ヘーゲル 『精神現象学』を読む

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43marginal
●第27節(p.43)
知の旅

■精神のない直接的な知から、長い道程が始まる
・精神現象学の仕事
 →学そのものの生成、知の生成を叙述すること
・精神現象学において知がまずとる形態
 →直接的な精神(der _unmittelbare Geist_)、
   精神なきもの(das Geistlose)、
   感覚的な確信(das _sinnliche Bewusstsein_)
・ピストルを撃つように、絶対知から初めて他に無関心である立場とは違う(シェリング批判)。

※意識が精神現象学を通り抜けることを表す動詞にhindurcharbeitenを使っている。
(hindurch・・・を通って、貫いて)(arbeiten働く、労働する、活動する)
→精神現象学は、知の長い労働である。

(第27節終わり)