スピノザ

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401考える名無しさん
>>398
スピノザーナ関係者ですか?
402考える名無しさん:04/09/29 20:37:56
2日振りに見たらレス数400越してますね( ´∀`)
記念age ついでに・・・・

>>384
> みんなもっとスピノザについて書けよ(笑)
> スピノザのここがチャーミングだとかさ、ここに感動したとかさ(笑)。

私も、今スピノザを読んでる方について、読み始めたきっかけ(もしくは、学部とかで研究対象に
選んだのかetc.)聞いてみたいです。

私の場合は親の本棚にあったからですorz 『デカルトの哲学原理』と『エチカ』がありました。
子供の頃だったので前者はパス、『エチカ』については抽象的な書き方が、実生活のいろんな場面
に当てはまりそうだと思いながら読みました(子供だったので突っ込みは勘弁)。
まあ、物体論のところなどは大学に入るまで読み飛ばしていたので・・・今でも第三部・第四部が
理解しやすいです。人間関係で悩んだら第三部読むのマジお勧め、と本気で思ってました。
でも、哲学を専門にするという頭はなかったです。
403398:04/09/29 20:46:11
 Dosseあたりがあれこれ紹介してるよね。
404考える名無しさん:04/09/29 20:48:09
>>398
> まったくスピノザとライプニッツの本質的な区別がついてなかったな。

 それなら、致命的なんじゃ・・・?

 海外の思想を輸入する人は必要だと思います。最初から外国語が読めるわけないし。
 でも、「なぜ」輸入する必要があるのかが見えないこともあります。それと、ある程度
 知名度を得た哲学者や思想家については(ドゥルーズとかデリダとか)、自分の研究対象
 ならばともかく、しつこく輸入を続けるのは何故なんでしょうか。特にデリダみたいな書き
 方をする人なら、フランス語勉強して自分で読んだ方がいいのでは?(アドルノとかも)

 新しい解釈を紹介することには、意味あるのかな。
 フェミニズムの文脈や、政治論の文脈で、「現代にスピノザが通用するのか」という議論が
 結構見られますが、否定的なものも多かったです。でもデカルトとか、ライプニッツとかはOK
 だったりして。マルチチュードの概念以外で、スピノザが再評価されている文脈はあるの
 か、識者の方にお聞きしたく思います。
405考える名無しさん:04/09/29 20:49:50
>>403

 『ギリシャ人の非理性』(タイトルに確証なし)書いたドッズのことですか?
406398:04/09/29 21:17:11
 フランソワ・ドッスです
407考える名無しさん:04/09/29 21:29:25
398は判断力および知性が低いな
ドッスの煽り本はソーカルとかブーヴレスと一緒で、
フランス特有の世代間闘争に基づくただの反動本だよ
408考える名無しさん:04/09/29 21:31:40
古典哲学の研究書を読み進めるセンスと、
現代哲学を見極める判断力は若干異なるから、
両方を兼ね備えるのは難しい。
國分は前者がイマイチだとしても、後者はわかっているだろうよ。
なにせバリバールの弟子なんだから。
409398:04/09/29 22:31:05
反動とは、何に対する反動だというのかな(w?
デリダの革命的理論に対して(w?

 脱構築主義なんていうのは袋小路。次世代が継承発展させている形跡が
亡いんだから、廃れていくだけだよな。

 ドッスが追っているのはあらゆる認知科学やら、社会学、自然科学にわたっての
動向。哲学界に大天才が一人現れて、ひっくり返せる状況じゃないってこった。
しかも彼は「構造主義の歴史」ではちゃんとそれ以前のフランス思潮も綿密に
紹介しているのだよ。

 まぁ、デリダももうすぐ死ぬことだし、先はないな。
410考える名無しさん:04/09/29 22:39:46
>>408
>バリバールの弟子

ハァ・・・・・・・・。
バリバールなんて、デリダ、ドゥルーズ以上に終わってるじゃんか。
本当に興味ないので、どうしても語りたかったら、
國分スレでも立ててやってくれ。


