文壇BAR19店目♪

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228考える名無しさん
「自惚れる」を辞書で引いてください。「実質以上」に自分を優れていると思うこと、
つまり「過信」というニュアンスが含まれています。
「惚れる」とは実質以上に対象を贔屓目で見てしまう幻想作用を暗示しているんです。
そのニュアンスを私は「根拠のない」という形容を付けることでより明確にしています。
自惚れという言葉に「実質以上」というニュアンスが含まれる以上、
自分の実力を過不足なく把握する人を「自惚れている」と言うことは表現として不正確です。
もちろん、自分の高い実力を過信ではなく正確な事実として知っていたとしても、
そこに胡座をかいて努力を怠る人は立派とは言えません。
しかし、常に向上心を絶やさないのなら、自分を肯定することは悪い事ではないはずです。
幻想ではない根拠のある自信に基づいて自分を肯定し、
そこから得られる活力によって更に自分を研鑚する行動へと自らを駆り立てる、
これは大切なことだと思います。一般に、教育の世界では誉められると伸びると言いますが、
自分を誉めてあげることは大切ではないですか?
229考える名無しさん:02/12/12 14:20
事実を的確に誉めることと、事実から目を背けて慰めることは違います。
私は自分の能力や学的成果をあまり喜ばしく思うことはなくて、ただ私の実存のために
必要だから身につけたという少し消極的な捉え方をしてしまいます。
ですが、向上心はほとんど絶やしたことがありません。
そして最低なのは、根拠のない自惚れによって実質以上の自分の優秀さを幻想することです。
そういう人は事実を覆い隠して自分を慰めるために、人を引き摺り下ろそうと考えたりします。
着実に自分を向上させるためには、自分にどんな努力が必要なのかを知らなければなりません。
自分に必要な努力を知るためには、正に自分の現状を直視しなければなりません。
ですから、見たくない自分の現実を隠そうとする、根拠のない自惚れに満ちた人は、
自分の不足を埋めようと努力するよりも、人を引き摺り下ろすという安易な行動に逃げます。
私が「最低」と批判した自惚れとはこういう醜さなんです。
自分の実力を過不足なく冷静に把握することと、根拠もなく自惚れることは違います。
自惚れの有無と、対外的な態度によって人の反感を買うかどうかは別の話なんです。
自惚れのある人が小器用に対人関係だけを取り繕う一方、内心では人を見下し
引き摺り下ろしたい願望を煮えたぎらせながら何の向上心も持とうとしないこともあれば、
自惚れのない有能な人がその自負を率直に口にすることで、その能力に対する理解のない人に
高慢だという反感を持たれることもあります。
230考える名無しさん:02/12/12 14:21
>>223
>228-229の文章を人生相談板で書いた人ですね。
興味を持ったら言ってください。URLを教えます。
231考える名無しさん:02/12/12 14:42
美香さんは自身が相対化されることをきらって文学板に逃げ込みましたか。
残念ですね。哲学板の皆様にはこのスレの立ったことも含めて、迷惑をおかけしました。
ここいらで失敬します。さようなら。
232美香 ◆FE5qBZxQnw :02/12/12 14:52
漢字の比率をもっとさげないと。読みににくいったらありゃしない(w