人工知能

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952考える名無しさん:03/06/01 02:09
まあ、並列化不可能なら
誰も分子コンピューターでNP問題を解こうとはしないんで。
953考える名無しさん:03/06/01 02:13
954ё:03/06/01 02:18
> やはり、状態観測と行動という意味がわからない
> 状態観測をせずに行動を行うという行為の集合は
> 状態観測をして行動を行うという行為の集合に含まれると思うんだが。
>
そうだね。>>943の1.〜4.は全て「誰が何を見るのか」という視点が異なる
事を先ず説明しなければ理解が難しいかもしれない。

ものすごく平たく言えば、2.が状態遷移自体に着目する概念であるとすれば、
1.は状態遷移のプロセスの遷移に着目している事になるんだ。1.も内部状態遷移が
発生しているわけで、そう言った意味では、1.も2.も同等と言える。でも、1.は
エネルギーの流出入により内部状態遷移が常に発生している事を前提にしているわけで、
そのような定常的な状態遷移自体は同じものとみなしましょうと、視点の転換を強要して
いるわけなんだ。で、「内部状態遷移は結局シグナルを受けているならば1.は2.と
同じじゃないか」という立場と、「内部状態遷移が起きているとは言え、利用されて
いないんだから違うだろ」という立場のせめぎあいになっていると言うのが、このスレの
本質だと思うよ。

理系板ならともかく、哲学板ならば1.の視点に関して理解した上で批判が行われれば
良いのにね、てのが私の主張する所。

眠いので寝ます。
955考える名無しさん:03/06/01 02:29
>>954
「誰が何を見るのか」
この点が重要なのに、誰が?について言及していないのはなぜ?

>状態遷移のプロセスの遷移
状態遷移関数の変化の事ね

>エネルギーの流出入により内部状態遷移が常に発生している事を前提にしているわけで
とりあえず、理系の立場から言わせてもらえばエネルギーは関係ないと思うよ

>このスレの本質だと思うよ。
ミルク氏はそんな事は言っていないと思うけど。

要するに、システムを入力と状態遷移関数に従って
状態を変化させる物と捉えて
状態遷移関数も変化すると言いたいんだよね?

あと、それを
> 1.行動は状態観測に先行する。
> 2.状態観測が常に行動に先行する
という言葉で表現している事は
俺には理解できないし、
99.9%の理系には通じないと思うよ。

そもそも、なぜ定式化なりモデル化なりしないのかが
理系にとっての最大の疑問ではないだろうか。
そして、いくら話しを聞いても定式化もモデル化もできない。
これは、俺が頭が悪いのか
論理に基づいていないのか、ぐだぐだ言ってるだけなのか
のどれかなんだと思う。
956考える名無しさん:03/06/01 02:33
>>950
いや、そこですでにミルク氏の術中にはまってるんだよ。
「ランダムネスの起源である自発性」といった段階で、

ミルク氏は、

・ランダムネスの起源は自発性である
・自発性がなければランダムネスは発生しない
・自発性は生体細胞のみが持つ

といった、当たり前で説明不要(と氏だけが思ってる)ことを前提にしてる。
最初の問題とこれらの関係の説明を省略して、
いきなり、これらの前提が成立した場合になりたつ問題を提示し、
相手がつい、「その問題を考える」ことに集中してしまうことを利用して、
自分の前提を説明抜きで相手に認めさせてるんだよ。

まあ、氏にそういうことをしてるという自覚は無いかもしれないけど。
957:03/06/01 02:54
私の経歴は、誰がどう見ても「理系」だけど、
文系だから、非論理的なことを言ったりする、とは限らないですよ。
その人個人の問題ですよ。
勿論、日本のおかしな教育事情(数学が苦手だと文系になる)による傾向はありますが。
本来は「文系学問」だって、実証学がほとんどなわけで、方法論は同じはず。
確かに、そうした日本の事情から、「文系学問」にデンパが多いのも事実ですが。
ミルク氏だって理系のようだし。
958考える名無しさん:03/06/01 03:06
いずれにしても「私は理系だ」とか「文系には理解できない」などという、
論理とは直接関係のない部分で自分の主張の妥当性を高めようとするのは詭弁につながりますよ。
別に、だれかが間違ったことを言っているというわけではなく。
959ミルク:03/06/01 06:21
>>942
その北野宏明氏が翻訳中というファイファーの本は、すでに北野氏以外の手による
翻訳書が出ていますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320120329/qid%3D1054414989/250-6061376-2173815