頼むから、スピノザの話ししようぜ。
411考える名無しさん:04/09/29 22:41:43
反動というのはあらゆる世代に対して使える言葉。
デリダもサルトル世代に対する反動だ。

フランスでは特に、
過剰に前の世代を葬ろうとする傾向があるのを知るべき。
ドッスは『68年の思想』を書いたフェリーらと同じ潮流にある。

フランス国内における「脱構築主義」が厳密に当てはまるのは、
70年代後半のフランスにおける雑誌digraphやcahiers confrontationの一派のみ。
東の用語を使うなら「中期デリダ」の時期の産物。

アメリカとフランスのそれぞれでのデリダ受容の違いぐらいは押さえて欲しいね。
スピノザとライプニッツの差異ほどは違わないから難しいかもしれんが。
412考える名無しさん:04/09/29 22:43:08
俺は國分信者でもなんでもないが、
398は通俗的な「反ポモ」特有の粗雑さが目立つんだよ。
ドゥルーズ野郎ばかりで苛ついているんだろうけど。
413398:04/09/29 22:46:18
 ちなみに俺もソーカルやブーブレスはつまらんと思うけど、ポスト構造主義を
英米哲学や自然科学の立場から批判する連中というのは「認識論的切断」
とか、その種の価値相対論が気に入らない、科学を貶めていると思って
反発しているわけだろ。

 ドッスが紹介している連中は、学科横断的な相対性はあるけど、全然
相対性の意味が違っている。それにドッスは元来歴史家なので、別に世代闘争
なんかする必要もないんだよな。

 まぁ、どっちにせよ狭い専門だけで、他のすべての学問を語るのは無理な時代になったってこった。
414考える名無しさん:04/09/29 22:50:25
検索しましたが、たぶんこのドッスというひとのことでしょう。>>405
>>フランソワ・ドッスという人の『意味の支配』という本を読みました。
>>昨年邦訳が出たのですが、ポスト構造主義以降のフランスの学問界の最
>>新の趨勢を紹介した本です
415398:04/09/29 22:57:42
>過剰に前の世代を葬ろうとする傾向があるのを知るべき。

 そんなのは百も承知。でもレヴィ=ストロースやラカンは、批判されても
ある程度それぞれの分野で影響を残すだろうな。
 しかしデリダはないだろう。

 それにセールやリクールは逆に影響力を増しているとして評価してる。
ドッスが今のフランスの学問界の動向はさまざまだが、収斂してきている、
というのは、かなり説得力がある。反論するなら、「脱構築絶好調!」
とかそんな資料をあれくらいの分量で提示してくれ(w
416考える名無しさん:04/09/29 23:11:13
話がコンガラがってきてるぞ ドゥルーズがなんで脱構築なんだ???
417考える名無しさん:04/09/29 23:13:55
>>415
>しかしデリダはないだろう。

なぜそういいきれる?
ラカンの方がやばいだろ?
418ぴかぁ〜 ◆wMDHqGPerU :04/09/29 23:18:33
ラカンはある意味最強だろう。
419考える名無しさん:04/09/29 23:19:34
リクール、ドゥルーズ、レヴィ=ストロースは残ると思うけど、ラカンも思想史的には
残るだろうし、デリダも同じかしらねえ。
420考える名無しさん:04/09/29 23:21:19
はははははは。
ラカンは生き残るだろうねえ、アカデミズムの中だけで。
保守的な心性をもった教授連に受けがいいからねえ。
421考える名無しさん:04/09/29 23:21:19
>>417
パリ大学に「精神分析学部」があるのは知ってる?
日本や英米とは哲学事情がだいぶ違うのですよ
422考える名無しさん:04/09/29 23:22:29
すごい延びだな。
でも、開いてがっかりした。
ここスピノザスレだよね?
423考える名無しさん:04/09/29 23:25:44
じゃあフランスネタに絡めて聞くけど、
エチカの仏訳やっているポートラって、
若い頃(27歳ぐらいの時)ニーチェ論書いているんだけど、今は何やってんの?
424考える名無しさん:04/09/29 23:28:39
エチカの原文地獄だよ。このスレのなかで何人があのラテン語読んだんだろう?
425考える名無しさん:04/09/29 23:31:37
>>423
レンズ磨いてるらしいよ。
426考える名無しさん:04/09/29 23:47:57
あほか
はっきり言ってスピノザのラテン語は
デカルトに比べても格段に易しいよ
427考える名無しさん:04/09/30 01:26:13
>>426
また話が横道にそれてスマンがラテン語って
どの本で勉強するのがいいの?
428402 404:04/09/30 02:57:22
スレ延びてるけど・・・質問ゆるすぎだったみたいでごめんなさい。門外漢だけどスピノザはなんだか
妙に取っ付きが良くて読みやすく、専門の論文とかもわりと読みやすい気がして一人で読んでます。
たまーに質問させていただくと思いますが、専門はまったく違うので常識的なことも知りません。
原文以外に読んどけってものはありますか?『スピノザーナ』って専門雑誌なんですね。一般でも
手に入るのでしょうか(手に入れても歯が立たなかったり?)。

