カント『純粋理性批判』を読みませんか?

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942考える名無しさん:05/01/27 09:23:46
純粋理性批判 上 (平凡社ライブラリー)
イマヌエル・カント=著
原佑=訳
未刊  HL判  584頁  2005.02
ISBN4-582-76527-0 C0310 NDC分類番号 134
人間理性の限界と可能性を解明し、形而上学の認識論的基礎の確立を図った
西洋近代哲学最大の古典。定評のある訳文にさらに補訂を行い、最も信頼で
きるハンディー版のテキスト。


943考える名無しさん:05/01/27 10:26:34
なんで原佑訳のほうを復刊するかな〜… >平凡社ライブラリー
高峯一愚訳のほうを選んでくれれば…
944考える名無しさん:05/01/27 10:54:39
>>943
そうだよな〜あちゃー
945考える名無しさん:05/01/27 13:48:58
高峯訳はセット販売限定で河出が復刊したばかりだからな
946考える名無しさん:05/01/27 13:51:15
>>940で「学者の声」氏が「原祐訳はイマイチ」
と述べているけれども、どのへんがイマイチなのか
もう少し具体的に説明して欲しいね。
947考える名無しさん:05/01/27 13:55:17
「定評のある訳文」かどうかは疑問だが補訂で良くなってるかも知れん
948考える名無しさん:05/01/27 13:58:09
同じ平凡社ライブラリーの
樫山訳ヘーゲル「精神現象学」のときのように
補訂で訳文のクオリティが上ることが
期待されますなあ。
949学者の声:05/01/27 15:16:58
≫946
これは失礼。仰るとおり。
天下の理想社が組んだ『カント全集』を、
根拠提示もなく「イマイチ」の一言で終わらしちゃあいけませんね。

「翻訳とは何ぞやぁ?!」という問題が絡んできますが、
思うにですね、原祐訳は
哲学研究のテクストというよりは、
ドイツ語学習のテキストなんだなあ〜。
ドイツ語一語一語に対応するキメ細やかな日本語、
受動態―能動態変換、無生物主語変換もそのまま、
原祐の訳を見れば、逆にカントへと独訳できてしまうかもしれない。
哲学なドイツ語を勉強したい人にとっては最良の教科書かもしれんな、と。

ただ、そうしていわば機械的な工程でできたところが、
逆に「理解」ということをすっぽかしたところでもあったりして。
ある語には一対一対応で意味が存在するわけではないんだよな〜。
「aufstellen」はいつだって「立てる」なわけじゃないんだよな〜。
・・・とか、そういうことで、
「悪い」とは申しませんが「イマイチ」かもなぁ、と。
950考える名無しさん:05/01/27 16:49:33
チベット語訳仏教経典もサンスクリット語の機械的翻訳で、
サンスクリット聖典が復元できるほどだそうだ。
これに対し漢訳経典は意訳超訳で、読みやすくわかりやすいが
原典を復元できるものではない。
 うむ、スレ違いだったか
951学者の声:05/01/28 01:28:18
翻訳と意訳の循環論、というものがございます。
 翻訳は、原典を理解するためにするもの。
 それなのに、翻訳とは本質上必ず理解が含まれてしまうもの。
 翻訳が先か、理解が先か、
 思案すべきはここぞかし。

 経典識者の950様、
 「機械的翻訳」とは成り立ちうるのか、アナタはどう思われる?

