【物理学】   時は流れない   【哲学】

このエントリーをはてなブックマークに追加
216ポール
通常、我々が「時間は流れる」というとき、「事物の変化」を指す。
事物の変化は、エントロピー増大という一方向に限定されているため、
時間は一方向、つまり未来へ向かって進むといわれる。

一方、物理学が用いる時間には方向性がない。
それどころか、「時間は逆に流れることも可能」と主張する物理学者も
いるとどこかで読んだ。エントロピーの法則を否定する物理学者はいない
と思うが、それでいて「時間が逆方向に流れる」とはどういう意味なのか。
物理学が用いる時間が逆回転しても、過去、未来を基に製作された
我々が実感として持つ主観的時間が逆転することはない。
(記憶の中の江戸時代が未来に再現されることはないだろう)
そもそも、物理的時間が逆回転する世界とは一体どういう世界なのか?

将来もし、膨張宇宙が収縮に転じ、エントロピー減少が事物の変化の
法則となり得ても、それが我々の主観的時間が逆向きに流れるとは
言えないだろう。
それとも、宇宙が収縮する(=エントロピー減少)とは、記憶の中の
過去が未来に現れることなのか?
217ポール:03/11/29 00:25
また、「私が過去にタイムスリップをした」とは、私が過去に戻ったのか?
それとも、世界が過去に戻ったのか?
客観的時間を基準にすれば前者、主観的時間を基準にすれば後者と
なるが、物理学者はこの二つの時間の関係をどう考えているのか?


物理学に詳しい方、わかりますか?