>>427

ラテン語で拾い読みしてたことあります。私の場合は、あちこちで名前を見ると思いますが
『新ラテン文法』(東洋出版)だけでのんびりと勉強してました。英語や仏語、独語にもかなり役に立ち
ました。英語や仏語ができる人は、アマゾンなどで探せば外国語で書かれたラテン語入門は
山ほどあるので、もっと良い参考書があるかもしれないです。羅和はとんでもなく高いので、辞書は
オックスフォードの羅英を使っています。
429考える名無しさん:04/09/30 06:52:12
「スピノザーナ」は日本スピノザ協会(学会)の年間誌です。
一般の方でも申し込めば入会できます。
また、学会に入らなくても大型書店やネット書店では取り扱っている所もあります。
ご興味がおありでしたら、共にネットで検索してみて下さい。
430考える名無しさん:04/09/30 07:56:16
あまり「学」としてのスピノザを読むと
毒抜きされたスピノザしか提示できなくなるよ。
だから、学会なんてものにはなるべく近づかないほうがいい。

学会員の人、ごめんね。
431考える名無しさん:04/09/30 11:00:21
430の言うとおりでしょう。
昔は俺も学一辺倒だったが、今なら言える。
やはりアランやドゥルーズ「実践の哲学」を先に読むのがいいのだと。
432考える名無しさん:04/09/30 11:38:47
>>430
>>431

同意。
433考える名無しさん:04/09/30 11:40:29
別にどっちだっていいよ
434考える名無しさん:04/09/30 12:12:03
そんなことない
哲学書を楽しく読めないと学問する意味も生まれない
いきなり学だと本末転倒になりやすい
435考える名無しさん:04/09/30 12:19:15
くだらんレスの連投やめてくれ。
なんか言いたいなら
毒抜きされてないスピノザ像を示してみろよ。
436考える名無しさん:04/09/30 12:21:34
435って事あるごとに毒いているよな
お前こそ無責任な外野なんじゃないのか?
437考える名無しさん:04/09/30 12:22:42
毒抜きされてないから
438考える名無しさん:04/09/30 12:58:47
ワラタ
439考える名無しさん:04/09/30 13:00:46
毒抜きされていないスピノザと
毒抜きされていない235なら
どっち取るよ?


