1 :
考える名無しさん :
03/10/12 19:10 『真理と方法』の邦訳は第一部がでただけで頓挫しちゃってます。 このひと一体何がやりたかったわけ? ハイデッガーの金魚の糞でしょうか? 解釈学ってどうなのでしょう。 詳しい人よろしく。
2 :
殊羅研 ◆PF/sSV1oms :03/10/12 19:12
ガダマーはボケ防止の為に哲学してます。
3 :
考える名無しさん :03/10/12 19:30
ぇっ 死んだんじゃなかったっけ?
4 :
考える名無しさん :03/10/12 19:37
真だよ。
5 :
殊羅研 ◆PF/sSV1oms :03/10/12 19:46
やれやれ、ボケているのは僕だったというオチなんだね
6 :
考える名無しさん :03/10/12 19:56
ガダマーはたしか2002年の始めごろに昇天されました(アーメン)。 ことしは一周忌でデリダやらがガダマーネタで講演したらしい。 以前の論争は決着ついてないよな。 というか、決着付かないよな。 ところで邦訳は法政だったよね。けっきょくは御流れですかね。 無責任だと思うが、いろいろ裏で事情がありそうだね。
7 :
考える名無しさん :03/10/12 20:05
バスコダガマだー
っじゃ このスレで訳してケレ!!
9 :
考える名無しさん :03/10/12 20:21
Sein,das vestanden werden kann, ist Sprache! いやな言葉だねぇ。 プロテスタイトのガダマーは死ぬとききっと聖書を抱いていたに違いない。
10 :
考える名無しさん :03/10/12 20:37
ガダマーって邦訳無いし、しかもロクな参考書も無いよなあ。
ガダマーが最後に会った日本人はもしかして池田晶子なのだろうか…。
12 :
考える名無しさん :03/10/12 20:54
そういやあ、なんか本ので対談してたな。 猫のDaseinってやつだね。だけど、どんなはなしか忘れました。 立ち読みだったもので。 ガダマーは死ぬときはきっと仙人みたいになっていたでしょう。 102歳って凄いよな。正直。
このおじいちゃん死ぬまで、ボケなかったらしい。 哲学云々より、102まで生きてボケなかったとことに感動! うちのじいちゃんもがんばってくれやー
14 :
考える名無しさん :03/10/13 00:25
肝心の哲学内容についてのカキコないねぇ。
だってマイナーだから・・・ 冒険者たちでガダマー読んだけど内容忘れちゃった。
なぜ翻訳は中断したのでしょう?
原文が読めるサイトありますか?
多くの方から待ち望まれていながら、遅々として進行しなかった翻訳が、 いまたとえ三分の一だけとはいえ上梓できることは、 喜びというにはあまりに責任が重く、 良心の一部の負担が少し軽くなったかという思いが正直なところである。 残りに関してはいまなおいま暫くお待ち願いたい。 1986年4月 あれから17年もたちますが、まだですかー????
17年だったら、ドイツ語普通に読み書きできるようになってるな・・・
もう残りはでなさそうだね・・・。
21 :
考える名無しさん :03/10/19 00:25
せっかく出来たガダマースレ・・・なんだか寂しいーなー。 地平の融合アゲ
『存在は光だ』と言ってたなあ。
23 :
考える名無しさん :03/10/19 03:15
光とはけっきょく言語のことでしょう・・。
24 :
考える名無しさん :03/10/19 11:19
WW1〜9.11テロまで リアルタイムに体験したんだから すごい
フランス語訳なんかは訳し直されていたようだけれど、 そんなに翻訳が難しいのだろうか?
>>25 原書もって無いからわからない。
日本の場合は翻訳難しい云々よりも研究者がいないだけぽっいよな。
翻訳難しい本だって沢山出てるわけだし
27 :
考える名無しさん :03/10/19 15:23
ママー!
