【Misreading Blue Book】

このエントリーをはてなブックマークに追加
1いちご姫
 かつて有能かつ根気ある2ch ミック氏によって開かれていたウィ
トゲンシュタインの『青色本』を読むスレッドを復活させたいと思いま
す。とはいえ、かわってサポート?するのは 無能かつ怠惰ないちご姫
なので、質・量ともに不安まんまんではありますが、とりあえず、BB
を読了するのが 本スレッドの目標。(といいつつ1ページくらいで沈
没でしょうか??)
2いちご姫:03/03/18 17:26
いわゆる前スレッドにあたるものは
「ウィトゲンシュタインを読むぞゴルァ(゚Д゚)」
http://mentai.2ch.net/philo/kako/979/979291385.html
です。

用いるテクストは
Wittgenstein,Ludwig, “Preliminary Studies for the “Philosophical
Investigations"―Generally Known as THE BLUE AND BLOWN
BOOKS", Basil Blackwell, 1958
を元に(米国版を持っているはずだが今現在見当たらないので、初版英国版のビ
ブリオをとりあえず掲載)
ウィトゲンシュタイン,ルードヴィッヒ,「青色本・茶色本」,『ウィトゲン
     シュタイン全集第六巻』所載,大森荘蔵訳,大修館書店,1975
ウィトゲンシュタイン・ルードヴィッヒ,「『青色本』読解」,『『論考』
     『青色本』読解』所載,黒崎宏訳・解説,産業図書,2001
以上の‘Blue Book'「青色本」部分を取り扱います。
 宿題は邦訳全集で75頁目以降なのかな??
 
3いちご姫:03/03/18 19:43
p.53
<文の意味は事実の影ではない>
 文の意味が事実であるとしたら、事実でない事を語りえない即ち疑なる経
験文が存在し得ない.しかるるに、真偽双方を真理値として採る事は経験
文の必須要件である.したがって、文の意味は事実ではない.
 という先行議論を受けて

 では、文の意味は,事実ではなく、「事実の影」――命題とか文の意味と
か(とここでいわれる)ではないか、という問題提起をする.
※『論考』風にいうなら事実がダメなら事態とかを持ち出せばなんとかなる
 いう発想ではないか?と無責任にいってみる.

 そして,問題の焦点を変える.即ち、<文の意味>が文を有意味ならしめる
かどうか、という論議から、何らかの存在者として(とWはここで想定してい
るであろう)の<文の意味>を仮に認めたとして、その<文の意味>と<文>
との関係はどうやって成立するのか?それはどういうメカニズムなのか?と
反問する。(これは『論考』の写像理論が無視していた問題点である.)
4いちご姫:03/03/18 19:51
p.53
<像関係は類似性によるのではない>
 肖像画は 描かれた人物と像関係にあるが、必ずしも像関係は類似性によって
成立せしめられるわけではない.それどころか、像関係は類似性によって成立す
るものではありえない.
 なぜなら,肖像には良い肖像悪い肖像があり、それは類似の多少によって評価
されるものである.従って,仮に像の良し悪しは類似に訴えられるとしても、
像関係は類似によって成立するものではない.
 これは言語においては,文は真偽とも描出できねばならない、従って、文と
その<文の意味>との像関係は、類似によって成立するのではない.
5考えぬ名無しさん:03/03/18 20:57
pp.53〜54
(1) 像関係を成立させるものは<意図>である――明白にして正しい、と断定
  されている
(2) 意図は心的過程ではない――積極的な論証はない
(3) 意図は「多くの行為と心の状態との結合」である
――例えば、甲が楕円を描き、乙にその楕円を写し描くようと求めるとする.
  乙は上手に写せたり下手にしか写せなかったりするだろうが、下手に描いて
  「畜生」と罵ったり、さらりと写し終えたり、といった様々な状況が生じる
  であろう、という仮想事例を、Wはのべる.
 論点は、「意図する」という事柄は、この写しながら罵ったり、何ともなく描
 けたりあるいは、失敗を重ねて何度も紙を破り捨てたりといった、生活上の様
 々な行為にこそ築かれ顕れる だが、単なる外的行為ではなく「心的」と呼ば
 れてしかるべき(反=行動主義)なのだ、という事.
 
6いちご姫:03/03/18 21:11
pp.54〜55
以下に<意図は心的過程ではない>ことについての議論

<投影過程には多義的な解釈が可能である>
 (心的過程こそ意図であるとの主張を念頭において)(例えばそれが心的過程
であってもよい)、像とその原像との関係について、原像から像への導き出さ
れ方を記述する事は可能である.
 しかし,どのような投影過程の記述にもその再解釈によって別な過程を想定する
事が人には可能である.例えば、矢印を考えて、しかも「ある矢印と反対の方に歩
け」という規則を付随させれば,人は「→」という矢印をもって「左へいけ」とい
う事を意味することができる.
 矢印は投影過程の一例である.即ち,投影過程を持ち出すことによっては,原像と
像との関係は定まらないのであり,よって投影過程は<意図>ではないのではない
か?
7考える名無しさん:03/03/18 22:17
いちご姫お久しぶりですage
8考える名無しさん:03/03/18 22:47
この人が伝説のいちご姫?
9いちご姫:03/03/19 08:38
p.56
<規則理解の多義性について>

矢印と「矢印については我々は通常の理解(「→」は「右へ進め」を
意味する)かそれとは反対の理解(「→」は「左へ進め」を意味する)」
のみをする事例を想定する.

 この矢印の両項がそれぞれ<言う過程>と<意味する過程>であると
人が仮定するなら,その際には,彼/女は<言う過程>と<意味する過
程>とを別個の領域に生じている事象である,と想定しているのでなけ
ればならない.

※何故,同一領域に於ける二つの別個な諸事象――例えば<言う過程>
は口腔付近の諸随意筋の運動であり,<意味する過程>は眼球の運動
であるといったような想定――である可能性は無視されているのだろうか?
(議論の本筋 即ち 意味の規則表現説批判には影響のないことであるが.
10暗黒大将軍:03/03/19 08:40
突然ですがアルフのDVD化に御協力ください
http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=1639


11いちご姫:03/03/19 08:41
<規則理解の多義性反駁と <言う過程><意味する過程>二元論反駁の準備>

〔仮想例による論敵所説における問題の提示〕
では,今度は三段階にそれぞれ逆向きな規則事例を想定してみる.
     ―→
     ←―
     ―→
人が与えられた上記の規則表現によって命令遂行を為そうとしたら,
(「→は右に進めであり,それは←と解釈せよと命じられているから
左に進めであり,それは→と解釈せよと命じられているのであるから
右に進めである」)といった事を考えたりするかもしれない.

 すると,一方では,「言う過程」と「意味する過程」という二つよ
り多い諸過程が生じてしまうから,どの過程が「意味過程なのか」と
いう問題が生じてしまうであろう.(これは,問題設定が誤りである
ことを示している.)

 他方,もっとも下の<過程>(と仮に称される何事か)(つまり
「言う過程」から遠い過程・先行する過程)は必ず存在する.なぜな
ら,それなしには無限遡及が生じてしまうから.とすれば,それは,即ち,もはやそれについて更に解釈がされ得る
などといわれる事のないレヴェル・何事かである.従って,<言う過程>と<意味する過程>
の関係については,先に論じた幾らでも解釈を積み上げていく事ができ
るモデルに対して,もはやそれ以上遡り解釈を積み上げていく事がな
いレヴェルが想定されるモデルを人は提示する事ができる.
12いちご姫:03/03/19 08:47
> すると,一方では,「言う過程」と「意味する過程」という二つよ
>り多い諸過程が生じてしまうから,どの過程が「意味過程なのか」と
>いう問題が生じてしまうであろう.(これは,問題設定が誤りである
>ことを示している.)

 これは先走りすぎのようである.当該パラグラフにおいては,論敵モデルに
おいては無限遡及が生じてしまい事がではなく,論敵モデルであろうと最早そ
れ以上遡及し得ない基底を想定せねばならないはずだ,とWは論じているにす
ぎない.

 従って,そのような基底を想定する人については,別に,無限遡及をあなた
は受け入れるのか,それとも無限遡及も基底の設定も認めない他のアプローチ
があるとあなたは考えているのか,と問われねばならないであろう.
13いちご姫:03/03/19 14:07
p.56
対論者といちいち書くのは面倒なので以下I(Interlocutor)と略記
Iの主張:記号は解釈可能である しかし 意味はそれ以上解釈可能であってはなら
ない [故に,意味は記号ではない他の何物か(しばしば心的表象)である]

WによるI理解: 対論者の主張では,言う過程と意味する過程とは随伴物(相伴う
が別個の物事)であり,かつ 意味する過程は記号に「翻訳可能」「等価」
であると している.

※ WによるI主張の要約後半部は意味不明.対論者の議論(上掲)からすれば,記号
 と 意味は相異なるもの,対応付け可能(この意味でなら翻訳可能)ではあるもの
 の異なるのだから明らかに非「等価」ではないだろうか.

WによるI批判:記号と意味過程が翻訳可能であるならば,(単なる更に解釈可能な)
    記号と(それ以上解釈し得ない基底としての)意味過程との区別は如何にし
    て為されえるのか?[為しえないであろう.]
     そして,そのような<基底>である意味過程であるものは,それが他の表
    現形態によって作り出される単なる記号と異なる為には,意味過程は<あな
    たが表象した>即ち念頭に浮かんだという存在者だとIは考えている,とWは
    見なす.

14いちご姫:03/03/19 14:08
p.56〜57
<意味過程=随伴表象説批判>
 しかし,多くの場合人は「A」と語る時 その言葉のほかに<意識過程>Aな
ど 思い浮かべてはいないではないか.〔たとえ,そのようなことがあるにし
ても,常に起こるわけではないのだから,人は多くの場合には発話は無意味だ
と主張しない限り,意識過程Aを「A」の意味だとは主張できないのである.〕
(舞台表現での脇台詞のような例外はある.この場合ある言語表現が他の言語表現の意味なのである.,)
15いちご姫:03/03/19 18:27
>>7
固定ハンドル・ネームさんでないので,アイデンティファイはできませんが(表象も
できない とかいうとWに怒られるかな?),「(おそらく)お久しぶりです」・・・・
16いちご姫:03/03/19 20:22
<<「思考対象とは何か」>>という設問へもどる

p.58
「思考対象とは何か」という問の立て方に既に哲学的混乱が在る.
 それは,形而上学的問題であるのに経験科学的問題であるかのように誤解されがち
だからだ.
 I think that PとI think bとは,表層文法上類似形式であるが哲学的文
法上は全く異なる.

「私は,然々の事が起きるであろう,と考える」
「私は,彼と全く同じ モ ノ を考える」

 これらの類似性は例えば, 「考える」を「期待する」に置き換えると,表面的な
ものに過ぎなかったことが明らかになる.

「私は,彼はここに来る,と期待する」
「私は,彼を撃つ」

前者では,彼は此処にいなくとも有意味であり,もしいるとすれば偽になる[むしろ
アンハピィであるがここでは論じない]るが,後者では彼が此処にいなければ彼を撃
つ事は出来ない.
 この文法的相違を看過もしくはその教訓を誤解したときに,人は何故此処にいない
人について期待する事ができるのであろうか,といった虚偽問題を立てるのである.

 (というのは,「私は彼を撃つ」際には彼が此処にいるという正しい認識から,表層
文法の類似に惑わされて,「彼が来る事,を期待する」際には此処にいない彼を,ま
た彼が来るというまだ来ていない存在しない事実を我々はどうやって期待できるので
あろうか,とそのような人は考えるに至るのである.)
17いちご姫:03/03/20 19:27
pp.59〜60

 <「思考の対象は影[例えば命題内容]である」とする他の源泉>

影:理解にとりそれ以上解釈を必要としない種の<像>とする(説明の為の定義提唱)
 これは当然である.Iは,理解には理解される事実ではないが事実の如きものとし
ての<意味>が必要であり,かつそれが更に解釈をされるなら未だそれは<意味>で
はない,と論じるのであるのだから.

Wによる二種類の像の提示
(1)理解するのにそれ以上の解釈を必要としない像
(2)理解するのに更に解釈を必要とする像
議論理解を助けるための事例:暗号文Aを平文Bに置き換えるとする.(当の暗号を
熟知した者を除けば)人はAをBに置き換えねば理解できないが,(Bが暗号解読者
の日常言語であるならば)人はBをそれ以上解釈なしに直ちに理解できるであろう.

 さて此処で,「〜時にN氏が来る,と期待する」にもどる.あなたが英語を母語と
し日本語に通暁していないなら,‘ I expect that Mr. N will come at 〜
( o’clock ).’云々と和文を英文に置き換えなければならない,という事はあ
り得る.しかしもはや,あなたは置き換えられた英文をさらになにかに置き換える
=解釈することなしに直ちにその文を理解するであろう.

 この例話の教訓は,母語については(即ち重要な意味で言語については)理解に解
釈過程も不要だし,その文が有意味である=理解可能であるためには解釈されて初め
て得られるような影の如き存在者としての<意味>も不要だ,という事なのである.

18いちご姫:03/03/21 11:24
<「類似」による像関係成立論 論駁>

p.60
<導入:影の随伴という考えと言語理解時のイメージの生起>
(例えば期待といった)思考の<意味>対象として考えている影は,ある種の像である
その像は,「画像・事実」に加え「心にうかぶイメージに非常に近い」(大森訳)
ものである
   ―― なぜ「イメージそのもの」とは言われないのか? おそらく,意味=イ
     メージ論は別途批判されたものとして,「イメージに類似したもの」「影」
     を更に言い立てるIへの反論なのであろう.
      この文にはその[独立事象としての]「影」が随伴するという[誤った]
     考えが生じる原因の一つは,言語を理解する――聞く・読む・言うなど――
     の際に,その文に対応するイメージが我々の心にしばしば生じる事である.


<二種類の類似による像のタイプ分け>

「類似がある」と言われ得る像には少なくとも二つのタイプがある
(1)原像とそっくりな(違いのない像)――これをWは「コピー」と呼ぶ
    例: 写真とその実物 
      (写真は「そっくり」が求められ ゆがみや色調のくるいはそれが規則
       的であろうと劣る象と評価される)
(2)原像とある規則的な投影関係にある像
    例: 地球の北半球とその投影図(地図)
      (実物の北半球と地図とは,一方で厳格な投影規則関係が存在している
       が,他方で形状・面積・方向関係などに両者での相違が存したり,実
       物にはある高い地点低い地点が地図で平面だったり,実物の色彩と地
       図の色彩が異なっても,像として問題視されるとは限らない.)



19いちご姫:03/03/21 14:48
pp.60〜61
< 文と,文がその像であるものである所のものとしての事実>

 原像と(視覚的或いはより一般的に感性的には類似していない)像 という関係
が存在し得る事は,文と事実との間に影<意味>を挿入する(で二項関係を三項関
係に変える)事の無効性を示している.
 即ち,対象と[感性的には]類似していない像,というものが考えられるなら,
その像として文が候補に揚げられるのである.

(文と,文がいい現す[指示する・写像するなどと言われるかもしれない]事実と
は,たいてい感性的類似が無い.例えば,「林檎の右に蜜柑がある」という文
[表現])は,林檎の上に蜜柑がある,という事実と感性的に類似していない.
具体的には,後者なら右の蜜柑も左の林檎もとって食することが可能であるが,前
者では「林檎」も「蜜柑」も食することが出来ない.――せいぜい,そのような文
字が記された紙をインクごと食することしか出来ない.)

