誰も書き込まないな〜
では…
言葉は、はじめ一音だった。「葉、歯、端」「木」「芽、目、女」「日、火」「男、尾」みたいに。
それを組み合わせて心を通わせる術を見つけたのは、とある日の少年と少女だった。昔の話だ。
少年は夢中になって物に名前をつけていった。少女はその後についていって、時々口を挟んで笑った。
二人は動作や行動にも名前をつけていった。その時、少女はもう真似がうまくなっていて、少年よりも
法則的に正しい名前の付け方を学んでいた。少女は論理的だった。少年はそろそろそういう真面目な
名前の付け方に飽きてきていて、ふざけた名前の付け方をしはじめていた。俺が言葉を生み出したんだから、
お前がそれに従わなきゃいけないんだ、とでもいわんばかりに。それは違うわ、と少女は言った。どう違う、
と少年は言った。すると少女はその理由をよどみなく圧倒的な力強さで整然と述べ始めた。瞳は輝き、
頬は紅潮し、握られたこぶしは汗ばんでいた。少年は、少女に近づいた。うるさいんだよ、お前は。という言葉は
まだなかったし、まだ喋りつづける少女を黙らせるにはどうするか頭の中で考えられるほど、少年は思索という
行為に慣れていなかった。
その時、風がふと、少年の鼻に届いた。女の匂いがした。
あとは自動的に。機械仕掛けのように。少年の唇は少女の唇に重ねられていた。
そう、つまりこれが世界最初のキスというわけで。
後は瞬く少女のまつげが少年の顔に当たったとかそのうち少女が目をつむってとか
そういう話になっていくわけだが…麺独裁ので(なんちゅう変換)書かない。
あんま2chの書き込みにふさわしい長さ(短さ)にまとめれる話でもないのかな〜
でも出来上がったからいいや。イエスAさん感想よろ。たまには批判してね^^;