超寡作の人・樫村晴香について、何でもいいので、書いてください。
最近、批評空間の論文を読んでこんな人がいるんだとびっくりした次第です。
こういう恥ずかしい過去もあります。
「“ポストモダン”を超えて
――<物(ブツ)>が全て,この陽気な目茶苦茶(挑発座談会)
(なんてったってマルクス)」
(浅田彰、関曠野との座談会)
ええ、「樫村晴香文献録」みたいなのに載ってました。
これは読んだことあります?
高校の図書館で昔読んだ記憶がある。
筑紫が編集長の朝日ジャーナル。
遠い昔の話です。
5 :
考える名無しさん:02/11/26 02:14
>4
それ読みたい。年月号おせーてほしい。
6 :
考える名無しさん:02/11/26 09:48
数年前の現代思想の「アフォーダンスの視座」っていう特集に載ってた
副題「人工知能のための人間入門」が一番おもしろかったYO!
「ドゥルーズの何処が間違っているか」
が(・∀・)イイ!!
現代思想の追悼特集の日本人の書いたものでは、
ただ一つ読む価値があった。
おれ その論文で樫村知ったよ
9 :
考える名無しさん:02/11/26 14:25
保坂に知恵つけてるヒマあったら
とっとと自分の本出せや!!
と思いまつ。
11 :
考える名無しさん:02/11/27 00:11
ほんとにフランスでなにやってるんでしょ。
「アインシュタインはなぜサイコロが嫌いだったか?
――量子論理はなぜ日常言語と衝突し,精神分析的知とは重なるのか」
これ、面白そう。
13 :
考える名無しさん :02/11/27 23:36
かなり賢そうな人なのに、あんまり話題にならないし、
本もでないし。
もったいない。
14 :
考える名無しさん:02/11/28 10:08
>12
それ濃いよ。要約できないくらい濃い。
15 :
考える名無しさん:02/11/28 14:51
一部マニアに熱狂的に支持されてそうだ。
郡司ペギオ−幸夫と同じく。
16 :
考える名無しさん:02/11/28 19:31
つーかさ、東もこのくらいのペースで書いてりゃいまごろは
って感じなんだよなあ。
やっぱ、このぐらいのペースじゃないと中身のある論文は書けないよ
でもコレくらいのペースで書いてりゃ影響力ぜんぜんないよね……。
18 :
考える名無しさん:02/11/29 03:02
でも、確かにすごい密度濃いよ、この人の論文。
こんな感じはじめて読むわ、って感じ。
>15 あはは、確かに。この樫村って人は
最近知ったけどもうすでにとりつかれてます。
19 :
考える名無しさん:02/11/29 07:54
>17
一部の真面目な人にあればそれでいいじゃん。
少なくとも、浅田は一貫して気にしてるし
東の影響力なんて、実質的にはこの板にしかないんだから(w
20 :
考える名無しさん:02/11/29 09:51
肖像求む。
>16
いやー、がんがん書けそうな気がするぞ。
対談読むと、論文なみの水準で理路整然と大量にしゃべりまくってるし。
「カラヤンのどこが間違っているのか」
をキボン。今の東には無理っぽいので、党派制とは無縁っぽい、
樫村晴香にカラヤンへの引導を渡して欲しい。
この人ってのは結局の所、
バタイユ、クロソウスキーよりなんですか。
ドゥルーズ批判では、この二人を立てていたようですが。
24 :
考える名無しさん:02/11/29 20:19
>22
「連続性の時代」で暗に「トラクリ」批判してるよ。
あの原稿は浅田が依頼したんじゃないかな。
>21
あの対談はやばいよね。
あれ読めばこの人がどれくらいポテンシャルがあるかわかるよ
25 :
考える名無しさん:02/11/29 21:14
樫村なら口述でもよい本ができるであろう。
26 :
考える名無しさん:02/11/30 00:45
>21、24
どの対談ですか?
>26
俺が思い浮かべてたのは保坂との二回目の対談。
現代思想の「発達とは何か?」という特集のとき。
ネタ切れか
29 :
考える名無しさん:02/12/01 23:37
樫村叩く香具師いないと盛り上がらんな。
30 :
Kurihara:02/12/01 23:43
樫村さんと大澤さんとでは、どっちが頭いいですかね?