 ならば,「いかにして文「キングスカレッジは火事である」は,キングスカレッ
ジは火事である,事の像でありうるかという疑問」には,最早,<影>なる<意味
存在>を第三項として立てる必要は無い.ただ,「その文が意味することを説明す
る」方法を考え,説明して見せれば,その問への答えとして足りる.

実例:文「キングスカレッジは火事である」については,キングスカレッジをさし
て「これがキングスカレッジである」といい,ついで火をさして「これが火である」といえばよいのである.

「これが君に,語と< も の >が結合される仕方を示すのである」
20いちご姫:03/03/21 14:55
コメント:
 Wの後半部の指示関係の成立に関する説明は,このままでは,語とその対
象(『論考』におけるDing)の関係の成立についてのもののみでしかなく,
文とその対象(『論考』における事態――もしくは事実――に相当するような
ものであろう)の関係の成立については何も説明できていない,と思われる.
 然るに,当該パラグラフのおかれたコンテクストにおいては,語のイミが
ではなく文のイミが問題とされている.従って,ここにおけるWの発言は問
題回避である,と言わざるを得ない.

21考える名無しさん:03/03/21 15:03
この人が伝説のいちご姫?
22考える名無しさん:03/03/21 16:23
うわ〜、難しそうな話してる…
231@大全:03/03/22 01:43
言語哲学代全スレの1です。
どの程度お役に立つか分かりませんが、是非僕も参加させてほしいです。

全集の大森訳と、英語の原書の二つを持っております。
とりあえず、参加表明まで。
24いちご姫:03/03/22 20:17
pp.61〜62

<「望み」にあるのはソノコトの影ではなくソノコト自体である>

良くある誤謬: それが生じる事を人が望むそのことは,<影>として我々の望み
       の中に存在しなければならない――表現形式に由来する
正しい言い方: それが生じる事を人が望むその事は,<ソノモノ>が我々の望み
       の中に存在しなければならない

正誤の理由:  望みの中に存在するのが<影>でしかないならば,望みが生じるの
       を望んでいるのはその事それ自体ではなくその影だ と言う事になる
       (がそれは明らかに誤りであるから,望みに存在するのはソノコトジタ
       イである.)

シンボリックな言い方「単なる影では, ま さ に そ の 事 が起こると言う
       事を望み得ないであろう.影は対象の一歩手前で止まっているのだか
       ら.」
25いちご姫:03/03/22 20:24
>>23
1@大全さん よろしくおねがいしま〜す

 ところで申し訳ないことに頁付け 黒崎訳でやっています.(英語版が発
掘されたらそちらに切り替るかもしれませんが.)
26いちご姫:03/03/23 07:23
pp.62〜63
<「我々の望みの対象」の文法の展望>

実物と影の混同:(我々が通常の表現形式に従いながらも)我々が現に望んでいる事
を,未だ生起していない(故に)我々には指示不可能な事,と誤解することに
よって生じる

Q「君の望みの対象は何か?」――A「シカジカの事が起こる事」
さてここで,質問に質問を,答えに答えを重ねる事ができる。
 「その起こるシカジカの事ととは何か?」――「カクカクの事が起こる事」との言
語説明,あるいは身体表現,或いは非言語記号によって等々
 かつ,それは最初の答の単なる繰り返しの場合と他の表現形式による場合とがある

<我々が望みの対象と呼ぶもの>を,人はその人が現に望んでいるその際には示せない
――実際の事実を示すには一歩足りない――と考えがえがちである.

I:それは正しい考えである.なぜなら,例えば,<A氏がこの部屋に入ってくることを人が望んでいる将にその時には,まだA氏はこの部屋にいないからである.例えば,人がその時に示し得るのは,A氏の写真(の様なA氏の影)であってA氏自身ではない.

W: Iの考えによれば,<人が望むものは,それが実際に起きるまでは,それを完
  全には説明できない>事になる.しかし,これは誤りである.何故なら,人が望
  む事を,人は,望みの生起の前後いずれにおいても同様によい説明ができるから
  である※1.

事例による理由付け: 何故ならば「スミス氏が私の部屋に入ってくる以前に,私は,
     スミス氏を私の友人に完全に良く示したかもしれないし,「入って来る」は
     何を意味するのかを彼に完全に良く示したかもしれないし,そしてまた,
     「私の部屋」とは何かを彼に完全に良く示したかもしれないのであるから.」※2
27いちご姫:03/03/23 07:28
※1  この議論では「説明ができること」が「指示されるべき対象が現に
   指示されている(もしくは当該表現が有意味に使われている)」事と
   同義であることが前提である.ここまでの議論を読み直さねば筆者に
   は確定的なことはいえないが,これは論点先取ではないかとの疑いを
   今の所筆者は抱いている.
※2  ここでも筆者が既に投稿No.20において提示したのと同様の疑わし
   い議論をWは展開している.BlBの当該箇所前後に限定せらるるかぎり,
   Wによれば,文/命題の理解は,それを構成する部分要素の理解さえあ
   れば,できる,しかもある条件を満たすか否かが怪しいのに,と言う事
   になる.その条件とは,語/対象の他の語/対象との文法的関係である.
   例示的に言えば,「砂糖は白い」は「砂糖は」「白い」二語を直示的に
   学んでいれば理解できるように思われるのに,「砂糖は眠る」は「砂糖
   は」「眠る」の二語を学んでいても理解できないからである.更に,
   「砂糖」を直示的に学ぶ事は出来ても「は」「砂糖は」(という主格機
   能)を直示的に示す事が可能とは思われがたい.したがって,問題の条
   件をWが提示した説明は充足しておらず,従って誤りである可能性が高
   い.
    (実のところ,)Wの議論は,一度日常言語の基本を――従って,語
   彙の文法カテゴリとその機能をも習得してしまった――人に対して限定
   では適用可能でありそうな議論である.言語習得の第一段階での一つの
   大きな習得すべき課題は語彙の文法カテゴリとその機能だからである.

28考える名無しさん:03/03/23 16:47
この人が伝説のいちご姫?
29いちご姫:03/03/28 09:29
次の土日くらいまで いちじ ♪おやすみ♪
30いちご姫:03/03/29 09:07
サーバへの不必要な余剰負荷ロード常習者A(笑)復活

pp.63

 <「xについての思考」におけるxとは? : <思考の対象><思考の内容>>

問題点:人が,種々な事<について考える>とき,<について考えられている当のモ
    ノ>は如何にして私が考える考えに関係するのか.
誤答 :(1)現物か超現物の現前※ 
    (2)現物の<影>である像 が私の考えに現前的に関係する
批判 :(1) Aについて考えるのにAのここへの現前は必要ない
    (2)Aの像は一層役立たない.Aが現前していないときには,Aの
      現前なしに如何にしてAの像は<について考えられている当のモノ>と
      して私が考える考えに入り込めるか? 
      最初の疑問を別な事柄に置き換えて問題の回避を図っているにすぎない.

Wによる自己語法への注記:「今は私は[「我々の思考対象」という表現で]私がそれ
     に ツイ テ ( about )考えている モ ノ を意味しているので
     あって,「私が考えている コ ト 」を意味しているのではない.」
※注記: p.58のWによるコメントとの関係でこの区別は理解できるが,わざわざ
     Wが注記するほどの議論にとっての重要性が現段階での筆者には不明.
     「モノ」と「コト」は何れもその不在においてその不在なるそれに<つ
     いて>如何にして我々は考えられ得るのか,という疑問は同型で問われる
     のではないか?(勿論,議論が進んだ段階で仮にそれぞれ別個の解決への
     筋道がこれから現れる可きであるかもしれないにしても,である.)

31いちご姫:03/03/29 09:44
<思考・言語表現とその対象の関係>

 思考・語りとその対象との結合は,起源的には直示によって作られる.――
この直示については何の神秘性・不可思議性もないであろう※

※ 指示の不可測性などの問題にはWは未だ気づいていないのであろうか.

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 現に不在な人について考える場合,ある人が不在の彼<について>考える
事において必要とする結合は,彼を人の心の中に呼び起こす「奇妙な心的作
用」ではなく,直示によって既に作られている 件の対象−言語 の関係で
ある.

 この自明な事実を看過させ心的作用の必要性を信じさせ勝ちなのは,我々
の「日常言語のある特殊な表現形式」※1の故である.
 この特殊な表現形式こそが,思考とその対象との関係が<思考のあいだ中>
存在しつづけていなければならない※2,と思わせ,ならばその関係とは心的活動であろうと誤解が生じて来がちなのである.
※1 この「特殊な表現形式」とは,黒崎によれば「「過去自制という表現形式」のこと 
   ではないか」とされる.
※2 「思考とその対象との関係が<思考のあいだ中>存在しつづけていなけ
   ればならない」というのは正しい.問題なのは,どういう< シ カ 
   タ ・ 様 態 >で存在しているかである.
32いちご姫:03/03/29 10:52
p.62
< 過去形の文法形式と 既に存在する<結合>という誤解 >

疑問:「我々が,ヨーロッパに居てアメリカに居るある人を我々の心の中に
呼び出す[=意味する]事ができるとは,金曜ではないか。」→
誤答:そのためには心的作用が必要である.

Wのコメント:「ある事を述べた時シカジカを「意味した」のだ」と説明す
   るその語り方 即ち過去時制の使用が <発話時にはたとえ意識・表
   象されていなかったとしてもなお,そう語る人の心の中に[非表象的・
   非意識的な仕方でであれ 出来事として]存在しなければならなかっ
   た筈だ>,という誤解を産むのである.
例:A氏曰く「ナポレオンは1804年に戴冠した.」
  B氏問う「君は「ナポレオン」で1804年にアゥステルリッツで勝った
      その男を意味しているのか?.」
  A氏曰く「然り,まさにその彼を意味した.」
 このようなやり取りから,語「ナポレオン」と対象<1804年に戴冠した男>
との関係・<結合>と共に<アウステルリッツで勝ったその男>との関係・
<結合>が,A氏の心の中にA氏自身が「然り・・・・」という以前から既に存
在していなければならなかった筈だ,と誤解させる.
 というのは,当の発言以前からその男を意味していたというなら,等の発
言以前から発言されるであろうコトバとその対象との関係・<結合>が成立し
ていたはずだ,と考えるのは自然だからである.
※ 但し,さらにWは誤解者の誤解に「心の中に」という限定を加えている.
 これを含め上記議論は,問題の要請されている<結合>が 心 の 中 
 でかつそこにおいて生じる時にのみ有効である.
  即ち,上記議論の中では,その<結合>が<心の中>で生じねばならな
 い,という事は再び論じられていない(既に多少の議論は存在したが.).
  従って,普遍妥当的な議論というよりは,やや対人論法的な議論と取る
 可きであろうか.
33あちょー:03/03/29 11:52
どれがいちご姫さんの意見でどれがWによるものなのかわかりません。
34いちご姫:03/03/29 12:26
>>32
頁付け訂正
p.62→p.64
35いちご姫:03/03/29 12:42
p.65 <<意味する>ことと心的事象>

 ある場所での直示により,語とその対象との結合は成立する.
 しかし人は,「意味する」や「考える」という語については,その[実は
擬似的な]現象の存立の為に何らかの心的な[事象的]継続が必要だ,と考
えがちである.

事例:この結合を語「N氏」とその対象 N氏 としよう.
    ある日の午前ある友人が私に「N氏が,今日の午後私に会いに来る」と
   言ったとする.
    私は,とある人を指差し「君は[「N氏で」彼を意味しているのか]」
   と問う.
    対して友人が「そう,この人がN氏だ」という.
    この一組の応答で「N氏」と N氏 との語結合は成立した事になる.
   しかし,人は誤解しがちである,その友人が「N氏が,今日の午後私に
   会いに来る」といってその人を意味していた 過去の時間的経過のあい
   だ中,<彼の心はその結合を[出来事として]思いつづけなばならなか
   った>,と.[しかし,そう考える必要はない.]
   
36いちご姫:03/03/29 13:01
p.65

 上記 「N氏」を巡る実例の様な諸事例は,人をして<意味する>事や<考
える>事を特殊な 心 的 活 動 と考えさせる一要因である.
 しかし,ここでの「心的」という語は,明確な意味をもたず,単なる問題回
避のために用いられているに過ぎない.
37考える名無しさん:03/03/29 14:30
え?【Missing Blue Book】?
ビジュアルファンブックならもっとるよ
38いちご姫:03/03/29 15:30
>>33
 原則無注記は ウィトゲンシュタインがBBで書いている事です。
(その中に Wの見解・疑問や 仮想対論者の議論・反論・疑問も含まれま
 す。これらは 書き分けているつもりですが,より注意します.)

 Wの著述への私自身による議論・批判・コメントは 「※」以下, 私見
では・・・・等と表現するよう努めます.

 なお「[]」は 私によるW著述内容への補填・敷衍部分です

(できれば 手元にBBを置いていただければ,問題は事実上生じないとは
思いますが.必ずしもこのスレッドに目を通される方の全てにそれを期待す
るのは,残念な事に過大要求でしょう・・・・)
39ピカァ〜:03/03/29 15:35
いちご姫様は哲学板におけるsophia様の動静についてどう思いますか。
ウィトゲンシュタインとポパーの火かき棒事件についてどう思いますか。
論考の構造とユダヤ神秘主義の書物の相似性についてどう思いますか。
ウィトゲンシュタインがハイデガーの後期著に感動した事についてどう思いますか。
父親ブッシュが論考愛読者で息子は嫌いな事についてどう思いますか。
40考える名無しさん:03/03/29 15:59
>>39
パパさん論考愛読者だったの!?
41いちご姫:03/03/30 15:22
pp.65〜66
<<想像する>事における 語と実在の結合 : 内語説批判>

上記において<考える>事について論じた事は<想像する>についても妥当する.
事例:
    ある人が,「私は火事であるキングス・コリヂを想像している.」という.
    我々が彼に問う,「何故,君が想像している対象がキングス・コリヂであ
    る,と知っているのか? キングスコリジに酷似した他の建物である,と
    いう事はありえないのか?」
    ある人答えて曰く,「私は,キングス・コリヂを想像しているのであって,
    他の建物を想像しているのではない,と言う事には疑いがない.」
 さて,ここである人の想像に於ける「キングス・コリヂ」と実在のキングス・コリ
ヂの結合は如何にして成立しているのか?
誤答  キングス・コリヂの火事を想像している 間 中  「キングス・コリヂは
   火事である」と内語を発しつづけていたから.
誤答への批判 
(1)  第一に内語をし続けるという事例は有り得るが,言語を使用し意味している
   場合には常に行なわれているとは限らない(しかも多くの場合されない).
(2)  第二に,キングス・コリヂを想像中常にその想像を説明する内語を発しつづ
  けているとしても,君の想像は[実在する対象である]キングス・コリジには達
  せず,ただ単なる語である「キングス・コリヂ」に達するに過ぎない.
 語「キングス・コリヂ」と対象 キングス・コリヂ の結合が成立したのは恐らく別
の時なのである.

