣味判断に拠る部分も多いから、これ以上は問わないでおこうと
思うが、合田訳は、少なくとも漏れからすれば、やや堅いけどよく訳してあると思う。
ところで、レヴィナススレの割にレヴィナスの思想についての議論が
ないので、あえて内容的な燃料投下。
『時間と他者』や『全体性と無限』では、終わりにさしかかる辺りで
「繁殖性」が登場するくだりが、漏れにはどうしても理解できない。
いや、その理由は簡単。なるほど、繁殖性が「可能性」として
人間が「在る」ことに含まれており、それゆえ、自我の自同性が
他なるものへと開かれうるのは、まぁ分からなくはない。
(ということにしておく)
だが、繁殖性は事実性ではない。少なくとも、「生まない自由」がある。
生む前から、可能性としての繁殖性を、人間の「今在る」ことに持ち込むのは、
何か論点先取のように思うのだが、漏れの誤解だろうか。識者の見解を聞きたし。
(繁殖性についてのかなり独特な解釈を、小泉さんは提示してはいるが・・・)
>>358 >繁殖性は事実性ではない。少なくとも、「生まない自由」がある。
自己レス、というか補足。
例えば、ハイデッガーでも「死」は、事実ではなくあくまで
可能なものとしての可能なものとして(=決して現実化しない
可能性として)先取られるわけだが、そうした先取りが可能なのは
「死がいつ来るかは分からないが、来るのは確実だし、いつでも来うる」から。
他方、繁殖性は、死とは違って確実でもないし、いつでも来うるものでもない。
だから、何か違和感を感じる。
ここ2chにだって、沢山の毒男がいるしな(藁
繁殖性か、俺には無縁だな。
361 :
考える名無しさん :04/07/10 01:35
「繁殖性」とか「顔」とか、レヴィナスってイケメンの思想なんじゃねえの?
362 :
考える名無しさん :04/07/10 02:37
基本的に紳士の思想だよね。 フェミからの反応とか激しく気になる。 その辺は、論文ないの?
363 :
考える名無しさん :04/07/10 03:40
「思想 874」(岩波書店、1997年4月)の76頁。 イリガライ「エマニュエル・レヴィナスへの質問」をみてちょうちん
サルトルの情婦もレヴィナスを批判していたけど、フェミがらみじゃなかったよ。
>>356 なんか、国分氏だけずば抜けてギャラが安そうだね。
連続投稿をお許しください。 僕は次の様な順番でレヴィナスの著作を読んでいましたが、どうでしょう。 『実存から実存者』 ↓ 『レヴィナス・コレクション』より「時間と他者」「逃走論」など ↓ ※『レヴィナス序論』 『全体性と無限』 ↓ ※岩田靖夫+港道隆 『存在の彼方』 ↓ 上の著作を読み返しながら、講演録を読み続ける 鷲田清一『顔の現象学』、斉藤環『分脈病』もお勧めです。
レヴィナスの考え方は好きではないのだが (むしろ個人的には否定せらるべきものじゃないかと考えるくらいなのだが)、 それでも彼の考えていることを知りたくて著作に惹かれてしまう。 不思議な思想家だと思う。
368 :
考える名無しさん :04/07/10 05:31
>>367 宗教的な意匠に弱いというわけではなくて。
繁殖性が問題にされるべきである理由は、小泉の「生殖の哲学」あたりが ガイドラインになるかと。
繁殖性は俺もよくわからないです。 ただ、一つの読み方の可能性として、繁殖性は タルムード講話のなかで、歴史を問題にする場面と重なってくる。 (『困難な自由』のなかの「メシア的テキスト」や 『諸国民の時に』のなかの「思い出を超えて」) 彼にとって歴史を構成する軸の一つは、 新たな書物(意味)の産出=先行する書物の解釈 (もちろん究極的にはトーラに行き着く) であるので(もう一つの軸は外傷体験)、これは繁殖性へと連なる。 そうすると事実性の歴史のなかで 繁殖性を考える可能性はでてくるかもしれない。
ショーレムて読んだがいい?
372 :
考える名無しさん :04/07/12 01:06
>小泉の「生殖の哲学」あたりが あー、そうさ。僕は馬鹿さ。 小泉:純一郎 生殖:レープ を想像したもの。
373 :
考える名無しさん :04/07/13 00:03
シュシャーニ師:森繁久弥(特別出演) 繁殖性
>>370 なるほど、タルムード系のテキストも手がかりにしつつ
「歴史性」の問題と繁殖性を繋げる、というのは
あまり考えたことなかった。とても参考になりますた
>>369 小泉さんは『レヴィナス』(NHK出版)では、
他者の肉体の享受の問題と関連づけながら生殖性を語っている。
ただ、小泉さんのレヴィナス解釈が正しいかどうかまで
検証する能力は、漏れにはない。(個人的にはあまり
説得されなかったのは事実だが)
「肉体の愛において、他者のために存在することは、
子供を生むことであると言われているのである」(p.87)
「愛さない人間も子供を生まない人間もいる。当たり前のことだ。
それは人間だけのことではなく、生物全般に起こっている、
ごく自然なことだ。レヴィナスが言いたいのは、
肉体の享楽に溺れるというまさに生物的な(生物学的な、ではない!)
営みにおいて、肉体の善い使用法があるとすれば、
子供を生むことだけであるということなのだ」(p.88)
何にせよ、もう少しレヴィナス熟読して考えてみますわ。
375 :
考える名無しさん :04/07/13 23:36
>>371 レヴィナスをどう読むかにもよるが、
基本的には読まなくてもいい気がする
(少なくとも、優先順位は低め)
376 :
考える名無しさん :04/07/18 05:17
>Marc-Alain Ouakninのレヴィナス試論について話さないか? エロティック省察? あれは抹香臭すぎる。
377 :
考える名無しさん :04/07/19 05:21
マリオンさんの話はここでいいですか?
378 :
考える名無しさん :04/07/19 18:01
レヴィナス入門として ユリイカの特集ユダヤのノマドたち が激おすすめ
380 :
考える名無しさん :04/07/19 18:22
合田さんの書いた「季刊iichiko」のレヴィナス関係の記事もいいよ。 岩波の「思想」のレヴィナス特集もよかった。 あとはフィンケルクロートの「愛の知恵」かな。
>>380 何年何月号でつか?
図書館で調べたいと思いまつ
@「季刊iichiko」のレヴィナス関係 僕もコピーしか持ってないのですが、「No.13 1989」とありますね。 タイトルは「果てなきパリノーディア レヴィナスにおける言語の陰謀」です。 30頁ほどのもので、比較的読みやすいと思います。 A岩波の「思想」のレヴィナス特集 1997年4月号です。 執筆者は高橋哲哉、港道隆、合田正人、久米博、イリガライ、マリオン、 岩田靖夫、斉藤慶典、熊野純彦、田崎英明、永井晋、ステファン・モーゼスで、 レヴィナス本人のエッセーも三本掲載されています。 ただそのうちいくつか(熊野、斉藤)は既に単行本におさめられているようです。
>>382 丁寧な紹介どうもありが?ォでつ。
有益な文献情報に感謝感激!
イリガライ萌え
385 :
考える名無しさん :04/07/20 19:52
\ │ / / ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ─( 顔 )< レヴィナスレヴィナス! \_/ \_________ / │ \ ∩ ∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩ ∧ ∧ \( 顔 )< レヴィナスレヴィナスレヴィナスゥ! レヴィナスゥ〜〜! >( 顔 )/ | / \__________ ________/ | 〈 | | / /\_」 / /\」  ̄ / /  ̄
386 :
考える名無しさん :04/07/20 20:00
∧∧ (´⌒(´ (゚Д゚;) ∩∩ (´⌒;;;≡≡≡ ⊆⊂´ ̄ ソ (´⌒(´⌒;;  ̄ ̄ ̄ ズザザザザーーーーーッ
,、_,、 ,、_,、 (・∀・)っ ⊂(・∀・) (っ / ヽ ⊂) ,、_,、 し ○ ○J ,、_,、 ⊂(・∀・) _∧_____∧_ (・∀・)っ ヽ ⊂) < レヴィナス老師さま〜! > (っ / ○J  ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ し ○ ∧_∧ ∧_∧ (´・∀・`)っ ⊂(´・∀・`) (つ / ヽ ⊂ ) | (⌒) (⌒) | し' `J
388 :
考える名無しさん :04/07/23 19:51
顔に関する言説が倫理的直観にあたると踏んで ろくに本も読まずベルグソンと絡めてレポートを出そうとしてる俺は信じ難い糞。 晒しage
>>388 がんばれ。
しかしどうやったらレヴィナスの顔とベルクソンと繋がるのだろう。
まったく想像もつかない。試しに、そのレポートをここに挙げてみない?
391 :
考える名無しさん :04/07/23 21:46
i ̄ ̄ ̄)━━━━━|━||||| | i/ ̄ ̄ ̄)━━━|||━|| | '/ ̄ ̄) |||||||| \ '' /T'' ||||||| /\___/ヽ + ヽ ) ||||||| /'''''' '''''':::::::\ + ) / ||||| .|(●), 、(●)、.:| /| | ||||| | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| +ベルクソンの純粋持続から / i ノ |||| .| ´トェェェイ` .:::::::| + レヴィナスは新しい他者論を / \/ | ||| -\ `ニニ´ .:::::/ 構築する為のヒントを得た / | _____/'''"" ||| ヾ;;;;;;;;; / ̄"''''ヽ | )'''' ‖ ヽ\ ノ ヽ | v || |/| ヾ | ノノ i ‖ ソ ̄ / i ヾ ノ ‖ / ヾ \ ソ _三------||----=ゞ二\ / i ゝ__ ("-''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''") / | ヾ\ ゑ ゑ ゑ ゑ ゑ ゑ / \ '''''""""ヾ \ / ) """""")
ダディが代弁してくれたw 俺は学部生でベルクソン専攻、しかも道徳と宗教の二源泉は読んでないヘボなんだが、 講義を受けてちょくちょく入門書などをめくってみると、 レヴィナスはブランショ、ベルクソン>フッサールってな風に流れてきたらしいのな。 倫理学の主流ってのを規範倫理学、記述倫理学、メタ倫理学とするならば レヴィナスのそれはどれとも似てない。それは恐らく倫理なるものの根拠である、 倫理的直観について語ろうとしている所に拠るのでは無いかと。 ベルクソンが叩いて叩いて止まないカント哲学を「同」の哲学と見る事は、 そんなに無理じゃない事のように思えないか?分からんものはほっておけと言っては居るが 意識の側に置いておけるようなものは徹底的に意識の統握下に置こうとする訳で。 ダディは純粋持続のみに言及してるが、純粋持続は直観でのみ理解・・ではなく与えられる訳で、 その方法と両者の関係は、顔と我々の関係に似ている。 とか何とか。前文アップは勘弁してください。ギリギリ単位貰えたらいいなぁ的な俺哲学丸出しな内容なので;
393 :
考える名無しさん :04/07/24 05:40
レヴィナスがベルクソンについて語っているところでは、下の引用が比較的重要だと思います。 i ̄ ̄ ̄)━━━━━|━||||| 「持続とは、純粋な変化であり、これなしには、変化の下でいかなる同一 | i/ ̄ ̄ ̄)━━━|||━|| の基体も捜し求めることが出来ないものです。絶えざる新奇性が、それ自らにおいて | '/ ̄ ̄) ||||||||湧き出ることです。新奇性の新しさはここにあります。同一化する意識する意識 \ '' /T'' ||||||| /\___/ヽ +の行為に還元されない超越の霊性です。新奇性が途切れることなく ヽ ) ||||||| /'''''' '''''':::::::\+湧き出ることにおいて、意味が生まれます。ベルクソンは ) / ||||| .|(●), 、(●)、.:|『多くの哲学者たちは時間の継続を、欠如した共存と考え、持続を /| | ||||| | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|剥奪として考えている』と指摘しています。[…]あらゆる経験とは / i ノ |||| .| ´トェェェイ` .:::::::|独立に、絶対的な新奇性の他性、語源的な意味での絶対者が照らし出される / \/ | ||| -\ `ニニ´ .:::::/ のではないでしょうか」だってさ。『超越と知解可能性』のpp24-25です。 / | _____/'''"" ||| ヾ;;;;;;;;; / ̄"''''ヽオリジナルテキストだとpp20-21になります。 | )'''' ‖ ヽ\ ノ ヽベルクソンの持続(時間)から、無理やり超越・絶対者・他性に関する | v || |/| ヾ自論を展開しています。レヴィナスにとって、純粋持続=「他」へ向かうこと | ノノ i ‖ ソ ̄ / iなのでしょう。彼らしいアクロバティックな解釈だと思います。 ヾ ノ ‖ / ヾあと『外の主体』のジャケレヴィチ論の中でも、レヴィナスは \ ソ _三------||----=ゞ二\ / i ベルクソンに言及しています。pp144-145を参照されたし。
394 :
考える名無しさん :04/07/24 05:52
i ̄ ̄ ̄)━━━━━|━||||| | i/ ̄ ̄ ̄)━━━|||━|| | '/ ̄ ̄) |||||||| \ '' /T'' ||||||| /\___/ヽ + ヽ ) ||||||| /'''''' '''''':::::::\ + ) / ||||| .|(●), 、(●)、.:| /| | ||||| | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| ベルクソンの持続をレヴィナスは / i ノ |||| .| ´トェェェイ` .:::::::| + 絶えざる差異化として解釈したのでしょう。 / \/ | ||| -\ `ニニ´ .:::::/ レヴィナスの「顔」も「私」の解釈から絶えず / | _____/'''"" ||| ヾ;;;;;;;;; / ̄"''''ヽ すり抜けていくような他者のあり方を示すものなのだから、 | )'''' ‖ ヽ\ ノ ヽ 388さんの試みは間違えてないと思う。 | v || |/| ヾ | ノノ i ‖ ソ ̄ / i ヾ ノ ‖ / ヾ \ ソ _三------||----=ゞ二\ / i
このスレもフマチマンで既に汚染されてるな
>>391 ベルクソンの純粋持続から
レヴィナスは新しい他者論を
構築する為のヒントを得た
>>394 レヴィナスがベルクソンについて語っているところでは、下の引用が比較的重要だと思います。
「持続とは、純粋な変化であり、これなしには、変化の下でいかなる同一
の基体も捜し求めることが出来ないものです。絶えざる新奇性が、それ自らにおいて
湧き出ることです。新奇性の新しさはここにあります。同一化する意識する意識
の行為に還元されない超越の霊性です。新奇性が途切れることなく
湧き出ることにおいて、意味が生まれます。ベルクソンは
『多くの哲学者たちは時間の継続を、欠如した共存と考え、持続を
剥奪として考えている』と指摘しています。[…]あらゆる経験とは
独立に、絶対的な新奇性の他性、語源的な意味での絶対者が照らし出される
のではないでしょうか」だってさ。『超越と知解可能性』のpp24-25です。
オリジナルテキストだとpp20-21になります。
ベルクソンの持続(時間)から、無理やり超越・絶対者・他性に関する
自論を展開しています。レヴィナスにとって、純粋持続=「他」へ向かうこと
なのでしょう。彼らしいアクロバティックな解釈だと思います。
あと『外の主体』のジャケレヴィチ論の中でも、レヴィナスは
ベルクソンに言及しています。pp144-145を参照されたし。
>>395 ベルクソンの持続をレヴィナスは
絶えざる差異化として解釈したのでしょう。
レヴィナスの「顔」も「私」の解釈から絶えず
すり抜けていくような他者のあり方を示すものなのだから、
388さんの試みは間違えてないと思う。
親に〈顔〉向けできない。
〈顔〉洗って出直してこい!