 ところで、
「レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。」
 ということは、1000レスでこのコーナーはおしまい?
952考える名無しさん:05/01/28 01:47:45
>>951
おしまいだよ。次も続けたかったら同じ題名でパートUを作れ
ばいいし。やり方わからなかったらここにパートU作ってって
書き込めば誰か作ってくれるよ。俺も気付いたら作ってもいいし。
953考える名無しさん:05/01/28 09:42:24
モコはどうする?
954考える名無しさん:05/01/28 11:11:17
>>949
なるほどねぇ。
原訳はいわば横のものを縦にしただけというような
直訳調なわけですね。
日本語として十分に練られていないとも言えます。

読みにくいのは何とか改善しないと訳本としては
使い物になりませんが、他方で訳者個人の「独り
よがりな」理解を訳文に恣意的に反映させられても
困るわけですから、その辺のバランスはとても難しい部分です。

新版が出る際に欠点ができるだけ抑えられることになれば
いいですねぇ。
955考える名無しさん:05/01/29 19:21:44
宇都宮訳買ってきました。
高いのと重いのでくらくら。
956考える名無しさん:05/01/29 22:56:57
いいなーおれも欲しい
957考える名無しさん:05/01/29 23:12:00
三回飲みに行けば無くなる金だけどやっぱ買うには気合いがいるな。
958学者の声:05/01/30 04:25:28
要りますね、気合。
宇都宮訳は、出ているだけで3批判書と『道徳形而上学原論』。
全て揃えたら、一体幾らになることやら。
しかし、3批判書を全て翻訳公刊した人は、
数いらっしゃるカント翻訳者の中にもいないですから、
宇都宮氏の「全体」としてのカント理解が問われる事態ですね、よく考えたら。
959考える名無しさん:05/01/30 21:19:05
とりあえず、高校生の頃からあこがれていながら、
何度も岩波版で挫折した「純粋理性批判」だけでも、
もういちど挑めるよすがになればいいのでつ。
960考える名無しさん:05/01/30 21:30:02
むしろ、岩波版以外に知らないほうがいいのかもしれない。
961考える名無しさん:05/01/30 22:25:40
なんで?
962考える名無しさん:05/01/31 00:56:15
機械的翻訳は言語の構造が似ていればある程度可能ですよ。
単語を単に置き換えるような作業ですね。まあ、漢文の書き下し文なんかが
いい例では? 書き下し文からもとの白文に還元する練習なんかは昔の漢学の
塾ではあったそうですから。でもこれもあくまである程度ですね。
読み下しも解釈が入るから。でもかなり機械的にやれる。
条件は、言語構造が似ているかどうかですよ。
英語とドイツ語なんかじゃ駄目ですね。
ドイツ語と日本語なんてなおさら無理。
韓国語は結構いけるかな。
963考える名無しさん:05/01/31 01:03:43
漢文(中国語)と日本語の言語の構造はまったく似ていないんだが。
964考える名無しさん:05/02/01 02:31:15
>>963
仰る通りです。言い方が悪くてすみません。書き下し文は、まあ、独自の翻訳術で、
文法の異なる漢文を、無理矢理日本語化するものですから、あれこそ、機械化された
翻訳だと思います。つまり、言語構造というか、文法が異なるとしても、そこに
一つの厳格な約束事を決めて、それに則って機械的に逐語訳ができるということです。
例えば、英語の文章、He bought this book. を漢文風に訳すと、
「He は this book を bought す。」になりますが、この調子で西洋文を
訳していけるでしょうか。
試しに、Die Substanz ist ein Seiendes, das der Handlung faehig ist.を
訳すと、「Die Substanz は、ein Seiendes にして、der Handlung をなしあたうもの、
これなり。となります。うんこがしたくなったのでやめます。
965考える名無しさん:05/02/01 04:16:47
つねづね英語も漢字交じりになってほしいと思っていました。
966考える名無しさん:05/02/01 13:40:38
英語が日本語になってくれれば、もっといいと思います。
967考える名無しさん:05/02/01 13:47:02
漢文の書き下しっていうのは、翻訳というよりは日本語の拡張だよね。
中国語の概念を日本語の概念に対応させることはせずに、文法構造だけ
変換させようとするんだから。
968考える名無しさん:05/02/01 23:46:26
それで昔は筆談が成り立っていたのだからすごいなあ。