※ 教訓: <想像>においても想像された対象と語との結合は,内語の如きものによ
     るのではなく(心理主義批判),また想像の瞬間に構築される(意味の発
     話時成立説とで言う可きもの)でもない. 
42いちご姫:03/03/30 15:25
>>37
>え?【Missing Blue Book】?
>ビジュアルファンブックならもっとるよ
‘Missing Three-Quater’っていうのもありましたね.
 そいえば Blue and Brown Book ほんとにミッシングのままです・・・・
431@大全:03/03/30 20:45
 いちご姫さん、素朴な疑問を聞いていいでしょうか。

 Wは青本の最初から、この辺りに至るまで一貫してという心理主義批判をしていますよね。
 人間の心理的過程は、語に意味を与えたり、語と対象の結びつきを与えるものではない、と。
 では、何が語に意味を与えるのかと言えば、Wは使用、つまり表現過程である、と言います。

 でも、心的過程が語の意味の成立にとって絶対必要な条件ではないとしても、それを全くくだらないものとして捨ててしまってよいだろうか?と思うのです。
 僕らの大半は普通、心理主義的な意味観を持って生活を送っているはずです。そこには、やはりそれなりの理由があるのではないか、と思うのです。
 Wは、この理由を「それは単に我々の言語が特殊な表現形式(過去自制)だ」としてあっさり斥けています。
 でも、このWの説明こそ彼があれほど嫌った「仮説」ではないでしょうか?どうもここのWの説明は彼らしくなく不用意な気がするのです。
441@大全:03/03/30 20:51
該当の箇所はここです。(項番は黒崎訳です)

≪スミス氏を我々の心の中に呼び出すものは、件の結合[――思考と対象との間の、何の神秘性もない結合――]なのである。
そして、この事実を見ることを困難にしているのが、[そして、彼を我々の心の中に呼び出すには、奇妙な心的活動が必要であると我々に思わせるのが、]日常言語の或る特殊な表現形式なのである≫(pp.63-64)
45いちご姫:03/03/31 20:02
>>43
>>44
>「いちご姫さん、素朴な疑問を聞いていいでしょうか。」
 「素朴な」質問は歓迎ですが,これって,一見素朴な見せ掛けをしていますが,す
ごく嫌らしい質問じゃないですか?!(笑)
 
 以下,愚答(珍答?迷答?)で恐縮ですが.

> 1@大全さんが提出された設問は二つに分かたれるべきだ,と私は考えます.即ち
(1)心理主義的な意味論は言語論/意味論上全く誤った(考慮に値しない)説
    であるか否か.
(2)人が心理主義的意味論の誤謬に踏み迷いがちなのが,「特殊な表現形式
    (過去時制)」にその原因がある,というのは「仮説」ではないのか.
の二つです.

46いちご姫:03/03/31 20:04
 後者から私見を述べます.これは「仮説」だと私には見えます.とはい
え,ウィトゲンシュタインがこの「仮説」を大真面目に受け取っていたか,
自分の積極的教説として尊重していたのか,という疑問があります.単に心
理主義者に対する対敵論法の一種として,このように因果関係を説明されれ
ばあなた達は自分の誤謬が[単に誤謬だというだけに留まらず]何故その誤
謬に至ったのかも納得でき,心理主義をより捨てやすくなるでしょう!?と
いう説得です.この程度の論敵を論駁する為の「仮説」まで,果たして全面
的にウィトゲンシュタインは拒否するでしょうか?
※ 「日常言語の表現は人間有機体の一部分であり,これに劣らず複雑である.
/それから言語論理を直接に取り出すことは人間には不可能である./言語
は思想に仮想を施す.そしてそれだからこそ,内部に含まれている思想の形
式を,衣服の外観によって推理することはでききないのである・・・・.」
TLP4.002b,c,dとあるように,言語の表層文法の構造が深層構造(哲学的文
法)を誤解させるというのは,『論考』時代からのウィトゲンシュタインの
思考方法の基礎です.これも仮説といえば仮説に過ぎない,或いは大前提に
過ぎないわけです.この前提の基で,具体的な事例について,他の表現を意
味するものと誤解されやすい表層文法を持った事例について,それを指摘し
た程度には軽くながせませんか?
47いちご姫:03/03/31 20:07

 (1)の(第一の)設問ははるかに根本的なものだ,と私には思われます.
(というのは,クリプキの意味論的意味と話者的意味の対比や,グライスの
プログラム等にも通じる問題設定に思われるからです.)
 さて,ウィトゲンシュタインはBlB(慣行では‘Blue Book’はBBと記さ
れますが,前スレッド設立者ミック氏の提案で,’ Brown Book ’との判別
を容易にするため 前者はBlBと記そう,という提案がありました.)におい
ては,衆知のとおり心理主義を徹底して批判しています※.そして,その批判
は一応成功しているように,私には思われます.
 従って,旧来の素朴な心理主義的意味理論は全く失効した,と私には思われ
ます.
 しかし,その上で,幾つかの点で新に心理主義的傾向のある概念装置を導入
する必要が言語現象理解の点であるように私には思われますし,事実後のウィ
トゲンシュタインはその方向性を(全問題性を枚挙するには至っていないにせ
よ)垣間見せています.
 これ以上は,未発表部分に関わるので言及は避けます.あしからず.

※ この動機は,他哲学者の議論にかなり無関心なウィトゲンシュタインが
ここまで拘るからには,心理主義にウィトゲンシュタインはかなり魅かれて
いた時期があったのではと思われます(現象主義的言語への言及参照)が,
確認したわけではないので宛て推量です.
481@大全:03/03/31 23:25
>いちご姫さん

 相変わらず念のいった回答、恐縮です(笑。

 いちご姫さんのまとめ方は的確です。僕の疑問のポイントは実に以下の二つにあるのです
(でもこれ、そんな嫌らしい意図はないのです、本当に。Wの議論に忠実に沿おうとすれば(2)の疑問などは当然浮かんでくるのではないか、と思われます)。

(1)心理主義的な意味論は言語論/意味論上全く誤った(考慮に値しない)説
    であるか否か.
(2)人が心理主義的意味論の誤謬に踏み迷いがちなのが,「特殊な表現形式
    (過去時制)」にその原因がある,というのは「仮説」ではないのか.

 まず、(2)についてですが、読者に心理主義を捨ててもらうために、あえて読者が馴染み深い「原因-結果」論法(W自身はその正当性を信じていないけど)を使ってみせた、ということですね。
 確かにそういう戦略として見ることもできると思います。実際、Wはこの「過去時制説」に全然深入りせずにあっさり他の話題に話を移していることを考えても、あまり大切な議論とは考えていなかった節もあります。
 でも、もしこれがWの確信犯的説得術だとしたら、ちょっと”不誠実”な説得ですね。自分が正しいと思っていない論法で相手を丸め込もうというのですから(笑。

 (1)については、もう少し考える時間をください。どうも変な水脈を当ててしまったようですね。
49大全 ◆nrwoAqUM/U :03/04/01 00:02
コテハンは「大全」にしました。この方がすっきりしててイイ!名前です。

ところで、

 ・クリプキの意味論的意味と話者的意味の対比
 ・グライスのプログラム

について知ることのできる参考書籍を教えていただくことはできますか? >いちご姫さん
もちろん、クリプキたち本人の著作でも構いません(ただ、邦訳されたものがありがたいですが)。
50いちご姫:03/04/01 09:33
 無責任さ当社比3倍アップ 怪しげさ10倍アップ なので「どこかの」ヴァージョン
です♪

>あえて読者が馴染み深い「原因-結果」論法(W自身はその正当性を信じていないけ
>ど)を使ってみせた、ということですね。

 一見そのとおりなんですけど,実は本当にBlBの<読者>が想定されていて,それ
に対する反駁なのでしょうか?? 単にウィトゲンシュタインが自分自身の内部のも
う1人の自分の「哲学的悪魔のささやき」に抵抗しているだけではないのか?とも・・・・

 あとですね、先の書き込みの時点では(それ以外では他人にわかるほど明晰に説明
できるほど自分自身の考えがまとまっていなかった――今もまとまっていないので),
あっさりと「それは「仮説」だと思います」と書いてしまいましたが,少なくとも二
点から私は内心そう断定する事に躊躇しています.

 第一は,ウィトゲンシュタインが「仮説」と呼ぶものの範囲が現在の私には明快に
は把握できていない事です.従って,それが境界領域であるものであるならば,私に
は確信を持って仮説か否かを断定できないのです.

 第二は,問題のパラグラフにおける議論の性質の把握,解釈が私には十分に出来て
いないことです.或いは,現在の私が(疑念を持ちつつも)仮に採用した――その結
果,例の説明は仮説であるという断定に至った――解釈は誤りであり,正しい解釈が
なされれば,例の説明は仮説ではない,と判定されて然るべきだ,という結論に至る
のかもしれません.

 この点については,念頭におきつつもう少しBlB本文の解釈を先に進め,その時点
に至ってもその必要がなおも残されていたとすれば,改めて再検討する事が望ましい
のではないか,と私は考えております.


51いちご姫:03/04/01 09:36
あー なぜ?? 
名前欄に「どこかのお姫さま」と入力したのに いちご姫になっている〜
なんでだろう〜??(涙)
いちご姫は上記投稿には責任持ちませんからね〜〜〜 しーらなぃっと
52考える名無しさん:03/04/01 09:55
↑カワイイ!
  )ファンデス
53あちょー:03/04/01 12:44
>>51
ジサクジエンしてまでWを批判したいのか。

言語は意識状態に対応するというのが心理主義における言語の意味。
Wは、意識状態は心的なものであり、心的なものというのが明確でなく
指し示すことができないので、仮説であり語り得ない。しかし、物には
言語が明確に対応できるのだから、物によって言語を説明するべきで
あるというのが直示的言語観。
ということだろうね。
54大全 ◆nrwoAqUM/U :03/04/01 19:48
>第一は,ウィトゲンシュタインが「仮説」と呼ぶものの範囲が現在の私には明快に
>は把握できていない事です

 これは僕も同様です。なので、「過去時制説」に対しても、きなくさいと感じただけで、これを本当に仮説と呼ぶべきかどうかの判断はつきませんでした。
 ですから、BlB本文の解釈を先に進めるという提案に賛成です。

 (2)の疑問点についてはこれでひとまず置きましょう
55考える名無しさん:03/04/01 20:05
キモイ   >51
56いちご姫:03/04/01 23:08
>>51
>ジサクジエンしてまでWを批判したいのか
 どこがどのように自作自演なのでしょうか?
 なお,前スレッドの>>632などを参照していただければおわかりのように,書き込
みの無いように全く自信の無いヨタ話をする時は,私は「どこかのお姫さま」にHN
を変えているだけです.

>Wは、意識状態は心的なものであり、心的なものというのが明確でなく
>指し示すことができないので、仮説であり語り得ない。しかし、物には
>言語が明確に対応できるのだから、物によって言語を説明するべきで
>あるというのが直示的言語観。

 心的なものが<明確でない>というのは,それが仮説であることや語りえない事の
理由としては不適切ですし,また,Wが<心的なものは明確ではない>と考えている
かも疑問です.(通常の哲学者が想定しているような<心的なもの>というものの存
在論的地位についてはWは反対するでしょうが,文法的存在としての<心的なもの>
は,「存在」という述定をそれについてするかどうかは疑問ではありますが,明確
だ,と(少なくとも『探究』期においては)言うと思います――BlB期については,
私には確言できませんが・・・・))
 心的なものを指示する事ができないというのは確かにWのテーゼですが,その理
由は私秘的なものについては,ある語が指示する対象が私秘的対象がAであれBで
あれ如何なる対象でも指示していると言い得てしまうので定まらない,という事は
そもそも私秘的対象などというものは指示できないし,指示できないという意味で
言語に齎され得ないのだから指示対象としては存在し得ない,という議論である,
というのが通説的解釈でしょう.
57考える名無しさん:03/04/02 00:05
>私は「どこかのお姫さま」にHNを変えているだけです.

キモイ
58いちご姫:03/04/03 08:50
>>53
> 物には言語が明確に対応できるのだから、物によって言語を説明するべきで
>あるというのが直示的言語観。

 確かに,公共的事物を指し示す というのが直示ではあります。
 しかし,「物[公共的事物]には言語が明確に対応できる」か否かについては,こ
とW解釈に話題を限定しても,疑問があります。
59いちご姫:03/04/03 08:53
(1)  物には言語が明確に対応できる

 少なくとも,『探求』においては「直示的定義( hinweisende Definition)
は,ど の よ う な 場合にも,あれやこれやに解釈され得る」PUI-28
即ち,必ずしも語と公共的事物とは明確な一意対応は<一般的には>存在しない,
とされています.この議論を私は正しいと思います.
 問題は,「青色本」において既にWが『探求』におけるこの問題をもう認識
していたか,そして,その上で,上記見解を支持していたか,という二点に集
約される,と私は思います.
 ところが,「直示的定義「これがタブである」について
「さて直示定義「これがタブである」は,種々様々な仕方で解釈され得る.私
は,それらのうちの幾つかを挙げ,そして,十分にその用法が確立した日本語
[原文では「英語」また下記「」内の諸事例も英語で書かれている]を用いて,
表現してみよう.件の直示定義は,以下の様なことを意味すると解釈され得る
のである.
     「これが鉛筆である.」
     「これが円形である.」
     「これが木である.」
     「これが1である.」
     「これが堅い(という属性である)」
         等々
従って,<物には言語が明確に対応できる>という主張は<一般的には>誤りで
す.

60いちご姫:03/04/03 08:54
※ 但し,それが可能な場合があることが(少なくとも『探求』)においては
 認められています.即ち,直示的定義は,「その語が言語の中で一般にどの
 ような機能を果たしているかが既に明らかなときにのみ,その語の使用――
 [即ち]意味( Bedeutung )――を説明するのである」,にであるとされて
 います.つまり,直示的定義が機能するのは,あくまで言語の総体は既に問
 うものにとって明らかになっている場合に限られるわけです.