仏の〈顔〉も三度まで。
あ、ありがとうダディ(ノ∀`)タハ-
あ り え な い 。それは。 バストダンジョンでリリカのおっぱい値を800近くまで調教強化してやらないと、そのフラグは立たない。 仮にフィリオナをメンバーから外してリリカを集中調教しても、アナルバイブが使えないその段階では スカリバーはまだ手に入れられないはず。 妄 想 で つ か ? とりあえずアンダー草原で淫獣マリリスを大量に調教して淫度をどんどん稼いどけ。 展開が不安ならバックアップ取っておくのを忘れんなよ。説教くさくなってスマソ・・・。ついな・・・。
388さん サンクス! レポートがんばれ!
405 :
考える名無しさん :04/07/24 22:01
, -――――――――――――――――――――――― | すみません。内田先生の訳した『存在の彼方』ありますか? `ー――――y――――――――――――――――――― , -――――――――――――――――――――――― | ・・・・・・・ `ー――――――――y――――――――――――――― _ __ /合/|_/__ヽ ∧_∧∩ /|田|./ (・∀・ ) /■\ (#´A`)ノ /  ̄/ ( ). (´∀` .) <そいつはひどいな / , ノ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (__) / 〉 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (__)__ノ |_________
406 :
考える名無しさん :04/07/25 04:49
. /ヘミミミ/ ``'ー-.、,ヽ丶)ヽ、 、. レ"ヾヘミミ/ ヽソノ;、ヾi 少し盛り上がってきたかも _ヽlヾミミミン -zュ、、 ´ ';ソ:| i A;ヽミミゾ ,__゙ヾヽ |ノ! | | iミミソ ヽィ;:i゙! ` ,,,,,,,__ |/ | ヽiミソ ` /,,,,,_~`ヽ/ ゙iー:ソ ,、-' |ヽ,r;_i / ノソ ` = _, | ./ . "! ,.r===;-、, ` '′ ,' ハ. / ヽ、 ヽ,) ノ ,r'イ ', l!、 ゙i ./ ,.' . i | ', iゝヽ..ノ,イ / . !│ ヽ ゝ.二 '´ /.│ . ! | ヽ / !、 . | | >‐‐ァ" | \ | | ,、r'" ,、r''" / \
社会学に無知なヤシだなぁ
408 :
考える名無しさん :04/07/25 06:08
山岡「今日は『最強の現象学』を教えてやるよ」 栗田「ここは日本現象学学界ね。わぁ、すごい人。全然座れそうにないわ」 客A「よーしパパ、フッサールの『デカルト的省察』発表しちゃうぞー!」 客B「ワシはサルトルで」 山岡「まったく、情けない連中だ。年千円の会費も払ってないで、普段来てない現象学学会とは」 客B「何だと!? 失敬な!」 山岡「150円やるから、その席空けてくれないか」 栗田「山岡さん!」 客B「ワシは『存在と無』について語るんだぞ」 山岡「アンタはそれを本当に語りたいのか?」 客B「うっ・・・」 山岡「単にサルトルって言いたいだけじゃないのか」 客B「な、ならお前は何を発表するつもりだ」 山岡「まぁ見ててください。レヴィナスだ」 栗田「えぇ!?」 山岡「レヴィナスというのは、現象を超えたところに関心があるんだ。そういうわけでユダヤ神学寄りなんだ」 客A「バカな・・・そんなものが現象学なハズがない!」 客B「現象学の主役はあくまで現象、神学は妄想に過ぎないということを知らんとは」 栗田(お客さんたちの言う通りだわ。それもレヴィナスだなんて。。。山岡さん、どうしてしまったの?) 山岡「ご高説は十分です。まずは読んでもらいましょう。」 客B「まったくバカバカしい。。。(ふむふむ)。。。こ、これは!!」 栗田「山岡さん、すごいわ! これが最強の現象学なのね!」 客A「おどろいた。。。これが同じ現象学なのか?!」 山岡「最強だが、これを頼むとドミニック・ジャニコーにマークされる危険も伴う諸刃の剣だ。まぁ素人にはお薦め出来ないね」 雄山「これが最強の現象学だと? 士郎、お前はどこまで情けないやつなんだ」 山岡&栗田「海原雄山!!」
409 :
考える名無しさん :04/07/25 06:09
雄山「お前は今、重大な過ちを犯してしまった」 山岡「何だと!?」 雄山「いいか、お前は150円やるからその席ゆずれ、と今口にしてしまったではないか」 山岡「はっ・・・まさか」 雄山「レヴィナスの醍醐味は、隣の奴の責任を持つ、 人質になる、そんな非対称の他者優位の関係にある。 そこで実際に「コナトス」に拘泥するとは言語道断。」 栗田(確かに海原雄山の言う通りだわ。本当に言ってしまえば、 あの時席を立たなければ…) 山岡「くっ・・・では雄山、お前の言う最強の現象学とやらを言ってみろ!」 雄山「まだわからないのか、士郎・・・ 最強の現象学とはカトリックと結びついたものだ」 山岡「まさか、雄山・・・!?」 雄山「マリオンを読む」 山岡「マリオン!?そんなマイナーな学者が最強だと・・・!?」 栗田(2ちゃんねるで二日でスレが落ちたマリオンを挙げるなんて、一体どういうことなのかしら?) 雄山「みなさんはマリオンを読んだことがあるかね?」 山岡「ふざけるな!!そんな翻訳がほとんど出ていないものを読んだことあるか!!そんなのここにいるみんなが分かってる!」」 雄山「まだ分からぬか!!士郎!お前も2ちゃんねるとかいう便所の落書きを信じているとは最強の現象学も所詮その程度のものか。。。」 山岡「く・・・こんなもの(読む)、、こ、これは。。。」 一同「こ、これはすごい、(線を引く)」 栗田「ほんとにすごいわ。私たちは匿名掲示板のいうことを鵜呑みにしてありもしない中傷を信じてしまってた。。。」 雄山「ハッハッハッハッハ、士郎!お前も2ちゃんねるなんか卒業してパリ第C大学に留学したらどうだ!」 山岡「くっ。。。。。。」
410 :
考える名無しさん :04/07/25 07:14
i ̄ ̄ ̄)━━━━━|━||||| | i/ ̄ ̄ ̄)━━━|||━|| | '/ ̄ ̄) |||||||| \ '' /T'' ||||||| /\___/ヽ + ヽ ) ||||||| /'''''' '''''':::::::\ + ) / ||||| .|(●), 、(●)、.:| /| | ||||| | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| +マリオンの『還元と贈与』の / i ノ |||| .| ´トェェェイ` .:::::::| + 翻訳者の一人である某S氏は / \/ | ||| -\ `ニニ´ .:::::/ ばりばりのサルトリアン。 / | _____/'''"" ||| ヾ;;;;;;;;; / ̄"''''ヽ 2001年の8月、シャルル・ド・ゴール空港で | )'''' ‖ ヽ\ ノ ヽ お見かけしたけど…挨拶しなかった。 | v || |/| ヾ すんません。 | ノノ i ‖ ソ ̄ / i ヾ ノ ‖ / ヾ \ ソ _三------||----=ゞ二\ / i ゝ__ ("-''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''") / | ヾ\ ゑ ゑ ゑ ゑ ゑ ゑ / \ '''''""""ヾ
>>409 >雄山「レヴィナスの醍醐味は、隣の奴の責任を持つ、
> 人質になる、そんな非対称の他者優位の関係にある。
> そこで実際に「コナトス」に拘泥するとは言語道断。」
他者優位の積極的姿勢ってなんだかなって思うよ。
それを倫理の格率にしてしまうのはどうかと。
むしろそれって支配における延命的措置、
もしくは論理の逆説的支配なんじゃないのかなあ。
あと思うんだけどレヴィナスって「コナトス」(自存力)に本当に拘泥していないんだろうか。
たんなる思想批判になってきたな。 くだらないからもうやめよう。
414 :
考える名無しさん :04/07/25 08:01
i ̄ ̄ ̄)━━━━━|━||||| >他者優位の積極的姿勢って
| i/ ̄ ̄ ̄)━━━|||━|| レヴィナスの場合は「いかなる受動性よりも受動的な受動性」
| '/ ̄ ̄) |||||||| とかいってますけど、雄山の誤読でしょうか?
\ '' /T'' ||||||| /\___/ヽ + だけどレヴィナスも結局は
ヽ ) ||||||| /'''''' '''''':::::::\+ ある種の独我論に囚われていたんじゃないの。
) / ||||| .|(●), 、(●)、.:| 非対称な関係は、結局対話の場をほとんど残さな
/| | ||||| | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| +いわけだから、ある意味ひとりよがりではある。
/ i ノ |||| .| ´トェェェイ` .:::::::| E.Feron《De l'idee de transcendance a la
/ \/ | ||| -\ `ニニ´ .:::::/ question du langage》p335の25行目以降を
/ | _____/'''"" ||| ヾ;;;;;;;;; / ̄"''''ヽ 参照されたし。
| )'''' ‖ ヽ\ ノ ヽ 少し
>>411 さんとは論点が違うかも知らんけど。
| v || |/| ヾ
| ノノ i ‖ ソ ̄ / i
ヾ ノ ‖ / ヾ
415 :
考える名無しさん :04/07/25 08:09
i ̄ ̄ ̄)━━━━━|━||||| | i/ ̄ ̄ ̄)━━━|||━|| | '/ ̄ ̄) |||||||| \ '' /T'' ||||||| /\___/ヽ + ヽ ) ||||||| /'''''' '''''':::::::\ + ) / ||||| .|(●), 、(●)、.:| /| | ||||| | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| 突っ込みどころ満載 / i ノ |||| .| ´トェェェイ` .:::::::| + / \/ | ||| -\ `ニニ´ .:::::/ / | _____/'''"" ||| ヾ;;;;;;;;; / ̄"''''ヽ | )'''' ‖ ヽ\ ノ ヽ | v || |/| ヾ | ノノ i ‖ ソ ̄ / i ヾ ノ ‖ / ヾ
〈顔〉洗って出直してこい!
ところでマリオンてどんな思想家なの? どこが凄いわけ 教えて雄山
418 :
考える名無しさん :04/07/25 23:12
雄山も結構誤読が多いからな。
419 :
考える名無しさん :04/07/26 01:10
いいか、みんな (゚д゚ ) (| y |) 応答する能力というのはだな 応答 ( ゚д゚) 能力 \/| y |\/ つまり ( ゚д゚) 責任 (\/\/ なんだよ。
420 :
考える名無しさん :04/07/26 01:17
(゚д゚ )
>>413 くだらなくないよ。ここはまったりレヴィナスすれ。
(| y |)
/\___/ヽ 弘文堂の『フランス哲学・思想事典』のp603より丸写し。 /'''''' '''''':::::::\1946年生まれの「68年の世代」として高等師範学校 . |(●), 、(●)、.:| +に学び、1980年に国家博士号を所得。パリ第四大学 | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| の形而上学講座の教授。ハイデガーの影響を受けつつも . | `-=ニ=- ' .:::::::| +否定神学的な色彩の強い神学に動機付けられた思索は、 \ `ニニ´ .:::::/存在によって規定されない、領域の探求を課題として神学・哲学史・ ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.現象学の三つの分野に広がる。『存在なき神』を代表とする三部作 からなる神学は、人間経験の投影に他ならない偶像としての神観念に抗して、 隔たりをもったまま神が到来する様式をイコンと名づけて洗練させ、存在論的差異の外で神を思考する 可能性を探求し、愛としての神への接近を論じる。
/\___/ヽ /'''''' '''''':::::::\ごめん。ちょっとだるい。続きは調べて。 . |(●), 、(●)、.:| +結局はレヴィナスの影響下にある学者で、 | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| マリオンの仕事は、デリダの宗教思想に近い。 . | `-=ニ=- ' .:::::::| +カプート(米)やカーニー(アイルランド)の \ `ニニ´ .:::::/ 著作を読めばいいと思っています。 ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.マリオン・デリダ・カーニーが同席した学会の記録が 確かインターネット上に出ていたので、ちょっくら調べてみてください。 最近だとフランスの《Philosophie》誌(78。03年6月1日号。LES EDITIONS DES MINUIT) でマリオン特集が組まれてましたので、それを参照してください。 去年『エロスの現象学』(未邦訳)という本も出ましたし。
http://www.amazon.fr/exec/obidos/ASIN/2246550912/qid=1090790672/sr=1-1/ref=sr_1_18_1/171-7210802-8965054 i ̄ ̄ ̄)━━━━━|━||||| ↑これこれ
| i/ ̄ ̄ ̄)━━━|||━||
| '/ ̄ ̄) ||||||||
\ '' /T'' ||||||| /\___/ヽ +
ヽ ) ||||||| /'''''' '''''':::::::\ +
) / ||||| .|(●), 、(●)、.:|
/| | ||||| | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| +
/ i ノ |||| .| ´トェェェイ` .:::::::| + 今調べたら、『還元と贈与』の新しい版
/ \/ | ||| -\ `ニニ´ .:::::/ が出ていた。
/ | _____/'''"" ||| ヾ;;;;;;;;; / ̄"''''ヽ
| )'''' ‖ ヽ\ ノ ヽ
| v || |/| ヾ
| ノノ i ‖ ソ ̄ / i
ヾ ノ ‖ / ヾ
\ ソ _三------||----=ゞ二\ / i
ゝ__ ("-''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''") / |
ヾ\ ゑ ゑ ゑ ゑ ゑ ゑ / \ '''''""""ヾ
424 :
考える名無しさん :04/07/26 08:35
別にダディーAAいらないんじゃないの。
>>410 マリオンの『還元と贈与』の
翻訳者の一人である某S氏は
ばりばりのサルトリアン。
2001年の8月、シャルル・ド・ゴール空港で
お見かけしたけど…挨拶しなかった。
すんません。
>>414 >他者優位の積極的姿勢って
レヴィナスの場合は「いかなる受動性よりも受動的な受動性」
とかいってますけど、雄山の誤読でしょうか?
だけどレヴィナスも結局は
ある種の独我論に囚われていたんじゃないの。
非対称な関係は、結局対話の場をほとんど残さな
いわけだから、ある意味ひとりよがりではある。
E.Feron《De l'idee de transcendance a la
question du langage》p335の25行目以降を
参照されたし。
少し
>>411 さんとは論点が違うかも知らんけど。
>>421 弘文堂の『フランス哲学・思想事典』のp603より丸写し。
1946年生まれの「68年の世代」として高等師範学校
に学び、1980年に国家博士号を所得。パリ第四大学
の形而上学講座の教授。ハイデガーの影響を受けつつも
否定神学的な色彩の強い神学に動機付けられた思索は、
存在によって規定されない、領域の探求を課題として神学・哲学史・
現象学の三つの分野に広がる。『存在なき神』を代表とする三部作
からなる神学は、人間経験の投影に他ならない偶像としての神観念に抗して、
隔たりをもったまま神が到来する様式をイコンと名づけて洗練させ、存在論的差異の外で神を思考する
可能性を探求し、愛としての神への接近を論じる。
>>422 ごめん。ちょっとだるい。続きは調べて。
結局はレヴィナスの影響下にある学者で、
マリオンの仕事は、デリダの宗教思想に近い。
カプート(米)やカーニー(アイルランド)の
著作を読めばいいと思っています。
マリオン・デリダ・カーニーが同席した学会の記録が
確かインターネット上に出ていたので、ちょっくら調べてみてください。
最近だとフランスの《Philosophie》誌(78。03年6月1日号。LES EDITIONS DES MINUIT)
でマリオン特集が組まれてましたので、それを参照してください。
去年『エロスの現象学』(未邦訳)という本も出ましたし。
別にAAがいらないとは思わないけど、いちおう<顔>を扱っているからね。 いちおう不慣れな方もいるだろうから。文のみを抜粋しました。 悪気はないつもりですから。そこんとこよろしく。 それはそうとダディには毎度のことながら感謝です。 教えてくんでゴメンね。 つか、なぜにダディなの?