ブルックスの方はMIT人工知能研究所の所長ということで、これはミンスキーの後釜。
ちょっと偉すぎますなー。まだ若いみたいだけど。
960ミルク:03/06/01 06:31
あ、そうか。ロドニー・ブルックスが開発しているのが虫ロボットか。
これが、
>4.主体の状態観測は無く、部分の反射の総和として全体の行動が導出される。
に相当するわけね。それで反表象主義か。なるほどなるほど。
961ミルク:03/06/01 06:39
> 1.行動は状態観測に先行する。
> 2.状態観測が常に行動に先行する。
> 3.行動と状態観測は間主体的な関係にあり、主客はない。
> 4.主体の状態観測は無く、部分の反射の総和として全体の行動が導出される。
結局この中で私が分からないのは3.だけど、これはどうも哲学者のお遊びに思えるね。
これが現象学的立場なのかな?
962ミルク:03/06/01 06:51
私の見方では、確かに昆虫にはわれわれのように巨大な中枢は存在せず、その行動の
多くは反射に依存しているのだろうとは思う。しかし、それだけと言ってしまうと
彼らの行動も理解できない。簡単な話が、彼らが視運動反射にのみ基づいて行動して
いるのなら、たとえばハエが自分の好きなところに止まれるらしい、ということが
説明できない。なぜなら、どこかに止まるということはその場所に接近しなければ
ならないことを意味するが、これは視運動反射に逆らわなければできない行動なのだ。
963考える名無しさん:03/06/01 07:53
>>961
現象学っていうのは、世界を見えるがまま、感じるがままに捉えること。
「この生き物が周りにコントロールされているなんて考えられない。自発的に動いているに違いない。」
というふうに。

真に客観的な事実や観測は存在しない。そうだとみなされるもの全ては間主観的なものだ、
とする立場は社会構築主義とか社会構成主義とよばれ、論理実証主義やクーンの
パラダイム論を超えた科学哲学の最先端と目されている。
http://www.users.kudpc.kyoto-u.ac.jp/~c54175/research/theoretical_study/T-006.htm
964考える名無しさん:03/06/01 08:02
>>962
臭いに対して反射する場合には視運動反射の限りではない、という解釈じゃだめなの?
965考える名無しさん:03/06/01 09:10
>>944
なるほど。よくわかった。

ということは、
「人間の知能は効率よく問題を解こうとして活動していない」
ということになるな。
966考える名無しさん:03/06/01 10:13
>>962
おもしろいホームページがあったので是非読んでみてください
http://www.moriyama.com/netscience/Kanzaki_Ryohei/Kanzaki-6.html
http://www.moriyama.com/netscience/Kanzaki_Ryohei/Kanzaki-5.html
967考える名無しさん:03/06/01 10:18
ランダムネスという言葉がでているので
植物の複雑さというのは、簡単なルールの組み合わせで
表現できるとされています。
本当でしょうか?
968考える名無しさん:03/06/01 10:21
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969考える名無しさん:03/06/01 10:22
上のリンクを読んでいたら、
>力と出力が本当に1:1の対応だと
という表現がでてきました。

これが反射の意味ですね。

でも、昆虫がニューラルネットワークを持っていて
それがダイナミックに変化するなら
1対1という事はありえないですね。

ある瞬間だけをみれば確かに1対1ですが。
970考える名無しさん:03/06/01 11:04
人間の場合も意識がすべての行動を積極的に決定するというより、
受動的な行動決定というか、行動の選択と抑止をするだけでは。
行動要求自体は衝動であり意識の担当ではないって言うか。

だから衝動が意識に比べて強い場合、
行動が先行して意識がそれを追認したりとか、
思いとは裏腹の行動をとったりという現象が発生するのでは?