61いちご姫:03/04/03 08:58
(2)言語の説明は物によってすべきである

 言語の総体も且つ当該の語の機能もまた既に知られている場合には,言葉の
説明を公共的事物への指し示しによって行う事は時により可能です.しかし,
普遍的にそれのみによってすべきである,という主張は明らかに誤りです.
 何故なら,第一に解釈問題としては,「青色本」においてすら,Wは直示的
定義の話題からが「言語における使用法」に意味についての積極的な主張を移
しているように,語の意味の説明は直示的定義よりは使用法による方が適切で
あり,教わる側がその語の直示的定義により使用法を理解できる場合にのみ前
者は有効だからです.
 第二に哲学的議論としては,普遍者や不可視的存在者,非名詞的語等につい
てはどのように直示するのかという問題があります.これらが直示され得ない
のであるとしたら,<言語の説明は物によってすべきである>という主張は,高
々部分的なものであるか,もしくは言語の大幅なリヴィジョニズム(普遍者等
直示不可能な対象は言語の対象から除外する)を採用せざるを得ないか,端的
に誤謬であるか,の何れかではないでしょうか?
62いちご姫:03/04/03 09:01
(3) (1)に基づいて(2)を支持するのが直示的言語観である
 そもそも「直示的言語観」という概念が曖昧です.直示には『探求』では
「直示的定義( hinweisende Definition)」と「直示的教示( hinweisende
Lehren )」」という別個な概念が双方提出されています.「青色本」ではお
そらく前者がWの念頭におかれているのでしょうが,そうだとしても,一応<意
味の直示的定義説>とでも呼ばれるべきものは,意味は直示によって与えられ
るものである,あるいはむしろ説明されるものである,というものに留まるで
しょう.
 だとすれば,私秘的な対象であれプラトニスティックな対象であれ,それを
表す語が直示で意味を与えられる,という主張であれば,それもまた<意味の
直示的定義説>である筈なわけです.即ち,意味は直示的定義によって与えら
れるか否かと,直示の対象は公共的対象であるか否かは別個の問題です.
 そして,私秘的な対象やプラトニックな対象が直示され得ないように,公共
的物的対象も<かならずしも一義的に>直示されません.従って,意味理論とし
ては誤りなのです.
 >53氏がおっしゃる「言語観」という言葉は意味理論よりその内容が漠然
としているので上記反論で否定しきれていないかもしれませんが,もし<私の
主張は異なっている>とおっしゃりたいのでしたら,「言語観」という語をも
う少し敷衍し説明していただきたいと思います.
63いちご姫:03/04/03 09:02
(4)
 >53氏は上記引用で明言されていませんが,従って,意味理論として
の<意味とは直示的定義の対象である>は明白に誤りであり,W自身も既に
「青色本」で意味の使用法説へ,更に『探求』にいたる過程で意味の使用説へ
と移行していく解釈上も捨て去られるべき謬説なのです.
64考える名無しさん:03/04/03 14:51
63 ふふ、必死だね
65いちご姫:03/04/03 16:02
>>64
>63 ふふ、必死だね

は〜い 必死ですぅ
>1にもあるようにやるであろう事が「質・量ともに不安まんまん」な「無能かつ怠
惰ないちご姫」さんのやっている事ですから〜♪
そもそも楽勝でウィトゲンシュタインを理解しているような人なら こんなところ
でスレッドあげて自分にプレッシャーかけて<<お勉強>>しようなんて事してないで
しょう(苦笑)
66あちょー:03/04/03 16:19
>>62
言語観は言語に対する考え方です。

>>63
1つの単語が複数の意味を持つことがあって、文脈や状況に
よってかわってくるのはもちろんです。
直示的定義は1つの単語に1つの意味があることを示すもの
ではないので探求においても否定しているわけではないです。
67ぴかぁ〜:03/04/03 16:36
ソフィたんみ〜っけ  >64
68考える名無しさん:03/04/03 22:00
応援してます。
69考える名無しさん:03/04/04 00:02
内容は置いておくとしても文章が難しく書き過ぎだな。
70考える名無しさん:03/04/04 00:33
内容も大したことないなぁ
71いちご姫&ぴかぁ〜:03/04/04 04:06
{いちご}・ >65は〜い 必死ですぅ

{ぴかぁ〜}・お勉強の境界想定記号{マンコ}させて〜ん!

 )イヤイヤイヤヨ



72ぴかぁ〜@三人目:03/04/04 04:13
イチゴ姫さんは率直に言って、Wの思想が嫌いなのですか好きなのですか。
たしかに批判としては筋がとおっているのですが、そうするとなぜ
この本をよむのかわかりません。
73いちご姫&ぴかぁ〜:03/04/04 04:26
{いちご}・率直に、イチゴがらのパンテーをチラチラしてるだけ、すき、きらいじゃないの・・・・・・
       )ワカッテ〜

{ぴかぁ〜}・筋がとおってるんだから、わいのも、一発ヤラセロー!

        
74考える名無しさん:03/04/04 04:38
↑ワロタ >71

75いちご姫:03/04/04 08:57
>>69

>内容は置いておくとしても文章が難しく書き過ぎだな。
 良くないですね ごめんなさいね

>>70
>内容も大したことないなぁ

 本当にそのとおりですね。(でも それって いちご姫の無能のせいなのか、テクス
トの問題なのかは微妙なところ・・・・ つまり 今となってはBlBの哲学的内容ってそ
れほどインパクトのあるものではない・・・・と いわば,山越えのトンネルを掘る人は
大変だけど、できちゃった道路を通り抜ける人にとってはなんの苦労(=教訓的内容)
もほとんどないというのに近いのかも・・・・
 勿論、テクストの創造的読みとか、同著者の思索の変遷の比較とかはそれはそれで面
白いものですが、そこまでをする場では原則的にこのスレッドはないし・・・・ 後者は
非常に面倒だし・・・・(笑))
76いちご姫:03/04/04 08:59
>>72
>イチゴ姫さんは率直に言って、Wの思想が嫌いなのですか好きなのですか。
>たしかに批判としては筋がとおっているのですが、そうするとなぜ
>この本をよむのかわかりません。

 まず、思想と哲学的仕事を分けましょう。
 Wの思想というのはいまいち私には良くわかりません。
 Wの哲学的仕事には、誤りも多いですが正しいところも少なくないと思います。そ
してW個人の仕事の成果の正誤以前に,何より,テクストにおける哲学的教説(結
論)の正誤に関わらず,古典と呼ばれる哲学書を読み,思索を追い,対話をし,批
判的に自分なりの考えを練り上げていく作業というのは哲学的教育法の基本なんで
すね.その意味でもこのBlB読みは自己教育の一環でもあります.また,より親
近感がもてる『探求』や『確実性』へと著者の思考が推移していくそのコンテクス
トを抑えておく事が,『探求』や『確実性』の私自身の解釈にとってもまた,有益
に思われるからですね.

※ あと批判はテクストの諸議論の一部分に対してしか今のところ向けられて
いませんよ.哲学的著作というのは現代における古典物理学やユークリッド幾
何の入門書みたいに,その全記述をうけ入れないなら,読むに値しないという
種の著述類型ではないことを念のために付記しておきます.


77いちご姫:03/04/05 10:35
p.66
<想像等の内容と その関連諸要素のありか・あり方>

 (「思考する」,「意味する」,「想像する」といった[黒崎記])これらの事にまつ
わる推論において,人は,屡間違う事がある 即ち「これらの事とある意味で相互に
密接に結合し合っているあらゆる種類の経験は,我々の心の中で,同時に存在しなけ
ればならない,と考える」間違い※である.
 ここから,暗記している歌を歌うとき等々には,あたかも人は小箱から真珠のネッ
クレースを一粒一粒づつ引き出しているようにその行為を見るのである。[それ自体
は誤りとはいえない.問題は,その見方に容易に付随する解釈である.次パラグラフ
参照.]

※ 黒崎氏は,Wによるこの発言について例えば「ある人が「ナポレオンは1804年に
 戴冠した」と考え,そう言った時,彼の心の中には「ナポレオンはアウステルリッ
 ツの戦いで勝った」という思いも,同時に存在していなければならなかった,と考
 える」という註解例を提示している。
  だが,「ナポレオン」と「1804年に」と「勝利した」という語の単位ですら,そ
 れら全てを同時に表象できないとすれば(そしておそらく出来ない),語単位,更
 には語の音素レヴェルですら 同様の事は問題にされえるように私には思われる.
  これはWがこのパラグラフと次のパラグラフとで音楽の曲を類例としてあげてい
 る事からも支持されえよう.楽曲においてある一瞬には一つの音(勿論多数の楽器
 の音・多数のキーの音が鳴り響く事も有り得るが,それにしてもそれら総体として
 の一音群)しか鳴り響きえず,その音は前後の音を物理的には含んではいないので
 ある.
78ノーマン:03/04/05 22:43
なつかしいぜ!青色本読書会!
ミック氏再降臨希望!
がんばってくださいどこかのお姫様こといちご姫!
79考える名無しさん:03/04/06 03:45
>>楽曲においてある一瞬には一つの音(勿論多数の楽器の音・多数のキーの音が鳴り響く事も
  有り得るが,それにしてもそれら総体としての一音群)しか鳴り響きえず,その音は前後の
  音を物理的には含んではいないのである.

一般的にはこれで間違っていないと思うのですが、個人としては物理音がさらに
分解される可能性を否定出来てはいないと思うのですが、例えば1つの物理音が
鳴っている瞬間を更に細かくすると、瞬間の前期と後期に分ける事が理論的には
出来ますが、その場合も後期の物理音が時間内に在るので、これも更に幾つかに
分ける事が出来ます。人文側からの素朴な疑問なんですが、的を外してますか?

80いちご姫:03/04/06 17:06
>>79
 論理的な時間の無限分割可能性の問題と、自然科学的な時空間の時間の無限分割
の可能性と、更に人間生理学としての認識音の無限分割可能性(これは最小認識
(分別)可能な時間の幅に限界があるのは確実でしょう)という 少なくとも三つ
の別個の問題が 立てられるように思われます.
 とはいえ自然科学の知識の少なさでも極北をいくいちご姫のいう事,あてにはな
りませんけどね・・・・
81考える名無しさん:03/04/06 23:06
 音の分割の話を始めると、結局、音の存在を可能にしている「運動」の分割可能性に話を移すことになると思うのですが、これは結構複雑な話になりませんか?
 Wが音楽の話を出したのは例として使うためだし、BlBの議論上、それほど厳密を期す必要もないのでは?
82考える名無しさん :03/04/07 22:41
up
83考える名無しさん:03/04/08 00:54
>>80
失礼しました。少し聞いてみたかっただけなので気にせず続けて下さい。
違う分野なので、こういった問題をどう処理して進めているのかという事が
気になったもので。
84いちご姫:03/04/08 07:57
p.67
<意味・想像等の内容等は どこかに貯蔵されているのか>
<議論の平行事例>
 紐に通された一連のビーズが箱から蓋の穴を通して順次引き上げられるのをみれ
ば,人は容易に,それらのビーズは予め全て箱の中にあったに違いないと考えがち
である.
 しかし,この考えは<仮説>であって,事実は穴のところで順次ビーズが生成され
ていたのだとしてもよいからである.
<教訓>
 しからば,「私が意味したのは 誰々である.」※という言葉遣いのとき,その
文が有意味である為には,「私」といい始めた時に人は既に「誰々」の意味までが,
<どこかにしまいこまれていなければならない>と考えがちである.しかし,これは
仮説であり,しかも[誤った仮設である].
※ 原文では「私は〜を意味した」という文構造であるが,この日本語直訳では「〜
 」部分が跡から引き出され述べられるというポイントを外すので,あえて文章の語
 順序を変えた.
 即ち,人は,意識された心的事象をのべることと,「心の機構(メカニズム)」と
でも呼ぶべき事の区別を見逃しがちなのである.
 しかも,心の働きにあたかも心のメカニズムが働いているかのように人を容易に誤
解に導く諸表現で日常言語は満たされているのである.
<事例>
(1) 「私はアウステルリッツの戦いで勝った男を意味した」という文の中の過去時
  制「意味した」が,人が現に記憶を思い出し意味するまでは 心が記憶を保持し
  収納しているその保管箱のような印象を与える.
(2) また,よく知っている曲を口笛で吹いている最中にさえぎられて,「君はその
  続きを知っていたのか?」と問われるなら「勿論知っていたさ」と答える.する
  と,人はでは<その続き>は何処にあるのだろうと考えて,心の中にしまいこまれ
  ていたのではないかという仮説を立てがちなのである[が,勿論誤りである].



85いちご姫:03/04/08 09:13
p.68
<口笛で曲を吹く時,いまだ曲の吹いていない部分のあり方>
口笛で曲を吹いている途中で,メロディーのそこから先の部分はどこにあ
るのか?
 その先の部分をどのように演奏するにはどれくらいの時間がかかるのか?
 それともそれは瞬間的過程か?
 こう問うとき,人は<曲の存在と 曲のレコードの存在とを混同>してい
るのである.
 人はこう考えがちである.口笛で曲を吹く時,その全曲が予め心の中に
〔そうでないとすれば 他のどこにか? 叡智界にか?〕(レコードの如く
に)存在していなければならない,曲を吹き始める事が出来ない,

[何故なら引き続く全曲がなければ冒頭の音やそこまでのメロディーはその
一曲全体のメロディーの一部ではありえないのだから.――例えばハ音から
始まる楽曲は沢山あるであろう.冒頭のハ音だけを歌ったときその音は<どの
曲の>最初の音であるのか,そのメロディー全体がその時点で存在していなけ
れば定まらないように,恰も見えるのである.――最初からある、というの
は,ある意味で正しいが,レコードや心的メカニズムの表象が示唆するよう
なありかたでではない.]

86(*_?)/パヤパヤ姉弟マンセー ◆3tdo0TQMRc :03/04/09 14:41
パヤピャ
 {姉}・帰還を読んで、楽しんでます。
  {弟}・AからZまで・・・・
   マンセー
87考える名無しさん:03/04/10 09:34
いちご姫。寂しくないですか?

「かたりえないことには、沈黙しなければならない。」
 そほうが、トリビアルな思考にたいして、極北をいく、いちご姫には
   幸せへの近道に思えてならない。

88考える名無しさん:03/04/11 12:12
「言語は行為だ。とすれば、真理関数は行為である。」と、いうのは
  虚ですか?
   実ですか?
89考える名無しさん:03/04/11 15:46
自分のことを姫っていう感覚が信じられないんだが。。。
90ウィトゲンシュタイン ◆j6KJu6jQuY :03/04/11 17:36
「私を理解する人は、私の諸命題を乗り越えなければならない。
  それらをトリビアルにすれば、あなたは世界を正しく見ているのである。」と、いうのは
    
    無意味ですか?
      実ですか?
       苦ですか?
        虚ですか?
         道ですか?
91考える名無しさん:03/04/11 19:26
数少ない良スレ荒らすなや
唯識哲学よりエクソダスしてまいりました。

世尊が、形而上学的な質問に無記で答えたことを、研究しています。
 「語りえないことには、沈黙せざるを得ない。」と、いう言葉に
  強い共感をおぼえます。

仲良くしてくださいね!
 )フフ


93ウィトゲンシュタイン ◆j6KJu6jQuY :03/04/12 09:58
天才トリビアルな電波ギャルさん。

よくぞいらっしゃいました。大歓迎です!
 サブテキストとして、同じ、ケンブリッジの教授である、
  ペンローズ&ホーキングスの「時空の本質」が、必読になっております。
   よろしくね。。。





   
94考える名無しさん:03/04/12 16:40
ミック君の時も後半は馬鹿ばっかりのだったな。
95考える名無しさん:03/04/12 17:43
>>86-93は、透明あぼーんしましょう。
96考える名無しさん:03/04/12 21:46
 ていうか荒しは無視に限る。気にしなければ実害はないし。
97メロンパン:03/04/13 04:00
いちご姫さまはこの本どう思いますか?
『ポパーとウィトゲンシュタインとのあいだで交わされた世上名高い
10分間の大激論の謎』D.エドモンズ&J.エーディナウ著 筑摩書房
スレの本筋ではないので、気が向いたときに答えて。
98考える名無しさん:03/04/13 05:22
いちご姫さまは、ラカンのシューマLですね。

典型的なお嬢ちゃま。
 超自我は極北においといて、ノルマをかして、いい子のいちご姫、これが、自我ですね。
  いちご姫のエスをみてみたい!
    )ハハ



   




99いちご姫:03/04/13 17:25
>>87
>いちご姫。寂しくないですか?
 どうでしょう? 少なくとも「語りえない」ことでもしゃべった気になっていると
楽しいような気が(錯覚かしら?)

>>88
>「言語は行為だ。とすれば、真理関数は行為である。」と、いうのは
>  虚ですか?
>   実ですか?
 前件が偽 故に後件の真偽に関わらず,上記命題自体は真 という答えはいかがでしょう?

>>89
>自分のことを姫っていう感覚が信じられないんだが。。。
 信じてくださいませ。

>>92
>世尊が、形而上学的な質問に無記で答えたことを、研究しています。
> 「語りえないことには、沈黙せざるを得ない。」と、いう言葉に強い共感をおぼえます。
 でもウィトゲンシュタインは そう言ってしまったですからねぇ・・・・「自然科学以
外の一切について語らない事」云々って 自分の課した制約を自分で破ってるんだから(笑)
まあ,そこの身勝手さが彼らしいわけでしょうけどネ

>>97
 いかに裁判に於ける目撃証言などというものがあてにならないか,改めてよーーぉ
っくわかりました.