ほんと哲学板てチャーミングな人多いよなあ。
431 :
考える名無しさん :04/07/26 09:50
繁殖性のAAでお願いします。
>>414 >>他者優位の積極的姿勢って
>レヴィナスの場合は「いかなる受動性よりも受動的な受動性」
>とかいってますけど、雄山の誤読でしょうか?
えっと積極的って語義として「積み重なる」方向へ向かうことでしょ。
「いかなる受動性よりも受動的な受動性」と三つも積み重なっているから
別に完全な誤読だとは思わないです。
むろん非対称の関係を根拠としていますが。であれば消極と積極を対称と
見なければよいだけで(語義としてはそれぞれが独立した概念だという解釈を
有しますが) この解釈すら否定してしまうのなら、言うなればレヴィナスの文は
他者を拒む姿勢を保有したと見なせるのではないかと思います。それって自分
の文を聖典として崇める姿勢というものとして確認できますし、やはり彼の文体を
一つの人格としてみるならば、人格として相手を把握してよいなら、人間の態度
としてそういう感想を持たざるを得ません。今回も解釈というよりも思想的な判断を
出ませんでした。少しずつ自分でも読み進めてみたいなあと思います。それはそうと、
<顔>って人間というよりも動物が本来として持つ性質の方が正確のような気が
しませんか? それに繁殖性とかも。まあいいや、ゆっくり読んで確かめていこう。
でも、またなにかご意見頂けると嬉しかったりします。
それはそうと、もう388さんはレポート書き上がったのかなあ。(w
レポートは無事完成しました。何とか単位は取れそうな出来。 色々とありがとうございましたm(_ _)m あとは応用倫理と倫理史のレポート・・・何で倫理ばっかなんだ!!転用してろうか!!?
436 :
考える名無しさん :04/07/28 00:01
私レヴィナス素人ですが質問があります。 他なるものは自我と何らの共通点は無いものと定義されていますが だとすれば何で自我に到来するんですか? 共通性がないならハナから表れもしないんじゃない? いや表れても認識できないんじゃないの? この点レヴィナスはどう考えてたんでしょうか教えてください。
>>436 鋭い問いではないでしょうか。
合田の『レヴィナスを読む』は読みにくいですが
この点をついたものとも言えます。
参考にされていはいかがでしょう。
内田の「レヴィナスと愛の現象学」を読んだほうがいいと思う。 なんで自我が成り立つために他なるものが必要なのかが詳しく書いてある。 あ、でもこの問いとは微妙にズレてるかな?
439 :
考える名無しさん :04/07/28 07:51
言語です。呼びかけとしての言語。
デリダのフラグとレヴィナスのフラグで その後の攻略ルートが分岐するね
441 :
考える名無しさん :04/07/30 04:48
_,,../⌒i レヴィナスの話題で行こうよ。 / {_ソ'_ヲ, / `'(_t_,__〕 / {_i_,__〕 / ノ {_i__〉 / _,..-'" /
i ̄ ̄ ̄)━━━━━|━||||| | i/ ̄ ̄ ̄)━━━|||━|| | '/ ̄ ̄) |||||||| \ '' /T'' ||||||| /\___/ヽ + ヽ ) ||||||| /'''''' '''''':::::::\ちょっとネタ振ります。 ) / ||||| .|(●), 、(●)、.:| 興味があったら参加してください。 /| | ||||| | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| + / i ノ |||| .| ´トェェェイ` .:::::::| + / \/ | ||| -\ `ニニ´ .:::::/ / | _____/ 「レヴィナス二次文献の値うち」(福田和也風) 合田『レヴィナス』69点;詳しいが癖が強すぎる。偏りも目立つ。 合田『レヴィナスを読む』38点;中途半端。 熊野『レヴィナス入門』75点;入門書の白眉。解りやすい。 熊野『レヴィナス』83点;緻密。それでいてすっきりしている。 熊野『差異と隔たり』判定不能。勿論いいのだが、レヴィナスの二次文献としては いただけない。 港道『レヴィナス』72点;なかなかいいことを言っているが、すこし雑。 顔→言語→言語行為論(オースチン)の解説は評価が高い。
/\___/ヽ /'''''' '''''':::::::\ . |(●), 、(●)、.:| + | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|「レヴィナス二次文献の値うち」(2) . | `-=ニ=- ' .:::::::| \ `ニニ´ .:::::/ ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、. 岩田『神の痕跡』72点;宗教哲学としてレヴィナスを読解する向きにはお勧め。 岩田『神なき時代の神』82点;端正な文章で、レヴィナスの難解をさばいていく手際は見事。 岩田『倫理の復権』65点;少し散漫。 ※ギリシア哲学、キルケゴール、ロールズにも興味がある方なら、岩田靖夫氏の本はお勧めできる。 ついでに岩田『ヨーロッパ思想入門』(岩波ジュニア)のレヴィナスの項。 大学生以上が読むものではないかもしれないが、一応。
/\___/ヽ /'''''' '''''':::::::\ . |(●), 、(●)、.:| + | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|「レヴィナス二次文献の値うち」(3) . | `-=ニ=- ' .:::::::| \ `ニニ´ .:::::/ ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、. 斉藤『思考の臨海』77点;フッサールとの絡みで読むならこれがベスト。 斉藤『力と他者』69点;政治哲学としてのレヴィナス思想。 佐藤『レヴィナスの倫理』70点;網羅的で読みやすい。キーワードを押さえながら解説。 (その他) 斉藤環『文脈病』…顔、他者に関する議論。ラカンやドゥルーズとの比較など。 柄谷行人『探求T』『探求U』…これはおなじみ。 鷲田清一『顔の現象学』…顔の議論。レヴィナスについても多く語られている。 宮本久雄『福音書の言語宇宙』…キリスト教神学の本。数箇所レヴィナスの引用があった。
/\___/ヽ /'''''' '''''':::::::\ . |(●), 、(●)、.:| + | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|「レヴィナス二次文献の値うち」(4) . | `-=ニ=- ' .:::::::| 〜海外篇〜 \ `ニニ´ .:::::/ ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、. カーニー『現象学のデフォルマシオン』判定不能;インタビュー集。レヴィナスとの対話もある。 デイビス『レヴィナス序説』87点;一番解りやすい。ただ安易な感じもする。 ポワリエ『暴力と聖性』82点;解りやすいが大雑把。レヴィナスとの対談はよい。 マルカ『レヴィナスを読む』45点;浅い。粗い。 ネモ『倫理と無限』67点;レヴィナスとの対談。やはり粗い。でもそんなに悪くない。
/\___/ヽ /'''''' '''''':::::::\ . |(●), 、(●)、.:| + | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|「レヴィナス二次文献の値うち」(5) . | `-=ニ=- ' .:::::::| 〜未読篇〜 \ `ニニ´ .:::::/ ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、. 佐藤義之『物語とレヴィナスの「顔」』 屋良朝彦『メルロ・ポンティーとレヴィナス』 内田樹『レヴィナスと愛の現象学』 笠井潔『哲学者の密室』(ミステリー小説)
447 :
考える名無しさん :04/08/01 22:10
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| ||||| |||||||| .|||||| |||||||||| リチャード・カーニーを .||||||| |||||||||||忘れていた。 ||||||.__________ ..___ ___________ |||||||||||| .||/::::i;::::;;;iiiヽ⌒γ::ii;;;:::::::;iiiii\|||||||||| ./::::ii;::;;iiiiiiiソ │,i;:::::::;iiiiiiiiiiii|‖⌒ .|;;;;iiii;;;;iiiiiii/ .\!::::;iiiiiiiiiiii.‖η| λiii;;;;;iiiiiii/ミ ::ヽ_.丶iii;;ii!!'' .‖|..ノ |  ̄ ::ノ.:. ::ヽ_  ̄ .‖ ./ | ./:ι_: ._ ): \ .‖/ | ...|.| .| .| ...-=三三三=- //| ..| .ミ \ ./ | .\ ミミミミ ./ | \________________/ λ __ソ_________ / ./ \ \ / \ / ヽ ./ \ ( ヽ / \
デリダの「僕はここにいるよ」は何点?
>>442-446 すまん、そのAA、よく哲板で荒らしに使われるやつなんでNGワードにして
あぼーん機能の対象にしてんのよ。せっかく有益な書き込みしてるのだから、
どうにかならんか? AA入れるにしても、もっと控えめなAAにするとか
450 :
考える名無しさん :04/08/02 00:59
基本的に /\___/ヽ /'''''' '''''':::::::\ . |(●), 、(●)、.:| + | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| . | `-=ニ=- ' .:::::::| \ `ニニ´ .:::::/ ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.は点数が高め。いい奴なんだろう。
>>442 ちょっとネタ振ります。
興味があったら参加してください。
「レヴィナス二次文献の値うち」(福田和也風)
合田『レヴィナス』69点;詳しいが癖が強すぎる。偏りも目立つ。
合田『レヴィナスを読む』38点;中途半端。
熊野『レヴィナス入門』75点;入門書の白眉。解りやすい。
熊野『レヴィナス』83点;緻密。それでいてすっきりしている。
熊野『差異と隔たり』判定不能。勿論いいのだが、レヴィナスの二次文献としてはいただけない。
港道『レヴィナス』72点;なかなかいいことを言っているが、すこし雑。
顔→言語→言語行為論(オースチン)の解説は評価が高い。
>>443 「レヴィナス二次文献の値うち」(2)
岩田『神の痕跡』72点;宗教哲学としてレヴィナスを読解する向きにはお勧め。
岩田『神なき時代の神』82点;端正な文章で、レヴィナスの難解をさばいていく手際は見事。
岩田『倫理の復権』65点;少し散漫。
※ギリシア哲学、キルケゴール、ロールズにも興味がある方なら、岩田靖夫氏の本はお勧めできる。
ついでに岩田『ヨーロッパ思想入門』(岩波ジュニア)のレヴィナスの項。
大学生以上が読むものではないかもしれないが、一応。
>>444 「レヴィナス二次文献の値うち」(3)
斉藤『思考の臨海』77点;フッサールとの絡みで読むならこれがベスト。
斉藤『力と他者』69点;政治哲学としてのレヴィナス思想。
佐藤『レヴィナスの倫理』70点;網羅的で読みやすい。キーワードを押さえながら解説。
(その他)
斉藤環『文脈病』…顔、他者に関する議論。ラカンやドゥルーズとの比較など。
柄谷行人『探求T』『探求U』…これはおなじみ。
鷲田清一『顔の現象学』…顔の議論。レヴィナスについても多く語られている。
宮本久雄『福音書の言語宇宙』…キリスト教神学の本。数箇所レヴィナスの引用があった。
>>445 「レヴィナス二次文献の値うち」(4)
〜海外篇〜
カーニー『現象学のデフォルマシオン』判定不能;インタビュー集。レヴィナスとの対話もある。
デイビス『レヴィナス序説』87点;一番解りやすい。ただ安易な感じもする。
ポワリエ『暴力と聖性』82点;解りやすいが大雑把。レヴィナスとの対談はよい。
マルカ『レヴィナスを読む』45点;浅い。粗い。
ネモ『倫理と無限』67点;レヴィナスとの対談。やはり粗い。でもそんなに悪くない。
>>446 「レヴィナス二次文献の値うち」(5)
〜未読篇〜
佐藤義之『物語とレヴィナスの「顔」』
屋良朝彦『メルロ・ポンティーとレヴィナス』
内田樹『レヴィナスと愛の現象学』
笠井潔『哲学者の密室』(ミステリー小説)
456 :
考える名無しさん :04/08/03 18:54
>合田『レヴィナスを読む』38点;中途半端。 これが最低点か。 納得。
あれはレヴィナス本というよりも、合田のエッセイ。
458 :
考える名無しさん :04/08/03 23:38
しかもあとがきが本文より面白い本。 このネタも散々既出ですね。ごめん。
「 バ カ !」のことですね。
460 :
考える名無しさん :04/08/04 00:34
「 × 」も。
461 :
考える名無しさん :04/08/04 01:10
462 :
考える名無しさん :04/08/07 23:36
>>449 -ーー ,,_
r'" `ヽ,__
ヽ ∩/ ̄ ̄ ヽつ
ノ ̄ヽ "ヽ/ " ノ ヽi すいませんでした―――――――!!
| \_)\ .\ lll ● ●|\
\ ~ ) \ .\_ ( _●_)\_つ
 ̄ \_つ-ー''''
463 :
考える名無しさん :04/08/08 02:53
合田『レヴィナスを読む』(本文)38点;中途半端。 合田『レヴィナスを読む』(あとがき)82点;面白すぎ。
レヴィナスの英訳者として知られるリンギスの邦訳が出ました。
要チェックです。
.....................................................................
『汝の敵を愛せ』
アルフォンソ・リンギス著 洛北出版刊 ¥2,600(税込:¥2,730)
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?bibid=02468826 .....................................................................
■内容説明
イースター島、日本、ジャワ、ブラジル…。旅をすみかとする哲学者リンギスが、
その土地で出遭った強烈な体験をもとに、理性を越える熱情や情動のありかへ案内
する。自分の力を浪費するための哲学。
■著者紹介
〈リンギス〉1933年生まれ。哲学者。ペンシルヴァニア州立大学の哲学教授。
465 :
考える名無しさん :04/08/13 23:27
-ーー ,,_
r'" `ヽ,__
ヽ ∩/ ̄ ̄ ヽつ
ノ ̄ヽ "ヽ/ " ノ ヽi
>>464 注文しました。
| \_)\ .\ lll ● ●|\
\ ~ ) \ .\_ ( _●_)\_つ
 ̄ \_つ-ー''''
466 :
考える名無しさん :04/08/19 00:31
-ーー ,,_
r'" `ヽ,__
ヽ ∩/ ̄ ̄ ヽつ
ノ ̄ヽ "ヽ/ " ノ ヽi
>>464 届きました。
| \_)\ .\ lll ● ●|\
\ ~ ) \ .\_ ( _●_)\_つ 「顔」という章があったけど、D&Gの話でした。
 ̄ \_つ-ー'''' 『千のプラトー』の顔貌化の話ね。
田崎英明さんの解説も面白かったです。そこでレヴィナスについて言及されています。
467 :
考える名無しさん :04/08/19 22:43
合田の「解説」は難敵だろw
469 :
考える名無しさん :04/08/22 05:56
-ーー ,,_ r'" `ヽ,__ ヽ ∩/ ̄ ̄ ヽつ ノ ̄ヽ "ヽ/ " ノ ヽi アラン・バディウの『倫理』の二章「他者は存在するのか?」 | \_)\ .\ lll ● ●|\でレヴィナスを扱っているようですが、どなたか読まれましたか? \ ~ ) \ .\_ ( _●_)\_つ  ̄ \_つ-ー''''
470 :
考える名無しさん :04/08/25 23:38
レヴィナスってそんな人気ないのか?