しかも分散する感覚器官の中枢神経からの衝動と
脳内記憶ベースの衝動(精神的欲求?)が同時発生的に起こり、
一箇所でコントロールされることなくばらばらに体を
動かそうとしている?
971考える名無しさん:03/06/01 11:25
>>970
>だから衝動が意識に比べて強い場合、
>行動が先行して意識がそれを追認したりとか、
>思いとは裏腹の行動をとったりという現象が発生するのでは?

あなたなら、以下の議論を面白く読めると思う。
http://www.obihiro.ac.jp/~psychology/abofan/abofan1.html
(↑ファイルサイズが大きいので注意)

>意識というものは,それが行動を制御してるなんてことはもちろん,それが行動に因果的に先行しているとか,
>それから行動が説明できるとかいった性質のものではありません.私の個人的な考えを述べれば,
>意識はコンピュータにおけるディスプレイ上の表示のようなものです.コンピュータの中で起こっている
>イベントやその結果はディスプレイ上に表示されますが,ディスプレイ上の表示がコンピュータの
>動作を制御しているわけではありません.また,ディスプレイはコンピュータ内部で起きていることを
>表示はしますが,すべてではありません.たとえばバックグラウンドで動作しているソフトウエアは
>ディスプレイ上には明示されませんが,それはコンピュータの動作の重要な部分を制御しているかも
>知れません.ネットワーク関係の機能拡張やライブラリ(マックでごめん)などはそうですよね.
972考える名無しさん:03/06/01 11:30
漠然と意識という言葉を使ってるけど
意識って何?
973考える名無しさん:03/06/01 11:36
>>972
古今東西の学者達がいくら考え続けても未だに答えの
出ていない問いをさらっと出すのはやめてくだしぃ。

ただ、ひとつの解答を提示すれば、それは間主観性という、2者間以上の
社会的・文化的な合意によって作られてきた社会的構築物だ。
>>971もそういう文脈で論を進めているように思う。>>963も参照。
974くろしろ ◆AcNr2wNPmQ :03/06/01 12:06
悟りました。
彼女も結婚もできないのです。
他の人がそのように見せているのは幻想で
この世にそんなものはないのです。
みんな、俺をだましてるんだ。
そうか、そうだったのか。
975考える名無しさん:03/06/01 12:58
>>973
人工知能ってのは
意識などよくわからない物に対して取り組んでいるのだと思うよ。

だから、意識というアーキテクチャーを使って人工知能が
作れますという主張は無意味。

意識とはどのように作るかが重要。
976考える名無しさん:03/06/01 13:59
人間と全く同じように「振舞う」人工知能ができたとして、
その人工知能には意識があると考えていいのだろうか?考える必要があるのだろうか?
もっと言えば、なぜ私たちは他人に意識があると考えるのだろうか?
そのように考えることに何らかの生態学的な利点があったからというだけで、
意識というものは「了解」によって構築された虚構に過ぎないのではないか?

この視点から導かれる研究は2つある。
一つは、意識なるものを想定しない人工知能の創造。
もう一つは、他者に意識があると考えることの、進化的・生態学的な利点の解明。
977考える名無しさん:03/06/01 14:31
われ思うゆえに我あり
みたいに
人間は何かを考えているわけだ。
その何かを考えるを実現するアーキテクチャーの構築を
一つの目標にする事は
ヒト型人工知能を作る上での近道になる可能性はあると思う。

978ミルク:03/06/01 16:03
もう屁理屈は言い飽きたし聞き飽きた(笑)

誰か、太陽電池と逆流防止ダイオードからなるネットワークを作成して実験して
もらえないだろうか? エネルギーは光照射により供給するので電源はつながない。
また、このネットワークに入力端子は設けない(もちろん設けてもよい)。そして
出力端子から出力される電流を測定することでこのネットワークの挙動を研究する
のだ。将来はアクチュエータに接続することも可能にする。