100考える名無しさん:03/04/13 17:51
>99のいちご姫さんは、ハンニバルさんですか?

101いちご姫:03/04/13 18:16
pp.68-69
<「考えを心に持つ」といった表現の比喩性と哲学的誤解への端緒性>

「考えを心の中に持つ」「心に立ち現れる考えを分析する」といった表現について

 例えば,「我々は我々の心に立ち現れる考えを表現しようと試みている」
 これらの表現は,自然に思いつかれるしかも<哲学的な誤謬解釈を施さねば>何の
問題も無い「比喩を使った言い方」である.
 「なぜならば※,我々が,心に立ち現れる考えを正しく表現する言葉を捜してい
る時・・・・相互に多かれ少なかれ似ている非常に多種多様な過程を見出すのであるか
らである」

※ この「何故ならば」以下が何故理由となっているのかは難解である.
  黒崎氏は,心的なものが「多種多様な」家族的類似性を持っているのみであり,
 ある確固とした内包が存在しないが故に「比喩的」だといわれているのだ,と解
 する.
  しかし,筆者はむしろ,「我々の心に立ち現れる考えを表現しようと試みてい
 る」という「立ち現れ」自体が比喩でしかないといわれているのか,或いは,
 「表現しようと試みている」という「試み」自体が公共的に提示できない点で比
 喩であるからではないか,とも考えて見た.
  しかしながら,何れもすっきりとこのセンテンスを説明するには至っていない
 ように思われる.
102メロンパン:03/04/13 18:39
>>99
レスありがとうございました。これからも時々ROMらせて
頂きます。
103考える名無しさん:03/04/13 20:52
>いかに裁判に於ける目撃証言などというものがあてにならないか,改めてよーーぉっくわかりました

確かにウィト信仰者の証言とポパーの自伝の細かいあげあしとりだけで哲学的には何の面白みもない本だったけど、
ウィトゲンシュタイン研究者としてポパーについてはどう思う?
104いちご姫:03/04/13 21:28
p.69
<「我々の心に立ち現れる考えを表現する」という句の誤解と正解>

「我々の心に立ち現れる考えを表現する」
誤解:以下(1)から(3)を満たす種の理解
(1) 言葉で表現しようと試みているものは既に別の[心的]言語で表現さ
   れている
(2) [心的言語による]表現は我々の心の眼前にある
(3) 人がなす事は,この心的言語からの公的・記号言語への翻訳である

正解への示唆:
    多くの場合,「心に立ち現れる」と表現される出来事は,上記(1)〜
   (3)とは大きく違う
    例えば,適切な言葉を模索している際に,人は,この表現は違う,
   あの表現も違う,等々と否定した挙句,ついにある提示された語に対
   して「これこそ私が意味したものだ!」という.

【補足】 この後者には心的言語の現前という事態は見出されえない.にも
    拘らず,「心に立ち現れる」という語が[現に提示された語に先立
    った状態についても]用いられると言う事は,心的言語の現前が
    「意味の心への立ち現れ」にとって必須要件ではない事を示唆して
    いるのである.
105いちご姫:03/04/13 21:33
>>103
>ウィトゲンシュタイン研究者としてポパーについてはどう思う?
 私はウィトゲンシュタインの研究者ではありませんが,
 ポパーについては,反証理論をはじめとする科学哲学についての一連の
業績については,今となっては古めかしいものの,ポスト=パパー世代が
批判する対象となる議論を提示してくれただけでも偉大だとは思います.
 但し,彼が哲学にとっての言語の価値を殆ど認めなかった為に,彼の業績
を私にとってはかなりつまらないものにしている(学び得るものを減らして
いる)面がある,と感じています.
 後年の彼の自然科学の諸成果と密接に結びついた諸議論には正直関心すら
もてません.
106いちご姫:03/04/13 21:41
pp.69〜70
<概念分析と概念形成――角の三等分不可能性証明を事例に>

(定規とコンパスによる)角の三等分不可能性の証明について
誤解: それは角の三等分という我々の既に持っていた概念の分析である
正解: それは,その証明が現になされるまでは我々が知らなかった(=存在
していなかった)所の〈新たなる・別個の〉「角の三等分」という概念
の形成である

比喩的表現の引用
「その証明は,我々が行こうとしていた道に我々を導いた.しかし,その証
明は,我々が[これまで]居た場所から我々を連れ去った.」
【解釈】
 語の新たな使用法の生成は,即ち,新たな概念の形成であって,既存概念の
分析・明晰化ではない.
107slit:03/04/13 21:42
膨大数HentaiアニメとJPロリロリ画像がDL放題
http://2ch.tosatu.com/
こんなのイママデなかったゼ!!!
108いちご姫:03/04/13 21:44
p.70
<復習:文(思考)と事実の他に像は不要である 像は文そのものである>

109103氏に質問:03/04/13 21:48
>>103
哲学的問題など存在せず、あるのはただ、「言語学的な問題」だけであると
いう思潮に対して、哲学に固有の問題がありうるというポッパーの主張を
扱っているわけだが、それについてはどう思うの?
110考える名無しさん:03/04/13 22:05
こちらもよろしく。

科学哲学・分析哲学を基礎から教えて(2)
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/philo/1047829002/

というか青色本にはあまり関係のない話題ならこちらのほうが宜しいかと。
111いちご姫:03/04/13 22:25
pp.70〜71
<語がそこにおいて意味を持つもの :言語の体系と心的活動の問題>

<心的表現(「思考・希望・願望」等々)と別個に「考える・希望する・願望
する」等の心的過程が存在〈せねばならない〉と考える誘惑からの脱却法〉:
若し,人が心的事象の本性について悩むなら,その時には「思考[という心
的事象?]には思考の表現を,希望[という心的事象?]には希望の表現を,願
望[という心的事象?]には願望の表現を 置 換 せよ」

【補足】
 即ち,心的事象という得体の知れないものから,心的なものの表現という公共物へと問題を移して見よ.それによって,問題の本性が損なわれも変質もしはしない,と言う事.
112いちご姫:03/04/13 22:28
  さて,「思考,信念,願望」等々の表現は〈 文 〉( 有意味な言語記
号 )である.
 そして,各個の文は,それが属する或る言語の ‘calculus’言語体系総体
に於ける一構成要素としてのみ,有意味であり得る.
 ここで,こうした時,意味を心的活動と捉えたがる傾向は,この言語体系総
体が「考えるという心的活動の中に――[その全体が同時に]一括して――存
在するのだ」という誤解へと誘う.[つまり,ある一文が考えられている時に
は,その文が有意味である為には,その文を含む当該言語の総体が心的に表象
(なり何なりの様態で保持)されていなければならない,という誤解が生じえ
るのである.]

 しかし,「〈 あ る 意 味 で 〉記号系の全体は同時に[一括して]
存在しなければならないという誘惑が消え去れば※」,ある文(=記号表現)
が有意味である為には,その記号表現と別個にかつそれと平行して特殊な心的
活動が存在しなければならない,という想定は必要が無い.

 勿論,この事は,思考の表現には,心的活動・意識的活動が随伴する必要が
無い,という事をのみ示すのであって,それが随伴する事は決してないという
事をも示しているわけではない.

※ では何故・如何にしてある文を含む言語体系総体が同時に一括して心的に
 保持されていなければならないという誘惑が消し去られるのか,すなわち,
 それが誤解であるという論証は,このパラグラフではWによっては与えられ
 ていない.そして,ではその言語体系総体は〈 どこにあるのか? 〉とい
 う問は,真剣に問われねばならないものなのである.
  尤も,そもそもそのような言語体系総体が存在しなければ,ある一文は有
 意味であり得ないのか?という問いも併せて問われて然るべきものである.
113考える名無しさん:03/04/14 23:22
103>109
ウィトの主張は傲慢だしポパーはあげあしとりの回答に過ぎないと思う
その対話だけを見るなら俺はポパーに判定を下すよ
でもウィトもポパーも前期と後期で全然立場が違うからね

114考える名無しさん:03/04/14 23:27
あげあしとりというのは
ポパーが「そのような会合を開くことが彼らが否定することに手を貸している」とかそんな感じのことを言ったことね
115ウィトゲンシュタイン ◆j6KJu6jQuY :03/04/16 12:47
ポパーの批判の核心はつぎのようなものである。
 もし、ウィトゲンシュタインが
 「あるものが、すべて赤であると同時にすべて緑であることは可能か」といった形式の問いを
 哲学から追放しようとするなら、その根拠をあきらかにすべきである。
 そしてそれはただの<謎>でなく<問題>であるはずではないか。

ウィトゲンシュタイン・私はそこには謎しかないと断言する。が、それじたい哲学的な申したてではないかと
 ポパーはいいきるのである。


116考える名無しさん:03/04/16 20:25
「{意味とは使い方である。}としても、
  明日も太陽がのぼるかどうかは
   言語を超えた問題と考えざるをえない。」と、いうのは
     虚ですか?
      実ですか?

117考える名無しさん:03/04/17 00:59
実です。  >116
118あぼーん:03/04/17 01:00
119ウィトゲンシュタイン ◆j6KJu6jQuY :03/04/17 01:27
「ある文がわたしに意味していることが、あなたにとってはちがう。
  意味とは使い方であるので、
   天才と凡人では意味の次元がちがうのである。」と、いうのは
   
     虚ですか?
      実ですか?
120考える名無しさん:03/04/17 01:31
実です。         >119
121考える名無しさん:03/04/17 01:36
>120さん、ご明察です。ウィトゲンシュタインは天才です。
122考える名無しさん:03/04/17 01:39
知ったかうざいでちゅよ〜 (^v^)     >119 
123考える名無しさん:03/04/17 01:46
ど天才とど馬鹿の意味の次元は、極限において一致しているかも知れない
124考える名無しさん:03/04/17 01:47
クラインの壷洗い!
125ウィトゲンシュタイン:03/04/17 01:50
「哲学における言語的観察を軽んじるひとびとは、
  意味とは使い方であるので、
   概念について深い混乱にまきこまれていることを
    自分ではわかっていない。」と、いうのは

      虚ですか?
       実ですか?


126考える名無しさん:03/04/17 02:21
議論についていける能力がないなら、無理に参加する必要ないよ。邪魔だから。
127考える名無しさん:03/04/17 02:27
実です。   >125
128ウィトゲンシュタイン:03/04/17 02:36
「けがらわしいあつまり。ロンドンからきたロバ、ホパー博士が、
  意味とは使い方にあるのに、およそ聞いたこともないような糞ばなしを
    ながながとくりひろげた。わたしは、例によってたくさんはなした・・・・」というのは
      
      虚ですか?
        実ですか?

129考える名無しさん:03/04/17 02:39
荒らすな、電波ども
130考える名無しさん:03/04/17 02:41
いちご姫の博識に嫉妬しているゴミどもが荒らしている・・・・
131考える名無しさん:03/04/17 02:44
糞スレを荒らすならまだしも、良スレを荒らすカスどもの
料簡はどうなっているのかね?ルサンチマン丸出しなんだよな。
見ていて恥ずかしい。
132考える名無しさん:03/04/17 02:48
虚です。   >128
133考える名無しさん:03/04/17 02:50
やめろよ、カス
134考える名無しさん:03/04/17 02:57
>128は、会合の直後、
 ラッシュ・リースに渡した、
  なぐりがきのメモによると、
   実です。

135ウィトゲンシュタイン:03/04/17 03:09
「われわれは、理性的手法をつかってさまざまな問題にとりくむ学究の徒である。
  しかし、意味とは使い方によるので、それは、ほんとうの<問題>なのだろうか?
   言語的問題や、言語的謎であるかもしれない。」と、いうのは

     虚ですか?
      実ですか?

136考える名無しさん:03/04/17 03:17
嫉妬の醜い電波は放置、専用ブラウザであぼーんしましょう。

いちご姫はまた帰ってくるはずです。登場を静かに待ちましょう。
137考える名無しさん:03/04/17 03:21
ホッパーによる、
 哲学における言語的方法の評価と批判によれば、
  >135は虚です。

138考える名無しさん:03/04/17 03:30
ソフィアか…
139考える名無しさん:03/04/17 03:35
哲学の<謎>という立場からすると、
 >135は実です。

140ウィトゲンシュタイン ◆j6KJu6jQuY :03/04/17 08:06
「純粋数学や社会学にしか、
 言語的表現の外にあるもっと重要な解決できない問題などというものはない。」と、いうのは
  
   虚ですか?
    実ですか?

141山崎渉:03/04/17 09:22
(^^)
142考える名無しさん:03/04/17 09:46
test

143考える名無しさん:03/04/17 11:09
拝啓 ラッセル殿
144エリートこぼれさん:03/04/17 12:41
p.71〜72
<表現と表現で意味させる事を食い違わせる:虚偽を語ること>

対論者: 人は,或る事を言いそれによって別のことを意味しえる,のだから,人は
    自分の思考の表現によって人を惑わす事が〈 つ ね に 〉※可能である.
    (山括弧・強意部筆者記)
※ 表現と表現で意味させることを相違させる事は,時に可能だからといって〈常に〉
 可能だ,といえるのか.この問は以下の議論でも頭の片隅に置いておかれたい.
 (ここで筆者は,デリダ=サール論争を連想する.)

W  : [ 私は,思考の表現が思考と別な事を意味しえる,という事を いかな
    る意味でも断固として否定する,というわけではない――とWはこの段階で
    はいうのではないか? (全文筆者記)]

145いちご姫:03/04/17 12:47
<表現と表現で意味させる事を食い違わせる 仮想実験諸例>
【意図】 これらの実験により,表現と表現の意味の相違の存在が意味の心
    理主義を示唆しているわけではない事を納得させようとしているの
    ではないか.
(1) 「この部屋は暑い」と言い,それによって「この部屋は寒い」を意味する.
  その時,君は何をしているのか?
(2) 人が,自分自身の私的な思考は独言によって正直に行い(=意味する:黒
  崎註),他人に対しては或る偽りの事を声に出して言い,そしてその後に
  その反対の事を正直に独言で言う事により,その他人を惑わす――その様
  な事は容易に想像可能である
対論者:「意味する,考える等々は私的体験である.それらは,書く,話す,
    等々のような公的体験ではない.」
W  :何故,「書く,話す等々」もまた,書く,話す等々についての――筋
    肉や視覚や触覚などの―感覚といった―特殊な私的体験だ,とされな
    いのか?[そう考える事も可能ではないか? 
    逆にいえば,書く,話す等々を公的体験というなら,意味する,考え
    るも公的体験といえるのではないか.括弧内筆者記]
(3)先ず,文(表現)「明日は多分雨だ」を言い,次いで 〈明日は多
    分雨だ〉と考える事によって,文の意味内容を意味する.
    次に,再び文(表現)「明日は多分雨だ」を言い,次いで「(声に出
    して或いは 心 の中 で :強意筆者)何かを言う事なしに」,正
    に君が意味したその事を意味する.
Wによる 要約的比喩:
 「もし考えると言う事が,歌のメロディと歌詞の関係であったとすれば,我
々は歌詞なしでメロディを歌う事が出来るように,言う事なしで考える事が出
来るであろう.」※
【教訓】 もし,意味が 公共的音声でも独言(内語)でもない〈考え〉であ
    るなら,前者をすることなしに後者をすることが可能なはずである.