28 :
考える名無しさん :03/10/19 21:41
翻訳が難しいのは本当でしょう。 ハイデガーのようにコツを掴んだら良いというものでもなく、 古代から近現代の哲学・存在論・解釈学史・精神科学の理論をかなり理解している人でないと難しい。
でも日頃威張り腐っている 駒場ドイツ科のそうそうたる面々がやって挫折というのも…
『ファースト』の劇場版は第一部がでただけで頓挫しちゃってます。 ギレン一体何がやりたかったわけ? ヒットラーの尻尾でしょうか? 優性人類生存説どうなのでしょう。 詳しい人よろしく。
>>30 スレタイをよく見てください。
ここはガンダマーのスレではありませんよ。
32 :
考える名無しさん :03/10/19 22:16
30 名前:Tuatro ◆IDnLFLpfes メェル:sage 投稿日:03/10/19 21:58
『ファースト』の劇場版は第一部がでただけで頓挫しちゃってます。
ギレン一体何がやりたかったわけ?
ヒットラーの尻尾でしょうか?
優性人類生存説どうなのでしょう。
詳しい人よろしく。
31 名前:Tuatro ◆IDnLFLpfes メェル:sage 投稿日:03/10/19 22:14
>>30 スレタイをよく見てください。
ここはガンダマーのスレではありませんよ。
・・・すんませんでした、もうやりません・・・。
34 :
考える名無しさん :03/10/19 22:57
翻訳中に仲間割れでもしたのかな。
|_∧ | ∀・) ダレモイナイ…コソーリツヅケルナラ イマノウチ |⊂ |
>>31 えっ?なんだって!
うわー勘違いしちまったよー。
こりゃーまいったまいった。
嫁「いやですわ、おじいちゃんったら。」 一同「あっはっはっはっはー!!」
痛々しいな…
・・・いや・・・その・・・深い意味はないんだけどね・・・。
・・・もう・・・やりません・・・。
・・・。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・…
…・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・名前間違ってた。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・…サラバダ
ガダマーは、放送大学で渡邉二郎が高く評価してたよ。
>>22 それは、ハイデガーの晩年の思想をガダマーが言ってたのでは?
池田せんせーとの対談で読んだよ。
時間が許せば、「存在と時間」ではなく、「存在と光」に関する論文を仕上げたかったと。
「初めに言葉ありき。」と「光あれ!」と創造主が語ったあたりを、
存在=現象の次元で絡めたかったのかなぁ?
でも光子の作用にも疎そうなハイデガー先生では、物理学者から呆れられてたかも知れん。
保全
48 :
考える名無しさん :03/12/02 00:17
おいおいその光子と光は日本語で近いってだけだろ
49 :
考える名無しさん :03/12/12 01:15
ガダマースレでもやっぱり話題はハイデガーですか。
ガーダマースレならハーバーマスとデリダの話題で・・・
51 :
考える名無しさん :03/12/22 03:36
保守
52 :
考える名無しさん :04/01/30 00:14
保守
素朴な質問。 「ガダマー」と「ガーダマー」 どっちが表記として無難? よく見るのは前者なのだが
ガダマーって、なんか響きがインドっぽい。
55 :
考える名無しさん :04/01/31 04:01
今でも翻訳をし続けている人はいるらしい。
56 :
考える名無しさん :04/01/31 04:04
そういえば、『生徒諸君!』にガダマーという先生が出ていたな。
ガーダマーは日本でも見直されると思う。 イタリア勢はハイデガー=ガーダマーの解釈学を受継いでるからね。 このままイタリア勢が日本で人気出ればの話しだけど・・・
58 :
考える名無しさん :04/02/17 15:20
筒井康隆がガダマー読んだって言ってなかったっけ?
59 :
考える名無しさん :04/03/04 02:25
なんでイタリア勢がでてくるわけ?