31 :
考える名無しさん:02/12/01 23:45
ホモだとか外国語が苦手だとか突っ込み所の情報がないからね。
32 :
考える名無しさん:02/12/01 23:45
コソーリ大澤
33 :
考える名無しさん:02/12/02 00:12
この人何で生計たててるの?
どこかで先生してるのですか?
34 :
考える名無しさん:02/12/02 14:54
樫村クラスの人間が食えなかったら
誰がこの業界でくってけるんだ
35 :
考える名無しさん:02/12/02 15:04
>>33 もちろん、親ががりです。
樫村氏の奇行、助成問題をめぐるトンデモぶりは、
周辺にいた国労活動家の某無名作家が小説にし、出版もされているハズ。
データが手元にないが、彼は樫村氏の先妻(多田道太郎の娘、弁護士・故人)
の恋人だった。
36 :
考える名無しさん:02/12/02 17:06
その本おもしろそうだなあ。
37 :
考える名無しさん:02/12/02 20:47
樫村てどういう人なの?
35は実話なの
南フランス在住?
39 :
考える名無しさん:02/12/03 05:27
>35
叩き続行キボンヌ。
俺は樫村大好きだけどね、変人なのは論文読めば明白。
41 :
考える名無しさん:02/12/03 09:38
多田ミチタロウ氏は、愛嬢を殺したのは樫村氏と思い込み、
ポストモダン憎悪に走ったと言われています。
多田氏か勤務していた明治学院国際学部が、加藤転用、武田政治といった
アンチ・ポストモダン派のスクツである理由もここに淵源します。
>>35 >周辺にいた国労活動家の某無名作家が小説にし、出版もされている
この本興味あります。書名か著者名をどうか教えて下さい。
教えて下さいよ。
44 :
考える名無しさん:02/12/03 17:28
文献目録に漏れてるのあるね
クリティークにはまだあるよ
45 :
考える名無しさん:02/12/04 02:02
>>42 つーか検索ぐらいしろよ。
google なら「多田道太郎、弁護士」で一発じゃん。
48 :
考える名無しさん:02/12/04 03:41
樫村って、
なんか中原中也みたいでカコイイね。
49 :
考える名無しさん:02/12/04 03:46
おれ山内志郎みたいなのイメージしてた
樫村論文は、最近『批評空間』に載ったやつがあったけど、あれはちょっと
ドキュソっぽい。
51 :
考える名無しさん:02/12/04 13:37
>>47 人間より未来の人工知能を愛する香具師だからなあ・・・・・・。
53 :
考える名無しさん:02/12/04 18:32
>>52
親ばかオヤジが娘を愛惜するためにデッチ上げたというニュアンスが強い。
そして、それだけポストポダニズムに対する憎悪も強い。
47 のサイトからたどって問題の小説の「お試し版」がタダで
ダウンロードできたので、ちょっと読んでみた。後半部に樫村と
思われる「京極」という人が出てくるけど、これは強烈だな……。
このネタで、このスレは当分やっていけそうだ。
57 :
考える名無しさん:02/12/06 19:35
謡子は二十一歳の時、同じ京大生と結婚していた。
当時まだ大学院に籍を置いていた彼のことを、
構造主義的なマルクス主義者だと言った。
「構造主義的」マルクス主義?