471 :
考える名無しさん :04/08/26 01:58
柄谷行人が取り上げれば人気でるんじゃねえのw
472 :
考える名無しさん :04/08/26 02:33
ミーハー受けしないとダメか。。。。
473 :
考える名無しさん :04/08/26 05:08
じゃあ竹田
>>470 人気出るような思想じゃないと思うがな。晦渋だし。
475 :
考える名無しさん :04/08/26 12:33
100年後も語り継がれる哲学者なのだろうか?
ヘーゲルとレヴィナス
477 :
考える名無しさん :04/08/26 18:31
478 :
考える名無しさん :04/08/27 02:57
俺の先輩は日本でレヴィナスの研究できなくてフランスに行った。 最近ようやくアカポスゲット。
479 :
考える名無しさん :04/08/27 19:21
やっぱ本格的にやるなら現地か・・・。俺には無理っぽい。
480 :
考える名無しさん :04/08/29 23:01
481 :
考える名無しさん :04/09/01 01:50
_,,../⌒i レヴィナスの話題で行こうよ。 / {_ソ'_ヲ, / `'(_t_,__〕 / {_i_,__〕 / ノ {_i__〉 / _,..-'" /
”レヴィナス” 死のもう一つの側面についてこれからお話しすることにしましょう。 たしかに、新たな何かが生じます。ただし、それは他なる人間の死に立ち会う われわれにとってのことです。死が死者自身にとって何を意味しているかは、 われわれには決して分かりません。「死者自身にとって」という表現が正当な ものでありうるかどうかさえ、われわれは知らないのです。それに対して、生き残りに とっては他人の死のなかには他人の消滅があり、この消滅の極限的孤独がある。 私が思うに、<人間的なもの>の本義は他者の死へとみずからを聞き、他者の死について 心配することなのです。こう言うと敬虔な宗教的思想のように映るかもしれませんが、 私は、我が隣人の死を中心として、私が人間の人間性と呼ぶものが現出すると 確信しているのです。 ───みずからの思考のなかに、みずからの心の中に他者の死という願望を 迎え入れることは疑いなく敬虔な行為でありますが、それは思考するという行為 でもあるのですね。 ”レヴィナス” そのとおりです。 ───ガブリエル・マルセルはこう言いました。愛すること、それは「他者に対して 『君は死んではいけない』と言うことだ」、と。これは、愛の眼差しのおかげで、他者 の死が不可能であることと同時に死の不可能性をも承認することです。その意味では、 死は存在の投企を停止させると言えるのでしょうか。〔死においても〕存在は継続される、 たしかに別の仕方でではあるが、ともかく継続される。それも単にわれわれの思い出や 思考のなかでだけではなく。他者の死さえも新たな投企のなかに統合できるのでは ないでしょうか。 【 他性と超越 】 エマニュエル・レヴィナス著 「 4 対談 哲学者と死」より抜粋 (p156〜157) 法政大学出版局
とりあえず、他スレのをこちらにも貼っておきました。 ちなみに「対談 哲学者と死」は自分は結構好きな章であります。 皆さんはレヴィナスの本のどの部分が好きですか?
レヴィナスにバトル・ロワイヤルを見せてみたかった。
485 :
考える名無しさん :04/09/09 02:33
>皆さんはレヴィナスの本のどの部分が好きですか? 講演集だったら「神・死・時間」
486 :
考える名無しさん :04/09/10 03:09
チャレンジャーの388よ。もう一度ネタをふってくれ。いやネタをふってください。 あとダディーも出て来て。
認識者と非認識者の関係(概念的な距離)に関して、デカルト、カント、ベルクソンをピックアップしつつ・・ ってなか感じで卒論製作中。レヴィナスまで絡めようとすると倫理の領域まで飛び火するので、断腸の思いで諦めました。 主体と客体の相互浸透による認識、現象学的なノエマ/ノエシス的構造とは別の領域(例えば身体を含むイマージュの領域) で展開される認識は、やはり神秘なんじゃないかと苦悩中であります('◇')ゞ
488 :
考える名無しさん :04/09/12 23:12:11
>>487 さん
つまり不可知論に関する考察でしょうか?全然違う?
ん。それともマイクル・ポランニーとかそっちに興味があるとか?
僕は馬鹿だ。
レヴィナスの翻訳者のリンギスの邦訳書がでたね。
490 :
考える名無しさん :04/09/23 20:19:34
>レヴィナスの翻訳者のリンギスの邦訳書がでたね。 いつの話だ
491 :
考える名無しさん :04/09/23 20:20:59
しらん
492 :
考える名無しさん :04/09/25 02:48:10
よし。読書スレにしよう。卒論やレポートがレヴィナスの人は、テクストを指定してくりやんせ。
いま「存在の彼方へ」読んでます 意味分かんねえ…
494 :
考える名無しさん :04/10/10 02:52:47
老師。ムッシュ・デリダがそっち行きましたよ。
同じとこには行かないでしょうけどね
>>490 今年の9月に『汝の敵を愛せ』っていうのが出てたよ。
>>495 レヴィナス ユダヤ主義者でアラブ殺しに賛成するうえ、なんでも口だけ→地獄逝き
デリダ 真面目なオッサン、口だけじゃなくちゃんと行動もした→天国逝き
デリダ追悼スレで老師がスライムとか爬虫類とか呼ばれてるぞ。
499 :
考える名無しさん :04/10/10 21:48:30
>>497 老師は不細工だからな。。
しかしよくあれで90まで生きられたな。
500 :
考える名無しさん :04/10/10 23:10:50
老師もキモイが老師の息子もキモイ。
レヴィナスで思い出したけど、焼き茄子はおいしいよね。
レヴィナスで思い出したけど、レグナムはいい車だよね。
503 :
考える名無しさん :04/10/11 00:07:17
レヴィナスは嫁に食わすな、か。
嫁姑の間には「なにもないけどなにかある」のよ。
505 :
考える名無しさん :04/10/11 00:54:32
老師の凄さを本当に理解してたのがデリダだったな
506 :
考える名無しさん :04/10/11 01:11:28
老師、デリダと来て、次はリクールだろうな。
507 :
考える名無しさん :04/10/11 03:47:40
デリダの死でとばっちりを喰らう老師。
スレタイが「レヴィナスボチボチちんぽしゃぶれやゴラァ!」に見えるんだけど
お前はレヴィナスにちんぽしゃぶってもらいたいのかと
レヴィナスには皮ついてないよ
511 :
考える名無しさん :04/10/11 14:27:14
か、割礼(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
512 :
考える名無しさん :04/10/11 15:40:50
ムキンポ
513 :
考える名無しさん :04/10/11 16:05:03
514 :
考える名無しさん :04/10/11 16:08:59
レヴィナス=>レボナス=>ボケナス=>ボケナチュ
=>熱いんじゃボケナチュ!
=>異常気象のせいで、熱いんじゃ!どないなっとるねん!ボケナチュ〜
=> 結論
>>1 なんとかしろ
ゴーダ氏の授業とかでよく流れるね わけわかんねーよ
剛田タケシ先生は稀代の悪文家ですね。
518 :
考える名無しさん :04/10/12 02:40:32
デリダってハンサムだよな。。 それに引き換えろ、老師は。
519 :
考える名無しさん :04/10/12 12:36:28
ハンサムはブサイクに憧れる
老師よかったですね。やっと「顔」が話題にされましたよw
あの顔では確かに殺せない・・・
522 :
考える名無しさん :04/10/12 18:33:08
レヴィナスの「顔」(le visage chez Levinas)についての議論は結構なのだろうが、 レヴィナスの顔(son visage)についてはね。
優しい顔のエリツィン
バーバパパ
525 :
考える名無しさん :04/10/13 06:37:21
老師!大変です! ムッシュ・内田は、ムッシュ・デリダの死以来 ネグリジェ着ています。
527 :
考える名無しさん :04/10/13 20:30:09
デリダ? ああ、レヴィナスのチンカスね。
このスレに触発されて、 積読状態だった『全体性と無限』『実存から実存者へ』 などを読み始めました。 ダディさん、ありがとう。 誠意に促されました。デリダのレヴィナス論も 少しずつ読んで行こう。
529 :
考える名無しさん :04/10/13 21:47:38
>>527 逆だろ。デリダの沈下すがレヴィナスだよ。
郷田センセの顔をカッコよくしたのがガタリ
それをさらにかっこよくしたのが頼山陽
デリダのレヴィナス論は「暴力と形而上学」の他は訳ないんだっけ?
『みすず』にレヴィナスについてのインタヴューが訳されてたよ
535 :
考える名無しさん :04/10/14 19:50:38
デリダは10年後には忘れ去られているが、 レヴィナスは100年後も生き続ける。
>>535 デリダは10年以上もつと思うが、レヴィナスが100年もつとは思えない。(もちろんデリダも100年もつとは思えない)
ふたりとも、20年くらいだろうか。
537 :
考える名無しさん :04/10/15 17:38:06
レヴィナスの暴力とニーチェの力への意志はどこが違うわけ?
538 :
考える名無しさん :04/10/15 18:33:37
フーコーはすでに20年もってますが。 ドゥルーズ、レヴィナスは9年持ってます。
その調子であと91年ほど持っててください。
ボードリヤールは生きてますが、とっくに死んでます。
541 :
考える名無しさん :04/10/16 00:42:20
そして誰もいなくなった・・・
542 :
考える名無しさん :04/10/16 02:47:18
レヴィナスなしじゃサルトルもメルロ=ポンティもデリダもいなかったよね。
レヴィナスなしじゃメルロ=ポンティいなかった? そうなの? ベルクソンじゃないの?
サルトルはレヴィナスの「フッサールの直観理論」読んだだけだろ。 しかも、それからどの程度影響うけたのやらわからんし。
545 :
示申 :04/10/16 16:29:24
レヴィナスの「時間と死」は翻訳でないの?
546 :
考える名無しさん :04/10/16 22:32:27
今日古本屋でエピスメ―テーのレヴィナス特集みた。 定価3800で3000円だった。とても分厚くて装丁がカッコよかった。 無茶苦茶内容が詰まってる感じだったな。
547 :
考える名無しさん :04/10/17 01:32:16
548 :
考える名無しさん :04/10/20 04:30:25
パリのジベール・ジョセフ書店に行ったところ、デリダの著作が平積みになっていた。 ,,,,,,,,,,,,,,,,,,『マガジン・リテラチュール』のデリダ特集(04年4月号)と ,/ ,,,,,,,,,,,,"'ヽ、『L'Herne Derrida』(04年8月刊行。デリダの写真、テクスト、 / ,,,/" `ヾ, .`ヽ,50人以上の学者のデリダ関係の論文を掲載)を買う。後者は ./ /" .ヾ, .ヽ電話帳くらいのヴォリューム。レヴィナス親子のテクストも収録。 i /o ,,;:::"" ヾ、 ,,i_有名どころだと、バリバール、カプート、ナンシー、マラブー、 i.i0 ",〆,ソ, v, r.i ルディネスコ、ブランショなどのデリダ論。日本からは . i ヽ, ,,〆,,,, ""` ヾ6|港道隆と鵜飼哲のテクスト、故・豊崎光一氏とのツーショット写真。 . ヾ i, , 〆,, \, 、 .ヽjあとレヴィナスからデリダに宛てられた直筆の手紙の写真がありました。 . ヾ, "" , ο). ヽ, iレヴィナスのテクストは「Tout Autrement」(まったく別の仕方で)という ヽ /τ",,=ニェ,, ),、 . iタイトルです。 i, i 〆エェxノ" ii, ヽ ヽ ヾ-==~ ,ヽ . ヽ,, ,,ノ \ `ヽ ,,,,,__, ヽ,
549 :
考える名無しさん :04/10/20 21:02:37
ニート乙。
他者と死者 よんでないの?
551 :
考える名無しさん :04/10/25 02:10:16
原書しかないだろ。かいにゆくのめんどくて・・
樹のおっちゃんもこれまでか
たっちーは死なんよ
554 :
考える名無しさん :04/10/26 08:05:35
ニートですらフランスにいるのに。。。。。。。。
557 :
考える名無しさん :04/11/08 03:12:55
レヴィナス読んでみたいんですが、まったくの初心者が手を出すにはやはりきついすか?
>>557 実存から実存者へ
これ最初におすすめ。
レヴィナス苦手な人でもいける。
シェークスピアの話とか、面白いよ。
次にレヴィナス・コレクション。
好きな論文嫁
あとは自由に選べば良いのでは?
岩波ジュニアのヨーロッパ思想入門。 俺はレヴィナスなんて人知らんが、ふれられてたよ。 わかりやすかった。
560 :
考える名無しさん :04/11/08 04:28:21
>実存から実存者へ >これ最初におすすめ。 僕の場合は『時間と他者』から読み始めました。 原田佳彦訳(法政大学出版)よりも合田訳(「レヴィナス・コレクション」に入っています) の方が断然読みやすいです。 フランス語履修者ならば、頑張ってフランス語で読んでみましょう。 難しくないです(単語をこまめに調べられれば)。かなり薄いし。
561 :
考える名無しさん :04/11/08 07:14:22
内田樹のラカンによるレヴィナス買ったやついる。
562 :
考える名無しさん :04/11/08 08:06:26
ちくま学芸文庫のはどう?
>>558-560 ありがとうございます。
とりあえずレヴィナス・コレクションから入ってみます。
565 :
考える名無しさん :04/11/19 14:44:09
保守
566 :
考える名無しさん :04/11/19 22:11:03
アヂューーーーーーーーーーー
保守主義
保守革命
老師の思想はきっと後生まで残ると漏れは思う
570 :
考える名無しさん :04/12/09 06:49:24
一番欲しくない本はどれ?一応レヴィナスがらみ。 『アラン・フィンケルクロート入門』(ちくま新書) 『図解ポール・リクール』(中経出版) 『寝ながら学べるベルナール=アンリ・レヴィ』(文春新書) 『90分でわかるジャン=リュック・マリオン』 『合田正人』(文庫クセジュ) 『ポール・リクール写真集』(幻冬社。撮影:久米博) モーリス・ブランショ『果てなき対話』(三笠書房知的生き方文庫)
モーリス・ブランショ『果てなき対話』(三笠書房知的生き方文庫) 三笠書房だろうとブランショでしょ。欲しい。 『アラン・フィンケルクロート入門』(ちくま新書) 『図解ポール・リクール』(中経出版) 『寝ながら学べるベルナール=アンリ・レヴィ』(文春新書) 『90分でわかるジャン=リュック・マリオン』 珍しい人の入門書なので、重宝するかもw 『合田正人』(文庫クセジュ) 『ポール・リクール写真集』(幻冬社。撮影:久米博) 前者は全く読む気がおきない、後者は幻冬舎だから水着とかヌードぽっい。 つーことで、リクールのヌード写真集が一番欲しくない
へーこのスレって合田アンチが多いんだな
アンチっていうか、合田の書いたレヴィナスやユダヤ哲学者の研究書じゃないでしょ? 『合田正人』はエッセイ集なのかな(?)だったら欲しくないよ。(それとも合田正人の生態を第三者から見て観察した記録なのか?) 実際合田の半エッセイレヴィナス本はつまらなかったし
574 :
考える名無しさん :04/12/10 03:14:02
ブランショとマリオンの翻訳は欲しいねー。 リクールって翻訳は出ているけど二次文献がないよな。
最近の思想家のなかではりクールは学会で評価されてるのにね。
576 :
考える名無しさん :04/12/11 01:27:07
リクールってもう90越えているよね。それでも最近本出してた。
リクールは絶倫だからな。80過ぎて大著『歴史記憶忘却』なんぞ書きやがった。
578 :
考える名無しさん :04/12/11 15:27:24
580 :
考える名無しさん :04/12/11 18:15:44
『歴史・記憶・忘却』→『長い人生・思い出・痴呆』ってか
581 :
考える名無しさん :04/12/12 04:09:30
583 :
ポール・リクール :04/12/13 05:21:52
584 :
考える名無しさん :04/12/13 07:09:44
>>583 ひゅーぐらんとに似てない。ひゅーのがずっとかっこいい。
突然ですがみなさんレヴィナスの著書の読書会を開きませんか? 以前からレヴィナスの思想には興味がありまして著書を読もうと思ってたんですが なかなか一人で読もうと思ってもきっかけみたいなのが掴めなくて… 周りにもレヴィナスに興味がある人がいないし(そもそもみんな名前すら知らない) 以前に哲学書は読んだ後にその内容について他人と話してこそ身になると聞いたことがあるので みなさんいっしょに本を読みましょう!! 予定としては『全体性と無限』『存在するとは別の仕方で、あるいは存在することの彼方へ』あたりで 十人以上集まったら新スレ建てて今から一週間以内には始めたいと思います。
587 :
ポール・リクール :04/12/13 23:00:04
『全体性と無限』 『存在するとは別の仕方で、あるいは存在することの彼方へ』 いきなり手をつける本じゃないあるよ。
Autrement quetre ou au-dela de lessenceを最初に読むことだけは絶対やめたほうがいい。 意味不明だよ。
ガタリの分裂地図制作法を最初に読むようなものだな
なるほど、どうも漏れはいきなりエグいのを選びかけてたわけか どの本から始めたらいいでしょう?