60 :
考える名無しさん :04/03/04 02:29
名前と長寿がすごいな。あとは知らん。
最近の留学おフランス野郎はほぼ全員イタリア語を学ぶ
62 :
考える名無しさん :04/03/04 02:45
>>ガーダマーは日本でも見直されると思う。 それ以前に邦訳が完結しないとね。 はなしになんないだろ。 しかし、ガダマーほどの哲学者の主著さえでない 日本の哲学会筋はダメですな。
63 :
考える名無しさん :04/03/04 02:53
ダガマという本を光栄が出してた
日本の哲学業界は人材が少ないから マイナー分野が蔑まれる
65 :
考える名無しさん :04/03/04 03:09
新刊情報 Der ununterbrochene Dialog『終わりなき対話』デリダ・ガダマー・ゲスマン von Jacques Derrida, Hans-Georg Gadamer, Martin Gessmann Dieser Artikel ist noch nicht erschienen. Reservieren Sie sich Ihr Exemplar jetzt und Sie erhalten es p?nktlich zum Erscheinungstermin.
>>62 ホントだよー。
おふらんすな奴等よりずっと骨太で重厚なのになガーダマーとかブルーメンベルクとかは。
>>65 大変乙ー
ヨーロッパ思想史ならカッシーラー『認識問題』もいいよ。原書途中で諦めたけど・・・ カッシーラー、ガダマー、ブルーメンベルクって結構重なる部分あるよね。
カダマーって、歴史哲学だけあって ハイデゲリアンと同時にかなりヘーゲリアンだよな。 そこんところが、日本じゃ受け入れられにくいとこかも。 だいいち、古典文献学をおさめたひとだから、プラトンやアリストテレス にかんしても半端じゃないし、むしろ格が違う。 ハイデガー研究者が中途半端にあつかうものよりも、 ガダマー研究者の骨太論文を読みたいところ。 第三部の一と多の弁証法やら、光の形而上学、詩的言語のはなしなんか、 まだまともにあつかわれた例が無いんじゃないか、日本の場合。 ドイツやアメリカの研究書や論文の数みるとわかるように 大哲学者といっていいのにね。弟子の数も多いし。
骨太すぎ、ガーダマー扱うってことは思想史をまとめて扱うことと同じ。
ガダマーにとりくむにはありきたりの哲学やドイツ語の知識だけでは 無理なんだよね。 西洋の文学(古代ギリシア・ラテン含む)、詩学、美学 修辞学、芸術に通じていなければならない一方で、現象学や ハイデガーの議論にも深く通じていなければならない。 日本人が両立させるのは至難の技。
ガダマーについてのまとめ 102歳まで生きた。 ハイデガーの晩年の思想について『存在は光だ』と言ってた。(光とはけっきょく言語のこと) イタリア勢はハイデガー=ガーダマーの解釈学を受継いでる。 骨太で重厚 カッシーラー、ブルーメンベルクとかと重なる部分があったりする。 ハイデゲリアンと同時にかなりヘーゲリアン 古典文献学を修めていてプラトンやアリストテレスも格が違う 一と多の弁証法やら、光の形而上学、詩的言語のはなしなんかは日本では超絶マイナー。 大哲学者といっていい。弟子の数も多い。 ガダマー扱いってことは思想史まとめて扱うこととお同じ。 とりくむにはありきたりの哲学やドイツ語の知識だけでは無理 西洋の文学(古代ギリシア・ラテン含む)、詩学、美学、修辞学、芸術を知らなければならない。 現象学やハイデガーの議論もめっちゃ知ってないと無理。 大碩学だと言うのはわかったけど、彼が言いたい事はなんなの? なんかこんなに大碩学だと、読んでもわかりそうに無いしさ。 だから、教えてよ偉い人。
あれなんか変 ガダマーについてのまとめ 102歳まで生きた。 ハイデガーの晩年の思想について『存在は光だ』と言ってた。(光とはけっきょく言語のこと) イタリア勢はハイデガー=ガーダマーの解釈学を受継いでる。 骨太で重厚 カッシーラー、ブルーメンベルクとかと重なる部分があったりする。 ハイデゲリアンと同時にかなりヘーゲリアン 古典文献学を修めていてプラトンやアリストテレスについても格が違う 一と多の弁証法やら、光の形而上学、詩的言語のはなしなんかは日本では超絶マイナー。 大哲学者といっていい。弟子の数も多い。 ガダマー扱いってことは思想史まとめて扱うこととお同じ。 とりくむにはありきたりの哲学やドイツ語の知識だけでは無理 西洋の文学(古代ギリシア・ラテン含む)、詩学、美学、修辞学、芸術を知らなければならない。 現象学やハイデガーの議論もめっちゃ知ってないと無理。