その際、どうしても避けて通れないのが興奮性のシナプスと抑制性のシナプスの
二種類のシナプスをどうやって模倣するかという問題だ。陽電子(または正孔)を
放出する逆太陽電池のようなものがあれば楽なのだが。。。
979考える名無しさん:03/06/01 16:21
電極を逆にすればいいのでは?
980考える名無しさん:03/06/01 16:34
コンピューターシミュレーションじゃだめなんだよねぇ
981考える名無しさん:03/06/01 16:39
鉱石ラジオの自作をオススメしたい。
982考える名無しさん:03/06/01 17:11
誰も言わないけど、そろそろ次スレを。
983考える名無しさん:03/06/01 17:24
ところでこのpart3の地味なスレ主は誰だったの?
984考える名無しさん:03/06/01 17:42
985考える名無しさん:03/06/02 00:23
>>943
>チュムスキーのように論敵を完全封殺するには

じっくり考えてみたんだが、結論として、
ひょっとしたらミンスキーのことを言いたいのかな・・・と。
986考える名無しさん:03/06/03 00:06
>>978
良くても人工網膜チップにしかならないな。
それ以上は情報が生まれる要素がない。
あるとすればノイズが加わるだけだ。
987ミルク:03/06/03 00:28
>>986
あれは基本的に自発的に活動している脳をモデル化しようとしたものであるが、
素子が自発的に発火するニューロンというシステムではなく、太陽電池という
所詮受光して初めて活動する単なる受動的な素子であるところにこのモデルの
限界があった。
しかし、脳ではなく網膜のような感覚器官レベルではニューロンの活動も大部分が
受動的と思われる。あのモデルが人工網膜になりうるという示唆はきわめて興味深い。
ぜひやっておくれ。
988ミルク:03/06/03 00:44
ご存じと思うけれども、網膜は単なる膜ではなく、複雑なネットワークを備えている。
そして、バイオメディカルエンジニアリングという分野では網膜はひとつの大きな
テーマであるはずだ。
989考える名無しさん:03/06/03 00:48
>>987
随分前に実用化されてるよ。
人工網膜チップか人工網膜LSIでググッてくれ。
990考える名無しさん:03/06/03 00:50
>>988
人工網膜LSIは輪郭の検出や動きの検出の機能を持ってるはず。
991ミルク:03/06/03 00:56
>>989
なるほど。たとえばこれだな。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20010309/

となると、やはり次のステップは自発的に活動するシステム素子を用いて
ネットワークを構成することになるな。これが網膜より一階上のシステムと
いうことになる。
992考える名無しさん:03/06/03 01:02
まず自発的に活動するシステム素子を明確にしてくれ。
993考える名無しさん:03/06/03 01:04
それと意味のあるネットワークとは何か。
今夜はこれで失礼。
994ミルク:03/06/03 01:08
>>992
エネルギーを与えられると、エネルギー量とは独立なシグナルを生成・放出する
システムだ。もちろん他システムからのシグナル入力が与えられると、それが発する
シグナルもモジュレートされるが、それ以前に、シグナル入力がなくともシグナルを
放出できることが重要。
995考える名無しさん:03/06/03 01:21
>>994
ではエネルギーとシグナルとの間の関係を、そのまま
シグナルと情報との関係に外挿してみよ。
996ミルク:03/06/03 01:21
こうやっていろいろ書き込んでいると、自分の中で自分の考えが少しずつまとまって
整理されてくるのが面白いな。
997ミルク:03/06/03 01:27
>>995
簡単なことだ。システムに与えられたエネルギー量とシグナルとの間の関係は
無関係(独立)なのだから、それが発するシグナルにはシステムに与えられた
エネルギー量に関する情報は乗っていない。
998ミルク:03/06/03 01:35
待て待て。これでは単なる循環論だな。そうではなく、
システムに与えられたエネルギー量とシグナルとの間の関係は無関係(独立);
そのシグナルはシステムの内部状態に関する情報(の少なくとも一部)を含んでいる。
ここでシステムとはネットワーク素子、またはニューラルネットワークにおける
ニューロンを指す。
999999:03/06/03 06:41
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