1 :
名無しさん@3周年:03/02/17 23:38
たぶんこの板の住人の方ならば全員ご存知でしょうが、
これで興味を抱いた方も居るのでは?
ちなみに漏れは厨房の教科書で習いますた。
2 :
考える名無しさん:03/02/17 23:40
知らないなぁ
哲学のライオンってなに?
銀座?
5 :
考える名無しさん:03/02/17 23:43
わかりません。
工藤直子という人の詩らしい。今はじめて知った。
7 :
考える名無しさん:03/02/18 22:19
『てつがくのライオン』
これ大好き。おまえら是非読みましょう。
8 :
学園天国グル−プ:03/02/18 22:19
9 :
考える名無しさん:03/02/18 22:20
ソフィーの世界とどっちがくだらない?
10 :
考える名無しさん:03/02/18 23:15
ちょび髭ライオンもテツガクしてたけど
そいつとは違うの?
11 :
考える名無しさん:03/02/19 00:25
ソフィーの世界はくだらないのかぁ?
12 :
考える名無しさん:03/02/19 00:32
百軒店坂に、そんな名前の喫茶店があった。
なつかしい。
14 :
考える名無しさん:03/02/21 06:05
麻布中学の過去問に出たな。
15 :
考える名無しさん:03/03/11 01:15
あげ
オレもちょっと興味持って調べてみた。
工藤直子は、もとコピーライターかなんかで、
現在は詩人、絵本作家として有名。
そんで、マンガ家の松本大洋の実母でもある。
期待して詩を読んだが、案外と下らなかった。
17 :
考える名無しさん:03/03/11 23:54
ライオンは「てつがく」が気に入っている。かたつむりが、ライオンというのは獣の王で
哲学的な様子をしているものだと教えてくれたからだ。 きょうライオンは「てつがくてき」になろうと思った。
哲学というのは座り方から工夫した方がよいと思われるので、 尾を右にまるめて腹ばいに座り、
前肢(まえあし)を重ねてそろえた。 首をのばし、右斜め上をむいた。
尾のまるめ具合からして、その方がよい。 尾が右で顔が左をむいたら、でれりとしてしまう。
ライオンが顔をむけた先に、草原が続き木が一本はえていた。 ライオンは、その木の梢を見つめた。
梢の葉は風に吹かれてゆれた。ライオンのたてがみも、ときどきゆれた。
(だれか来てくれるといいな。「なにしてるの?」と聞いたら 「てつがくしてるの」って答えるんだ)
ライオンは、横目で、 だれか来るのを見張りながらじっとしていたがだれもこなかった。
日が暮れた。ライオンは肩がこってお腹がすいた。 (てつがくは肩がこるな。お腹がすくと、てつがくはだめだな)
きょうは「てつがく」はおわりにして、 かたつむりのところへ行こうと思った。
「やあ、かたつむり。ぼくはきょう、てつがくだった」 「やあ、ライオン。それはよかった。で、どんなだった?」
「うん、こんなだった」 ライオンは、てつがくをやった時の様子をしてみせた。
さっきと同じように首をのばして右斜め上を見ると、 そこには夕焼けの空があった。
「ああ、なんていいのだろう。 ライオン、あんたの哲学は、とても美しくてとても立派」
「そう?・・・とても・・・何だって?もういちど云ってくれない?」
「うん、とても美しくて、とても立派」
「そう、ぼくのてつがくは、とても美しくてとても立派なの? ありがとうかたつむり」
ライオンは肩こりもお腹すきもわすれて、
じっとてつがくになっていた。
(工藤直子/「てつがくのライオン」)
深く読み込むとなかなか面白いぞ
(^^)
19 :
考える名無しさん:
あげ