序 論から 本書の論究は、ことごとく解釈学の問題を取り扱っている。 テクストの理解および解釈は、ひとり学問の関心にとどまらず、 明らかに人間の世界経験全体にかかわっている。 解釈学的現象は、本来は決して方法の問題などではないのである。 この現象の核心は、テクストをその他すべての経験対象と同じように、 なんらかの学的認識をもって捉えるための理解の方法にあるのでない。 つまり、科学が掲げる方法の理想を充足するような保証された認識をもって 捉えることなど、まずもって主題とはならない。
以下の論究は、近代科学内部において、科学的方法論の普遍性要求に対して 異を唱える、そのような抵抗に結び付いている。 その目標は、科学的方法の支配領域を越えたところにある真理 が経験できる場をあまねく求め、さらにその経験独自の正当性を質する ところにある。このように、精神科学は科学の外部にある経験の仕方に 密接な関係をもっている。すなわち、哲学の経験、芸術の経験、そして歴史 そのものの経験と隣り合っている。このような経験は、すべてそのなかで真理 が開示される経験の仕方であるが、その真理は科学的方法といった手段では 検証できないのである。
以下の論究は、したがって、美的意識の批判を手始めとして、 科学的真理概念によって制約を受けている美学理論に対して、 芸術作品によってえられる真理の経験を擁護するものである。 だが、論究が芸術の真理の擁護に終始するわけではない。 むしろその目標は、このような起点をとることによって、われわれの解釈学的 経験全体に対応する認識ならびに真理の経験を展開する試みにある。 芸術の経験においては、方法に基づく認識の領域を原理的に越え出ている 真理を問題とすることになるが、それと同様のことが精神科学の全体に あてはまる。すなわち、精神科学においては、われわれの歴史的伝統が そのあらゆる形において研究の対象ともなるのではあるが、同時に伝統 そのものが、その真理において語り出すのである。歴史的伝統の経験は、 伝統を対象として考察しうることを原理的に越えているのである。 歴史的伝統は、歴史的な批判が下す意味で真ないし偽であるだけではない。 歴史的伝統はつねに真理を媒介するのであり、その真理を分有することが 必要なのである。
76 :
考える名無しさん :04/03/06 01:14
以上のように、本書における解釈学的研究は、芸術経験および歴史的伝統 を起点として、解釈学的現象の全射程を明らかにすることに努めている。 その目標は、解釈学的現象の中のひとつの真理経験のあることを認める ところにある。この真理経験は、哲学的に正当化されなければならない ばかりか、それ自体が哲学することのひとつのあり方なのである。 したがって、本書で展開している解釈学は、精神科学の方法規範といった ものではなく、方法に基づく自己意識を越えた精神科学の真の姿と、 精神科学とわれわれの世界経験全体を結び合わせるものについての合意 を求める試みである。 ふぅー。
みんなで翻訳未刊の部分を訳そうよ。 Linuxみたいにみんなで作ろう。
78 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆ooOooooopo :04/03/06 01:20
>>77 こんなとこでやるより、どっかHPたててよ。じゃ話に乗ります。
近年マジで海外ではガダマーブームらしいよ。 しんだこともあって、本がたくさんでてる。 デリダもとりあげてるし。
目次から。 第一部 芸術経験を手掛かりとして真理問題を展開すること 第一章 美的次元の乗り越え 一 精神科学にとっての人文主義的伝統の意義 a方法の問題 b人文主義の主要概念 α教養 βセンスス・コムーニス γ判断力 δ趣味 二 カントの批判による美学の主観化 a カントの趣味論と天才論 α趣味の超越論的な特徴 β 自由美と付属美 γ美の理想 δ自然美に対する関心と芸術美に対する関心 ε趣味と天才の関係 b 天才美学と体験美学 α〈天才〉概念の台頭 β〈体験〉という語の歴史 γ〈体験〉の概念 3体験芸術の限界・アレゴリーの復権 三芸術の真理への問いの再獲得 a 美的教養に対する疑念 b 美的意識の抽象に対する批判
第二章 芸術作品の存在論およびその解釈学的意義 一 存在論的解明の手引きとしての〈遊び〉 a〈遊び〉の概念 b 形姿への変容と完全な媒介 c 美的なものの時間性 d 例としての悲劇 二 美学的帰結と解釈学的帰結 a 画像の存在価 b 機会的なものと装飾的なものとの存在論的な根拠 c 文学の境界的位置 d 解釈学的課題としての再構成と統合
英訳と仏訳はそれぞれどうですか?
