曖昧な境界想定記号化論

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912Everything Counts
まあ・・・、これらも全部、一般的な話だけれど、とりあえず書いときますヨ。


生命思想論 スレの最後の方で出ていた、
ウイルスの人工合成(組み立て)の話を考えようかなと思っていた。
http://academy.2ch.net/philo/kako/1044/10449/1044900948.html

それについて平易に説明する為の材料になる、出来るだけ分かりやすい読み物をリンク。

■【遺伝情報からウイルス合成、米チームが成功】
http://www.asahi.com/science/news/K2002071200077.html
http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/874500/83E83C838b83X2090l8dH93I208d8790ac-0-1.html

この問題に対する一般の人の意見は、googleで。
http://www.google.com/search?q=%83%7C%83%8A%83I%83E%83C%83%8B%83X+%90l%8DH%93I+%8D%87%90%AC&ie=Shift_JIS&hl=ja&btnG=Google+%8C%9F%8D%F5&lr=lang_ja

http://216.239.57.100/search?q=cache:cplHI8a7y-UC:amrit.tripod.co.jp/date/200208.html+%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9+%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E7%9A%84+%E5%90%88%E6%88%90&hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8&inlang=ja
↑ここで書かれている「再帰性(ニワトリが先が卵が先か)」の話も解説する予定。



■【東京大学大学院の塩谷光彦氏が、先日、実験に成功した、
DNA(有機体)と金属錯体(無機物)を分子レベルで組み合わせてしまう技術。】
http://www.nitto.co.jp/culture/science/science_19/science_19.html
http://chiral.apchem.nagoya-u.ac.jp/project/gaiyou-4.html
http://www.chem.s.u-tokyo.ac.jp/~bioinorg/research.html
これは、DNAを、生物の材料として使うのでは無く、
分裂や自己複製などのDNAの「動作」を直接利用して、分子レベルの「便利な部品」として、
機能性高分子として材料科学の分野、あるいはDNAコンピューターのような情報科学分野で使う研究。
つまり、無機物を工作して作るLSIで量子コンピュータを実現するのとは別方向のアプローチから、
同じようなことを実現しようとしている。
913Everything Counts:03/04/04 06:44
これらの実験結果を踏まえて、

■量子コンピュータや、量子ドット(擬似原子/人工原子)の周辺技術の進歩や、
http://www.google.com/search?hl=ja&inlang=ja&ie=Shift_JIS&q=%97%CA%8Eq%83h%83b%83g+%7C+%90l%8DH%8C%B4%8Eq&lr=lang_ja

■理研、1つの分子だけを化学反応させることに成功
http://bizns.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/search/wcs-bun.cgi?ID=208161&FORM=biztechnews

■米IBM、分子レベルのドミノ倒しで動作する世界最小の演算回路の構成に成功
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/10/25/17.html

■もう12年前も前の1990年には、IBMアルマデン研究センターの研究者が、
走査型トンネル顕微鏡を使って、キセノン原子をひとつずつ動かして並べて、
「IBM」の原子文字を描いた。ナノレベルで原子や分子を動かすことができるという確証を生むきっかけとなった。
http://www.almaden.ibm.com/vis/stm/images/stm10.jpg

■ナノレベルの物を動かしたり組み立てたりする方法が、少しずつわかってきている。
http://www.asahi.com/edu/ichi/ichi0624a.html

■物理が大嫌いなのに昨日のリンクを読まなかった人は、
高エネルギー加速器研究機構の、物理学入門ページ。さらっと読んでおいてね。
http://www.kek.jp/kids/sitemap/index.html
物理が好きな人には、この内容は常識中の常識だから読まなくてもいいけど。
914Everything Counts:03/04/04 06:44
このような事実を組み合わせて考えて、現時点では無理でも、将来には何が実現できるのかを考えてみる。
当たり前の話だが、人間の「脳」や「体」も、原子で作られている構造物だ。

『脳(原始的には神経的なもの全て(ソフトウエアとハードウエアのハイブリッド))』と、
『免疫反応(物質的(ハードウエア的)に「自己」以外を遮断する)』の、
2種類の生体内システムが『認識』の正体だと考えて行くと、
その構造物が創出する、『認識』を、人間→猫→クラゲ→単細胞生物→ウイルス、と、
順番に単純なものへと辿っていった場合、どこまでが「認識」機能が有ると言えるのか?
単細胞生物は、明らかに「認識」能力は有ると言える。
ウイルスまで行くと、ほとんど単なる化学反応しか無いのだが、
単細胞生物と比較した場合、根源的な差は無いはずだ。
ということは、結局、人間の『認識能力』も、単に複雑度合いが高いというだけのではないだろうか。

分子や原子から考えると、
無機物と有機物(生物)との「差」は、「複雑さの度合いと、組織だって居るかどうか」だけだと考えられるはずだ。
ではなぜ、哲学は、しばしば、「認識」や「観測者」や「自我」などに執着して思考するのだろうか?

と、言うところで、明日以降は、時間軸的な話と、
「いわゆる文化と呼ばれているもの」のソフトウエア(逆にハードウエア)的側面と、
ネットワーク理論を、自分なりに書きたい。ですどすだす。