間違えた583じゃなくて586だ
592 :
考える名無しさん :04/12/14 01:39:26
>>586 やるんなら参加しますよ。全く読んだことないけどね。
593 :
考える名無しさん :04/12/14 04:32:31
やるんなら『時間と他者』ぢゃない? 邦訳も二本出ているし。 関係ないけどちょっとテスト。フランスのアクセント記号は出るかな。 àîïçéèëê
アクソーンと発音して欲しい。
「暴力と精性」の冒頭に「レヴィナス哲学入門」みたいのがあったような(違ったらスマソ)。 初めに読むのに適当かも
あ、聖性です
今日学校の図書館に行って上で出たあたりの本見て来ました。 で、ちらっと見た感想ですが、量的にも内容的にも出版年代的にも『時間と他者』からはじめるのが最適のようです。 でも最終的には『全体性と無限』あたりの主著と呼ばれる(そして難解とも言われている)著作にも手を出したいです。 ところで参加者は何人集まったのかな? 592さんだけか?
あ、それと言い忘れてましたが漏れは仏語ができないので訳本でお願いします
『時間と他者』なら俺の持ってる『レヴィナス・コレクション』にも確か入ってたな。
今まで読んだ哲学書はデカルトの方法序説だけの俺も参加していいですか?
大歓迎です!! これきっかけに現代哲学にはまるもよし、レヴィナスの思想自体にはまるもよし
602 :
ポール・リクール :04/12/15 02:03:12
僕も!!
>>602 あんたは読書会なんてやらなくても、十分レヴィナスを理解してをるだろ!!
あと九十越えて「僕」はヤメレ。
まあまあ、本物かどうがともかく、一人くらい顧問的な人がいてもいいでしょう。 いまのところ三人か。ちょっときついな
605 :
考える名無しさん :04/12/16 03:11:04
586たんが「勝手にレヴィナス『○○○』を要約するスレ」とか「勝手にレヴィナス『○○○』を和訳するスレ」 にしちゃったらどうよ。
608 :
ポール・リクール :04/12/16 07:40:34
あっ、にせものあるね。
609 :
考える名無しさん :04/12/16 21:07:41
三人じゃ、まず続かないね。 さすがレヴィナス。それゆえに、変な煽りも同じくやってこないんだけど、多分。 とにかく、スレ立てる人に最後まで頑張る意志がなきゃ、普通に頓挫するよね。
610 :
考える名無しさん :04/12/16 21:31:57
他者を当てにするような奴は駄目だ
611 :
考える名無しさん :04/12/16 22:10:23
他者を当てにしない独学者を、レヴィナスは批判する。読む行為は、他者との相互依存に基づいて為されるべきであると。
他力本願で行こうぜ。
613 :
ポール・リクール :04/12/16 23:19:55
人集まらないな〜 もう見切り発車で行くか だいたい漏れはいつも11時か12時に集まるんですけども、明日「☆☆エマニュエル・レヴィナス読書会☆☆」スレを建てたいと思います。 最初の著作は『時間と他者』。四部構成になってますが、二日で一部で行く予定です。 おそらく一週間ぐらいで読み終わると思いますが、次に読む著作は読み終わってから考えましょう。
>>614 まだテクスト手に入ってないんですけど・・・
「時間と他者」は「レヴィナスコレクション」に入ってるんですか?
616 :
考える名無しさん :04/12/17 00:28:19
617 :
考える名無しさん :04/12/17 00:35:27
タイトルは微妙に違ってたような 「時間と他なるもの」だっけ?
>>616 >>618 サンクスです。
月曜に学校行くんでそのとき図書館で借りてきます。
読書会は進めてもらってて全然かまいませんので。
いや、人がなかなか集まらないので月曜日からでもいいですよ。 ちなみに一応確認しとくけど615さんは大学生ですか?
法大のとちくまどっちの「時間と他者」読むの?
すみません昨日はちょっと忙しくてパソコンのほう触れませんでした
読書会スレのほうですが615さんが本が用意できるのが月曜日だそうなので月曜日の夜に建てたいと思います。
>>622 漏れは法大のほうを手に入れました
624 :
考える名無しさん :04/12/19 01:45:59
>>623 立てる必要なし。
少なくとも邦訳で読む段階でアウト!!
レヴィナスを読みこなせる奴なんていないだろ、ここにゃー。
626 :
レヴィナス :04/12/19 11:00:38
>>624 ばっきゃもん!全然わかっとらん!
さあ私と本を読もう。
627 :
考える名無しさん :04/12/19 20:40:25
俺も立てる必要ないと思う>新しいスレ 『時間と他者』なんて一人で読めるだろう。しかも日本語訳だろ。 やるんだったらフランス語で主著を購読しろよ。お前ら高校生か。
勘違いしてる人がいるみたいだが建てるスレはレヴィナス読書会スレであって『時間と他者』だけ読むわけじゃない だいたい一週間(下手したら2,3日)で読み終わるようなもんでスレ建てるわけないだろ
629 :
考える名無しさん :04/12/19 21:14:41
『時間と他者』のあとは何を読むんだい? 新スレ勃てても多分すぐ消えてなくなるんじゃないのw
630 :
考える名無しさん :04/12/19 21:17:56
一週間(下手したら2,3日)で読み終わるようなもんをどれだけ読むか知らないけど、 簡単な本読むだけなら スレを建てる必要ないんじゃないの。 あっ、ひょっとして 『時間と他者』に苦戦しているとかwwwww 君達、ひょっとしたら20年後には『全体性と無限』が読めるようになるかもしれないネw
うるせーよ他者
632 :
考える名無しさん :04/12/19 21:48:25
だいたいこのスレでまともな議論なんぞ見たことがないYO
煽りもまともに読めてないだろ。 新スレ立てる必要ないだろ。このスレでやればいいじゃん。 どうせ何もネタないんだし
634 :
考える名無しさん :04/12/19 22:29:46
>どうせ何もネタないんだし ネタはあるんだよ。ないのは住民(もちろんオイドンを含む)の知識というか読解力。。 あとフランス語で購読会やりたいのならば、リクールのコレージュ・アンテルナショナル・ド・フィロの 講義録がいいんじゃない?39頁の本で、『存在の彼方』のポイントを上手くまとめている。 「語ることと語られたこと」「近さ、責任、身代わり」「第三者と責任」「存在論の反復」について述べちょる。 ただ今売ってるのかな? あと新スレはここを潰してからでもいいとおもう。 『時間と他者』だって読むだけなら易しいけど、それをまとめなおすのは 結構骨が折れる作業だと思う。
何か荒れてますな…
いろいろ上の書き込みを見た結果、このスレですることにしました。レヴィナスの思想に詳しい人もいますから
その方たちに顧問的な役割も来たいしつつ。
スレの住人の皆様、新しく読書会に参加する皆様、どうぞ宜しくm(_ _)m
ということで参加する人は明日の夜までに第一部(主題と構想〜孤独と質料性)まで読んできて下さい。
>>628 にせものかよ
636 :
634 :04/12/19 22:35:38
Je me sius trompé!!! ×「第三者と責任」→○「第三者と正義」 上で紹介させていただいた本ですが、タイトルは「Autrement」です。 39フラン。ユーロ表示がないから2001年に買ったものだと思われ。 版元はpufでつね。
お〜いどれが本当の586だ〜? ちゃんとトリップ付けておいたほうがいいよ。
638 :
考える名無しさん :04/12/20 00:48:45
そうトリップ。それら数字じゃなくてハンドルの方がわかりやすい。 「座長」でも「肝煎り」でも「大家」でも「ぴかぁ〜」でもいいから。
639 :
考える名無しさん :04/12/20 11:40:14
ほんと内容に突っ込んだレスないんだよな。仏語でばりばり読みこなしてる人どんだけいるのかな? 俺は今年大学入ってウェーバーとか読み始めたりしてるくらいで、仏語はサパーリ、「時間と他者」も難しいと感じてまっす。
突っこんだレスすると、それは同一性に還元している、と返されかねないからな。
641 :
考える名無しさん :04/12/20 18:08:53
642 :
考える名無しさん :04/12/20 21:22:53
>>640 すいません。同一性に還元している、ってどういうことですか?
643 :
考える名無しさん :04/12/20 21:47:54
>>642 そういう突っ込んだレスすると、それは同一性に還元している、と返されかねないぞ?
644 :
考える名無しさん :04/12/20 21:57:37
同一性に還元しているのは何故かと問うことが同一性に還元しているのは何故ですかと問うことが同一性に還元しているのは何故ですかと問うことが同一性に還元しているのは何故ですかと(ry
645 :
考える名無しさん :04/12/20 22:01:43
>>644 そういう突っ込んだレスすると、それは同一性に還元している、と返されかねないぞ?
>>645 そのように同じ表現を反復すると、
それは同一性に還元している、と返されかねないぞ?
ちっとは差異を作れよ。
648 :
考える名無しさん :04/12/20 23:59:22
649 :
考える名無しさん :04/12/21 00:31:53
650 :
考える名無しさん :04/12/21 00:49:46
('Д`)リクールさん!649の座布団全部持ってって!
読書会やらんのかい?
652 :
ポール・リクール :04/12/21 16:56:22
653 :
考える名無しさん :04/12/22 00:15:36
654 :
考える名無しさん :04/12/22 00:24:05
言ったことは守ろうぜ。
655 :
考える名無しさん :04/12/22 03:37:36
とんずらとはマジでびっくらこきますた!
656 :
考える名無しさん :04/12/22 13:50:31
叩かれたからやめたんじゃない?
657 :
考える名無しさん :04/12/22 23:24:31
2ch初心者でないかぎり有り得ないよ。 恐らく、疲労、倦怠、怠惰が原因だろう。
初心者です。 「実存から実存者へ」の「瞬間」の概念がよくわかりません。 どなたか分かりやすく長々と偉そうに語っていただけませんか?
659 :
考える名無しさん :04/12/22 23:57:05
>>657 多分実際に時間と他者を読んでみて、一体どうやってまとめたらいいのか
途方にくれたんだろうな。
660 :
考える名無しさん :04/12/23 00:15:08
恐るべしレヴィナス!
すみません御迷惑をおかけしました。昨日、一昨日とバイトが入ってパソコンに触れませんでした
>>657 >>659 半分正解です。今まとめてるところですが、三分の一ぐらいしか終わってない上にとてつもない分量になりそうです。
>>661 頑張ってね。
俺も一応読んでみたけどサパーリわからんかったw
意味不明王レヴィナス
はじめよーぜ。ワクワク。
665 :
考える名無しさん :04/12/23 18:52:47
あれをまとめるのは大変だと思うよ。
666 :
考える名無しさん :04/12/23 18:58:23
>>658 読んでないからわからん。多分読んでもわからんかも。
次に煽ってきた奴にもっかい訊いてみることをすすめます。
667 :
考える名無しさん :04/12/23 20:38:40
読書会まで少し時間があるとのことですので、諸先輩方に質問です レヴィナスが「全体性と無限」の最終章、「エロスの現象学」で 愛について、 「愛は<他者>を志向する。愛は<他者>をその弱さにおいて 志向する」 と述べ、 「弱さとは他者性そのものを形容している。愛するとは、他者の ために怖れ、他者の弱さのために手を差し伸べることだ。この 弱さのうちで、『愛されるもの』は夜明けの光のように立ち上がる。 それは『愛される女』だ」 と述べています。 これに内田センセは 「エロス的関係においては、『愛するもの』は常に『男性』− 弱さを志向するもの−であり、『愛されるもの』としては常に 『女性』−弱さを志向されているもの−である」 とまとめています(「他者と死者」p216)。 これは、要するに「愛とは萌えである」ということでしょうか? 我ながら不本意ですが、そうとしか読めないのです。
やばい奥が深すぎる 爺さんあんたは収容所の中でこんなことを考えていたのか!? とりあえず要約的なものが出来たので貼っていきますね。荒らしと思わないで下さいよ
【1】 この論述の主題は、時間は主体と他者との関係そのものである、ということを明らかにすることである。そのために、 孤独という概念を深く掘り下げ、時間が孤独に与える数々の機会を考察する。そして、孤独を存在の一つの範疇として提示し、 存在に一般的な組成における孤独の位置を明らかにする。ここで捨て去らなければいけないことは、まず孤独を他者との あらかじめ前提となる関係のただ中で考察すること、次に孤独を一つの認識によって乗り越えることである。この論述は、 最終的には死においてその出現を告知される二元性がいかにして他者と時間との関係になるか、ということを明らかにするだろう。
【2】 まず存在するということは、実存することによって孤立することである。そしてその実存することは、 あらゆる関係を拒絶する。したがって、孤独は実存者と実存することとの解消できない統一性として、現れてくる。 では、この孤独が乗り越えられるのはどういう時かと言うと、それは実存者がそこで実存を結びつけるところの 存在論的出来事に向かって行くことである。実存者がそれを通して自らの実存することを結びつけるところの出来事を、 位相転換と呼ぶ。
【3】 このようにして実存者から分離させた実存者なき実存することに対して、どのように近づけばよいのか? まず無について考察してみると、すべてを一掃したあとに残るのは何かあるものではなく、イリア(ある)という事実である。 そしてその事実=実存することは非人称的なもの、さらに言うと欠自的である。そして、主体は一つの始まりであるので、 実存することは永遠的である。
【4】 実存者の出現は、すなわち匿名的な存在のただ中での転換という出来事である。実存することは 実存者に属しているが、実存することは匿名的であるがゆえにその支配には限界がある。だから、 この限界から自由になるために、実存者は自己同一性の活動(自己からの出発と自己への回帰)を行うが、 そのことによって自らを閉ざしてしまう=孤独となる。現在とは、この自己からの出発のことである。 そして現在は、実存することから実存者への境界にあるものとして捉えられる。さらに現在は 自己からの出発であるがゆえに、絶えず消え去って行くものである。
【5】 以上より、実存者が存在するためには孤独が必要である。孤独とは、実存者が実存することを 支配している事実なのである。しかし、この実存者の実存することへの支配は弁証法的な逆転を含んでいる。 すなわちそれは、自己同一性とは自己回帰の運動でもあるがゆえに、自己束縛となってしまう。 自我は自己の存在を所有することによって、同時に自己に束縛されているのだ。その実存者の逃れられない束縛を、 質料性と言う。孤独が悲劇的であるのは、質料性の呪縛があるからだ。
以上が四部構成のうちの第一部の要約です。まあプロが見たら怒りそうな部分もあるかも知れませんが、 その辺は初心者ということで優しく訂正してやって下さい。 あと、途中の覚醒状態についての記述がよく分からなかったのでとばしました。 「不眠を際立たせる外部のざわめき」ってどういうことですか?分かる人、解説お願いします。
675 :
考える名無しさん :04/12/24 01:42:52
>>586 乙です。
一つだけ異論ではなく疑問点を。
【1】に
>次に孤独を一つの認識によって乗り越えることである。
とありますが、最初のほうで
>この(孤独の)乗り越えが何でないかを、いまここで述べておこう。
>それは認識ではない。なぜなら、認識されると客体は、望むと望まざるとに
>かかわらず主体によって吸収され、主-客の二元性が消滅するからだ。(合田訳)
と書かれいます。これは矛盾しないでしょうか?