アルチュセールというフランス人哲学者の名前くらいは、
かろうじて知っていたけれど、謡子と再会するまで、私は、
マルクス主義が素朴に信じ、西欧の諸哲学と共有していた
「歴史」や「進歩」や「人間」といった概念から疑うのだという、
「構造主義」という、その言葉すら聞いたことがなかった。
58 :
考える名無しさん:02/12/07 18:48
「京極君は音に凄く敏感だから、ずっと防音カプセルの中で生活しているの。
それで自分のリズムで寝たり起きたりするでしょう。
だから、だんだん昼と夜がずれてきて、しまいには正反対になるの。
そうなったら、御飯を作っても起きてこないし」
謡子は彼の姓に君をつけて呼ぶことが多かった。
二人とも「家」という制度には反対で、戸籍上の結婚をしなかったために、
彼の姓は謡子のそれとは違っていた。
仕事に就かず、ピアノを弾くために設計された防音カプセルに篭って、
起きている間じゅうずっと勉強しているという彼の生活を聞いたのは、
謡子がアパートに来るようになって、まだあまり日がたたない頃のこと
だったが、その時は、不思議にそんなに変だという気はしなかった。
59 :
考える名無しさん:02/12/07 19:55
>58
うはー!キャラ立ってるね〜。樫村らし過ぎ。
いまもカプセルに籠もって勉強してんのかなー
たいしたネタじゃないな
62 :
考える名無しさん:02/12/08 07:05
元祖哲学ヒッキー樫村
63 :
考える名無しさん:02/12/08 09:37
カプセル構造主義
64 :
考える名無しさん:02/12/08 16:40
来春刊行予定
「症候と言語」世織書房
がたのしみれす。
66 :
考える名無しさん:02/12/08 17:58
樫村氏みたいに賢くて寡作で世間に知られていない
カルト学者あるいはカルト哲学者ってどういう人います?
67 :
考える名無しさん:02/12/08 19:48
たんにマイナーないし無名な人はいっぱいいるが、
樫村ほど寡作でしかしこれだけ(隠れた)支持のあるひとって
他にはなかなか見当たらないなあ。京大経済学部つながりでは
市田良彦はどう? けっこう有名か。
市田良彦ってただの左翼じゃないの?
69 :
考える名無しさん:02/12/08 22:01
市田の『闘争の思考』(平凡社)とか、あまり読まれてないけど、かなりスゴイよ。
「ただの左翼」じゃなくて、数少ない戦闘的理論派極左だと思う。
70 :
考える名無しさん:02/12/09 05:11
優秀な人ってみんな一度はアルチュセールにはまるのかしら?
71 :
考える名無しさん:02/12/09 07:20
アルチュセール・コネクションは、
京大経済(社会思想史)の伝統みたいな部分をなしているのかも。
浅田に市田に樫村……。
彼らの上の世代には、今村仁司に阪上孝に西川長夫……。
いまはそんなの廃れただろうけど。
哲学者ではないけど滝村隆一はどう?
私はあの人のファン。
芹沢俊介との対談での柄谷批判は最高。
73 :
考える名無しさん:02/12/10 07:17
樫村氏は実物はカコイイ?
「現代思想」の保坂との対談に顔写真が掲載されているから
それを見て判断してください
75 :
58のネタ続き:02/12/11 19:22
「私は十年間、彼の言うことをずっと聞いてきたのよ」
謡子は、彼がポスト・モダン思想を踏まえたマルクス主義の新しい理論を構築することを願い、
専制君主のように振る舞う彼を十年間支え続けたと言う。
「東京にきて、はじめに住んだアパートは小さくて、
カプセルが入らないから彼のいらいらがすごくなって。
前が公園で、シーソーの音がギーギーいうと荒れ狂ってね。
飛んで行っては、すみません、すみません、病人が居ますからって、
何回も何回も頼んだの。
それで今の家を買って住みやすいように全部揃えて、
静かにしてくれるようになったら、私、何してきたんだろうって…。
そう思ったときに青木君に会ったから」
アア、、、けなげな謡子タン、、、
この人って、アルチュセールより、スピノザよりの人なの?
「ドゥルーズのどこが間違っているのか」では、
ニーチェをそういった文脈で読むことを批判してたと
思ったんだけど。転向したの?
77 :
考える名無しさん:02/12/11 20:38
>>76 たしかにアルチュセール研究者じゃないけど、
広義のアルチュセーリアンでなくなったとは言えないと思う。
スピノチストのアルチュセーリアンってむしろ正統的でさえある
(バリバールとかマシュレーとか)。
「転向」ではないでしょう。
78 :
考える名無しさん:02/12/11 20:51
しいていえばフロイディアンだと思う。
>>77 若い頃はスピノチストだったのに、
「ドゥルーズはどこが間違っているのか」では、
そういう文脈でニーチェ(主にその身体論を
スピノザ的に読む事を)批判していたように思ったので、
転向したのかな、ということなんだけど。
すんまそん。
ニーチェの身体論を
スピノザ的に読む事を、
に訂正っす。
81 :
考える名無しさん:02/12/12 04:20
なんでこの人大学で非常勤講師でもなんでもいいから、
やらなかったの?凄い不思議。
塾講師でも金稼げるジャン。親がかりなんて、この人の頭なら、いくらでも
稼げると思うんだけど。で、今も親の臑齧り?