第二部 真理問題を精神科学の理解へ拡張すること 第一章 歴史的な予備考察 一 ロマン主義の解釈学とその歴史学への適用に対する疑念 1啓蒙主義とロマン主義との間で生じた解釈学の本質的変化 aロマン主義的解釈学の前史 bシュライエルマッハーの一般的解釈学の構想 2歴史学派におけるロマン主義的解釈学の継承 a普遍史の理想に直面しての困惑 b ランケの史的世界観 cドロイセンにおける歴史学と解釈学の関係 二 歴史主義のアポリアに陥ったディルタイ a 歴史の認識論的問題から精神科学の解釈学的基礎付けへ b ディルタイの歴史的意識の分析における学と生の哲学との分裂 三 認識論的な問題設定の現象学的研究による克服 a フッサールとヨルク伯における〈生〉の概念 b ハイデッガーにおける解釈学的現象学の構想
第二章 解釈学的経験の理論の要綱 一 理解の歴史性の解釈学的原理への格上げ a 解釈学的問題および先入見の問題 αハイデッガーにおける理解の先行構造の発見 β啓蒙主義が先入見の信用を失墜させたこと b 理解の条件としての先入見 α権威と伝統の復権 β例としての古典 c 時代の隔たりの解釈学的意義 d 作用史の原理 二 解釈学の基本問題の再獲得 a 適用の解釈学的問題 b アリストテレスの解釈学的アクチュアリティー c 法解釈学の範例的意義 三 作用史的意識の分析 a 反省哲学の限界 b 経験の概念および解釈学的経験の本質 c 解釈学における問いの優位 αプラトンの弁証法の範例 β問いと答えの論理
第三部 言語を手引きとして解釈学を存在論へ転回させること 一 解釈学的経験の媒体としての言語 a 解釈学的対象の規定としての言語性 b 解釈学的遂行の規定としての言語 二 西欧思想史における「言語」概念の形成 a言語とロゴス b 言語と語 c 言語と概念形成 三 解釈学的存在論の地平としての言語 a 言語と世界経験 b 言語の中心とその思弁的な構造 c 解釈学の普遍的アスペクト
英訳は第一版は評判わるかったけど、第二版以降はマシじゃないの。 仏訳はしらん。
目次の細かさからみて明らかにドイツ的ですね。 目次からして手を出しても理解不能なのがわかりました。 ディルタイでも読んでおきます。
89 :
考える名無しさん :04/03/06 13:20
>>87 原書と英訳、買ってみたいです。
どこでいくらで入手できますか?