あと、「位相転換」という言葉は合田訳にはなく、多分「基体化(hypostase)」というのが
それに当たると思うのですが、あまりに違うので戸惑いました。
あと不眠云々は自分にもサパーリでした。
捨てなければならないことの二つ目が、孤独を認識によって乗り越えることである、と書いたつもりですが ちょっと表現が悪かったですね。
>>676 あ、そういうことですか。すみません、ちゃんと読んでませんでした。
あと合田訳で読んでいる人が多そうなので、hypostaseは基体化で統一しましょう。 漏れが読んでるのは法大出版のやつなので、訳出の違いがあればどんどん指摘してください。 確かに質料性ということを考えたら位相転換より基体化のほうが訳としては適当であるように思われますね
679 :
考える名無しさん :04/12/24 23:53:08
>>586 「基体化」は「実詞化」とも訳されてるね。この辺は分かりやすい。
覚醒状態の記述ってあったっけ?不眠の箇所?
合田訳で「外部の物音だけが不眠に刻印を残すことができる」、次の文で「それだけが(中略)この逃れえない不眠に、数々の始まりを導き入れる」とあるけど。
680 :
考える名無しさん :04/12/25 00:15:56
あと、分からん箇所がいくつかあって、 永遠性、自己の不在といった不眠の状態は、レヴィナスの言う「虚無なき存在」としての死の事態と同じことなのかな? それと、【4】の後半、「哲学者たちはつねに『私』に両義的な性格を認めてきた」以下数行がちんぷんかんぷんだ。
>>679 ,680
そうで不眠の箇所です。なぜ、不眠の問題をとりあげているのか、そもそも不眠とはどういう状態のことをいっているのかが
サッパリ分かりません。
それと「私」(法大出版の方で言う「我」)についてですが、過去の哲学では「私」を実存者として扱っているが、実は「私」と
いうものは実存の様態そのものであり、すなわち基体化のことである、と言ってる思われます。「哲学者たちはつねに〜」と
いうところは「私」を実存するもの=実存者として扱うことによって起こるパラドクスを言っているのでしょう。
港道隆著『レヴィナス 法ー外な思想』は、索引付きです。(便利) 調べると「不眠」は68ページに説明あります。参考までに。
>>586 そのパラドクスの内実が今一つ…まあ本筋ではないのだけど。
レヴィナスは、繰り返し「実存すること」がたち現れるさまをネチネチと描写してくれてるね。全てが無に帰した時を想定したり、不眠という体験を例にしたり。
不眠を体験しなくても、現実に我々は目の前の風景に対する言語的な認識(?)が困難になって、風景の裏から剥き出しの存在がせりだしてくるような体験があるのでは。
何かが契機となって、見慣れた風景が白々しい異国の朝のように感じられたり…こういうのがイリヤではないのかな?
684 :
考える名無しさん :04/12/25 21:06:54
>>586 不眠は、そうしたイリヤの現前である。
不眠は、眠りに落ちる能力の喪失として現れる。「意識とは眠る能力である」とは、意識がその否定である眠りを確保することで成立している、ということでしょう。
だから、不眠は、意識の弛緩、私の不在に繋がってしまう。
意識の志向性は、なにものかの実存、存在を主題化する働きであるから、結果的に、単なる覚醒の持続のなかで、実存者以前の実存することに晒され続けることになる(非人称の監視)。
685 :
考える名無しさん :04/12/25 21:09:19
これが俺の勝手な読みですがどうでしょう。 不眠は、死してなお存在がある、ということの体験なんだろうか?
不潔とアレルギー
687 :
考える名無しさん :04/12/28 08:15:57
>628 :586 :04/12/19 21:00:02 >勘違いしてる人がいるみたいだが建てるスレはレヴィナス読書会スレであって『時間と他者』だけ読むわけじゃない >だいたい一週間(下手したら2,3日)で読み終わるようなもんでスレ建てるわけないだろ 相当苦戦しているように見えますが♪
688 :
考える名無しさん :04/12/28 09:28:43
>>687 それは586氏自身が自分ではないと指摘してるよ。てか586は何をしてるんだか…
レスが返ってこないんだから読書会になってないじゃないか。
第三講までは読めたから、あなたが参加するならニ講分の要約は書く。
まあ参加する気なんてないんだろうけど。
忙しいみたいだし年末だし、マッタリペースでいいんじゃないか?
すみません遅くなりましたm(_ _)m 大学生といえどもやっぱ年末は忙しいです。とりあえず第二講の要約ができたので貼っときますね。
【1】 質料性とは基体化の不幸な状態であり、孤独はその質料性と一体のものである。 そして、日常生活は、孤独からの脱出への没頭なのである。 【2】 哲学において二律背反として現れている孤独に対する絶望とより善き社会への希望。 前者はすなわち救済への不安であり、後者は満足への欲求である。前者は後者を孤独の忘却として非難するが、 後者は前者を現実からの逃避として非難する。ここでは行動と道徳(モラル)が対置している。前者は道徳を語り、 後者は行動を語る。だが、日常生活が物質的欲求の充足という動物性の単なる結果でないことは明らかであり、 さらに孤独からの救済ということが欲求の欠如から現れ出てくることもあり得ない。 世界とその世界なかでのわれわれの実存、ということが、いかなる意味で自らの質料性を乗り越えるための 主体の基本的な態度となるのかを理解するためには、孤独を質料性に再び結びつけなければならない。
【3】 世界は糧の総体であり、世界の中でわれわれの実存を特徴づけているのは、 その糧である。糧は脱自的実存(自己の外にあること)であり、対象によって限定される。 その対象との関係は享受ということによって特徴づけることができる。享受は存在の様態であると同時に 光と認識でもある。世界のうちには、主体が対象と隔てられていることによって、自己への回帰ではなく、 存在するために必要なものとの関係がある。光とはそのようになる可能性の条件である。 こうして、日常的実存のなかでは、主体の物質的構造は世界の中である程度乗り越えられている。
【4】 だが享受の明るさを理性によって絶対的なものとしてしまうならば、 自己は束縛されたままになってしまう。光は隔たりを与えるものだが、その光は同時に隔たりを 瞬間的に吸収してしまうからだ。光と認識とは自己への束縛からの離脱の場面でのみ現れるが、 それ以外の時では孤独を完成させるだけである。理性は、認識の普遍性と外部で存在することの不可能性によって、 外部の対象を見つけることができない。よって、光の超越を支え、外部の世界に外部性を付与するような 超越を見出すためには享受の中に光が与えられる具体的な状況(=物質的実存)に再び立ち戻らなければならない。
あと不眠についての箇所なんですが、自分なりにあれこれ考えて見た結果、一つ結論が出ました。 不眠というのは夜眠れない状態の事ですが、その時どういうことが起こっているかというと、 寝よう、すなわち意識を停止させようと意識してるわけです。でも意識を停止させようと思っている時点で もうすでに意識は働いてしまっている。おそらく老師はイリヤというものを無視することが不可能なもの (なぜなら無視するというしかたで意識しているから)であると言いたかったのではないでしょうか?
読むって結局586しか読んでない。
698 :
考える名無しさん :04/12/30 02:30:35
一応読んだけど俺の手に負えるものじゃないわ。 時間と他者を読んでわかったこと。 「未来は他者である」 以上。
699 :
本田博太郎 :04/12/31 02:15:21
__,,,,_ /´  ̄`ヽ, / 〃 _,ァ---‐一ヘヽ i /´ リ} | 〉. -‐ '''ー {! | | ‐ー くー | ヤヽリ ´゚ ,r "_,,>、 ゚'}良いお年を ヽ_」 ト‐=‐ァ' ! ゝ i、 ` `二´' 丿 r|、` '' ー--‐f´ _/ | \ /|\_ / ̄/ | /`又´\| |  ̄\
700 :
考える名無しさん :05/01/01 01:06:01
あけレヴィ!!
おめヌゥス!!
702 :
!omikuj! :05/01/02 00:22:46
703 :
考える名無しさん :05/01/03 00:21:58
586はエラいよ!
あけおめ〜 相変わらず人がいないorz 第三講の要約なんですが、5日の夜にはまとめときたいと思います。ということでみなさん来て下さいね! ところでみなさんどこでレヴィナスのこと知りました?現象学関連ですか?
>>704 サルトリでーす、鳥居、乾と参りましょう!
706 :
考える名無しさん :05/01/08 17:09:59
586は約束を守らない他者でつね
2/5
人の思想を<武道>にしてしまうケース⇒内田樹
前田英樹もだ
710 :
考える名無しさん :05/01/08 17:30:32
内田樹のラカンとレヴィナスを扱った本を読んだ人いる? とても買う気がしないので読んでないのだが。
712 :
考える名無しさん :05/01/08 19:40:37
>>711 題材的には面白そうだろ。内田というところで萎えるけど。
むしろ萌えろ
714 :
考える名無しさん :05/01/10 10:28:39
文學界でなんか連載してるよな
715 :
考える名無しさん :05/01/10 18:09:24
内田なんて萎えるだろ 真面目に研究者やってればよかったのに 今みたいに売れないだろうけど
716 :
考える名無しさん :05/01/11 01:06:37
717 :
考える名無しさん :05/01/11 02:46:48
>>716 どこにもそんなこと書いてないと思うけど
718 :
考える名無しさん :05/01/13 16:38:56
586以外にも読むとか言ってた奴もみんな逃亡。 恐怖のレヴィナス現象。
だってつまらないんだもん。
721 :
考える名無しさん :05/01/15 03:58:59
i ̄ ̄ ̄)━━━━━|━||||| | i/ ̄ ̄ ̄)━━━|||━|| | '/ ̄ ̄) |||||||| \ '' /T'' ||||||| /\___/ヽ + ヽ ) ||||||| /'''''' '''''':::::::\ + ) / ||||| .|(●), 、(●)、.:| /| | ||||| | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| + / i ノ |||| .| ´トェェェイ` .:::::::| + / \/ | ||| -\ `ニニ´ .:::::/ / | _____/'''"" ||| ヾ;;;;;;;;; / ̄"''''ヽ それではリクールのレヴィナスがらみの小冊子の訳でもここに晒しましょうか。 原典(翻訳)の要約は絶対疲れる。有名な哲学者が書いた、一般読者向けの二次文献 の訳をやったほうが効率がいいかもね。586さん、お疲れ様でした。
ぜひ晒してくれ
724 :
考える名無しさん :05/01/24 11:47:51
あげます
725 :
考える名無しさん :05/01/24 19:29:44
レヴィナスの息子も凄い人なんだね。 ローマ賞とかいう作曲賞をもらったとか。 現代音楽苦手だけど聴いてみようかな。
>>725 やめとけ。
スペクトラム派をトリスタン・ミュライユとともに引っ張ってきた人物。
つまり最近まで音色の変化のみにこだわる芸風だった。
作風が変化したあとの曲は聴いたことがない。
昔ベルギーのナミュールであったレヴィナス追悼コロクで、
若書きの曲を上演したのを聞いたが、
金管奏者が、蛇腹をつけた小太鼓に向けて「ぶー」と音を鳴らし、
蛇腹が共振するのを楽しむというものだった。
ちなみにその時は生リクールも鑑賞していた。アンリは病気で欠席だったが。
727 :
考える名無しさん :05/01/31 01:57:21
クセナキスあげ
728 :
考える名無しさん :05/02/02 13:00:09
2月3日発売 定価7875円(本体7500円+税)四六判 スーザン・A. ハンデルマン著/合田 正人・田中 亜美 訳 《叢書ウニベルシタス812》 救済の解釈学 ベンヤミン、ショーレム、レヴィナス ISBN4-588-00812-9 C1310 ユダヤ的世界と近代世界を架橋した三人の偉大なユダヤ人思想家ベンヤミン 、ショーレム、レヴィナス。現代思想に、あるいは文芸批評から宗教研究に いたる多様な分野の解釈に並外れた影響を及ぼしたこれら「三賢人」の言語、 救済、メシアニズム、政治、歴史等についての思考を織り交ぜ、相互に照明 させつつ読み解き、ポストモダン文化におけるユダヤ人の知的遺産を明確に 示す。 〔現代思想・文芸批評〕
日曜の朝からレヴィナス
730 :
考える名無しさん :05/02/10 17:01:27
出たよ合田 凄いよ合田
731 :
考える名無しさん :05/02/10 17:05:41
明治に行っても合田は合田
>>728 その本、書店で見かけたけれど、
超分厚くて、おしっこちびりそうになるくらい、ビビりました。
733 :
考える名無しさん :05/02/10 18:39:18
ちびりましたが、何か?
734 :
考える名無しさん :05/02/17 02:53:16
>>728 ちびったあとパンツを替えて購入。
二部(6〜9章;pp315-560)がレヴィナスがらみ。
かなりすっきりしているよ。僕は分からなかったところが分かるようになりました。
735 :
734 :05/02/17 02:58:03
間違えた。 レヴィナスがらみの二部は6章〜最終章。頁だとpp315-637でした。 前部がショーレムetベンヤミンで二部はまるまるレヴィナスですた。 ラ・シャットなめたい
736 :
考える名無しさん :05/02/21 23:40:07
レヴィナスの章を合田が訳していないのは何故?
737 :
考える名無しさん :05/03/06 18:59:31
ラ・シャットなめたい
738 :
考える名無しさん :05/03/08 00:03:21
『「存在の彼方」注釈』とか出ないのかな。
739 :
考える名無しさん :05/03/09 20:59:44
曖昧な注釈じゃないとレヴィナスの意図を裏切ることになるので意味なし。
740 :
考える名無しさん :2005/03/24(木) 12:50:37
hage
741 :
ローカルルール審議中 :2005/04/10(日) 05:40:21
合田が反ユダヤ関連の本を翻訳したみたいだ。
>728 これ、市民図書館に入っていたよ。 読む人いるんだなぁ…
743 :
ローカルルール審議中 :2005/04/13(水) 08:46:04
熊野純彦訳「全体性と無限」がでるようだ。 ソースはカイエ・デチュード・レヴィナシエンヌの2005年版。 日大のムラカミ先生が「神なき文化において 日本におけるレヴィナス」 という小論を寄せていて、文献表の中にその情報あり。 しかも岩波文庫から出るらしい。フランスの現代思想が岩波入りか。。
>>743 マジ? そいつはすげえや。合田訳はさっぱり意味が分からんかったから
しかも文庫版で出るとは快挙なり。いつごろでるのかな?