146いちご姫:03/04/17 12:49
※【疑問】
 当該パラグラフで,Wは公的(具体的には音声的)表現でも,内語(独り
言)でもない,何かに相当するものとして「考える」という概念を提出して
いるように思われる.
 では,〈言う事なしに考える事〉は出来るとWは見ているのか出来ないと
Wは見ているのか.
 直後のパラグラフを読むと,「意味する」と「考える」とを同義のように
扱っているように見えるが,だとすると,「声に出して或いは心の中で言う
事無しに,・・・・考える事だけはする」という文章の文意が筆者には不可解で
ある.
 よって,内語では意味にならない(未だ遡及の終わりたる基盤に到達して
いない)から,それとは別な〈考え〉を立て,それが意味であり得るか否か
を論じている(そして,考えが心的対象とは限らない事を根拠に,意味を公
共の場に引きずり出す積極的意義を〈考え〉に与えている)のか,それとも,
〈考え〉も心理主義的対象の一種と見做し(あるいは)論敵はそういうもの
と見なしていると想定して),内語同様に〈考え〉もそれを表現の意味とみ
なす事は出来ない,と論じようとしているのかが,筆者には不明.

147いちご姫:03/04/17 12:50
p.72
<考える事無しに言う事>
人は考える事無しに言う事が可能である.

 しかし,その「考える事無しに言う事」がどのようなものであるか状況を
よく知らねばならない
 「我々が「言い,且つ,言った事を[考え]意味する」と呼ぶであろう過
程は,君が言っている時に起こる事によって,考え[意味す:黒崎註]る事
無しに言う過程から必然的に区別される訳ではない,という事を観察せよ.」
【註解】 即ち,〈意味しながら言う〉過程と〈考えること無しに言う〉過
    程との区別は,人の〈発話中に生じている何らかの出来事〉によっ
    てなされるわけではないし,それは観察できる事である.※
     両者を区別するものが,発話に先立って或いはその以後に生じる
    出来事であるという可能性がある.
※ 両過程の区別が,発話の時その時に生じる出来事によって〈必然的に〉
 区別されるわけでない事は,直後の文章での他の可能性の提示によって明
 証されているが,それは〈思考される〉事もしくは〈文法を見渡す〉事に
 よって得られるものであって,〈観察〉によって得られるものではないよ
 うに筆者には思われる.
「意味とは使い方である。
 <観察>147とは、時間の経過であり、思考である。
  情報は消失するのであるから、状況、すなわち、消失した過去をよく知らねばならない。」と、いうのは
   
    虚ですか?
     実ですか?





149考える名無しさん:03/04/18 03:26
相手にされていないのが解らない馬鹿がまだいるようだな
150マイスターP:03/04/18 04:41
いちご姫さま、お聞きします.

ウィトゲンシュタインも論考の後半で倫理について述べていますが、倫理の中
でも独特の位置を占めるものとして性の問題があるとおもいます.

マルコムなどはWの評伝の補論の中で、―Wが性倫理や性の問題に一切触れていないように
見えるのは、彼の、自分の中から自明的に湧き上がる「恋愛感情」や「性欲求の暴発」
について恐怖とも言える感情を抱いていた故であった。

というようなことを述べておりますが、この辺について、できれば貴方ご自身の性観念
もふまえてご意見が聞きたいです.
この質問は、Wについての自分の疑問とともに、貴方に対する多少下世話な興味も確かに
あります.貴方の明晰な書きこみをお読みしていますと、Wの哲学の構造的、マニエリスム的、
構成芸術的な部分へ、性的興奮と言えるくらいの好意が感じられることがままあるからです.
151マイスターP:03/04/18 04:47
また、どなたかの精神分析の本で、Wの哲学はアドラーの解析形式的には、

―トラウマによる性抑圧を「構成的、システム論的な世界認識の中で」
その複雑性自体に欲情することによって解消するという昇華的な抑圧解放形式の
典型である。

という論を見たことがあり、一面では確かにそうも言えるのではないかと
思ったからです.
152ウィトゲンシュタイン ◆j6KJu6jQuY :03/04/18 07:07
「それ故、倫理の命題もまた{世界の中には}存在し得ない。
  命題はより高きものを表現できない。
    トラウマもまた、昇華的な抑圧解放形式でありより高きものを表現できない。」と、いうのは
  
   虚ですか?
    実ですか?


153あちょー:03/04/19 13:02
>>146
ここではWは言語と思考を区別しているだけです。

>>150
性倫理や性の問題に触れていないことから、どのようにして
それに対して恐怖とも言える感情を抱いていると言えるので
しょうか。
「ウイットゲンシュタインは職業としての哲学者を侮蔑していた。
 このため弟子たちが哲学を放棄することをよろこんだ。
  学生の適正など、私にはいかなる意味もなかったのである。
 もっとも傑出した学生のひとりだったヨリック・スマイシーニのは、
 手を使う職人の仕事をするようにと助言している。」と、いうのは

   虚ですか?
    実ですか?

155山崎渉:03/04/20 04:38
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
156考える名無しさん:03/04/20 18:15
実です。
157いちご姫:03/04/21 08:02
「無の瞬前は常に転変している。
 そこで、たえずストリングスと種識が生成される。
   したがって、唯識無境である。」と、言うのは
    善ですか? 悪ですか?
158考える名無しさん:03/04/21 08:41
いちご姫さま、天才であります。
 もちろん、善であります。>157

ストリングスのお話が出れば、ホーキング博士も参加できます。
 )カンシャデス
159考える名無しさん:03/04/23 10:51
いつから仏教スレ?
160考える名無しさん:03/04/25 00:24
いちご姫は根気がねえ糞たれだ。
叩かれても刺されても殴られても粘着しているソヒアのゴキブリのような
生命力を見習えやカス女。
161考える名無しさん:03/04/26 08:58
ソヒア必死だな(藁
162考える名無しさん:03/05/01 00:39
いちご姫さん怠け気味?それとも忙しいのかな?
ともかく続き気ぼん
163考える名無しさん:03/05/07 12:07
age

164考える名無しさん:03/05/08 23:50
いちご姫さんできればページは日本語訳のページも併記してくれませんか、
まだ英語版持ってないんで。
165考える名無しさん:03/05/09 02:53
稲田静樹うるさい。
 こんな風にナナメに書いてる奴のこと。
  ひっこんでなさい。
166考える名無しさん:03/05/11 21:07
いちご姫さんは、読みやすいレイアウトにしよう
とは、まったくお考えにならないのでしょうか?
早めに改行すればいいだけの話なのに・・・
今のままでは、たいへん読みにくいです。
167考える名無しさん:03/05/12 00:13
今さらそういう問題じゃないような・・・  >166
つーか、骨スレのボケのせいでいちご姫が来なくなったろうが!

168考える名無しさん:03/05/12 00:17
つーか、稲田静樹って誰だよ?まさか稲じゃないよな?  >165
169考える名無しさん:03/05/12 00:54
骨スレ、もう終わったよ・・       >167
170考える名無しさん:03/05/12 00:59
骨スレの奴より、マイスターPってやつのせいじゃないの。
そういう気がするけど・・
171考える名無しさん:03/05/12 02:56
骨スレって何?
172考える名無しさん:03/05/12 03:19
ああ分かった。
ここと大全スレしか見てなかったから・・・
173いちご姫:03/05/17 09:23
p.72-23
<「思考」に対応する内的事象探求への欲求・言語に潜む像からの解放>
 
 以上の議論を通じて明らかになったのは,心的諸語の使用法が精査されるならば,
「思考を表現する働き[=心的諸語]から独立な」心的「媒体」の中にあるとされる
思考の出来事が思考の本性・本質である,という事が誤解だ,ということである.
(この誤解の源は「言語に埋め込まれているある像」である.))

  尤も,これは,思考において心的事象が随伴的に生起する事があり得る,という
事までも否定するものではない.

【解説】このパラグラフで,ウィトゲンシュタインは「心的諸語に対応し,それに意
味付与する所の心的事象」という哲学的誤解からの解放を目指した上述の議論が,一
段落した事を述べている.
 また,付記的に,我々の言語の内には,特に哲学的誤解へと導きやすいある種の表
現が潜んでいる事がある事を指摘している.
174考える名無しさん:03/05/17 09:25
復帰おめ!!
175いちご姫:03/05/17 10:20
>>162
>いちご姫さん怠け気味?それとも忙しいのかな?

 元来怠惰ないちご姫がここのところ超多忙の為,7月中旬まで土日位しか書き込み
出来そうにありません.( ここから土日はする,と解釈するのは誤謬推論.)
 陳謝.

>>164
>いちご姫さんできればページは日本語訳のページも併記してくれませんか、
>まだ英語版持ってないんで。

 頁付けは邦訳本(黒崎訳)によっています.

>>166
>いちご姫さんは、読みやすいレイアウトにしよう
>とは、まったくお考えにならないのでしょうか?

 それは編集の業務でして,というのは冗談として
 改行を増やすと,「改行が多すぎます」!として投稿を拒絶されてしまうので,や
むなく,一行開けなしにしています.( 出来れば,行間幅の調節ができることが望
ましい,とは私も思っていますが.)
176いちご姫:03/05/17 10:46
p.73<正規の仕事をする語・半端仕事の語>

 語には,正規の仕事をする語と半端仕事をする語とがある.
 後者も,不可欠な意義を有する.
 とはいえ,それを正規の語と同様の機能を持つ,と解してはならない.
 そのような「重要な「半端仕事」をする語の使用を,あたかも,正規の仕事をする
語であるかの如く記述しようとする我々の傾向」が,哲学的問題の源泉である.
「意味」は,そのような半端仕事をする語の一つである.

【解説】
 「半端仕事」の言わんとすることは今ひとつ明瞭ではない.
 一つの解釈では,しかし,通常(対象)レヴェルの言語使用において用いられる語
を正規の語,メタ・レヴェルもしくは前者の語使用への注釈等の機能を担う語を「半
端仕事」と,Wは呼んでいるのではないか,と考えられる.この解釈によれば,「意
味」は説明というメタ的言語使用において初めて機能を果たす語であって,言語的コ
ミュニケィシュンに淀みのない円滑な状況では用いられない.にも拘らず,我々は,
「意味」という語も,日常レヴェルの語――特に名辞――と同様になんらかの指示対
象を持つ,と誤解する事から,意味対象の探求という哲学的迷路に踏み込むのだ,と
考えられる.
177考える名無しさん:03/05/17 10:54
      , ──────────────── 、
       /                        : \
| ̄ ̄|_/                          :  \
|   |    ..............      Little Boy          :  )
|__| ̄丶 :::::::::::::::::::::::........................            :  /
       \ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /
         `─(⌒つ───────⊂⌒)─── '
           ⊂⊃       / ̄\ ⊂⊃
            |:::|/ ̄\__|::::::::::::::| |:::|
            |:::|:::::::::::::::::::::::___|/ /::/
            ヽ:\_::::::::::/\, ,/| /::/
             \:::::::|::/ (・), 、(・)|/:::/
             /|::::/( |\__●::/   < Whaaaat!?
            / |:://\\ +  |::::/_
            ̄\○   \\_|/:::::...\
          /:::/|/ ̄ ̄ \_) ̄ ̄\\
1781@大全 ◆kyvmVc/ALg :03/05/17 11:10
 今ちょうど大全スレでもWの心理主義批判のテーマのところです。
 (ただテキストがBlBではなく、PUの方なのですが)

 個人的には、BlBの矢印を3つ並べて「どの矢も反対の向きにも意味されうるのだから、どの矢も意味する過程ではない」という議論は、PUにおける「像に対する投影法(解釈法)は無数にある」という心理主義批判と全く同型と思っています。
 いちご姫さんは、BlBとPUの両方の議論の類似性についてどうお考えでしょう?
179山崎渉:03/05/21 22:13
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
180山崎渉:03/05/22 00:44
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
181マイスターP:03/05/23 01:13
いちご姫さま、答えて頂けないので再度お聞きします.

ウィトゲンシュタインも論考の後半で倫理について述べていますが、倫理の中
でも独特の位置を占めるものとして性の問題があるとおもいます.

マルコムなどはWの評伝の補論の中で、―Wが性倫理や性の問題に一切触れていないように
見えるのは、彼の、自分の中から自明的に湧き上がる「恋愛感情」や「性欲求の暴発」
について恐怖とも言える感情を抱いていた故であった。

というようなことを述べておりますが、この辺について、できれば貴方ご自身の性観念
もふまえてご意見が聞きたいです.
この質問は、Wについての自分の疑問とともに、貴方に対する多少下世話な興味も確かに
あります.貴方の明晰な書きこみをお読みしていますと、Wの哲学の構造的、マニエリスム的、
構成芸術的な部分へ、性的興奮と言えるくらいの好意が感じられることがままあるからです.

また、どなたかの精神分析の本で、Wの哲学はアドラーの解析形式的には、

―トラウマによる性抑圧を「構成的、システム論的な世界認識の中で」
その複雑性自体に欲情することによって解消するという昇華的な抑圧解放形式の
典型である。

という論を見たことがあり、一面では確かにそうも言えるのではないかと
思ったからです.
182考える名無しさん:03/05/23 21:07
Pよ、精神分析的な話はいちご姫(に限らず分析系学者)の関心あるテーマじゃないし、得意分野でもないと思うぞ。
いい加減な回答を返すぐらいなら黙殺、というのが今までのいちご姫の態度から見ると当然のことだと思うが。

アドラーの話にかこつけて心理学板で聞いてみたらどうだ?
183マイスターP:03/05/23 23:34
理由は多々ありますが、結論だけ書きます。
その提案を受け入れることは拒否します。
いやです。あくまでもいちご姫さまに直情的な言葉でよいので返事を
返してもらいたい。
そして、このことの検討は本の多面的な読解に資するところもあると思われます。
言っておきますが、私はしつこいですよ。
184考える名無しさん:03/05/24 01:21
あなたは○キュ○○○ス○Pさんですか?
185考える名無しさん:03/05/24 19:03
>>182
マイスターPは、いちご姫にセクハラしたいだけだろ。
脳味噌絞って考えた感、漂ってるでないの。

無視してやろうよ。
186考える名無しさん:03/05/25 01:35
青色本を購入しました。
前スレも参照して今読んでいるところです。
できれば議論に参加したいのですが、読み始めたばかりで
何が疑問なのかというのも疑問な感じです。
187考える名無しさん:03/05/25 01:36
それはあなたが馬鹿だからです。
188考える名無しさん:03/05/25 01:43
言うまでもなくPは無視に決まってる。

>186

 ついでに『大全T』と同じ飯田先生の『ウィトゲンシュタイン』を一緒に読むとちっとはWの問題意識が分かると思うぞ。
 青色本てけっこう、心理主義批判と語の使用説の解説に大部分が割かれてて、今読むと「今更な議論」ていう古臭さは否めないと思うけど、
 でもWの剥き出しの思考過程を追うのはとても勉強になると思う。ダメットもストローソンも大森も「青色本にはヤラれた」つってるぐらいだし。
189考える名無しさん:03/05/25 01:46
>>188
ありがとうございます。
190考える名無しさん:03/05/25 01:47
飯田ははげてんじゃん(爆笑
191考える名無しさん:03/05/25 01:49
でも奥さんはわかい
192考える名無しさん:03/05/25 01:52
双子もかわいい。
193考える名無しさん:03/05/25 01:53
おまえもかわいいよ
194考える名無しさん:03/05/25 02:09
自作自演

195マイスターP:03/05/25 04:07
>>188のおバカさんへ

>言うまでもなくPは無視に決まってる

>でもWの剥き出しの思考過程を追うのはとても勉強になると思う。

この二つはあまりにも大矛盾です。
矛盾を孕んだ思考しかできない精度の低いアタマは、Wから一番遠いですよ。
イチゴ姫さんが答えるまで何百回でもお聞きしますからね。
私はしつこいですよ。
196いちご姫:03/05/25 08:22
p.73〜74<個人的経験についての検討を回避してきた理由>

  <個人的経験>についての哲学的考察は困難であり,人がそれによって一度困惑
に齎されるや,我々が既に考察をなしようやく築き上げてきた所の,言語とその意
味についての理解一般への懐疑が向けられかねないからである.