ディルタイを甘く見ちゃいかんよ。 ガダマーと同等に難しい。マジにヤルなら。 ディルタイこそ、最近再評価されている。世界的にも。
>>89 アマゾンで買えるだろ。
日本より、ドイツとかアメリカで買うほうが入手は早い。ついでに入門書
を一二冊買うのが宜しい。晩年の弟子グロンダンのがお奨めかな。
バイオグラファーでもあって、興味深いことが書かれてある。
92 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆ooOooooopo :04/03/06 13:53
むほほ
わるくないけど、いかんせん古いんだよ、それ。
ドイツ骨太四天王 ガダマー、ディルタイ、カッシーラー、ブルーメンベルク
ジェームス・リサーの本はもってないな。それってタイトルからして 他者論の観点からのガダマー論でしょ多分。 だいいち、ガダマーをどんな観点からよむかで、 入門書なんかも変わってくるはず。 総合的なものとか、簡単なものと、論集とかなら、 Grondin ,J.,Hermeneutische Wahrheit?:Zum Wahrheitsbegriff Hans-Georg Gadamers,(Monographien zur philosophische Forschung,Bd.215),K嗜igstein/Ts.:Forum Academicum in der Verlagsgruppe Ayhen隔m/Hain/Scriptor/Hanstein,1982. -- Hans-Georg Gadamer : eine Biographie, Mohr Siebek, 1999. -- Einfuhrung zu Gadamer : UTB. -- Mohr Siebeck, 2000. -- (UTB fur Wissenschaft ; 2139) Hahn,Lewis Edwin,(ed.),The Philosophy of Hans-Georg Gadamer.The Library of Living Philosophers XXIV(Chicago and LaSalle:Open Court)1997. Hammermeister,K.,Hans- Georg Gadamer. Perfect Beck, Mchn. 1999. Tietz,U.,Hans-Georg Gadamer zur Einfuhrung -- 1. Aufl.. -- Junius, 1999. -- (Zur Einfuhrung ; 211) なんか、かな。もっと死ぬほどでてるけど。 たとえレヴィナスとガダマーみたいなタイトルとか、フーコーとの比較やら(笑) フェミニストが書いたガダマー論まで、ともかくバラエティにとんでいる。 政治哲学の視点からの論文もある。オロツコとか、サリバンとか、 ハイデガー批判で有名なリチャード・ウォーリンとか。最後の 「非真理と方法──ナチズムとハンス-ゲオルク・ガーダマーの都合の良い共謀」はバカげているけど、おもしろい。 難癖付けて。ガダマー批判しているとこが・・。 ああ、最近、ちょっと話題を呼んだのは Brice R.Wachterhauser Beyond Being: Gadamer's Post-Platonic Hermeneutic Ontology(Studies in Phenomenlogy and Existential Philosophy) かな。
カール・レーヴィット東北大学教授
>>98 ヲヲ、ためになりました。個人的に興味があるのは
ガダマーがいかにハイデガーと対決してその哲学を乗り越えよう
としたのか、という点です。基礎存在論からテクストの解釈学へ、
というのは俗に言われているほど単純な事柄ではないはずです。
WachterhauserのBeyond Beingは面白そうですね。
探して読んでみます。
そういう視点なら、まずガダマーの本「ハイデガーの道」(英訳もあり)をよむこと。 あと、グロンダンの「ハイデガーからガダマーへ」(だったかな)がよろしい。あとガダマー研究者マキタさんなんかの論文なんかがいいんゃないの。 ガダマー哲学の生成過程を研究してるから。 文献はグロンダンの入門書のうしろに色々ついてたはず。 まあ、また気が向いたらあげてみます。
ようやく中味のあるスレに成ってきましたね。期待してます。
>>101 再びありが?ォです。「ハイデガーの道」がんばりマッス。
104 :
考える名無しさん :04/03/09 00:59
ガダマーの晩年の本て、いかしたタイトルだよね。「健康の謎」だってさ・・。
やっぱ爺さんになると健康が気になるんじゃないか
106 :
考える名無しさん :04/03/09 23:04
こうやってみてくると、ガダマーって奥が深そうね。もっと情報キボン。
>>59 ヴァッティモはガーダマーに学んだし、イタリア系の思想家は解釈学を継承しているからだよ。(皆が皆ガーダマー的なわけではないけれども)
ヴァッティモなんてマイナーどころ良くしってますね。その辺の研究者ですか。 そういえばガダマーの論敵ベッティもイタリア人でしたね。たしか。
ニーチェの校訂版出したのがイタリア人という事実を重く見るべき プルーストの校訂版には日本人(吉田城)がいるから日本も案外文献学が強い
イタリア系の解釈学ってどんなの。教えて。
ヴィーコ直系。 上村忠男の紹介は鵜呑みにできないけど参考になる。
やっぱりハルトマンとかシェーラーとかも読んでないとわからないの?