むむ、いま『実存から実存者へ』を再読していて、 そろそろ手を伸ばそうかとおもってたんだが・・・ ちと待ってみたほうがよいのか?
746 :
743 :2005/04/13(水) 17:38:13
>いつごろでるのかな? 2005としかかいてないよ。 ちなみにムラカミ先生(とユリシーズ・グラモフォン訳した中さん)の小論は 30ページのもので、一神教と無縁の日本の風土なんかを簡単にまとめながら、 わが朝におけるレヴィナス研究について言及しています。 笠井潔の小説のことなんかも。戦争とからめてタカテツの紹介をし、レヴィナスが 読まれはじめたのは柄谷の「探求」に負うところが多いとしています。次にどういう 順で、誰によって翻訳されてきたかが記されています。そしてレヴィナスの研究書の 紹介。西谷「不死のワンダーランド」、熊野「レヴィナス」「レヴィナス入門」、 合田「レヴィナスを読む」、斎藤「力と他者」、内田「レヴィナスと愛の現象学」に ついて。岩田靖夫については、一神教と無縁な日本では珍しくクリスチャンである、という記述が ありました。 文献表は日本語で読めるレヴィナス関連の書籍を網羅しています。
747 :
743 :2005/04/13(水) 17:48:56
>文献表は日本語で読めるレヴィナス関連の書籍を網羅しています。 あ。久重忠夫の本がないぞ。あの人はリクールの弟子なのに
748 :
ローカルルール審議中 :2005/04/13(水) 22:46:45
>合田訳はさっぱり意味が分からんかったから 熊野訳も意味不明と思われ。 だってそういう本なんだもん。
>>748 >熊野訳も意味不明と思われ。
合田と違って、熊野であれば、まともな日本語の使い手である故そうはなるまい。
ま、お手並み拝見といきましょうよ。
750 :
ローカルルール審議中 :2005/04/13(水) 23:42:00
>>749 いや、もともとまともなフランス語ではないものがまともな日本語になっていたら、
それは嘘だよ。
原文にカンナをかけちゃあいけない。
まあ、原文に忠実な意味不明加減であることを期待しよう。
>>750 >いや、もともとまともなフランス語ではないものがまともな日本語になっていたら、
>それは嘘だよ。
レヴィナスは電波じゃない。もちろんレヴィナスの原文がまともでないところ
が皆無とはいわないが、原文を読んだときの私の印象は、
合田訳の過度にこなれていない邦訳の印象とは、かなり違う。
たしかに意訳のしすぎはよくないが(ヘーゲルの長谷川訳みたいに?)
原文に忠実を言い訳にして日本語を練らないことを放棄してはいけない
と思うんだな。
オリジナル、リンギスの英訳、熊野&合田の和訳を併用すればいいのだよ。
それなりの思想家だが、そこまでする価値ない
熊野が訳すると、後々超訳になってしまうかもしれない。
まあ何にせよ楽しみではある。 関係ないけど、シモーヌ・ヴェイユも岩波文庫入りしたのな。
楽しみ楽しみ
757 :
考える名無しさん :2005/05/12(木) 05:28:05
アムロ「何故こんなものを落とす!?これでは、地球が寒くなって人が住めなくなる、核の冬が来るぞ」 シャア「地球に住んでいる人々は重力に魂の縛られている人々だ、だから抹殺すると宣言した!」 アムロ「人が人に罰を与えるなどと!!」 シャア「私、シャア・アズナブルが粛清しようと言うのだ」 アムロ「エゴだよそれは」 シャア「地球がもたん時が来ているのだ!」
758 :
考える名無しさん :2005/05/12(木) 16:27:46
暴力と聖性読んだ。 なんか拍子抜けするくらい明解だね。 「あ、そういうことだったのか!」と膝を打つことしきり。 これ先読んでからレヴィナスコレクションを読めばよかった。
759 :
考える名無しさん :2005/05/14(土) 11:28:27
otokosky
760 :
考える名無しさん :2005/05/14(土) 16:36:41
授業で「存在の彼方へ」を読んでいる関係で調べてたらここにたどり着きました。 かなり難しい内容だとは思いましたが、漠然と哲学に興味を持ってる程度の大学一年生が 気軽に読むような本ではないみたいですね; いろいろ参考にさせていただきます。
>>758 『全体性と無限』読解中。熊野純彦と岩田靖夫を手掛かりに。
現在、第一部終了、もっかい始めから読む。
行き詰ったら『暴力と聖性』に当たってみるつもり。
>>760 『存在の彼方へ』は最後の主著ということだけあって、それまでのレヴィナスの思索経緯を
踏まえて読み解く必要があることを考えると初心者向けではないかもしれない。(私自信未読ですが・・)
けれども哲学を学ぶにあたって大切なことは、哲学者についての知識を吸収することでなく、
その哲学者とより近い位置に立って問いかけを共有していくことにあると思う。
その点でみれば、この著書に触れることは、レヴィナスの思想の核心に迫るとともに現在における哲学
全体の状況についてもひとつの大きな視点を得ることにつながるはず。
もし講義が彼の思考が目指したものを丹念に追いかけていくものであるなら、レヴィナスの問いから
学べることは充分にあるし、また今後哲学を学んでいくきっかけともなりうるんじゃないかな。
762 :
考える名無しさん :2005/05/22(日) 03:52:19
763 :
考える名無しさん :2005/05/30(月) 21:04:52
『実存の発見―フッサールとハイデッガーと共に』 は、いつ頃読んでみるべきか。
レヴィナス 無起源からの思考 斎藤慶典著 講談社・06月10日・1,680円・ISBN:406258333X 砂嵐のような文体で語られた真理とは。他者の顔が私に到来するとき哲学が始まる。その意味は。気鋭の哲学者渾身の書き下ろし。
765 :
考える名無しさん :2005/06/03(金) 20:14:48
最近レヴィナス読んでて思ったんだが、デリダの言ってることとほぼ同じやん。 正義、法とか、全き他者とか、元はレヴィナスなんだって知らなかったよ。 デリダさん、これはパクリっていうんじゃないですか?
レヴィナスは「パクリだー」なんて叫ばなかった。 自分と似た思想を持つものとして、良き理解者として尊敬していた。 デリダは"ほぼ同じ"のほぼの部分を問題にしているんだよ。 つか正義に関して言ってる事は同じかい?違うと思うけど
767 :
考える名無しさん :2005/06/03(金) 22:39:55
>>766 デリダの言う法って、レヴィナスの正義とほとんど同じでしょ?
デリダの言う正義も、レヴィナスのまったき他者、個人的な慈悲、慈愛なんかと酷似している。
ちょっと用語法を変えてるだけだな。
まあデリダはちゃんとレヴィナスに敬意を表してるからいいんだけど、
デリダの解説書には「これはレヴィナスから影響を受けて〜」という説明が抜けてるから、
読者はデリダ独自の思想なんだと勘違いしてしまう。それが問題だ。
768 :
考える名無しさん :2005/06/03(金) 22:45:15
769 :
考える名無しさん :2005/06/03(金) 22:46:40
全ての他者はまったり他者
レヴィナスは露骨な保守だから、 パレスチナ史ねって感じ。 ここ重要。
レヴィナスは露骨な保守だから、 女ウザーって感じ。 ここ重要。
デリダはそこだけは受け継がない。
レヴィナスは信仰のなかの正義でしょ。信仰の外にない感じ
774 :
考える名無しさん :2005/06/15(水) 20:42:48
いっさいのことに倦み疲れた。 どうでもよいということがもはやどうでもよい。 「疲労」の分析だけでもうじゅうぶんだ。 もうどうでもいい。 疲れつつやはりそのつどどうでもよい。 だがどうでもよいことがひたすらつづく、このことはどうでもよいのか? ああ・・・どうでもいい。 疲れつつそのつどなにかを掴みとっている・・・どうでもよいという仕方で・・・。 掴みつつ手放すという仕方で・・・。 疲れた。 ただ、ただ疲れた・・・。
喪れも。
そんなあなたにグロンサン
「レヴィナス 無起源からの思考」買った
778 :
考える名無しさん :2005/06/17(金) 10:37:40
>>777 ちょっとまえがき読んだらキモそうだったんだが、
内容はどうなんだ?
779 :
考える名無しさん :2005/06/19(日) 20:27:03
立ち遅れている。 すでにして立ち遅れている。 何にたいして。 いま。 いまというあるべきことにたいして。 いまあるべきわたし自身のすがたにたいしてわたし自身が遅れをとっている。 遅れを取り戻そうとする試みは、いつもながらにしてたいてい頓挫する。 遅れつつさらに遅れるという仕方で遅れていく。 立ち遅れの積み重なりがやがて確たる遅れとなる。 試みは立ち遅れの回復を意図することであり、この意図を そのつど断念する仕方でいまという瞬間瞬間をなしている。
うむ。だけど射精するときは違う気がするよ。
うんこして気持ちいい時もそうだな。
782 :
考える名無しさん :2005/06/25(土) 20:13:22
ポワリエの原著が欲しいんだけど、フランスアマゾンでも絶版みたい。 どこなら買えますかね?
783 :
考える名無しさん :2005/06/26(日) 01:38:14
784 :
考える名無しさん :2005/06/26(日) 12:33:24
nyってこういうときに使えないから糞だよね。 別にCDとか欲しくない。本とかnyを使えば人類の財産に出来るのに
nyは日本のオタが多いだけ gnutellaなら色々落ちているし、 俺も落としている
787 :
考える名無しさん :2005/06/26(日) 20:51:38
俺はemuleでデリダのドキュメンタリー(英字幕付き)とか フーコーとチョムスキーの対談映像を落としたぞ。 レヴィナスの肉声mp3とかもあるよ。 当然フランス語なのでまったくわからんかったけどな。
_,,.. -─‐- .、.._. ,. ‐''"´ ``'‐.、 ,.‐´ `‐.、 / \. ,i´ `:、 / ヽ. ,i ,,,,;;::''''' i、 .i ,,,,;;::::::::::::::: __ i. .i " __ :::: '"ゞ'-' l | - '"-ゞ'-' ::::::... |. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ::::::: (⌒) .| < ごきげんよう。 | ( ,-、 ,:‐、  ̄ | \______ . l . (⌒) l. . i、  ̄ __,-'ニニニヽ . ,i . i、 ヾニ二ン" ,! . ヽ / . `:、 ,‐' \ / `‐、 , ‐´ ` '‐.、 _ _, ‐''" `` ‐-----‐ '"´
レヴィナス無起源からの思考
斎藤慶典(さいとう・よしみち)著 講談社
本体1600円 19cm 254p (講談社選書メチエ333 )
分類:135.5 件名:レヴィナス エマニュエル
4-06-258333-X / 2005.06
存在を、欲望を、責任を、正義を、国家を考え抜いたレヴィナス。
「他者」の「顔」が私に到来するとき哲学が始まるとは、
どういうことなのか? 「砂嵐のような文体」で語られた真理に迫る書き下ろし。
【著者紹介】
〈斎藤慶典〉1957年横浜生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。
現在、慶応義塾大学文学部哲学科教授。専攻は、現象学、西洋近・現代哲学。
著書に「心という場所」「力と他者」など。
http://www.trc.co.jp/trc/book/book_d.idc?JLA=05029504
斎藤か・・・ 「力と他者」は読んだ。内容は興味をひかれるところが多かったけど、文章がクダクダ してて、情を押しつけがましいところが、俺は生理的にダメだった。 自分で書いたことに自分で感動している空気が伝わってくると、なんか気持ち 悪いんだよ。今回は、そのへんもっと冷静になっててくれるといいんだが。
レヴィナス語って冷静な香具師なんかいるのか? 俺は熊野も受け付けないんだが。 弟子に敬愛されているのか、評判良い教師らしいことはわかるけど。
792 :
789 :2005/07/06(水) 18:52:37
とりあえず、最低でも「――」の多用はかんべんしてくれ。書いている方は その方が気持ちいいんだろうけど。
スマソ、790だった。
書き手が、みずからのスタイルを崩してまでも読者にわからせようとし、かつ入門書的なるものからは遠く離れているようなもの
796 :
考える名無しさん :2005/07/10(日) 19:06:03
ハイデガーのみごとな分析は、たしかに、ひとがそのうちに住まっている世界 のありようを描きとるものであったといってよい。とはいえ、なお反問が可能 であるように思われる。「たしかに、衣服は身体を保護したり飾ったりするの に役だち、家屋は身体を風雨から守り、食料は身体を元気づけるのに役だつ。 けれどもひとはそれらを享受し、またそれに苦痛をおぼえもする。そのことこ そが、目的なのである。〜のために存在する道具は、それ自体享受の対象とな る」(レヴィナス『全体性と無限』岩波文庫近刊予定、上巻二六三頁)。使用 よりも、享受のほうが一般に先だっている。「ハイデガーは享受という関係を 考慮に入れていない」。使用が享受を覆いかくしてしまっている。「ハイデガ ーのいう現存在(Dasein)は、飢えというものをまったく知らないからである 」(同、二六七頁)。手に先だって口があり、使用のまえに享受が問題とされ る必要がある。
797 :
考える名無しさん :2005/07/12(火) 14:28:49
798 :
考える名無しさん :2005/07/12(火) 14:32:41
799 :
考える名無しさん :2005/07/13(水) 00:39:47
800 :
考える名無しさん :2005/07/19(火) 06:01:46
斎藤慶典はモロボシ・ダンに似とる
802 :
考える名無しさん :2005/07/23(土) 08:53:12
『レヴィナスとブランショ』買えよ
『実存から実存者へ』品切れだよー。
805 :
考える名無しさん :2005/08/08(月) 22:27:57
ねえねえねえ、ゴダールの「男と女のいる舗道」に出てくる哲学者、 ちょっとレヴィナスみたいじゃない? かっこよくてしびれたわー。
>>805 あれはBrice Parain。
言語哲学者。
日本語も出ている。
『ことばの小形而上学』篠沢秀夫訳 みすず書房
『ことばの思想史』三嶋唯義訳 大修館書店
807 :
クイズダービーより :2005/08/09(火) 01:12:01
Q.清原選手は試合の前にある人の顔を思い浮かべます。それは誰でしょう。 篠沢秀夫「東郷平八郎」
808 :
考える名無しさん :2005/08/09(火) 03:07:52
レヴィナス研究者から来た暑中見舞い 合田「灼熱の太陽(ソレイユ)。蕩尽と贈与の太陽。それが夏を響かせる。この書状に『バカ』と書かれる覚えがないではないが」 熊野「夏は春のつぎにくる。夏がすぎて、秋がくる。季節はめぐる。夏をたえたものは、秋にみのる」 内田「うほほい夏休み。スイカをさくさく食べて、楽しい夏休み。うっきーも元気だぜ」 斎藤「あなたに。なぜ暑中見舞いを書かないわけにいかないのか。猛暑の続く東京より、あなたに」
809 :
考える名無しさん :2005/08/09(火) 07:34:42
ワロタ。
811 :
考える名無しさん :2005/08/09(火) 23:08:21
>>808 レヴィナス研究者、アクが強すぎるなww
しかし読み込んどるな
813 :
考える名無しさん :2005/08/09(火) 23:54:47
>>808 これって本当のやつ?