197いちご姫:03/05/25 11:22
p.74〜75(2パラグラフス)<哲学的成果とさらなる探求による再評価のありかた>

 哲学においては,前パラグラフが示すように,一度解決されたかのように思われた
問題が,更なる(一見別個の)問題の探求によって,そもそも全く解決されていなか
った(振り出しに戻った)かのように思われる事が往々にしてある.
 しかし,哲学的探求において一旦上げられた成果は,さらなる或いは別のトピック
の探求の結果,たとえそれが異なった解釈文脈におかれざるを得なくなるとしてもな
お,成果が無化されるわけではない.

 この哲学的探求における暫定的成果の更なる探求による位置付けの変化についての
説明の比喩としてあげられるのが,図書の整理である.
 人は,数多の本を整理する時,そのうちの特定ジャンルの本のみを一まとめにして,
とりあえず棚の特定の場所に置く,という事があり得よう.この整理が他の諸ジャン
ルについても遂行された結果,最初に置かれた一群の本は本棚上のその暫定的位置か
ら他の位置へと纏めて動かされることがあり得る.
 だからといって,それらの本が1ジャンルに属する一群の本として纏められた,と
いう成果は,その纏まりが暫定的位置から別な位置へ纏りとして移動せしめられる,
という事からは,否定・無化されないのである.

 哲学においても事情は同様である.よって,哲学における困難の一つは,ある探求
による暫定的成果が以後違う脈絡の基におかれ直す事がある可能性の存在を認証する
事である.

【註解】
 本パラグラフ(ス)は,哲学の一見したところの全体論的性格と,それにもかかわ
らずその部分的解明が哲学的探求の更なる進展においてもなお有効性を保つ事が主張
され,そのメカニズムが比喩的に示されている.
198マイスターP:03/05/25 12:04
>>196
が黙示的に答えているとも思えますが、いちご姫さんの生の声は
私の耳に届いてこない。
できれば正面から答えて下さい。
あなたを愛してます。
199考える名無しさん:03/05/25 16:55
聞くも自由、それを無視するも自由、念の為。
200マイスターP:03/05/25 19:43
同意できません。
そのレベルの自由というのは法的に強制はされないということであって、
法よりも広範な道徳規範というものがあるのをご存知ないのですか。
ものを聞かれたら誠実に答えるという蓋然的な規範が相当程度存在するのは
当たり前です。
そしてできるならば、私の愛を受けとめる義務もあると思って欲しい。
201訂正:03/05/25 20:49
>>199
透明でお願いします。
2021@大全 ◆kyvmVc/ALg :03/05/25 22:34
 いちご姫さん、ちょっと話が前に戻ってしまう質問ですが、お聞きしたいことがあります。
 それは、BlBでの「意義(Sinn)」の概念の扱いについてです。
 BlBが「語の意味=使用」という後期哲学を初めて明確に述べた本だ、という点に異存はないし、個人的にも長らく、「BlBを書いたときのWは、もう前期のBedeutungとSinnによる語の意味の説明は放棄しているんだ」と考えていました。

 でも、最近『大全』の「意味と意義」の箇所を読み始めて、改めてBlBにも、少ない箇所ながら(一箇所だけ!)「文のSinn」に直接言及している箇所があることに気付き、
 「Wは後期においても文の真理条件としてのSinnの概念を捨てていなかったのだろうか」という疑問を持った次第です。

 今、大森訳しか手元にないので、項番が大森訳になってしまいますが、例えば

≪記号(文)は、その意義(significance)を記号の体系、すなわち記号の属する言語から得ている。簡単に言えば、文を理解するとは、言語を理解することである≫(p.28)


≪文は、或る言語体系に属するものとしてのみ、すなわち或る記号系の中の一つの表現としてのみ、意味を持ちうる≫(p.84)

 といった辺りが関係してくるのではと思われます。p.84は、「意義」ではなく「意味」という語が使われているひょっとすると無関係かもしれませんが、p.28の方は、フレーゲの

≪固有名の意義は、その固有名が属する言語もしくは表示法の全体に十分に通暁しているすべての人によって把握される≫
 (「意味と意義について」『哲学論集 フレーゲ著作集4』 p.6)

 などを意識した文章ではないでしょうか。Wは語にはSinnを認めず文のみに認めた、という違いはありますが。
203考える名無しさん:03/05/25 22:41
 もしWがBlBやPUにおいても「文はSinnを持っている」と考えていたとしたら、Sinnは「使用」の概念とどういう関係にあるのでしょう。
 単純に

  文の意味 = 使用 + 意義

 という等式になるとも考えづらいですし、使用と意義がどういう位置関係にあるのか、ちょっと困惑しています。

 
 今、ちなみにPUに「意義」という言葉が使われているかな、と思って調べてみたんですが、142節にやはり一箇所だけ登場していますね。
 でも、ここでの意義ってSinnではなく「Wichtigkeit(重要性)」というドイツ語が使われてるんですね。うーん、関係なかったかな。
204考える名無しさん:03/05/25 23:01
1君、善人の振りして結構えげつないポイント突いてくるね。
いいぞ。
205いちご姫:03/05/26 07:02
>>202
>でも、最近『大全』の「意味と意義」の箇所を読み始めて、改めてBlBにも、少な
>い箇所ながら(一箇所だけ!)「文のSinn」に直接言及している箇所があることに気
>付き、
 BlB及び『大全』の当該箇所を挙げていただけますでしょうか?

206_:03/05/26 07:03
207いちご姫:03/05/26 07:06
>>203
>今、ちなみにPUに「意義」という言葉が使われているかな、と思って調べてみたん
>ですが、142節にやはり一箇所だけ登場していますね。

Sinnでしたら『探求』には150箇所以上出てくると思いますよ.
2081@大全 ◆kyvmVc/ALg :03/05/26 20:12
>BlB及び『大全』の当該箇所を挙げていただけますでしょうか?

 BlBは、黒崎訳のp.9、大森訳のp.28です。
 『大全』は直接「BlBにおける、あるいは後期Wの意義の扱い」についてに言及した箇所はないです。
 紛らわしい書き方ですいません。ただ『大全』を読んでいてこの疑問が頭をよぎっただけです。

>Sinnでしたら『探求』には150箇所以上出てくると思いますよ.

 げ、本当ですね。これは大ポカでした。失礼しました。
209山崎渉:03/05/28 15:06
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
210考える名無しさん:03/05/28 23:48
良スレage
211考える名無しさん:03/06/05 00:22
期待age
212考える名無しさん:03/06/13 08:17
age
213マイスターP:03/06/13 23:59
いちご姫=エロスではなくロゴスへの淫乱女

は私を無視した 淫乱女は私を無視した

わたしはしつこいですよ。もし復帰したら質問レスでスレを埋めてやりますからね。

わたしの質問に対し、淫乱いちごは真正面から答えなさい。
214考える名無しさん:03/06/21 02:29
hosyu
215考える名無しさん:03/06/25 00:32
hosyu
216考える名無しさん:03/07/01 07:42
UP
217考える名無しさん:03/07/07 06:09
1@大全さん復活しました
いちご姫さんも復活希望
あらしは流石にもう消えたでしょう
218マイスターP:03/07/07 21:45
荒らしとはもしや私のことか?だとしたらあなたも許しませんよ。

私は毎日のように見張っているんだ。また荒らしなどと言ってみなさい。

あなたもただでは済みませんよ。淫乱女を待っているのです。
219( ´_ゝ`):03/07/07 22:32
テメエは俺を怒らせた
220考える名無しさん:03/07/15 04:24

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
221山崎 渉:03/07/15 12:22

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
222マイスターP:03/07/16 01:22
淫乱女 とっとと出てきやがれ 手間かかせやがって
てめー「ウィトゲンシュタイン読むぞゴラア」だかってスレッド
のオフ会で ミックとかいう初見の小僧と姦っただろうがおら
なにが論理知性だくそったれくそ女 淫乱女はやくでてこい 
くそったりゃあ
223( ´_ゝ`):03/07/16 03:15
テメエは俺を怒らせている
224考える名無しさん:03/07/16 03:39
本当に終わりだな、この板
225マイスターP:03/07/16 03:59
どうせいつか死ぬだし、どうだっていいじゃん。。
226( ´_ゝ`):03/07/16 04:49
ぜんぜん、よくねーよ
227( ´_ゝ`):03/07/16 04:57
さて、87ページからは、今まで敢えて論じることを避けていた≪個人的
経験[すなわち経験の私秘性]≫がテーマとなります。
 大雑把なまとめをすると、多分Wの一番言いたい主張は、特に目新し
いものではないと思われます。要するにこういうことです。

「日常生活で日常言語を使う場合、それは全くもって正当な使われ方を
しているのであって、「人工の精妙な言語を用いないと事態を明らかにで
きない」という考えはナンセンスである」。W自身の言葉で例証しましょう。
228マイスターP:03/07/16 06:39
いちご姫さま、答えて頂けないので再度お聞きします.

ウィトゲンシュタインも論考の後半で倫理について述べていますが、倫理の中
でも独特の位置を占めるものとして性の問題があるとおもいます.

マルコムなどはWの評伝の補論の中で、―Wが性倫理や性の問題に一切触れていないように
見えるのは、彼の、自分の中から自明的に湧き上がる「恋愛感情」や「性欲求の暴発」
について恐怖とも言える感情を抱いていた故であった。

というようなことを述べておりますが、この辺について、できれば貴方ご自身の性観念
もふまえてご意見が聞きたいです.
この質問は、Wについての自分の疑問とともに、貴方に対する多少下世話な興味も確かに
あります.貴方の明晰な書きこみをお読みしていますと、Wの哲学の構造的、マニエリスム的、
構成芸術的な部分へ、性的興奮と言えるくらいの好意が感じられることがままあるからです.

また、どなたかの精神分析の本で、Wの哲学はアドラーの解析形式的には、

―トラウマによる性抑圧を「構成的、システム論的な世界認識の中で」
その複雑性自体に欲情することによって解消するという昇華的な抑圧解放形式の
典型である。

という論を見たことがあり、一面では確かにそうも言えるのではないかと
思ったからです.
229考える名無しさん:03/07/16 08:25
>>マイスターP
別スレたてるか、廃スレでやってくれないか。
230考える名無しさん:03/07/16 11:44
>>マイスターP
(゚д゚)
231考える名無しさん:03/07/16 15:08
>>228
どうせいつか死ぬだし、どうだっていいじゃん。。
232マイスターP:03/07/16 18:34
死ぬ前に淫乱いちごのまんこに突っ込みてえんだよ!
ここで 知的なエロ話をしてメル交換する間柄になって 突っ込む という
遠大で 強烈な 聡明な 計画を 遂行しておるのだよ
233考える名無しさん:03/07/16 19:53
>>232 じゃ別スレ立てて、そちらで二人でやってください。
234考える名無しさん:03/07/16 21:52
マイスターピは確信犯だから言っても無駄・・・
235( ´_ゝ`):03/07/16 23:40
≪我々の言語はそのような個人的経験を描写するように作られて
いないように見える。そこで、この事態を哲学的に明らかにするには
日常言語は余りに粗すぎ、それより微妙な言語が必要だ、と考える
ようになる。≫(p.86.)

≪だがこれはおかしな疑問ではないか。誰か他人が痛がっているの
は私が信じられないということがあろうか。それを信じるのはまったくた
やすいことではないか。――ことは常識に映じるままだと言う答ではい
けないのか。――また言うまでもないが、日常生活ではこういう困難は
生じない。≫(p.90.)

≪我々は、自分の表現の仕方で引き起こされた当惑に面しているので
ある。≫(p.92.)

 Wは、個人的経験についての哲学的に混乱した考えとして、「独我論」
を挙げて、それを攻撃しています(ひょっとすると独我論にも複数の種類
があるのかもしれませんが、僕はよく知りません)。
236マイスターP:03/07/17 00:25
淫乱女 とっとと出てきやがれ 手間かかせやがって
てめー「ウィトゲンシュタイン読むぞゴラア」だかってスレッド
のオフ会で ミックとかいう初見の小僧と姦っただろうがおら
なにが論理知性だくそったれくそ女 淫乱女はやくでてこい 
くそったりゃあ
237考える名無しさん:03/07/17 00:38
というかマイスターピの中の人は
一人じゃない可能性がある・・・
コピペ便乗犯がいそうだな・・・
238Wブーム到来?:03/07/22 17:42
来月の十九日に岩波文庫から論考発売!700円(予価)、訳者は野矢。
今月は『これがウィトゲンシュタインだ』が講談社新書で発売。
飯田先生が書いた講談社現代思想の冒険者たちのセレクト版はいつ出るのか気になるところ。
239マイスターP:03/07/22 21:32
そんな発売書き込みなどしないで、あなたも淫乱女
を呼びつづけてください。
わたしは今では四時間おきにこのスレを確認するまでになりました。
240とーしろ:03/07/22 21:33
いちご姫の研究室で笑われとるがな、あんた  >マイP
241とーしろ:03/07/22 21:37
いちご姫ぐらいレベルの高い大学なら、IP抜ける技術もっとる奴結構おるがな。
気いつけんとマジで恥じかくで  >マイP

こっちやがな
242考える名無しさん:03/07/22 22:04
>>238
>『これがウィトゲンシュタインだ』が講談社新書で
もしかして永井均?
>来月の十九日に岩波文庫から論考発売!700円(予価)、訳者は野矢。
プラトンの『法律』も復刊してくれ。
243考える名無しさん:03/07/22 22:14
『ウィトゲンシュタインはこう考えた』の間違い?
それとも別冊?
244考える名無しさん:03/07/22 22:22
20世紀の著作で岩波文庫に入るってのは珍しいな。
他には井筒俊彦の『意識と本質』ぐらいじゃないか?
245238:03/07/22 22:51
ごめんまちがえた。
すれ違いですが>>244さん、
20世紀の著作で「今」岩波文庫に入ってるのなら、ラッセルもそうだよ。
ああ 品切れか絶版が多いか、フッサールもはいってる。
246マイスターP:03/07/22 23:02
淫乱女が私の問いに答えてくれんのが悪いのじゃないか。
私は自分の行為に恥など感じていない。
まっすぐに人と対峙できない彼女こそ恥を感じるべきなのだ。
247:03/07/22 23:03
お前が恥を感じてください
248( ・∀・):03/07/25 04:30
   ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ( ・∀・)< やめてやれよ!
  (    )  \_____
  | | |
  (__)_)
249考える名無しさん:03/07/25 04:35
この
250マイスターP:03/07/25 23:50
>>248
そうですよね?
傍観者の方から見ても、淫乱いちごがだんまりを決め込んでいるのは
「やめてやれよ」って言いたくなるくらいひどいですよね。
とっととでてきて私に正面から返答しなさい!くそったれくそ女!
251マイスターP:03/07/25 23:52
いちご姫さま、答えて頂けないので再度お聞きします.