そーいや中山元のメルマガでもイタリアではガダマーの影響大とか書いてあったな。
けど実際に弟子の数が多いのはアメリカでしょ。意外に思うかも知れないけど。
ギリシア哲学、ドイツ観念論、ディルタイ、新カント派、現象学、ハイデガーここらへんがわからないと話しにならないということなの? 翻訳が頓挫しちゃったのも納得。
この人の人文主義的素養は並みじゃないからね。
>>116 そーなのか、残念と言うかなんと言うか・・・私には敷居が高すぎる・・・。
ハルトマンの美学とガダマーの美学の比較なんかおもしろいかなーとか思ってたわけですが・・・
そこのところはどうなのでしょう?
理系厨にはガダマーの存在が信じられまい しかし日本にこれぐらい厚みのある教養人はいるのだろうか?
>>118 田辺なんてどう?(相手にならんか・・・)
田辺は科学哲学、現象学、新カント派、仏教思想(主に禅)についても知っているし、ヴァレリー論まで書いてる。
>>1 すごいな。
>ハイデッガーの金魚の糞でしょうか?
まぁ俺もよく知らないから人のこと言えないけどさ
>>120 戦前における田辺の影響力は大きかったんだけどね。
日本における科学哲学の先駆的存在でもあるし。
その思想が戦争翼賛に繋がったこともあってか、
戦後は触れることがタブーなような感じになってしまったけど、
最近また批判的に再検討されているような感じがある。
>>122 うーん感じだけじゃなくて、しっかりと田辺見直されて欲しいですね。
しかし、フッサールに現象学を学び、ポアンカレやプランクを訳する一方では、禅を研究し、ヴァレリーやらマラルメなんかにも手をつけ、
しっかりと、古典はおさえて(ギリシア哲学・ドイツ観念論)さらにはエックハルトなんかにも精通してたのはすごいですよね。
ってここはガダマースレでしたね。失礼。
田辺たしかにすごいんだけど、 この世代の日本人哲学者の書き物って、 教養はあるんだけどつねに分析が平板なんだよな… 良くも悪くもヘーゲル風というか… 九鬼にせよ和辻にせよ。 文献学と哲学の総合は日本では成し遂げられていないのかもしれない。 本居宣長以来の伝統が哲学を拒否している面もあるだろうし。
高山なんかもそうかな?結構ダイナミックな感じがするんだけど、こっちも大東亜のイデオローグだね。 とかなりガダマーと話しがずれてきたので少しガダマーについて、 ポストモダン系な人々と同じくハイデッガーの影響下にありながらガダマーは出発してるわけだけれども、 彼らと明らかに方向性が違う(ように見える)のはどうしてなんでしょうかね。 私的にはポストモダン系の人はフロイト、マルクスをハイデッガーと同じくらい重視したけど、 ガダマーにはそれがなかった。逆にガダマーは弁証法にこだわった感がありますよね。 ガダマーとフランクフルト野郎との関係はどうなんでしょう。 歴史を常に地平融合で超えることができるというガダマー的な考えとはやっぱり仲が悪かったんですかね?