440考える名無しさん:04/09/30 13:03:05
スピノザも腐女子に対しては毒吐きまくりだもんなあ
441考える名無しさん:04/09/30 13:10:51
スピノザは寝取られ属性の香具師のツボをついている
嫉妬の定義最高
442考える名無しさん:04/09/30 14:24:36
毒毒モンスター最高
443考える名無しさん:04/09/30 14:26:12
スピノザは万物に神がいるって言ってたね。
444考える名無しさん:04/09/30 18:02:50
バカは毒抜きされたスレへ池
445考える名無しさん:04/09/30 22:17:53
 >>428
逸身喜一郎の『ラテン語のはなし : 通読できるラテン語文法』大修館書店、
2500円はタイトル通りの本で通読できる。
地道にやりたければ、泰流社から出ていた『ケンブリッジ ラテン語講座』
がある。ケンブリッジで使っていた教科書の翻訳。けど、これは多分品切れ
じゃないかなと思う。それに高い(1万円くらい)だったと思う。これは英語
版の方が安い。
古くて、これも品切れじゃないかと思うが、泉井久之助『ラテン広文典』は
よく出来た本だった。古本屋で見つけたら買いかと思う。
他にもいい文法書はあるけど、特徴のあるのはこんなところだと思う。
因に、『新ラテン文法』は南雲堂じゃなかったかな。これは標準的な教科書
だと思う。他、やらなければどれでも同じ。
 スピノザのラテン語はやさしい方だと思う。ただ、下手なだけ。  
446考える名無しさん:04/09/30 22:27:28
 >>431
こういうこと言っているから、日本じゃ国分程度のしか出てこなくて、アラン
もドゥルーズも出ないんじゃないのかね。
ま、フランスでもアランやドルーズは傑出してるけどね。
加藤茶って、ドラムの腕も一流だって知ってる?(笑)
 
447考える名無しさん:04/09/30 22:28:20
最後の一行は余計だな
448考える名無しさん:04/09/30 22:35:19
永遠の相の下に。
449考える名無しさん:04/09/30 22:58:45
白痴といえば増田達哉。うららららら。
450考える名無しさん:04/09/30 23:01:58
ラテン語についてレスしてくださった方々ありがとうございました。
451考える名無しさん:04/10/01 23:11:21
何だかいろいろと親切に荒らしていった人々はもう去ったであろか。
スピノザは言っているね。
「無智者の間に生きる自由な人間は、できる限り彼らの親切を避けようと
努める」『エチカ』第4部定理70
Homo liber qui inter ignaros vivit, eorum, quantum potest,
beneficia declinare studet.
452考える名無しさん:04/10/02 01:01:08
>>451
あんたがスレ主なのですか?
453考える名無しさん:04/10/02 11:34:42
ヴィトゲンの論考の文体って
エチカにヒントを得てるんですか?
454考える名無しさん:04/10/02 11:36:20
純粋理性批判に論考はヒントを得ているんでしょ。
455考える名無しさん:04/10/03 01:21:19
>>453
別に論考の文体と『エチカ』の文体は関係ないと思う。タイトルがスピノザの
『神学政治論』と同じ形だってことだけでしょう。それも、論考のタイトルを
提案したのはムーアであって、ヴィトゲンシュタイン自身ではない。最終的に
決定したのは本人だけど。
456本日のエチカ:04/10/04 02:00:49
「各人は、自分の利益を求めること、すなわち自分の存在を維持することにより
努力すればするだけ、より多く徳を備えている。また反対に、各人が自己の
利益、すなわち自分の存在を維持することを怠る限りは、無力である。」第四部
定理二〇
Quo magis unusquisque suum utile quaerere, hoc est, suum esse
conservare conatur et potest, eo magis virtute praeditus est;
et contra, quatenus unusquisque suum utile, hoc est, suum esse
conservare negligit, eatenus est impotens.
457考える名無しさん:04/10/06 00:13:01
>>455
いや、彼はスピノザもよく読んでて結構評価していた。
影響はうけてたはず。
458考える名無しさん:04/10/06 01:03:29
テケトーなこと語るな〜
459考える名無しさん:04/10/06 13:56:50
 >>457
 ヴィトゲンシュタインについてはよく知らないけど、全集見ると、スピノザ
の名前はないね。だから読んでない、ってことにはならないけど。実際、邦訳
全集に入っていないノートなんかではスピノザにも触れているしね。
 でも、ま、目立つような言及はないんではないの?
 「永遠の相の下に」っていうのは、ヴィトゲンシュタインも使うけど、これは
スピノザを知らなくても使えるしね。
 ただ、研究者にはスピノザとの関係を指摘する人もいるね。こうなると、要は
どう解釈するかとか、評価するかの問題ではないだろか。
460本日のエチカ:04/10/07 00:26:15
PROPOSITIO LI. Diversi homines ab uno eodemque obiecto diversimode
affici possunt, et unus idemque homo ab uno eodemque obiecto potest
diversis temporibus diversimode affici.
違った人間が一つの同じ対象から違った仕方で触発されることはあり得るし、
また、同じ人間が一つの同じ対象から違った時に違った仕方で触発される
こともあり得る。
461幾何学的なHか:04/10/07 01:37:34
462幾何学的なHか:04/10/08 00:43:52
>>461 翁曰く「スピノザを読むべし」だっけね。ふ〜ん、そうかねぇ?
    あなた様は汎神ファンじゃないしねぇ