どっちにしろなんかいいね。これ。
熊野最高
815 :
考える名無しさん :2005/08/12(金) 05:46:53
夏をたえたものは、秋にみのるのなら、熊野訳 が秋にみのるように
817 :
考える名無しさん :2005/09/02(金) 07:09:04
レヴィナスは臭そうだね
オヤジ臭が強そうです
819 :
考える名無しさん :2005/09/08(木) 23:07:21
岩波文庫の全体性と無限はいつでるんだよ
820 :
考える名無しさん :2005/09/09(金) 21:37:06
出るのは確か。2005年以内。
821 :
考える名無しさん :2005/09/09(金) 22:11:34
がんばれ熊野。がんばれ岩波。
熊野自身は嫌いだ レヴィナス解釈者はいずれも我が強すぎ 仕方ないんだろうけど
>>822 フランス現代思想系はみんなそう。高橋哲哉とか鵜飼とか小泉義之とか檜垣とか
>>823 戦前にまともなフランス哲学講座を作らなかったのが原因だろうか。
現代思想系で普通の人もいると思うけど。
825 :
考える名無しさん :2005/09/13(火) 00:38:46
レヴィナスは嫁に食わすな
826 :
考える名無しさん :2005/09/17(土) 02:12:25
ここにいる人はどういう人? レヴィナスのテクストの肝心の中身の話が進まない。
827 :
考える名無しさん :2005/09/17(土) 02:14:03
あたしリカちゃん
中身の話をうっかり書くと個人名がバレる 特にレヴィナス。 だから院生クラスの書き込みがない。
生まれ故郷リトアニアにおけるレヴィナスの知名度とかどうなの?
全くの無名。
831 :
考える名無しさん :2005/10/02(日) 20:55:32
いい加減中身の話をしてくれ。 個人名ばれるとまずいの?院生さん。どういう大学よ? 自分も大学人で、ゼミでレヴィナスやっているが、 学部生にレヴィナスは無理と思ったよ
832 :
考える名無しさん :2005/10/02(日) 21:11:33
Je est poirie.
個人名バレるとやばいに決まってる。
834 :
考える名無しさん :2005/10/03(月) 10:13:19
日本で6人ぐらいしかいないものね
835 :
考える名無しさん :2005/10/03(月) 10:38:19
ろ、6人?まじかよ・・ 自分もやってるが。6人の中に入ってるとは思えん もっといるだろーよ・・
レヴィナス研究者と言える人(最低博士以上で紀要論文ぐらいは 書いたことのある人)は、全国で恐らく3〜40人というところじゃないか。 それでも多くはないが。
837 :
考える名無しさん :2005/10/03(月) 11:30:07
んだね でレヴィナス屋と言えるのは6人ぐらい
838 :
考える名無しさん :2005/10/03(月) 11:53:12
ぼくも、レヴィナス大好きです。レヴィナスはそんなに難しいのでしょうか?
>>837 こんな感じ?
合田正人
内田樹
港道隆
斎藤慶典
熊野純彦
佐藤義之
840 :
考える名無しさん :2005/10/03(月) 12:01:08
ね 6人でしょ
熊野の文章は、女くどきながら思想を語っているみたいな感じ。 いや、嫌いじゃありませんが。
842 :
考える名無しさん :2005/10/03(月) 20:52:52
あー、なるほどね、それで6人か。 じゃ自分は「博士以上で紀要論文くらいは出してる人」の方だ。
843 :
考える名無しさん :2005/10/03(月) 21:04:35
やっぱあれかね、レヴィナスやってる奴だったらフッサールとハイデガーとブランショあたりは押さえてるよね?
845 :
考える名無しさん :2005/10/03(月) 23:25:27
押さえるってアナタ 街の不動産屋じゃあるまいし
俺にとって一番わかりにくいのが、レヴィナスの「繁殖性」について書いてある部分だ。 小泉の本でも取りあげられていたが、ピンとこなかった。 この違和感がどこから来るのか、実はそれもよく分からない。 昔、ラカンの「ファルスの意味作用」を読んだときの違和感に似ていなくもない。 ラカンのときも実体的に読まないように努力したんだが、 ファルス=ペニスのこと、と読める箇所がかなりあり、混乱した。 これじゃあフェミは怒っちゃうよなあ・・・とやっぱり思ってしまった。 「繁殖性」にも、同様の危うさを感じる。 どう読んだらいいのか、未だに分からない。
熊野はそのへん実体的に読んでいそうで嫌だ
そうなのか?
849 :
考える名無しさん :2005/10/10(月) 15:51:06
来月ついに熊野純彦訳『全体性と無限』(上)が岩波文庫から出版される。
850 :
考える名無しさん :2005/10/10(月) 16:40:49
岩波っていうと悪訳ってイメージがある。
851 :
考える名無しさん :2005/10/10(月) 16:43:08
852 :
考える名無しさん :2005/10/10(月) 17:50:40
本屋に貼ってある11月新刊文庫予定表に載ってた。
854 :
考える名無しさん :2005/10/10(月) 22:14:33
お花畑派もとい星菫派のレヴィナス翻訳 ついに登場ですね
いままでの合田訳で十分理解できますが
856 :
考える名無しさん :2005/10/11(火) 18:48:44
岩波文庫で何分冊なんだろ。 2?3?
哲学科(この場合倫理学科)の人間関係があるから、 熊野の訳が席巻するだろうね
うっきーの「全体性と無限」のが読みたい
うっちーのが読みたかった
ついにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!ってな感じ。
861 :
考える名無しさん :2005/10/28(金) 16:42:40
全体性と無限 ■構成 全2巻 レヴィナス 熊野 純彦 訳 -------------------------------------------------------------------------------- 〈 全巻の構成 〉 ◆ 全体性と無限 (上) (レヴィナス/熊野 純彦 訳) 定価 987円(本体 940円 + 税5%)(未刊)
862 :
考える名無しさん :2005/10/29(土) 01:52:40
ついにクル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
863 :
考える名無しさん :2005/10/29(土) 10:47:03
不思議。ブランショはなぜこんな奴をバタイユより大事にしてたんだか。
ブランショが右翼から左翼になるきっかけらしい
>>863 は暗にバタイユ=ブランショ>レヴィナスといいたいのか?
866 :
考える名無しさん :2005/10/29(土) 20:08:08
全然暗にじゃないと思うが。
867 :
熊野 :2005/10/30(日) 21:35:55
わたしはひらがなが好きだ。 名まえを「くまのすみひこ」にしてみようとさえ、思っている。
868 :
考える名無しさん :2005/10/31(月) 17:55:22
「ぜんたいせいとむげん」楽しみ
869 :
考える名無しさん :2005/10/31(月) 19:53:59
11月16日発売だそうです。
レヴィナスを潜りぬけた思考を、なおレヴィナスへ還ることで あらたにつむぎなおしていくことこそが、いまなおじぶんにとって のたしかな手だてであるようにおもわれる。 とかなんとか、あとがきに書いてありそうな予感。
871 :
考える名無しさん :2005/11/01(火) 18:41:57
表紙のデザインがきになる。
872 :
考える名無しさん :2005/11/02(水) 03:08:08
743 :ローカルルール審議中 :2005/04/13(水) 08:46:04 熊野純彦訳「全体性と無限」がでるようだ。 ソースはカイエ・デチュード・レヴィナシエンヌの2005年版。 日大のムラカミ先生が「神なき文化において 日本におけるレヴィナス」 という小論を寄せていて、文献表の中にその情報あり。 しかも岩波文庫から出るらしい。フランスの現代思想が岩波入りか。。
レヴィナスは「フランス現代思想」じゃないし。 「フランス現代思想」は普通「構造主義」および「構造主義以降」の思想をさす。
874 :
考える名無しさん :2005/11/02(水) 16:45:13
12/9 08954-3 c0110 レ-4-2 実存から実存者へ E.レウ゛ィナス著 西谷修訳 1155 272 ちくま学芸文庫
あれ?講談社から移ったの?
876 :
考える名無しさん :2005/11/02(水) 19:55:09
本当。なぜにちくまへ?
877 :
考える名無しさん :2005/11/02(水) 20:43:29
何にせよ、最近入手困難だったから、これはうれしい。
878 :
考える名無しさん :2005/11/02(水) 20:57:16
新しい訳になるの?
879 :
西谷修 :2005/11/03(木) 05:59:40
ひらがなが多くなります。
ちくま文庫は高いけどえらいと思う。
そう?
882 :
考える名無しさん :2005/11/09(水) 19:28:15
文庫版でレヴィナスの主著が読める日まで あと7日
883 :
考える名無しさん :2005/11/12(土) 11:37:25
控えめなレヴィナスw
885 :
考える名無しさん :2005/11/12(土) 19:17:10
あの顔が表紙にアップで載ったりしたらインパクトでかすぎだから、 これくらい控えめでいいんだよw
886 :
考える名無しさん :2005/11/12(土) 19:23:38
仏説摩訶般若波羅蜜多心経観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一 切苦厄舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色受想行識亦復如是舎利子是 諸法空相不生不滅不垢不浄不増不減是故空中無色無受想行識無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法無眼界乃至無意識界無無明亦無無明尽乃至無老死亦無老死尽 無苦集滅道無智亦無得以無所得故菩提薩捶依般若波羅蜜多故心無罫礙無罫礙 故無有恐怖遠離一切顛倒夢想究竟涅槃三世諸仏依般若波羅蜜多故得阿耨多羅 三貌三菩提故知般若波羅蜜多是大神呪是大明呪是無上呪是無等等呪能除一切 苦真実不虚故説般若波羅蜜多呪即説呪曰羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩 婆訶般若心経
レヴィナスレヴィナスるるるるる〜〜〜〜
888 :
考える名無しさん :2005/11/15(火) 20:15:30
明日発売か。ageとくよ。
まあ頑張って読了してください。
しかし熊野のフランス語の語学力は確かなのか? 訳書が出たら専門家(の卵も含む)による検討キボンヌ
>>891 みんなそこは疑っているね
超訳のおそれあり
合田訳も合田訳でかなり癖のある訳文だからなぁ 熊野訳はどうなることか つか熊野が翻訳出す事ってこれ迄なかったような 正直心配だ・・・
894 :
考える名無しさん :2005/11/16(水) 16:01:10
早く感想聞かせて。
生協にはまだおいてなかった
896 :
考える名無しさん :2005/11/16(水) 19:32:39
誰か今日ゲットした奴はいるのか?
897 :
考える名無しさん :2005/11/17(木) 02:47:39
田舎だから二三日かかるだろうなー。
898 :
考える名無しさん :2005/11/17(木) 04:01:12
デリダ最高www
あれ?上巻しか出てない。。下巻はいつ??レヴィナスレヴィナスるるるるる〜
もう読んだのか。はやいね。
予想通り、妙にひらがなの多い訳文。 ひらがな多くしたからってわかりやすくなるもんでもないのにな。。るるるるr
熊野は和辻系のナショナリストだから、 本当はハイデガーの方が相性がいいはず。 やまとことば志向はレヴィナスとは真逆ですね。
903 :
考える名無しさん :2005/11/18(金) 21:21:50
俺も市内の本屋で(σ゚Д゚)σゲッツ!! パッとみた感じ、面白そうだ。
>パッとみた感じ、面白そうだ。 読了後感想キボン
905 :
考える名無しさん :2005/11/18(金) 23:30:16
>レヴィナスレヴィナスるるるるる〜 これなんか妙に気に入った。 次スレのタイトルにキボンヌw
906 :
考える名無しさん :2005/11/19(土) 09:56:43
レヴィナス読者って意外とフランクなのね。
フランク・フルト
>>889 魔法解除の呪文かよ。
つうことは、あのレヴィナスの容貌は世を忍ぶ仮の姿で、
実体はおちゃめな少女だったりすると、萌えるんだが。w
哲学マザコン哲学マザコン存在するとは別の仕方になぁれ〜
それでは皆さん、お他者で〜
911 :
考える名無しさん :2005/11/20(日) 00:11:07
熊野訳: 私たちは道徳によって欺かれてはいないだろうか。それを知ることこそがもっ とも重要であることについては、たやすく同意がえられることだろう。 聡明さとは、精神が真なるものに対して開かれていることである。そうである なら、聡明さは、戦争の可能性が永続することを見てとるところにあるのではな いか。戦争状態によって道徳は宙づりにされてしまう。戦争状態になると、永遠 なものとされてきた制度や責務からその永遠性が剥ぎとられ、かくて無条件な命 法すら暫定的に無効となるのである。 合田訳: 何よりも重要なのは、道徳の詐術にわれわれが欺かれていないかどうか、そ れを知ることである。こう言えば、誰もがためらうことなく同意するであろう。 だが、なぜ道徳はかくも軽んじられているのか。その理由を考えてみよう。 真実に対して精神が眼を塞がないこと、それが明晰さであるとするなら、い つ起こるかもしれない戦争の可能性を見て取ることがかかる明晰さの本義であ ろう。戦争状態は道徳を一時中断する。戦争状態は永続的なものと思われてい た諸制度や責務からその永遠性を剥ぎ取り、それによって、数々の絶対的な責 務を一時的に無効ならしめる。
えーっと、何でこんなに違うのかな?哲学書の翻訳ってこんなものなの?
913 :
考える名無しさん :2005/11/20(日) 16:57:39
>>911 だけを見ると、合田訳のほうがわかりやすいし
こなれているという印象をうける。
>>913 翻訳書を読みすぎの人はそう思うのかな?
「日本語になっているかどうか」という点でいえば、熊野訳の方が
ずっとまともな文章に見えるんだが。
915 :
考える名無しさん :2005/11/20(日) 19:34:10
こんど文庫で「全体性と無限」出るね
もうでたよ・・・
熊野のほうがわかりやすいところもあるし、合田のほうがわかりやすいところもある。
918 :
913 :2005/11/20(日) 19:43:44
>>914 こんなのどちらもまともな日本語じゃないよ。
熊野訳は無生物主語を工夫して訳したりしているみたいだが、
もともと日本とはまったく無縁の思想を日本語に訳すというのが
どだい無理な話で、こういうのは原文が透けて見えるような直訳のほうが
かえってわかりやすいと俺は思うね。
まあ「こなれている」というのはたしかにちょっと違ったかもしれん。
919 :
考える名無しさん :2005/11/20(日) 19:45:09
熊野氏の訳注はいい感じだが、 合田氏のはどうなの? (後者は店頭になかった。) なんか同時刊行の岩波文庫と比べると断トツで売れてる感じだね。 それでもたいしてもうかりはしないだろうから、 思想的にまずいことはないんだろうけど。
念のためアマゾンで調べてみたら、 そこでは全然そんなことなかった。 アメリカ紀行 (下) 本で4,860位 新日本史 (下) 本で9,531位 全体性と無限 (上) 本で14,613位 アメリカのデモクラシー (第1巻上) 本で16,810位 心変わり 本で47,353位
心変わりって面白いのかな?
923 :
考える名無しさん :2005/11/23(水) 10:05:38
じゃあそろそろ、ここのみんなで全体性と無限読んでいかんかね?
>>923 読書会するなら、ここじゃなくて、新スレ立ててよ。
925 :
考える名無しさん :2005/11/24(木) 16:40:02
「全体性と無限」上巻読了 下巻はいつ出るんだろうか?
当然、ヘブライ語できるよな、お前ら?
927 :
考える名無しさん :2005/11/24(木) 20:30:01
928 :
考える名無しさん :2005/12/09(金) 21:33:48
『実存から実存者へ』も発売された頃かな。
929 :
考える名無しさん :2005/12/09(金) 23:07:09
ちくまのは講談社学術文庫版の再版?
930 :
考える名無しさん :
2005/12/11(日) 09:42:56 『実存から実存者へ』(σ゚Д゚)σゲッツ!!
熊野のレヴィナス入門と一緒にトライしてみます(`・ω・´)
>>929 そのはず。