82 :
考える名無しさん:02/12/12 04:22
2ちゃんNAMスレの
根こそぎの解体
を狙って書き込まれています。
お間違いのなきように。どうか。
83 :
考える名無しさん:02/12/12 04:47
84 :
考える名無しさん:02/12/12 10:56
>>82 予備校子牛なんかは一時やっていた様子。
大学に口がないのは、多田チェンチェイの圧力と思われ。
85 :
考える名無しさん:02/12/12 18:01
そう言うと謡子は私の目を見た。
「働いて欲しい。予備校の講師の口なら私が探してくるからって何度か頼んだわ。
お互いに男と女は平等だと考えているんだから、あなたも働くべきだって言ったこともある。
京極君は、長いこと黙って考え込んでたけど、結局、やっぱりそんな時間があれば
勉強する方がいいって」
私は謡子が、思想の上では男女平等で戸籍や「家」の制度から自由でも、
生活の上では稼ぎも家事もみな女に回ってくる、そんな彼との生活を清算し、
「もうあなたのところには帰らない」と宣言して私のところに来てくれることを望み、
そして、謡子はすぐに決断できないとしても、
時間が私の希望をかなえてくれると信じていた。
謡子さんが生きてたときは、こんな感じだったらしい。。。
彼女の死後、多田チェンチェイが恨みに思って圧力をかけるのも
無理はないということなのか。。。
86 :
考える名無しさん:02/12/13 00:45
樫村氏は47か48才か・・・・
2ちゃんNAMスレの
根こそぎの解体
を狙って書き込んでいます。
お間違いのなきように。どうか。
88 :
考える名無しさん:02/12/13 12:20
89 :
考える名無しさん:02/12/13 16:33
今村編『資本主義』の文化担当で異様に濃い議論をしていたのが
樫村だった。聞いたことない人だったので、恥ずかしながら女
(しかし女にしてはこのガチガチの脳力―以下フェミニストの方に
配慮して略)かな?と思ったりもした。自分の専門領域ではないので、
しばらく忘れていたが、このスレを発見してまた異常に読みたくなった。
皆さんありがとう。
ところで、今や最後に近くなった希望の星、自分の尊敬する西谷修が
明治学院から外語大に転出したのは、単なる出世ではないのですか?
41氏のお話読んで怖くなったのでお尋ねした次第。
90 :
考える名無しさん:02/12/13 17:46
その愛子様のご本、内田樹のHPで貶されて多・・・・・
91 :
考える名無しさん:02/12/13 19:45
>>89 西谷の外大転出については、明学では悪評紛々だね。
>>90
愛子さまは樫村が作ったサイボーグといえるでしょう。出来は問わんが。
愛子さまはヨウコさまのお友達ね。
92 :
考える名無しさん:02/12/13 20:09
愛子タソに思音タソか・・・萌え(w
93 :
考える名無しさん:02/12/13 20:17
思音って2ch流に言うと氏ねだな
94 :
考える名無しさん:02/12/13 20:46
内田の評読んできたけど、そんなむずかしかったかなあ。
おれには物足りないくらいだったけど。
まあおれは樫村の論文かなり読んでるからだろうけど。
内田が樫村直接読んだら失神すんじゃねーか(w
95 :
考える名無しさん:02/12/14 09:00
『ストア派とアリストテレス・連続性の時代』いま読みマスタ。
精神分析にうといからその部分はあまりわからんかったけど、
内容濃いね。
一年のうち半年は予備校で教えてるってきいたけど。
今はフランスにいるよ。
100 :
考える名無しさん:02/12/17 14:21
え〜栄光出身なの?