126 :
考える名無しさん :04/03/12 12:51
>>115 あと神学にもある程度は通じていないといけない。ブルトマン(学派)とも交流が有ったし、彼の教養概念はフリートレンダーやブルトマンに育てられたようなもの。
>>117 ガダマーは若いころナトルプと同時にハルトマンにも習った。
もちろんハイデガーの影響からすぐに新カント派から離脱した。
>>118 /120
その点なら三木清の名をあげたいところ。日本人が書いた唯一のガダマー入門「ガダマー---地平の融合」でも
ガダマーと三木が思想的に被ると書いてあったが、ある程度納得する。
ガダマーは若いころマールブルクで三木の家庭教師をしていたそうな。
ただし、この話もガダマーは近年のインタビューでは三木には教えてないといっており、
真実のところはわからない(晩年なんでボケたのかも知れない)。
>>125 >ポストモダン系の人はフロイト、マルクスをハイデッガーと同じくらい重視したけど、
> ガダマーにはそれがなかった。逆にガダマーは弁証法にこだわった
それに答えるのは容易かも。
ガダマーは研究者として古典文献学に属するプラトンから出発しているから。
彼の学位論部や教授資格論文は何れもプラトンに関するもの。
対話を重視するというガダマーにあってハイデガーにないもは、ここに根があると思う。
>>127 やっぱり、プラトンやアリストテレスも重要(当然か)なんだ。
学位論文 『プラトン対話篇における快楽の本質』 教授資格論文『プラトンの弁証法的倫理学』
131 :
考える名無しさん :04/03/12 13:51
俺がガダマーの一番の特徴を教えてやろう。 長寿。
デリダと論争したんだっけか。
ハーバーマスとも論争したっけ。
そうなの?
2ちゃん哲学板のガダマーブームはもう去ったのか・・・短いブームだった。 邦訳が少ないうえに、概説書も少ない。 なにより、前提としている知識が半端じゃないらしい。から短いブームは当然か
137 :
考える名無しさん :04/03/18 23:47
まだまだこれからだよ。多分。ネタはいくらでもあるよ、この人のはあい。
ディルタイ=ガーダマー、カッシーラー=ブルーメンベルク、ジンメル=ブロッホの三つの系譜で近代哲学を読み解き、再構築する香具師いないの? 他にもフッサール、シェーラー、ハイデガー、ユンガー、ルカーチ、アドルノ、ベンヤミンとかも論じながら。 ハイデカー、ユンガー、シュミットを読み解いた『決断』はおもしろかったなー
『真理と方法』をよむスレ、始めようか?
140 :
考える名無しさん :04/03/22 17:47
>>139 面白そうだね。
…でも読み終わる(=訳し終わる)まで何年かかるだろうねぇ…
やるなら訳のないところからやってほしいな。
でも2ちゃんねらーで訳しきったら、ある意味快挙だろうな。 「ガダマー著、2ちゃんねらー有志訳」とか、なんかカッコイイ(w (;´Д`) …ハァ(溜息
買いたくないなw
保守
立花隆とガダマーどっちが頭いいの?
ガーダマー 1900~2002 【職業】 骨太四天王で大哲学者 【先生】 ナトルプ、ハルトマン、ハイデガー 【お友達】 フリートレンダー、ブルトマン etc… 【弟子】 弟子の数が多いのはアメリカ イタリア勢はハイデガー=ガーダマーの解釈学を受継いでる。 三木清 etc… 【お勉強したこと】 古典文献学・西洋文学・詩学・美学・修辞学・芸術 ドイツ観念論・ディルタイ・神学・新カント派・現象学・ハイデガー 【その他】 学位論文 『プラトン対話篇における快楽の本質』 教授資格論文『プラトンの弁証法的倫理学』
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考える名無しさん :04/04/11 22:07
情報きぼん
デリダのガーダマー論、相変らずデリダってるね。
あまり関係ないけど、中国語表記では下記の通りらしい。 Hermeneutics 詮釋學 Gadamer 伽達瑪 伽達邁 伽達馬 伽達默尓
>>150 なんかもう仏教概念の当て字に近いものがあるな(w
そういや、「ガーダマー」ってなんか響きがインドっぽいし。
>>149 Beliers.Le dialogue ininterrompu : entre deux infinis, le poeme
更新してなかったから被ってしまった
浅田彰+松岡正剛でもガダマーより知識は少ないのか?
ガダマーはなにから読んだらよい? ドイツ語は全然できません。
がんばれガダマー
リクールよりガダマー
もう少しのガダマー、いやガマンだー