大昔、仏教の勉強のため中国へ渡ったお坊さんは、
中国語しゃべれたんかいな。しゃべれたとしたらどんな勉強法があったんだろう。
CDエクスプレスはなかったわけだし。
969考える名無しさん:05/02/02 00:02:02
すれちがいすみません。
970にっしー:05/02/02 12:48:03
世の中分からないことだらけ

なぜゆえ世の中分からないことだけというと

だな

みんな問題が起こって

哲学してるからかな
971にっしー:05/02/02 12:54:56
僕が一人が好きなのは

何でかなと思ってる

でも深い心理なんて

読み取れない
972にっしー:05/02/02 12:59:30
人間とはといわれても

人間は宇宙だとか

人間はどこからきたものかというと

生まれて死んだ
973にっしー:05/02/02 13:02:27
赤信号が変わるなんて

現実におこりうることであって

空に町ができるのも

現実におこりえないとはいえない

人のいないところで

声がするのは

現実に起こりえない

でもテープが

人のいないベッドに

かくしてあると¥
974考える名無しさん:05/02/02 13:06:32
変なレスで無駄にスレを埋めるんじゃないよまったく
975考える名無しさん:05/02/02 13:13:20


     インリン・オブ・ジョイトイ




君らより、こっちの方が協力だ
976考える名無しさん:05/02/02 15:02:31
> 大昔、仏教の勉強のため中国へ渡ったお坊さんは、
> 中国語しゃべれたんかいな。しゃべれたとしたらどんな勉強法があったんだろう。

そりゃもちろん、先に渡って帰ってきたお坊さんから習ったのさ。
977考える名無しさん:05/02/02 15:34:39
おそらく、渡来人から基本的な単語を聞き出しているだろう。
その存在を知らないなら、外国にいく事を思い描く事ができない。
単に文化が進んでるだけでは、観光か。
978考える名無しさん:05/02/04 12:08:24
カントの「目的の王国」ってドイツ語でどう書くんですか?どなたか、教えてください。
979考える名無しさん:05/02/04 22:33:29
Das Dritte Reich
980考える名無しさん:05/02/04 23:17:16
ありがとうございます
981考える名無しさん:05/02/04 23:46:25
eines Reichs der Zweck
982考える名無しさん:05/02/04 23:49:47
ごめんなさい、格変化無視してPhB版の基礎付け59頁からそのまま写してしまいました。
983考える名無しさん:05/02/04 23:50:22
981=982です
984学者の声:05/02/05 02:47:26
Das Dritte Reichって・・・あらあら、ナチではないか。
Das tausendjährige Reichのことではないか。
質問者の方が思いっきり真に受けていらっしゃるではないですか、いかんよ。
Das Reich der Zweckですね。
985考える名無しさん:05/02/05 02:55:35
割り込み失礼。Zweckeでは。
986学者の声:05/02/05 02:57:43
ありゃ失礼。お恥ずかしい。
ワタクシもウソ教えちゃった。
「Zwecke」ですね。仰る通り。
987考える名無しさん:05/02/05 04:51:43
>>968
> それで昔は筆談が成り立っていたのだからすごいなあ。
> 大昔、仏教の勉強のため中国へ渡ったお坊さんは、
> 中国語しゃべれたんかいな。しゃべれたとしたらどんな勉強法があったんだろう。

今の留学生と同じで、言葉も大してできないまま帰ってきた人たちも
いたみたいよ。お土産の本だけ抱えて。

日本に来ていた中国僧たちもいたし、日本である程度は学んでいったのが
普通だと思うがね。
988kurahito ◆XEF65wQsug :05/02/05 05:28:08
>>987
鎌足と海豚は渡来人の私塾の同窓生だったのですよ。
989考える名無しさん:05/02/05 11:45:34
次スレたてたほうがいいかな?
990考える名無しさん:05/02/05 11:54:49
>>989
おねがいしますです。
991考える名無しさん
次スレは、これの再利用で良い気がしてきた

京大法学部ですが純粋理性批判を理解できない
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/philo/1090473461/