この二人イエズス会の世界戦略に見事反逆したってことだね。
異端審問に呼び出されてもあなたなら大丈夫!
101 :
考える名無しさん:02/12/17 14:29
栄光佳代
やっぱ日本にも身分というものがあってだな、哲学板で常時上がってる
糞スレ見るとため息が出てくるわけよ。
102 :
考える名無しさん:02/12/17 14:35
ほんと鎌倉のザーマス階級と横浜のブルジョワ階級の
子弟が通うボンボン学校だからね。最近は知らんけど。
103 :
考える名無しさん:02/12/17 14:45
>>102 栄光はブルジョワ階級+インテリ階級でないと栄光にはなかなか入れません。
普通のザーマス階級ははじかれますよ。
ブルジョワ階級+インテリ階級でないと栄光にはなかなか入れません。
普通のザーマス階級ははじかれますよ。
105 :
考える名無しさん:02/12/17 14:51
この年代付近の京大生はけっこう凄いね
57年生まれが市田。55年が鵜飼。
調べたらもっといるかも
ごめん、当初「知的」という文字を挿入したが削除してしまった(藁
とにかく、極左理論(と括ってしまったらいけないが)を担う隠れたる
スターもやはりブルジョワ階級の出自ということが立派に証明された。
そういえばマルクスも弁護士の息子だったっけ。
107 :
考える名無しさん:02/12/17 15:58
保坂のHPに樫村との対談があるね。知らなかった。
109 :
107ではありませんが:02/12/17 22:44
108さんのご好意に感謝。
市田、鵜飼、樫村と揃い踏みすべき京大の現役は今誰なんですか?
京都帝大には残れないのはわかるんですけれど。
110 :
考える名無しさん:02/12/17 22:52
>>105 ちなみに鵜飼は開成。
市田はどこだろ?
やはりどっかブルジョワ進学校の出身で、
その反動で今に至っているような気がするが。
111 :
僻んですいません:02/12/17 23:02
樫村論から離れて申し訳ないが、吉見俊哉は教駒(現筑駒)。
体制が反体制を生み出すというのもある種の弁証法?
グラムシのヘゲモニー論はやはりなかなか説得力あり。
112 :
考える名無しさん:02/12/18 06:54
>>109 『マルクスの現在』に関わっている「とっても便利出版部」の人たちはどうかしら?
113 :
考える名無しさん:02/12/18 07:22
樫村晴香という哲学者知ってますか? わたしも知らないんですが、その人が,
フェミニズムのことを次のように言ってるそうです。「……それはひとことでいえば、
人間の存在をその価値や意味や未来によって決定するのでなく、その無価値さや無意味
さを含めた現在的存在において、まるごと肯定ないし受容しようとする思想といえよう」
と。
110さんへ
市田さんのフルネームを教えてください、調べます。
115さん、ありがとうございます
市田さんは北野高校出身
(大阪の公立進学校、有名OBに有働由美子)
117 :
ティンポ・チッサイーヨ:02/12/18 17:28
分子生物学者の福岡 伸一(京都大学助教)のゼミ生で、浅田彰を一人も知らない学年ってのが数年前にあったらしいね。
最近の京大ってどんな感じなの?
