762 :
考える名無しさん:2009/01/14(水) 10:16:47 0
私は本当に自閉症的で、幻想
は身体表面までしかなく、その外側は完全に言語野で抑えようとする。
それはむしろ分裂症(統合失調症)じゃないでしょうか。
自閉症との類似はかなりあるとされていますよ。
症状原因から見ると別物とはされていますが。
764 :
考える名無しさん:2009/01/14(水) 21:50:51 0
そこでぼくは、それは、転移と能動性(および自由意思)が失われた後にも残る
であろう「外傷」をどのように処理すれば良いのかというような話ですか、と
聞いてみたのだが、樫村さんは、その時に外傷は、いわゆる神経症的な外傷で
はなくなって、「世界全体が(世界そのものが)外傷となる」だろうということ
を言って、ぼくはその言い方に感覚的にすごく納得がいって、だとすれば、樫
村さんの言う、記述によって世界が梱包されてしまうような世界のありようは、
決して悲観敵なものではなく、むしろ非常に楽しげな、魅惑的なものとも思わ
れる(しかしこの楽しさの裏には、常に分裂病的な、切迫した刺々しさが貼り付
いているのだが)。さらに言えば、樫村さんのこのような世界のイメージは(イ
メージという言い方は的確ではないと、樫村さんなら言うだろうが)、世界その
ものの客観的な記述であると同時に、樫村晴香という人を表現するものでもあ
るように思えた。
765 :
考える名無しさん:2009/02/12(木) 21:27:23 0
夜戦と永遠 この本はすごい 投稿者:保坂和志 投稿日:2009/02/06(Fri) 00:30 No.839
サブタイトルは「フーコー・ラカン・ルジャンドル」
いかにも硬派、しかも定価は6930円。
しかし、この本は絶対読むことを薦めます。
とくに何かを書いたり作ったりしている人は読んでるうちに、ふつふつと
勇気が沸いてくる。
もう勇気が沸騰すると言ってもいい。
自分が、作ること、書くこと、表現することを目指したのはなんのため
だったのか、を思い出す。つまり、いまこうして生きていることを。
第一部がラカン。第二部がルジャンドル。第三部がフーコー。
で、わたしはルジャンドルという人を全然知らなかったし、今日、第一部
を読み終わったところでしかないんだけど、
それでも、もう、この本を絶対に薦めます。
たしかに難しいところもいっぱいあるけど、わからなかったらわからない
箇所にあまり拘泥せずに、とばして先に進めば、わからなかったところが
別のわかり方をするようになっている。
たしかに高いけど、2回か3回、何かの用事を飛ばせば、7000円くら
いにはなるし。
なんかもうすごいんですよ。
最近の論調というのは全体として、情報いっぱい仕入れて、精密に分析
して、頭よくないとダメみたいな感じだと思うんだけど、この「夜戦と永
遠」は、そんなことは全然関係なくて、革命や新しい世界を信じていた頃
の自分を思い出せ、それを忘れることが自分をダメにしていたんだって、
そんなことは全然書いてないけど、書いてあるのはそういうこと。
とにかくすごいよ。
すごい、すごい、ばかりで、わかんないだろうけど、すごいんだ。この本。
大島弓子論ざっと読んだけど、メンヘラのバイブル大島だから相性よかったのかな
としか思わなかった。あれは大島弓子にどういったツッコミをいれてるわけ?
一緒になってボケてるようにみえたけど、しっかり再読するとちがうんかな。
作品とあまり関係ないと思う
何気にGS, 2 1/2号の『革命の諸要素』は保坂HPにも転載されてないな
革命好きなのにな
この人「竜頭蛇尾」で終わるのかも。いるじゃんそういう人。
大島弓子論作品と関係ないって、じゃあなぜ書く。
大島弓子という選択も安易というかセンス感じない。
選択自体は悪くないだろ
多分保坂が気づいていないんだろうな
GS=浅田むかつく、だったら批評空間掲載のをUPしてるのは変だし
少女漫画論で大島をとりあげるのと、腐が同人でスラダンで盛り上がるのと、
似ているような。で、異性の気持ちとやらを分かったような気になる。
それはねーよw
ただ、樫村はそういう発想かもな
774は樫村さんの大島弓子論の感想ということで。
橋本さんのは自称乙女の書いたジェンダー論という感じだったけど。
sage
779 :
考える名無しさん:2009/08/27(木) 23:52:07 0
走れ
sage
小説は出ないんですかねえ。
782 :
考える名無しさん:2010/03/22(月) 18:10:39 0
走れ
783 :
考える名無しさん:2010/03/23(火) 00:54:17 0
嫁の樫村愛子が何かとフランスを持ち上げすぎててキモイです。
人文的議論が発展しているということがそんなに素晴らしいですか?