463考える名無しさん:04/10/08 02:46:10
巨人ファンだからスピノザは読まないけど
スピノザの神の定義はおもしろいけどな
次いきます
464本日のエチカ:04/10/09 04:09:55
自分の愛する者が破壊されるのを思い浮かべる人は、悲しませられるだろう。
反対にもし自分の愛する者が守られるのを思い浮かべる人は、喜ばせられる
だろう。
PROPOSITIO XIX. Qui id quod amat destrui imaginatur, contristabitur;
si contra autem conservari, laetabitur.
465考える名無しさん:04/10/10 15:22:17
 デリダ死んだねぇ
466考える名無しさん:04/10/10 15:33:55
そうだねぇ・・・なんか寂しいねぇ。
467考える名無しさん:04/10/11 23:15:59
今の時代はスピノザの本がいいかもね。
468考える名無しさん:04/10/12 20:36:07
>>467

スピノザが悪い時代を教えてください。
469考える名無しさん:04/10/12 20:36:38
デリダとスピノザって接点あるの?
時代が違うとかいうのはなしね
470考える名無しさん:04/10/13 00:50:38
デリダはハイデガー同様、スピノザを回避した。このことはデリダ最大の汚点だ。

ユダヤ教からの破門解除に反対したレヴィナスとの違いを見せることができなかった。ゆえに後々デリダはますますユダヤ教との関連で読まれるようになるだろう。
そして『神学・政治論』の射程が、脱構築とは異なるものであることが、改めて確認されるべき。
471考える名無しさん:04/10/13 00:54:14
>>470
汚点どころかデリダの一貫性でしょ。
ドイツ系の超越論哲学とわたり合うデリダの哲学が、
スピノザのような内在性の哲学と相容れないのは当然に思われる。
472考える名無しさん:04/10/14 22:24:03
>>471

> ドイツ系の超越論哲学とわたり合うデリダの哲学が、
> スピノザのような内在性の哲学と相容れない

ごめんなさい、繋がりがわからない。申し訳ないけれど
解説していただけますか?
473考える名無しさん:04/10/14 23:33:51
>>471
スピノザがドイツ観念論に与えた影響を分かっているのだろうか?
超越と内在って、字面だけに誤魔化されてない?
474470:04/10/15 00:50:50
周知のように、カントの超越論哲学は、それ以前の超越/内在問題を刷新した。
だがスピノザを内在の哲学とみなす際に、多くの者はアナクロニズムの愚に陥るように思う。「前批判的」というレッテルに典型的な。

シェリングを重んじたハイデガーの哲学史構想における盲点が、スピノザであることはよく知られている。
シェリング本人がかなりスピノザを意識したにもかかわらず。
「世界像の時代」においても、カルテジアンの真理観を単純化するばかりで、スピノザがデカルトを批判して打ち出した「真理自体と虚偽の標識」をまともに検討していない。
こうした軽視は、スピノザがナショナルな哲学を代表しえない点とも関連するかもしれないが。