118 :
考える名無しさん:02/12/19 03:59
>>108 おもしろい。後の現代思想の対談とは別人のようだ。
ちゃんと保坂を主役扱いしてる。
119 :
考える名無しさん:02/12/19 04:48
世織書房から出版予定の本は延期。
別の本を構想中なのだそうな。
じらされるね。
じらされるとかじゃなく
ええーまじで延期かよお
これでまた革命が、革命の革命含め
十年遅れるう
121 :
考える名無しさん:02/12/19 19:05
もちろん世界からちょっと落ちこぼれた主体の場所、
というのは、他の作品でも見られるけど、
その場合は世界は主体に対して暴力的で、
その攻撃を反復強迫的に主体は抱え込んでいることが多い
−−この反復は大江健三郎とかだと著しいけど。
この樫村発現を受けて、浅田がアイクリで、「だからなんだというのだ」
と言ってたね。それで、大江の「憂いが夫」を褒めてたけど、
その論理でいったら、春樹の「カフカ」もほめるべきだと思うんだけど。
122 :
考える名無しさん:02/12/19 19:15
知りませんが、省略せざるをえませんが、絶対矛盾的自己同一のアナロジーで見当できるかもと思います。
このスレ見て気になったから、 今日図書館で「アインシュタインはなぜサイコロが嫌いだったか?」
って論文読んでみたけど、ダメだ。おれの頭じゃ到底理解不能なシロモノでした。
124 :
考える名無しさん:02/12/20 02:48
>123
あ、そうなんだ。どんな内容だった?大体でいいからさ。
125 :
考える名無しさん:02/12/20 20:56
>123
それと、「アトリエの毛沢東」はむつかしいから、嫌になるかも。
「人工知能」からはいった方がいい。
これは誰でも読める。
>125
「誰でも読める」はちょっと言い過ぎかな〜
樫村入門はなんといっても今村仁司編『ワードマップ資本主義』(新曜社)
の「文化」のパートだね。短い論考がたくさん読めて、彼の思考の骨格
が良く出ている。これを読んで漏れは断然ファンになった。これを読まずして
樫村を語るべからず、ってとこかな(まあ、ドゥルーズ論や大島弓子論もいい
けどな)。
128 :
考える名無しさん:02/12/21 13:19
つーか、樫村の文章そのものは
>>123 もそうだけど、露骨に読者を限定して
くる類の散文だからなあ。電波スレスレの危うさがある。
だからこそカルトな人気もあるわけだ。
130 :
purie:02/12/21 16:38
でも、紙面に余裕がある限りは、前提から結論まで本筋を略さずきっちり書いてくれるから
たとえ難解でも読み解き甲斐がある。
sage
>>130 そうだね。「電波」に見える人がいても、
実はむしろ「明晰さへの意志ゆえの狂気」だからね。
だからこそ、樫村の書く論文に惹かれる。限界ギリギリのところでやっている
感じがある。
133 :
Kurihara:02/12/21 17:31
岡崎さんの受け売りですね。
135 :
考える名無しさん:02/12/21 17:40
樫村>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>岡崎>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>大澤
保坂氏のHPで、
樫村論文の電子テキスト化を進めています。
特に、80年代の入手しにくいもの。
お持ちの方は、よろしければ、
電子ファイルにして、送ってください。
そしたらここで、勉強会ができますYO!
137 :
考える名無しさん:02/12/21 21:10
HPのどこにでてるんでしょうか。
つーか、いま募集してるの。
誰かが送れば、コンテンツができる。
わたしはGSのが読みたい。
それから、sage進行で。
139 :
考える名無しさん:02/12/21 21:49
gsのやつ、おくるかもしんないな、おれ
140 :
考える名無しさん:02/12/22 14:29
141 :
考える名無しさん:02/12/23 23:36
『ストア派とアリストテレス・連続性の時代』からの文章
「マルクスの『資本論』からラカンの『エクリ』に至るまで、数学あるいは数学もどきが、
世界を叩きつぶすヒステリー的言説から世界と戯れる口唇欲動にまで、少しずつ
分析・去勢されだしたのは、つい最近のことである。」
ここの文章てどういう意味なんすか。うまくてにをはが合わない気がするんすけど。
[てにをは]は合ってると思うんだけど、意味はわからない。
だれか解説して頂けませんか?