ウィトゲンシュタインも論考の後半で倫理について述べていますが、倫理の中
でも独特の位置を占めるものとして性の問題があるとおもいます.

マルコムなどはWの評伝の補論の中で、―Wが性倫理や性の問題に一切触れていないように
見えるのは、彼の、自分の中から自明的に湧き上がる「恋愛感情」や「性欲求の暴発」
について恐怖とも言える感情を抱いていた故であった。

というようなことを述べておりますが、この辺について、できれば貴方ご自身の性観念
もふまえてご意見が聞きたいです.
この質問は、Wについての自分の疑問とともに、貴方に対する多少下世話な興味も確かに
あります.貴方の明晰な書きこみをお読みしていますと、Wの哲学の構造的、マニエリスム的、
構成芸術的な部分へ、性的興奮と言えるくらいの好意が感じられることがままあるからです.

また、どなたかの精神分析の本で、Wの哲学はアドラーの解析形式的には、

―トラウマによる性抑圧を「構成的、システム論的な世界認識の中で」
その複雑性自体に欲情することによって解消するという昇華的な抑圧解放形式の
典型である。

という論を見たことがあり、一面では確かにそうも言えるのではないかと
思ったからです.
252考える名無しさん:03/07/26 00:07
>>251
ドキュンな疑問だなw
253いちご姫:03/07/28 10:45
>>251
(゚Д゚)ハァ? 性の問題って何よ。
254考える名無しさん:03/07/28 10:55
女にもてない
255考える名無しさん:03/07/28 11:04
辻本逮捕は政府の陰謀だ
イラク特措法の為の反対は勢力野党封じ込め世論誘導と思われる
米国主導小泉内閣の独裁化、「憲法9条」の無効化だ

イラクでは米国軍事支配後、米国兵士が50人は反米襲撃で死亡

女の尻ばかり追いかけてるな。 お前らイラクへいけ
256考える名無しさん:03/07/28 11:13
ヴィトゲンシュタインで性の問題は斬れないんじゃないか?
ニーチェならいけそうだが。
小刻みな不快感が快につながる、とか書いてたな、ニーチェが。
257マイスターP:03/07/28 12:41
わたしは淫乱いちごに対して聞いているんだぞ。
ボケどもは別の話するならいいがごちゃごちゃ口を出すんじゃない。
258マイスターP:03/07/28 13:15
253
ノーマン・マルコムの評伝読めバカ野郎。

つうか俺は半分以上本気で聞いてるんだ。
偽物に用はない。
259考える名無しさん:03/07/28 13:58
「ウィトゲンシュタイン 天才哲学者の思い出」
(ノーマン・マルコム 著、板坂 元 訳、平凡社ライブラリー)

「君(マルコム)の生活について、また他人の生活について、真面目に
考えること、考えようと努力することは、できないことではないと
しても、哲学よりも、ずっとむずかしいことなんだ。その上、困っ
たことに、俗世間のことを考えるのは、学問的にははりあいのない
ことだし、どっちかというと、まったくつまらないことが多い。け
れども、そのつまらない時が、実は、もっとも大切なことを考えて
いるときなんだ。」
 ー1944年11月のウィトゲンシュタインの手紙
260考える名無しさん:03/07/28 18:25
>>258
どれが偽物?
261考える名無しさん:03/07/28 18:29
いちご姫は貴様に用などないだろうな
P52 フロイト論
精神分析が危険なもので、邪道であり、百害あって一利ないということを
しっかりと心得ておかないと、引き込まれやすい。
263マイスターP:03/07/28 22:48
それはマルコムの主観を述べた部分であって仮に共感したにせよ、必ず納得することが求められるのか?アホか貴様は。
貴様にとってはその本の著者の全てを無批判に受け入れることが「読む」という行為なのか?ああん?

このクソアホ野郎!ほー、そう書いてあるか。だから何だってんだ!?オーッ?

くそ間抜け野郎、俺の問い自体が不当だってのか?ああ?
水ももらさん論証するかタイマンで勝つかどっちかしたら納得したらあ、犬野郎、豚のオタク野郎

淫乱女はやく出てこいくそったれくそ女!とりまきのキモオタがうぜえぞくそ女!
落ち着けよ、図星つかれたからって。
265マイスターP:03/07/28 23:50
アホは黙れ。アホはうるさい。アホに聞いてない。それだけだ。
いちご姫さま、答えて頂けないので再度お聞きします.

ウィトゲンシュタインも論考の後半で倫理について述べていますが、倫理の中
でも独特の位置を占めるものとして性の問題があるとおもいます.

マルコムなどはWの評伝の補論の中で、―Wが性倫理や性の問題に一切触れていないように
見えるのは、彼の、自分の中から自明的に湧き上がる「恋愛感情」や「性欲求の暴発」
について恐怖とも言える感情を抱いていた故であった。

というようなことを述べておりますが、この辺について、できれば貴方ご自身の性観念
もふまえてご意見が聞きたいです.
この質問は、Wについての自分の疑問とともに、貴方に対する多少下世話な興味も確かに
あります.貴方の明晰な書きこみをお読みしていますと、Wの哲学の構造的、マニエリスム的、
構成芸術的な部分へ、性的興奮と言えるくらいの好意が感じられることがままあるからです.

また、どなたかの精神分析の本で、Wの哲学はアドラーの解析形式的には、

―トラウマによる性抑圧を「構成的、システム論的な世界認識の中で」
その複雑性自体に欲情することによって解消するという昇華的な抑圧解放形式の
典型である。

という論を見たことがあり、一面では確かにそうも言えるのではないかと
思ったからです.
>アホは黙れ。アホはうるさい。アホに聞いてない。それだけだ。
267マイスターP:03/07/29 00:53
これから、ろくに話もできん粘着アホは無視する。
>これから、ろくに話もできん粘着アホは無視する。
269マイスターP:03/07/29 02:10
>>268
自己矛盾だろうが。「無視する」と言っておきながらその言明自体は無視せずに
返してるだろうが。「クレタ人が『すべてのクレタ人は嘘つきだ』と言った」
ていうのと同じだ。
論理の基礎も知らずにウィトゲンシュタインスレッドに書こうてかドアホ
270マイスターP:03/07/29 02:11
>>269 は取り消す。煽りやがったらぶっ殺すぞ
271考える名無しさん:03/07/29 03:02
手前こそ自分が言うところの自己矛盾だろうがw
しかもクレタ人の話が未だに矛盾だと思っている
論理の基礎も知らない阿呆w
能力もなければ知識もなく、さらに下品かつ無礼
な香具師w
272271:03/07/29 03:04
>>270
> >>269 は取り消す。

そうでしたか。失礼しました。
273271:03/07/29 03:07
しかし>> 267は取り消されていないのですね?
貴殿の今後の活躍に期待します。
274考える名無しさん:03/07/29 05:12
> これから、ろくに話もできん粘着アホは無視する。
と書いた>>267>>268を無視せず>>269でレスしているということは
・実は267≠269
・267が嘘つき
・「268はろくに話ができる」と267が認めた
・「268は粘着ではない」と267が認めた
・「268はアホではない」と267が認めた
・267は「無視する」の意味もわからないアホ
・267は「これから」の意味もわからないアホ
・267は「267<269」もわからないアホ
のいずれかであるというのが論理の基礎。
275考える名無しさん:03/07/29 09:08
しかし>>219は永遠の名言だな。
276考える名無しさん:03/07/29 12:18
マィPよ、青と話しですよ
擦れ違い
277考える名無しさん:03/07/29 13:09
>>276
というか、その人は荒らしなんですが・・・
278マイスターP:03/07/29 16:41
荒らしたりしてしまって、ごめんなさい。

荒らしなのに煽る人もいないし無視もされないし、
みなさんあまりに良識に富んでいて恥ずかしくなりました。
もう荒らしませんすいませんでした。
279考える名無しさん:03/07/29 20:25
もう過ぎたことだ。気にするな
280考える名無しさん:03/08/14 07:25
76ページから、在野ですが興味があるので僕が引き継いでも良いですか?
281考える名無しさん:03/08/14 08:57
>>280
勘弁して、それだけは
282考える名無しさん:03/08/14 10:24
しかし、今では専門スレ跡形も無くなくなったな・・
283>>281:03/08/14 17:28
そうですか、すみません
284考える名無しさん:03/08/14 17:56
>>283
各自、自由にやっていいと思うよ
引き継ぐとかでなしに
285考える名無しさん:03/08/14 17:56
>>283
各自、自由にやっていいと思うよ
引き継ぐとかでなしに

286考える名無しさん:03/08/14 17:56
二重カキコスマソ
287マイスターP:03/08/15 04:07
アホは黙れ。アホはうるさい。アホに聞いてない。それだけだ。
いちご姫さま、答えて頂けないので再度お聞きします.

ウィトゲンシュタインも論考の後半で倫理について述べていますが、倫理の中
でも独特の位置を占めるものとして性の問題があるとおもいます.

マルコムなどはWの評伝の補論の中で、―Wが性倫理や性の問題に一切触れていないように
見えるのは、彼の、自分の中から自明的に湧き上がる「恋愛感情」や「性欲求の暴発」
について恐怖とも言える感情を抱いていた故であった。

というようなことを述べておりますが、この辺について、できれば貴方ご自身の性観念
もふまえてご意見が聞きたいです.
この質問は、Wについての自分の疑問とともに、貴方に対する多少下世話な興味も確かに
あります.貴方の明晰な書きこみをお読みしていますと、Wの哲学の構造的、マニエリスム的、
構成芸術的な部分へ、性的興奮と言えるくらいの好意が感じられることがままあるからです.

また、どなたかの精神分析の本で、Wの哲学はアドラーの解析形式的には、

―トラウマによる性抑圧を「構成的、システム論的な世界認識の中で」
その複雑性自体に欲情することによって解消するという昇華的な抑圧解放形式の
典型である。

という論を見たことがあり、一面では確かにそうも言えるのではないかと
思ったからです.
288考える名無しさん:03/08/15 04:34
いいからさっさと氏ねよ
289考える名無しさん:03/08/15 06:15
激しくコピペ便乗犯っぽいんだが・・・
290しろうと ◆AUSirOutoE :03/08/15 21:57
>>144 >>145
デリダ=サール論争に繋がるというのは興味深いですね。
表現と表現の意味の違いは探求後半のアスペクト論で説明できませんか。
極めて大雑把に言うと意味はアスペクト的であると…。
291考える名無しさん:03/08/16 10:15


292考える名無しさん:03/08/16 15:06
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
293考える名無しさん:03/08/16 15:06
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ 
294考える名無しさん:03/08/16 15:07
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ  
295考える名無しさん:03/08/16 15:07
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ   
296考える名無しさん:03/08/16 15:07
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ    
297考える名無しさん:03/08/16 15:08
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ     
298考える名無しさん:03/08/16 15:08
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ      
299考える名無しさん:03/08/16 15:08
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ       
300考える名無しさん:03/08/16 15:08
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ
中田英寿態度がでかいぞ中田英寿態度がでかいぞ        
301考える名無しさん:03/08/16 17:43
280 :考える名無しさん :03/08/14 07:25
76ページから、在野ですが興味があるので僕が引き継いでも良いですか?

引き継ぐとかでなく、新スレ立てていいと思うよ。
見ての通り、このスレは再起不能だし、いちご姫も戻ってこないでしょう。
最近、読書スレがないからぜひやってもらいたいんだけどね
302考える名無しさん:03/08/17 12:51
では 新スレでがんばりましょう!
303いちご姫:03/08/26 23:03
  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ´・ω・) <  なんか・・・凹んだ・・・ ショボーン
 (つ旦と)   \_______
  と_)_)
304クロ:03/08/31 23:34
野矢さんの論考出ましたね。しかし
いちご姫がAA使うはずがない。
305マイスターP 本物:03/09/01 03:25
論理手t苦学論考において、「論理」と「倫理」の関係性を端的に表している
箇所、あるいはもっとも端的に近い箇所はどこですか。

倫理的なことに関する最後のほうの提言も好きだし、論理による世界の限界付けも
こまかい批判や、現代論理学からの思想の限界についてはよくわかりませんが、
読んでてすごいなあと思うですが
論理が倫理に転調するところの、二者の関係性がよくわかりません。論理によって
世界が限界づけられると、なんで倫理がでてくるですか。
306マイスターP 本物:03/09/01 03:28
不明瞭な箇所があた

>現代論理学からの思想の限界についてはよくわかりませんが、

これは、現代の哲学研究者がいう、論考は現在のの論理学からはあやまえいと
限界があるつうよく書いてあることどのその内容た
307クロ:03/09/02 04:47
世界とは何かというと、結局語りうること。
しかし、倫理は語りえない。

なぜそうなのかといえば、語る「主体」自身は世界の中にないからだろう。
その、世界の中にはない主体について、そのなすべきこと、
あるはそれがよくあること、そういうことについてかかわるのが倫理だから。

ではないだろうか、と思うのだけれど、ほんとのところ、自信はまるでなし。
308マイスターP 本物:03/09/02 04:59
ほんじゃ質問ます。
「太郎、もう8時だから早く朝ご飯たべなさい!」
これわ論理ですか倫理ですか
309マイスターP 本物:03/09/02 05:03
ああそうか すいませんわかた 要素命題というやつか
「今は朝である」「太郎がいる」とかの論理的要素命題と
「早く学校へ行くべき」→「人に迷惑をかけてはいけない」みたいな倫理的要素命題
に分解されるですか

でもへんだな この倫理的要素命題なんて概念は出てこなかったし語っているからこれわ
この人がいう倫理でわないだよね。

やっぱりわからんくなった 教えてくさい
310考える名無しさん:03/09/15 21:00
「倫理」って言葉を、君は通俗的に捉えてないかい?
311マイスターP 本物:03/09/15 23:50
じゃあ通俗的に捉えない場合の倫理の意味において、
「太郎、もう8時だから早く朝ご飯たべなさい!」
この文は完全に要素命題に分解され得るということでいいですか。
いまいちよくわかりません。
312310:03/09/16 10:25
>>311
その質問に答える前に、
君は「倫理」という言葉をどう使っているんだい?
313考える名無しさん:03/09/16 13:27
         ,,        )      )
         ゙ミ;;;;;,_           (
          ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
          i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
          ゙ゞy、、;:..、)  }
           .¨.、,_,,、_,,r_,ノ′
         /;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ
        ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._  、}
        ".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′
       /;i;i; '',',;;;_~⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′..ヽ
       ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._  .、)  、}
       ".¨ー=v ''‐ .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
      /i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
      ゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、)  、}
      ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
314マイスターP 本物:03/09/16 23:33
よくわからないです。
とにかく、言明の中で、
それが生きることへの提言である場合、
そこには倫理が含まれているのではないでしょうか
315考える名無しさん:03/10/09 15:47
316考える名無しさん:03/11/06 17:31
age
317Sandalphon
いちご姫さま、答えて頂けないので再度お聞きします.

ウィトゲンシュタインも論考の後半で倫理について述べていますが、倫理の中
でも独特の位置を占めるものとして性の問題があるとおもいます.

マルコムなどはWの評伝の補論の中で、―Wが性倫理や性の問題に一切触れていないように
見えるのは、彼の、自分の中から自明的に湧き上がる「恋愛感情」や「性欲求の暴発」
について恐怖とも言える感情を抱いていた故であった。

というようなことを述べておりますが、この辺について、できれば貴方ご自身の性観念
もふまえてご意見が聞きたいです.