784 :
考える名無しさん:2010/04/28(水) 01:06:27 0
図書館でもらったリサイクルの本です。
ネットで読めない。
樫村の「サイエンス」に関する論考が載ってます。
「思想のポリティックス」という80年代の本です。
樫村ファンの方にどうぞ。
あとは粉川哲夫、高橋敏夫、平井弦などの鼎談などが載ってます。
当時の思想の網羅的な紹介の本です。
定形外で発送の予定。
エターナルコンボアタック。
>>784 書誌を正確にかいてほしい。
タイトル、編者、発行年、出版社、ISBNとか。
787 :
考える名無しさん:2010/04/28(水) 09:46:14 0
>>787 どうも。
「思想のポリティックス」じゃなくて
「思想のポリティクス」か。
どうりで検索しても出てこないわけだ。
789 :
考える名無しさん:2010/04/28(水) 13:55:57 0
保坂さんに声をかけていただき、樫村さんとお会いすることが出来た。
ピリピリと全身に緊張の張りつめた感じの人だろうと予想して(ビビッ
て)いたのだが、とても当たりのやわらかい、細かな気配りをされる
方で驚いた。しかしそのやわらかさは、常に自分を抑制的、意識的に
コントロールすることの必要性によって生まれるもののようだ。話し
ている(というか、話を聞いている)うちに何度も、「樫村晴香のテキ
スト」を読んでいる時に感じるものと同様の感触が随所に顔を覗かせ
るのだった。特に、「花咲か爺さん」における「犬への愛」の手触り
についての話しをしている時は、「ああ、今、目の前に樫村晴香がい
るのだ」ということがとても生々しく感じられるのだった。(楳図論
に書いていることに近いものを、もっと生々しい形で語っていたの
だった。樫村さんは、今日の話したことについて何を書いてもかまわ
ない、と言って下さったので、この話については自分なりになんとか
まとめてみたいと思うのだが、かなり複雑な話なので、ちゃんと記述
出来るかどうか分からない。どちらにしろ、今日はとても濃密な時間
で、そのためどっと疲れが出て今ほとんど頭が働いていないので、
それは今後改めて。)
樫村さんが、リンチの『ワイルド・アット・ハート』について、
「あれは私の生きている世界にとても近い」と言っていたのが、
意外なようでもあり、納得出来るようでもあって、印象に残った。
最近たまたまこの人の文章ネットで見て、すごい面白いと思ったんだけど
どんな人なのか全然分からない・・・。
元々何畑の人なのか、今なにしてるのかとか誰か知ってたら教えてください。
このスレ1から読めば分かるだろうが
再読に耐えない文章だと思う
793 :
考える名無しさん:2010/05/28(金) 20:21:58 0
794 :
考える名無しさん:2010/05/28(金) 20:28:42 0
樫村晴香によれば、ドゥルーズにおいて重要なのは「尿道的」なも
の。これについてちゃんと反応している論者はいません。僕の博論
では採り上げます。
masayachiba/千葉雅也 Masaya Chiba 2010-05-21 01:53:37
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英語圏では、ホルワードのドゥルーズ論がようやく樫村の一歩手前
に来たか、というところ。フランス語圏のドゥルーズ研究は
ドゥルーズに対して甘すぎる。
masayachiba/千葉雅也 Masaya Chiba 2010-05-20 23:47:59
795 :
考える名無しさん:2010/05/28(金) 20:31:08 0
ここしばらく英仏語のドゥルーズ研究をサーベイしているが、
樫村のドゥルーズ批判はやはりきわめて稀な達成。バディウに
よる批判と似ているが、もっと洗練された過激さ。それを踏ま
えた『存在論的、郵便的』の議論も重要。この厳しさの批判は
たぶん日本でしかなされていない。
masayachiba/千葉雅也 Masaya Chiba 2010-05-20 23:46:38
18 favs by
かつて現代思想に載った橋村晴香の荒川論と、彼の激烈なドゥル
ーズ批判「ドゥルーズのどこが間違っているか?」を併せ読む必要
がある。
796 :
考える名無しさん:2010/05/29(土) 20:29:02 0
ちなみに、7種が強いのは保坂和志もまったく一緒で、何回か会ったこと
あるが、筋肉質で体が硬そうで、とにかく声がでかかった(声の大きい人
間で本質的に頭のいい人間にはあったことない、ぼくは)。この人も10
年後は柄谷と同じようになってるだろう。ていうか、もうすでにその兆し
がある。。
797 :
考える名無しさん:2010/05/29(土) 20:29:49 0