143 :
考える名無しさん:02/12/24 00:10
コンテクストと照らし合わせないと読解は無理。
で、この文章から言えるのは下記の通り。
まず主語が
「分析・去勢されだしたのは」、
述語が
「つい最近のことである」。
ここで検討すべきは
1・「数学あるいは数学もどき」というのは何か前後の文章から類推する
2・分析・去勢というはラカンの『エクリ』を受けていると思われる
3・ヒステリー的言説→口唇欲動という流れで思想が進んできたということ。
かな。
「何がわからないのか」をはっきりさせながら読みましょうとしか言えん。
>139
おくってよ、たのむよ〜
>141
これはねー、数学による、世界の一挙的な補足は、
他者からの贈与の一挙性による快感原則に駆動されてるということなんだねー
そしてそれが、人間的思考の根幹を規定していると言うことだねー
「資本論」が出てくるのはあのW-C-Wとかの数式が、
世界の一挙的補足を可能にすると、
だから柄谷は疑似無神論のヒステリーであると、
資本主義の世界を叩き潰す症候として数式が利用されてると、
で「絵クリ」なんかに出てくる数式は、口をぱくぱく動かしてる
快感だけのものであると、いうことだねー
詳しくは「アインシュタイン」よんでねー
145 :
考える名無しさん:02/12/24 01:24
意味なんだけど、そんなたいそうなことではない。
前後の文脈をみること、それと字義通りによむことにより、
つぎのようになる。すなわち、
ここでは、数学や数学もどきとは「連続性」つまり代数関数的延長(広がり)
の世界とその時代である理由をいみする。こうした世界観はけっこう新しく
マルクスなりラカンなりといっても少ない論者のくちからでてきたにすぎない。
とはいえ、後期ストア派の着想もそれであった。というまえおきがあったうえで、
マルクスの資本論(世界をたたき潰すヒステリー的言説)、
ラカンのエクリ(世界と戯れる口唇欲動) にまで、
数学又は数学もどき、
すなわち代数関数的世界観の現実への適用可能性 が
分析(ヒステリー的なものとして析出され)
去勢(別の本来の欲動が 口唇欲動として表出)
されだしたのはたかだかここ百年前後くらいからだ、
それは西暦やそれ以前という
歴史を見ればとても新しいことに過ぎない。
146 :
考える名無しさん:02/12/24 01:27
かぶりましたね。。
>>144さまの説明はわかりよいです。
おお、ご説明ありがたや。
>>145 「アインシュタイン」って何ですか?
著者名も教えてください。
ここでのアインシュタインとは、なにか。
過去ログをみて、りんく先に飛んでくれ。
樫村の論文の一つだから。
149 :
考える名無しさん:02/12/24 18:16
「退屈愚鈍なデリダの文章」に俺は萌えた。
デリダをけなしてる(批判してる)日本人を見たのは、
レヴィ=ストロース入門のほかにこれだけだ。
150 :
考える名無しさん:02/12/24 18:53
それってけなしてるの?
なんか文脈をみると違うような感じもするんだけどそうなんだ。
おおっ。みなさん丁寧に説明してくれてどうもです。
軽くあしらわれると思ったけど、このスレの住人は頭よくて親切ですね。
145ですが、まちがいがありました。
>代数関数的世界観 とあるのはまちがいでした。
この論文で言う「連続性」というのは、台数関数に還元できない
数学の適用性のこと、計量化可能性、数値化可能性、量的世界観といった
もののことで、この論文ではむしろ、相対性といったほうがいい気がします、
というのは、たとえば実践や知識の評価をめぐる議論ではその多寡が
とわれているからです。どうあがいてどうがんばってみても、これしかできないという
人間の個人差はあれども考えられる有限な範囲にあるという冷徹な認識こそが
問題になっている、、この論文は直接にはビンランディんらのテロに触発されて
論じられているので、より一層、人間の有限性や相対性が無力感を通奏低音としつつ
論じられているといっていいし、逆に批評空間ウェブにあるとおり、ビンランディんの怒り
を理解できるかもしれないがそれを適切に表象できるかというと怪しいといっているが
それはこの論文ではむしろアメリカへの怒りとして現れている感じです。
静かな怒り、アメリカのイラクなどへの怒りそれからアメリカへの怒り
世界のどうにもならなさへの怒り、そうした怒りとしてのマルクスやラカンの論述、
そういったもろもろの遺産への怒りを静かに湛えていました。
153 :
考える名無しさん:02/12/26 08:14
この馬鹿しばらく見ないと思ったら
こんどは東のとこから、ここのスレに引っ越してきたのか(藁
154 :