他方デリダは真理論にさほど興味を示していないため、同じことはあてはまらないが、彼の哲学史が基本的にハイデガー→レヴィナス路線を踏襲していることが、スピノザ軽視になっていることは事実だ。
やはりデリダは、言われている以上にユダヤ教にシンパシーが強いのだろう。
475考える名無しさん:04/10/15 11:36:55
>>473に近い認識だね。
あきらかに超越論哲学を標榜してるのは勿論カントと
もう一人あげるならフッサールでしょ。
シェリング-ヘーゲルやハイデガーは
超越性と内在性を折衷させようとした。
ヘーゲルにおけるスピノザほどじゃないが
ハイデガーの学位論文はスコトゥスだしね。

メルロ-ポンティはハイデガーより内在性の側にいる。
より徹底的に内在性の側にいるのはドゥルーズや(後期)フーコー。
476考える名無しさん:04/10/15 11:38:15
>>474だった。
デリダはヘーゲルやハイデガーより徹底性があるので
より超越性の側にいるような気がする。
477考える名無しさん:04/10/16 13:34:49
>>476
デリダは晩年になってやっと初期のヘーゲルに近づいたと
最近、言われてるのは知ってる?
478考える名無しさん:04/10/16 13:36:34
>>477
んなこと言われてないし。
479考える名無しさん:04/10/16 14:42:17
フィヒテ-シェリング-ヘーゲルの流れはスピノザ受容史ともとれる。
ところがヘーゲルにおいてスピノザがあまりに静的に理解されたために
弁証法による精神の発展史が構想された。
デリダはスピノザとは正反対だけどヘーゲル的に読まれるよりは
潔く手を付けないデリダのほうが好感持てる。
480考える名無しさん:04/10/16 17:42:08
アリストテレスの実体とスピノザのそれは大体同じ意味ですか?
481考える名無しさん:04/10/16 17:56:08
>>480

ういのう。
482考える名無しさん:04/10/16 21:40:54
まず、「大体」を定義してくれ、話はそれからだ(w
483考える名無しさん:04/10/17 22:04:01
>>477

たしかにそうだと思います。
484考える名無しさん:04/10/17 22:47:44
>>483
なぜ?
485考える名無しさん:04/10/18 06:48:22
スピノザとデリダを比べるならデリダのスレでやってよ。
後の人の話題を先の人のスレでやる必要もないだろ。
486考える名無しさん:04/10/18 16:14:31
★クソスレ化★
487考える名無しさん:04/10/19 03:43:45
別名、デリダ化。
488考える名無しさん:04/10/19 11:08:40
アンチデリダがいるな 
489考える名無しさん:04/10/21 16:58:49
アンチデリダにも色々な水準があるだろう。
490考える名無しさん:04/10/21 17:07:02
目上のもんに逆らって生きてけんような人間なら辞めちまえ
491考える名無しさん:04/10/21 17:10:09
>>490
誰の事?
492490:04/10/21 17:15:20
俺のこと、いくら相手が誰であろうがあかんもんはあかんといってやりたい
ついでに言えば社会の流れにあわせて生きるなんて死人と一緒や
どんな急な流れでも一生懸命逆らって生きていきたいと思うようになった
493考える名無しさん:04/10/22 01:24:39
ここは人生相談なインターネットですね
494考える名無しさん:04/10/22 01:25:39
つーかエチカにそんな節があるのか?
495考える名無しさん:04/10/22 02:20:09
ない。
496考える名無しさん:04/10/23 16:48:16
スピノザとデカルトとライプニッツの3人で
2ちゃんをやって欲しかった。
大喧嘩になったりしてな。
497考える名無しさん:04/10/23 16:56:48
デカルトって結構いい奴そうだけど実際はどうなんだろう
スピノザはヒッキーだし、ライプニッツは友達いなかったらしいし・・・
498考える名無しさん:04/10/23 21:06:25
>>497
デカルトは自己チュウだろ(笑)
スピノザは友達とか弟子が多いね。お陰でわしらも『エチカ』読めるわけだが。
ライプニッツは情報網は持ってるけど(メル友か?)、確かに友達は少なそうだな。
499考える名無しさん:04/10/23 21:07:48
マルチチュード
500考える名無しさん:04/10/23 21:59:30
500ゲトは困難にして稀である