蓮実重彦やら、橋本治やら、村上春樹やら、2種というのは基本的
に考えが変わらない。少なくとも自分の脳の力では変わらない。
保坂和志のように、強く1種の人間を崇拝していると違ってくるが
。。そして2種は、頭が遅い。
1種は基本的に理論を求める。
2種は基本的に教義を求める。
理論は、次々と発見があるたびに更新してゆくもので、1種はその
理論の進展にあわせて、言語野が再構築されていく。
2種は、現実を教義にあわせて解釈してゆく。
たとえば、樫村晴香という人は、最初は、マルクス主義者だったが、
今は(たぶん)ストア派だ。科学の、認識の進歩に合わせ、理論が
更新されていく。1種は。
798 :
考える名無しさん:2010/05/29(土) 20:32:53 0
これはね。一応プロの小説家と某文芸誌の編集長が読んだんですけ
ど。当時。
まったく理解されませんでしたね。すっげーバカだった。そいつら。
だって、その感想メールで来たんだけど、全然わかってないんだも
ん。意味が。
で、この文章がいろんなきっかけになって、文学止めたんですけどね。
あとね。ぼくが本格的に音楽に向かった理論的根拠の一つにこの批評
があんだけどね。
まあ、それはともかく当時のこと思い出すと、この頃はね、樫村晴
香をなんとかしないといかんなと思ってたの。
あの「連続性の時代」てゆう論文があんですけどね。
ストア派とアリストテレスのこと書いた。あれを殲滅せねばならな
いとおもっとって。
で、結構上手くいったと思ったんですけど、、、だから読者として
想定してたのは樫村一人なんですけどね。
結構ハイブロウですよね。普通の人はわかんない。読んでも。
799 :
考える名無しさん:2010/05/29(土) 20:51:40 0
800 :
考える名無しさん:2010/05/29(土) 23:13:51 0
>そういう人間が、ヘーゲル読んで感心するというのは、必然だ。
>これは何もしない自分を肯定したいだけだ。
>後追いして、いま、ヘーゲル読んでる人もいるが、僕にはあほに
>しかみえない。
このあほってフルやんのことだね。樫村がヘーゲルのこといったあと
すぐの偽日記でヘーゲル本読んでるしね
801 :
考える名無しさん:2010/05/30(日) 20:05:53 0
わたしたちは、非常なる死者のもとにあって
よみがえってはいない
だから死者の底からの深い静かなつぶやきに
耳をかたむけずには
いられない
言葉いじょうの言葉
沈黙のなかの沈黙
深淵にこだまするつぶやきの暗烈なる響きに
目をとどろかせずには
いられない
そしてわたしたちも だまっている
802 :
考える名無しさん:2010/05/30(日) 20:07:45 0
正常がかくも静かな非常であり
日常がかくも単調な正常であることの
深いいかりからかなしみがたちのぼる
最大のしっぽが最小の口にくわえられている(最大のしっぽが…) 一瞬の この時の時に
峻烈なる風が かくも静かに
秋が これほど冷たく
むすぼれて
沈黙のみが
ただひとつの言葉を発し
壁のみが
ただひとつの向背骨となるがゆえに
屹立する 外なる壁のあいだ
内なる壁の逆理をひめて
わたしたちは、壁のみによってむすばれる
803 :
考える名無しさん:2010/05/30(日) 20:08:38 0
秋の白いかがやきが 蒼い空に凝固して、
熱をうしなったかがやきが、ひかりその
ものとなるときにあって
この等質価の世界のあいだ
互いの顔をば 知ることなく
虚空のなか ただ関係のみが ある
ひとりひとり、ひとりはひとりと
逆転は、ただそれがためにあって
わたしたちは、それによって むすばれて
ある
上のブログ全部読んだ。きつそうだ。
yumotoは自由になりたいんじゃなくて本当は幸せになりたいんでしょう。
なら音楽やめて普通に働くんだね。
settuと同じで、哲学やめて音楽に行ってるってとこもよく考えたほうがいい。
それに整体にいっても、何を避けているかはsettuと同じ。
樫村批判しても何も変わってない。
806 :
考える名無しさん:2010/06/14(月) 12:20:51 0
●あと、保坂さんのHPで読める樫村晴香のテキストを入力した山本さん
の話では、樫村さんのテキストが新たに一つ発掘されたそうだ。清水博
に関するの短いテキストで、近いうちにアップされるはず、と。
807 :
考える名無しさん:2010/06/14(月) 18:28:26 0
根本敬のマンガは嫌いじゃないが安易な根本信者(これが30代に意外に多い)はどうかと思う
何故かどこからも批判されないポジションなんだよね
樫村晴香という人間はそもそも実在しているのだろうか?
810 :
考える名無しさん:
今日の朝日新聞27面に樫村の母親が出てる