考える名無しさん:03/01/01 22:20
『ストア派とアリストテレス・連続性の時代』は、要約すると、
マルクス・アウレリウス>スピノザ。
樫村のアルチュセール論があるはずなんだけど(『流動』っていう雑誌の1980年7月号
「アルチュセール派イデオロギー論の研究」)、これはおもしろいらしい。
浅田彰が「アルチュセール派イデオロギー論の再検討」(『思想』1983年5月号)で
オマージュを送っている。だれか持ってる人いない? いたら、保坂氏のHPに送って
ほしいな。
(^^)
保全上げ
158 :
考える名無しさん:03/01/11 16:03
樫村の『資本主義論』嫁
159 :
考える名無しさん:03/01/14 13:47
保坂HPに樫村晴香コーナー設置。
偉大な努力に敬意を表します。
ありがとう。
私はこの話はネタかと思っていた。
(^^)
樫村晴香「汎資本主義と〈イマジナリー/近しさ〉の不在」:
www.meijigakuin.ac.jp/~inaba/votoms.htm
でも「超人」って実は難しいんですよね。実際のところニーチェ自身が
非常に悩んでいたみたい。いわゆる現代の「ポストモダン」思想において
ニーチェってのはヒーローなんですが、これについて樫村晴香さんという方が
面白いコメントをしています。
全員がツァラトストラのようになること。すべてを認識すること。しかし
これは〈いつかツァラトストラのようになること〉という神経症にかかると
いうこととして実現され、資本主義経済――権力をより加速するだろう。
つまり、--------continue----------->
164 :
考える名無しさん:03/01/25 13:06
>>162 樫村晴香「ドゥルーズのどこが間違っているか?」を引用した厨房論文
165 :
考える名無しさん:03/02/07 15:31
ワラ
166 :
考える名無しさん:03/02/26 07:13
保守
167 :
考える名無しさん:03/02/26 21:27
保坂の新刊のエッセイ集に現代思想の対談載ってたよ
凄まじいw
168 :
考える名無しさん:03/02/27 01:07
169 :
考える名無しさん:03/02/27 14:26
>>168 云えないですよね。
「講義」或いは「独演会」又は「神憑り」とか(W
170 :
考える名無しさん:03/02/27 14:37
ふと、朝日出版社のレクチャーブックスを思い出す味わい
171 :
考える名無しさん:03/02/28 12:33
>>170 お!確かに。
いつになるか判らん単著を待つより、樫村は、こーゆう講義スタイルのほうがいいかも知れない。
172 :
考える名無しさん:03/03/04 15:35
アルチュセール論掲載あげ
173 :
考える名無しさん:03/03/04 22:10
[2073] 外国人の日本語試験とその回答 投稿者:樫村晴香 投稿日:2003/02/24(月) 20:08:25 [返信]
問1:「あたかも」を使って短文を作りなさい。
答え:「冷蔵庫に牛乳があたかもしれない。」
問2:「どんより」を使って短文を作りなさい。
答:「僕は、うどんよりそばが好きだ」
問3:「もし〜なら」を使って短文を作りなさい。
答:「もしもし、奈良県の人ですか?」
問4:「まさか〜ろう」を使って短文を作りなさい。
答:「まさかりかついだ金たろう」
問5:「うってかわって」を使って短文を作りなさい。
答:「彼は麻薬をうってかわってしまった」
174 :
考える名無しさん:03/03/06 10:46
ドゥルーズをからかったネタか?ほんとにからかえてるのかは知らんケド。
175 :
考える名無しさん:03/03/07 14:08
確かに樫村の「ドゥルーズはどこが間違っているか?」
は
>>173のような着想からできているといっても間違いではない。
>>175そっか。あんがとね。
この議論は邦訳版「差異と反復」310頁あたりを読んでから考えると、なんか見えてきそうだね。
177 :
考える名無しさん:03/03/12 03:52
2chも既に風前の灯火というところかな
>>175 >>176 日本語を読めるからと言って樫村を読めるなどと勘違いすんなって(笑)。
178 :
考える名無しさん:03/03/12 05:37
樫村は対大衆的存在ではない。
いやまそうなんだけどな
180 :
考える名無しさん:03/03/13 00:39
つか、174もネタでしょ。
182 :
考える名無しさん:03/03/13 06:28
樫村萌え
保坂のエッセイ集買ってみようかな。
183 :
(´-ω-`):03/03/13 06:36
(^^)